「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2021年1月9日土曜日

初氷かな?  It's first freezing in the year?

昨夜は、久しぶりに雨戸を閉めた。それはどうも室内が温まらないからだ。今朝、起きて雨戸を開け庭の睡蓮鉢を見たら、案の定、氷が張っている(図1)。割りに厚い氷だ。その厚さを証明するために、タヌキの頭骨をそっと乗せてみた。氷は割れない(図2)。このタヌキは年1979年5月に湯河原の白銀林道で死んだばかりのような状態で転がっていたのだ。拾って車のトランクに入れ、家の玄関前に植えられていたアジサイの木の根元に埋めていたのだ。これが家の庭に野生動物の死体を埋めた始まりであった。その前は、奥湯河原の天昭山野猿公園にサル観察に通っていたので、公園内外の山中に埋めていた。
図1.薄氷が張った水蓮鉢
図2.氷の上にそっとタヌキの頭骨を乗せる
この氷もお昼前には融けてしまった
しかし、今朝(9日)再び氷が張っている。嬉しい感じもする。零下に2日続けてなったが、ゼラニュームはいつからか外に出しっ放しだ。ここに来て43年経ったが、当初は、水を容れていた火鉢は凍って割れてしまったし、ゼラニュームやオリヅルラン、ゴムの木は屋外では生育できなかった。寒いとは云っても確実に温暖化となっている。

さぁーて、明日はチャレンジキャンパスで学校だ!今週から学校が始まる。この外出自粛せよという状況下で、若者に会うのは怖いが、こちらが気をつければ良いだけだ。マスクと手洗いの徹底だ。
友人のTGからコロナ禍の中での対応について、次のYouTubeを紹介してくれた。面白い!コロナオーバーシュートに立ち向かう! 児玉龍彦×金子勝【新型コロナと闘う その先の世界へ】20210107 - YouTube

2021年1月8日金曜日

アメリカ崩れる! USA collapse!

昨日のアメリカからのニュースは恐怖を感じるほど衝撃的なものであった。アメリカの連邦議会議事堂が大統領のトランプ支持者たちによって占拠された(図1&図2)。その時議事堂では次期大統領を決める最終手続きを行っていた。議長はペンス副大統領だ。これまでずーっとペンス氏はトランプ大統領を補佐・支持してきた。
また、共和党の中でもトランプの云う不正選挙というデマに乗る議員たちがいた。しかし、このトランプ支持者たちの議会占拠によってトランプの本質にようやく気が付いたようである。

恐ろしさを覚えたのは、それはトランプは民主的な手続きの選挙によって選ばれた大統領だからだ。かってはヒットラーも選挙で選ばれ、ナチス党員の議員を増やし、議会の多数を占めて、ユダヤ人のホロコーストへと突っ走って行った。
フランス革命後のロベスピエールによる恐怖政治、ロシア革命後のスターリンによる粛清をともなる恐怖政治、中国の毛沢東による文化大革命や、現在の中国共産党の一党独裁、カンボジアのポルポト政権による知識階級の殺戮、ブラジル、フィリピン、シリア、多くのアフリカの国々の独裁政治、そして、最近、蔓延ってきたヨーロッパ諸国のナショナリズムを掲げる政治家たち。
日本の政治はどうだろうか?ぼくらはしっかり政治を見守っていきたい。
図1. 米連邦議会議事堂に流れ込む暴徒
ナショナル・ジェオグラフのSpecial Edition :An American Insurrectonの動画から
図2. National Geographの図1の動画から

 

2021年1月5日火曜日

タマナギンウワバの幼虫が蛹に?  Is the larva of moth in a cocoon?

サニーレタスについていた青虫(タマナギンウワバAutographa nigrisignaの幼虫と野生動物2年女子のSAさんに教わる)が昨朝、食草のレタスの上にもいない、何とプラ容器の上に糸を出してくっ付いていた(図1)。今日、昼過ぎタマナギンウワバの幼虫さんを見たら、身体全体が細い糸で覆われている。尻の方が少し黄土色がかっている。どうも、身体全体が茶褐色の蛹になって行きそうだ。どうなるか?
今夜、寝る前にも見てみよう。
図1. 1月4日10時過ぎ
図2. 1月5日12時過ぎ
このタマナギンウワバ(何度も繰り返さないと覚えられない)は野菜の害虫で、野菜を作っている人たちから嫌われている。しかし、こうやって見ていると可愛らしく感じる。

来週から学校が始まるが、学校からメールで、対面とZoom併用しての授業になるようだ。学生は登校して授業に出ても良いし、Zoomで授業に参加しても良いということになる。はたしてどうなるか?いずれにしてもぼくは学校だ!学生は友達と会って話し合うのが学生生活だ!

2021年1月4日月曜日

この青虫はチョウ?orガの幼虫? Is the green caterpilar a larva of butterfly or moth?

 昨日の夕食時、暮れにNKさんから頂いたサニーレタスを洗っていた、連れ合いが呼ぶ声が聞こえた。レタスに虫がいたんだなっと思ってシンクを除くと青虫がレタスの葉についている。早速コヤツを取って写真を撮り(図1)、専門学校の野生動物2年女子のSAさんに聞いてみることにした。Teamsで図1と図2を添付して訊いたら、すぐ返事がきた。

これは、タマナギンウワバという仲間のヤガ科Noctuidaeキンウワバ亜科Plusiinaeの幼虫のようだ。こちらはヤガ科はもう知っているが、タマギンウワバとはどんな蛾なのかネット検索した。ウワバ類という野菜の害虫がいるようだ。このウワバとはどのような意味なのか? 

図1. タマナギンウワバAutographa nigrisignaの幼虫

図2. 頭部が左で、尻の方が太い
ウワバという意味、「上這ひ」から来ているのかな?葉の表面を這う虫だからか?
この青虫、タマナギンウワバというヤガ科の幼虫だと専門学校の2年女子のSIさんが教えてくれたが、一目で判るなんて凄い!このような鱗翅目が好きで良く知っている学生が農薬会社などに就職してもらいたい。

2021年1月3日日曜日

初詣   The year's first visit the Kameino shrine

昨日、歩いて10分くらいの亀井神社に連れ合いと初詣に行ってきた。普段は殆んど参拝者がいないのに、今日は正月二日目だけあって、初詣客が結構いた。
敷石や階段にも人との間を詰めないようにと緑のテープが貼ってあった。
神様に何をお願いしたか全く覚えていない。というよりも賽銭を投げ入れ何もお願いせずにただ二礼二拍手一礼ただけであった。
帰路、100円を出しておみくじを引いたら、初めての大吉だ!
不思議!何が不思議かと云えば、ぼくは全く神様を信じてはいない。にも拘らず、山を歩いていて祠があると何故か心の中で手を合わせるし、正月は御神酒と称して今年も日本酒を買い飲んでいる。そして、初詣でおみくじを引く。大吉で喜ぶ。ぼくは、山で大き木や岩があると手を合わせたくなる。さらには、動物や花やイチゴやリンゴにまでそのような気持ちがする時がある。見上げる星や月、そして夕日や朝日に対して手を合わせたくなる。
自然崇拝だ。それが祠となり、神社となるんだ!
 

2021年1月1日金曜日

新年おめでとう!  Happy new year!

新年おめでとう!
とうとうコロナ禍の中での新年となりました。皆さまこの新型ウィルスに罹らないように、マスク、手洗いを続け、食事・呑み会はコロナが落ち着くまで我慢しましょう。

2021年1月元旦

元旦を迎え、年賀状を貰ったのに、賀状を書く気持ちがおこらない。毎年、正月三が日に賀状を書くのがぼくの習いになっているが、今年は久しぶりに芋版でも彫るか!っと大きめのジャガイモを買っていたのに、全くその気が起こらない。慣れない日本酒を大晦日、今朝と呑んだせいにしておこう。

皆さま、今年もどうぞ宜しく!
福田 史夫(fumio fukuda)

2020年12月29日火曜日

白梅が咲く  The white Japanese apricot blooms

庭に出ると、大分冷えてきた。それでも水蓮鉢の氷は張っていない。狭い庭は10歩も歩けば行き止まりだ。だから、ぼくが庭で見る物は植物の冬芽の状態だ。モモはもう、かなり花の蕾が大きくなってきている。見ていると二つの蕾が大きく膨らんで花弁を開きそうだ。まだ、年内だ。
寒い冬が無ければ美味しい漬物は漬けられない。先ほど、干してあった聖護院大根を取り込んで塩漬けにした。2週間も干したので、半分以下の大きさになった。また、2週間ほど待ってから味噌・酒粕に浸けなおす。来年1月の下旬には食べられるだろう。親父が釧路の冬でやっていた事の真似事だ。旨くできたら、毎冬作ろう。聖護院大根はネットで見ると2個で2480円もするんだ。

図1. 膨らんできたウメPrunus mumeの蕾
図2. 花弁が開きそ

2020年12月28日月曜日

イヌガヤの種子の形状   The seed configuration of Japanese plum yew

 12月23日の鳥屋待沢右岸尾根歩きで、見つけ拾ってきたテン糞3(図3)はイヌガヤの種子であり、タヌキ糞(図4)からはケンポナシの種子が含まれていた。何れも今冬、初めての糞内容物なので、イヌガヤとケンポナシの種子をアップして皆さんに見てもらう。

図1. イヌガヤCephalotaxus harrigtonia(左3個)とケンポナシHovenia dulcis(右4個)の種子
図2. イヌガヤの種子(一回りする稜がある)
沢右岸沿いの山道の石の上にテン糞3を見つけた時は、カヤの実の種子かイヌガヤのものか判らなかった(図3)。しかし、イヌガヤの赤褐色になった実は松脂臭いが甘いので、熟すと発酵臭がするだろう。しかし、カヤの実は青いままで甘くはない。カヤはイチイ科でイチイの赤い柔らかい実は甘く子供の頃に口にいっぱい放り込んで種子だけをプップッと吹き出した。でも、カヤの実は食べる気も起らない。一方、イヌガヤの実はマツヤニ臭いが甘い。ヤマモモの赤い実の味と似ている。両者とも大量に食べたいとは思わないが、せいぜい5、6個までだ。
だから、動物たちはカヤの実を食べることはないだろう。しかし、種子をリスは食べるかもしれない。
さて、イヌガヤとカヤの種子の大きな違いは、イヌガヤの種子は長径を一回りする稜があることだ(図2)。カヤは縦にいくつものシワがある。
図3. 石の上のテン糞3
図4. タヌキ糞

2020年12月27日日曜日

テン糞とタヌキ糞の内容物    The contents in the scats of martens and racoon dog

 一昨日は雨が降るかと思っていたら朝から晴れている。昼過ぎ温かくなったので庭に出て糞洗いをする。

テン糞5だと思って拾ってきたものが洗って内容物を確かめている時にその臭いからタヌキ糞だと判った。全ての糞にマメガキの種子や果肉・果皮があり、サルナシを食べている糞も5個の糞から見つかった。また、テン糞3からはイヌガヤの実を食べた残りの種子が出て来た、また、タヌキ糞からはケンポナシの種子が4個出て来た。また、二つのタヌキ糞からは腐葉を食べたと思われる砕片やその時に一緒に食べたと思われる土砂がでてきた。それらをまとめて図9に示した。また、見つけた糞の位置は図9に、糞から出て来た内容物をまとめたの表1である。どうしても山での糞などのフィールドサインを見つけるのは登りの時に多く、下りは見落としてしまいがちだ。

図1. 8:29 テン糞1
マメガキ種子・果肉果皮、サルナシ種子・果肉果皮

図2. 8:33 テン糞2
マメガキ種子・果肉果皮、サルナシ種子・果肉果皮

図3. 8:52 テン糞3
イヌガヤ種子、マメガキ種子、サルナシ種子・果肉果皮

図4. 9:06 テン糞4
マメガキ種子・果肉果皮、サルナシ種子・果肉果皮

今冬、初めてのケンポナシを食べた糞だ。下の糞粒3個の内、左の一番大きいモノを拾ってきたが、ケンポナシの種子が4個あった(図)。他の二個も拾って洗ったら、ケンポナシの果柄なども出てきたかも知れない。
図5.9:45 タヌキ糞だ!
マメガキ種子・果肉果皮、サルナシ種子・果肉果皮、ケンポナシ種子、腐葉片、砂泥

洗うと糞が固く、砂泥がたくさん出、さらに机上で茶漉しの残渣を調べたら臭いからタヌキ糞だと確信した。
図6. 9:55 テン糞5ではなくてタヌキ糞だった
マメガキ種子・果肉果皮、腐葉片、砂泥

図7.10:06 テン糞6
マメガキ種子・果肉果皮

図8.13:45 テン糞7
マメガキ種子・果肉果皮
図9に今回のテンとタヌキの食べているものをまとめた。両者の食べている物はほとんど同じだ。ただ違うのはタヌキは腐葉砕片や砂泥が糞に多く入っていることから木に登って果実を食べることもあるが、林床に落ちた果実を漁っていることが多いのではないかと思われる。一方、テンは地上に落ちた果実を食べることは少ないように思える。
図9. テンとタヌキが食べている物

図10.ルートの中のテン糞①~⑦とタヌキ糞の位置

今日は27日、今年も後4日だ。友人のTGが、七沢温泉に小林多喜二が匿われていた旅館「福元館」があることを知らせてくれた。今年はコロナ禍で命拾いをした。それは、昨年の2月14日から8日間横浜港を発着するあのクルーズ船ダイヤモンド・プリンセスに乗っていたのだ。コロナ禍のため、今までとは違った1年になった。今までやらなかった動画編集をほんの少し覚えたこと、手洗いをこまめにするようになったこと、食事・呑み会をしなくなったことがあげられる。そして、一昨日義兄が肺癌で亡くなったのに葬儀は行えない。このウィルスとの生活が日常になっていくような恐ろしさを感じている。

2020年12月26日土曜日

ツチイナゴがビカクシダを食べる  A kind of grasshoppers ate the staghorn fern

今朝、ビカクシダをみたら齧られた痕がある。あのツチイナゴだ。カトレアの花を食べたのもツチイナゴだったのだ。しかし、この硬いシダをよく食べたものだ。感心する。が、もうこのツチイナゴを部屋で飼っておくわけにはいかない。見つけ次第温かい日中にでも庭に放り出そう。
しかし、探すとどこにいるのかわからない。昨夜はアジャンタム(ハコネシダの仲間)の鉢にいたのだが、、、。
食べられた痕を線で囲む

鳥屋待沢沿い道を詰めて右岸尾根に登る3)  Walked and stuffed on the path along the Toyamachi stream , and climbed the right bank ridge3).

 約30分掛かってお昼を食べ終えて片付け、再度Geographicaで位置を確認し、地図を広げ、磁石の矢印を行く方向に合わせ、磁石の円盤内の磁北を地図の磁力線に平行に合わせる。あとは矢印の方向に向かって下るだけだ。再びザックを背負ってスマホで自撮りだ。大分疲れている。笑えなかったのだ(図1)。

この場所は以前この尾根を登って777ピークを過ぎたら、ナイフの刃のように細い尾根が連なり、張ってあるザイルを握って歩いて三峰山まで行ったことがあった。あの細い尾根は今はどうなっているのだろうか?もう、ぼくは足が竦んで歩けないだろう。2012年1月だ、その時は、鳥屋待沢右岸尾根を谷太郎林道の橋のところから登って777ピーク、登山道に出て三峰山を経過し、そのまま登山道を歩き今度は鳥屋待沢左岸尾根を下っているのだ。僅か8年前のことだ。しかも、この鳥屋待沢右岸を登って三峰についてそれから左岸尾根を下って車に辿り着くのに、5時間しかかかってない。車は橋のたもとに置いたが、若いって凄い!

図1. 13:39 昼食後出発前に自撮り
13時45分、磁石を首にぶら下げて、下る方向を見ながら歩き出して間もなくテン糞だ。マメガキの種子が顔を出している。
図2. テン糞8
尾根が二股に分かれる辺りで地点でGeographicaを見て位置を確認し、再び地図を出して磁石の方向を512ピークに合わせて下る。尾根が二股に分かれところから512ピークまで左側にシカ柵が走る。512ピークからは踏み跡がしっかりついていて、そのまますすむとしっかりした経路となった。
14時46分、山の仕事道(経路)を行くことになる。どこに出るのかそれだけが不安と楽しみでもあり、楽な経路を進むことになる。15時半までに谷太郎林道に下りたい。晩秋の陽が赤くなって山を照らす。
15時18分、林道から見える堰堤横に出る。ここから林道まで暗くなったらちょっと迷うかもしれない。
15時24分に谷太郎林道に下り立つ。ここから立派な経路があるなんて判らない。
今回は、山道の距離が短いのに鳥屋待沢左岸の山道から始まって右岸尾根を下って再び林道に出るまで7時間48分も掛かっている。あーーーー!
谷太郎林道を煤ケ谷に向かって歩く。軽トラが一台ぼくを追い抜いて行く。連れ合いから「今どこにいるの?」っとメールが入る。トイレで用をたす。清川役場前の駐車場に辿り着き。車に乗り、ほっとする。「帰る」とメールする。
図3. ここからあの歩きやすい経路があるなんて、、、。

図4. 歩いたルート

2020年12月25日金曜日

鳥屋待沢沿い道を詰めて右岸尾根に登る2)  Walked and stuffed on the path along the Toyamachi stream , and climbed the right bank ridge2).

 昨日の続き:兎に角、この斜面を登って鳥屋待沢の右岸尾根に辿り着くためには、一歩一歩ジグザクに登るだけだ。ずり落ちないように右足、左足を足元を固めるようにして登る。

9時39分、ヤハリと云うべきか?早くも仕事道が出て来た。6、7年前にでも作られたのだろう。とてもしっかりしている。これが尾根まで続いていることを祈る。この道の作り方は合理的だ。間伐したスギの丸太をそのまま伐った残りの台木と立ち木のスギの間に倒しているのだ。これだと、丸太を止める杭など必要がない。清川村煤ケ谷地区の林業家は石垣と云い、この仕事道と云い、素晴らしい技術を持っている。

図1. 仕事道だ!立ち木のスギで丸太を支える
ここでは二本の丸太が支えられている

図1'. 倒した根本で一方を支える

9時44分、このシダは?いつも見るオオバイノモトソウと少し違う感じがするので撮る。
図2. 小葉が付くのが面白いが、やはりオオバイノモトソウなのか!

9時45分、ん?タヌキ糞だ!シダの葉先を千切って目印にする。
図3. タヌキ糞だ!
9時55分、テン糞だ。
図4.  テン糞6

10時1分、スギの植林地帯だが、仕事道があるのにスイスイ登れないので歯痒い。学生に駆け登れ!っと云うと走って直登するだろう。先ほどからシカのような警戒音が途切れなく続く。何度も見上げたり周りを見渡すがシカは見つからず。シカなら警戒音を上げて逃げるから、これはシカではなく誰だろう?鳥かもしれないとも思うが、、、、。
図5. スギ林のなかの登り

10時9分、カモシカの新旧の糞がたくさんある。ここはカモシカの狭い行動域内なんだ。だが、しかしカモシカがぼくの姿を見て警戒音を上げるとは思えない。彼らは単独生活者なので意味の無い警戒音は出さない筈だ!
図6. カモシカ糞だろう

10時46分、おー、また、石垣だ。二段になっている。石垣にして土砂が崩れるのを防ぎ、植林をしているのだ。こんなことをするのも明治の頃の人の為せる業だろう。数人でも1日や2日では作れないから仮小屋でも作ってやったのだ。そんな仕事は冬なら寒いから初夏が気持ち良くて良いかな?夜は、小屋で談笑しながら呑む。そんな山仕事に憧れる。
図7. 石垣がここにも

この石垣を過ぎてから、岩が多くなり、ストックを畳んでザックに付け、立木や杉の根を掴んだり、足先を持ち上げられないので膝を着き、四つん這い状態で、何度も立木を背に一息ついてスポーツドリンクを飲み、息を切らしながら登る。
上を見上げては立ち木があって楽そうなルートを判断し、ある時には1メートルの岩場をトラバースするのに腹ばいになって10分以上もかけ、太い根回りの木の上に出るのに、ショルダーバックやザックを外して木の上に置き、手で樹皮の割れ目を掴み、足場を固めてグイッーっと身体を持ち上げる。まるで、甲羅を付けたカメのように身体が硬く、すいっと身体が持ち上がらない。
12時48分、直径30センチもありそうな太いサルナシの枝をザイル代わりに掴んでよじ登ってようやくこの難所と乗り切る。難所とは云っても70越えの僕にとっての難所であり、学生ならスイスイだろう。
石垣(図7)から高度140メートル登るのに実に2時間掛かっていることが判明した(図11の⑦から⑧まで)。上半身、下半身を使って登ったので、初めて手指が攣りそうになったし、翌朝は二の腕や脇腹、さらに太腿ではなく脹脛が痛かった。何と二日目の今も二の腕や脹脛の筋肉痛だ!
図8. 胸高直径30センチもありそうな太いサルナシ

太いサルナシの脇に倒れるスギの丸太を乗り越えると、もう、スギの植林地帯のなだらかな傾斜地帯だ。東京・横浜方面を写真に撮る余裕も出てくる。
図9. 東京・横浜方面が、、
図9'. これは新宿方面?
13時7分、兎に角、尾根まで出てから休もうと思い、ストックを出して歩く。15分くらい歩いて平な尾根に出る。風が冷たい。倒木に座って湯を沸かしインスタントラーメンだ。しかし、半分くらいしか食べられず。登山靴で地面を蹴って少し穴を掘り、ラーメンを捨て上に枯葉を乗せ踏む。アンパンのような甘いモノが食べたい。
図10.尾根に到着だ!
図10'. どこか風が当たらなくて温かいところが無いか探す
図11. 歩いたルート
図中の①~⑩は上記文中の図1から図10の位置
ブログにGPSのルートをアップして気が付いた。鳥屋待沢から⑧の太いサルナシまでの赤線が太い、往きと帰りに2重に歩いた線よりも太い。それだけ右行ったり、左に行ったりルートを選んだのだ。
帰宅後、ウィスキーはいつものように呑んだものの、この日は疲れたのか釧路の妹が送ってくれたサンマの生干しは美味しく食べれたが、ご飯を全く食べられず。いつもはご飯制限を強いる連れ合いが不思議がる。

2020年12月24日木曜日

鳥屋待沢沿い道を詰めて右岸尾根に登る  Walked and stuffed on the path along the Toyamachi stream , and climbed the right bank ridge.

 昨日は朝出たのが5時半、6時になれば渋滞になる。清川村役場の駐車場に車を置く。5、6台の車が停まっているが、何台かはここで夜を過ごしたようだ。車から外に出ると寒い!ザックに入っている薄手の羽毛服を着たいを思うほどの寒さだ。指先まである軍手を持ってきたのは正解だ。ヤッケを羽織り、GPSをセットして出発だ。

今日は、鳥屋待沢左岸に沿ってある山道を行けるところまで行き、右岸尾根に登ろうと昨日から決めている。

7時25、鳥屋待沢左岸に沿ってある山道だ、途中までは何度か行ったことがある。

図1. ここから入る予定だ!
下りてくる右岸尾根の様子を見て回る。寒い!早く山道に入りたい。
図2.こに下りてきたら若者でないから飛び降りれない
図3. ここならスムーズに林道に出られる
7時37分、山道に入って登る尾根を見上げると朝日が当たっていて温かそうだ!
図4. 朝日が当たる尾根
図4’. 朝日が当たる鳥屋待沢右岸尾根
7時54分、さて、これからだ。ここは右の尾根道を登りトラバースして鳥屋待沢左岸尾根の615ピークと415ピークの間のコルにでる。2010年11月の丹沢実習でクマの親子に出会ったところだ。今までは、ここから右の尾根道を登ったことしかなく、沢沿いの道を先を歩いたことがない。
ここで、座って靴の紐を締め直し、スパッツを着ける。スパッツを着けると何だかヤル気が倍増するから面白い。
図5. 右には尾根を登る道がある
8時29分、テン糞だ!殆んど期待していなかったので嬉しい!サルナシの果皮が糞の右に付いている。他に何か食べているかな?
図6. テン糞1
8時34分、また、テン糞だ!マメガキとサルナシの種子が見える。
図7.テン糞2
8時39分、へー、石垣だ。明治の頃に作ったのかな?清川村の人々は頻繁にこの道を利用していたのかな?昔の人々の石の組み方めったに崩れない。石の組み方の技術を持った職人さんがいたのかな?石垣があるためその上の道は歩きやすい。
図8. 石垣
8時52分、ん?この糞は量が多ければハクビシンかもしれないが、石の上にしているし、右横の残骸からしてテン糞だろう。しかし、この種子はカヤかイヌガヤかな?違うかな?しかし、この果実の果皮と果肉は分解・消化したって云う事?
図8. テン糞3
8時56分、だいぶ道が怪しくなってきた。道が無くなる。対岸に白い看板が見える。双眼鏡で覗くと神奈川県「水源の森林づくり」契約地と書いてある。向こう側に道があるのかな?対岸に渡る。
図9. 水源の森の白い看板
9時6分、対岸に渡ろうとしたら、沢の石の上に糞だ。久しぶりにイタチ糞かな?少し太いからテン糞かな?サルナシの果皮と種子が浮き出ている。何だ、テン糞か!少し、ガッカリだ!
図10.テン糞4
9時11分、赤い帽子の杭・K5と書いてある。水源の森づくりのものだ。道は沢右岸に回ったようだ。
図11. K5の杭
9時23分、沢の奥の方にも赤い帽子が、そして、今まで歩いてきた方の沢の左岸には古い古い保安林?の鉄板の看板がある。恐らく、この看板を立てた頃には、歩いてきた道は続いていたのだろう。70前なら対岸に戻って辺りに古い道があるかどうか確かめられたが、今は沢を渡るにもバランスを崩してはいけないとおっかなびっくりだ!
Geographicaで見ると、ここは目指す右岸尾根の777ピークに近い尾根ところに登れる。兎に角、ジグザクゆっくりだ!しかし、ここから尾根に到達するのは大変だった。3時間半以上もかかったのだ。
図12.奥にも赤い帽子の杭が、、
図12'. 対岸に古い看板