「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2021年3月17日水曜日

ネコの発情季? Estrous season of cats?

昨夜もイヤな不思議な夢を見ていた。夢の中で何故かバケツに入れられている3匹の弱ったタヌキを殺すことになった。ザックに大きな石が入っているのでザックを振り回してタヌキに打ち下ろす。タヌキが啼く、啼く、啼く、、、、っとどうも外で子供か誰かが叫んでいる。連れ合いが起き出してネコが隣家の庭で騒いでいるという。そう、ネコのフギャーギャーと云う声だ。二階のベランダから懐中電灯の光を照らしたら、鳴き声が止んだ。しかし、しばらくするとギャーギャーやっている。ネコの発情の声にしてはちょっとオカシイ!階下に降りて夜間観察用のヘッドランプをつけて、隣家の庭を覗く。白と黒のネコがライトの中でこちらを見ている。逃げようとしないから、小石を拾って投げた。が、庭木の枝に石が当たってネコまで届かない。親指程の大きさの石を上に向かって投げた。ネコの前に落ちたが仰向けになって顔だけこちらに向けている。っと居なくなった。1匹だけではなく2,3匹が鳴いて争っていたと思ったが、見つけたのは白黒の一匹だけだった。
3時半を回っている。5時になったら起きて山に行くつもりだったので、また寝る。が、目覚めたのは6時頃であった。でも、コーンフレークに牛乳をかけて朝食とし車のフロントガラスに水を流して出掛ける。6時半を過ぎている。案の定朝のラッシュだ。行く場所を奥半谷林道とする。
図1. 隣家の庭の角に鼻に怪我したネコが
昼過ぎに帰宅し、何故かちょっと気になりカメラを持って庭に出て隣家の庭を覗くと、鼻に怪我したネコがいる。昨夜見た白黒のネコではない。このネコは昨夜の白黒ネコにヤラレタのだ。ネコの発情季でお目当ての異性にでも出会ったのだろう。それで同性同士でケンカしたのだ。
それにしても昨夜の声はネコの発情の声とは違う。もっと荒々しいものだった。しかし、発情ネコの声は、マハレ山塊国立公園のヤマネコもほぼ同じ発情の声だ。ぼくは当初飼い猫だと思っていた。

 

2021年3月16日火曜日

シカ、カモシカ、イノシシの口吻部からみた種の同定 Species identification from the rostrum of deer, serow and wild boar.

 イノシシ、シカ、カモシカの口吻部の上から、下から、側面から見た違いを述べたい。前回は後頭骨部分から見た3種の違いを述べた。今回は眼窩の前の部分の口吻を問題にする。図中のA:前顎骨、B:切歯孔、C:鼻骨、D:上顎骨、E:前頭骨、F:口蓋骨

図1. イノシシの口吻上から
図2. シカの口吻上から
図3. カモシカの口吻上から
①上から見たイノシシの口吻は細長く(図1)、前顎骨が伸びて鼻骨の3分の2位までの奥に切歯している(図4)が、シカの前顎骨は鼻骨の前端付近で接する(図2、5)だけであるが、カモシカでは前顎骨は鼻骨には全く届かない(図3、6)。
②イノシシの鼻骨は前顎骨の先付近まで伸びて(図4)鼻骨の長さは鼻骨の最大幅の4倍強あり、先端はV字(図1)になるが、シカの鼻骨は細長い(図2)が鼻骨の長さは鼻骨の最大幅の3倍であり、先端はM字になる(図2)。一方カモシカでは鼻骨の長さは最大幅の1.5倍であり、先端は崩れたW字状(図3)である。
③イノシシの切歯孔の長さはほぼ15mm以内の楕円形で、切歯孔の後端部だけが上顎骨となり周囲は前顎骨(図7)である。が、シカやカモシカでは30mmを近くになり細長く、上顎骨が外側の半分くらいまで伸びている(図8、9)。シカの切歯孔の後端部は上顎骨に食い込んだU字状(図8)で左右の状態を底面から見るとW字状にみえる(図8)。が、カモシカの切歯孔の後端は上顎骨に食い込まず鈍い楔状になっている(図9)。
④イノシシの眼窩の前の涙骨部分は凹んでないが、シカでは凹み、さらにその前方の上顎骨と鼻骨、前頭骨部分の骨が欠如している。カモシカでは涙骨と涙骨に接する上顎骨が凹む(全ての図を参照)。
図4. イノシシの左側面から
図5. シカの左側面から
図6. カモシカの左側面から

図7. イノシシの頭骨底面から
図8. シカの頭骨の底面(腹側)から
図9. カモシカの頭骨の底面から
さらに、底面から見た頭骨前部(吻部)では、
⑤イノシシには切歯が3対犬歯1対があるが、シカやカモシカでは切歯はなく、カモシカでは犬歯も無い(図9)。シカの犬歯(t)は5ミリほどの短いものだ。
⑥イノシシの大口蓋孔は第三臼歯の先端部に並ぶが、シカやカモシカでは第二臼歯前部である(図8、9)。
⑦イノシシの臼歯はヒトの臼歯状で前後に長い(図7)、シカやカモシカは横に層状になり、シカの臼歯は一本一本前後よりも左右に長い(図8)が、カモシカは前後に長い(図9)。
⑧イノシシでは下から見た口吻部の切歯孔の後端部から第一前臼歯までの上顎骨口蓋突起はほぼ同じ幅であるが、シカでは15mm以上であるが幅は狭くなりカモシカでは14mm以下と非常に狭くなる(図7、8、9)。

今年の専門学校の卒業式はオンラインで参列したと云うか見た。コロナ禍で次年度の授業スタイルも対面とオンラインを駆使したものになるだろう。学生たち全員がスマホではなくPCを持って参加できる状況になると良いが、、、、。


2021年3月14日日曜日

シカ、カモシカ、イノシシの後頭骨から見た種の同定 Spcies identification from the occipital of Deer, Serow and Wild Boar

シカ、カモシカ、イノシシの頭骨の後頭部を腹側(下面)から見て、三種の同定する手掛かりを調べた。
図中のA:後頭顆、B:頚静脈突起、C:聴胞、D:後頭骨底部、E:関節後突起、F:翼状突起
図1. イノシシの下面から見た後頭部
図2. シカの下面から見た後頭部
図3. カモシカの下面から見た後頭部
①イノシシの聴胞Cは円筒状で縦長であるが、シカ、カモシカは横長でシカは丸みを帯び、カモシカは掻き砕いた石状である。

②イノシシの頚静脈突起Bは細長く後頭骨底部Dから40mmを越えるが、シカやカモシカのは楔状で後頭骨底部Dから15mmを越えない。

③イノシシの後頭骨底部Dは後頭顆Aよりも一段低くなっている台形型をしているがシカでは後頭顆Aとほぼ同じ位置から始まる四角形であり、カモシカでは後頭顆Aより下がり中央部分が△状に低くなる台形型をしている。 

③イノシシの関節後突起Eは見当たらなく、シカは関節窩の後に5ミリくらいの高さである。カモシカは関節窩の内側に少しあるだけだ。

④イノシシの翼状突起Fは小さな突起状のものが出ているだけだが、シカは左右の翼状突起Fが欠落したように平行に並ぶ。カモシカは外側に開いている。

コロナ禍で人と会い話し合う機会が減り、座骨神経痛もあってめっきり家に閉じ籠る日が多くなっている。今夕は今年になって5回目のオンライン呑み会だ。オンラインはなかなか会えない人と顔を会わせて相手を思いやることができるが、対面呑み会には敵わない。それは、互いの視覚や音声以外の接触が出来ないからだろう。ぼくらが対面して出会うということは、目や耳以外から入る情報を得ているからだ。視覚や音声だけからの受け取る情報はTVや映画からの情報と同じである。その為であろう。オンライン呑み会では、まるでTV画面や映画のスクリーンを眺めているように画面を見ながら一人で飲み、食い、オンライン画面に出ている友人・知人たちの顔を見、話しを聞いている視聴者となっている。


2021年3月13日土曜日

この頭骨は誰? Who is this skull?

知人のCFさんからメールをもらった。坂下から土山峠までの旧道「みやがせ道」を歩いていて道路際に図1と図2の転がっている頭骨を見つけたようだ。大人の拳くらいの大きさとの事だ。図1を見るとイノシシかシカ、カモシカのようにも見える。前回、これら三種の頭骨の後ろから見た違いをアップしたが、皆さんはどう判断しますか? ぼくは思い違いをしていた。この写真を既にアップしていると思っていた。
図1. 斜め後方上から見たもの
図2. 頭骨の右側を下にして底面を見たもの

2021年3月12日金曜日

シカ、カモシカ、イノシシの後頭骨から見た種の同定  Species identyfy from based on the ocipital of Deer, Serow and Wild boar

先日、 CFさんが「みやがせ道」で見つけた頭骨が添付ファイルで送られてきた。しかし、その頭骨は前頭骨部分から前が欠落したものであり、CFさんが撮ったものも後頭顆から見たものであった。山中で見つける偶蹄類の頭骨は、歯や角を含む頭骨の全体がいつもあるわけではなく、多くは頭骨の一部である。今回は丹沢に生息する偶蹄類の頭骨の後頭骨部分が残っていた場合にそこから種を同定する手掛かりをアップする。

図1. イノシシの頭骨 後ろから
イノシシの後頭鱗は縦長である。さらに、左右の頚静脈突起はシカ、カモシカに比べてはるかに長い。
図2. シカの頭骨 後ろから
シカの後頭鱗はイノシシに比べると横長であり、中央が隆起している(外後頭稜)。更に、項稜の中央が少し下がり突出している(外後頭隆起)。
図3. カモシカの頭骨 後ろから
カモシカの後頭鱗の形状はシカに類似して、外後頭隆起があり外後頭稜が明らかでである。ただ、シカの大孔の背側がU字状に凹んでいるがカモシカではV字状の凹みである。

2021年3月11日木曜日

ビオトープ Biotope

 久しぶりの境川遊水地への散歩であった。昨年の10月下旬以来だから4ヶ月半振りだ。ぼくが歩くのは約7キロのルートである。温かい日差しの中をコートを着ないで歩いた。身体も精神も温かい屋外を欲している。      

図1. ナズナが一面に広がる日大の農場
図2. 遊水池のビオトープに2羽のバン
図3. 早咲きのサクラ
図4. フキノトウがたくさん タテハチョウの仲間がいる
図5.土手がコンクリートで覆われる
白鷺橋の近くの遊水地の境川の土手が新たに凸凹した岩状のコンクリートで覆われていた。遊水地内には、サッカー場、テニスコートをつくりさらにビオトープを作っている。球戯場内は立ち入ることができ、大人も子供も運動している。しかし、ビオトープと書かれた池は立ち入り禁止である。出来た頃は禁止ではなかったのでモツゴ釣りができた。どうも、この遊水地企画者には、図5のコンクリートの土手に見られるように「外観が美しく見える」ことだけが念頭にあるようだ。
人工の池で、釣りをしたり雑魚や水生昆虫を獲ったりする遊びを考えてはいないようだ。小鳥やサギやカモたちがやってくるのは歓迎されるがヒトは歓迎されない。一方、土手をコンクリートで覆ってしまうと、土手に巣作りをするカワセミばかりでなく、イタチや他の動物たちも生息できなくなる。見た目だけのビオトープ作りの考えは反対だ!ヒトや他の動植物と共存できるビオトープを考えるべきだ!

2021年3月10日水曜日

小哺乳類の骨の特徴4):寛骨・仙骨 モグラ科の寛骨と仙骨は癒合・合体  The hipbone and sacrum of Talpidae are fused and united.

 骨盤は寛骨と仙骨からなる。アカネズミの骨盤は左右の寛骨とその間にある仙骨が離れる。しかし、トガリネズミ目モグラ科のアズマモグラとヒミズの寛骨と仙骨は癒合・合体している(図1.の左の二個)。しかし、同じトガリネズミ目でもトガリネズミ科のジネズミとトガリネズミでは、寛骨と仙骨は離れる(図1の左から2個目と3個目)。この事が一般化できるのかどうか、まだ不確かである。恐らく、若いモグラ科の動物ならば当然(?当然でないかもしれない)、寛骨と仙骨はトガリネズミ科やアカネズミのように離れているだろう。さらに、胎児なら寛骨も腸骨と座骨、恥骨に分離しているかもしれない。

しかし、ぼくが拾った動物たちでは、図1のような結果だった。

図1. 背側から見た骨盤(寛骨+仙骨)上:前方(頭の方) 下:後方(尾の方)
左からアズマモグラ、ヒミズ、ジネズミ、トガリネズミ、アカネズミ

ここでは、図1の性成熟を過ぎたモグラやヒミズの骨盤は仙骨と寛骨が癒合・合体していることが通常の事だとして考えて行きたい。寛骨と仙骨がアカネズミやトガリネズミのように分離しているということは新生児が産道を通って生まれる時に寛骨は仙骨から離れて広がることが可能になる。つまり、新生児に大小の差があっても上手く産道を通過できる。しかし、モグラやヒミズのように寛骨と仙骨がしっかり合体していれば、新生児はある一定の大きさ以下なら産道を通過できるが、大きな個体は産道は通過できない。
ここで、仙骨と寛骨がモグラ科の動物のように合体している他の動物はいるだろうか?それは鳥だ!鳥はある程度大きさが決まった卵を産み落とす。これが、栄養状態の良い時には直径3センチの卵を産み、悪い時には1センチの卵を産むなどと云うことは無い。栄養の過少に関わらずほぼ同じ大きさの卵を鳥は産むと考えられる。
同じようにモグラもヒミズも新生児の大きさは栄養状態に関わらずほぼ同じ大きさの可能性が高い。
以上のようにモグラ科の動物の寛骨と仙骨が癒合・合体しているのは新生児は殆んど変わらない大きさで産まれてくるということだ。しかし、トガリネズミ科の寛骨と仙骨が離れている動物は新生児の大きさが少々違いがあっても産み落とすことができると云う事ではないだろうか?

図2. 腹側から見た骨盤 右側は尾の方 上:ヒミズ 下:アズマモグラ

図2は腹側から見たヒミズ(上)とアズマモグラ(下)の骨盤である。ヒミズの左右の寛骨は離れている。しかし、アズマモグラの寛骨は恥骨結合している。ヒミズは新生児が産道を出て来る時、余裕があるが、アズマモグラは余裕が全く無いことが判る。アズマモグラの赤ちゃんは殆んど同じ大きさで産み落とされると云える。でも、本当はどうなのだろう?

2021年3月6日土曜日

モグラの性別は? The gender of mole?

昨日午後、専門学校の講師会があり、7時頃帰宅して玄関を開けたらビニール袋に入ったモグラがあった。いつも野菜届けてくれるNoboruさんが持ってきたのだ。早速、スケールを置いて写真を撮った。モグラの性別はやはり判らない。モグラの仲間は鳥やカエルのように総排泄孔を持つため、外部生殖器を探しても無駄なのだ。
しかし、カエルでも鳥でも魚でも姿・形や色で性別の違いがある。地中の暗闇で生活しているモグラは性的二型が小さいのは、視覚が効いてないからか?
性行動の時に相手を探し選ぶ時は嗅覚だ!嗅覚に頼る動物は性的二型が小さい? そんな筈は無い。蛾のオスはメスが発する臭いを感知する触覚が大きい。そうすると、モグラの鼻がある口吻部に♂と♀の違いがあるかも知れない。
図1.もらったモグラ Mogera wogura性別不明
何と、今日の夕方再びNoboruさんが畑の帰りに立ち寄りモグラを一匹持って来てくれた。ピンポンが鳴って連れ合いが画像を見てNoboruさんだ!っと出ていくと、連れ合いに呼ばれる。またまた、モグラが獲れたと持って来てくれる。話しを聞くと昨日と同じトンネルで獲れたと云うのだ。同じトンネルを利用するというは、春はトガリネズミ目の発情季なので、♂がメスの行動域内に侵入しているということなのだろうか?ネット検索したら、「食虫類の自然史」第3章「モグラ科動物の生態」阿部永・横畑泰志編著、比婆科学教育振興会、1998 が見つかった。

2021年3月5日金曜日

小哺乳類の骨の特徴3):大腿骨と脛骨・腓骨 トガリネズミはモグラよりも足首を動かせない? Shrews can't move their ankles than moles?

アカネズミの脛骨と腓骨は脛骨の遠位端(足首の方)で合体し、脛骨体とは離れて近位端(膝の方)で再び接しそうになっている(図1)。この脛骨と腓骨が足首の方で合体・癒合するのは、カヤネズミやマウスやラットやハムスタもそうだ。齧歯目の動物たちが脛骨と腓骨が合体するのかと云うとリスは脛骨と腓骨は離れている(図2)。
しかし、どうも日本に生息するトガリネズ目のモグラ科やトガリネズミ科の動物たちは全て脛骨と腓骨が脛骨の半分くらいのところで合体し、まるで脛骨から腓骨が出ているかのような状態だ(図3,4,5,6)。特に、モグラ科よりもトガリネズミ科のジネズミやトガリネズミの方が脛骨の近位端(膝の方)よりになっている(図7,8)。この脛骨と腓骨の合体・融合はぼくにはいくつかの事で理解に苦しむ。
一つ明らかに言える事はサルのように足を外側に向けたり、内側に向けたり、様々な方向に向けなければいけない動物たちは、脛骨と腓骨がバラバラでありしかも腓骨も太くがっちりしている。一方、シカやカモシカのようにただ前後運動しかしない動物たちは脛骨と腓骨が殆んど合体し一体化している(この話題は、別の機会にアップしたい)。シカの足首の脛骨遠位端と足根骨を見て欲しい(図9)。
図1. アカネズミの左右の大腿骨・脛骨・腓骨、前から 
図2. 左大腿骨・脛骨・腓骨、前から 左:リス 右:アカネズミ

図3. アズマモグラの左右の大腿骨・脛骨・腓骨 前から
図4. アズマモグラの左右の大腿骨・脛骨・腓骨
後から

図5. ヒミズの左右の大腿骨・脛骨・腓骨 前から

図6. ヒミズの左右の大腿骨・脛骨・腓骨 後ろから

図7.ジネズミの大腿骨・脛骨・腓骨 後ろから
図8.トガリネズミの大腿骨・脛骨・腓骨 前から

ここで、疑問に感じるのは、モグラやヒミズはトンネル内の土を蹴り出したり、細いトンネルを移動するのに足は使われているのは理解できる。しかし、ジネズミやトガリネズミは地中でトンネル生活はしていないのでモグラ以上に足を使っていると思っていたが、脛骨と腓骨を対比させるとジネズミやトガリネズミは走り回るために足は使われるが、足首を左右に回転させるような動きはモグラ以上に出来ないと思われる。
図9. シカの脛骨遠位端と足根骨
図上:F,踵骨 T,距骨 C,中心足根骨 Om,第三中足骨 
Ti,脛骨と腓骨の合体の下腿骨  Mt,外果(腓骨だった骨)
図下:シカの足首の状態(前後しか可動しない)

2021年3月4日木曜日

ハクモクレン?  Is this flower white lily magnolia?

 昨日、昼過ぎ風が強いが散歩をした。古い家の庭にハクモクレンor コブシかな?っと思う白く大きな花が咲いている木があった。もう少し、花が開くと花弁の枚数が判るのだが、、、、。明日か明後日またここまで散歩にくると花弁の数が判るだろう。これはコブシだろうか?

Magnolia sp.
 今朝は、久しぶりに痛くない。走れ回れそうな気持さえする。もっとも屈む時は左股関節が痛くならないように慎重に屈む。痛くない。嬉しい!実は、昨夜は寝る時の姿勢を変えたのだ。ぼくは天井を見ながら仰向けにならなければ寝られない。子供の頃は天井板の節目や板目模様を見ながら寝ていたものだ。だから、どこのどのような節穴があるか、それが鬼が怒っているような形相に見えて怖かった場所もあった。それが、今の我家の天井は壁紙と一体となった灰白色である。そんな子供の頃の天井板を思い浮かべていた。 
人だけが、仰向けになって寝る。四つ足の哺乳類は決してお腹を空に向けては寝ないだろう。皆、横向きになってお腹を守るような恰好で寝る。あるいは傷ついた箇所を守るように寝るだろう。で、ぼくは思いついた。痛い左股関節を下にして右側を上にして横向きに寝よう! 

2021年3月2日火曜日

小哺乳類の骨の特徴:2)上腕骨 トガリネズミの上腕骨はヒミズと同形 The characters of small mammals' bone: 2) Humerus The humerus of shrew is almost same as shrew-mole

 上腕骨:トガリネズミ目のモグラ科のアズマモグラやヒミズは地中でトンネルを掘って生活している。そのため、上腕骨はアカネズミの形状とは大きく違っている。モグラの上腕骨(図3,5)は脊柱に対して横に出ており、トンネル内の土の下の土を掘るのではなく横の土を掘るような骨の構造になっている。さらに何とトガリネズミの上腕骨(図11,12)はヒミズのもの(図7,8)ものとほぼ同じ形だ。

図1. アカネズミApodemus speciosusの上腕骨と尺骨、橈骨、後ろから

図2. アカネズミの上腕骨と尺骨、橈骨、前から

図3. アズマモグラの上腕骨、前から
図4. アズマモグラMogera woguraの尺骨と橈骨、前から

図5. アズマモグラの上腕骨、後ろから
図6. アズマモグラの尺骨と橈骨

図7. ヒミズUrotrichus talpoidesの上腕骨と尺骨 前から
上腕骨長さ10mm、幅5mm
図8. ヒミズの上腕骨と尺骨 後ろから

図9.  ジネズミCrocidura dsinezumiの上腕骨と尺骨・橈骨 前から
図10.ジネズミの上腕骨と尺骨・橈骨 後ろから

図11. トガリネズミSorex caecutiensの上腕骨と尺骨・橈骨 前から
上腕骨長さ7.5mm、幅4mm
図12. トガリネズミの上腕骨と尺骨・橈骨 後ろから
こう見てくると、前回アップした肩甲骨で壊れたトガリネズミのものをジネズミと同形だと推察したが、これは大きな間違いであり、ヒミズの肩甲骨と類似した細長い形状と考えた方が妥当である。それは、恐らくトガリネズミはジネズミような地上性ではなく、ヒミズのような半地下に通路をつくる生活をしている可能性が高い。

2021年3月1日月曜日

白いジンチョウゲが咲き出した! The White Daphne came into bloom!

電車に乗ってこの頃通っている指圧から昼過ぎに戻る。外は春の雰囲気が一杯だ!山道を歩いたらどんなに気持ちが良いだろうと車窓の景色を見ていた。何と、咳が出そうになり、龍角散の錠剤を口に入れたが時すでに遅し、こらえきれず。今日のぼくは二重マスクだが、さらに口にタオルハンカチを当てる。すると隣の婦人がぼくに飴のような物を手渡そうとする。今、錠剤を舐めているので、有り難う!っと断る。何だか、嬉しい!
先ほど、庭に出て乾いているフウラン、カヤラン、ヨウラクランにシャワーで水をやる。赤いジンチョウゲは花が散り始めている。が、白いジンチョウゲが咲き始めている。赤いジンチョウゲから半月遅れだ。後で、この白いジンチョウゲを部屋の赤いのと代えよう。
白いジンチョウゲ Daphne odora