今日昼過ぎ、雨が上がったようなので12月21日に「丹沢のサル観察し隊」の皆さんと
自然探索ということで歩いたコースで見つけて拾ってきたタヌキ糞やテン糞そしてハクビシン糞を庭の水道栓で洗うことができた。
下図はTransytem社にGPS 747A+の軌跡である。
実は、これは手に中に納まるくらい小型であまりにも使い勝手が良いので、半年もしないで予備として同じものを買った。
今では、アマゾンでも購入できる。
黒の①、②、③はタヌキ糞racoon dogの位置だ。赤の①、②、③、④はテン糞martenの位置だ。
赤△はハクビシン糞palm civetの位置である。
タヌキ糞は500メートル以下に3ヶ所ともあった。一方テン糞は3個が辺室山と峠の祠の間の
600メートル付近で、谷太郎林道に差し掛かる沢筋の道200メートル付近でも1個あった。
ハクビシンのものは600メートルをちょっと超えたところだ。
9:36タヌキ糞①
マメガキ種子、ハグロケバエ幼虫外皮
9:52タヌキ糞②
マメガキ種子、キブシ種子、ハグロケバエ幼虫外皮
10:11タヌキ糞③
ケンポナシ種子果柄
10:43ハクビシン糞
マメガキの種子果肉果皮
実は、この糞を見つけた時は糞塊の直径が太くマメガキの種子がたくさん露出していたので、すぐ
ハクビシンの糞と思ったのだ。事実、その時サル観察し隊の皆さんにもそのように説明した筈だ。
でも、水洗いすると少し細かな土が混じっていた。これだとマメガキの実が地面に落下したものを食べたことになる。しかし、太い糞なのでハクビシンのものに間違いないであろう。
11:10テン糞①
サルナシ種子果皮果肉、土壌動物の外骨格、昆虫脚
11:21テン糞②
マメガキ種子果肉果皮
11:29テン糞③
サルナシ種子果肉果皮、昆虫脚
14:26テン糞④
サルナシ種子果肉果皮
タヌキ糞は、マメガキ、ケンポナシ、ハグロケバエの幼虫を食べたものだ。
僅かに、キブシの種子が混じっている。
一方、テン糞は、サルナシが4個中3個を占め、マメガキが1個だけであった。それに、2個に昆虫の脚が見つかった。
これから、東丹沢の動物たちは食糧難になる。テンもタヌキも冬眠をしないので、雪が降れば餓えと寒さで生きているのも大変なことだろう。それでも彼らは風邪もひかないで頑張っている。
今、ちょっと前からウィスキーを飲み始めた。風邪が治ってきたので、旨い。
今年もあと二日だ。皆様今年もお世話になりました。
来年もどうぞ宜しくお願いします。