25日の20時頃、突然、バシっと音がしてあのツチイナゴPatanga japonicaがパソコンの側に跳んできてネコの頭骨の上に乗った(図1)。部屋の中が床暖で温かくなったので動き出したんだ。その後、またバシっと音がしてどこかへ行ってしまった。9時半を過ぎたのでそろそろ寝ようと思ったら、パソコンの上にいて、紙を食べている。僅か30秒くらいでコピー用紙の直径15ミリを半円状に食べた(図2)。へー、このバッタは越冬時は温かくなると枯れた葉や草を食べるとネットに書いてあるが、コピー用紙まで食べてしまうんだ!和紙ではないが消化できるのかな?しかし、凄い生命力。
図1.ネコの頭骨の上のツチイナゴPatanga japonica
図2. パソコンの上のツチイナゴ、A4版のコピー用紙を食べた。
今日、試験の採点も終わったので、デンドロやファレノプシスが咲き始めたので眺めていると、カトレアの花芽のシースが食べられているのを見つけた(図3)。やはり、化学物質が入っている紙よりも自然のセルロースを食べたかったんだ!イナゴを探すといた!オンシジュームの葉の上にいた(図4)
このツチイナゴは昨年11月7日に知人のジャガイモ掘りをした時に見つけて捕まえてきたものだ。ぼくはトノサマバッタだと思ってアップしたら、小田原の「生命の星・地球博物館」のAokiさんよりこれはツチイナゴだと教えてもらった。改めてAokiさんに感謝したい!このイナゴ、我が部屋のラン鉢の中で生命を維持し続けてもう3ヶ月になろうとしている。コピー紙まで食べるのは驚きだが、時々とび跳ねてぼくを脅かしてくれる。温かくなったら外に出してやりたい。それまで頑張って生きていて欲しい。コヤツにランの花が食べられても文句は云えない。
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