2026年5月31日日曜日

京都の継父による子殺し4)                     4)Child homicide by stepfather in Kyoto

  朝日の誤った情報の記事に驚き、失望してこのブログアップした訳だが、スウェーデンの研究者によって報告された論文は、これらの報告者自身が偏見を持っていることだ。それは朝日の記事を書いた記者同様の偏見だ。スウェーデンの統計局の資料と警察や法廷での資料を基に、殺された子供と殺人者との関係、継父、継母をまとめて継親としており、著者たちは子供が殺された時の殺人者は薬物中毒であるか否かに注目している。

 どうも、このスウェーデンの研究者3人はDaily &Willsonが進化生物学の理論を用いて子殺しを説明しているのが気に入らなかったようだ。それで、題名に「継親と子殺し:進化論的予測に反する新なデーター」とつけたのだ。

 収集した資料が、スウェーデンの中央統計局や警察、法廷などから得た1975-1995の「事実」であり、真実かどうかは疑わしい、第三者の偏見を通しての「事実」である。警察や法廷では継父・継母はひとまとめに継親としていたとは思われないが、スウェーデンではそうなのかも知れない。、論文では継父・継母を分けていない。「事実」が不鮮明にされ、さらに薬物中毒の有無から子殺しを分析している。以下にこの論文で使われた表1と2をアップする。

 表1.異なった家庭状況の犠牲者と子供たち

 表1では実の両親、親の一方が実親、養親、一人親の4つに分けて犠牲者数を見ている。犠牲者が誰によるものかは不明だ。ただ、a一人は父親は恋人と一緒に殺した。あるいはb父親の恋人が殺した。
表2.犯罪者の精神疾患と薬物中毒
 表2では、家庭状況を実の両親、一人が継親、一人親に分けて、また犯罪者と犠牲者との関係を実の親か継親かに分けて、精神疾患の有無や薬物中毒についてみている。表1の犠牲者数は139だが、ここでは102になっている。
 気になるのは、片一方の血の繋がらない親が継父か継母か、あるいは子を殺したのは誰なのか表1でも2でも不明だ。が、表1の注a,bで述べられているようにa:父親が恋人の助けを借りて殺したとかb:父親の恋人にころされたとしている。
  スウェーデンは世界でも有数の福祉国家であり、性差別は無く、シングルマザーやシングルファーザー、さらには同性婚の家庭にも手厚い保護をしている。だから、継父や継母と云った分け方は性差別と考えられているのかもしれない。しかし、殺された子の年齢は警察や法廷の記録にも残っていると思うのだが、、、、薬物中毒の方が著者たちの興味を引いたようだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿