「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2018年6月22日金曜日

アラゲキクラゲを収穫 The big ingathering of black tree-fungus

今朝、4時半に起きた。家を出たのが5時、朝焼けの中を車を走らす。
久しぶりの山行だ。でも、今日はまだ林道歩きだけにとどめようと思っていた。
しかし、いつものように気が変わってちょっとだけ山道を歩こうと思い始めた。東海大学病院前を通る頃には広沢寺温泉無料駐車場に車を置いて見城山へのハイキングコースを歩くことに決める。
5時半に駐車場について、トイレに入って小便をし、ストックを長くしてから出発だ。歩きながらGPSをオンにする。
5:44 駐車場のすぐ横から登り口がある

久しぶりにストックを両手に持って登る。雨後であるがそんな蒸し暑さがなく、早朝なので気持ちが良い。
5:52 イノシシの掘り起し

5:59 リスのオニグルミの食痕

6:01 ヒノキの果実が散在している。リスかムササビの仕業か?

6:02 主尾根に着く

6:08 ベニタケ科のキノコだ!ドクベニタケかな?もちろんゲットだ!

6:12 左へ行くと七沢温泉に下りる

6:28 中央の石の上にテン糞1だ!

先ほどもあったが、ここもシロダモの果実が散在している。風で落ちたものではない、すぐ側のシロダモにはしっかり実が着いている。
ムササビかリスか?
しかし、クスノキ科の果実を食べるの?それとも果柄の部分?
あるいは、こんな大きな実を食べるのはヒヨドリのような鳥?
ホトトギスが「テッペンカケタカ!」と鳴いているから、ホトトギス?
6:35 シロダモの果実が散在している。誰が落とした?

ベニタケ科のキノコが頭をもたげている。雨後なので、キノコが顔を出している。
6:36 また、キノコだ!これは何の仲間?

6:36 テングタケ科の猛毒のシロタマゴテングタケだ!

6:39 死んだシーボルトミミズ?にオオヒラタシデムシが集っている。

6:41 見城山に到着だ

山頂から横浜方面を見るがカスミに霞んでいる。久しぶりの登りで汗っぽくなり、気持ちが良い。
左足は注意しながら歩いているのでまだ痛みが出てこない。日向山まで行きたいが、今日はここで戻るとしよう。
6:41 見城山頂からの眺め

帰路、往きには目に着かなかったアラゲキクラゲを見つける。
これほどの量のアラゲキクラゲを見つけたのは初めてだ!
もちろん、登山道から6,7メートル林の中に入り込む。ヒルなど気にしてては採ることはできない。でも、全体の五分の一か六分の一くらい採っただけで止める。他の見知らぬ誰かに残したのだ。こんな事は今までの僕には無いことだ。それでも、デジ袋に半分くらいにもなった。
今日は9時過ぎに後輩のM氏が来るので彼のところにも上げることができるくらい採った。
アラゲキクラゲ 

帰路は、小学校の登校時間帯だった。8時半過ぎに家に着き、すぐシャワーを浴びる。お茶を飲んでいるとM氏が彼の家で収穫したスモモをザックに容れてやってきた。甘い甘いスモモで果物好きのぼくは大感激だ!
もちろん、アラゲキクラゲを半分に分けてあげる。
拾ってきたテン糞3個は水に浸ける。
今日は長い一日になりそうだ。

2018年6月21日木曜日

シロメダカをもらった!  Got some Japanese white rice fishes!

先日、散歩に出たら、我家からそう遠くない近所の庭の柵に「シロメダカを譲ります」と張り紙があった。
早速、園児が砂場で使うような小さなポリバケツがあったので、それを持ってピンポンを鳴らした。シロメダカを欲しいと伝えるとお店で金魚や水草などを買った時に容れてくれるビニール袋を持って奥さんが玄関から出てきたので、「これに容れて下さい!」っとバケツを出した。
御主人も出てきて、シロメダカをすくって入れてくれた。水草のホテイアオイも2株くれた。
シロメダカOrzyas latipes 
子供の頃は金魚屋で売っているヒメダカやタナゴを熱帯魚のように見つめていた。道東の釧路湿原にいるフナやトンギョ、ドンコ、ドジョウ、ヤチウグイなどとは違いヒメダカは熱帯魚のグッピーのようだったし、タナゴは一見エンゼルフィッシュのように思えた。
当時の熱帯魚はとても子供の小遣いで買えるような値段ではなかった。そのため、ヒメダカ数匹とタナゴを2匹買った時は宝物のように思った。冬は小さな水槽をストーブのある部屋に置き、夜は水が凍らないように古い毛布で包んでストーブの側においた。

今、グッピーを飼っている。4月になると外の睡蓮鉢にも移す。
釧路では水温を20度くらいにするためにヒーターを装着しなければならないが、こちらでは川魚のモツゴやヨシノボリを飼うようにしていても子供が増える。手間がかからないが、時々、水槽に付いたコケを取ったり、汚れた砂利を洗うくらいなものだ。
庭の睡蓮鉢やヒメダカを入れた水鉢は洗ったことがないが、鳥たちが水浴びをするし、虫などが溺れて死んでいる。狭い中での完結した生態系とはなっていないので、水を取り替えたり洗った方が良いのかも知れない。ともかく、シロメダカは冬になってもそのままで良いだろう。

2018年6月18日月曜日

また、散歩! Go for a walk, again!

今日は、大阪・近畿地方で大きな地震があった。
テレビでニュースを見て、雨が降る前にと思い。散歩に出た。
今日は、先日の散歩よりも距離を伸ばした。それは、下の水田を目指したのだ。この水田には、緑色のアマガエルがイネの葉に乗っているので、それを出来たら捕まえようと思ったのだ。
が、イネの状態を見て、「何だー、まだ、苗が植えられて間もないんだ」とがっかりだ!

イネが伸び、根元にはアメリカザリガニが這いまわっている時季にはアマガエルがたくさんイネの葉に乗っているんだ。
水田の水の中をのぞくと、いるいるオタマジャクシがいるこれらのオタマに足が出て手が生えてくるには後1ヶ月は掛かるだろう。
帰りに、オオミズアオが公園のツバキの葉に停まっていた。
そういう季節なんだ!
今日の歩いた距離はGPS上で7.1キロだった。先日と同じように踝の下が痛くなる。でも、来週には山へ行ってみたい!

2018年6月16日土曜日

散歩に行く  Go for a walk!

昨日は、小雨の中、電車に乗って連れ合いと二人で映画「万引き家族」を見てきた。ぼくは一人で映画に行ったのは中学・高校の時くらいで、結婚してからは専ら連れ合いと行く。もちろん、彼女がぼくを誘うのだ。ぼくは、どちらかと云うとインディージョーンズとかジュラシックパークとかのような活劇ものが好きだ。
「万引き家族」は是枝監督がカンヌ国際映画祭でパルム・ドール賞を得たということで、映画館は混んでいた。いつもは2、3割の席の埋まりなのに7、8割の席が埋まっていた。ぼくの前後左右も埋まっていた。
こんなに混んだ映画を見たのは子供の時以来のように思った。

今日は、11時前に散歩に出かけた。昨日の電車を乗り継いでの映画館までの歩きで、ゆっくりなら普通の歩きができると判ったので、カメラをもって歩いた。
往復4キロちょっとの距離を1時間半も掛けた。
引地川の右岸に沿ってついている道を歩く

ミヤギノハギ

ニシキウツギ

ザクロ

ヤブガラシ

ヘクソカズラ

ユウゲショウ
僅か4キロ弱であったが、左足首が痛くならないように、ゆっくりゆっくり歩いた。それでも小指の方の足裏と踝の下辺りが痛みだしたが、歩けなくて鬱屈していた気持ちが少し晴れた感じだ!

2018年6月11日月曜日

ミズナラの虫瘤   The gall of Quercus crispula

6日の丹沢実習での雨の中、M.Tさんが、足元にあるミズナラQuercus crispulaについた虫こぶを見つけた。
ミズナラ・虫こぶでネット検索してみた。
これはどうも、ナラメリンゴタマバチが昨年作ったナラメリンゴフシのようだ。どうだろうか?


高取山のテンが食べていた果実  The fruits that the marten was eating at Mt.Takatori.

6日の実習で見つけたテン糞を洗った。
表面に見えている種子と果皮はヤマザクラだった。さらに、キイチゴ属Rubusの種子がたくさん混じっていた。
10:10 テン糞だ!サクラの種子が見える

Cerasusサクラ属のC.jamasakuraヤマザクラ

Rubusキイチゴ属のR.palmatusモミジイチゴかR.microphyllusニガイチゴの種子


2018年6月10日日曜日

継父(母)による虐め・虐待死 Cinderella effct

安倍首相のモリカケ問題、日大アメフト問題からの日大の体制問題、シンガポールでの米朝首脳会議、和歌山のドン・ファン怪死事件と、ニュース満載の時に、またまた痛ましい事件があった。それは、下記のニュースだ!

ー毎日新聞2018年6月7日付けのニュースよりー
東京・目黒の5歳虐待死

娘に食事与えず 遺棄致死容疑で両親逮捕

 雄大容疑者は結愛ちゃんを2月下旬に殴った傷害容疑で逮捕・起訴された。結愛ちゃんは優里容疑者の連れ子で、長男は雄大容疑者との間の実子だった。優里容疑者は逮捕前の調べに「自分の立場が危うくなるのを恐れて虐待を見すごした」と話していたという。
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杉山幸丸は1962年インドのダルワールに生息するハヌマンラングールの群れでアルファー♂(ボス)交代が起こった時に、新たなボスは♀が持っている乳児を殺した。また、ボスを実験的に取り除いてやると、群れに入った新たなボスは♀たちが持っている乳児を殺すことも分かった。さらに、乳児を殺された♀たちは発情して、新しいボスと交尾し妊娠することを発見した。当時は♂による子殺しは異常攻撃行動と解釈された。
2011年スリランカのアヌラーダプラのハヌマンラングール

その後、1975年にセレンゲティのライオンでも英国人のB.Bertramによって、ハヌマンラングールと同じような子殺しが報告された。プライドに入った新しい♂は乳飲み子を咬み殺した後、♀たちが発情し、新しい♂と交尾し、妊娠、出産した。
1995年セレンゲティ国立公園の大岩に陣取るライオンのプライド

その後、アメリカジリスやバンドウイルカなど多くの哺乳類で新♂による「仔殺し」と♀の発情、交尾、出産が明らかにされている。
アメリカジリスでは、ボスが接近した♂に負けたことを知った乳飲み子を持った♀は、いち早く自分の子供を咬み殺して食べてしまうことが報告された。
ヒトを除く哺乳類では、乳飲み子を持っ♀は、アカンボウに乳を吸われることによって発情は抑えられる。が、乳児がいなくなると発情する。
♀にとって自分の仔が殺されることは、すごい損失である。が、早く発情して新しいボスといち早く交尾すると、ボスの保護の下に社会的な地位が上がり、食糧も多く得、母体の栄養も良くなり、新たなアカンボウの栄養も良くなる。♀の性に対する戦略だ!と解釈されている。
杉山の仔殺しの発見前の1959年、アメリカのHirda M.Bruceは、妊娠したマウス♀のケージから♂を取り除いて、違った♂の匂いのついた敷きワラをケージに入れてやると、♀は胎児を再吸収するか流産することを発見した。これはBruce effectと名付けられた。
同じような事が2012年にエチオピアのセミエン高原に生息するゲラダヒヒで、妊娠していた♀が新しい♂の出現・接近で、流産したことが報告されている。つまり、Bruce effectは野生状態でも存在することが明らかになった。

北米五大湖のオンタリオ湖の西端に位置するハミルトン市で、M.Daly とM.Wilson(1985)は親子1万組あたりの親と殺された子供についての血縁関係を報告した。どちらかの親が継父か継母の場合の子供は、両親が実父・実母の子供より数十倍以上の割合でもって殺される。

つまり、ヒトもハヌマンラングールやライオンやその他の哺乳類と同じよう親の片方が子供と血の繋がりがない場合はその子を殺してしまうことを示している。ジリスでは母親自らが自分の仔を殺しているのだ。
Ann Andersonのイラストによるシンデレラ  from Wiekipedia

ドイツ・ヨーロッパの民話を集めたグリム童話の白雪姫やシンデレラは、主人公の白雪姫もシンデレラも継母に虐められるストーリーになっている。このような継子虐めは、西欧に限ったことではなく、日本にも「継子いじめ譚」としてある。また、昔話ではないが、湿った土地に生える葉や茎にトゲがたくさんついているママコノシリヌグイというタデ科植物がある。この葉でお尻を拭かれたら泣き叫ぶことだろう。その位、先妻の子は後妻の継母から虐めれ、また、連れ子は新しい父親である継父に虐められだろうという云う風に考えられた。
2017年釧路湿原のママコノシリヌグイPerisicaria senticosaと近縁種のミゾソバP.thunbergii

ぼくは、学生たちに対して、自分と血の繋がりがある子供を持ってシングルになったら、子供が成人するまで恋人を作ってはいけないし、ましてや再婚などもっての他だと話している。シングルマザー、シングルファザーになって愛しんでいた子供を新たな恋人と一緒になって虐めて殺すことがあることからだ。
子供の虐待事件に対して対応する福祉事務所や警察などの公的機関は、虐待を受けている子供と両親との関係を知るべきだ。もし、継母・継父の場合なら、虐待はずーと続くと考えるべきだ。今度の目黒の事件でも夫婦の1歳の実子は虐待を受けていないのだ。ヒトは動物を超越した特別な存在ではないことをしっかり認識すべきである。
この問題に関しては、拙著「ヒトの子どもが寝小便をするわけ」築地書館を読んでもらいたい。

2018年6月9日土曜日

ウメガサソウ   Chimaphila japonica

6日の丹沢実習で、小さく可愛らしい花を登山道沿いでみつけた。
ぼくにとっては初めて見る花だ。名前を調べる手掛かりがないので、やまぼうしさんにメールに添付して、ツツジ科イチヤクソウ属のウメガサソウであると教えてもらった。
ツツジ科イチヤクソウ属ウメガサソウChimaphila japonica
 雨の中、しゃがんで撮っていたH.Y君からウメガサソウの写真を送ってもらった。
H.Y君より
H.Y君より

フィールド・サイン  Field sign

6日の雨降りの中の丹沢実習のつづき
雨の中、チョットコイのコジュケイの鳴き声やアオバトのアーォーと鳴く声が聴こえ、カケスやヒヨドリや小鳥たちの声が聴こえた。
シカのグループを見たが、中国からの留学生のC君は高取山でお昼を食べた後、前方をアナグマかタヌキのような動物が素通りして行くのを見ている。
さらに、高取山山頂ではカナヘビをぼくが捕まえた。
雨の中だったからこそ、ガマ(アズマヒキガエル)には至る所で逢い、哺乳類のフィールド・サインもいくつか見つけることができた。

登山口から登り始めてすぐに、まだ、臭うサル糞を見つけた。小さいのでコドモかメスのものかな?そうすると群れが通った後ということだ!
9:07 サル糞!
つづら折りの道を登って小さな祠に手を合わせ、そこから平坦なトラバース道を歩いていると、登山道のすぐ上の斜面にアナグマが掘った穴があった。M.T君が穴に手を入れてみたが、すぐ行き止まりだったようだ。
凄く新しいものなので、ぼくらの足音を聴いてアナグマが穴掘りを途中で止めたのかも知れない。
9:57 アナグマが掘った新しい穴だ!

ん!テン糞だサクランボウを食べたことが良くわかる。果皮や種子が浮き出ている。久しぶりのテン糞だ!ちょっと感激し、いつもの手順を忘れている。H.Y君とこの糞をshareする。
水洗いしたら独特の編み目模様の小さな種子も出てきた。
10:10 テン糞だ! サクランボウの種子が見える。

2018年6月8日金曜日

懐かしい物が一杯! A lot of memorable things !

登山道口からトラバースしながら最初のガレ場となっている沢を過ぎ、最初尾根に辿り着き、尾根の上部に向けて方位コンパスの矢印を向け、磁北と回転盤の磁力線とを合わせていると、5、6頭のシカのメスグループが尾根を東から西の方に警戒音を上げて横切って行く。
写真には撮れなかったが、音声ばかりでなく姿も確認できたのだ。前回はサルのオスグループに出合い、今回はシカのメスグループだ。
まだ、ニガイチゴの実があった!
ニガイチゴやモミジイチゴのキイチゴ属の実がたくさんなっていた。学生たちに食べることを勧めるが、ぼくだけが喜んで摘まんだ。
モミジイチゴの実も!
シラキの花が咲き、シラキメタマバエによる虫こぶもたくさんあった。
シラキの花
シラキタマバエによる虫コブ
宮ケ瀬越を過ぎて、ヤマツツジの花を期待していたが、やはり花は終わっていた。が、ヤマボウシは花盛りだった。
手前が終わったヤマツツジの紅い花と白いヤマボウシの花。
枝一杯に花をつけたヤマボウシ

2018年6月7日木曜日

歩ける! I can walk and climb!

昨日、専門学校の丹沢実習があった。
ぼくの左足首のアキレス腱炎は完治とは云わないまでもかなり快復したようだ。3月下旬にアキレス腱を軽く痛めてからは、4月25日に実習で堤川林道を無理して歩いて以来、これまで散歩もせずに必要最小限度以外は歩くことを止めていた。駅に行かざるを得ない時は連れ合いに車で送ってもらった。その甲斐あってか?痛みを感じずに歩けるようになった。

昨日は、仏果山登山口・高取山・仏果山・土山峠のルートであった。目的は、登山道のどこに自分たちがいるか地図と方位コンパスで確かめるものだった。雨の中の登りは酷い蒸し暑さで、雨と汗で濡れた。今回は学生たちは市販のヒル忌避剤を噴霧し、ぼくは靴下に飽和食塩水を噴霧していたので、ヒルにはやられなかった。
雨の中の堤川林道を歩いた時は、キバビルに何度も出逢ったが、今回は大小のアズマヒキガエルのオンパレードだった。
アズマヒキガエルの子供
アズマヒキガエル
数か月ぶりの山歩きだったので、見る物がどれも新鮮であった。
バスから降りてすぐコウゾが赤い実をたくさんつけていた。コウゾの実や葉でさえ思いを寄せていた懐かしい人に会ったかのような感じであった。イタチハギがたくさん凄い勢いで伸びていた。

2018年6月3日日曜日

利尻島に着いたヒグマ The brown bear who arrived at Rishiri island

利尻島にヒグマが北海道から泳いで渡ってきたようだ。
島にヒグマがやってきたのは106年ぶりのようだ。
足跡のサイズから6,7歳以上のオスということだ。
性別は糞からでもDNAを採取して同定したのかな?
いずれにしても、相手がヒグマであるので、十分な注意が必要だろう。
庭で咲き始めたアジサイ
全ての動物は生まれた地から移動して離れる。分散である。
このクマ、推定年齢が6,7歳ということだから、母親の行動域から離れてから自分の行動域を形成してそこで生活していたが、新たな強い同性個体がサロベツ原野に入り込んできたために玉突きに逢い、一番劣位なこの個体が追い出されたのだろう。同じ行動域で生活していれば新たな侵入者によって攻撃を受けて殺されるよりも、さらなる新天地を求めて必死で泳いできたことになる。
でも、サロベツ原野から利尻水道を泳ぎ渡ってきたと考えるよりも、足跡があったところが利尻島の南の海岸であることを考えれば、あの有名なクマ事件があった三毛別がある天塩山地から、追い出されて海を泳いでいたら、偶然、潮の流れに乗って利尻島に着いたと考える方が妥当かもしれない。どうだろう?
 
連れ合いが植えた、庭で咲いているアジサイ

2018年6月1日金曜日

改ざん!   Falsify the fact!

大坂地検は森友問題に関する決裁文書を改ざんした財務省理財局の職員や局長を無罪とした。佐川局長の国会答弁に合わせて、首相夫人名の記述が削除されたのだ。大阪地検の特捜部長は「文書の効用をうしなったとは言えず、うその文書を作ったとは認められない」とした。
森友問題の本質は、首相夫人や政治家が関わったことが最大の問題なのに金額や日付はなどの根幹部分は変わっていないから問題ナシとしたのだ。検察まで首相を忖度しているのだ。
理財局の改ざんに悩んで自殺した職員までいたのに、、、、。

500年後、1000年後に歴史を振り返った時には、国が残した文書からは事実を伺うことができなくなる。歴史家は2018年に日本の政治の停滞or退廃がどこに根があったのかは残された新聞や雑誌から推し量ることになる。
咲き始めたノカンゾウの花
ぼくは、サルで論文を書き残したことがある。自分の言いたい事に合わせてデーターを改ざんしたら、それはもう論文とは言えない(もっとも、世間を賑わした●●細胞のようにデーターを改ざんする人たちも出てきている)。
科学論文の世界でなくても、今の日本では賞味期限を書き換えたり、耐震基準、排気ガス云々などさまざまな会社がデーターを改ざんして世間を騒がしている。
それが、国の決裁文書を改ざんするところまで日本人のモラルは低下し、それを不起訴処分にし、もう日本人の誰もがあーそうと納得し、声をあげない程ぼくらは長い物に巻かれて堕落している。
ここで再度、財務省理財局の改ざんで苦しんで自殺した職員がいたことを思い出すべきだ!