「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2024年3月16日土曜日

ニホンザルの口蓋骨水平板と最後位臼歯の位置関係 The positional relation between the end of the horizontal pate of palatine bone and the last molor in macaques.

前回ニホンザル♂とハヌマンラングール♀から、ニホンザル♂の口蓋骨水平板末端が最後位臼歯よりも後方にあるが、ハヌマンラングールでは最後位臼歯の中頃に位置することをアップした。が、その後、ニホンザルと同じMacaca属の2種タイワンザル、カニクイザルを見たが、やはりニホンザルと殆ど同じだ(図2&3)。♀よりも♂の方が口蓋骨水平板末端が最後位臼歯より後ろに伸びている。Macaca属に近いPapio属のキイロヒヒ♀の水平板末端もMacaca属の♀のように最後位臼歯の後端と並んでいる(図4)。
図1.ニホンザルMacaca fuscata♂(左)と♀(右)
図2.タイワンザルM.cyclopis♂(左)♀(右)
タイワンザル♂の写真は和田千鶴子氏から
図3.カニクイザルM.fascicularis♂(左)と♀(右)
図4.アカコロブスColobus badius♂(左)と♀(右)
しかし、同じオナガザル亜科のサバンナモンキーは♂なのに、MacacaPapioの♀と同じだ(図5)。さらにコロブス亜科のアカコロブスでは両性とも口蓋骨水平板末端と最後位臼歯後端が並んでいる(図4)。
口蓋骨水平板末端が最後位臼歯より後方にあるのはサルではMacacaの♂特徴で性差かも知れない。
図5.キイロヒヒPapio cynocephalus
図6.サバンナモンキーChlorocebus aethiops
広鼻小目(中南米に生息し、アジア・アフリカの狭鼻小目とは、真猿下目の別系統になる)のオマキザル科のリスザルを見ると、口蓋骨水平板末端は最後位臼歯の中頃にある(図7)。この広鼻小目の仲間の頭骨をネットのAnimalDiversityWebで見ると一筋縄ではいかない。それで、手持ちのリスザルと更に曲鼻亜目(霊長目は曲鼻亜目と直鼻亜目に分かれる)のスローロリス(図7)をアップしておく。
図7.リスザルSaimiri sciureus
図8.スンダスローロリスNycticebus coucang
山を歩けなくなったら、これまでに集めた骨を見ながら過ごそうと思っていたが、山を歩けなくなるのが10年早すぎた。やはり、野山を歩いて、木々の中を通る風の音や沢のせせらぎや鳥の声を聴き、森の匂いを嗅ぎ、草木の芽生えを目にしたい。

2024年3月15日金曜日

タネツケバナを食べよう!       Let’s eat Tanezukebana/Cardamine ologosperma!

今まで1時間以上かかっていたルートを昨日は56分で歩き終えた。息の仕方もフッフと吐いて、ハッハと吸い込み、早歩きをした。30分過ぎる頃には軽く汗ばんできたのでコートを脱ぎ、手に持ってリズムをつけて歩く。
帰宅して車にエンジンをかけて、カメラを持って庭に周る。ピンクの沈丁花の花が終わり、白い花の沈丁花が咲いている(図1)。少し大きい陶器の鉢から出ているユキヤナギも花が咲き出している(図2)。ボケの赤い花は年中切れ目なく咲いている。しかも、今が一番花数が多い。
図1.白い沈丁花 Daphne odora
図2.ユキヤナギSpiraea thunbergii
プランターにタネツケバナの花が一面に咲いている(図3)。綺麗で可愛いが、昨夕の酒の摘みにした。お浸しにするかな?炒めるかな?と迷った。でも、ほんの少しだ。でも春の苦みを味わいたい。
図3.タネツケバナCardamine oligosperma
根を除いて、お浸しにした。茎が固かった。期待していた春の苦みがほとんどない。今日も天気が良いので午後から散歩にでよう。

2024年3月14日木曜日

仁王占地・ニオウシメジ     Macrocybe gigantean in Taiwan

台東にいる友人YNから自宅?の敷地内に出てきたキノコを採ったので、写真を送ってきた(図1)。ニオウシメジと云うキノコで傘の大きさが30センチを超える場合もあるようだ。熱帯性のキノコだが、関東地方でも出てくる。ちょっと粉っぽい味がするようだが、水煮してから使うと粉っぽさが無くなるようだ。コガネタケは周りが黄色い粉で被われているが、粉っぽくはないなぇー。しかし、ムラサキシメジの感触や味は好きだが、あの独特の土臭さがちょっとイヤかな?でも食べたい。しかし、キノコは飲みながらたくさん一度に食べると下痢する。
図1.YNが抱えたニオウシメジ
昨日は、引地川沿いを散歩した。そこで、カワウを改めてじっくり見た。可愛くない顔をしている。
図2.引地川のカワウ
夜、野菜を持ってきてくれるNKさんが、畑の近くにあったという夏ミカンと〇〇サクラの枝を持ってきてくれた(図3)。
図3.早咲きのサクラの花、ソメイヨシノよりも一回りくらい小さい

 今日は、穏やかな春の日差しだ。散歩に行こう!

2024年3月13日水曜日

サルの口蓋骨水平板末端と最後位臼歯の位置関係     The positional relationship between the end of horizontal plate of palatine and the last molor in monkeys.

いやー!サルの頭骨を見て思い出した。口蓋骨水平板末端と最後位臼歯との位置関係に、???と興味を持ったのがPCの横にいつも置いてあるニホンザルとハヌマンラングールの頭骨を見たのが始まりだった。

図1.ニホンザル♂
図2.ハヌマンラングール♀
雑食のニホンザルの口蓋骨水平板の後端は最後位臼歯(第三臼歯)より後ろに伸びている(図1)。しかし、葉食のハヌマンラングールは最後位臼歯の中程にある(図.2)。これが口蓋骨水平板と最後位臼歯の位置関係は食性と関係してはいないだろうか?っと思って、机の上の草食のウサギを見たらラングールよりもさらに前に入り込んでいる。で、始まってしまったのだ。

ウクライナはロシアに侵略戦争を仕掛けられている。ロシアが恐ろしくてスゥエーデンやフィンランドもNATOに加盟した。日本は北方領土を返さなければ奪還のための戦争を国後、択捉で行なうぞとロシアに脅しをかけて少しでもウクライナへの兵力を弱められないだろうか!っと思ってしまうこの頃のロシアのウクライナへの侵略戦争である。

2024年3月12日火曜日

リス科の口蓋骨水平板後端の位置     The position of the posterior the end of the horizontal plate of palatine bone in Sciuridae

リス科SciuridaeにはシマリスTamias2、リスSciurus2、タイワンリスCallosciurus、モモンガPteromys2、ムササビPerauristaの5属8種(このうち、チョウセンシマリス、タイワンリスは移入種)で、上顎の歯式は1・0・2・3である。

ニホンリス、ムササビ、アメリカモモンガの口蓋骨水平板は最後位臼歯より後ろに位置する。これら3者の歯の咬面を見ても草や葉を食べるよりも樹皮や堅果を食べるのに適した臼状になっている。それは、草食のウマやハイラックス、ヌートリア、マーラの歯もそうであった。
もう少し、口蓋骨水平板の位置と最後位臼歯および咬面が状態を見ていきたい。
図1.ニホンリスSciurus lis
図2. ムササビPetaurista leucogenys
図3.アメリカモモンガGlaucomys volans

プーチンロシアのウクライナ侵略がまだ続いている。自国の領土を取られて白旗など上げられない。NATOはロシアの核のちらつかしの脅しにビビッていて弱腰となっている。アメリカのバカトラのせいもある。ウクライナ頑張れ!

2024年3月11日月曜日

ネズミ科の口蓋骨水平板後端と最後位臼歯の位置関係   The positional relationship between the posterior end of the holizontal plate of palatine bone and the last molor in Muridae

日本に生息するネズミ科Muridaeは雑食のネズミ亜科Murinaeと植物食のハタネズミ亜科Arvicolinaeに分かれる。ネズミ亜科には、クマ、ハツカ、アカ、カヤなどがおり、ハタネズミ亜科にはヤチ、ハタ、スミスなどがいる。

図1.ハタネズミ亜科のハタネズミMicrotus montebelli(左)とネズミ亜科のアカネズミApodemus speciosus(右)の口蓋骨水平板

ネズミ亜科のネズミは口蓋骨水平板の後端が最後位臼歯よりさらに後ろに位置するが、ハタネズミ亜科のネズミは最後位臼歯の中頃に位置する(図1参照)。両者間には臼歯の咬面がつぶした段ボール状なのがハタネズミ亜科で、臼状なのがネズミ亜科という違いもある(図1)。

ウサギやウマでは口蓋骨水平板の後端は最後位臼歯の前にあった。植物食のハタネズミ亜科のネズミたちも同じだ。ウサギやウマのように草食が主であったら、もっと口蓋骨水平板の後端は前にあることになるのかな?

2024年3月10日日曜日

ネズミ類ではどうか? How about Rodentia?

 日本に生息する齧歯目はヌートリア科、ヤマネ科、リス科、ネズミ科の4科が生息する。ヌートリア科の移入種のヌートリアとヤマネ科のヤマネの頭骨を先ずアップする。

図1.ヌートリアMyocastor coypus
図2.ヤマネGlirulus japonicus
獨協医科大「哺乳類頭蓋の画像データベース」から
ヌートリアもヤマネ(不鮮明だ)も口蓋骨水平板末端と最後位臼歯の後端がほぼ並ぶ。ヌートリアはほぼ草食と考えていたが、植物食と考えて良さそうだ。それはヤマネもそうだ。
動物園で見る南米育ちのカピパラやマーラはどうなのだろう?前にいた動物の専門学校では両者に牧草を与えていた。
図3.カピパラHydrochoerus hydrochaeris
図4.パタゴニアマーラDolichotis patagonum
図3&4はミシガン大学、Animal Diversity Webから

カピパラの口蓋骨末端は最後位臼歯とほぼ同じ位置だが、マーラはずっと前にある。それにしてもカピパラの歯はこれまで見た事もない歯で、最後位臼歯が前後に長く、前の臼歯2本と前臼歯1本を合わせた長さとなっている。
日本に生息の齧歯目は他にリス科とネズミ科がいる。次はそれらを眺めてみよう。

2024年3月9日土曜日

ウマの口蓋骨水平板と最後位臼歯の位置関係 The positional relationship between the posterior end of palatine bone and the last molor in horse

奇蹄目Perissodactylaのウマ科Equidaeのウマやサイ科Rhinocerotidaeのクロサイも口蓋骨水平板が最後位臼歯の前まである(図1&2)。
ウサギもうそうであった。草食が口蓋骨水平板末端を前方に押し上げるのだろうか?
図1.ウマEquus caballus
獨協医科大「哺乳類頭蓋のデータベース」から
図2.クロサイDiceros bicornis
ミシガン大学"ADW"から
近蹄目のイワハイラックスは植物食である。アフリカでドイツ人の若者のFalk Grossmann(Swahili name:Tom)からもらったイワハイラックスの頭骨を見てもらおう(図3)。もう、かれも45歳以上だ。驚いちゃう。口蓋骨水平板末端は最後位の臼歯の中程に位置している。どうも、シカやカモシカの口蓋骨水平板の位置に似ている。シカやカモシカも草も小枝や樹皮、堅果も食べる。イワハイラックスも同じだろう。

図3.イワハイラックスProcavia capensis
口蓋骨末端の位置は動物の食性とどのように関係しているのであろうか?植物食でもウマやウシなどの草食や、リスのような樹皮食、さらには果実や堅果を食べるものまでさまざまだ。歯の噛面の形状も異なる。一筋縄では明らかにできそうもない。

2024年3月8日金曜日

鯨偶蹄目の口蓋骨水平板と最後位の臼歯の位置関係    The positional relationship between the posterior end of palatine bone and the last molar in Cetartiodactyla.

 前回のウサギでは口蓋骨水平板の後端は最後位臼歯より前にあった。ここで、鯨偶蹄目の手持ちの頭骨をアップする。反芻亜目のキョン、ニホンジカとニホンカモシカ、及び猪豚亜目のイノシシ、そして鯨類のスナメリだ。

反芻亜目のキョン、シカの口蓋骨水平板後端は最後位臼歯の中くらいに並ぶ(図1,2&3)。

一方、猪豚亜目のイノシシや鯨類のスナメリの口蓋骨水平板の後端は最後位臼歯より後方にある(図4&5)。

図1.キョンMuntiacus reevesi

図2.ニホンジカCervus nippon
図3.ニホンカモシカCapricornis crispus
図4.イノシシSus scrofa
図5.スナメリNeophocaena phocaenoides
このスナメリはもう14年前の2月に愛知県の杦本立美さんから宅急便で送られてきたものだ。

鯨偶蹄目で口蓋骨水平板末端と最後位臼歯との位置関係が、草食、樹皮食、堅果食などの場合は口蓋骨水平板末端が最後位臼歯に並ぶ。しかし、雑食のイノシシや魚貝食のスナメリは口蓋骨水平板は後方に位置する。では、草食のウマではウサギと同じようになるであろうか?

今日は、降雪の予報だった。が、晴れたのでこれから散歩だ。あー、早くプーチン・ロシアがウクライナから撤退してもらいたい。今の時代に相応しくない遅れてやってきた侵略だ!

2024年3月7日木曜日

ウサギの口蓋骨水平板末端は最後位臼歯より前に位置する The end of the horizontal plate of palatine in rabbit is located in front of the last molar.

食肉目ではイヌ科を除いて他は全て口蓋骨の水平板末端は最後位臼歯より後ろに伸びていた。ウサギの仲間は食肉目の動物たちは見られなかった様相を示した。それは口蓋骨水平板末端が最後位臼歯より前にある(図1, 2, 3)。
図1.カイウサギの頭骨底面から
図2.ノウサギの頭骨底面から

図3.ナキウサギの頭骨底面から 
獨協医科大「哺乳類頭蓋の画像データベース」から

2024年3月6日水曜日

ネコ亜目の口蓋骨の後端と最後位の臼歯の位置関係       The posional relationship between the posterior end of platine bone and the last molor in Feliformia

 ぼくが持っているネコ亜目の動物の頭骨は、ネコ科Felidae(カイネコ、オオヤマネコ、ヒョウ)、ジャコウネコ科Viverridae(ハクビシン)、マングース科Hervestidae(ジャワマングース)である。全部同時に見えるようにするために画を小さくした。大きくするにはクリックすると良い。

図1.カイネコFelis catus
図2.オオヤマネコLynx lynx
図3.ヒョウPanthera pardus
図4.ハクビシンPaguma larvata
図5.ジャワマングースHerpestes javanicus
ここにアップしたネコ科目の動物は全て口蓋骨水平板末端は最後位臼歯より伸びている。その中でカイネコの口蓋骨の水平板はそんなに伸びていない。ネコ科のカイネコ、オオヤマネコ、ヒョウの頬歯は4本だ、ハクビシンは6本、ジャワマングースは6本だ。まだ、どうして口蓋骨水平板末端が最後位臼歯より後方に伸びるのか判らない。いろいろな頭骨を見ていると、エ?っと思うものが幾つかあった。それは口蓋骨水平板末端が最後位臼歯より前方にあるのだ!

2024年3月5日火曜日

クマ科、アライグマ科の最後位臼歯と口蓋骨末端の位置関係       The positional relationship between the posterior end of platine bone and the last molar in Urusidae and Procyonidae

前回はイヌ亜目のイヌ科とイタチ科の最後位の臼歯と口蓋骨後端の位置関係を示した。イヌ科では最後位臼歯と口蓋骨水平板後端の位置はほとんど直線上に並ぶが、イタチ科では口蓋骨水平板後端は臼歯の後方に位置した。ツキノワグマやアライグマでも口蓋骨水平板後端は臼歯の後方に位置する(図1&2)。
図1.ツキノワグマUrsus thibetanusの底面から見た頭骨
左の破線:最後位の臼歯 右の破線:口蓋骨水平板末端

図2.アライグマProcyon lotorの底面から見た頭骨
図3はイヌ科のホッキョクギツネである。日本に生息するイヌ科動物と同じように最後位臼歯と口蓋骨水平板後端はほぼ一線に並ぶ。イヌ亜目の中でもイヌ科は他のイタチ科、クマ科、アライグマ科と大きく違う。
図3.ホッキョクギツネVulpes lagopus
この図3のイヌ科のホッキョクギツネの口蓋骨水平板末端と最後位置の臼歯を見て、ツキノワグマやアライグマ、さらに前日アップしたイタチ科の動物たちの口蓋骨の水平板は随分後方に伸びていることが判る。イヌ科の動物は頬歯(前臼歯4+臼歯2)の数が最大6個だ。しかし、イタチ科は4個、クマ科は6個、アライグマ科は6個だ。頬歯の数と口蓋骨水平板の長さとは全く関係が無いことが判る。
この口蓋骨水平板の長さが最後位の臼歯(つまり上顎骨の後端)どんな関係があるのかないのかもっともっと他の動物で調べたい。
次は、食肉目のネコ亜目だ!

2024年3月4日月曜日

イヌ科動物の最後位の臼歯と口蓋骨後端の位置関係           Posional relationship between the last molor and the posterior end of the platine bone in Canidae

今月は義歯を作るために歯医者に5回通わなければならない。そんな事もあり、動物たちの歯ばかり見ていて、気になる事が出てきた。それは、頭骨底面の口蓋骨水平板(図1のキツネの♂と書かれている箇所)末端(後鼻孔に当たる)と最後位の臼歯の位置関係である。
イヌ亜科Caniformiaの動物で日本に生息しているのはイヌ科Canidae、イタチ科Mustelidae、クマ科Ursidae、アライグマ科Priocyonidaeや鰭脚類Pinnpediaのアザラシ、オットセイの仲間が生息する。
イヌ科のキツネ、イヌ、タヌキなどの最後位の臼歯と口蓋骨水平板末端はほぼ一直線上に並ぶ(図1~3)。
図1.キツネVulpes vulpesの頭骨底面から
↓:最後位の臼歯 ←:口蓋骨水平板末端の位置
犬歯の前方は前顎骨、犬歯から臼歯までは上顎骨、口蓋骨は左右と前が上顎骨だ!
図2.イヌ(コリーと甲斐犬の雑種のクロ)Canis familiarisの頭骨底面から
最後位の臼歯と口蓋骨水平板末端の位置
図3.タヌキNyctereutes procyonoidesの頭骨底面から
最後位の臼歯と口蓋骨水平板末端の位置
イヌ科の動物の最後位の臼歯と口蓋骨水平板末端はほぼ同列に並ぶが、イタチ科(図4)、クマ科、アライグマ科は、口蓋骨水平板末端は最後位の臼歯から後方に位置する。これだけでもイヌ科とイタチ科は簡単に区別できちゃう。

図4.イタチ科Mustelidae3種の頭骨底面からの最後位臼歯と口蓋骨水平板末端
左:イタチMustela itatsi 中:テンMartes melampus 右:アナグマMeles meles
次回は、クマ科、アライグマ科をアップする。しかし、イヌ科の歯列は後ろに下がった?それともイタチ科の歯列が前へ出た?

2024年3月1日金曜日

ノドグロとノドジロ/セキレイ        Throat black and Throat white /wagtails

我が家の西0.5キロには引地川が、東1キロには境川が流れて相模湾に注いでいる。住んでいるのは二つの川に挟まれた丘陵地の標高45mの所である。
引地川沿いの道を歩くことが多いが、時々境川沿いも歩く。この両川沿いにはセキレイ属MotacillaのセグロセキレイM.grandisとハクセキレイM.alba、キセキレイM.cinereaをの3種が見られる。
キセキレイは翅の色などが違うので、見間違う事は少ないが、セグロセキレイとハクセキレイは良く判らない時がある。それは和名に由来していると思っている。セグロセキレイから背が黒く、ハクセキレイは背が白いと思ってしまうのだ。そうではなく、ノドグロセキレイとノドジロセキレイと喉の辺りの色が黒か白かに分けた命名の方が判り良いと思っている。
図1.喉が黒いセグロセキレイ
図2.喉が白いハクセキレイ
図2’.  ノドシロのハクセキレイ
今日はお昼過ぎに歯医者に行って、歯?の型をとってもらった。薄目で目の前の自分の顔が写っている鏡を見た。目を閉じて半開きの口の顔が写っていた。あー、ぼくが死んだ時はこんな顔かな?なんて思い自分の死顔を見た思いだった。
プーチン・ロシアは正気なのだろうか?核をチラつかせてNATOの各国を脅す。その内、中国や北朝鮮もそうなるのだろうか?
核保有国は核の使用をちらちら仄めかせるだけで、非保有国を十分に脅す効果を知っている。まるでオスザルが時々欠伸をして自分の大きな犬歯を群れの者たちに見せびらかすようなものだ。