「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶 ガザ・ウクライナに平和を!


2026年6月28日日曜日

風蘭の香りが漂う部屋 The fragrance of Fuuran orchid, Newfinetia falcata, float in rhe room.

 台風が7,8と連続して来ると云うのでデンドロの一部の鉢を室内に取り入れ、フウランの一鉢も部屋に取り入れた。午後になると部屋の中はフウランの香りで満たされ、寝ている2階の部屋まで香りが漂ってくる。
 沈丁花、スズラン、スイカズラ、ヤマユリと素晴らしい香りを放ってくれた。山梔子やライラックも庭に植えたいが、このフウランは切り花ではなく鉢ごと部屋に取り込めるので気に入っている。Neofinetia falcata
 子供の頃スズランの季節になると玄関の下駄箱の上は、採ってきたスズランの花束で花瓶が一杯になり、部屋中がスズランの香りで満たされ、スズランは学校の教卓の上の花瓶にも差し混まれた。スズランの季節は街中がスズランの香りで埋まったものだ。今の釧路はどうだろうか?
図1.庭にはぶら下げている昨年株分けしたフウラン鉢
図2.部屋に取り込んでいる来年こそ株分けしなければいけない鉢



 

コガネムシの幼虫の土団子/土繭の生活                  The life of soil balls/soil cocoon in the chafer larvae

  コガネムシの仲間の幼虫のネッキリムシは蛹になる時に土中で自分の周りを丸い土繭を作り、その中で蛹になり、成虫になると土繭を壊して地上へ出て飛んでいくのだ。これは、高校同期の東大工学部を出たTGのマンションのベランダでの観察だ。

 子供の頃新釧路川でのアメマス釣りの餌は何故かネッキリムシであった。このコガネムシの幼虫を採るとために、川の土手の草叢を剣先スコップで掘り起こして、頭が茶色で胴体が黄色、尾部は灰色ぽっくなっているものと胴体と同じ色をしている両方を採ったものだ。アメマス釣りは晩春の頃であり、土手の草叢の土の中にはどっさりネッキリムシがいた。が、アメマス釣りの時季が過ぎるともうネッキリムシ採りはしなかった。その為、コガネムシの幼虫のネッキリムシがどのように蛹になって成虫になるのかも全く知らなかった。

 が、今年5月にTGと会った時に彼はベランダのプランターの中にいるネッキリムシを持ってきた。そのネッキリムシは直径20ミリくらいの丸い土団子の中にいた。ぼくにとってはそのような土団子に入っているネッキリムシを見るのは初めてであった(図1)。これから蛹になって成虫となって地上へ出ていくのだろう。

図1.TGが上野公園5/8で土団子を割ると出てきたネッキリムシ
 TGは5月上旬にベランダのプランターの土から掘り出してペットボトルに入れていた土団子5個とベランダの土の中の土団子5個を6月27日に比べた(図2、以下写真はTGのものを改変)。
図2.プランター内の土団子(左)とペットボトルの土団子(右)
 どちらの土団子の中にも蛹がいた(図3)。が、どちらの土団子にも一匹ずつ蛹の状態で死んでいた。プランターの表面の土団子を開けてみると成虫が出てきた(図4)。この土団子は他の肉食性土壌動物から蛹になった時に食べられないようにするためだろう。
図3.土団子の中の蛹と土団子

図3.プランターの表層土にあった土団子(土繭)から成虫
 尚、Google 画像検索によると図3の成虫はシロテンハナムグリと云うコガネムシの仲間で、蛹になる時に土と自分の糞とを固めて土団子(土繭)作るようだ。 この土繭はカブトムシやヤママユガも作るようだが、シロテンハナムグリの土繭が一番しっかりしているようだ。
 この土団子(土繭)を作るのはコガネムシの仲間はハナムグリやカナブンの仲間だけのようで、他のコガネムシは土繭はつくらないようだ。このハナムグリやカナブンの仲間の幼虫は朽ち木や腐葉土を食べて、草の根を食べるコガネムシの仲間とは区別できるようだ。
 ぼくが子供の頃にアメマス釣りの餌にしていたネッキリムシは別のコガネムシの幼虫だったのだ。

2026年6月27日土曜日

頭骨底部の後頭骨と側頭骨は癒合しない理由              The reason why occipital and squamosal on vental skull don't fuse

 昨日、タイワンザルの4歳くらいのメスの後頭骨部分が全て脱落している例などから、後頭骨は隣り合う頭頂骨や側頭骨、蝶形骨との縫合が遅れるのではないかと述べた。そこで、老齢オスニホンザルの後頭骨をその回りの骨との接合癒合状態をみた。この個体は、前歯は折れ磨り減り、犬歯や頬歯もかなり磨り減っている。生存している時は腰は曲がり、手足の肘や膝が曲がった状態で歩いていたので老衰したと考えられる。
図1.老齢オスニホンザルの頭骨底面(左)と上面(右)の頭骨

  頭骨底面を見ると後頭骨と頭頂骨や蝶形骨はがっちり癒合しているが、左右の側頭骨と後頭骨が僅かに細い部分(← →)で癒合して合体しているが、縫合部分は隙間が空いている(図1&2)。この隙間は破裂孔と云う。一方、前顎骨・鼻骨・上顎骨・涙骨・前頭骨・頭頂骨はしっかり癒合している。
 これは、他の哺乳類の頭骨でもほぼ同じである。
図2.老齢オスニホンザルの後頭骨と側頭骨、聴胞abと蝶形骨pg
← →:後頭骨と側頭骨の癒合した部分
 が、15歳で逝った愛犬クロの頭骨底面を見ると、後頭骨と側頭骨はがっちり縫合していて、破裂孔は見えない(図4)。しかし、タヌキやキツネ、シカ、カモシカ、イノシシなどのオトナの頭骨では後頭骨と側頭骨が縫合していない。

 後頭骨と側頭骨底部の縫合部分に隙間の破裂孔があるのは三叉神経などの脳神経の出口となっているからだ。老齢で逝ったクロの破裂孔は閉じているが、卵円孔や聴胞後部の頚静脈孔は大きく空いている(図4)。
図3.クロの頭骨底面からの後頭骨と側頭骨

 頭蓋骨が形成される前に既に血管や脳神経や脊髄神経が形成されているので、それを覆うように頭蓋骨を形成されるが、脊髄神経を囲むのは大孔となり、頭部や頸部への神経などの卵円孔や破裂孔、頚静脈孔は蝶形骨や側頭骨と後頭骨がそれらが通る孔として癒合しなかったのだ。

2026年6月26日金曜日

後頭骨が脱落しているタイワンザル                          A formosa macaque whose occipital droped out

 後頭骨の一部が脱落した頭骨はないか、頭骨棚の上の頭骨をこれぞと思うのをひっくり返していたら、あった!台湾を行き来しているYNから貰ったタイワンザルの頭骨だ。ニホンザルに当てはめるとまだ第二臼歯が萌出してないので4歳前くらいのメスだ。全ての後頭骨が脱落している。他の骨は脱落していない。
 これはどういう事なのだろう。ニホンザルのメスだと妊娠していてもおかしくない年齢だ。それなのにまだ後頭骨が隣り合う頭頂骨や側頭孔、蝶形骨と縫合癒合してなくて、脱落してしまうとは、、、。
 後頭骨自体が頭頂骨や側頭骨よりも頑丈なので他の華奢な骨から外れやすいと言う事なのかもしれない。
図1.後頭骨が欠落したタイワンザルMacaca cyclopisの頭骨
 しっかり性成熟する前の個体の後頭骨は、先日のコドモカモシカやウリボウにも見られたように、まだ後頭骨は接する特に側頭骨や蝶形骨との縫合・癒合がなかなか進まないと思われる。他のfull adultの個体で、頭骨底面からの後頭骨と側頭骨、蝶形骨との縫合を見て行きたい。
 

2026年6月25日木曜日

ウシ科のカモシカ、チュウゴクゴーラル、ブッシュバックの前顎骨と鼻骨、そして涙骨                     Premaxilla, nasal, and lacrimal of Bovidae

シカとカモシカの頭骨で角の有無や形状は別にして、側面から見た頭骨の明らかな違いはシカの前顎骨pmは鼻骨nに接する、またシカの上顎骨mと鼻骨n、涙骨l、前頭骨の間は隙間ができるが、カモシカは涙骨l部分が凹む(図1&2)。
 この前顎骨pmが鼻骨nに接しないで涙骨lが凹むのはカモシカとシカを同定するための大きな違いである。
図1.シカCervus nipponの左側面からの頭骨
図2.カモシカCapricornis crispusの左側面からの頭骨
 図3はチュウゴクゴーラルでウシ科でカモシカの仲間だ。前顎骨pmは鼻骨nとは大きな隔たりがあり、カモシカの特徴を表している。が、涙骨lは凹まない。

 さらにアフリカのウシ科のポンゴは前顎骨pmが鼻骨nに接し、前顎骨と鼻骨n、涙骨lの間に骨が無い(図4)。まるでニホンジカの特徴だ。

図3.チュウゴクゴーラルNaemorhedus griseusの左側面からの頭骨
図4.ポンゴTragelaphus scriptusの左側面からの頭骨
 このようにカモシカ、チュウゴクゴーラル、ポンゴは同じウシ科であるが、それぞれ違う。さらに、側面からでも聴胞の形状を見ると、シカとポンゴが膨らんでいるが、カモシカとチュウゴクゴーラルはそのような膨らみは見られない。下顎の第一切歯も三者三様だ。ただ、興味深い事に、下顎の第三前臼歯は乳歯の時に3本柱がなるのはシカ科、ウシ科に共通している。あるいは、下顎の歯式が3・1・3・3も2科に共通している。


散歩で見た花                          Flowers that were seen on a walk

  昨日午後から5千歩コースの散歩に出かけた。雨が降りそうな様子だが、雨は全く落ちて来なかった。午前中はカモシカの仲間の頭骨を見比べていた。一昨日は湘南大橋を渡ったので、昨日亀井神社から引地川に向い、馬渡橋から引地川の右岸側にある遊歩道を歩いて柳橋を渡って円行公園横の坂道を登って戻ってきた。5035歩であり、朝の銀行往復の1323歩と合わせて6千歩は越えたことになった。途中のサクラの木の間のアガパンサスが満開であった。このアガパンサスはヒガンバナ科ということだが、年中青く長い葉が茂っている。1メートルを超す花茎に花を放射状につける。
図1.アガパンサス
  今日は、朝からしょぼしょぼと雨が降っている。睡蓮鉢のグッピーは水面に落ちる雨粒と遊んでいるようだ。ヤマユリたちは花を落とし、カノコユリやオニユリはまだまだ蕾が小さい。幾つかの鉢のフウランも白く長い舌を持った花を咲かせ始めた。今日は、お昼に連れ合いの友達がくる。彼女とはタンガニーカ湖畔のビレンゲの家に来て以来、31年振りに会うことになる。
 

2026年6月24日水曜日

イヤ、間違いだ!                        No, that's a mistake!

昨日アップしたシカとキツネの破損した頭骨で脳頭蓋は頑丈だ、脳髄は守られる。っと述べた。が、それは間違いだった。昨夜、気になってトイレにあるコドモのカモシカの頭骨を裏返して見、YNから貰ってウリボウの頭骨を裏がえしてみた。両者とも後頭骨部分がそのまま剥がれ落ちている(図1)。首が支える後頭骨部分は頭骨でももっとも頑丈そうに思ったが、、、、、。

図1.コドモカモシカ(左)とウリボウ(右)の剥がれ落ちた後頭骨

 昨日アップしたシカとキツネはfull adultの頭骨だ。しかし、今回のカモシカとイノシシの頭骨はjuvenileの頭骨だ。この時期は後頭骨はまだ隣り合う骨の側頭骨、頭頂骨、蝶形骨としっかり縫合していないことを示している。

 

2026年6月23日火曜日

ヤマモモを数年振りに食べた!                                 I ate red bayberries/Yamamomo for the first time in several years

 曇り空の中、降り出しそうだがネットでは大丈夫のようだ。久しぶりの散歩なので4千歩ルートの湘南台大橋に向った。もう少し歩こうと思い、下土棚遊水地公園の外周コースを橋の下まで歩き、イワツバメの巣の様子を見て引き返した。この往復は千歩近くある。学校のグランド裏を通り角を曲がると地面が汚らしく汚れている。見上げるとヤマモモが生っている。黒いヤツを3,4個採って口に放り込んだ。ん?あのちょっと松脂っぽい味がしない。淡泊な甘さだ。これならジャムは旨いかもしれない。
図1.ヤマモモの赤黒い実
 5168歩だった。歩いていると暑かったが、今こうやってじっとしていると丁度良い。もちろん5時過ぎたのでウィスキータイムだ。サントリー角に感謝だ。ぼくに合っている。アフリカに居る時はバーボンのジャックダニエルだったが、湿った日本ではサントリー角だ。アルコールを飲める親からもらった身体に感謝だ!


 

壊れたシカやキツネの頭骨から                         From the broken skulls of deer and fox

 図1~図4はシカとキツネ頭骨である。両方とも前頭骨の前の部分から欠け落ちている。後眼窩突起より前の眼窩が形成されていた前の部分の頬骨側頭突起の部分から欠け落ちている。それは、前頭骨前部、鼻骨、涙骨、上顎骨、前額骨、口蓋骨、さらには側頭骨頬骨突起部部分などだ。
図1.シカCervus nipponの頭骨斜め右上から
図2.シカの頭骨底面から
 シカもカモシカも残っているのは脳頭蓋と云われる頭頂骨、後頭骨、前頭骨後半部、側頭骨、蝶形骨などだ。図2や図4の底面から見たものをみると完全の脳髄が入っていた部分の骨は残っている。
図3.キツネVulpes vulpesの頭骨斜め右上から
図4.キツネの頭骨底面から
 このことは何を物語っているだろうか?つまり、脳頭蓋と云われる骨は頑丈であり、顔面頭蓋と云われる他の骨が壊れてしまっても脳髄が納まっていた部分は壊れ難いことを示している。つまり生きている時は、しっかりと脳髄を守っているのだ。

2026年6月21日日曜日

何故、ネコやクマの上腕骨遠位端部に正中神経が走る顆上孔があるのか?                            Why is there a supracondylar foramen in the distal end of the humerus of cat and bear through which the median nerve pass?

 骨は神経系が出来てからその回りを覆うように形成される。が、腰椎から出る下半身への神経系は腰椎と腰椎の間の椎間孔や仙骨孔から出ている。図1はネコの上腕骨の遠位端にある顆上孔である。顆上孔は正中神経と上腕動脈が通る。顆上孔は前足の爪を使って木登りする動物や地面に穴を掘る動物、さらには多くの有袋類にある。
 リスやクマは爪を使って木登りするので顆上孔がある。しかし、同じ齧歯目でもアカネズミやラットには無い。クマと同じイヌ型亜目でもイヌ科には無い。が、クマ下目のイタチ上科のアナグマやアライグマにはある。しかし、クマ下目の鰭脚類にはないようだ。何がこのような違いを生み出しているのか?
 正中神経は上腕動脈は胎児の胚発生の時の早い時期に上腕骨が形成され始め、正中神経や上腕動脈が上腕骨遠位端部に接して走るためにそれらを取り囲んだと考えられる。こんな事は発生解剖学をしている者なら自明の事だろう。じゃー、何故、イヌには顆上孔はないが正中神経は走り、クマやイタチでは顆上孔の中を正中神経が走るのか?どのような胚発生の時の違いがあるのか?
図1.食肉目の右上腕骨遠位端内側の顆上孔(紐を通す)
a:タヌキNyctereutes procyonoides b:マングースHerpestes javanicus c:イタチMustela itatsi d:ハクビシンPaguma larvata e:アナグマMeles meles f:ネコFelis catus
イヌ科のタヌキには顆上孔は無い