「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2024年3月29日金曜日

下顎の切歯が出っ歯の動物たち:2     The mammals whose incisors of mandible are buckteeth:2

今回アップした動物たちは鯨偶蹄目の反芻亜目、シカ科(ニホンジカ)(図1&2)とウシ科(ニホンカモシカ)(図3&4)である。両種の下顎の切歯は上向きに前に突き出している。実は前回アップした真無盲腸目、齧歯目やウサギ目も同じだ。是非見て欲しい!このように上向きに突き出すことによって上顎との間に食物を咬み取りやすく、挟みやすくなる。あるいは、下顎の切歯が上向きに突き出していることにより、地面に生えている植物を根本から剥ぎ取りやすくなるし、それは樹皮を剥ぐにも都合が良い。下顎の前方に出た切歯と地面との関係を図5のイノシシで示す。

図1.ニホンジカの下顎骨の切歯
切歯が4対のように見えるが、3対は切歯で1対は犬歯だ!
図3のカモシカの下顎も同じ。
図2.ニホンジカCervus nippon左側面からの頭骨
図3.ニホンカモシカの下顎骨の切歯(右の第一切歯と犬歯が欠落)
図4.ニホンカモシカCapricornis crispusの右斜め前方からの頭骨(下)

イノシシの下顎の切歯は地面をシャベルのように掘るのにも適している(図5)。これがヒトの下顎の切歯のように上向きなら地面を掘ることは難しい。ここではニホンザル(図6)で、下顎切歯と地面との関係を表わそうと思ったが、殆ど下顎体を垂直にしなければ切歯は地面とは平行にならない。
図5. イノシシSus scrofaの下顎切歯と地面を接した場合
図6.サルMacaca fuscataの下顎切歯と地面との関係
ヒミズもラットもウサギ、シカ、カモシカ、イノシシの下顎の切歯は前に突き出しているが、それは彼らの草食(地面に生える草を食べる)においてはサルの切歯ように上に出るよりも適している。サルは地面に出る草を食べる時は手で毟る。

台東で生えたキツネノエフデ The Kitsunenoefude/stinkhorn of mushroom growing in Taitung

台東に居る友人YNからスッポンタケ科のキツネノエフデの写真を送ってきた(図1)。この仲間のキヌガサタケは2本ゲットした事があるが、キツネノエフデは図鑑だけだ。キヌガサタケは洗って干していたが、いつの間にか見失ってしまった。このキツネノエフデも食べられるので、頭部の黒っぽいヌルヌルを洗い落してバター炒めで食べてみたい。
図1.キツネノエフデMutimus bambusinus
プーチン・ロシアによるウクライナへの侵略戦争は、まだまだ終わりそうもない。丸2年以上もミサイルが飛んできて建物が破壊されることが続いている中で、ウクライナの人々は生活している。プーチンが憎らしい。

2024年3月28日木曜日

下顎の切歯が出っ歯の動物たち:1       The mammals whose incisors of mandible are buckteeth:1

 では、どんな動物たちの下顎骨の切歯が出っ歯なのだろうか?

真無盲腸目のモグラ科(ヒミズ)、トガリネズミ科(ジネズミ)を載せる。ヒミズもジネズミも下顎の切歯が前方へ突き出ている(図1&2)。上の切歯が真下に出ているが、下の切歯は前に突き出ているのだ。

図1.ヒミズUrotrichus talpoidesの下顎骨切歯
図2.ジネズミCrocidura dsinezumiの下顎切歯
齧歯目のネズミ科(アカネズミ)は前回アップしたので、テンジクネズミ科(モルモット)を載せる(図3)。同じく、兎形目ウサギ科(ノウサギ)の下顎の切歯を見てもらう(図4)。いずれも上顎の切歯は下向きだが、下顎の切歯は前方へ突き出している。
図3.モルモットの下顎骨の切歯
図4.ノウサギの頭骨左側面から 下顎の切歯に注意
一平氏の違法賭博問題は、我々もショックだが、大谷の気持ちははかり知れない。それは信頼していた連れ合いが、何年にも渡って複数人と不倫をし、しかも子供も複数残していたという事と同じレベルの衝撃かな?

桃の花       The flowers of peach

昨夕、野菜を届けてくれる知人のKさんが桃の花が咲いている枝を持って来てくれた。桃の節句より随分遅れて桃の花は開いているんだ。階段踊り場に置いた。天窓からの光が僅かに届く場所だが、ここに花枝を挿すと陽が射したように明るくなる。Kさんにはいつも感謝だ!
尚のこの階段の前の廊下に頭骨コレクション棚がある。
モモの花

2024年3月27日水曜日

多くの動物たちの下顎切歯は出っ歯だ!    The incisors of mandible in many mammals are buckteeth!

多くの哺乳類の下顎の切歯は上に伸びているのではなく前方(外側)に伸びている。その代表例としてイノシシ(図1&2)を見てもらう。ぼくらヒトのイメージでは上の切歯は下向きになり、下の切歯は上向きに生えると思っているが、大多数の動物たちの下顎骨の切歯は外(前)方になっている。
図1.イノシシ♀左側面からの頭骨
図2.イノシシ♀の下顎の切歯
アカネズミを側面からみてもやはり、下顎の切歯は上方に向くと云うよりは前に突き出している(図3)。上の切歯が下向きになるのは納得できるが、何故下の切歯が外向きになっているのだろうか?これは下顎の形状と構造上仕方がないことだ。下顎骨の先端から伸びるとしたら前方へ突き出すことになる事は図1や図3からも判る。つまり、上に伸びるとしたら、支える歯の根元に薄い骨しかない事になる。下の切歯を支えるには切歯の根は下顎の奥に入り込むよりない。あるいは、切歯が出る骨も厚く頑丈にしなければならない。

図3.アカネズミの左側面からの頭骨

2024年3月24日日曜日

右の股関節付近が痛い!     Pain in the right hip joint area!

21日、散歩していたら途中で右腰の前付近が痛くなり、とても歩けなくなりビッコをひきながら戻ってきた。歩数は7300歩であった。帰宅して、痛い辺りを触っても痛くない。しかし、歩くと痛い。座っていて足を広げたり足首を回したりしても痛くない。しかし、立ちあがる時に痛い、歩くと痛い。右股関節の炎症だとしたら、座って足を広げたり、腿を上げたり下げたりしても股関節にあたる大腿骨骨頭と寛骨臼は絶えず接触している筈だ。しかし、痛くない。痛くなるのは立ち上がって右足に体重が掛かった時だ。いや、前屈みになった時も痛い。一晩寝て様子をみたら、痛みが薄らいでいる。今朝は立ち上がって右足で片足立ちしてもそう痛くない。ちょと違和感があるだけだ。

で、サルの股関節を見た(図1)。大腿骨を動かしてみてもサルは四つ足なのでヒトとは少し違うので、良く判らない。
図1.子供ニホンザルMacaca fuscataの寛骨と右大腿骨 
右:腹側から 左:背側から
アナグマの寛骨と右大腿骨も見た(図2)。様々に大腿骨を動かしてみて(もちろん自分のも)も判らん。寛骨臼と大腿骨骨頭が接触して股関節部分が炎症を起こしているとも思えない。明日も痛かったら月曜日に整形外科で見てもらおう。腰部脊柱管狭窄症による坐骨神経痛の一種かな?恐らく整形では老化のために股関節部分が炎症していると云われるだろう。
ヒトだと前からが動物たちの腹側からにあたる。
図3.アナグマMeles melesの寛骨と右大腿骨 
左:腹側から 右:背側から
ニホンザルとアナグマの寛骨を見比べると明らかにアナグマの左右の坐骨間がニホンザルよりも大きく開いている。この左右の坐骨間の開きの違いはどういう意味があるのだろう?他の動物も見よう!

尚、ニホンザル(図1の右)の坐骨に尻ダコがつき、左右の尻ダコの上の方に尻の穴があり、下の方に尿道(図1の左参照)となる。

2024年3月23日土曜日

ムラサキケマンが咲いている The flowers of Murasaki-keman/Corydalis incisa bloom

庭の東角にあるサンショウの根元にムラサキケマンが幾つか咲いている。朝10時頃に陽が当たるが、ほんの1時間だけだ。この地面にはミツバやユキノシタが生えており、毎年山菜として楽しませてもらっている。
図1.ムラサキケマンCorydalis incisa
モスクワの劇場がテロに襲われ、何人もの人々が犠牲になった。ISの仕業のようだ。同じようにキエフでは毎日の如くロシアのミサイルや無人機によって人々が犠牲になっている。侵略戦争は規模の大きなテロだ!ロシアはウクライナからすぐに撤退すべきだ。

2024年3月22日金曜日

ナシの白い花   The white flowers of pear

一昨日散歩していたら、梨の白い花が咲いていた。昨日も同じコースを歩いて梨の花を見に行った。午前中は晴れていたのだが、午後から曇り、さらに強く冷たい風が吹く天気だった。この梨の木だけが仕立てられず伸び放題にされていた(図1)。レンギョウの花が咲いている家もあった(図2)。散歩は5571歩だった。
図1.梨の白い花
図2.レンギョウの黄色の花
大谷選手の通訳の水原氏の話しは、実に悲しい。哀れだ! 昨日の散歩の帰路何故か右足の股関節の少し上辺りが痛くなり、ビッコをひきひき戻ってきた。風呂から出ても痛く、今朝は痛みが和らいだが、それでも痛い。初めてだこんな事は!歳をとると思わぬ時に思わぬ箇所が痛くなるものだ。今日は、散歩は休みだ!

2024年3月21日木曜日

鼻骨の長さは嗅覚と関係ある?       Is the length of the nasal bone related to the sense of smell?

沈丁花の花の香りが好きだ。花の良い香りに浸ると気分まで良くなる。これからスイカズラの花も香りを放つ。動物たちも沈丁花の香りが好きだろうか?動物たちもヒトも鼻腔の上部にある嗅上皮によって匂い物質を感知する。アフリカゾウがイヌの倍以上も匂いを嗅ぎ分ける能力を持ち、ヒトはゾウの1/5以下であることが、2014年に東京大学の東原化学感覚プロジェクトチームによって明らかにされたhttps://www.jst.go.jp/pr/announce/20140723/index.html。

アフリカゾウの♂が数キロも離れている所の発情♀の匂いを感知して♀を探し出す事や、ブタが地中にある高級キノコの一種トリュフを匂いで探し当てる事、警察犬はその匂い感知能力に優れている事、カンボジアの地雷撤去でアフリカオニネズミが地雷を嗅覚で見つけ出すのに使われている事は、知られている。

さて、上述した東大チームでは調べた動物たちの嗅覚受容体遺伝子の数を数字と図で表している(図1)。

図1.13種の有胎盤類ゲノム中に存在する嗅覚受容体遺伝子の数
(クリックすると図が拡大され数字を読めます)
実際に働いている遺伝子(図1の赤い部分)の数の多い順に主だった動物を並べると、アフリカゾウ、ラット、ウシ、ウマ、イヌ、ウサギ、ヒトとなる。ヒトを含むサルの仲間はイヌの半分も鼻が効かない。その点、ラットはイヌの1.5倍近く鼻が効く。
図2.鼻骨の長さ比較 :鼻骨上端 
左からラットRuttus norvegicus、ニホンカモシカCapricorunis crispus、イヌCanis familiaris、カイウサギOryctolagus cuniculus、ニホンザルMacaca fuscata
図2は手持ちの動物たちの頭骨の中で占める鼻骨の長さを示す(一応、図1の遺伝子の多い順に並べる)。これを見るとカイウサギが最も鼻骨が長く、次にラット、カモシカ、イヌの順になり、ニホンザルは最も短い。同じ様に、アフリカゾウの頭骨は重すぎて拾って来られなかったので、コンゴ民主共和国のカフジビエガ国立公園で密猟で殺されたゾウの頭骨をアップする(図3)。肉は食べられ、牙(第一切歯)は前顎骨を壊されて抜かれている。見ても判る通り、ゾウの鼻骨は外鼻孔の奥に少しあるだけだ。鼻骨の長さ・大きさでは嗅覚は比較できない。
図3.アフリカゾウの頭骨
:鼻骨 in:前顎骨 fr:前頭骨 pa:頭頂骨
しかし、サルの仲間は視覚の動物のため、嗅覚は酷く衰えて、鼻骨もチコっと着いているだけだ。では、視覚で獲物を捕らえているネコと嗅覚で獲物を探して食べているタヌキの鼻骨の長さを比べる(図4)。ネコの鼻骨はタヌキの長さの半分にも及ばない。鼻骨の長さは嗅覚に少しは関連しているのだろうか?
図4.ネコCanis catus(左)とタヌキNyctereutes procyonoides(右)の鼻骨の長さ比較