10日の土山峠・猿ヶ島・熊の爪・祠の峠・辺室山・土山峠での
タヌキの新鮮な2箇所のタメ糞の位置と内容物を調べた。
この土山峠・熊の爪間では、タヌキのタメ糞は古いものを含めると他に3箇所ある。
が、今回は1月のタメ糞の内容物を知りたくて新鮮なものだけを採集してきた。
下は黒丸の位置のタメ糞
水洗いして調べると、3割くらいが節足動物の足や外骨格や翅の一部であり、
ほんの少し1センチ以下の短く白っぽい哺乳類の毛あった。
他は、植物質のものだ。
タネが3種類でマメガキとサルナシ、大部分がキブシだった。
下の写真は緑丸の位置の新しいタメ糞。
これは植物質だけであった。
タネは、ほんの少しキブシとマメガキがあり、大半がサルナシであった。
黒丸のところが標高が460m、緑丸が480mでほぼ同じだ。
黒丸はスギの植林が多く、尾根はモミや松が生える。
緑丸は尾根も周囲の斜面も二次林である。
この二つのタメ糞の内容物と質の違いとタネ量の比に大きな違いがあったので、
この二箇所のタメ糞は別々のタヌキたちによって排泄されたと云える。
いずれも3種類の種子が出てきたが、いずれもすぐ同定できたのですごく嬉しい。
これも、昨年の湯河原でのキブシの種子をisa隊員がしっかり調べたことによるだろう。
感謝!