「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2021年2月23日火曜日

昨日出逢った4種類のチョウ Four kinds of butterflies I met yesterday

 昨日伊勢沢林道で見たチョウは4種類だった。一番多く見たのがテングチョウでこれはオスとメスがじゃれ合うように温かい日差しの中を飛び回っていた。ルリタテハはこの1頭だけ、キタテハは2度出逢い、キチョウは写真と撮った1頭だけだった。

タテハチョウ科のチョウは翅を広げてくれるので、そこを狙うがテングチョウ(これはタテハチョウ科ではなくテングチョウ科)は割りと簡単に広げてとまってくれる(図1)。

あ!ルリタテハだ!と思いそのチョウ姿を目で追い、停まった処の位置が悪い、それでも翅を広げようとするところを撮ることができた(図2)。

キタテハは翅を広げてくれたところを上手く撮ることができず(図3)。苦労した。ぼくでは同定が出来ないので、SAさんにTeamsで訊いた。キチョウ(シロチョウ科)もSAさんに訊いたら「そのままの純粋なキチョウです」と返事をくれた(図4)。

図1. テングチョウLibythea celtis 

図2. ルリタテハKaniska canace

図3. キタテハPolygonia c-aureum

図4. キチョウEureema hecabe
昨日は温かかったので、成虫で越冬していたチョウたちが飛び出したのだ。今日は少し寒いのでまた風の当たらない葉陰に隠れていることだろう。SAさんによればキチョウも成虫で越冬するようだ。そう云えば子供の頃物置の内部の壁に停まっていたキチョウを非常に不思議に思ったものだ。









2021年2月22日月曜日

1ヶ月振りの自然探索  The natural search for the first time in a month

 今日は、1月14日以来の山道歩きをした。伊勢沢林道を歩いた。昨夜から準備していたが、目覚めたのが6時半、もうびっくりしてあたふたしていると娘が「これから行くの?」っと云う。車のフロントガラスは昨日洗ったし、明日は祝日なので、今日行くよりない。水曜日は「手もみサロン」だ!

案の定、凄い渋滞だ。でもそれを知っていて出かけてきたので、イライラせず流れに任せる。9時17分に奥野隧道の鳥屋側に車を置く。晴天で風もなく、なんとなくウキウキした気持ちだ。歩いて行くと水沢橋の方で大きな音が聞こえる、工事が始まっているんだ(図1)。

図1. 工事中
ここばかりでなく、もう林道では1ヵ所道路が陥没している。そこの工事が始まるのは3月下旬以降か!
テングチョウのオスとメスが絡み合って飛び廻っている。止まるのを待って撮る(図2)。
図2. テングチョウLibythea celtis
ジィンチョウゲ科のナツボウズの花が咲いている(図3、3’)。
図3. ナツボウズDaphne pseudomezereumの花
図3'. ナツボウズの蕾
テングチョウの他に2種類のタテハチョウ科のチョウとキチョウが飛び回っていた。カナヘビを3度も見たがトカゲは見なかった。当初の予定は伊勢沢林道から奥野林道に移って松茸山に行って戻るつもりだった。が、左の股関節が重苦しくなったので、音見沢橋を渡らないでそのまま進みヘアピンカーブの所でブランチを食べて帰ってきた。

2021年2月19日金曜日

スローロリスとニホンザル:霊長類の分類6 狭鼻小目と広鼻小目の歯式の違い The differences of dental formula between Catarrhini and Haplorrhini

 真猿下目の中でアジア・アフリカに生息しているニホンザル、キンシコウ、テナガザル、チンパンジーの切歯i・犬歯c・前臼歯pm・臼歯mの歯の並び方(これを歯式と云う)は、上顎も下顎も2・1・2・3である(図1&2)。真猿下目のサルたちは私たちヒトと同じ歯式を持つ。

図1. ニホンザルMacaca fuscata♂上顎の歯式
図2. ニホンザル下顎の歯式

ここで、哺乳類は魚類や両性・爬虫類とは違って、切歯、犬歯、前臼歯、臼歯と異なった形の歯をしている異歯性の動物である。しかし、魚やカエルやワニは同じ形の歯を持つ同歯性の動物だ(図3,4)。もちろん、例外がある。
哺乳類の基本的歯式は上下とも3・1・4・3である。中心からi1,i2,i3・c・pm1,pm2,pm3,pm4・m1,m2,m3と表す(図6)。イノシシは上下とも哺乳類の基本的歯式を持つ。ニホンザルの切歯は2本で、前臼歯は2本である。切歯はi3が消失し、前臼歯はpm1とpm2が消失してしまったのである。ニホンザルと同じ歯式のヒトは3番目の臼歯(親不知)が消失しそうである。面白い事に切歯が消失する場合は外側のi3から始まり、前臼歯の場合はpm1の前方から消失し、臼歯の場合は奥から無くなる。
尚、切歯とは前顎骨から出る歯であり、前臼歯とは上顎骨から出る歯で生え変わる歯、臼歯とは上顎骨から出る生え変わらない歯である。犬歯とは前顎骨と上顎骨の境目に出る歯である。
さらに哺乳類の歯では、基本的歯式の本数以上に増えることは無い。つまり、切歯は4本や5本にはならないし、前臼歯も5本や6本にはならない。しかし、本数が減る事は普通にあり、ゼロになることもある。アカネズミやクマネズミの上顎の歯式は1・0・0・3だ。切歯はi3、i2が消失し、犬歯や前臼歯も消失している。あるいは、シカやカモシカの上顎の切歯は無い。
最近貰ったパラワンセンザンコウには上下の歯が一本もない。https://tanzawapithecus.blogspot.com/search?q=%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B6%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%82%A6
図3. ブラジルカイマンPaleosuchus trigonatusの頭骨
TCA 専門学校で
図4.ブラジルカイマンの上下の歯

図6. イノシシ♀の上顎の歯式
図7. イノシシの下顎の歯式
さて、リスザルなどの広鼻猿の上顎の歯式は、2・1・3・3だ。第三臼歯が抜けて無くなっているが、2本の歯根の痕が分かる(図8)。下顎も同じだ(図9)。リスザルなどのオマキザル科やクモザル科のサルは上下とも2・1・3・3であるが、オマキザル科のマーモセット亜科のマーモセットやタマリンは上下とも2・1・3・2という歯式である(図10,11)。図10の最後位の第二臼歯は第一臼歯より小さくなっているので、将来はこの第二臼歯を消失する可能性ががる。
図8.リスザルの上顎の歯式
左右の第三臼歯が脱落している
図9. リスザルの下顎の歯式
右第一前臼歯が消失している
図10. ワタボウシタマリンSaguinus oedipusの上顎の歯式
 Animal Diversity Webから
図11. ワタボウシタマリンSaguinus oedipusの下顎の歯式 ADWから

手持ちのリスザルの左右の第三臼歯が欠落したのは歯根が浅かったからであり、広鼻小目のサルたちは、臼歯が3本から2本に移行しつつあるようだ。

2021年2月18日木曜日

山茱萸サンシュユの花  The flowers of Shan zhu yu

昨日、近くの知人の家に行った。そこの庭にまるでクスノキ科のアブラチャンかダンコウバイの花のように葉が展開する前に小さな黄色の花をつけている木があった。風が強く枝が揺れるので、枝を持って撮った。クスノキ科の花ではなくミズキ科のサンシュユCornus officinalisであった。
サンシュユの花

この花を見ていて思い出したことがある。それは、キンシコウ調査で寝泊まりしていた秦嶺山脈の麓にある玉皇廟村の楊さん家の前にたくさん植えられていた山茱萸の木だ。まだ寒く山には雪が残っているのに黄金に輝くような花を咲かせ、夏には赤い実となり、その実が摘まれて前庭に敷かれた筵の上に干されていた光景だ。遠い昔に目に焼き付いた思い出ように思えるが、つい十数年前のことである。
 

2021年2月16日火曜日

スローロリスとニホンザル:霊長類の分類5 狭鼻小目と広鼻小目の頭骨の違い  The skull differences between Catarrhini and Platyrrhini

さて、真猿下目のニホンザル、キンシコウ、ゴリラ、リスザル、クモザルは狭鼻小目と広鼻小目のサルに分けることができる。

狭鼻小目のサルはアジア・アフリカに生息し、広鼻小目は中・南米に生息する。だから、ニホンザルやキンシコウ、ゴリラは狭鼻小目になり、リスザルやクモザル、ヨザル、ティティ、タマリンなどは広鼻小目になる。この両小目の違いは、鼻の穴が鼻の両脇にあるか真下にあるかの違いである。ニホンザルなどの鼻の穴は鼻の真下にあるが、リスザルなどは鼻の両脇に鼻の穴がある。ネットで見て!さて、この小目の頭骨の違いはどんなものだろうか?

手持ちの広鼻小目の頭骨はリスザルだけしか持っていない(図1)。違いは歯式以外、はっきりしない。歯式の違いは次回にアップしたい。

図1. リスザル(小)とニホンザル(大)の頭骨

南米ペルーの奥地のアマゾンの源流域に入った専門学校の教え子のM.Nさんから2012年に添付ファイルで送られてきたアカホエザルAlouatta seniculusの丸焼きがある。ここでは、森に棲む野生動物は全て食糧として扱われているようだ。
アカホエザルの頭骨
下顎の下にあるのは薄い袋状になっている共鳴袋
ホエザルには声を共鳴させて森中に声を響かせる
ホエザルの毛を焼く
丸焼きにして内臓を取ったアカホエザルを持つM.N(右)さん

”小さなネズミのような野生動物を食べる時は、アジアやアフリカでもそのままで先ず焚火などで毛を焼き切る。その後、内臓を取ってからそのまま身体を叩き切る。そのため、スープの味に毛が焼けた臭いが付き、ぼくはどうしても好きになれなかった。動物蛋白を摂るために無理して食べた。” こうすることで、皮も肉と一緒に食べられる。ここアマゾン源流域の奥地でも野生動物を同じようにして毛を焼いてから解体している。

2021年2月15日月曜日

ジンチョウゲが咲き出した!   Winter Daphne has begun to bloom!

庭の梅の花が散り、壁際に植えられているピンクのジンチョウゲの花が咲き出した。毎年、2月の上旬に咲き出す。しかし、時季は一週間くらいのばらつきがある。これは日照時間と気温が影響していそうだ。白花のジンチョウゲはまだまだ蕾だ。  

1.ピンクのジンチョウゲDaphne odora

部屋に吊り下げていたミニカトレアの花が咲いている(図2)。下に蕾が二つ落ちている。ツチバッタが花茎を食べたのだ。採って花茎を伐り戻してやりお猪口に挿した(図3)。上手く咲いてくれるかな?昨夜は枯れたデンドロの葉を食べていたので、まさか柔らかい花茎を食べるとは?外が温かくなったので3月になったら屋外に放そう!

図2.咲いたカトレア
図3.花茎を齧られた蕾

つい1ヶ月前までは生きる気持ちも失われる程に落ち込んでいた左股関節の痛みもなくなった。今では左臀部に少し重苦しい感じが残るまでに回復した。整形外科では腰部脊柱管狭窄症による座骨神経痛ということで治療もされなかった。それが、手もみに通っていらい電気が走るような痛みはなくなった。この手もみにはしばらく通おうと思っている。早く山歩きをしたいが、階段の登りの時に左足を上げる時に臀部が重苦しい。

2021年2月13日土曜日

スローロリスとニホンザル:霊長類の分類4 メガネザル下目と真猿下目の頭骨の違い The skull differences between tarsiiformes and simiiformes

 曲鼻猿亜目のスローロリスの頭骨の眼窩がマングースや有蹄類、さらにはハイラックスなどの哺乳類の頭骨に似ていることは分かった。

では、次に直鼻亜目はニホンザルやゴリラ、クモザルなどの真猿下目とメガネザル下目に分かれるが、この下目の違いは頭骨ではどこにあるのだろうか? 下の図1を見てもらおう。メガネザルの眼窩は頭骨の半分くらいにもなり、正面からでは眼窩輪が大きく頭骨を全体を覆い隠す、左右の歯列が第一切歯を頂点とする2等辺三角形(V字状)になるように並ぶことである。さらに云えば第一切歯が犬歯よりはるかに長いことが上げられる。

図1. メガネザル下目メガネザル科のメガネザルTarsius sp.の頭骨 Animal Diversity Webから
しかし、真猿下目のサルは、眼窩の大きさは頭骨全体の3分の1にも及ばなく、眼窩輪も大きいが頭骨を覆いつくすほどではない(図2,3,4)。さらに底面から見た歯並びはU字状であり、左右の犬歯からの臼歯が平行に並んでいる(図5)。
図2. 真猿下目のニホンザルMacaca fuscata(大)とリスザルSimia sciurea(小)の頭骨正面から
図3. 上面から
図4. 側面から
図5. 真猿下目の リスザルSimia sciurea(小) ニホンザルMacaca fuscata(大) の頭骨底面から
以上をまとめると、直鼻亜目はメガネザル下目と真猿下目に分かれるが、頭骨の違いはメガネザル下目は眼窩が頭骨の半分くらいにもなり、正面からでは眼窩輪が頭骨全体を覆い隠すほどである。さらに、V字状の歯並びをしている。しかし、真猿下目では眼窩は全体の3分の1若であり、歯並びはU字状となる。

2021年2月11日木曜日

スローロリスとニホンザル:霊長類の分類3 曲鼻亜目のスローロリスとマングースや有蹄類の眼窩は同じ   The eye-socket of slow loris is same as mongoose and ungulate

直鼻亜目のニホンザルは眼窩と側頭窩は分離しているが、曲鼻亜目のスローロリスは分離していないと前回話した。側面からみると分かるだろうと思った。が、図1ではピンが外れているのでよく分からない。で、図2にスローロリスだけの側面からの頭骨を示した。朱色の紐を側頭窩から眼窩に通した。これで眼窩と側頭窩には境になる骨がないことが判る。
図1. スローロリスとニホンザルの頭骨左側面から
図2. スローロリスNycticebus coucangの頭骨左側面から
スローロリスと同じように霊長目以外の哺乳類の食肉目のマングース(図3)や鯨偶蹄目のシカやカモシカも眼窩輪が形成されているが、眼窩と側頭窩の境を仕切る骨はない。
図3.マングースHerpestes auropunctatus左♂、右♀の頭骨左側面から
前頭骨頬骨突起(後眼窩突起)と頬骨前頭骨突起が縫合して眼窩輪が形成される(黒線で囲った部分)
図4.ニホンジカCervus nippon♂の頭骨左側面から

図5. ニホンカモシカCapricornis crispus(性不明)の頭骨左側面から
霊長目以外の哺乳類で眼窩輪が形成されるのは、手持ちの動物では、上記の3種以外に鯨偶蹄目の動物を除くとアフリカでぼくのマハレのチンパンジーの仕事を手づだってくれたドイツ人から貰ったハイラックスの仲間の頭骨がある(図6)。ハイラックスは不思議だ!何が不思議かと云えば眼窩輪が形成されているものがいれば形成されないものもいるのだ。このハイラックスについては別の機会にアップしたい。
図6. キノボリハイラックスDendrohyrax arboreus

昨日で、専門学校が終わった。今年度はコロナ禍の中で、初めての動画作りやZoomでの対面授業とオンライン授業などがあり、後者は操作に慣れない内に終わった。どうもこのオンラインと対面をセットにした授業が来年度も続きそうだ。PCと違う操作方法の学校で使うiPadの使い方をマスターしたい。
今日は、これから6回目の指圧(そこでは手もみと看板を出している)に通う。1月14日に鐘ヶ岳に登ってから、左股関節が電気が走ったように痛むので翌日整形外科で腰部脊柱管狭窄症と診断されたが、薬も治療もなかったので、暗澹たる気持ちになった。が、「手もみ健康増進サロン」に通うようになって、今では、50メートルくらいならゆっくり走れるまでに快復してきている。問題は脊柱管狭窄症よりもぼくの筋肉の強張りだと諭された。その手もみ師は女性の中国人で、中国の外科医師の免許を持っており、旦那さんは内科医で筑波大に留学していた。その為、何故痛むのかを神経系、血管系、筋肉配置の西洋医学の面から解説してくれるので納得だ。電気が走るような痛みが1ヶ月もしないで消失したのは信じられないくらいだ。とにかく今まで筋肉を使いっ放しだったので、オバーホールして、バージョンアップした身体で山を歩きたい。それまではもう少し我慢だ!

2021年2月7日日曜日

スローロリスとニホンザル:霊長類の分類2 曲鼻亜目のサルの眼窩はマングースやシカと同じ。 The orbita, eye-socket, of Strepsirrhine is same as deer and mongoose.

 さらに真猿下目はニホンザルやゴリラ、キンシコウなどのアジア・アフリカに生息する狭鼻小目とリスザルやクモザルなどの中南米の広鼻小目に分けられる。 

図1. 狭鼻小目(緑色)と広鼻小目(赤色)の分布

さて、ぼくが持っているサルの仲間の頭骨は、スローロリスを除いて他は全て直鼻亜目のサルたちのものである。頭骨を含む全骨格が揃っているのは、スローロリスとニホンザルだけである。

曲鼻亜目ロリス下目のスローロリス♂と直鼻亜目ニホンザル♂の頭骨を図2にしめした。両者の明らかな違いは眼窩である。直鼻亜目では眼球は、壷状の眼窩で覆われ、側頭窩と分かれるが、曲鼻亜目では眼窩と側頭窩が一緒になっていて骨によって分けられていない。

図2. 曲鼻亜目(左)と直鼻亜目(右)の頭骨正面から 
スローロリス(左)、ニホンザル(右)
図3のカイネコの頭骨からも判るように、曲鼻亜目のサルの頭骨はカイネコのものと大差ない。カイネコは曲鼻亜目のスローロリスのように前頭骨頬骨突起と頬骨前頭骨突起がつながらないが、マングースやシカ、カモシカではスローロリスのようにつながって眼窩輪が形成されている(次回にでもアップ)。つまり、曲鼻亜目のサルはかって原猿亜目として分類されたように、眼窩と側頭窩に関しては霊長類以外の哺乳類の特徴を備えているのだ。
図3.カイネコの頭骨正面から
①:前頭骨頬骨突起(後眼窩突起)②:頬骨前頭骨突起

2021年2月6日土曜日

スローロリスとニホンザル:霊長類の分類1  Slow loris and Japanese macaque: The systematics of primates1

生物系統分類は最近30年間の目覚ましい遺伝学的な分子系統学研究によってさまざまな事が明らかになった。霊長類(目)は曲鼻亜目と直鼻亜目に大きく分けられる。

曲鼻亜目のサルはアフリカ大陸に生息するガラゴやポトや東南アジアからインドに生息するスローロリス のロリス下目とアフリカ大陸の南東に浮かぶマダガスカル島に生息するワオキツネザルやシファカ、アイアイなどのキツネザル下目とアイアイ下目である(図1)。

図1.曲鼻亜目の分布 動物大百科3・平凡社を改変
橙色:ロリス下目 緑色:キツネザル下目とアイアイ下目

直鼻亜目は、ニホンザルやゴリラ、リスザルやクモザルなどのサルらしいサルの真猿下目(図2)とミンダナオ島と周辺の島々、スラベシ島、カリマンタン、スマトラ南部に生息するメガネザル下目(図3)に分けられる。

図2. 直鼻亜目の真猿下目の分布(緑色部分)動物大百科・平凡社を改変

図3. メガネザル下目の分布(赤色部分)

2021年2月3日水曜日

もう河津桜が咲き出した! The Kawazu-zakura has already begun to bloom!

 先ほど、散歩から戻ってきた。この2,3日温かいので、河津桜の蕾は膨らんできているかな?っと見たら何と一本の木には10個くらい花が咲いていた。温かいせいか散歩している人たちが多い、公園にも小さな子連れの母親たちが日なたに多く見られた。しかし、皆、マスクをしている。ぼくは外を散歩しているのだからマスクを外して歩きたい。ついこの間まではマスクを外して歩き、他人とすれ違う時にタオルハンカチで口元を押さえた。咳が出る時はもちろんハンカチで押さえる。

ぼくが歩く山なら他人と会うことは殆んど無いのでマスクは必要ない。あー、早く山を歩けるような身体になりたい。

河津桜Cerasus x kanzakura'kawazuzakura'

2021年2月2日火曜日

我家の白梅が満開だ! The white Japanese apricot in our yard is in full bloom.

昨夜からの雨が止み、お日様が出て庭の梅の花が元気になったような気がする。この梅の枝に下げているフウランやカヤラン、ヨウラクランはそれこそ葉に元気を取り戻したようだ。しかし、まだまだこれから寒い日がくるのでそのままじっとしていてもらいたい感じもする。
Prunus mume
今日は節分だ!釧路で生まれ育ったぼくにとっては、この日に庭のスイセンやウメの花が咲いている状態を釧路に住んでいる兄妹ばかりでなく、釧路の人たちに見せてあげたい。釧路は、まだまだ地面は氷のように固い根雪に覆われていることだろう。根雪が融けるのは3月に入ってからだ、地面の氷をツルハシで割って日向に出す。そんな大人たちの作業が目に浮かぶ!
満開の白梅