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2024年8月13日火曜日

頑丈なジャコウネズミの頭骨や骨格           Skull and skeleton of the Asian house shrew

7月12日にジャコウネズミの事をアップした。そのジャコウネズミはホルマリン漬けだったが、ホルマリンが抜けて干からびていた。水に浸けて毎日2度ホルマリンを抜くために水を取り替えた。4日目からはそのまま水に浸けていた。一昨日見ると水が茶色く濁っている。容器の蓋を開けると腐臭がする。洗面所で水を流しながら上澄み液を捨て、浮かぶ毛を捨て、何度も水を容器に入れて浮遊物を捨てる。そして丸一日室内で干す。先ほど、骨を一つ一つピンセットで取って、鉢受けに容れる(図1)。
骨を見て、触って驚いた!
図1.ジャコウネズミSuncus murinusのほぼ全ての骨格
a:頭骨 b:頸椎 c:上は肩甲骨 下は上腕骨、尺骨、橈骨 d:仙椎と寛骨 e:大腿骨と癒合した脛骨と腓骨 f:肋骨 bの下方に胸椎・腰椎・尾椎 中央から下方に指骨
何が驚いたかと云うと、どの骨もしっかりしていることだ。ジャコウネズミはトガリネズミ科の動物だが、この仲間にはジネズミがいる。ジネズミやトガリネズミ科に近縁のモグラ科のヒミズなどの頭骨や他の骨とは比べ物にならないほど頑丈な骨である。
1)頑丈な頭骨を見ると両性・爬虫類や小鳥や小哺乳類なども食べているのかなっと思ってしまう。
2)寛骨や仙骨は離れており、まるで齧歯目のアカネズミやハタネズミのようである。ジネズミやモグラ科のヒミズやモグラのように癒合している骨盤ではない。
以上、今、気が付いた事をアップした。

ジャコウネズミのビンの中に一緒に入っていたトガリネズミも水に浸けているが、こちらはまだ水を掛けても毛も取れない。

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