「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2012年4月23日月曜日

丹沢の春   Spring of the Tanzawa area

20日の丹沢実習で
辺室山近くで、ミツバツツジは綺麗でした。
当日、山は霧雨模様でした。 
ヤマブキは何故か、山の中よりも林道脇などの日向の斜面に多く見られます。 
唐沢林道で、
この赤い粘菌は他の場所でも見られ、分厚く広がっており、剥すことができた。
林床には、木々の種子からの芽生えの二葉が出ていたが、それらはシカたちに食べられてしまうのだろう。春なのに林床が萌木色していないのが残念だ!

2012年4月22日日曜日

テン糞から出てきた骨片 Bones and teeth included in marten scat

4月16日の野生生物探検隊で:
パラボナアンテナと土肥大杉跡入り口の間の椿ライン道路で採取したテン糞から出てきた骨片を調べた。
ネズミ科切歯が上に並んでいる。
上の切歯が下顎の切歯であり、下の短いのが上顎の切歯である。
左に頭骨の破片が、中央に臼歯、その下の方に左の側頭骨がる。さらに、尺骨の一部等がある。
中央にある臼歯を拡大すると、これは右の下顎の臼歯であり、
ネズミ亜科の動物の臼歯であることが分る。
ネズミ科の下顎の歯式は1・0・0・3であるので、この臼歯の3列の歯冠の長さは4.2ミリある。
手持ちのアカネズミの臼歯の歯冠の長さは4.1ミリある。
これらの事から、パラボナアンテナ付近に棲むテンはアカネズミを食べたということがわかる。 
下の臼歯は右上顎の第三、第二臼歯だ。 
アカネズミの毛が多数入っていたが、赤褐色ではなく、灰黒色のものだったのは内毛なのだろう。
テンはアカネズミは頭はバリバリ噛み砕いて食べてしまうのだが、さすがに歯は残る。
これからのテン糞はしばらく小型哺乳類や脊椎動物などの食物に移行していき、イチゴやヤマグワの実がなりだす時季までしばらくこれらの肉食をしなければいけないのだ。

2012年4月21日土曜日

テン糞やタヌキ糞の違い The difference between scats of racoondog and marten

野生生物探検隊で採取したテンとタヌキの糞
10:55、テン糞、パラボナアンテナと土肥大杉の間の椿ライン道路で、
テン糞:小哺乳類の毛多数、及び頭骨片(分析中)
 14:55、テン糞、白銀林道からアナグマをみた沢の石の上で、
小哺乳類の毛(ネズミ?)とサワガニの足の先一つ
 11:22、タヌキ糞、土肥大杉跡から白銀林道へのハイキング路で、
イヌツゲの種子多数、節足動物の脚と外骨格、小動物の毛少し 
13:10、タヌキ糞、ハイキング路で、
マメガキの種子を噛み砕いたようなもの多数、節足動物の脚、翅、サワガニの脚、小動物の毛少し
以上のように、11:22のタヌキ糞からは多数のイヌツゲの種子がでてきたが、タヌキたちも動き出した土壌動物やサワガニを食べ始めている。
テンは、動き出した小哺乳類をエサにしていることがわかり、テンにおいては冬季の乾燥した果実食いが終わったようだ。

春の丹沢実習

昨日は、土山峠から辺室山・物見峠・唐沢林道・煤ヶ谷と歩いた。
霧雨模様のハッキリしない天気であった。
ミツバツツジ、ヤマブキ、マメザクラやヤマザクラが咲き春の山を楽しんだ。


全員が動物を見れなかったものの、数名がタイワンリスを見たり、カモシカの写真を撮ったり、シカに出逢ったりした。また、面白いほどシカ、カモシカ、イノシシの毛が落ちており、冬毛が抜け落ちる時期であることがわかった。また、テンやタヌキ、サル糞も春の様相を示していた
全員歩き通すことができたのが何よりの収穫だ。
来週はもう少し距離を伸ばしても皆歩けるだろう。

2012年4月20日金曜日

湯河原でも見つけた! A Vole has eaten leaves of conifer?

「白雲ノ滝」を過ぎて間もなくハイキング路状にモミの葉がまとまって落ちていた。
このようなモミの葉がまとまって落ちていることは4月8日にアップした
この時は、下の写真の何倍もの量の葉が落ちていた。
今回は、ハタネズミがモミの小枝の樹皮食いをしたものだと本に書かれていたので、
楊枝状になったものを探した。
あった!が、ぼくが見た本の齧られた小枝の状態とは違う。
これはただ、葉が取れているだけだ。????。
探す! 
無い!
が、下のような状態の小枝が落ちていた。
葉は簡単に取れるものではない。この小枝は葉を一枚持って持ち上げることができる。
なのに、この写真のように葉が剥ぎ取られているのだ。
だれかが葉をとったのだ。
で、何をしたのだろう?樹皮を齧ったわけではない。葉の根元だけを食べた? 
どうも、良く分らない。
助けて下さい!
子供の頃、ヤマブドウを見つけると葉を葉柄ごともぎ取って、赤みがかった葉柄の根元をしゃぶって味と汁を楽しんだものだ。そんなようには落ちた葉はなっていない。
分らない!何をしたのだ?

今日は、専門学校の今年初めての丹沢実習だ!雨がふりそうだが、このまま持つことを祈りたい。

2012年4月19日木曜日

リスorネズミの食痕? Cones of conifer fed by a squirrel or a vole.

土肥の大杉跡を下っているとき、見つけたモミの果実の食痕。
もう、1メートル四方くらいの広さにモミの実の鱗片がごっそりとかたまってあった。
エビフライが可愛らしく落ちているという感じではない。
表現が悪いが、まるでタヌキのタメ糞状態のようにモミの鱗片やカニのハサミの揚げたもののようなエビフライとは程遠いものが落ちている。
こんな大きなモミの実を食べている途中のものだ。 
下の大きな岩三個の上が食堂のテーブルのようなものだ。 
ストックの長さから、その範囲が広いことがわかる。
大きな岩の上はもちろん、岩陰にまでモミの実の鱗片がたくさんある。
モミの実が一個そのまま置かれている。
エビフライ状のものを並べてみた。 え
これもやはりリスの仕業とにらんだ。
岩の周辺に幾つかモミの実が転がっていた。それらの多くは腐っているものだった。
さらに、この周りの林床にはモミの実がすっぽり入る穴がある。
モミの実を貯食した穴なのだと思った。

ハタネズミだと同じ場所にこんなにも大量のモミの実を食べる内に世代が変わっているだろう。
リスなら一頭のリスでもこのくらいの食痕を簡単に残せるだろう。
上の写真に撮ったカニのハサミのフライ状の食痕を採集してきたのだが、みなさんと出会った時にすっかり忘れてしまっていた。

2012年4月18日水曜日

イタドリを食べる  How to eat Jap.knotweed!

広河原から天昭山神社野猿公園跡まで道沿いをイタドリを採りながら歩いた。
まだ、細い。白銀林道では太いのがあった。
これは、やまぼうしさんから伝授された方法で食べることにする。
昨夜、はっと!気が付いて冷蔵庫からイタドリが入ったレジ袋を取り出し。
皮を剥く、1日経ったせいか剥きづらいので、ナイフの刃を当てて剥く。
下部からより上部から剥いた方が剥けやすい。
2、3センチに切って、水洗いしボールに容れて熱湯を注ぐ。
今朝、水を切ってザルにあける。
中華鍋に油をひき、ザーと炒める。唐辛子、砂糖、醤油で味付け。
まー、イタドリのキンピラだ!
これが、旨いのだ。今夜はこれを肴で呑む!

奥湯河原・白雲ノ滝・椿ライン・土肥の大杉跡・白銀林道

一昨日のコースを写真とともにお知らせしたい。
湯河原駅前に奥湯河原行のバス停がある。10分から15分間隔で出ている。
パスモが使える。パスモを利用する場合は乗る時にカードを読んでもらう。
20分もしないで奥湯河原の終点に着く。
バスが登ってきた道路をそのまま登る。
10分くらいで広河原に着く。
そのままま行くとパークウエー道路(下の写真の左の道)になる、。
ぼくらは最後の割烹旅館を左に見て、右に折れる。
そのコーナーに天照山神社と白雲ノ滝の道標がある。
尚、道標や地図や神社にも天照神社となっているが、この神社を作った飯田さんは
昭和に造った神社なので、天昭山と昭和の昭を使っていた。
代が変わって天照になっている。
ここから300メートルくらい舗装された道だが、それ以降は未舗装だ。
下の道を登るのだ。
左に流れているのは藤木川で、正面の山を越えていく。
ここは広河原だ。
この一本道を藤木川に沿って歩いていくと、コンクリートの10メートルにも満たない橋を渡り、
まもなく、砂利が敷き詰められた車の10台はゆうに停めることができる「駐車場」がある。
そこに簡易トイレがある。
そこの鳥居をくぐると、もう幅60センチくらいの山道になる。
「天照山野猿公園跡」を左にみて、スギ林の中の細い山道を行く。
左がわに藤木川が流れ、斜面につけられた崩れそうな道を行くと、
藤木川を渡る丸太の橋が架かっている。ここで、一息ついて水を汲むのも良い。
ここまできたら神社まではもう少しだ。
スギ林の中を九十九折に続く道を登り切ったら、ちょっと広い平な道になる。
右に行くと「去来の滝」、左に行くとすぐ神社の鳥居が出てくる。
神社でお参りをして、5分くらい休むと良い。
ここで手を洗い、水を飲むことができるのだが、大雨や強風の後は壊れてしまって水が出ていないこともある。周りのスギの木はムササビの巣穴となっている。また、神社の屋根裏にもハクビシンが出入りしている穴があけられている。
さぁー、神社から12、3分もゆっくり登っていくと「白雲の滝」だ!
ここからさらに急坂になるので、上着は脱ごう。
白雲の滝をながめた後、右に左に曲がる急な道を20分くらい登ると「椿ライン道路」に着く。
ここから、舗装道路をあるくことになる。車に自分の存在を示すように歩く。
ヘアピンカーブを右に曲がると左側の山側斜面はコンクリートの法面になっている。
ぼくらが天昭山群のサルを追っている時、バブーンクリフと名付けていたところである。
右に海を遠くに臨みながらあるいているとパラボナアンテナが見えてくる。
椿ライン道路をあるいて30分で、パラボナアンテナ(レーダー局前)のバス停に着く。
土肥の大杉入り口まではもう少しだ。
この辺りはハコネマメザクラもまだ蕾だ。
パラボナアンテナをすぎると10分もしないで下の土肥の大杉の碑があるとことに着く。
この前に、乗用車なら2台駐車可能だ。
下ること10分で、大杉跡である。
分り良い道である。
休む場所が無いので、そのまま下る。
スギ林の中の道をどんどん下る。沢を3度くらい渡る。
ともかく、想像以上にしっかりした道である。
以前は大変な道であった。幕山公園ができ、白銀林道が整備されたために多くのハイカーが利用していることが伺える。
土肥の大杉跡から1時間半もあれば林道にでられるだろう。
ぼくは、タヌキ糞を2ヶ所で採集したり、お昼にインスタントラーメンを食べたり、大量のモミの実のリス?ネズミ?食痕を調べたりしたので、2時間くらいかかった。
さまざまな花にも巡り合えるコースである。
秋はサルナシの実も食べられそうだ。
上は白銀林道の土肥の大杉への道標である。
ここから登って、大杉跡を見て椿ラインに出て、バスに乗り、天照山神社口で下車して
そこから奥湯河原まで歩いていくのも面白いだろう。

さあー、今日は日吉だ。

2012年4月17日火曜日

アナグマだ! A badger is approaching!

昨日や野生生物探検隊の突然の集まりがあった。
ぼくは、奥湯河原から、広河原、天昭山野猿公苑跡、天昭山神社、白雲の滝、
土肥の大杉跡、白銀林道と歩く(下記の地図、GPSの軌跡)。
椿ラインを歩いていてパラボナアンテナを過ぎて間もなく、新しいテン糞をみつける。
土肥の大杉跡を目指し、予想外に立派なハイキングコースを下る。
タヌキのタメ糞やモミの実の食痕、沢で山菜入りのラーメンを食べ白銀林道に着く。
このコースは誰もが迷わずに歩ける立派なものだった。
途中、70歳は有に越えた3人連れのハイカーに出会う。
沢には橋が架かっていないので注意してくださいと言われる。
こちらが一人でザックを担いでいるので、大丈夫かな?と思われたようだ。
ヤブコギを覚悟していたので、あまりにも楽コースで少々気が抜ける。
このコースではチャルメルソウが沢の度にいっぱい咲き誇っているし、3ヶ所に白い花のミヤマカタバミの群落があった。
クサイチゴ、モミジイチゴの白い花も目についた。

林道を歩いていると、沢側斜面のヤブが風もないのにおかしな動き、アナグマだ!
鼻を地面につけながら次第にこちらに近づいてくる。
まったく、こちらに気づかない。
こういうアナグマとの対面は2度目だ。
新芽が膨らんできたり、新葉が展開してきたヤブが邪魔だ。
身を乗り出して再び撮る。
林道に顔を出し、こちらをじっと見る。ぼくとの距離は4メートルも無い。
動画に切り替える。が、バリバリバリという車のタイヤが砂利を押しつぶしながら来る音がする。
アナグマはそれでもぼくを見ている。バリバリ音がすぐ側にきて、大きな黒い乗用車が目の前を通りすぎる。
アナグマはゆっくり沢の上流の斜面に歩いていく。
動画にしたのが良くなかった。何故かアナグマはまったく写っておらず。車が通り過ぎるのが写っているだけの動画だった。大失敗だ。

まもなく、take隊員の車がやってくる。なんと、GPSの記録で確かめるとアナグマがいた沢にぼくらは入ったのだ。
湯河原は、さすがに丹沢とはちがって一足も二足も早く春がきている。
山菜としてイタドリも収穫してきた。やまぼうしさんに教わったやり方で食べるつもりだ。
あー、今日、明日と学校だ。

2012年4月16日月曜日

野生生物探検隊

今日は、野生生物探検隊の集まりが突然あった。
アナグマに会い、山菜を採り、テン糞やタヌキ糞を拾い、最後は、take隊員が釣った魚で宴会になる。