「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2017年2月14日火曜日

自然観察会2) Nature observation

昼食休憩に30分かけ12時半に出発だ。
歩き始めは足が軽やかに上がったが、5分もするともう、腿を上げるのが一苦労となる。ぼくは、トップを譲りMさんたちに先に行ってもらい、タチションだ!
12:59、登山道に近いところでノウサキの足跡があった。
上から下に跳び下りてきている。
丹沢山麓にノウサギが少なくなっているように思っているので、何となく嬉しい。
13:15、10数センチの積雪がある登山道に出る。
多くの登山者が歩いているようで、新雪が踏まれている。
しかし、溶けてアイスバーン状になってはいない。
お日様が曇に隠れてしまったが、風が無いのがなによりだ。
この稜線はいつも風が強い。
鳥の専門家のMさん
13:35、唐沢峠の道標だ!
13:37、うん?テン糞⑦だ!
上のベンチのそばにあった。今朝の糞のようだ。まだ、柔らかい。
 東屋のベンチには雪が積もってないので、そこで小休憩だ!
1975年1,2月には何度かここから西に下って石尊沢に出てそこからネクタイ尾根を登ったことを思い出す。この場所に凝った時があったのだ。
いきなり単独行の人がやってきてベンチに座る。何故か互いに挨拶をせず。
言葉も掛けづらい雰囲気をもった登山者だ。
彼は、ここでお昼のようだ。
ぼくらは入れ替わるように彼がやってきた北方の道を取る。
13:51、三峰・不動尻の分岐路にある道標に着く。
3人で記念写真だ!
ここからさらに稜線沿いに三峰の方に向かう予定であったが、2時近いし、さらにぼくもバテ始めたので、ここから不動尻に下るルートをとる。
14:11、不動尻の方に下り始めてまもなくテン糞⑧だ!
岩に干乾びて付着しており、半分取れただけだ。
14:52、ここにはミツマタが蕾の状態だ!
ここにあった簡易トイレが無くなり、不動尻の煤ケ谷方面への道の入り口に置かれていた。兎も角、不動尻には着いたも同然だ。
15:10、不動尻からずーと舗装道路歩きだが、道路上の雪がアイスバーンとなっていて歩きづらい。だれかさんは思い切り転んでお尻をつき尾てい骨が痛そうだった。
イヌの足跡だ!大型犬のようだ。
12:21、これはタヌキだ!
トンネルの山神隧道を潜り抜ける。Hさんは「ここは、一人で歩くのはイヤですね」と云いながらどんどん先に歩いていく。
15:31、トンネルを出たところで小休憩だ!
スマホで自分の位置を確かめるHさん。
16:10、広沢寺温泉無料駐車場のそばの休耕田の水の中に
ヤマアカガエルの卵がたくさんあった。
水の無い畦にも卵塊がたくさんあった。
表面の卵は凍っても中は凍らないので生きていけるのだろう。
16:14、民家の塀からはみ出るように赤い花のアセビが咲いていた。
普通の白い花のアセビはまだ蕾だ!
バス停広沢寺温泉入り口には16時半に着き、16時41発の厚木行のバスに乗った。
今回はMさんが一緒だったので、鳥の鳴き声の主を教わり、雪が降っていたので動物たちの足跡を観察することができ有意義な自然観察会らしいものであった。
ただ、食痕のようなフィールドサインを見つけられなかったのはちょっと残念!

2017年2月13日月曜日

自然観察会1) Nature observation

昨日、「丹沢サル観察し隊」の自然観察会が行われた。
朝、8時15分発の伊勢原駅前発日向薬師行のバスに乗り終点までいき、
日向薬師の駐車場のところまで舗装道路を歩く。
この辺りはサルが野荒しをするので、サルが畑に入れないように電気柵が設置されている。
8:45、おー、早くもテン糞①が道路際にあった。
9:07、日向薬師の駐車場の所だ!
農協いせはらで、有害鳥獣の駆除が行っている。しかし、期間が明示されていない。
ここの駐車場に車を置いて登山する人たちもいた。
我々はここでスパッツを両足につける。
9:20、テン糞だ②
9:24、テン糞③
単独行に道を譲る。
9:26、これは、誰の糞だ!
植物繊維質の塊のようだ。鼻を近づけて臭いを嗅ぐ。
ぼくにとってはサル糞独特の懐かしい臭いだ。サル糞の臭いは、チンパンジーもキイロヒヒもキンシコウも同じ臭いだ!
 この時季のサル糞は2、3個のオニギリを固めたような、俵型になるのだが、そうではないのは、この個体は腹がちょっと緩くなっていたようだ。
いよいよ、梅ノ木尾根を登り始める。
9:43、イノシシ糞だ!棕櫚の樹皮を紐にして糞が数珠状に連なっている。
4枚も同じ写真を撮っているのにどれもピンボケだ!
もう、この辺りから日陰では積雪がある。
9:55、テン糞④
 10:05、タヌキの溜め糞だ!
上から女子3名男子2名の元気な中高年のパーティが降りてきた。
鐘ヶ嶽から大沢分岐を回ってきたようだ。
10:20、アナグマ糞かな?
鳥の専門家のMさんから、小鳥の鳴き声をいろいろ教わる。
ヒガラ、エナガ、シジュカラ、ヤマガラなどのカラ類が混群を形成して飛び回る。
一方、ヒガラが早くも囀りの声を上げている。
ぼくの補聴器はビンビンと響くように小鳥たちの声が聞こえる。
高い周波数の音に合わせてもらったので、Mさん以上にぼくの方が小鳥たちの声が聞こえているようだ。これからの季節の山歩きが楽しみだ!
10:51、可愛いリスの足跡だ!
10:54、アナグマの足跡だ!たくさん歩き回っている。
10:55、これはテンの足跡だ!
10:57、またまたテン糞⑤だ!
10:58、アナグマの綺麗な足跡だ!
11:03、また、リスの足跡だ!この尾根はリスが食べたと思われる松ぼっくりの松傘がたくさん落ちている。が、エビフライを見つけられなかった。
11:21、大山山頂が見える。
今日の大山はきっとたくさんの登山者で賑わっていることだろう。
もう、この頃は全員アイゼンを装着して歩いている。
11:23、テン糞⑥だ!
11:49、大沢分岐に到着だ!
風がほとんど無いので、寒くはない。
後ろからきた若者に追いつかれ、一緒に集合写真。
若者は飛び跳ねるように登っていく。こちらは腿を一足上げるだけでヨイショ!と声が出そうになる。
小型カメラなので、チビの特殊三脚を立ち木に括り付けて撮る。

12時になったので、陽が当たる登り路の斜面でお昼とした。
登る前に予定していたお昼の場所は唐沢峠であったので、食べながらこの先のコースを地図を見ながら考える。
若いHさんは、ガスストーブをつけ熱々のインスタントラーメンを旨そうに食べる。
ぼくは、自分で握ってきたオニギリを食べ、喉が詰まる。サーモスの熱いウーロン茶で喉と潤す。風が無いのが何よりだ。
残りは、次回にアップ!

2017年2月11日土曜日

これは誰の骨? Whose bones are these?

今日は、専門学校の今年度最後の授業があった。
海洋動物のクラスが多く入る建物の入り口を入った所に見慣れない骨が三個あった。
哺乳類のものではないことはすぐ判る。
サメのような軟骨魚類の骨?
兎も角、携帯で写真を撮った。
海洋動物の女性の先生に尋ねた。
え?というものだった。
Fig.1

 Fig.2

Fig.3

これらの骨はFig.1とFig.2、Fig.3ともウミガメの骨であることを女性の先生よりスマホの画像で教えてもらいました。
帰宅してから、画像を見ながらネットでウミガメ骨格を検索すると、ありました。
Fig.1とFig.2の骨が腹側の骨で、Fig.3は背側のものであります。
尚、理化学研究所の研究員によって、カメが甲羅が出来上がる様子が解明されました。
以下を参照して下さい。
「カメが甲羅を作った独特の進化過程を解明」
ーカメは体壁を折り曲げ、肋骨を広げて甲羅を作るー

  http://www.riken.jp/pr/press/2009/20090710/



2017年2月9日木曜日

カエルに肋骨がないのはどうして? Why has a toad no ribs?

11月30日に横浜の友人からもらったヒキガエルの死体をアップした。
剥皮し内臓を取り除き、除肉してタッパーに容れて水に浸していた。
昨日、骨を洗いきれいにして、乾かしていた。
死体をもらった時の外見では大きな傷害がなかった。
しかし、両足首の骨が折れ、左腕の橈骨・尺骨や、上腕骨と接する烏口骨が折れていた。
今日は、半日、このヒキガエルの骨を見ていた。
ヒキガエルの脊椎は第一椎骨の環椎から始まり仙骨まで9個しかなく、身体の半分は腸骨が占めている。哺乳類とは大違いだ!
さらに、哺乳類の骨格と異なるのは、腕や足の骨である。
前肢の橈骨と尺骨は一つになり、同じように後肢の脛骨と腓骨も一つになっている。しかし、橈骨と尺骨を、脛骨と腓骨を分ける窪みが見られる。
頭骨は前頭骨と頭頂骨、後頭骨はしっかりしているが、上顎骨は左右にバラバラに分かれた。このようなことは哺乳類の骨では生じない(下顎骨では左右はバラバラが普通だ)。
さらに、上の写真でお分かりのように肋骨が無い。

脊椎骨が9個しかないことと肋骨が無いことと関係しているかな?
ネットで見たらサンショウウオも肋骨がない。でも、爬虫類のトカゲやヤモリになると肋骨があるよね。両生類は主に水中生活だから内臓を支えるための肋骨は必要ないという事かもしれないネ!しかし、魚にはいっぱいある!
ん~ん!????どうして?

2017年1月29日日曜日

5個のテン糞は同じ個体のものか? Are those five feces of marten excreted from same individual?

26日にテン糞を見つけたとことは、山の神隧道から登った鐘ヶ嶽までの稜線上であった(Fig.0)。
テン糞①と③、④、⑤には羽毛が混入していた。①から⑤までの距離は、直線で250メートルである。テンが鳥を食べていたことはいつもあることではないので、これらの糞をした個体は、糞①から糞⑤までの距離も250メートルしか離れてないので同一の個体であろうと考えられる。
テン糞②には羽毛は混じっていなかったが同じテンが排泄したものだろう。



テン糞①の内容物
マメガキ種子、キブシ種子、サルナシ種子、羽毛多数
Fig.1 9:18、テン糞①

テン糞②の内容物
キブシ果肉種子、サルナシ果肉果皮種子、昆虫外骨格脚腹部
Fig.2 9:21、テン糞②

テン糞③の内容物
マメガキ果肉果皮種子、羽毛多数
Fig.3 9:26、テン糞③

テン糞④の内容物
キブシ種子、羽毛、バッタ直翅目脚、昆虫外骨格内翅
Fig.4 9:33、テン糞④

テン糞⑤の内容物
キブシ果肉種子、羽毛多数、昆虫外翅外骨格
Fig.5 9:39、テン糞⑤

テン糞③と④の間に太いハクビシンの糞があった(Fig.0&Fig.6)。
糞の大半がキブシの種子であり、数個の小さな昆虫の脚や外骨格が含まれていた。
テンがキブシやサルナシなどの果実を食べると、
果肉や果皮が消化されないで出てくることが多いが、
ハクビシン糞では果肉や果皮はほぼ完全に消化されて種子だけ出てくる。

テンよりもハクビシンの方が果実食に適した消化酵素を持っていると云える。

ハクビシン糞の内容物
キブシ種子多数、昆虫脚外骨格 
Fig.6 9:29、ハクビシン糞



2017年1月28日土曜日

河津桜咲き始めた  Kawazu cherry blossom has begun to bloom.

先ほど、散歩がてらにチビカメラを忍ばせて河津桜の様子を見に行ってきた。
ポツポツと咲いている。
つまり、引地川沿いのカワズザクラが咲き始めたのだ。
やはり、花に近寄って見たくなる。
通りすがりの人たちも足を止めて顔を近づけて見ている。 
花の開花の時季ってちょっと不思議だ。ウメが咲いて、カワズザクラが咲いて、ジンチョウゲが咲き、そしてソメイヨシノが咲く。
この咲く時季の僅かな違いは、ウメやサクラにどのような進化的意味があるのだろうか? 
ぼくらが勝手に解釈してもっともらしい意味にする。 

2017年1月27日金曜日

大きなモグラ塚 A big molehills.

昨日、七沢神社から下っていくと、モグラ塚が道沿いに3個ならんでいる(Fig.1)。
その内の2個が異様に大きい。

Fig.1 3個のモグラ塚の内、2個が大きいモグラ塚

上の手前のモグラにぼくの足(靴のサイズは27センチ)を置くとこうだ!
足の約2、5倍くらいの大きさがある。
こんな大きなモグラ塚は初めてだ!どうしてこんなにも大きなモグラ塚ができるのだろうか?

Fig.2 Fig.1の手前のモグラ塚

神社の参道から一般道路に出て、すぐ日溜まりとなっている道端にボケが蕾を持ち、
一つはもうほとんど開いている(Fig.3)。
あぁー、春だ!冬も好きだが、冬になると春が恋しくなる。
Fig.3 ボケの花と蕾

今日は、専門学校の野生動物2年生の試験だった。
ぼくは、専門学校の学生たちが大好きだ!授業中の彼らの雰囲気も、実習で山を歩いている時も彼らと一緒にいるのが楽しいのだ。
でも、彼らは試験となると変に構えてしまうのか?苦手なんだろう。
ぼくが望む解答を書いてくれない。
でも、不可は出したくない、否、できるだけ優の評価にした。
試験シーズンは学生と同じように凄くイヤだ!