2026年5月31日日曜日

京都の継父による子殺し4)                     4)Child homicide by stepfather in Kyoto

  朝日の誤った情報の記事に驚き、失望してこのブログアップした訳だが、スウェーデンの研究者によって報告された論文は、これらの報告者自身が偏見を持っていることだ。それは朝日の記事を書いた記者同様の偏見だ。スウェーデンの統計局の資料と警察や法廷での資料を基に、殺された子供と殺人者との関係、継父、継母をまとめて継親としており、著者たちは子供が殺された時の殺人者は薬物中毒であるか否かに注目している。

 どうも、このスウェーデンの研究者3人はDaily &Willsonが進化生物学の理論を用いて子殺しを説明しているのが気に入らなかったようだ。それで、題名に「継親と子殺し:進化論的予測に反する新なデーター」とつけたのだ。

 収集した資料が、スウェーデンの中央統計局や警察、法廷などから得た1975-1995の「事実」であり、真実かどうかは疑わしい、第三者の偏見を通しての「事実」である。警察や法廷では継父・継母はひとまとめに継親としていたとは思われないが、スウェーデンではそうなのかも知れない。、論文では継父・継母を分けていない。「事実」が不鮮明にされ、さらに薬物中毒の有無から子殺しを分析している。以下にこの論文で使われた表1と2をアップする。

 表1.異なった家庭状況の犠牲者と子供たち

 表1では実の両親、親の一方が実親、養親、一人親の4つに分けて犠牲者数を見ている。犠牲者が誰によるものかは不明だ。ただ、a一人は父親は恋人と一緒に殺した。あるいはb父親の恋人が殺した。
表2.犯罪者の精神疾患と薬物中毒
 表2では、家庭状況を実の両親、一人が継親、一人親に分けて、また犯罪者と犠牲者との関係を実の親か継親かに分けて、精神疾患の有無や薬物中毒についてみている。表1の犠牲者数は139だが、ここでは102になっている。
 気になるのは、片一方の血の繋がらない親が継父か継母か、あるいは子を殺したのは誰なのか表1でも2でも不明だ。が、表1の注a,bで述べられているようにa:父親が恋人の助けを借りて殺したとかb:父親の恋人にころされたとしている。
  スウェーデンは世界でも有数の福祉国家であり、性差別は無く、シングルマザーやシングルファーザー、さらには同性婚の家庭にも手厚い保護をしている。だから、継父や継母と云った分け方は性差別と考えられているのかもしれない。しかし、殺された子の年齢は警察や法廷の記録にも残っていると思うのだが、、、、薬物中毒の方が著者たちの興味を引いたようだ。

ゼンテイカが咲いていた                          Daylily has bloomed.

 チョウのセミプロのYNにアゲハの終齢幼虫がいなくなった事を伝えた。ぼくはてっきりレモンの枝で蛹になっているとばかり思っていた。しかし、YNが云うにのは、近くの木か壁に移動してそこで蛹になっていると云う。が、探しても見つからず。その代わり梅ノ木の下のヘメロカリスが黄色の花を咲かせていた。きっと朝から咲いていただろうに見落としていた。
 これはもう40年以上前からものだ。が、毎年新芽を少し茹でて酢味噌和えにしているが、旨いと思ったことがない。そのため採らない年も多く、株が大きくなっている。どうもこの花は毎年このような花なので、カンゾウの仲間ではなくて、日光キスゲに似ているゼンテイカではないかと思い始めている。連れ合いの従弟が住んでいる猪苗代湖の南方地域に行った時に、蕨、薇を貰い。コゴミとともに天婦羅で御馳走になった時に貰った株かもしれない。
 それは、我が家の近くの線路沿いの土手とか引地川や境川沿いの土手に生えてるのはカンゾウの仲間であり、花色が赤っぽく、八重だ。ぼくはこれらを新芽の時に引っこ抜いて庭に植えたものだと思っていた。
図1.ゼンテイカ

2026年5月30日土曜日

ジャコウアゲハの奇怪な幼虫                         Fantastic larvae of Chinese windmill

 昨日、昼過ぎにHiさんが庭のアゲハの幼虫を撮りにきた後、散歩に出た。目的地は先日ジャコウアゲハの幼虫を偶然見つけた引地川右岸の土手にあたる高校前である。湘南大橋を渡り、下土棚遊水地公園への階段で一休みして持ってきたペットボトルのお茶を飲み、3,4分ぼーっとして過ごした後、ボトルをザックのサイドポケットに納め、高校のグランド横を通っていくと道が右に直角に曲がり引地川の右岸土手を左にする高校前の通りになる。ここからは、ウマノスズクサ探しの目になって、右岸の植栽されている木々の間から出ている蔓性の草を探す。先日、ジャコウアゲハの幼虫を見つけた場所が全く分からない。ウマノスズクサが見つかったので、今度は食痕と幼虫だ。先ず、ウマノスズクサの葉に幼虫に食べられたような食痕の有無だ。これが、なかなか食痕が見つからない。わずかに痕があったので、その食痕がある葉の茎全体を裏返し、また裏返す。っと、幼虫がみつかった(図1)。前よりもデカイ。コヤツを撮っていると、他にもみつかり計5匹も幼虫を見つけた。体全体に突起がたくさん出ている。黒い突起の先は橙色になっており、白い突起は突起全体が真っ白だ。なんだかアニメに出てくるような奇怪な怪獣のようだ。
図1.ジャコウアゲハのウマノスズクサに着いている幼虫
 枝先の葉に着いて揺れている幼虫を手の平に乗せた(図2)。見れば見るほど奇妙な形状だ。
図2.手の平のジャコウアゲハの幼虫

 このブログをアップする前に先ほど、我が家の庭のレモンの木のアゲハの幼虫がどうなったかな?っと見たがいくら見ても昨日はいた緑色の終齢幼虫とまだ白黒の若齢幼虫が見つからない。庭のレモンの木は葉の数が数えられるほど少ないのに見つからない。どこかに移動して蛹になったのか?それともヒヨドリに食べられたのか?

2026年5月29日金曜日

大きな桑の実を貰う                   I got the big mulberries                  

  昼過ぎ、すぐ近くのHiさんがやってきた。ブログに載ったアゲハの幼虫を撮らせて欲しいと云うのだ。もちろん、すぐ庭に案内した。彼の庭にもレモンの木はあるが、アゲハが卵を産まないようだ。アゲハはレモンを含む柑橘類が食草のようだが、我が家にはユズの木やサンショウの木もあるが幼虫を見たことがない。

 我が家のレモンの木はアゲハにとってはとても素晴らしい匂いを放っているのだろう。来年こそ花を咲かせて実をつけてもらいたい。そのレモンの汁はウィスキーには特に合うに違いない。

 あ!そのHiさんが家で獲れたと云うクワの実を持ってきた(図1)。こんなに大きな桑の実は見たことがない。ぼくは桑の実がせめてサクランボウくらいの大きさならと思っていたことがあったが、これはそれよりも大きい(図2)。

図1.持ってきてくれた桑の実
図2.サクランボウより大きな桑の実
 伊勢沢林道沿いには各所にクワが生っており、ペットボトルに入れて食べたことがあった。が、ボトルの1/3くらいまでしか容れたことがない。食べる方が忙しかったからだ。でもヤマグワの実なので図2の大きさと比べ物にならないくらい小さい。山にこんな大きな実がなっていたら動物たちはさぞかし大喜びだろう。

2026年5月28日木曜日

でかくなったアゲハの幼虫             Lavae of Asian swallowtail have become to be big

 庭のレモンの葉の上のアゲハの幼虫がこんなに大きくなったあの胸?にあった白い帯状の模様が細い黒帯に変わっている。っとこの大きな幼虫の下の葉に小さな糞状の物が、これはコヤツの糞かな?あるいは新たに孵化した幼虫だろうか? 蛹になるのを見届けたい。
図1.大きくなったアゲハの幼虫
図2.この葉の上の糞状のモノは幼虫の糞かな?



 

京都の継父による子殺し3)                       3)Child homicide by stepfather in Kyoto

  ヒトHomo sapienceは霊長目直鼻亜目狭鼻小目ヒト上科ヒト科ヒト属Homoが系統分類学上の位置であり、ハヌマンラングールやニホンザルと同じ狭鼻小目である。ここからハヌマンラングールやニホンザルはオナガザル上科になるが、ヒト上科にはテナガザル科、ヒト科に分類され、ヒト科にはゴリラ属やチンパンジー属、ヒト属となる。つまり、ぼくらヒトもサルの仲間であり、哺乳類なのだ。

 哺乳類動物の生理・行動で生じている現象は当然ぼくらヒトにも現れる現象なのだ。だから、ヒトでは実験できない事を齧歯目のマウスなどを用いて生理的・生化学的な事まで調べられている。ショウジョウバエを用いて遺伝学的研究が行われてさえいる。さらに、医学では遺伝子操作されたブタの肝臓がヒトに移植されたりすることまで行われているブタの肝臓を移植した男性、171日間生存 中国 - CNN.co.jp。ヒトだけが特別な存在に考える人たちが多いが、ヒトも動物の一員なのだ。

 Cinderella effect - Wikipedia、シンデレラ効果と云う言葉を知っているだろうか?シンデレラが王子さまと結婚すると云う目出度い事ではなく、童話の「シンデレラ」や「ヘンゼルとグレーテル」は継母に虐待される事から物語りが始まります。この継母または継父による子供虐待をシンデレラ効果と云います。それはM.Daly and M.I.Wilsonの論文が起点になっている。

  カナダのオンタリオ湖西岸の都市ハミルトンで1984年にMarthin Daly and Margo I.Wilsonは子供に対する虐待や子殺しなどの調査をした。その結果、血の繋がった父親がコドモを殺すのは僅かであるが、継父による虐待や子殺しは非常に多く、虐待や殺される子は0~2歳に集中し、8歳以上は極限したChild abuse and other risks of not living with both parents - ScienceDirect

 その後、M.Daly and M.I.Wilosnは継父による子殺しが過小評価されていることから、カナダの国勢調査を基に次の論文を書いた。1992年2月にモントリオールの病院で2歳のScottちゃんが死んだ。担当医は、死因は腹部強打による内臓破裂であると診断し、この子の24歳の母親と同居の男友達が子どもを死に至らしめたと解った。この事件を知って著者たちは下記の論文を書いたのだ。 ここでは男友達に依って母親の子が殺されている。つまり、継父でなくても恋愛相手であっても子が殺されているのだ。明らかに血の繋がった父親が子を殺すよりも継父による子殺しが圧倒的に多く、しかも2歳までの子に集中している。が、6歳以上になると血の繋がった父親と同じ程度に低くなる。Fig.1.から推定すると2歳以下では遺伝的父親に殺されるのは10人くらいなのに継父は590人ちかくなる。何と59倍の割合で継父による子殺しが起こるのだ。

”Vilolence against Sepchildren”   Current Directions in Psychological Science, Vol. 5, No. 3 (Jun., 1996), pp. 77-81 

 
 さらに、日本でも母親が自分の6歳の娘を交際相手と殺してしまうのだ(下図)。これは2013年4月25日の朝日の記事である。50年前からの三面記事を調べれば子殺しは数多く見つかるであろう。

図1.朝日新聞記事
 上記のカナダの研究者は、継父による子殺しばかりでなく、継母か継父つまり、両親のどちらか一方が継親であったばあいも継父による子殺しと同じように高い確率で起こり、しかも0-2歳に集中していることを報告している。この場合は子供と同居していなくても子殺しが生じていると報告している。しかし、スウェーデンとカナダの継親と実親による子殺しを比較したスゥーデンの研究者は、継親と実親による子殺しの差はないと述べている。(PDF) Step–parents and Infanticide: New Data Contradict Evolutionary Predictions 
 
 童話のシンデレラやヘンゼルとグレーテルの物語は継母によって虐められる。日本の落窪物語も継母に虐められる。この継母による虐めは昔の人々の男尊女卑の表れの一つのようだ。家庭内でも母の価値が低いと見なされて悪者・悪魔扱いにされる。それはママコノシリヌグイというトゲだらけの柔らかい草の名前にも表われている(図3)。あんな草で尻を拭われたら、痛くて悲鳴を上げてしまうだろう。継母を蔑んでいるのだ。実際に子殺しするのは継母よりも継父の方が多いのだが、、、、
図3.ママコノシリヌグイ(タデ科)の花
花茎にもトゲ

 以上の様に、新しいオス(ヒトでは継父や恋人に当たる)がいつも傍にいると実の母親でさえ子殺しに加担し、継父による子殺しは実父によるものよりも圧倒的に多い訳である。日本でも同じ調査研究を行ってもらいたい。この事実がありながら朝日の5/24の記事は、現代社会の誤った平等、差別撤廃概念の表れである。時代が変わったとしても正確な情報を記事にしてもらいたい。今回このタイトルでブログをアップするに際してスウェーデンの論文を知った。スウェーデンの場合は継父ではなく、継親であり、殺された子の年齢も示されていない。

2026年5月27日水曜日

ジャコウアゲハの幼虫だ!                    It's a larva of Chinese windmill

 今、4388歩の散歩をしてきた。途中、湘南台高校前の引地川の土手の草叢にウマノスズクサが低く蔓延っている。ん?何だ?どうして?ウマノスズクサの葉裏にアゲハの幼虫がいる。幼虫が付いている葉を採り幼虫の写真をスマホで撮った(図1)。ん?アゲハの幼虫なのに周りには柑橘類の木が見当たらない。どうしてコヤツはウマノスズクサの裏にいるんだ?
 帰宅してGoogleに訊いた。「ウマノスズクサにいるアゲハの幼虫に似ているやつ?」っとすると、Googleはすぐジャコウアゲハの幼虫と教えてくれた。
図1.ウマノスズクサの葉裏にいるジャコウアゲハの幼虫
 で、我が家の庭のアゲハの幼虫と比べた。胸回りの白い部分の形状が違うし、ジャコウアゲハの幼虫は尻の方の左右に白い斑点があるが、アゲハは無い(図2)。しかし、よく似た幼虫だ。これからこの道を歩く時はカメラを持とう。

図2.今日の庭のレモンの葉の上のアゲハの幼虫

京都の継父による子殺し2)                      2)Infanticide by stepfarther in Kyoto

  我が家では子供の頃ウサギを飼っていた。当時は、普通の家でも鶏やウサギは食料として飼っていた。ある時親父にウサギ箱を開けて見るなと云われた。ウサギがアカンボウを産みそうだと云うのだ。が、バカなぼくは蓋を開けて中を覗いた。小指くらいの毛のない赤むくれの子ウサギが5,6個いた。すぐ蓋を閉じた。翌日、親父からお前見たな!と目が飛び出すのではないかと思う程の拳骨を一つもらった。母ウサギが子ウサギたちを食べてしまった事を知った。ぼくは「どうしてお前は自分の子を食べてしまうんだよ!」とウサギに訴えた。以来、ウサギが出産したら数日は前の扉から餌となる草を入れてあげるだけで、上の蓋を開けてみたことがない。小鳥では巣の中のヒバリの卵を見て、毎日学校から帰ったら見にいったら。卵はそのままで親たちは卵を放棄した事を知った。しかし、雛になれば雛を見捨てはしない。

 ウサギでもヒバリでも自分の育児している巣を見られたら、新生児を食べたり卵を放棄するのが普通なのだ。これは、メスは巣の自分の子が外敵に襲われ食べられるなら、自ら食べてその栄養を得て次の妊娠に繋げようとしたものであると考えられている。

 前回1)で述べた事を整理すると、乳児や胎児の父親と別のオスに代わるとそのオスはメスの①乳児を殺す。あるいはその存在だけで妊娠メスは流産する。そして②乳児を殺されたメスや流産したメスは発情し、新オスと交尾する。③殺されるのは乳児であって、乳を吸わない幼児は殺されない。但し、群れに接近してきたオスにアカンボウや1歳の子が暴力を受け、傷つけられたり殺される場合を長野県地獄谷や箱根のニホンザルの群れで観察されている(「ニホンザルで発見された共食い」(雑誌にほんざる1)、「ニホンザルの異常攻撃について」(雑誌にほんざる2)。

図1.箱根T群の接近オスの攻撃で鼻や上唇を失った2歳オスのグシャオ

 雑誌にほんざる1は1974年、雑誌にほんざる2は1976年の発行であるが、ぼくらはまだオスニホンザルの子殺しに関して”異常攻撃行動”と考えていた訳である。つまり、オスがアカンボウを攻撃し殺すなどということを理解することができなかったから、異常攻撃行動となるのだ。 
 今では、このような接近オスによる子殺しはサルのように群れを形成する哺乳類ではなくても観察されている自然の行動であり、性戦略や繁殖戦略、さらには性淘汰 - Wikipediaの面から議論されている。

タイトルの「京都の継父による子殺し:Infanticide of stepfather in Kyoto」の英文はChildicide of stepfather in Kyotoと変えるべきなのかも知れない。

2026年5月25日月曜日

京都の継父による子殺し1)                        1)Infanticide by stepfather in Kyoto

 京都で先月継父による子殺しが行われた。ぼくは、またも起こったかとガッカリしている。それは各地の福祉事務所も学校も親による子供の虐待・殺しを、両親の経済力、住宅事情、思想信条、性格などにあるとし、殺された子供と両親との関係をほとんど吟味していないからだ。ぼくは慶応やTCA専門学校で教えている時、自分の子が中学生未満の内は再婚どころか恋愛も御法度だと云ってきた。以下、それはどうしてかアップしていく。この問題を取り上げるのは、24日付の朝日で、問題の核心からずれた部分で記事にしているからである。友人TGからも朝日がウソの記事を書いている朝日デジタル京都の継父による子殺し - Google 検索と知らせてくれたからだ。

 拙書「ヒトの子どもが寝小便するわけ」(築地書館)p19~26なぜオスザルはコドモを皆殺しにするのか?にも子殺しの背景を書いているので是非読んでもらいたい。

 1967年インドでハヌマンラングール(ニホンザルはメスとコドモの中に複数のオス:複雄群だが、ラングールの仲間はオスは1頭:単雄群)を観察していた杉山幸丸は群れのオスが群れ外のオスたちに襲われて群れを追い出され、新たなオスが群れに加わった。すると、新オスはメスが持っている乳飲み子を全て殺してしまったのだ。すると、子を殺されたメスたちが発情し子を殺した新オスと交尾した。異様、異常な行動だと感じた杉山は、別の群れのオスを実験的に取り除いた。すぐに、新しいオスが群れに加わり、乳飲み子を殺し、同じようにメスたちが発情し新オスと交尾したのだ。当時はこのハヌマンラングール行動は異常行動だと考えられた「子殺しの行動学」(北斗出版)。しかし、インド各地のハヌマンラングールでも同じ子殺し・発情・交尾が観察された。それでも異常な行動だと世界の研究者は思っていた。

図1.デリー近郊のハヌマンラングールの群れ
 当時は、同種の仲間を死に至るまでまで攻撃するのはヒトだけであり、同種同士の争いでは劣位個体が腹を見せたり、泣きっ面をしたり、逃げたりなどの劣位姿勢・行動を相手に示すと優位個体はそれ以上攻撃しないと云うK・ローレンツ(ノーベル生理学賞・医学賞)の考えが一般化していたからだ(*1)。

 が、セレンゲティのライオン(複雄群)でもプライド(ライオンの群れ)のオスたちが放浪オスたちによって追い出されると新たに加わったオスがその群れの乳飲み子を殺し、間もなく発情したメスたちと交尾することが、B・バートラム夫妻によって明らかにされた「ライオン、草原に生きる」(早川書房)。

図2.セレンゲティのライオンのプライド
 その後、ベルディングジリスなどのアメリカジリスでは群れオスが他のオスたちから攻撃されるとその様子をメスたちは見ていて、群れオスが負けたと知るといち早く自分の乳児を食い殺す。そうする事によっていち早く発情し、新オスと交尾することが観察されている。これは、早く発情して新オスと交尾することで、群れの社会的地位が上がり、餌を多く食べられ健康な子を産み育てられると解釈されている。

 もう、2000年代に入ると、多くのサルの群れやイルカの群れでも、新加入オスや群れ外オスによる子殺しが観察され、さらには単独生活のクマなどの動物でも子連れのメスは放浪オスと出会うとオスはコドモを殺す事が観察されている。哺乳類では乳飲み子がいるメスは発情季が来ても発情しない。コドモに乳を吸われるとメスは発情が抑えられるようだ。チンパンジーでは幼児となった4,5歳までコドモが乳を吸うためメスは発情しない。
 さらに驚いた事が観察されている。ケニアのアンボセリNPにいるアヌビスヒヒでは、群れの妊娠メスは群れ外オスが接近してきただけで流産することが解った。これは、マウスを含む齧歯類ではブルース効果と名付けられているもので、実験室ではペアーで飼育していたマウスの妊娠したメスからペアーオスを取り除いて他のオスの敷き藁を入れるとメスは流産すると云うものだ。このブルース効果は実験室内だけの事例であり、野外では実際に観察されたことがなかった。
図3.セレンゲティNPのアヌビスヒヒの群れ

(*1):今ではゴンべNPのチンパンジーが群れ同士の争いで、一方の群れオスたちを悉く殺してしまったことが1974年故J.グドールによって観察され、さらにはマハレNPのチンパンジーもM群のオスがK群のオスを殺した事を故西田利貞らが報告している。つまり、ヒト以外の動物種でも同種の他個体を殺すことがあるのだ。

2026年5月24日日曜日

庭のレモンの葉にアゲハの幼虫が、、、       Black swallowtail’s larvae on the leaves of lemon,,,,,,

 三日前からレモンの葉にアゲハの小さな幼虫が2匹乗っていた。それはスズメかシジュウカラの糞より小さいかなと思うほどだった。が、今朝見るともう大きくなって、15ミリはあるだろう(図2)。今、定規で長さを測ってきた。17ミリある。っと、もう一匹いた。そやつは小さく11ミリだ(図3)。
 これはどういう事なのだろう?アゲハ♀が日にちを違えて卵を産み付けたのか?それとも同時に産み付けたが孵化の日がずれたのだろうか?
図1.レモンの葉の上にアゲハの若齢幼虫
図2.17ミリある若齢幼虫
図3.一番下の葉の上に11ミリの幼虫

 このレモンの木、今年1月の寒さで葉が枯れ、死んだかと思った。図3に枯れた主軸の枝の切り痕が見える。鉢から庭に下ろしたので、来年は実が成って欲しい。実生から6年以上は経っている。ぼくが生きている内にこのレモンの実の果汁を入れたウィスキーを飲んでみたい。梅の葉や枝を覆うアブラムシは嫌だが、アゲハの幼虫は愛嬌がある。

どうして肉食動物は頭骨を割って脳を食べないか?                    Why do'nt carnivora crack the skull and eat the brain?

   肉食動物たちは草食動物を襲って食べる。あるいは怪我したり、弱った哺乳動物の死体は肉食、雑食動物たちによって食べられる。第一に肉食・雑食動物たちが食べるのは内臓だ。だから、腹部から食い破られていく。次に食べられるのは胸や腹の肉や皮であり、前足後足の肉皮は次になる。次に首回りの肉や下顎や頬の肉や舌となる。が、死骸を見つけても頭骨はそのまま残っている。ネズミなどの動物によって骨盤、肩甲骨、肋骨、下顎骨の筋突起や頭骨の前顎骨部分が齧られることがあるが、脳が入っている前頭骨や頭頂骨、後頭骨はそのままである(図1&2)。オスジカもメスジカも死んだ後、動物に齧られながら斜面を転げ下ったりして上顎骨部分も欠落しているが、脳幹部分はそのままである。つまり、脳はタヌキやアナグマなどに食べられなかった。但し、アカネズミなどが大孔から入って脳を食べた可能性は疑えない。しかし大孔の周りの後頭顆は齧られていない(図2)。

図1.上から見た脳幹部分が残ったシカCervus nippon♂左とシカ♀右の頭骨
図2.底面から見た脳幹部分が残ったシカ♂とシカ♀の頭骨
 丹沢で拾ったキツネの頭骨も脳幹部分が残っている。また、マハレ山塊NPで拾ったカペの頭骨も脳幹部分が残っている(図3&4)。また、18日にアップしたウォターバックや水牛も肉食動物に食べられたが頭骨は残った。
図2.上から見たキツネVulpes vulpes左とカペBlue DuikerCephalopus monticola
 キツネは上顎骨部分が欠損しているが、脳幹部分はそのまま残っている。タンザニアのマハレ山塊NPで拾ったカペの頭骨は口吻部分が欠落しているが、動物に齧られたものではなく、肉食・雑食の小動物に運ばれている内に欠落したと思われる。
図3.底面から見たキツネ左とカペ右
 これらの4つの頭骨は食べられても脳頭蓋部分が残っているので、中・大型の肉食動物に身体は食べられても頭骨の中に入っている脳は食べられなかった。日本にはハイエナのような頭骨を噛み砕いて中の脳を食べる動物はいなくても小齧歯類が大孔から入って中の脳を食べたのかもしれない。しかし、大概が腐肉昆虫が大孔から入って食べ、あるいはハエの卵から孵った幼虫が腐った脳を食べただろう。ハイエナは骨や頭骨を噛み砕いて中の骨髄や脳髄を食べる。しかし、肉食動物に食べ残された骨や頭骨の全てを食べる訳ではなさそうだ。どうも、余程腹が空いた時の行動のように思う。そうでなければ、アフリカのサバンナにあんなに骨や頭骨が落ちている筈がない。
   中・大型動物が頭骨を割って脳を食べないのは、頭骨は固く、嚙み割る事ができないからだろう。アンデス山脈の猛禽ヒゲワシは骨を空中高くから落として岩場に当て、割れた骨の骨髄を食べる。

2026年5月23日土曜日

友人の腰椎にはボルト6本                      Friend's lumbars have six bolts

  友人YNも腰痛で苦しんでいた。それで、変形性腰椎症からくる脊柱管狭窄症のこちらがやっているストレッチなど教えていた。しかし、彼には全く効き目がなかった。3月に突然猛烈な腰痛に襲われ救急病院に入った。腰痛の原因は腰椎を細菌が腐食した事が原因であって、こちらような変形性腰椎による腰椎脊柱管狭窄症によるものではなかった。

図1.L3とL4の右側の変形性腰椎症となっている 前面から
腰椎の椎骨から骨が飛び出て癒合している
 細菌性腰痛症で2ヶ月近くも入院し、手術後も細菌を殺す抗生物質の点滴を受け、寝ている時も廊下を歩く時も点滴スタンドの一緒だったようだ。その第四と第五腰椎に棘突起の左右に1本づつのチタン合金のボルトがねじ込まれ、さらに第一仙骨にもボルトがねじ込まれている(図2)。さらに左右上下が固定されている。
図2.YNのボルトの入った腰椎と仙椎、右側面から
図3.YNのボルトの入った腰椎と仙椎、前面から
 今日も昨日に続いて肌寒い。セーターを着た。それでも、庭には紫陽花、ホタルブクロ、ドクダミ、キキョウソウ、イモカタバミ、そしてスイレンなどが咲き、6月の様相だ。気温は25度前後になってほしい。

2026年5月22日金曜日

名前入りのボトルとグラス                  A whisky bottle and a glass with engraved my name.

 先日、新横浜で専門学校を卒業した教え子3人と20年振りに再開し、飲み食いした。その時にMarikoさんから傘寿おめでとうと手渡された。すぐ、酒瓶だと判った。翌朝その貰った包みを開けてみると。ぼくは毎夕の如く飲んでいるサントリー角が入っていた。そのボトルには祝傘寿と名前と誕生日まで彫ってある。同じように一緒についていたグラスにはFUMIOと彫られている。何だか、この瓶を飲むのは惜しい感じがするので、グラスは貰った翌日から使っている。これらはぼくの宝物だ!
図1.ウィスキー角瓶に彫られた祝傘寿
 昨日から雨模様の日が続いている。昨日は、広島の娘夫婦から蛸、生魚とアサリと牡蠣が冷凍便で送られてきた。娘が勧める魚一匹とアサリと牡蠣でマクアパッツアと云うイタリア料理に挑戦した。フライパンにオリーブオイルを垂らしてニンニク二欠片を焼き、その後胡椒と塩を振り掛けた魚も入れて焼く、焦げ目が出来たようなら、魚を裏返し、さらに水と白ワインを適当に注ぎ、連れ合いが切っておいてくれたトマト、ピーマン、セロリとアサリ、牡蠣などを魚の周りに置いて蓋をして煮る。まーまーの出来だった。魚介類から味がでて汁が旨い。
 パセリや白ワインが無かったので、傘を差して近くのスーパーまで買いに行く。白ワインが500円以下の安さで驚いた。このアクアパッツアは仲間が来た時に振る舞う料理かな、テーブルの上にどんと出してそれぞれの皿に汁と共に盛りつける。
 しかし、ぼくは単なる煮魚も大好きだ。生牡蠣を5,6個はレモン汁を掛けて酢牡蛎にして食べる。連れ合いたちは当たるのを恐れて食べない。そしてウィスキーを飲む。ロンドンに初めて行った時に空港のパブで食べた生牡蠣を思い出した。

2026年5月21日木曜日

ホタルブクロが咲き始めた                          Bell-flowers have begun to bloom

 庭のホタルブクロが咲き始めた。駅前の白いホタルブクロは一週間前から咲いていた。梅でも、沈丁花でも白花が早く咲く。小雨の中の花はなかなか風情がある。
図1.庭の雨に当たるホタルブクロ
 今年二つ目のスイレンの花が昨日から咲きだしている。最初の花は、花が終わって水面下に沈んだ時に切り取って机の上の小さな花瓶に挿したが、萎んだままだ。
         

図2.二つ目のスイレンの花
 ラン類は殆ど庭に出した。梅の木に下げたカトレアが花が雨に当たって気持ちよさそうだ。この鉢も植え替えしなければいけない。鉢の周りがこのミニカトレアで覆われている。昨日は直径30センチくらいのセロジネの植え替えを行った。鉢の数を増やしたくないが、何故か今年はこの鉢が重く感じる。買ったミズゴケの半分以上を使った。それでも懸案だった植え替えをしたのでほっとしているが、丸1日がかり作業だった。古い株や根を切り落とし、一つづつミズゴケで巻き、鉢に詰めていく。もうイヤだと思うくらいのぼくにとっての重労働だった。でも、まだ植え変えしなければいけないデンドロ、カトレア、パフィオペディラムがある。
図3.庭の梅の枝に下げたカトレアの花が咲いた
 部屋の中では、白いファレノプシスがもう半月以上も咲いている。花が持つのでなかなか外に出せない。それと花茎の1メートルも伸びるオンシジュームだ。これらは香りが良いので、花が咲いている株は室内だ。
図3.庭の梅の木の枝に下げたカトレア
図4.部屋の中のオンシジューム

2026年5月20日水曜日

新横浜駅                        Shinyokohama station

 昨夕、新横浜駅北口付近の居酒屋で20年振りに専門学校の卒業生との呑み会があった。新横浜駅付近は不慣れなので少し早めに出かけ周りを少しだけ探索した。相鉄線で湘南台駅から1本であり、30分で新横浜に着いた。ホームに降りて待ち合わせ場所のJR北口改札まで不安であったが、市営地下鉄、新幹線、JR在来線の案内が上を見上げるとすぐ判るように矢印、→、↑で示されて難なくJR線北口改札まで辿り着いた。
 新横浜は閑散としているかな?っと思っていたら大間違いだった。
図1.JR北口前広場
 二人の女子と改札前で会い、20年振りなのに変わらない姿に驚きながら、予約している店に行く。店内には昔の飲み屋にかかっていた有線放送の演歌が流れていた。6時を過ぎて男子一名が仕事が終わったと駈けつけてくれた。夜9時前にはベットに寝るのに店を出たのは9時だった。静岡へ帰るChiakiさんを新幹線口まで送り、我々3人は相鉄線乗り場へ、Daisukeさんは二俣川で乗り換えて一駅戻り、こちらも二人も湘南台駅行きに乗り換える。Marikoさんとは湘南台駅で別れる。

 疲れと眠気が襲ってきたが、家に辿り着く。風呂には入らず、ストレッチもしないで寝入る。ストレッチを休んだのは初めてかな?肋骨骨折時もできるだけやった。

2026年5月19日火曜日

紫陽花が咲きだした                       Hydrangea have begun to bloom.

  庭の紫陽花が咲きだした。このオーソドックスな紫陽花が好きだ。「紫陽花や藪を小庭の別座敷」(与謝野蕪村)の俳句が我が家には合う。連れ合いが買った3種類の紫陽花があるが、この花が一番好きだ。そして、このぼくでさえこの紫陽花を見ると与謝野蕪村の俳句を思い出す。このまだ色付かない薄い緑色から紫色になっていくグラデーションが何となく様々な年代の人々の集まりを思い浮かべる。

図1.横から撮った紫陽花
図2.二階のベランダから覗く

自分の頭骨正面                      Frontal view of my skull

 自分の頭骨を手に取って眺めたいと思っていた。今回、掛かりつけ医の内科で喘息がなかなか改善されないので耳鼻咽喉科で診てもらうことを勧められた。すると、喉と顔面のレントゲンを撮られた。顔面骨折で右の眼窩の周りと右の眼窩下孔にチタン合金の針金が入っているのだが、この写真では良くわからない。それでも良く見れば右の眼窩輪(眼窩の縁周り)が左よりも白く映り、眼窩下孔の辺りも白くなっている。義歯(入れ歯)はこのように映るのだ。
 何だか頭骨が左に曲がっているように見える。さらに鼻の穴の梨状口の形も扇を閉じたようになっていないで豆が二つ入ったピーナッツの殻が二つふっ付いていうかのようだ。それとこのレントゲン写真で判らないのが、左右の眼窩の間と眼窩の下の頬骨が空洞に見えることだ。これらの不可思議は耳鼻咽喉科のレントゲン写真では、前もって鼻腔内に焦点を決めているために生じていることなのだと理解している。
図1.ぼくの正面から見た頭骨
 頭骨を含む哺乳動物の骨コレクターになっているぼくは、どうしても自分の頭骨を見て見たかった。20年前に顔面骨折した時の写真を手に入れておくべきだった。それだと骨に焦点を当てて前面、左右側面、上部、後面から撮っているだろう。残念!
  
 今夕は新横浜駅前の居酒屋で専門学校の2006年卒業生たちとの飲み会だ。1月にはその6年後の卒業生との上野での新年会だったが、こちらが骨折したばかりで参加出来なかった。今夕は参加できる。

 

2026年5月18日月曜日

草食獣は食べられても頭部が残る。                       Herbivores are eaten, but their heads remain

 ライオンやハイエナなどの肉食動物に殺され食べられた草食獣たちの遺骸でほぼ原形をとどめている骨がある。それは頭骨だ。頭骨の中の脳は美味しい部分だと思うが、頭骨を割って中身の脳を食べようとはしない。ただ舌は食べられ、下顎の周りの肉も食べられる。しかし、頭蓋骨を咬み割って食べることはないようだ。
 図1のウォーターバックはライオンに食べられ、途中で後足部分をライオンの追い払って採取し、その後ハイエナに食べられ、さらにハゲタカに食べられた。図1の状態になるまで4時間くらいしか経っていない。
図1.ウォーターバックの遺骸:タンザニアのカタビNPで
 この水牛も肉食動物に食べられ、最後はハゲタカに食べられたのだろう。頭骨が脊椎から離れ、下顎骨も離れている。が、頭骨そのものは残っている。
図2.水牛の遺骸:タンザニアのカタビNPで
 アフリカとは違って日本の草食獣が肉食獣に襲われて食べられる例は数少ない。頭部を食い割って食べられるのはクマくらいかもしれないが、頭骨を齧って中の脳を食べる動物は、日本でもいないようだ。ネズミの仲間が肋骨や寛骨を齧るが、頭骨は齧らないようだ。
図3.ニホンジカの遺骸:土山峠付近で
 このように、肉食動物たちが草食獣を襲って食べたとしても頭骨まで食べることは稀なようだ。但し、テン糞の中には齧歯類やノウサギの歯が見つかるので、ウサギよりも小さな草食獣が食べられた場合は頭部も食べられる。ウサギの頭骨は華奢だから、バリバリ食べられるのかな?しかし、シカくらいになるともう歯がたたないのかもしれない。

2026年5月16日土曜日

庭の花                         The flowers in back yard

 どうも先週から脊柱管狭窄症が悪さをしていて、少し長引いている。そんな訳で散歩はできないが、狭い庭を歩き回って出てきた草花を見て楽しんでいる。庭に出る踏み台のオニタビラコが可愛い(図1)。今年もキキョウソウが幾つか出てきている(図2)。
図1.オニタビラコ
図2.キキョウソウとペラペラヨメナ
 ドクダミの十字の白い花も楽しい(図3)。が、昨年植えたヤマユリが一本は4,5センチのところで水平に曲がって枯れ、今また楽しみにしていた昨年一輪咲いた茎が下葉が枯れ始め、茎先も枯れかかっている(図4)。これらの昨年買ったヤマユリはウィルス病か何か病気持ちの株だったようだ。が、今年買ったヤマユリはすでに大きな蕾を二つつけている。
図3.ドクダミ
図4.枯れてきたヤマユリ
 今、我が家の庭を楽しませくれるのは、この小さなピンクのバラだ。鉢植のまま地面に置いていたのが根付いて、元気に花を咲かせている。
図5.元気な小さな花のバラ
 スイカズラの花も白から黄色になり、白い花は僅かだ。シランも終わりかけている。ただ、車庫横のテイカカズラは真っ白い花で垣根全体が覆われている。テイカカズラの花は次々に咲くのでスイカズラに比べて花の期間が長い。ホタルブクロが来週には咲きそうだ。
図6.テイカカズラ

2026年5月15日金曜日

フクロモモンガやオポッサムの上腕骨にも   The hermeri of sugar glider and gray short-tailed opossum have aloso,,,,

 有袋類のバンディクートの仲間の上腕骨にも顆上孔があったが、同じ有袋類のオポッサムの仲間やフクロモモンガにも顆上孔がある(図1)。これらの動物たちは爪を使って木登りしていると云うことである。しかし、カンガルーやワラビにの上腕骨には顆上孔は無いだろう。樹上性のコアラにはあるのでないだろうか? 
図1.左ハイイロジネズミオポッサムMenodelphis domesticaと右フクロモモンガPetaurus brevicepsの右上腕骨の顆上孔

 ネットでしらべた。やはり、コアラには顆上孔があるMorphometric description of the koala humerus using microcomputed tomography | Scientific Reports。なんと調べたらカンガルーの仲間の上腕骨にも顆上孔があるKangaroo Red Necked Wallaby Humerus 01 Model - TurboSquid 2068816。エ?もう、判らない。ワラビは地面を歩き回るが木には登らないだろうし、短い前足の爪で草の根を穿り出しているのだろうか?あるいは草を「つまむ」ことがあるのだろうか?顆上孔は正中神経が通っている(ACたんぽぽさんより)、顆上孔がないヒトの正中神経は、AIによると下記のようである。何故上腕骨遠位部に顆上孔なる孔が出来る動物とそうでない動物が生まれたのか不思議だ。カンガルーの仲間は下記の感覚や運動の役割が、顆上孔を持たない動物よりも重要なのかな?

1. 正中神経の走行と役割
  • 走行: 頸髄の腕神経叢(C5-T1)を起源とし、上腕を下り、前腕では橈骨と尺骨の間を通って、手根管(手首の骨と靭帯のトンネル)をくぐり抜けて手のひらに至る。
  • 支配領域(感覚): 親指(母指)から薬指(環指)の親指側の半分までの掌側の皮膚感覚。
  • 支配領域(運動): 前腕の回内(内側にひねる)、手首の掌屈(曲げる)、手指の屈曲、および親指の付け根の筋肉(母指球筋)を支配し、特に「つまみ」の動作に不可欠。

2026年5月13日水曜日

バンディクートの上腕骨には顆上孔がある                     Bandicoots humerus has a supracondylar foramen

 以前、上腕骨に顆上孔があるのは、スローロリスやリス、モグラやネコ、アナグマがあるので北方真獣類の爪を使って木登りしたり穴を掘ったりする動物に特有なものであると思っていた。ACタンポポさんからはネコの顆上孔は上腕動脈と正中神経が通るとこのブログで教えてもらった(20180414、スローロリスの上腕骨)。で、有袋類の上腕骨を見たかったので、改めて友人T.Tsukahara氏からプレゼントされたニューギニア産のバンでクートの仲間の上腕骨を見た(図1)。すでに顆上孔に紐を通していたことをすっかり忘れていた。
 バンディクートの仲間はどんな生態をしているのか不明だが、顆上孔があるので、木登りするか地面に穴を掘って生活していると想像できる。
図1.バンディクートPeramelemorphiaの仲間の上腕骨の顆上孔
図2.図1の上腕骨のバンディクートPeramelemorhiaの仲間の上から見た頭骨