「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2022年9月18日日曜日

登山道から宮ヶ瀬へ To Miyagase from moutain trail

林道に下りてから陽が当たる乾いた場所で足元のヒルをチェックし、足には2匹のヒルしかついていなかった。しかし、まだシャクトリ虫のように這いまわっているヤツもいたが、手で払い落す。靴の中を見たいがそのままだ。これから再び、ヒルがたくさんいると思われる斜面に入らなくてもいけない。土石が上まで積み重なっている大堰堤を過ぎてすぐ、登る尾根を見上げる。登り口からはマツカゼソウが群落となって仕事道を覆っている。登り、足元に仕事道の横木を見つけ、マツカゼソウの林を掻き分けながら進む。何度か道が判らなくなるが、兎も角尾根を登る。するとまた仕事道に出逢う。そんなことを繰り返していくとマツカゼソウが無くなり、仕事道が浮き出してくる。
っと、カヤの実が散在して転がっている。リスから誰かがカヤの実を食べてその回りの果肉は捨てている。後でこれが誰が食べた食痕か判る(図2)!リスなら1ヶ所のテーブルで行儀良く食べる。このように辺りに散らばして食べるのはサルが樹上で採食しながら移動したからだ。
図1.10:12 カヤの実の食痕 リスが食べた?

図1’. カヤの実の外皮?
図2.10:18 周りに散在するカヤの実の食痕
シカ柵の扉に着いた。もうヒルは少なそうだ。扉を閉めて。乾いた所でヒル取りをする。ここまで上がってきても金沢林道の工事の音が聞こえる(9月30日には終わるようだ)。
図3.10:21 シカ柵の扉に着く。もうヒルはあまり心配しなくて良い。
図4.10:31 ハイイロチョッキリが落としたコナラのドングリのついた小枝
図4’. チョッキリが落としたコナラのドングリ付き小枝
サルの群れが昨日か早朝にこの辺りを通過したようだ(図5)。ここでもカヤの実の食痕が散在している。
図5.10:42 ここにもサルが食べたカヤの実の食痕
夏を代表するタマゴタケが2本出ている。2本とも採る。1本はもってきたインスタントラーメンに容れよう。
図6.10:42 タマゴタケだ!
ようやく尾根のよく陽の当たる平に部分に着く。やはり、暑い!足はズボンをヒル探しのために膝までまくり上げたままだが、上は長袖なので前のボタンを全部外し、木陰に陣取って早めのランチとする。お湯を沸かし、採ってきたタマゴタケを1本入れる。タマゴタケからもっと橙色が出るかと思ったがそうでもない(図7)。これにインスタントラーメンを入れて完成だ。挽夏なので入れる山菜がない。
図7.タマゴタケが入ったインスタントラーメン
タマゴタケのオイシイ味が味噌ラーメンの汁の素に負けた。味がほとんど感じられない。でも、OKだ! 食べ終わり、食器やコッヘルを枯葉で洗い、ザックを枕にして仰向けになる。高い秋の空に白い雲が浮かぶ(図8)。このままの状態で5分は目を瞑ったろうか?瞼を開けると眩しい秋の高い空がある。幸せだ!っと感じる。あー、老年的超越の世界に少し近づいている。
図8.11:37 秋の高い青空
「立つ鳥跡を濁さず」でここで食事をした、寝たという跡が判らないようにして足で枯葉をならしてザックを背負い歩き始める。どうしても登りなので下向き加減で歩くので、ジョウロウグモの巣が張っているのに気づかず顔に何度かかかる。っと稜線近くになって、ヤマイグチかな?大きい方を持ち帰る。持ち帰ったこのイグチの傘の表面はシワシワになった。で、シワチャヤマイグチとした。食毒不明とある。
図9.12:12 イグチの仲間シワチャヤマイグチ この1本をゲット
高畑山と653ピークを結ぶ稜線に出るが、653ピークには向かわずに直接登山道への道をとる。するとトラロープが張られ何やら札がぶら下っている(図10)。
すぐ、登山道だ(図11)。登山道からわざわざ離れてこの道に入る者は知っていて入るのだ。登山道に出てまもなく道標がある(図12)。ここには休み台があったが、今は朽ちてしまっている。
図10. 12:21 トラロープにはわざわざ「登山道ではありません」と、、、、
図11. トラロープの下に登山道が走っている
図12. 12:23 宮ヶ瀬2.7キロの道標
不思議だ!何故だろう?ヒルの気配が無いのだ。金沢林道側の斜面はヒルの巣だったのに、中津川の斜面は乾いていてヒルがいない。御殿森ノ頭の近くの道標の前に大きな木が倒れていた(図13)。その木に座って一休みだ。足元を見たがやはりヒルは見当たらない。その後、キノコを見つけた(図14)時もザックを下ろしてカメラを取り出して写真を撮ったが、ヒルは見当たらなく、再び今度はベニタケ科のアイタケ?を見つけたが、写真は少し下ってお宮さんがある階段の石段の上にわざわざおいて撮ったのもヒルを気にしてのものだった(図14)。
図12. 12:42 御殿森の道標の倒木で一休み
図13. 13:13 キノコ ゲット
このキノコ、手持ちのキノコ図鑑4つを見ても判らない。集中力が欠けているんだ。
図13'. キノコの裏の様子、つば無く、ひだは茎に直生だ!キシメジ科の仲間だ!
非常に似たキシメジ科のキノコでカキシメジという猛毒のキノコがあることが判った。洗ったら傘の表面にヌメリがこれが決めてで、再度図鑑を今度は毒キノコだけを探したら、カキシメジだと同定した。1センチほど噛んでも味無しだ。
図14. 13:32 アイタケ?ゲット
このベニタケ科のキノコは分かり易い。傷つけると赤色などの汁が出るし、噛むと苦かったりする。
図14'. アイタケ?の裏
図15. 13:49 登山道口着
道路に下り立ってから、暑い日差しが注ぐなかを20分かけて車の置いてある場所まで、辿り着き、先ず、車の4つのドアを開け放し、トランクを開け、ストックを容れる。いつもは午前中で帰るので、連れ合いから「遅いがどうした?」っとショートメールが入っているので、「帰る」と返信する。渋滞に巻き込まれて帰宅したら、連れ合いが「遅いねー」と出てくる。缶ビールが飲みたいと云うと冷えた缶ビールを持ってくる。すぐ、プシュっと開けて飲む。幸せだ!二口飲んで靴を脱ぐと、何と両足の靴下は血だらけだ。それを連れ合いに見られてしまう。この靴下は捨てられる運命にある。いつもはすぐ洗面所で水洗いしそれから石鹸を使って洗って絞って洗濯機に容れるのだが、、、。
シャワーを浴びながら残りのビールの飲む。しかし、玄関に入った時に飲んだような旨さが感じられない。でも、残りを一息で飲みほした!

このところ、高校の同期のTGが肺気腫COPDや心不全とやらで、こちらがなったような錯覚を受けている。来週27日は彼と御徒町で飲む約束をしているが、何だか心配でもある。

2022年9月17日土曜日

金沢林道から653ピークを目指す   The 653 peak from the Kanazawa forest road

昨日は、ヒガンバナを見に清川村に行った。宮ヶ瀬に車を置き、早戸川林道、金沢林道を歩き、林道工事手前から山に入り、登山道に出て戻ってきた。ヒガンバナは清川村の土手でも車の中から見た。撮ったのは早戸川林道ゲート手前の斜面である(図1)。
図1.7:20 ヒガンバナ
林道沿いにヨウシュヤマゴボウの実が赤黒く熟し、アメリカセンダングサが咲いていた。うん、ヒガンバナと云い、アメセンと云い秋だ!ぼくもズボンが薄手の夏用の物であり、涼しいと云うよりも少し寒いかなっと思うくらいの気温だ。
図2.7:37  アメリカセンダングサ
おー、シラヤマギクではなくこれはシロヨメナかな?秋だ!涼しくなった嬉しさよりも初秋は寂しい感じがする。
図3.7:42  シロヨメナかな?
林道上にテン糞を見つけた。拾わないで写真だけだ。見た目はまだ固いサルナシの実を食べた物であることが判る。おー、秋の糞だ!手に取って見るとサルナシの種子が浮き出ていた。拡大すると種子が判るよ!
図4.7:44  サルナシを食べたテン糞
これは今年生まれたカモシカの糞だろう。あまり散らばらずにまとまってある。
図5.8:07  カモシカ糞
金沢橋を過ぎて間もなく、沢側の土手にアナグマの巣穴がある。この巣穴は確かめてはいないが、3,4年前からある。
図6.8:29  アナグマ巣穴
アナグマの巣穴を過ぎて5分くらいで沢に入る。この沢から登山道を目指すつもりだ。ジグザクの仕事道が続いている。登り始めてすぐヤマホトトギスが可憐な花を咲かせている。ザックを下ろしてカメラを取り出していると、ヒルたちが蠢いているのが判る。
図7.8:35 ここから入った
図8.8:37 ヤマホトトギス
仕事道を急ぐが足元がしっかりしない。登山靴にはヒルがすでに何匹かついている。早く尾根に行きたいが、行き過ぎてしまい(以前も同じ事をした)戻って尾根を辿る。尾根に出たので、ズボンをたくし上げヒルを取る。靴の中のは仕方がない歩いて潰すよりない。
図9.8:56 尾根だ!
尾根を登っていると野生生物調査中という張り紙が目に着いた。ぼくも40年くらい前に房総のサル調査で関係した事がある自然研(当初は野生研)のツキノワグマの生息調査のようだ。3~5メートル四方にバラ線を張って、上にはペットボトルに液体(蜂蜜?)を吊り下げている(図10’)。その場から離れて尾根を登ったら、古いクマ糞(図11)があった。

図10.9:02  野生生物調査中
図10’.ツキノワグマ生息調査中
図11. 9:07 古いクマ糞だ!
尾根は急になり、立ち木の根などに捉まって登る。おー、イグチ科のキノコだ。ここから、今のぼくのようなバランスと筋力ではとても登れなくなり、太い木のところで小休憩する。っと思い出した。以前もここで登るを諦めてすごすご戻ったことがあるのだ。登山道へ出るのにぼくにあったルートへ行こうと来た道を下って林道へ出る。ヒルは剥き出しの皮膚に着いているヤツは直ぐ剥がし落とし、残りは靴に着いているだけだ。
図12. 9:28 イグチの仲間だ!

2022年9月15日木曜日

老年的超越  Gerotranscendence

 老年的超越、この言葉を高校同期のTGからのメールで知った。85歳過ぎた高齢期の老人の考え方のようだ。それを、東京都健康長寿医療センター研究所研究員の増井幸恵の日老医誌(2016;53:210-214)の論文から引用する。

老年的超越とは、高齢期に高まるとされる、「物質主義的で合理的な世界観から、宇宙的、超越的、非合理的な世界観への変化」を指す。この概念の提唱者であるスウェーデンの社会学者Tornstamは離脱理論、精神分析論、禅の知見など取り入れこの理論を構築した。

と何だか難しそうだが、毎日新聞ネット版(2022・8・27)で増井は、北欧や日本の研究から、単身で寝たきりでも幸福感で満ち溢れている超高齢者が大勢いると述べている。寝たきりでも独りぼっちでも幸せだと感じているようなのだ。つまり、家族と離れ身体機能が衰えても幸せに感じている。

1997年に赤瀬川原平が「老人力」という概念を打ち出した。これにはボケるのも物忘れも老人力だ!とこれは痴呆症の一歩手前の多くの老人たちの症状を現わして笑い飛ばしている。

しかし、老年的超越はさらに年齢を重ねた85歳以上の高齢期の老人たちの考え方である。身体は不自由で孤独でいても幸せだというものだ。

ぼくはサルを追っていて、群れからオスばかりでなくメスも離れていく現象を観察した。サルでは通常はメスは生まれた群れから出ていかない。しかし、歳をとったメスのサルは、群れから離れて群れの遊動域内の100m四方にも満たない狭い場所で採食し、群れがその場に来ると群れのメンバーである娘たちとグルーミングをし群れが離れるとその場に留まったり群れと一緒に遊動する。オスに関しては拙著「箱根山のサル」晶文社の二章のオスザルの生活でアリ地獄タイプとして述べている。

図1.1968年3月 箱根T群の老メスのサルメン
背や手足は曲がり、ヨタヨタ歩いていた。
歩調の合わない、騒々しい群れから離れて時々餌場に顔をだした。

今日は、山に行くつもりであったが、5時頃目覚めてから、収集した骨の事やExcelに記録したテンやタヌキの糞の事が頭に浮かび、あーでもないこーでもないと考えている内に5時半を過ぎてしまい。6時に階下に降りた。出かける前の娘から「これから山に行くの?」と聞かれ「もう車が渋滞に巻き込まれるので止める」と云い訳をし、コーヒーを飲んだ。


2022年9月14日水曜日

散歩をして筋肉を鍛える  Take a walk to strengthen the muscles

昨日、午後4時半頃に散歩に出た。このところ、散歩をしなければいけないと云う強迫観念になっている。それは、昨年1月に鐘ヶ嶽に登った時に左足の付け根が痛くなり、腰部脊柱管狭窄症と整形外科で診断された。以来、1年くらい毎週「手もみ」に通い、今は隔週に1度通っていて、そこの手もみ師に散歩をして下半身の筋肉を耐えることを勧められたからだ。ただ、そのその散歩も漫然と歩くのではなく、腕を振って、できる限り早く歩けと云うのだ。30分くらいで良いとの事である。また、パソコンも立ってやることを勧められている。
その腰部脊柱管狭窄症の症状は、朝起きて腰を屈めると腰がギくっと電気ショックを受けたように感じることだ。手もみ師は脊柱管狭窄症は軽いものだという。起きてすぐ顔を洗うとギくっとなるので、新聞を取ったり、コーヒーを飲んだり、パソコンに向かったりして2,30分動き回ってから顔を洗う。しかし、このところは今朝もそうだが、起きたらすぐ顔を洗えるようになった。それは膝を曲げて腹筋に力をいれて屈んで顔を洗うとギクッとならない。
手もみ師は中国の外科医師免許を持っている女子で、筋肉や神経について詳しい。人は誰もが歳をとると椎間板が磨り減り、脊柱管狭窄症になりやすい。が、筋肉を鍛えたり揉み解してストレッチすることで、座骨神経痛を軽減できると云う。
図1.散歩中に見つけたガガイモの花



 

2022年9月12日月曜日

子供の1年と老人の1年の違い  The difference of between a year of child's life and a year of old man's life

子供の時の1年、お正月から翌年のお正月まではすごく長く感じた。〽もういくつ寝るとお正月〽と正月を待つ歌があるくらいお正月までが長く感じる。あるいは夏休みも、秋の新学期が始まるまでは非常に長く感じた。夏休みは屋外で朝から夕方まで遊びに遊んだ!

しかし、大人になると1年は短く感じるようになり、ぼくのような後期高齢者になるともう節分?もう雛祭りの桃の節句、子供の日の端午の節句があっという間に過ぎてしまい。暑かった夏ももう9月の半ばだ。

1週間も月曜だったのが、すぐ日曜日になる。歳をとると日にちや曜日が不明になるのはあまりにも早く日が過ぎていくと感じるので、覚えていられないからだ。1日だって、すぐ過ぎる。ぼくは時間が勿体ないので、朝は4時半頃起きるのだが、すぐお昼の時間になり、もう夕食が終わると寝る時間だ。

歳をとってからの時間感覚と子供の時間感覚はどうしてこうも違うのだろう。子供頃、風邪をひいて布団に寝かされていたことがあった。飽きる程寝てもまだお昼にもなっていないなんてことがよくあったものだ。

この時間間隔の子供と年寄りとの違いは、それぞれの人生の長さの違いに依るのだ!

それは、同じ1年でも10歳の子供の1年は今までの人生の10分の1だ。しかし、70歳の年寄りでは、70分の1だ。ぼくは76歳だから1年は76分の1だ。10歳の子供に当てはめれば7、8年過ごした感覚が後期高齢者の時間感覚だ。つまり、10歳の子供の1日は76歳のぼくでは1週間の時間感覚なのだ。

え?もうお昼だ!ソバにしよう!

子供の頃は大きな木だと思った故郷のヒメリンゴ

2022年9月11日日曜日

伝導から戻る  Back from the Dendo

森の家の玄関前に20分以上いただろうか?小雨から霧雨も弱まったので、せめて伝導までは行こうと立ち上がる。スパッツは外し、ズボンはヒルが見えやすいように膝上までたくし上げる。もちろん、ここで飽和食塩水を靴下に十分噴霧する。ザックにはザックカバー再び覆う。
図1. 8:59 魚止め森の家の玄関前で 

図2. 9:06  森の家を振り返る。
森の家を振り返る。帰りにここにまた寄ってお昼を食べよう。森の家の門の横の隙間から出てすぐ林道の真ん中にあの大岩がある(図3)。ケルンが幾つか乗せられている。この大岩は恐らく来年もこのままだろう。ここまでブルトーザーを運び入れるには5、6ヶ所の土砂崩れ跡を整地しなければならない。
図3. 9:12 台風19号による崩れ落ちた大岩
この大岩から魚止橋まではぼくの足音でヒルが目覚めるかのようにかま首をもたげる。大岩で立ち止まったのでヒルが登山靴についている。魚止橋からショートカットの道はヒルが多いだろうか、右に曲がって本道を行く。が、丁度車止めのところで、倒木だ(図5)。昨年のものかもしれない。ここをもたもた潜っていたら、ヒルにやられるから戻り、ショートカットの踏み分け道を辿ることにする。
図4. 9:20 魚止橋着

図5. 9:22 車止めに倒木が覆う
伝導に着いた。が、霧雨から小雨に変わる(図6)。完全に造林小屋まで行く気がなくなる。伝導から30分くらい下って魚止め森の家に着き、玄関前にまた座って靴についたヒルを飽和食塩水を噴霧して落とし、霧雨になるまで20分くらい滞在する。ショルダーバックも傘布で作ったカバーで覆う。これからの写真は胸のポケットのスマホである。
図6. 9:45 小雨の伝導
森の家から最近にない速足で歩く。30数分で三日月橋だ。小雨から霧雨になったが、もう戻るつもりはない。図7、8、9はスマホで撮る。
工事現場に着き、しばらく車の動きを見て、朝に歩いた土手を歩いて林道にでる。日差しも強くなってくる。濡れたズボンやシャツは乾く。工事用のゲートが閉まっている。っとトラックが来て運転手が下りてゲートを開ける。ぼくは頭を下げながらゲートを通る。
工事現場を過ぎてから、オトコエシ?やヌルデを撮った頃は雨は完全に上がる。しかし、山を見るとガスに覆われている。
図7. 11:02 三日月橋
図8. 11:35  オトコエシ?
図9.11:37 ヌルデの果実
ゲートを過ぎてから車がUターンできる場所がある。そこにチョッキリが落としたウラジロガシのドングリのついた小枝が落ちていた。車に着いてGPSのスイッチを切る。11:52であった。
図10. 11:49 ハイイロチョッキリが落としたウラジロガシ

2022年9月10日土曜日

早戸川林道を伝道まで歩く  Walk to the Dendo on the Hayatogawa forest road

国際マス釣り場を過ぎて、車をコンクリートでコの字に囲まれた沢のところに置き、GPSをセットして歩き出す。まもなく、ゲートがある。今日は工事のゲートが開いており、林道本来のゲートだけが閉じているのでゲートを横から入る。ゲートから10分くらいで2019年10月の台風19号によって道路が陥没した工事場に着く。川の土手が土砂で盛り上げられて川の流れを変えた土手の上を歩き図1の油圧式ショベルカーのユンボがある場所までくる。
帰路は工事中だった。トラックが生コンを運び、陥没した道路に流し込んでいた。同じようにユンボのところから土手を歩く。
図1.7:06 写真の右にある作られた土手を歩いてユンボの場所
図2.このように早戸川の流れを大きな石嚢を積んで変えている
林道は台風19号の時の土砂崩れによって状況は変わってないが、3回も夏を越したので倒れた木や崩れた土砂に新たな草木が芽生え、ナタが必要なくらい歩き辛い。そんな倒木に目立ったのが薄黄色のキノコだ(図3)。

図3.7:20 枯れ木にキノコ?ホウキタケの仲間?
早戸川の流れがうるさいくらい耳に響く(図4)。空を見上げると雨が来そうな怪しげなガスに覆われている(図5)。あのガスが上がって欲しいと思いながら歩く。おー、ヤマユリだ。タネが作られている。10月下旬になれば朔果となってタネは四方に飛んでいってしまうだろう。
図4.7:29 早戸川の流れ
図5.7:29 何だか怪しげな空
図6.7:36 ヤマユリの果実(紙のように薄い種子がたくさん入っている)
三日月橋に着いた。早戸川を左岸から右岸に渡らせてくれる橋だ。橋は早戸川の狭い峡谷に渡されている。いつもここを通る時に思う。もしこの橋が地震で落ちてしまったらどこで巻いて川を渡ることができるだろうか?
図7.7:40  三日月橋着
図8.三日月橋からすぐ上流を見る
ん?これは倒木からホコリタケの仲間が出ている(図9)。触ると表面が硬い。ホコリタケの仲間はフワフワだ。ナイフで切る(図10)。中は液状だ。これが乾いて粉状の胞子となって飛んでいくのか?しかし、ちょっと気になった。ぼくが触ったところがまるで血が着いたように染まっている。ぼくの右の指を見たが血は出ていない。よく見ると、ナイフで切った皮の部分も赤くなっている(図10をクリックして拡大すると判ります)。ネットで調べたら、イグチ目ショウロ科のキノコのようだ。若い時は食用になるようだ。しかし、枯れ木から発生するとは?
図9.7:48  ホコリタケの仲間だ!
図10. 中は液状になっている。
図11. 8:16 ウマオイがとび出てきた
図12. 8:22 クサボタン
霧雨だったが小雨になったので、以前丹沢観光センターと呼ばれていた「魚止め森の家」の玄関の雨の当たらない屋根の下で、雨宿りをしながら、ヒル取りとすることにした。何故か、玄関前にくたびれた登山靴の片方が置かれてある。忘れるなんて有り得ないだろう。玄関のカーテンが少し開いており、事務室のブラインドが開いていて中が丸見えだ。この家の管理者が来たが、ブラインドを閉め忘れたのかな?
図13. 8:55 森の家の玄関に座って雨宿り

2022年9月9日金曜日

雨の中を伝道まで  Up to the Dendo in the rain

今朝、早戸川林道を歩き、伝道まで行った。しかし、引き返した。往きも帰りも「魚止め森の家」の玄関前の雨の当たらないタタキに座り、ヒル取りや雨が止むのを待った。林道を歩いているだけなのにヒルが足元から登り、首筋や手までやってきた。以前のようにヒルに着かれても平気ではなくなった。それは、血が止まらないため、シーツまで汚してしまうからだ。玄関などにヒルがいると、連れ合いや娘が非常にウルサクなった。ぼくも娘たちに慣らされてヒルはイヤになった。
下のクサボタンは林道の山側に咲いていたものだ(図1)。
図1.8:22 クサボタン
なんだか懐かしい伝導に着いた(図2)。雨とヒルのため、造林小屋・榛ノ木丸まで行くのを諦めた。と云うよりもせめて伝道までは、、、と思い歩いた。何故こんなにヒルが多いのか!林道を歩いているだけなのに!
図2.9:45 伝導着

2022年9月8日木曜日

ツルウメモドキの青い実  Blue fruits of oriental staff vine

今日はいつ雨が降るのかな?という1日であった。いつもより1時間以上も早い3時前に散歩に出た。コースをいつもとはちょっと変えてみた。ツルウメモドキがコンクリートの壁に垂れ下がっていた(図1)。この写真を撮りながら1ヶ月後にもう一度このコースを歩こう。そうするとツルウメモドキの実が赤・黄に開いて綺麗だろう。
歩いていても汗が出なかったせいか、帰ってきて浴びるシャワーも冷たく感じた。シャワーを浴びてから、連れ合いに云われていた焼ミョウバンを入れたナスの漬物を作る。そして、いつもよりも1時間以上も早いが、今日はコップにレモン半分の汁を入れ、それにダブルくらいのウィスキーを注ぎ入れコップ一杯に氷を入れる。そして、これをアップしながら、チョコを食べている。コップのウィスキーが、もう残り1センチもない。
図1.まだ青いツルウメモドキの実
今朝、4時半に起きたので、コーヒーを飲みながら食パンの上にトマト、キュウリ、レタスを乗せその上にチーズの乗せてオーブンで焼き。ケチャップをかけて食べた。その間に、NHKBSで大谷のホームランを見た。何だか今日も充実した1日が過ぎる。寝るのは9時だ。
 

2022年9月7日水曜日

ムベ   Mube in the same family as akebi

金曜日から上顎左の被せている奥歯が痛かった。我慢できない程の痛さではないが、11月に定期健診があるが、それまで待てないので、月曜日の朝、歯医者に電話して予約を取った。火曜日の午後3時と云うことになった。が、火曜日の朝に歯医者から電話があり10時の予約がキャンセルになったので、10時からにしてもらった。
あー、76歳にもなってまだ歯痛で憂鬱になるんだ。上下とも部分入れ歯をしているが、全部歯を抜いて総入れ歯にしてもらいたいと思ってしまう。ぼくはこのように歯で苦しんでいるが、連れ合いは、抜いた歯は親知らずだけで、虫歯で治療した歯が1,2本あるだけだ。ぼくと連れ合いでは歯の質が違うのだ。羨ましい限りだ! 

歯医者の帰路、常緑のムベの垣根がある家の前を通った。ムベの実が大きくなってきている(図1)。秋だ、山のアケビの実も大きくなっていることだろう。きっと、サルが採食移動の時に実を見つけて早くも食べているかもしれない。完熟する前にサルはアケビもサルナシも食べる。サルは視覚の動物で早生食いなのだ。テンやハクビシンは嗅覚の動物なので熟さなければ匂わないので果実を見つけることができない。

図1.我が家の近くの垣根のムベの実
故安倍首相の国葬に反対するのは費用の問題ではない、彼が生前どのような団体と付き合い何をやったかだ!それは、決して国葬に値するものではない!
 

2022年9月6日火曜日

スズメガの大きな幼虫  A large larva /caterpillar of hawk moth

このところ、午後4時を過ぎて形3キロちょっとの引地川沿いのコースを散歩している。何と三日連続で大きなイモムシがアスファルトの地面を這っているのを見た。今日は、写真を撮れるようにスマホを持って散歩した。イタ!可成り早いスピードで歩く。どんな成虫になるか楽しみなので持ち帰ろうと思ったが容れる物がない。で、ネットで調べた。「スズメガの幼虫」だろうと思い、検索したら一発で当たった!セスジスズメの幼虫だ。食草がノブドウ、ホウセンカ、サトイモ、サツマイモ、ヤブガラシとある。散歩するルートの畑にはサトイモ、サツマイモが植えられているし、道端にヤブガラシは至るところにある。ただ、ホウセンカは見ないかな?
でも、このイモムシがアスファルト道を急いで這っている。
スズメガは我が庭のタイワンホトトギスの花の蜜を吸いにやってくるホバリングしているので、目立つ。幼虫も草むしりをする連れ合いが見つけて教えてくれる。ヤブガラシが毎年蔓延るからだろう。今年はまだホバリングしているスズメガを見ていない。これからだろう。
図1.セスジスズメの幼虫
相変わらず、ロシアのウクライナ侵攻は続けられている。欧州最大の原発を盾にして、ロシアはミサイルを撃っているようだ。何ともすごいやり方だ、「死なば諸共」の考え方だ。これって現場の兵士の考えだろうか?

旧統一教会と自民党はずぶずぶの関係だ。アクドイやり方で信者の家庭を潰す統一教会と自民党が何故結び付いているのか?そんな旧統一教会の広告塔であった故安倍元首相の国葬は税金の使われ方の問題ではない、そんな元首相を国葬にする価値など微塵もない。しかも、モリカケサクラ問題では誤魔化しの答弁しかしてこなかった元首相を国葬なんかにすべきではない。

アスリートの祭典と云われているオリンピックが金にまみれている。やはりと思ってしまう。警察や検察機構までも握って忖度させていた元首相が凶弾に斃れたので、検察は思う存分ナタを振り下ろして欲しい。

2022年9月2日金曜日

ウワミズザクラの種子が思い出せなかった! I coul'd not remember the seed of bird cherry!

8月31日に、宮ヶ瀬から汁垂隧道を通り、金沢橋を過ぎ、金沢林道の工事場手前まで歩いてきた。その時に、見つけたハクビシン糞(図1)を洗った。全てがウワミズザクラの種子と果皮であった。が、このウワミズザクラの種子がすぐには同定できず。久しぶりに鈴木他著「草木の種子と果実」誠文堂新光社のページをくくった。8月下旬にこのような種子をもってたくさん成っている木が思い出せない。過去の資料としてExcelにマトメている「食肉目の糞内容物」を見て、ハクビシンで検索した。そしてハクビシンの8月、9月の食べた植物の項目を見た。2010年9月4日にハタチガ沢でハクビシンがウワミズザクラを食べた記録があった。その日のハクビシン糞の写真(図3)である、その日はウリボウの滑落死体を見つけていた(図4)。鈴木他著の図鑑でも種子を確認した。
久しぶりの糞の採集なので、洗った時も見たことがある種子だが、全く何の種子なのか思い出せなかった。それにしてもウワミズザクラの果実が木にまだ生っているなんて思ってもみなかった。山から離れていると感覚がかなりズレてしまっている。
図1.金沢林道沢側路肩のガードレール下のハクビシン糞
図2.ハクビシン糞の内容物としてのウワミズザクラの種子
図3.2010年9月4日 ハタチガ沢林道のハクビシン糞 
図4.20100904 ハタチガ沢林道のウリボウの滑落死体