「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2018年6月21日木曜日

シロメダカをもらった!  Got some Japanese white rice fishes!

先日、散歩に出たら、我家からそう遠くない近所の庭の柵に「シロメダカを譲ります」と張り紙があった。
早速、園児が砂場で使うような小さなポリバケツがあったので、それを持ってピンポンを鳴らした。シロメダカを欲しいと伝えるとお店で金魚や水草などを買った時に容れてくれるビニール袋を持って奥さんが玄関から出てきたので、「これに容れて下さい!」っとバケツを出した。
御主人も出てきて、シロメダカをすくって入れてくれた。水草のホテイアオイも2株くれた。
シロメダカOrzyas latipes 
子供の頃は金魚屋で売っているヒメダカやタナゴを熱帯魚のように見つめていた。道東の釧路湿原にいるフナやトンギョ、ドンコ、ドジョウ、ヤチウグイなどとは違いヒメダカは熱帯魚のグッピーのようだったし、タナゴは一見エンゼルフィッシュのように思えた。
当時の熱帯魚はとても子供の小遣いで買えるような値段ではなかった。そのため、ヒメダカ数匹とタナゴを2匹買った時は宝物のように思った。冬は小さな水槽をストーブのある部屋に置き、夜は水が凍らないように古い毛布で包んでストーブの側においた。

今、グッピーを飼っている。4月になると外の睡蓮鉢にも移す。
釧路では水温を20度くらいにするためにヒーターを装着しなければならないが、こちらでは川魚のモツゴやヨシノボリを飼うようにしていても子供が増える。手間がかからないが、時々、水槽に付いたコケを取ったり、汚れた砂利を洗うくらいなものだ。
庭の睡蓮鉢やヒメダカを入れた水鉢は洗ったことがないが、鳥たちが水浴びをするし、虫などが溺れて死んでいる。狭い中での完結した生態系とはなっていないので、水を取り替えたり洗った方が良いのかも知れない。ともかく、シロメダカは冬になってもそのままで良いだろう。

2018年6月18日月曜日

また、散歩! Go for a walk, again!

今日は、大阪・近畿地方で大きな地震があった。
テレビでニュースを見て、雨が降る前にと思い。散歩に出た。
今日は、先日の散歩よりも距離を伸ばした。それは、下の水田を目指したのだ。この水田には、緑色のアマガエルがイネの葉に乗っているので、それを出来たら捕まえようと思ったのだ。
が、イネの状態を見て、「何だー、まだ、苗が植えられて間もないんだ」とがっかりだ!

イネが伸び、根元にはアメリカザリガニが這いまわっている時季にはアマガエルがたくさんイネの葉に乗っているんだ。
水田の水の中をのぞくと、いるいるオタマジャクシがいるこれらのオタマに足が出て手が生えてくるには後1ヶ月は掛かるだろう。
帰りに、オオミズアオが公園のツバキの葉に停まっていた。
そういう季節なんだ!
今日の歩いた距離はGPS上で7.1キロだった。先日と同じように踝の下が痛くなる。でも、来週には山へ行ってみたい!

2018年6月16日土曜日

散歩に行く  Go for a walk!

昨日は、小雨の中、電車に乗って連れ合いと二人で映画「万引き家族」を見てきた。ぼくは一人で映画に行ったのは中学・高校の時くらいで、結婚してからは専ら連れ合いと行く。もちろん、彼女がぼくを誘うのだ。ぼくは、どちらかと云うとインディージョーンズとかジュラシックパークとかのような活劇ものが好きだ。
「万引き家族」は是枝監督がカンヌ国際映画祭でパルム・ドール賞を得たということで、映画館は混んでいた。いつもは2、3割の席の埋まりなのに7、8割の席が埋まっていた。ぼくの前後左右も埋まっていた。
こんなに混んだ映画を見たのは子供の時以来のように思った。

今日は、11時前に散歩に出かけた。昨日の電車を乗り継いでの映画館までの歩きで、ゆっくりなら普通の歩きができると判ったので、カメラをもって歩いた。
往復4キロちょっとの距離を1時間半も掛けた。
引地川の右岸に沿ってついている道を歩く

ミヤギノハギ

ニシキウツギ

ザクロ

ヤブガラシ

ヘクソカズラ

ユウゲショウ
僅か4キロ弱であったが、左足首が痛くならないように、ゆっくりゆっくり歩いた。それでも小指の方の足裏と踝の下辺りが痛みだしたが、歩けなくて鬱屈していた気持ちが少し晴れた感じだ!

2018年6月11日月曜日

ミズナラの虫瘤   The gall of Quercus crispula

6日の丹沢実習での雨の中、M.Tさんが、足元にあるミズナラQuercus crispulaについた虫こぶを見つけた。
ミズナラ・虫こぶでネット検索してみた。
これはどうも、ナラメリンゴタマバチが昨年作ったナラメリンゴフシのようだ。どうだろうか?


高取山のテンが食べていた果実  The fruits that the marten was eating at Mt.Takatori.

6日の実習で見つけたテン糞を洗った。
表面に見えている種子と果皮はヤマザクラだった。さらに、キイチゴ属Rubusの種子がたくさん混じっていた。
10:10 テン糞だ!サクラの種子が見える

Cerasusサクラ属のC.jamasakuraヤマザクラ

Rubusキイチゴ属のR.palmatusモミジイチゴかR.microphyllusニガイチゴの種子


2018年6月10日日曜日

継父(母)による虐め・虐待死 Cinderella effct

安倍首相のモリカケ問題、日大アメフト問題からの日大の体制問題、シンガポールでの米朝首脳会議、和歌山のドン・ファン怪死事件と、ニュース満載の時に、またまた痛ましい事件があった。それは、下記のニュースだ!

ー毎日新聞2018年6月7日付けのニュースよりー
東京・目黒の5歳虐待死

娘に食事与えず 遺棄致死容疑で両親逮捕

 雄大容疑者は結愛ちゃんを2月下旬に殴った傷害容疑で逮捕・起訴された。結愛ちゃんは優里容疑者の連れ子で、長男は雄大容疑者との間の実子だった。優里容疑者は逮捕前の調べに「自分の立場が危うくなるのを恐れて虐待を見すごした」と話していたという。
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杉山幸丸は1962年インドのダルワールに生息するハヌマンラングールの群れでアルファー♂(ボス)交代が起こった時に、新たなボスは♀が持っている乳児を殺した。また、ボスを実験的に取り除いてやると、群れに入った新たなボスは♀たちが持っている乳児を殺すことも分かった。さらに、乳児を殺された♀たちは発情して、新しいボスと交尾し妊娠することを発見した。当時は♂による子殺しは異常攻撃行動と解釈された。
2011年スリランカのアヌラーダプラのハヌマンラングール

その後、1975年にセレンゲティのライオンでも英国人のB.Bertramによって、ハヌマンラングールと同じような子殺しが報告された。プライドに入った新しい♂は乳飲み子を咬み殺した後、♀たちが発情し、新しい♂と交尾し、妊娠、出産した。
1995年セレンゲティ国立公園の大岩に陣取るライオンのプライド

その後、アメリカジリスやバンドウイルカなど多くの哺乳類で新♂による「仔殺し」と♀の発情、交尾、出産が明らかにされている。
アメリカジリスでは、ボスが接近した♂に負けたことを知った乳飲み子を持った♀は、いち早く自分の子供を咬み殺して食べてしまうことが報告された。
ヒトを除く哺乳類では、乳飲み子を持っ♀は、アカンボウに乳を吸われることによって発情は抑えられる。が、乳児がいなくなると発情する。
♀にとって自分の仔が殺されることは、すごい損失である。が、早く発情して新しいボスといち早く交尾すると、ボスの保護の下に社会的な地位が上がり、食糧も多く得、母体の栄養も良くなり、新たなアカンボウの栄養も良くなる。♀の性に対する戦略だ!と解釈されている。
杉山の仔殺しの発見前の1959年、アメリカのHirda M.Bruceは、妊娠したマウス♀のケージから♂を取り除いて、違った♂の匂いのついた敷きワラをケージに入れてやると、♀は胎児を再吸収するか流産することを発見した。これはBruce effectと名付けられた。
同じような事が2012年にエチオピアのセミエン高原に生息するゲラダヒヒで、妊娠していた♀が新しい♂の出現・接近で、流産したことが報告されている。つまり、Bruce effectは野生状態でも存在することが明らかになった。

北米五大湖のオンタリオ湖の西端に位置するハミルトン市で、M.Daly とM.Wilson(1985)は親子1万組あたりの親と殺された子供についての血縁関係を報告した。どちらかの親が継父か継母の場合の子供は、両親が実父・実母の子供より数十倍以上の割合でもって殺される。

つまり、ヒトもハヌマンラングールやライオンやその他の哺乳類と同じよう親の片方が子供と血の繋がりがない場合はその子を殺してしまうことを示している。ジリスでは母親自らが自分の仔を殺しているのだ。
Ann Andersonのイラストによるシンデレラ  from Wiekipedia

ドイツ・ヨーロッパの民話を集めたグリム童話の白雪姫やシンデレラは、主人公の白雪姫もシンデレラも継母に虐められるストーリーになっている。このような継子虐めは、西欧に限ったことではなく、日本にも「継子いじめ譚」としてある。また、昔話ではないが、湿った土地に生える葉や茎にトゲがたくさんついているママコノシリヌグイというタデ科植物がある。この葉でお尻を拭かれたら泣き叫ぶことだろう。その位、先妻の子は後妻の継母から虐めれ、また、連れ子は新しい父親である継父に虐められだろうという云う風に考えられた。
2017年釧路湿原のママコノシリヌグイPerisicaria senticosaと近縁種のミゾソバP.thunbergii

ぼくは、学生たちに対して、自分と血の繋がりがある子供を持ってシングルになったら、子供が成人するまで恋人を作ってはいけないし、ましてや再婚などもっての他だと話している。シングルマザー、シングルファザーになって愛しんでいた子供を新たな恋人と一緒になって虐めて殺すことがあることからだ。
子供の虐待事件に対して対応する福祉事務所や警察などの公的機関は、虐待を受けている子供と両親との関係を知るべきだ。もし、継母・継父の場合なら、虐待はずーと続くと考えるべきだ。今度の目黒の事件でも夫婦の1歳の実子は虐待を受けていないのだ。ヒトは動物を超越した特別な存在ではないことをしっかり認識すべきである。
この問題に関しては、拙著「ヒトの子どもが寝小便をするわけ」築地書館を読んでもらいたい。

2018年6月9日土曜日

ウメガサソウ   Chimaphila japonica

6日の丹沢実習で、小さく可愛らしい花を登山道沿いでみつけた。
ぼくにとっては初めて見る花だ。名前を調べる手掛かりがないので、やまぼうしさんにメールに添付して、ツツジ科イチヤクソウ属のウメガサソウであると教えてもらった。
ツツジ科イチヤクソウ属ウメガサソウChimaphila japonica
 雨の中、しゃがんで撮っていたH.Y君からウメガサソウの写真を送ってもらった。
H.Y君より
H.Y君より

フィールド・サイン  Field sign

6日の雨降りの中の丹沢実習のつづき
雨の中、チョットコイのコジュケイの鳴き声やアオバトのアーォーと鳴く声が聴こえ、カケスやヒヨドリや小鳥たちの声が聴こえた。
シカのグループを見たが、中国からの留学生のC君は高取山でお昼を食べた後、前方をアナグマかタヌキのような動物が素通りして行くのを見ている。
さらに、高取山山頂ではカナヘビをぼくが捕まえた。
雨の中だったからこそ、ガマ(アズマヒキガエル)には至る所で逢い、哺乳類のフィールド・サインもいくつか見つけることができた。

登山口から登り始めてすぐに、まだ、臭うサル糞を見つけた。小さいのでコドモかメスのものかな?そうすると群れが通った後ということだ!
9:07 サル糞!
つづら折りの道を登って小さな祠に手を合わせ、そこから平坦なトラバース道を歩いていると、登山道のすぐ上の斜面にアナグマが掘った穴があった。M.T君が穴に手を入れてみたが、すぐ行き止まりだったようだ。
凄く新しいものなので、ぼくらの足音を聴いてアナグマが穴掘りを途中で止めたのかも知れない。
9:57 アナグマが掘った新しい穴だ!

ん!テン糞だサクランボウを食べたことが良くわかる。果皮や種子が浮き出ている。久しぶりのテン糞だ!ちょっと感激し、いつもの手順を忘れている。H.Y君とこの糞をshareする。
水洗いしたら独特の編み目模様の小さな種子も出てきた。
10:10 テン糞だ! サクランボウの種子が見える。

2018年6月8日金曜日

懐かしい物が一杯! A lot of memorable things !

登山道口からトラバースしながら最初のガレ場となっている沢を過ぎ、最初尾根に辿り着き、尾根の上部に向けて方位コンパスの矢印を向け、磁北と回転盤の磁力線とを合わせていると、5、6頭のシカのメスグループが尾根を東から西の方に警戒音を上げて横切って行く。
写真には撮れなかったが、音声ばかりでなく姿も確認できたのだ。前回はサルのオスグループに出合い、今回はシカのメスグループだ。
まだ、ニガイチゴの実があった!
ニガイチゴやモミジイチゴのキイチゴ属の実がたくさんなっていた。学生たちに食べることを勧めるが、ぼくだけが喜んで摘まんだ。
モミジイチゴの実も!
シラキの花が咲き、シラキメタマバエによる虫こぶもたくさんあった。
シラキの花
シラキタマバエによる虫コブ
宮ケ瀬越を過ぎて、ヤマツツジの花を期待していたが、やはり花は終わっていた。が、ヤマボウシは花盛りだった。
手前が終わったヤマツツジの紅い花と白いヤマボウシの花。
枝一杯に花をつけたヤマボウシ

2018年6月7日木曜日

歩ける! I can walk and climb!

昨日、専門学校の丹沢実習があった。
ぼくの左足首のアキレス腱炎は完治とは云わないまでもかなり快復したようだ。3月下旬にアキレス腱を軽く痛めてからは、4月25日に実習で堤川林道を無理して歩いて以来、これまで散歩もせずに必要最小限度以外は歩くことを止めていた。駅に行かざるを得ない時は連れ合いに車で送ってもらった。その甲斐あってか?痛みを感じずに歩けるようになった。

昨日は、仏果山登山口・高取山・仏果山・土山峠のルートであった。目的は、登山道のどこに自分たちがいるか地図と方位コンパスで確かめるものだった。雨の中の登りは酷い蒸し暑さで、雨と汗で濡れた。今回は学生たちは市販のヒル忌避剤を噴霧し、ぼくは靴下に飽和食塩水を噴霧していたので、ヒルにはやられなかった。
雨の中の堤川林道を歩いた時は、キバビルに何度も出逢ったが、今回は大小のアズマヒキガエルのオンパレードだった。
アズマヒキガエルの子供
アズマヒキガエル
数か月ぶりの山歩きだったので、見る物がどれも新鮮であった。
バスから降りてすぐコウゾが赤い実をたくさんつけていた。コウゾの実や葉でさえ思いを寄せていた懐かしい人に会ったかのような感じであった。イタチハギがたくさん凄い勢いで伸びていた。

2018年6月3日日曜日

利尻島に着いたヒグマ The brown bear who arrived at Rishiri island

利尻島にヒグマが北海道から泳いで渡ってきたようだ。
島にヒグマがやってきたのは106年ぶりのようだ。
足跡のサイズから6,7歳以上のオスということだ。
性別は糞からでもDNAを採取して同定したのかな?
いずれにしても、相手がヒグマであるので、十分な注意が必要だろう。
庭で咲き始めたアジサイ
全ての動物は生まれた地から移動して離れる。分散である。
このクマ、推定年齢が6,7歳ということだから、母親の行動域から離れてから自分の行動域を形成してそこで生活していたが、新たな強い同性個体がサロベツ原野に入り込んできたために玉突きに逢い、一番劣位なこの個体が追い出されたのだろう。同じ行動域で生活していれば新たな侵入者によって攻撃を受けて殺されるよりも、さらなる新天地を求めて必死で泳いできたことになる。
でも、サロベツ原野から利尻水道を泳ぎ渡ってきたと考えるよりも、足跡があったところが利尻島の南の海岸であることを考えれば、あの有名なクマ事件があった三毛別がある天塩山地から、追い出されて海を泳いでいたら、偶然、潮の流れに乗って利尻島に着いたと考える方が妥当かもしれない。どうだろう?
 
連れ合いが植えた、庭で咲いているアジサイ

2018年6月1日金曜日

改ざん!   Falsify the fact!

大坂地検は森友問題に関する決裁文書を改ざんした財務省理財局の職員や局長を無罪とした。佐川局長の国会答弁に合わせて、首相夫人名の記述が削除されたのだ。大阪地検の特捜部長は「文書の効用をうしなったとは言えず、うその文書を作ったとは認められない」とした。
森友問題の本質は、首相夫人や政治家が関わったことが最大の問題なのに金額や日付はなどの根幹部分は変わっていないから問題ナシとしたのだ。検察まで首相を忖度しているのだ。
理財局の改ざんに悩んで自殺した職員までいたのに、、、、。

500年後、1000年後に歴史を振り返った時には、国が残した文書からは事実を伺うことができなくなる。歴史家は2018年に日本の政治の停滞or退廃がどこに根があったのかは残された新聞や雑誌から推し量ることになる。
咲き始めたノカンゾウの花
ぼくは、サルで論文を書き残したことがある。自分の言いたい事に合わせてデーターを改ざんしたら、それはもう論文とは言えない(もっとも、世間を賑わした●●細胞のようにデーターを改ざんする人たちも出てきている)。
科学論文の世界でなくても、今の日本では賞味期限を書き換えたり、耐震基準、排気ガス云々などさまざまな会社がデーターを改ざんして世間を騒がしている。
それが、国の決裁文書を改ざんするところまで日本人のモラルは低下し、それを不起訴処分にし、もう日本人の誰もがあーそうと納得し、声をあげない程ぼくらは長い物に巻かれて堕落している。
ここで再度、財務省理財局の改ざんで苦しんで自殺した職員がいたことを思い出すべきだ!

2018年5月28日月曜日

忖度する  上司の思いを推し量る  To infer your boss's mind.

最近、話題になっているアメフトの日大の監督・コーチ、及び日大の組織は、このところずーと国会で問題になっているモリカケと軌を一にしている。コーチは監督のことを忖度して本当の事を云えず、官僚たちは安倍首相に忖度して文書を書き換えや嘘を云わざるをえない。

ぼくは、海外のサル調査で、現地の農閑期の農民たちを雇った。台湾でも、中国でもぼくがサルを探すために、また追うために雇った人たちはぼくに気に入られようと、頼みもしないのに、ザックなどの重い物を持ちたがり、座る時にはその場ではもっとも座りやすく気持ちの良い場所を提供し、歩く時もぼくが歩きやすいように出ている木の枝は切り払い、雨後は雨露で濡れないように露を払いやクモの巣を払ってくれ、山に泊まった時はぼくに美味しい物を食べさせ、帰りには御土産までくれた。あるいは、空の状態をみて雨が降りそうだから明日は雨具を用意した方が良い、長い距離を歩くので杖があった方が良いとアドバイスもしてくれた。
しかし、アフリカの農民たちは台湾や中国であったようなことは事は無かった。ぼくに良く思われよう、気に入られようと云う気持ちが無いのだ。ぼくが疲れていて荷物を持ってもらいたいと思っても誰一人、ぼくの気持ちを察してくれようとはしなかった。だから、彼らに頼むかしなかればならなかった。あるいは、山小屋に泊りがけで出かける場合、いつもそれぞれが持つ食糧の詰め込みをぼくがやり、持ち歩く道具の彼らに渡すのだ。それらを彼らはタバコを吸いながらただじっとみているだけだ。雇い人であるぼくを助けようとはしない。それは、ぼくと現地との人たちとの関係だからではない、国立公園の人と職員たちとの間でもそうだ。上に立つものは必至に動き回り、下の者たちは言われない限り手伝おうとはしない。皆で力を合わせて物事をやり遂げようとする気持ちがないのだ。雨季に入って雲の状態を見て、雨雲が広がってきているから雨具を着るようにと云わなければ着ないし、明日は帰路が長いからと朝早く山を立とうと云わなければならないのもぼくだ。初めは、ぼくの力量を推し量っているのかな?と思った。

ぼくは、このアフリカの農民たちの態度にカルチャーショックを受けたものだ。アフリカで世話になった故富田浩造さんは、「アフリカの人たちは封建制の時代を経てこなかったから集団内の上下関係の意識が生まれてない」と云うことを教えてくれた。つまり、皆、上下関係のない横並び、平等の社会だ。
ところが、ぼくらは学校では生徒は先生に、先生は校長に敬意を払い、会社では上司の云うことを聞くことが当たり前の社会になっている。そのため、上司に良く思われようと忖度する人間がでてくる背景となっている。このような忖度する同じ地位の人は、小さな社会では「ヤツはゴマ摺りだ!」で片づけられる。
しかし、国政の場で、官僚たちが嘘をついてでも文書を書き換えてでも首相のことを忖度している。内閣府が官僚たちの人事権をもつ組織になってことが問題なのだ。
日大アメフト部は、監督→コーチ→選手の上下関係が明白であり、しかも監督から選手への強要(パワハラ)があったことは明らかだ。
今、自分は学校では、学生や学校側に忖度し、家庭では娘や連れ合いにも良く思われようとしている。こんな自分が解放されるのは山を一人で歩いている時だ。治ったと思った左足を思い切り動かし過ぎて、元の木阿弥になった。

2018年5月23日水曜日

ヤモリが台所の窓に!  A gecko is on the screen door of kitchien

朝、5時に起きた。
インスタントコーヒーの粉を少しだけコップに入れポットのお湯を注ぎ入れ、ぼくの机の上に置いて、パソコンでパーキンソン病の症状や治療法について調べていた。
連れ合いが7時過ぎに起きてきて、台所で大きな声を張り上げる。
このところ二日続けてゴキブリが出たので、又、ゴキブリかな?っと思ったが、そうではないようだ。
行って見ると、ヤモリが網戸にいた。
今年初めてのヤモリだ!嬉しいねぇー!
おー、このヤモリは尾の根元のそう排泄孔のすぐ下の部分が膨らんでいるのでオスだ!
この場所で、明かりに寄ってくる昆虫たちを待ち受けているのだ。
腹を見せている網戸のヤモリ

2018年5月22日火曜日

ラン鉢の植え替え Replanting of the orchid pot

今日は、朝から気持ちの良い五月晴れで、小さな庭にも緑の風が流れている。今日・明日は学校が休みだ!
ラン鉢の植え替えをすることにした。
ウメの木に枝から吊り下げている、デンドロ、ファレノプシス、カトレアなどの着生ランは鉢から根ばかりでなく本体自体が鉢の横にへばりついている。着生ランだからこのままでも良いとも思うが植え替えてやることにした。
根を切ってしまわないようにナイフの先を使って素焼きの鉢から丁寧に剥がす。この作業に、1鉢に着き1時間近くかかった。4鉢作業しただけで疲れてしまった。山歩きでは4時間の歩きなどへっちゃらだが、腰を曲げ、慣れていない前屈みになっての作業はつかれる。
花が咲き始めた庭のホタルブクロ
4鉢だけやって他はそのままにして辞めた。もう一つやらなけれならない庭の作業がある。それは、水を溜めた火鉢にはヤマアカガエルのオタマが入っているが、何故か泥水状態となっている。この水を取り替えてやった。これがオタマがいるため一筋縄ではいかなかった。

今週は新橋で土曜日に呑み会があるが、それまで9日間も駅までも歩くことがないためアキレス腱炎は完治しそうだ。
でも動かないで家に居るだけなので、体重がかなり増えたようだ。

それにしてもまた新たに加計・安倍の文書が愛媛県から提示された。安倍は国会で嘘を言っていたのだ。なんだか政治家も官僚も嘘ばっかりついている。嘘も百回言うと本当になると思っているようだ。しかし、それでも安倍内閣の支持率は40%もある。
日本人全体が劣化しているとしか言いようがない。

2018年5月11日金曜日

このキイチゴの名前を教えて! Tell me this Rubus's name, please!

庭に置いているプランターからクサイチゴの花が咲き、赤く大きな実を30個くらいつけてくれた。もちろん、果実はヒヨドリに食べられない内に食べた。ヒヨドリに3、4個食べられたかな?
今、午後の1時間くらいしか日が当たらないところに置いているプランターに、別のキイチゴの仲間Rubus属の花が固まって咲いている。この花弁の色、薄いピンク色だ。
 もちろん、これはぼくが丹沢から拾ってきたテン糞やタヌキ糞を水洗いしている過程で零れ落ちた種子が発芽したものだろう。
図鑑で調べたが調べきれない。雑種なのかな?
どなたか教えて下さい。

2018年5月6日日曜日

アイヌネギが送られてきた! Victory onions have been sent.

釧路に居る従兄弟からアイヌネギ(ギョウジャニンニク)が宅急便で送られてきた。
早速、段ボール箱を開けてシンクに水を溜めて洗う。
お隣のAさんやいつも野菜をもらうNさんに届ける。さらに、旅行仲間である連れ合いの友人宅にも持って行ってもらう。
横浜の友人も大好きだったが、今は名護に移住した。残念!
足が悪くなければ彼のお母さんに持って行ってやりたいが、、、、。
半分以上はなくなるが、まだまだたっぷりある。これからほぼ毎日、朝はパンにマヨネーズを付けた生のアイヌネギを挟んで食べ、夜は酢味噌和えや炒め物、その他で食べる。ぼくは子供の頃から大好きだ!
アイヌネギを食べると部屋中がニンニク臭くなるし、息が臭くなるので朝食には食べない人がいるが、朝にパンに2、3本挟んで食べるくらいでは問題ない。
もっともニンニクが嫌いな人はダメ!
ぼくはニンニクを生でもガリガリ食べるのが好きなくらいで、とくに揚げたニンニクは大好きだ。ウィスキーやビールの肴に持ってこいだ。この揚げたニンニクに匹敵するのがギョウジャニンニクの酢味噌和えだ。
今も丼ぶりたっぷりの酢味噌和えを摘まみながらウィスキーを飲みながらタイプしている。そうそう、このアイヌネギはキンシコウの調査地である秦嶺山脈の山麓もあったので、見つけたら歩きながら食べたものだ。
Allium victorialis

2018年5月5日土曜日

菖蒲湯 Sweet flag bath

今日も専門学校の高校生向けの授業があった。
東京駅も横浜駅も凄い人混みであった。電車は当然座れない。電車の中では、赤ん坊が泣き、小さな子供がハシャギ、日本にこんなに子供たちがいたかっと嬉しくなるくらいであった。5月5日の子供の日だ!
帰宅すると連れ合いが庭に出ていて、庭の角に植えられている菖蒲を採っていた。
今日は菖蒲湯の日だ!
お風呂の湯の中に菖蒲を入れて、その香りや薬効が夏に向けて身体つくりに良いようだ。
同じように冬の身体つくりは柚子湯がある。
ユズの実はたくさん浮かべられるが、菖蒲は少ないので何だか寂しい。
Leaves of sweet flag

2018年5月4日金曜日

8年前に早戸川で拾った骨はテンの可能性が高い! The bones that I fond alog the Hayato river side eight years ago may be marten's.

今日は、風が強いが良い天気だ!家の中で燻ぶってネット検索していた。
あー、早く野山を歩き回りたい。歳をとると怪我の治りが遅くなるというが、以前なら数日で治ったようなものがもう1ヶ月以上も長引いている。仕方が無い!

鴨川の轢死体のイタチの頭骨を除く他の骨は一部の椎骨が折れていたが、肢骨は前回アップしたように一応完全であった。
このイタチの骨を見ていて、不確かだった肩甲骨や上腕骨を思い出した。
2016年9月3日に「これは誰の上腕骨?」とアップしていた骨だ。
この時は、上腕骨に顆上孔があるのでイタチかイイズナかオコジョであると考える。っと述べている。図1の左から肩甲骨、上腕骨、尺骨が図2のS-2、H-2、U-2である。
図1.2010年9月1日に早戸川上流で見つけた骨
from left scapula, humerus & ulna

図2.アナグマ1:Meles meles、2:テンMartes melmpus、3:イタチMustela itatsiのS:肩甲骨とU:尺骨をH:上腕骨

早戸川上流で見つけた骨が鴨川のイタチの骨3の標本を得て、アナグマ1の同じ骨と早戸川上流で見つけた骨と見比べた。イタチよりも一回りも二回りも大きいことから、早戸川上流で見つけた骨はテンでないかと考えている。
テンの死骸があれば、照らし合わすことですぐ同定できるのだが、、、、。
尚、このアナグマは丹沢の谷太郎川に入り込む鳥屋待沢沿いで2011年9月の丹沢実習で拾ったものだ。

それにしても、テンの骨としたS-2、U-2、H-2だが、H-2の上腕骨には内側に顆上孔があり、さらに外側の少し上部に同じように孔(紐を結んでいる)がある。顆上孔は上腕動脈と正中神経が通ることをACたんぽぽさんより教えてもらったが、顆上孔は上腕骨顆の内側にあるが、このテンの上腕骨には外側上顆稜にさらに孔がある(黒糸を結んでいる)。
さらにぼくには不明な孔である。この穴は外側上顆上孔Epicondylus lateralis foramenとでも云うのだろうか?テンにはあるが他にはどんな哺乳類にあるのだろうか?
と、ネットで検索したが、これは当たらなかった。

2018年5月2日水曜日

鴨川のイタチの骨   The bones of weasel in Chiba pref.

鴨川の千枚田の近くで農業をしているIwataさんからイタチの轢死体をもらったのが、3月22日、それから1ヶ月ちょっとで下のように晒骨できた。
図1 イタチの骨格の一部 A:環椎と軸椎 B:肩甲骨 C:上腕骨 D:尺骨と橈骨
E:寛骨と大腿骨 F:脛骨と腓骨 

どの骨も小さく、肩甲骨も寛骨、上腕骨は明らかにホンドリスのものよりも大きいが、尺骨・橈骨、大腿骨、脛骨・腓骨はホンドリスの大きさ(長さ)と殆ど変わらない。
肩甲骨もイタチ科のアナグマのものとは似ていなくかえってホンドリスのものに似ている。
上腕骨に顆上孔がちゃんとあった。これが見たかったためにイタチの骨が欲しかっただ!
このイタチ君、頭骨だけが2度以上轢かれたと思ったが、仙骨を含む椎骨の棘突起や横突起が折れていた。しかし、寛骨や肩甲骨や上腕骨、大腿骨などの肢骨は完全であった。
今まで、頭骨だけ興味をもって拾ってきたが、今は骨全体に興味が広がっている。
イヌ、ネコ、ウサギ、ラットなどのペットや家畜の骨格図はあるが日本の野生動物のものは皆無に近い。標本を集めるだけで一苦労だが、各県の自然保護センターなら傷ついた野生動物が持ち込まれることだろうから、しっかり骨の標本を残して欲しい。
バラバラの骨の標本で十分だ。骨格を組み立ててしまうと後代の人たちが利用しづらくなる。

今年は春の花が早い!  It's eary in this year that spring flowers bloom

香りの良いテイカカズラとスイカズラの白い花が咲き始めた。
テイカカズラはお隣さんとの境の垣根に這わせた。鉢植えで置いていたら、根付いてしまい、鉢ごとひっぱても抜けないので、このままにしている。でも、コヤツ結構ツルが太くなるので、あと、5年もしたら切ることになるだろう。
テイカカズラ

スイカズラはぼくの一番好きな香りだ。テイカカズラよりも花が咲いた枝を切り取ってコップに挿しただけで部屋の空気が変わる。
まだ、部屋の中にはカトレアやファレノプシスが咲いているので、花茎を切って屋外に出してしまいたいが、、、、、。
テイカカズラもスイカズラも昨年よりも10日以上早く咲いた。
今年は温かいせいか春の花が早い。
スイカズラ
もう、八十八夜だ!八重桜がとうに咲いたし、もう、部屋の洋ランたちを屋外に出しても霜には当たらないので、大丈夫だが、花茎を切るのが忍びない。そのまま出すと、風で揺れて花が木の枝や葉と接し傷がつく。でも、庭に出して梅ノ木の枝に下げよう。

2018年5月1日火曜日

カジカガエルのオタマが孵化  The tadpoles of Kajika frog are hatched from eggs.

天気が良く、気持ちが良い。
脂を抜き去るために水に浸けていたスローロリスの骨を洗い、日陰に干す。
25日の丹沢実習で拾ってきたカジカガエルの卵の様子を見ようとアジサイ葉の下に置いた容れ物を見たら、2匹のオタマが勢いよく泳いでいる。
やった!っという思いだ!
すぐ、カメラを持って来て撮る。
このままでは可哀想だから、容れ物はちょっと深めの花鉢の鉢受けなので、100円ショップで買った。ガラス瓶に移し替えた。
今度は、水を深く入れることができるが、、、、。ここでちょっと迷っている。というのはこの卵があったのは、卵そのものが空気に触れるくらい水深だ。深いところは10センチはあるだろうが、そこから30センチくらい離れた浅瀬だ。孵化したら深みの方に移動するのか、それとも1~3センチくらいの浅瀬でミズゴケでも食べるのか?
何を食べるのか調べなくては、、、、。
兎も角嬉しい。ガラスの瓶には移し替えた。皆、孵化してオタマになったらヤマアカガエルのオタマがいる水蓮鉢に容れてやろう。そこなら、皆、逞しく自分でエサを取りカエルになるだろう。ヤマアカガエルのように我家の庭に定住するオス個体がいると良いのだが、、、、どうなるか?