「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2021年8月10日火曜日

風に強いファレノプシス! The moth orchid , Phalaenopsis, that is strong for wind.

予報では台風10号が関東に接近する。これまでは、台風が関東に近づくと、風雨が激しいのでいつも庭の木々に吊り下げた洋ラン類を部屋に取り込んででいた。しかし、今回はいつもの台風とは違って太平洋上を北東に進み、しかも神奈川からみると東側を通過するのだ。そのため、鉢類を取り込まずにいた。が、やはり 台風10号の影響で、凄い風が二日間に渡って吹いた。ぼくは、寝る時もエアコンをつけないで窓を開けいるのだが、風が強すぎて窓も閉めた。

今朝はまだ強い風が吹いていたが、庭のラン類はそのまま吊り下がっていた。それだけでなく、なんと、ファレノプスの花がそのまま残っている。これには普段ランに興味がない連れ合いも、「あんなに強い風が吹いていたのに花はそのまま残っているネ!」っと驚いている。ぼくも驚いているのだ。ランの花はカヨワイと思っていたが、そうではないのだ。写真のファレノプスだけでなく、他の二株の花も花弁が一枚も折れてもいない。ちょっと不思議。ファレノプシスは熱帯無風地帯で咲く花なので、風に弱いと思っていたのだ。

8月10日、強風でもびくともしないファレノプシス

2021年8月9日月曜日

凄い雨! Heady rain!

 今日、5時半に家を出た。早戸川林道を歩こうと思い、マス釣り場の先まで車を進めて、車を停めようとしたら、既に3台の車が停まり、二人が焚火までしている。ん?キャンパーかなっと思いながらしぶしぶ車をUターンだ!っと突然大粒の雨粒が落ちてきて土砂降りになる。この雨では折り畳みを持ってきたが、歩いても濡れるだけだと思いなが帰ることにする。あのキャンパーたちもこの雨では焚火は大変だ!

図1.7:10 宮ヶ瀬虹の大橋を戻る
虹の大橋を過ぎて、三叉路近くの道路案内には、「緊急事態宣言中 外出自粛の徹底」と出ている。何故か、この「外出自粛の徹底」が空々しい。
図2. 7:13 三叉路近く 
三叉路を右折し、通行できるようになった県道70号線を行く。吹き風トンネルを出て、唐沢キャンプ場の前では車が数台並んでいた。キャンパーが多いのだ。青宇治橋を過ぎ、塩水橋までくる。車が数台停まっている。しかし、ここは駐車場ではないという看板がある。登山者は四苦八苦して車を停められるスペースを探しているのだ。
県の担当者に云いたい。ここから塩水林道を歩いて堂平を経由して丹沢山への登山路があるのだから、ゲートを奥にずらして瀬戸橋付近に大きな駐車場を作ってもらいたい。
県の係り員は自分たちは合鍵を持っていてゲートを開けて入られるから、なんらの不便も感じていないだろう。もっと市民の立場になって考えてもらいたい。
図3. 7:27 塩水橋
札掛を過ぎ、ヤビツ峠に着くころは、ガスが濃くてとろとろ運転だ。峠の駐車場に車が一台泊まっており、自転車の人がずぶ濡れ状態でトイレで休んでいた。ぼくは小便をし、すぐ出る。この雨とガスの中をジョッガーの5,6名が坂道を上がってきていた。あー、凄い気迫だ!ヤビツ峠で折り返しだろうか?

2021年8月6日金曜日

散歩で見たクサギカメムシ!  A kind of stink bug while walking

このところ朝と夕に30分くらいの散歩をしている。朝は5時過ぎに、夕は5時半頃だ。家に居るとどうしても椅子に座っていることが多く、足が浮腫むのだ。7,8キロ歩くと完全に浮腫みがとれるが、今のぼくにとって7,8キロ歩くなると1時間は掛かる。で、朝夕と歩いて足の筋肉(心臓)を動かすことによって浮腫みを取り除いている。
で、カメムシの仲間が道にいた。調べたらクサギカメムシと同定したがどうだろうか?クサギが食草のようだ。
このタカサゴユリは、40年くらい前からたくさん見かけるようになった。我家の回りにも庭にも雑草のように出て来る。このユリの残念なところは球根が非常に小さい事である。せめて、ビワの実くらいあるなら許せるが小さい。

 今日は、高校生向けの体験授業で学校へ行った。が、野生・自然環境専攻を希望する生徒はゼロだった。何だか、バッタボックスに立ったが、一度もバットを振らないで申告敬遠と云うものに遭った感じだ。でも、これは今年度になって初めてだ。今年はコロナ禍で自粛にも拘らず、何故か野生・自然環境専攻希望の高校生が多かったのだ。


2021年8月5日木曜日

伊勢沢林道で拾ったテン糞5個の内容物  The contents in five droppings of marten on the Isezawa forest road

2日に伊勢沢林道を終点まで歩いた。往きに3個のテン糞、帰りに2個のテン糞を拾った(図1~図5)。その地点を図6に示す。各図の下欄に糞の内容物を示す。
図1. 7:38 テン糞1
クマノミズキ種子1個、大型甲虫脚・外皮、モグラ爪1個・骨片・下顎骨部分・下顎臼歯2本(図1')
図1'. テン糞1の内容物の一部(クマノミズキ種子とモグラの骨片)
赤線で囲った種子:クマノミズキ M:モグラ下顎骨 Mo:下顎臼歯 N:爪

図2. 8:03 テン糞2
内容物:甲虫脚・内羽・外骨格

図3. 8:06 テン糞3
サルナシ種子・果皮・果肉、カマドウマ脚・外皮

図4. 10:56 テン糞4
サルナシ種子、セミ翅・外皮

図5. 11:05 テン糞5
サルナシ種子、セミ脚・翅・外皮、カマドウマ脚・外皮

テン糞5個の内容物をまとめると(表1)、果実のサルナシ種子が三つの糞に入っており、糞1からはクマノミズキの種子が1個でてきた。また、セミを含む昆虫は全5個の糞に混じっており、セミが食べられているのを脚と翅で同定することができた。また、糞1からはモグラの骨片や歯や爪なども含まれていたが、毛は見当たらなかった。これは少し、テンの消化・排泄作用で興味深い。と云うのは哺乳類を食べた時のテン糞の大半が獣毛だけと云うことが多く、歯や骨片が全く見つからないこともあるからだ。

表1. テン糞①~⑤の内容物

図6. 伊勢沢林道終点までに見つけた5個のテン糞位置

2021年8月4日水曜日

この小さなセミは誰? Who is this small cicada?

伊勢沢林道の終点でブランチを食べた帰り道、首筋に大きな大きな昆虫が飛び付いたので左手で払いのけた(図1)。セミの♀だ。しかし、小さい。仰向けになって動かない(図2)。
図1. 払いのけた直後のセミ

図2. 側に寄っても動かない
身体を掴んだら、羽根をバタバタさせたので手の中で抑えた(図3)。しばらく羽根を抑えて静かに離すと歩き始めた(図4、5)。っと突然飛んで行ってしまった。まだ交尾していないメスだろうか?チャント交尾して卵を産んで欲しい!
図3. 羽根を抑えた
図4.歩く
図5. このように小さいセミはだれだろう?
手持ちの図鑑でヒグラシとしたがどうだろうか?
ぼくの故郷釧路では、セミと云うと大きなヤツしか知らなかった。このセミは、木の幹で啼いていても、草叢で啼いていても、ガサゴソ音を立てながら近づいても逃げなかったので、ゆっくり手づかみできた。だから、初めて関東地方で鳴いているミンミンゼミやアブラゼミに出くわした時、捕まえようとするとパットすぐ飛び立つので、ギンバエのようだと思ったものだ。ぼくのセミのイメージからかけ離れていたのだ。
その釧路が妹の話しによると、連日30度近い暑さのようだ。ぼくが子供の頃は20度を超えるのが8月の2,3日だけであったはずだ。夕方になればもう寒く。8月の花火大会をセーターを着て見に行ったものだ。真夏なのに寒いのでストーブを焚くことも普通だった。だから、もちろん扇風機はどの家にも無かった。それが、夜は蒸し暑く寝苦しいようだ。

2021年8月3日火曜日

またもあの変形菌だ! That Myxogastria, again!

 昨日は、5時半過ぎに家を出たが、どこへ行こうか目的地が決められなかった。それは、1)ヤビツ峠からの大山、2)広沢寺温泉から不動尻方面、3)早戸川林道か伊勢沢林道の三つだ。ヒルがいるので山には入りたくない。なるべく涼しいところ。結局、今の自分の体力も考えて3)の伊勢沢林道になった。7時過ぎに水沢橋を渡った林道ゲート前の駐車場に着いた。先着の車が停まっており、60代くらいの山姿の男性がトランクを開けて歩く準備をしていた。ぼくは彼の横に車を置き、GPSをセットしながら、「どちらへ?」っと訊いた。伊勢沢林道を行き、音見沢を詰めるようだ。彼は、出ていったが、間もなく戻ってきた。今度はぼくが「お先に!」っと出た。

緑に覆われた道を一人で歩くのは気持ちが良い。しかし、何故かいつもより早歩きだ。こんなに早く歩けるのかと思う程である。っとテン糞をみつける(図1)。テン糞を写真に撮っていると、先ほどの男性に追いつかれる。ぼくが動物糞を写真に撮り、拾っているのを見て、興味を持ったようでアナグマを今年は4度も見たとか、これからいく音見沢右岸にはクマ棚が多いと話しをしてくれる。彼は、沢登りが好きなようだ。夏の沢歩きは涼しいらしい。ぼくのような尾根歩きは陽にさらされたサウナのような中を歩いているようなものだ。沢歩きができるなんて羨ましい。っと二人で荒れた林道を歩く。彼はぼくを年長とみて歩きやすい箇所を歩かさせてくれる。

図1. 7:38 テン糞1
また、糞を見つけたので、彼と別れるが、彼はちょっと戻ってきて「私はAraiといいます」、「ぼくはFukudaです。ブログをやってます」と彼はストックをつきながら行く。彼は富山の方にも居たようだ。しばらくはAraiさんの事を考えながら歩く。彼は、ヒル対策はどうしているのだろう?沢沿いの方がヒルは多いだろうに、、、、。
図2. 8:03 テン糞2
今度は新しい糞を見つける。動画にして彼の名を忘れないように吹き込む。音見橋を過ぎる。彼は音見沢を歩いているのだ。音見沢なら一緒に歩いてみたいものだ。
図3. 8:06 テン糞3
焼小屋橋を過ぎ、焼山の方が見える箇所があるので、空を見上げる。
図4. 黍殻山・姫次ぐ方面
図5. 8:28 焼山方面
Araiさんはこの空の下の沢を歩いている
変形菌のあのオオムラサキホコリの子実体をまた見つけた。しかし、9枚も撮ったのに一枚もピンが合っていない。でも、不思議!今まで全く気が付かなかったこの変形菌にまた出遭うなんて!きっと今までも何回も見ているのだろうが、目に留まらなかったのだ。そんなモノや事がたくさんあるだろう。
図6. 8:50 オオムラサキホコリ
図7. ホタルブクロだ!
9:05 林道終点に着く。ここで止めることにして、ブランチにする。
図8. 9:05 伊勢沢林道終点 
ここから前の斜面を沢にそって右に巻くように歩いて伊勢沢を詰めることができる。
図9. 沢を見る
これまでなら、沢に下りて顔や手を洗うのだが、この沢を下りることができない。滑るのではないかと怖いのだ。何年か前には4,5本の缶ビールが冷やされていることもあった。それよりもぼくはこの右岸に岩場にとりついで登り、尾根に出て姫次まで歩いたこともあった。今は、とても無理だ!
ガスストーブを出して、お湯を沸かしラーメン半分を折り、それとオニギリ一個を食べる。帰路、さらにテン糞2個を拾う。が、帰宅後、足、腰、背と身体中が痛い。シャワーを浴び、缶ビールを飲んで昼寝をしても身体の痛みは取れず。あー、そいう身体になったんだ。でも、今朝は全く痛み無し、朝の爽やかな空気の中でこれをアップした。

2021年8月1日日曜日

スズメを殺したのは誰? ネコ、ハクビシン? Who killed a sparrow? Cat or masked palm civet?

 今日も「手もみ健康サロン」に行ってきた。自分としては別にこのままでもう良いのだが、先週土曜日の実習の林道歩きで、何故か座骨結節の尻の部分の筋肉が歩くと痛い。筋肉痛だ!2,3日散歩でもしたら治るだろうと思ったが、ダメ。今日の「手もみ」は前週に予約していたものなので、早く揉んでもらいたいと思ったほどだ。首尾良く痛くはなくなり、帰宅して駐車場を見ると引き裂かれた羽根が落ちている。クロオオアリが集っている。他にはないかな?っと思って駐車場横の砂利の上に小鳥の頭がある。一緒にして写真だ!

どうも、スズメの若鳥のようだが、鳥音痴なのでどうかな?若鳥としたのは嘴が薄肌色だからだ。
我家の庭を歩き回っている、ネコの仕業だろうか?それともハクビシン?
我家の軒下に以前はネコが糞をしていたのだが、隣の家の庭やベランダをまるで自分の主要なホームレンジのごとく使っているので、隣家の庭も見てみたいが、、、、。糞の内容物で殺雀犯は判る。以前は、カラの鉢の中にカナヘビの死骸を6,7匹も容れていたのだが、今は、空鉢を伏せて置いているせいか、カナヘビの死骸を見ない。

2021年7月31日土曜日

え?タヌキ糞?  Eh? It's droppings of raccoon dog?

 昨日、暑さもおさまり17時を過ぎたので散歩に出た。大分前に買ったが一度もはいってないサンダルを引っかけて、家からは小田急線沿いを歩き、それから坂を下って引地川沿いを歩き戻ってくる3キロちょっとのコースである。引地川沿いのサクラ並木を歩いていると、え?タヌキ糞?まさかと思い通り過ぎる。が、10メートル程歩いて引き返し、スマホで撮った(図1)。メガネは本読み・パソコン用のメガネなどでしゃがんで見て、触り、裏返した。

図1.タヌキのタメ糞?
何と、サクラ(ソメイヨシノ)の樹皮だったのだ。もう、この辺りにはタヌキなどいなくなったかな?そんな事はない、まだ近隣に生息している筈だ!散歩をしている時は、取り忘れた?イヌ糞は見かけるが、ネコ糞やハクビシン、アライグマ糞は見ない。我家の庭ではネコやハクビシンやアライグマのフィールドサインはある。あるいは、野菜を届けてくれる知人の畑では、トウモロコシがハクビシンの被害に遭っているようだ。
ネコやハクビシン、アライグマは市街地の道路で何故ウンチをしないのだろう。若狭湾沿岸のサル調査をしていた時、山沿いの道路上にタヌキのタメ糞があった。糞をする時は十数秒の時間が必要だ。そこのタヌキは車や人通りが途絶えた夜中にでも出てきてしているのだろう。それなら、我家の周辺に生息しているタヌキを含む動物たちの糞が道路にあっても良さそうなものだ!
サンダルは下駄のように親指と人差し指の間に指を通して履くので痛くなり、帰路の1キロくらいはサンダルを持ったまま裸足で歩いた。

2021年7月29日木曜日

飲酒について! About Drinking!

ウィスキーのバランタインが無くなったので、散歩を兼ねて酒屋に行った。ぼくは、50年以上付き合っているサル関係の友人・知人がいる。ぼくは毎夕ウィスキーをオイシク飲めているが、あんなにビールや日本酒、ワイン、焼酎を飲み合った仲間が、「一ヶ月に一度飲めば良いかな?」と云ったり、「飲むのは人と会う時だけ!」、「一人ではビールも飲まない!」と云っていた。
それらを訊いていたので、自分はアルコールは辞められないのでアル中かなとも思った事もあった。さらに、アルコールは4,50代の時と同じように旨い。と云うよりも若い時は酒に飲まれていたが、今はしっかり自分のペースで酒を飲める。
散歩途中の引地川沿いにあったサルスベリの花

その呑み仲間である二人がオカシイ。一人は「もう欲しくない」と云い、一人は「ズーム呑み会だから飲む」と顔を出す。二人とも病気なのだ。有り難いことにぼくはまだまだアルコールがオイシイ。内臓の病気になればアルコールをオイシク飲めなくなる。できれば逝く迄呑みたいっと思う此の頃だ。

2021年7月28日水曜日

ハクビシン糞とテン糞の内容物  The contents in the droppings of masked palm civet and marten

24日(土)の早戸川林道・金沢林道で見つけ拾ってきたハクビシン糞とテン糞を洗った。二つとも金沢林道であった。
11:16 金沢林道沢側の路肩にハクビシンのものと思われる糞があった(図1)。ヤマザクラの種子だと思って洗った。が、種子はウワミズザクラの種子(図2)であった。鈴木他著「草木の種子と果実」は、こんな時に自分の標本を見るよりも早く教えてくれるありがたい本だ。
図1.ハクビシン糞
図2. ウワミズザクラの種子と果皮、果柄

11:55 早めの昼食を終えて、歩き出して間もなく、道路のほぼ真ん中にテン糞だ!何が含まれているか楽しみだった。しかし、結果は全てがムカデの肢と外皮からなっていた(図4)。ムカデがこのようにバラバラになって糞塊を作っていたことはこれまで無かった。身体が千切れても2~5センチくらい身体が残っていることが多かった。これは、7,8センチの大きなムカデが2匹を食べたものと思われる。
図3. テン糞
図4. ムカデの外皮と肢

今朝、6時に家を出たが、東海大学病院近くで財布と免許証を忘れた事に気が付き戻る。財布はなくてもお昼用にインスタントラーメンと菓子パン、チョコを家を出る時持ったので、問題が無い。しかし、免許証を持たずに運転していれば免許不携帯と云う事になる。こんな時に警察の検問に合うことがあるので、慎重に運転して帰る。渋滞に巻き込まれ戻ったのが9時近くであった。
連れ合いが出てきて「どうしたの?」と訊く。あー、もうイヤだ。カメラを持ったがSDカードが無かったので、携帯で写真を撮ったり、山歩き用のメガネを持ったっと思ったら本読み・パソコン用だったりっとウッカリした忘れ物・間違いがある。家に着いて、車のドアを開けたら下にアブラゼミが裏返っていた。

 

2021年7月27日火曜日

林道歩きの丹沢実習  The Tanzawa out door exercise on forest road walking

このクラスは甲虫や昆虫に詳しいもの、鳥の割れた卵や羽根を大事に拾うもの、体力が有り余っているもの、そして何と岩石に興味を持つものなど皆それぞれだ。学校でやる対面授業では全く見られない活発さが出ている。野生動物専攻なのにコロナ禍で今年初めての丹沢実習だ。もう、教室での授業は雨の日くらいで、他の日は外を歩き回りながら授業をしたいものだ。
ヨウシュヤマゴボウ
タマアジサイ
9:18 木の葉の上にMT君がシオカラトンボを見つけた。目が良い!
オオシオカラトンボ
9:21 トカゲは這いまわっているが、何故かカナヘビは一度も見なかった。そう云えば、我家の庭でもカナヘビとヤモリを今年は見ていない。
トカゲ
9:23 タテハチョウ科のミスジチョウが舞っている。
ミスジチョウ
9:27 H君がミミズ?の死骸を食べているオオヒラタシデムシを捕まえる。彼は、トカゲや昆虫を捕まえる時には右手に軍手をつける。扱いに慣れていることが判る。座学では見られない積極性だ。このシデムシ科の甲虫はタヌキのタメ糞やアナグマの柔らかい糞にも集まる。ぼくにとっては好きになれない甲虫だ!
オオヒラタシデムシ
オオヒラタシデムシの幼虫
9:33 このアサ科のカナムグラの名前も出てこなかった。房総半島のサル調査では酷く悩まされた蔓である。
カナムグラ
この鱗翅目は?
この葉巻きは?
クサギの花
キハギ
ママコノシリヌグイ
サルナシ
10:47 まだ新しいカモシカ糞がある。1メートルくらい離れたところには古い糞があった。コヤツはここをトイレの一つにしているようだ。
カモシカ糞
10:50 MT君が猛禽の羽根を見つけ拾う。っと鳥好きのYTさんと争いが始まった。
この猛禽の羽根は?
ハクビシン糞
お昼を金沢林道の日陰で食べる。学生たちを金沢川堰堤の上の河原まで連れて行きたかった。が、多くは暑さでばてているようなので沢が流れるコーナーの日陰で昼食とした。ぼくは持ってきたお握り2個、ゆで卵1個とタッパーに容れてきたキュウリの糠漬けとブドウ4個を暑いウーロン茶で食べた。Kさんが食べた後も調子が悪そうに横になっていたので、担任とH君を残して歩き足りない学生と一緒にお昼を食べる予定であった堰堤上の河原に向かった。
11:55 テン糞だ!もちろん、素手で拾う。学生には動物糞に含まれる寄生虫を含む細菌の事を考えて、拾わせないことにした。何だかつまらない実習だが、もしもの事を考えて止めさせている。ぼくは大丈夫でも学生たちは分らない。
テン糞
12:10 先頭を歩くM君が「先生、まだ歩きますか?」っと云ってくる。「滝の音が聞こえるだろう。堰堤から落ちる水の音だ。あと2、3分だ!」林道から河原に下りる。が、ぼくはギックリ腰だったことを知ることになる。登る時は尚更だ。木につかまらなければ踏ん張れない。どうも、ギックリ越しだけではない、筋力が落ちているのだ。
堰堤上の学生たち
この河原では、2010年5月に丹沢サル観察し隊の皆さんでキャンプしているのだ。この時のぼくはまだ元気溌溂だった。
と云う訳でコロナ禍での初めての林道歩きの丹沢実習が終わることになる。帰路には金沢川橋がある金沢林道と早戸川林道の出合いのところで集合写真だ!この写真の後に、あの蛾のハグルマトモエに出合ったのだ。

台風8号の影響で、雨模様の天気、TVではオリンピック。友人の癌が全身の転移してステージ4の段階で手術はできない。何だか自分の事のように思ってしまう。