「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2022年11月19日土曜日

穏やかな秋の日の山歩き  Moutain hiking on a calm autumn day

伊勢沢林道を歩き音見橋を横目で見てそのまま土石で埋もれた林道を行き、ヘアピンカーブで土石が無くなり、陽の光を浴びて林道歩きを楽しむ。赤い葉はどんな木の葉なのだろうと紅葉した葉を写真に撮る(図1~5)。
図1. 8:24

図2. 8:25

図3. 8:26

図4. 8:27

図5. 8:29
っと林道山側の斜面の紅葉の葉を撮っていたら、尾根に取り付く場所にきた(図6)。以前は経路があったが、もう経路は見当たらない。でも、ここを登ったところは尾根の鞍部にあたるところでもっとも低い箇所だ。この斜面を見上げて水を飲み、一休みだ。
図6. 8:38 ここを登る
上着を脱ぎ、ストックの長さを調整していると、カモシカかシカが休んだ場所がある(図7)。カモシカなら単独なので、跡が狭いが、幅2メートル以上ある。毛があれば休んだ者が誰か判るのだが、、、と思いながら毛を探す。あった、白く長い毛(図7')と白と褐色の長い毛を見つける。もちろん、ゲットだ。帰宅して標本の毛と見比べてシカの毛だと判定した。
図7. 8:47 2,3頭のシカが前夜休んだ跡だ!
図7'. 白く長い毛
落ち葉が積もっていて滑るので、すぐ諦めようと思った。が立ち木とストックで登り、ようやく鞍部に辿り着く。以前なら立ち木から立ち木へ走るようにして登れたのに、今はもがきに藻掻いてようやくだ。何と40分近くも掛かる。
図8. 9:25 鞍部に登り着く
図9. 9:28 すぐある小ピーク
図10. 9:30 カマツカの実が散在している
登りの右側は杉林、左側は二次林
図11. 9:48 伊勢沢右岸の稜線が見える
図12. 9:48 ぼくの陰を撮る
登る尾根の北側斜面は杉林、南側斜面は陽の当たる二次林である。尾根上には古いシカ柵が出てきた。シカ柵が倒れてしまっている処がピーク721であり、以前はシカ柵の扉を潜って行き来した。ぼくはこのピーク721を「熊ノ平」と名付けている。
図13. 10:11 ピーク721から南へ走る尾根を見る
「熊ノ平」で一休みしようと思ったが、そのまま下る。以前はこの辺りは1メートルを超えるようなカヤで覆われていた。しかし、今は図13のように下草のカヤが無い。
図14. 10:12 下っていく
図15. 10:15 倒木にサルノコシカケの仲間の大きなキノコが、、、
次第に細尾根となり、アセビが覆う踏み分け道を下る。経路がジグザグにあるが、尾根道をそのまま真っすぐ下る。ん?南の斜面でシカの威嚇音だ!足元にはカモシカ糞だ(図16)。新しいので、カモシカが近くにいるのではないかと見回す。
細尾根にあらゆる歩行する動物たちが歩く尾根道が続く(図17)。
図16. 10:30 カモシカ糞
図17. 10:31 尾根道
細尾根からトラバースする経路に入るとリンドウが咲いていた(図18)。さらに、ヤクシソウがこじんまりと咲いていた(図19)。
図18. 10:39 リンドウが咲いている
図19. 10:43 ヤクシソウだ!
経路を歩きながら、時々立ち止まって10月26日に奥野林道で採ったヤマユリの種子を撒く。余りにも軽い種子なので下に巻いても沢から上がる風で上を上がってくる。そうこうしている内にヘアピンカーブに着く。
図20. 11:04 ヘアピンカーブから沢を見る
ここの林道の縁に座ってインスタントラーメンを食べる。っと40代前半と男子一人が土石に足を取られながらやってくる。今日は!っと声を掛けたが会釈だけをしてぼくの前を通り林道を登っていく。今から焼山でも行くのだろうか?しかし、ぼくは山は早朝に出るのが癖になっている。焼山だとすると彼の帰りは暗くなるだろう!でも若いから早いか!
ヘアピンカーブでの早目の昼食を食べ終え、11時半に出て、水沢橋の車に着いたのは12時を回っていた。車が6,7台も停まっていた。天気が良く、風も無くて穏やかな秋の日であった。
図21. 11:30 サぁー行こう!

2022年11月17日木曜日

工事が終り整備された伊勢沢林道  Isezawa forest road where construction has been completed and well-maintained

今朝6時ちょっと前に家をでた。まだ、朝早いので車の流れは順調だ。7時半前に水沢橋のゲート前に車を置いた。伊勢沢林道を行く。懸案の2019年10月の台風19号による伊勢沢林道の流水によって抉られた箇所の工事が終了している(図1)。伊勢沢の川床は平にならされていて、沢の水はどこにいったのか?伏流水となったようだ。
さらに、この場から10数分上の箇所も綺麗に整備されている(図2)。
図1.7:36 工事終了
図2. 7:43 ここは右斜面からの土石で埋まっていた。
辺りの木々の葉に秋を求めながら歩く。
スポーツドリンクを買うのを忘れたことに気付く。焼小屋沢右岸の尾根を登って登山道まで行こうと思っていたが、早くも出鼻をくじかける。途端に回りの木々を撮ろう思う。
音見橋付近にも土砂で埋まっていたが、その土砂が上へ行く林道へ押し上げられている。
図3. 8:13 秋に伊勢沢林道
図4. 8:14 沢沿いに紅葉が、、、
図5. 8:15 日当たりの乾いた斜面にリュウノウギク
図6. 8:16 音見橋付近 オオバアサガラの葉は萌黄色だ!
図7. 音見橋の付近は土砂で埋まっていたが、その土砂が、、、
積み上げられて土砂を越えて林道を行き、いつもはヘアピンカーブで一休みするのだが、日陰になっているので素通りする。

2022年11月16日水曜日

分るかな? モグラの骨の名称   Do you understand? Bone’s name of mole

物置を整理しようと戸を開けたら棚の上に黒い蓋が閉まった淀んだ水が入ったプラ容器がある。N.Kさんの畑で捕まえられ、3月頃にもらったモグラだ!水に浸ける前には全て剥皮し、内蔵を取り出し、除肉して水に浸けていた。蓋を開け、庭のアジサイの木の根元に上澄みを捨て、庭の水道栓で水を注ぎ入れては上澄みを捨てて、プラ容器から白い鉢受皿に移して乾かした(図1)。
図1の骨のパーツに1~15の番号を記している。それぞれ、どの部分の骨か判るかな?頭骨、下顎骨、頸椎、胸椎、腰椎、寛骨、仙骨、肩甲骨、鎖骨、上腕骨、橈骨、尺骨、大腿骨、脛骨、腓骨、胸骨、肋骨、鎌状骨、手(足)根骨、指骨などがあります。
答えはコメントを見て下さい。
図1.アズマモグラの頭骨、指骨や爪を含む骨の1~15のパーツ

 

2022年11月14日月曜日

長い指と爪!  Long fingers and claws!

 先日、交通事故に遭ったオスのアライグマの死体の骨を取るために剥皮、解体、除肉し、畑の土に埋めた。剥皮する前に手足などの写真を撮った(図1&2)。前足(手)の指の長さは、同じくらいの大きさのオトナのニホンザル個体よりも長いのではないかと思える程、長い指をしている(図1)。しかも5指ともカギ爪が長い。死後硬直の為、一人では手の平を撮ることができなかった。

図1.サルの前足?
アライグマの両前足の甲
後足の指もニホンザルの指の長さと匹敵するくらいだ(図2)。
図2.アライグマ両足の裏

食肉目の動物で、アライグマのように前足や後足の指がサルのように長い動物は他にいるのだろうか?図1と図2の指だけを見るととても食肉目だとは思えない。サルの仲間かな?っとさえ思ってしまう。

アライグマは木登りする。同じようにハクビシンやテンやイタチも木登りする。しかし、このアライグマの指の長さから考えると、ハクビシンやテン、イタチは爪を引っ掛けて木登りするが、アライグマはニホンザルと同じように木の幹を両手で押さえて、枝を握って木登りするのではないだろうか?早く骨を見たい。しかし、これから冬なので来春の4月頃に晒骨した骨を見られるかな?

2022年11月13日日曜日

キクの花を酢の物して食べる。  Chrysanthemum flowers are eaten with vinegar

一昨日、Kさんの畑に行ってアライグマを解体して埋め終えたら、Kさんが白菜のようなものとレタスのような葉物野菜を掘り起こしてくれた。さらに、キクの花を好きなだけ採ってとハサミを渡してくれた。
この黄色のキクの花の酢の合え物は大好きだ。小皿に盛り付けてもすぐ無くなってしまう。大きく開いた花だけをハサミで茎を切って採った。腰が痛いので、たくさん採ることはできなかったが、それでも連れ合いと二人で食べるには十分過ぎる量だ。
夕食前にテーブルに出たので、ぼくは自分用に小皿に取り分け、ほんの少しだけ醤油をかけて摘む。旨い。ウィスキーも旨い。連れ合いもこの頃ぼくのウィスキーを少しだけ舐めるようになった。そして旨いと宣う。

 どんなキクの花でも美味しいのかな?大輪のキクだと一つで花弁も大きいので食べごたえがあると思うが、大輪のキクの葉は天婦羅で食べるから花もきっといけるかな?

2022年11月11日金曜日

アライグマの解体 Dissection of a racoon

 朝6時半頃、家電が鳴っている。ぼくは台所でフレンチトーストを作って焼いている。連れ合いが降りてきて、Kさんから電話だと云う。ん?何だろう?家の近くでアライグマのような動物が轢かれて死んでいると云う。すぐ死体を引き取りに行くことにする。一旦車に乗ったが、免許証を取りに戻り、さぁ出発と思ったが、大きなゴミ袋を一枚持って車を出す。すでに、朝の通勤の車で道が混んでいる。この道がこんなに混むのかと思うほどである。でも、15分もしないでKさんの家に着く。前庭に車を入れて、ピンポンを鳴らす。夫婦で出て来て、ここに置いてあると門のところに大きなビニール袋を指し示す。袋を開けると頭が轢かれ歯が剥き出しのアナグマが入っている。

Kさんの連絡に感謝し、家に戻る。フレンチトーストを食べ、コーヒーを飲み、いつも野菜をくれるN.Kさんに電話する。昨夜も黄色の花の食用ギクと最後のナスを持ってきてくれる。彼の畑でアライグマを解体作業をし、埋めることを了解してもらう。

11時過ぎに畑に行く。指定された埋める場所に40センチくらいの深さの穴をほり、アライグマを地面に置く。持ち上げた時、改めて重いと感じる。メジャーを忘れたので、スコップを置いてスケールとする(図1)。頭部を轢かれたようだ。解体し、骨を取るために仰向けにして(図2)腹から皮を裂いて真っすぐ下顎まで切る。次に切った皮から前足の皮を切り手首まで皮を裂く。同じように後足の皮を切り裂く。ナイフを入れて皮を剥ぐ。死後硬直のため苦労する。凄い量の白い皮下脂肪だ。冬に向けて食べまくっていたのだろう。それが、早朝の車に轢かれたのだ。

図1.アライグマ
図2.オスだ
前足を裏返して写真を撮りたい。が固くて一人では無理なので甲の部分を撮る。
図3.前足
後足は撮ることができる。前足も後足も5本の指が長い。
図4.後足
剥皮し、除肉し、前足、後足と頭部を別々にストッキングに容れて、毛皮と共に掘った穴に埋める。その上に拳大の石を乗せる。
図5.上に石を乗せ、側の木に目印の縄を垂らす
後片付けが終わったのが15時近くになっていた。屈んでやったので腰、背が痛い!



2022年11月10日木曜日

それぞれのルートでの時間感覚  Sense of time on each route

8日に娘と大平石切り場跡からⓢ、ⓑ、ⓚ、ⓢと歩いたルートである。ⓢの登山口からⓑの稜線までは登り、ⓑからⓚの唐沢峠までは登り下りの稜線歩き、ⓚからⓢまではほぼ一方的な下りだ。ⓢⓑⓚはほぼ正三角形と云えなくもない。
三角形ⓢⓑⓚを歩いた時間は、
ⓢⓑ:ⓢを8:11発、10:10にⓑ着、この間をほぼ2時間かかった。
ⓑⓚ:ⓑを10:10発、11:19にⓚ着、この稜線を1時間10分で歩いている。
ⓚⓢ:お昼をⓚの近くでとったのでその場もⓚとした。お昼を終えて歩き始めたのが11:57で、ⓢに着いたのが13:06、ⓚⓢの下りをほぼ1時間10分かかっている。
こうやってみると、自分が感じたものと違っているのに気が付く。ⓑⓚ間とⓚⓢ間の時間がほぼ同じと云う感覚は全くなく、ⓑⓚ間は短い距離でⓚⓢ間の半分もかからない時間で歩いたと思っていた。また、ⓢⓑ間の登りを2時間だったのは上出来という感じである。
ⓑⓚの稜線歩きが距離も時間も短く感じたのは、細尾根あり、登り下りあり、迷いそうな箇所ありで変化に富んで絶えず注意を払いながらのルートのせいだろう。しかし、この逆の場合は迷いそうな箇所がなくなるし、急峻な下りもなくなる。
一方、車からⓢまでは、7:05に出て7:59にⓢに着いている。約55分だ。ⓢから車までは13:30に出て、14:20に車に着いている。50分かかっている。ん?登りと下りでも大差ない。下り道で、熱く甘いコーヒーを飲んだせいか気持ちに余裕がでて、秋の景色やキク科の花を見ながらゆっくり下ったことが原因だろう。
図1.歩いたルート
ⓢ:登山口、ⓑ:稜線着、ⓚ:唐沢峠
そうそう、唐沢峠からお昼を食べる場所に移動している時に娘が糞を見つけた(図2)。これはカモシカの糞粒がいくつか固まったものだった。娘が拾わないの?っと訊くから、ウサギやシカ、カモシカのような草食動物の糞は顕微鏡で組織を見なくてはいけないので同定するのが難しいと応える。

図2.カモシカの糞粒の固まり

2022年11月9日水曜日

娘との山歩き!  Moutain hiking with my daughter!

 昨日は二の足林道の大平石切り場跡に車を置き、不動尻を過ぎて登山口から三峰山方面の道をとり、唐沢峠を結ぶ稜線まで行き、そこから稜線を南下して唐沢峠の休み台に行き、お昼を食べて戻ってきた。

陽が照り、風が穏やかで、山歩きには暑い位の日和であった。娘はすいすいとまるで体重が無いような感じで歩いて行く。こちらはダブルストックで一歩一歩、しかもゼイゼイと息が切れる。トイレがある山神隧道の前で早くもバテテしまった。「お前、もう少しゆっくり歩け!」っと云ったらゆっくり歩いている!っと宣う。リュウノウギクが綺麗だ(図1)!

図1.  7:38 リュウノウギクが綺麗だ!

不動尻を過ぎて登山口の所で朝食を兼ねて一休みだ。ミツマタの蕾が大きくなっている。娘がスマホで撮っている。娘に歩くルートを地図で見せる。さぁー、行くぞ!っと気合を入れる。登山口にある道標を撮っている頃には娘の姿がないので、叫ぶと先で声がする。早すぎる!

図2.7:59 唐沢峠・大山方面と三峰・物見峠への分岐の登山口の道標
水が滴る岩場を通り、3メートルくらいの岩場の鎖場を登る。沢を渡ったところのメギの赤い実が目立つ(図3)。同じ沢を今度は堰堤に架かる木の橋を娘が渡る。
図3.8:31 メギの赤い実
図4.8:35 渡渉で遠回りした娘が渡る
もう、沢音はしなくなり、ジグザグの登りとなる。東斜面の木々の葉が秋の色になっている(図5)。紅葉とは言えないが枯れた秋の色だ! 紅葉もあった(図6)。この葉が赤く染まった木はイタヤカエデかな?
図5.9:44 東丹沢の秋の色
図6.9:47 紅葉だ!
陽の当たる登りを必死にダブルストックで登っているところを娘が撮った(図7)。もうすぐ稜線だ! 稜線への最後の道は穏やかな登りですぐ休み台が見える。道標:不動尻1.4、三峰0.7に着いたのが10時を回っていた(図8)。予定ではここの休み台でお昼にして、1時間くらい休憩をしようと思ったが、まだ腹が空いていないので、休まずに唐沢峠方面に稜線を行くことにする。
図7.
図8.10:10 稜線上の道標
見晴らしの良い最初のピークで小休憩だ。娘があれは江ノ島かな?っと云っていたが、江ノ島ではなくて三浦半島だ。ん?江ノ島も見えたのかな?靄っていてはっきり見えない。どうして糞が見当たらないのだろうと娘が云う。本当に登山道で二つか三つくらいはテン糞があっても良さそうだったが、、、、。唐沢峠までの稜線では必ずあるだろうと思っていたが、、、。1個も無かった。
図9.10:22 ピークで小休憩 江の島方面を遠望
ピーク865を過ぎて急峻な下り、山歩きは全く慣れていない筈なのに若いだけに娘の方がバランス良くさっさと降りる。ぼくは立ち木をつかみ、滑らないようにストックを突いたりして慎重に下る。1分もかからずに娘は鞍部だが、こちらは滑らないようと倍以上かかって合流する。歳をとるとバランス感覚が悪いのだ。部屋の天井の蛍光灯を取り換えるのに脚立に上がることさえ怖くなっているのだ。
鞍部からはもうただ広い尾根を登るだけだ。尾根を登り切り、道標(図10)がある登山道に出る。そのまま大山方面の道を行く。正面に大山山頂が見えてくる(図11)。
図10. 11:12 登山道だ!不動尻1.8、大山2.5の道標
図11. 11:15 大山山頂のアンテナが見える
なだらかに下る道を辿ると唐沢峠だ。ここの休み台が見えた(図12)。が、ここは日陰になっているので休まずに、すぐ下って日向でお昼にする。
図12. 11:19 唐沢峠の休み台
お昼は、唐沢峠の休み台のところから北東に向かうトラバース道が着いている。その日当たりの良い場所にした。ぼくはお湯を沸かし、インスタントラーメンにし、娘はコンビニで買ったオニギリをウーロン茶で食べていた。インスタントラーメンが旨そうに見えたのだろう。少し食べたいと云う。そりゃーそうだ!座っていて肌寒くなるので熱いラーメンは最高だ。しかも、こういうところでのインスタントラーメンは格別だ!
お昼はそうそうに終わり、片付けてすぐ歩き出すと、何とリンドウ(図13)がいくつも咲いている。
図13. 11:57 リンドウが日向で花開いている
トラバース道から不動尻(登山口)への登山道に出て、長く感じられる下り道だ!流石の娘も膝が笑うと云い始めた。下りで娘が横道にそれたので、そっちは違うと引き戻す。そして、少し休憩だ。沢の音が聞こえているがなかなか登山口が見えてこない。登山口まで300メートルもないが下りが嫌なためなかなか着かない。13時ジャストに朝食を食べた石段が見えた時はほっとした。石段にサンサンと温かな日差しが射していたので、その場でお湯を沸かし、甘い甘いインスタントのカフェオレを飲む。紙コップを二つ持ってきたので熱々のカフェオレを飲みながら落ち着く。カフェオレを飲み終わり、荷物を整理した時には陽が当たっていた石段の辺りは陽が陰っていた。
図13. 13:30 登山口のミツマタ
車に着いたのは14:19であった。広沢寺温泉無料駐車場でトイレに行き、そこからは娘に運転してもらう。帰宅し、すぐ風呂に入る。疲れた!

2022年11月7日月曜日

アナウサギとノウサギの頭骨の見分け方   How to discriminate between the skulls of rabit and hare.

 日本の兎形目には、ナキウサギ科とウサギ科が生息する。ナキウサギはリスよりも小さな兎形目の動物で北海道にしか生息しない。頭骨の鼻先から頭骨の後ろまで5センチにも満たない。ウサギ科はアマミノクロウサギPentalagus、ユキウサギLepus、ノウサギLepus、アナウサギOryctolagusの3属が生息する。アマミノクロウサギは鹿児島県奄美大島と徳之島に生息する天然記念物のウサギである。ユキウサギは北海道に生息する。本州・四国・九州の野山にはノウサギが生息する。アナウサギは家畜されたカイウサギであるが、飼育下から逃げた個体が時々市街地近郊で見ることがある。

ここではアナウサギとノウサギ(ユキウサギ)は見た目が似ていて、同じくらいの頭骨の大きさなので、簡単な区別の仕方を伝授したい。

図1.上面と底面からみた頭骨、 アナウサギ(左)とノウサギ(右)

①鼻骨(〇)が細く見えるのがアナウサギ、〇が幅広く見えるのがノウサギ、同じように②交尾孔からの幅(→ ←)が狭いのがアナウサギで、幅広なのはノウサギ、切歯孔や左右の臼歯間のも幅も同じ。

では、頭骨を横から見るとアナウサギとノウサギではどこが違って見えるか?

図2.頭骨側面から 上:アナウサギ 下:ノウサギ
図2の〇で示したように頬骨側頭骨突起が伸びて側頭骨頬骨突起と接し、さらに大きく伸びているのがアナウサギであり、ノウサギは側頭骨頬骨突起から少し伸びるだけだ。

さらに下顎骨では、橙色線で印した箇所(下顎切痕)のカーブの仕方で判ります。さぁー、図2の説明を見て!

図2.側面から見た下顎骨、上がアナウサギで下がノウサギ
明らかに下顎切痕の角度が違う。ほぼ90度なのはアナウサギだが、ノウサギは90度以上の幅広の角度だ。
尚、アナウサギの頭骨はアマミノクロウサギの頭骨に似ているし、ノウサギのはユキウサギの頭骨に似ている。

ウクライナは平地や丘陵で山らしい山は無いと思っていたが、あった。ホヴェールラ山と云い2061メートルでルーマニア北部との国境近くにある。

2022年11月6日日曜日

日本の秋の風景   The landscape of autumn in Japan

 昨日も境川沿いの遊水地公園付近を散歩した。引地川沿いもそうだが、境川沿いにも田圃が多くみられる。ぼくにとっては秋の田圃の風景は柿の実ともに妙に懐かしさを感じるものである。故郷の釧路の風景にはないが小学校の音楽や国語などの教科書のイラストの風景だからだ。境川左岸にあたる横浜市側の田圃付近(図1)を歩いた。車で来た子供連れの家族が稲刈りを楽しみながら手伝っていた。それを見て子供の頃の夢を思い出した。内地の農家の子供になりたい。その農家には裏山があって春には山菜やタケノコが獲れ、家のすぐ前には小川が流れていて、そこでは小魚が掬える。夏は井戸で冷やしたスイカを縁側でタネを吐き出しながら食べ、夜になって蚊帳の中で寝るとカエルの声がウルサイほど聞こえる。

図1.刈った稲を干す
もうススキは白っぽい穂になっているが、このイネ科のススキに似たものはなんだろう。草丈は2メートルはいかない。オギという植物かな?

図2.これはオギ?

今日も良い天気だ。釧路の妹からのLINEでは、もういつもストーブを点けているようだ。ウクライナでは灯火管制がしかれ、人々はいつどこが爆撃されるか判らない不安と恐怖の中で暮らしている。我が国でも北朝鮮の弾道ミサイルで緊急アラートが鳴った。間違っている。戦争を煽るような軍事演習行動を日米韓、および中国は控えるべきだ。21世紀の今、人類は憎しみ合うのではなく皆で環境問題に取り組まなければいけない。

2022年11月5日土曜日

山に行けなかった日の過ごし方  How to spend the day when I did not go to the mountain.

昨日は山行の予定だった。前夜から準備万端だった。が、目覚めたのが6時ジャストだ。あー、またも寝過ごしてしまった。前夜は8時半にベットに入って、スヌーピーの漫画を見てすぐ寝た筈なのに、オカシイどうして4時頃目が醒めないのか?3年くらい前は夜中に何度もトイレに起きたのに、今は眠ったら朝までぐっすりだ。

天気が良いので、毎年懸案事項の一つである。サルスベリの枝を選定することにした。枝を切った後、脚立に登らなくても枝を切れるように幹を2メートルくらいの高さの所で切断した。さらに、モミジの木も2メートルくらいで切り落とし、さらにサンショウの木も枝を詰め、込み入った枝を切り落とした。普段使わない腕の筋肉を使ったので、何と、右手の二の腕あたりが攣ってしまった。連れ合いはぼくが落とした枝を広い、それを長さ60センチくらいにして、束ねている。申し訳ないが庭仕事は撤退だ。

ランチはスパゲティを少し多めの塩を加えて茹で、ニンニク3欠片を細かく切り、3個の鷹の爪の種を出して小さく鋏で切る。7分経ったのでスパゲティをザルに空け、オリーブ油をかけて混ぜ合わせる。中華鍋にオリープ油を入れ加熱し、切ったニンニクと鷹の爪を炒めニンニクが少し色づいてきた時にザルのスパゲティを入れて長い調理用箸でニンニクや鷹の爪と混ぜ合わせる。出来た!と庭にいる連れ合いに声を掛け、二階にいる娘に叫ぶ。スープはインスタントのものだ。

ぼくの作るペペロンチーノはアフリカでイタリア人のマウロから教わったものだ。一人の時はこれに納豆を上に乗せる。連れ合いや娘は辛い辛いと云いながら食べる。少々辛い方が旨く感じるのだ。

昼食後、居間のグッピーが泳いでいる二つの水槽の水を取り換えた。各水槽の3分の2位の水をポンプで汲み上げてバケツに移し、その水を庭のスイレン鉢や乾いている鉢物に水として注いだ。何だか、凄く仕事をしたような感じだが、今まで歩いた距離は41歩だ。家の中では随分歩き回った感じだが、それがカウントされていない。

3時半過ぎたら散歩に行こう。行ってきた。途中で前からくる散歩中のK.Yさんに会い、彼と一緒に話しながら散歩し、帰りに以前はしばしば通っていた居酒屋を窓越しに覗いてきた。その店にはマスターが亡くなりママさんが鹿児島に帰ってから行かなくなった。5500歩だった。それから花屋さんの前を通ったら3年前の12月に東欧に行った時にプラハやブタペストの街角のあちこちで見たヒメリンゴの実のように大きく赤い実があった(図1)。まったく同じものだチェッカーベリーと記載されていた。まるで巨大な赤い実をつけたフレップ(コケモモ)のような感じの木だった。

図1.2019年12月ブタペストの街角でみたクリスマスを彩る赤い実

今日の散歩は境川沿いだ。帰りに昨日の花屋さんの前を通った。まだ、5鉢チェッカーベリーが残っていた。帰宅し、お金を持ってチェッカーベリーを購入した。今、陶器の鉢に移した。今日歩いた歩数は11552歩であった。ネットで調べたらこのチェッカーベリーの実は食べられないとある。ツツジ科で、フレップやガンコウランと同じなので食べられるだろう?ネットで調べた。和名記載では食べられない。英名記載では全ての動物に対して毒無しとあったhttps://www.gardenersworld.com/plants/gaultheria-procumbens/。まだ、ぼくは勿体ないので食べていない。多分、味や舌ざわりはぼけたリンゴの感じかな?

2022年11月3日木曜日

ウクライナのチョウやバッタは?   What about butterflies and grasshoppers in Ukuraine?

昨日は温かかったのでお昼過ぎに境川の遊水地公園まで散歩してきた。ぼくは長袖シャツだったが、外に出てすぐ腕捲りし、腕を肘のところで90度に曲げて手を振って歩いた。遊水地では長く太いレンズを持った男性がカワセミが小魚を取るシーンを狙っていた。テニスをする人たち、野球をする人々、それを応援する人々、皆今年最後?の温かい日差しを楽しんでいた。
遊水地公園を過ぎて、途中から遊歩道から離れて境川と畑との間の土手沿いの農道を歩いた。そこではトノサマバッタが飛び回り、土手の草むらにはモンシロチョウ、モンキチョウ、シジミチョウやタテハチョウが舞っていた。
図1.アメリカセンダングサの花の蜜を吸うウラナミシジミ

図2.アカタテハとはちょっと違うヒメアカタテハ
図3.トノサマバッタ
爆弾が落ちるウクライナでは、チョウやバッタやカエルやヘビたち、小鳥たち、リスやイタチたちはどうしているのだろう?草叢を歩けばバッタがとび出るのだろうか?

2022年11月2日水曜日

日本生息の齧歯目の頭骨から  From Rodents skulls in Japan

あー、今朝目覚めたのが6時を回っていた。寝坊したのだ。外はお日様が照り良い天気。昨夜は山行の用意をして21時にはベットに入ったのに、寝ながら娘が図書館から借りてきていた漫画本を見てしまったんだ。気が付いたら24時を回っていた。明日は5回目のワクチン接種予定日、明後日には山に行きたいが、、、、。 

日本に生息する齧歯目にはリス科、ネズミ科、ヤマネ科、ヌートリア科(移入種で関西・中国地方に生息)がいる。齧歯目の頭骨の特徴は無根の切歯が上下に一対あり、上下とも犬歯がないことだ。ヌートリア科の眼窩下孔が眼窩とほぼ同じくらいの大きさだが、他の3科は眼窩下孔ははるかに小さい。リス科は後眼窩突起が鋭く突き出しているが、ネズミ科やヤマネ科の後眼窩突起は不明瞭だ。ネズミ科とヤマネ科の違いは、ネズミ科は臼歯が上下とも3対だが、ヤマネ科は臼歯3対に前臼歯1対ある。

現在の分類はDNAやRNAなどの遺伝情報を用いて分析されることが多くなったが、ぼくらは昔風の目に見える形態からその違いを明らかにし、野外での観察に役立てたい。

ヤマネの頭骨を持っていないので3科の頭骨をアップする。ネズミ科はドブネズミ、リス科は動物カメラマンのM.Hisadaさんから頂いたムササビであり、ヌートリア科は高梁市の農家で撲殺されたヌートリアをM.Takeshigeさんが送ってくれた。

図1. 頭骨上面から、左からネズミ科、リス科、ヌートリア科
リス科の尖った後眼窩突起に注目
図2.頭骨底面 左からネズミ科、リス科、ヌートリア科
ネズミ科の歯式:1・0・0・3に注目
図4.頭骨側面から眼窩下孔(←で示す) 左からネズミ科、リス科、ヌートリア科
ヌートリア科の大きな眼窩下孔に注目
写真から判るように、眼窩下孔という名前であるが、眼窩の前にある。眼窩下孔は人間の頭骨の解剖学上の名前をそのまま頂戴したからだ(ぼくらでは目の5ミリくらい下にある)。イヌ、ウマ、ウシ、モグラなど大半の哺乳類の眼窩下孔は眼窩の前にあるので、サル以外の哺乳類では眼窩前孔とした方が良いだろう!
同じように、人の小臼歯は、どれも大臼歯よりも小さい。しかし、食肉目では最後位に位置する(第三位)大臼歯は小臼歯より小さく米粒位だ。だから、小臼歯、大臼歯という用語は適切ではない。哺乳類では前臼歯(人の小臼歯)と臼歯(人の大臼歯)と命名されている。