「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2016年12月31日土曜日

大山付近の自然探索 続) Nature exploration around Mt.Ohyama area.continued)

東屋に20分位いた。
それは、大沢分岐直前の急峻なつかまる箇所が殆んどない箇所が霜柱どころかアイスバーン状に凍っていたら引き返すしかないだろうと思っていたからだ。

東屋を出て、5分くらいで問題の場所に着く。トラロープが掛かっている。
ロープが結ばれている上部の木と結びを確認し、一応体重を乗せて引いてみる。
しかし、このトラロープにはこの時触っただけで、ストックは短くしてザックに縛り付け、足元を確かめ、三転確保をしながら登る。主に木の根をつかみ、岩を押さえながら一歩一歩だ。
登り終わって、登ってきた道を写真に撮った(Fig.1)が登前は9時50分を過ぎていた筈だ。
だから、注意しながら、三転確保の原則を守れば何の事はない。
しかし、下りはイヤだ!
ザイルを持たなければ大山の帰路のエスケープルートとしては難しいだろう。
Fig.1 9:55、急峻な場所にマメザクラの木がある急峻な尾根道

なだらかな尾根を歩いて間もなくFig.2の道標がある。
もう、大沢分岐だ!
Fig.2 9:59、登ったところにある道標

梅の木尾根の大沢分岐で横になってセルフタイマーで記念撮影だ!
歩きだして間もなくラジオの音を大きくしながら中年の単独行の登山者が登ってきた。
クマ除けと考えてラジオの音を大きく響かせながら歩いているのだろうが、折角、山に一人で歩いているのだから、下界の音などシャットアウトしたい気持ちだ!
こんにちは!と云うと目で挨拶を返される。
風が冷たく強い。これから上部はさらに冷たい強風が吹いているのだろう。
Fig.3 10:02、大沢分岐だ!

タヌキの溜め糞場だ!
Fig.4 10:16、タヌキ糞③

また、下から登山者が杉の中を登ってくるのが判る。
40代の男性だ!互いにこんにちは!っと声を出す。
木立の中は少し、風が和らいで温かい感じ。
Fig.5 10:31、二人目の登山者(写真の真ん中)が登っていく

ウラジロノキの果実がたくさん落ちている。強風で落ちたのだろう。
ウラジロノキやアズキナシの果実は食べるとボケたリンゴのようだが、動物たちにとっては美味しいと思うし、さらに、たくさん果実が落ちているが、何故か動物たちの糞の中にはその種子が含まれていることが非常に少ない。
キブシやイボタの果実よりも甘みがあって旨い筈なのにどうして動物たちは食べないのか?
Fig.6 10:34、ウラジロノキの果実が落ちている
ウラジロの果実を写真に撮っていると、下から5、6人の男女の中高年の登山パーティが登ってくる。皆、ぼくのスタイルとは大違いの赤、緑、黄、青の上着にタイツと半ズボンだ。
全員から元気に「こんにちは!」と声を掛けられる。
あんなタイツで上部の強風の当たる尾根ではさぞ下半身が冷えるだろうと思うが、どうなのかな?
浄発願寺奥の院への道標だ。ここに来てようやく伊勢原市で作った道標が出てくる。
Fig.7 10:45、浄発願寺奥の院と日向薬師までの伊勢原市が作った道標だ!

お!また、テン糞だ踏まれた跡がある。
Fig.8 11:24、テン糞② 少し踏まれている。

陽が当たるヤブツバキのトンネルの中を進む。気持ちが良い。
Fig.9 11:31、4メートルくらいの樹高のヤブツバキの花が咲いている。

ようやく、日向薬師や坊中と弁天の森キャンプ場の道標が立つ鞍部に下りてきた。
日向山を越えて広沢寺温泉無料駐車場まであとひと踏ん張りだ!
下りは膝が痛くなるようでイヤだ。
さぁー、ここから日向山まで登りだ。さらにゆっくり行こう。先ずは、スポーツ飲料をたっぷり飲もう。
Fig.10 11:38、鞍部にある十字路の道標

登り始めて間もなくミヤマシキミが蕾をつけていた。
Fig.11 11:45、シキミの蕾

鞍部の道標の所では日向山まで0.5キロとあったのに、長く感じる。
ようやく、日向山の頂上だ。ここでも水を飲む。
今まで東へ東へと伸びる稜線を歩いてきたが、この山頂から北北東への下りの尾根道を辿ることになる。
Fig.12 11:57、日向山山頂

日向山から下った鞍部のところに大釜弁財天への道標だ。
ここを弁財天までの道を辿ろうかちょっと迷う。
Fig.13 12:15、 大釜弁財天への道案内道標

見城までの登りでキノコだ!どうもナラタケかな?採ってきたが、泥だらけだ!
階段に使われている丸太から出ている。
Fig.14 12:20、ナラタケか?

ようやく見城に着く。
Fig.15 12:30、見城

鐘ヶ嶽がすぐそこに見える。
下に見えるのは新しくできた大堰堤かな?
Fig.16 12:32 鐘ヶ嶽や家がすぐそこだ!

モグラ塚が散在してあった。
地元の老人なのかまるで散歩するような感じで登ってきた人がいた。
Fig.17 12:33 モグラ塚が、、、

さぁー、広沢寺温泉無料駐車場方面に、、、、。
ここは、イメージとして逆戻りするような感じだ。地図を見る。成る程。今度は再び東方への尾根を下るのだ。それが北東へと移行していく。案内や階段や踏み跡がしっかりしているし間違いはしないのだが、地図を頭に入れているとどうして?っと思ってしまう。
Fig.18 12:34、見城から道がまるで戻るかのように、、

下り始めてすぐテン糞だ!この辺りはシカが食べないシロダモの木で覆われている。
糞の目印はシロダモの葉にした。
ここからは広沢寺温泉などの下界の街を見ながら下ることになる。
後ろから足音が聞こえるので、振り返ると、ぼくくらいの年齢のジャンパー姿の人が軽登山靴に小さなザックを背負って、中高校生の若者のようにいとも軽やかに走るように階段を駆け下りて行く。
糞を拾い終わったら、もう姿は見えない。
羨ましい。年を取っても膝が痛くならないんだ。
Fig.19 12:39、 テン糞③

この緑色のカメムシは、帰ったら調べよう。
半翅目カメムシ科のツヤアオカメムシということだ。
手持ちの昆虫図鑑にはアオクサカメムシは載っているが、少し色が悪い。
で、結局ネットで「カメムシ 緑色」で検索したら当たった。
Fig.20 12:43、 緑色のカメムシだ!

ん?また、キノコだ!これも階段の丸太から出ているが泥まみれではない。
調べたが、まだ不明だ!
Fig.21 12:48、キノコだ

七沢温泉に下りることができるようだ。
Fig.22 12:58、 七沢温泉への道標

テン糞だ。ヤッタね!
Fig.23 13:03、テン糞④だ!

イノシシ糞だ。この塊の中の二粒を持ち帰る。
Fig.24 13:07、イノシシ糞だ!

さぁー、いよいよ最後の下りだ。
Fig.25 13:08、広沢寺温泉駐車場への最後の道標

カモシカ糞があった。手前に塊もある。
Fig.26 13:09、カモシカ糞

Fig.27 カモシカ糞の塊

13時22分、駐車場に着いた。
おおやまめぐりルート案内と書かれた新しい看板がある。先週は気が付かなかった。
厚木市や伊勢原市はハイキングの道を整備し、道標もしっかりしているし、
何よりもこの広沢寺温泉無料駐車場のような広い無料駐車場や簡易トイレを設置しているのがありがたい。
その点、清川村は残念だ。
Fig.28 13:22、駐車場に立てられている案内板

以下に一回りのGPS上のルートのFig.番号を示す。
Fig.29 広沢寺温泉無料駐車場から大沢分岐を経由して一回りしたルート
黒①~⑳は駐車場から東屋までの前半部分、赤①~㉘は東屋から駐車場までの後半部分の図(Fig.)番号に対応する。

いよいよ、今年もお仕舞いだ!
明日一日は、ぼくの恒例の年賀状書きかな?
今年のぼくの3大ニュースは
①古稀を迎えたこと
②右足アキレス腱炎で12月の半ばまで丹沢へ行けなかったこと
③補聴器をつけたこと

2017年は、おかしな資本主義がさらに進んで格差が大きくなり、各国のナショナリズムが高まり、良い年にはなりそうもないが、
ぼくとしては旨い酒を呑み、楽しんで山を歩いていたい。

では、皆さん来年も宜しく!

2016年12月30日金曜日

大山付近の自然探索 Nature exploration around Mt.Ohyama area.

― 昨日の事を詳細にアップ ―

6時50分にGPSをオンにして広沢寺温泉無料駐車場に置いた車を後にした。
寒い、指が第二関節から出る軍手は、ストックを持つ手が凍えるようだ。
少し、早歩きして身体を温めようとしたが、中々身体が温まらない。
厚手のズボンにヒートテックの上下の下着まで着ているのだ。

昨日もアップした新しくできた堰堤に来る頃には朝日が昇ってきた(Fig.1)。
チビカメラなので首から下げて、かじかんだ指で朝日を撮る。
Fig.1 7:11、朝日が昇ってきた

Fig.2 7:29、山神隧道前にきた

山神隧道(Fig.2)のところまできて、ようやくストックを持てるようになった。それまではストックは脇に抱えていた。指が出る軍手の他に毛糸制の手袋を持っているのにザックから出そうとはしなかったのだ。
トイレの裏の方に、登り路が付いている。21日には降りてきた道だ。
一歩一歩登る。次第に身体が温まる。
ん?大小複数のシカの足跡(Fig.3)が急斜面についていて、道を歩いている。
3、4頭の親子のメスグループが昨夜登ってきたようだ。
Fig.3 7:41 シカの大きな足跡

つづら折りになっている岩場にできた道をしばらく登っているとテン糞①(Fig.4)を見つける。
もちろん、ゲットだ!
Fig.4 7:44、テン糞だ
(10円玉は大きさの比較のため、オオバイノモトソウの葉は糞と一緒にジブロックの袋に容れて、ゲットした糞の時間を確定する)

もうすぐ、鞍部に到着だ。ここは鐘ヶ嶽・大山(大沢分岐)と広沢寺温泉・不動尻の十字路になる。
ここで、水を鱈腹飲み、筋肉の攣りに備える。
Fig.5 7:50、もうすぐ分かれ道の鞍部

上の分かれ道から登ってきた東の方面には横浜までの下界が見える(Fig.6)。
少しもやっている。
Fig.6 7:52、鞍部から登ってきた東方を眺められる

霜柱の尾根道をサクサクと歩く(Fig.7)。風が強く、冷たい。補聴器はビュービューという風音を拾い、風音と霜柱を踏む音が耳に鳴り響く。
Fig.7 尾根道には霜柱が立つ

Fig.7の場所から間もなく、
東側がオーバハングしたような絶壁のような3、4メートルの尾根道を通る。
立ち木が崖の崩壊を防いでいる。
登りきると、下ると誰かが作った道標(Fig.8)がある。
鐘ヶ嶽・鎖場となっているが、それ程の難所ではない。
でも、雨の日や積もった雪の下りには利用したくない。
Fig.8 8:10、道標

左側の古いシカ柵に沿って尾根道が続く。
少し、なだらかな登りになって、スギの枯れ葉が落ちている道が続く。
っと、タヌキの溜め糞場だ。どの糞も乾いているが、新しいのを一個ゲットだ!
Fig.9 8:34、タヌキ糞①だ

しばらく、日当たりの登りとなるが、霜柱はまだ溶けない(Fig.10)。
昼過ぎはグチョグチョの道になるだろう。朝早く来て良かったと思う反面、これからさらに急な鎖場もあるので、アイゼンを持ってくれば良かったかなっーと思う。
Fig.10 二次林の中の気持ちの良い霜柱の道が続く

間もなく、ピークに到着、ここは右側の南東方面の尾根を下ると弁天キャンプ場方面に行くようだ。
まだ、歩いたことがない。ここでもスポーツ飲料を飲む。
Fig.11 8:45 ピーク、見晴し広場Bに着く

ピーク、見晴し広場Bからは先日登って鐘ヶ嶽が眼下に見える。
Fig.12 見晴し広場Bから登ってきた北東には鐘ヶ嶽だ!

さらに、気持良いが、風が強い尾根道を行くと眼前に大山山頂だ!
山頂付近は雪が残っているのかな?
Fig.13 8:56 大山山頂が近づいてきた

モグラのトンネルが凍っている。
モグラはこんな尾根も越えるんだ!でも、トンネルを掘っていて突然絶壁に出ることだってあるだろうにと思う。
Fig.14 9:00 モグラのトンネルだ。

見晴し広場を過ぎて、細尾根歩き西へのゆっくりした登りとなり、平になった辺りに握りこぶし大のサルノコシカケの仲間の奇妙なキノコがマツの幹から出ている。
もぎ取ろうと思ったが、キノコそのものが硬く、しっかりマツの幹に付いている。ビクともしない。
Fig.15 9:06、サルノコシカケの仲間

シカ柵沿いに緩やかに下っていくと、壊れたシカ柵ゲートの前にタヌキの溜め糞場だ!
Fig.16 9:06、タヌキの溜め糞場
Fig.17 タヌキ糞②

さらにシカ柵沿いに下っていくと道標がある。
ここから東方への下りに対する注意書きが貼ってある。
Fig.18 9:20、鐘ヶ嶽・大山の道標がある。

下りきった鞍部にも道標がある。柱にすりばち広場と書かれている。
Fig.19 9:21、すりばち広場という場所のようだ。

ここからなだらかが登りとなり、しばらく歩いていると東屋だ!
ここでは何時も長い休息をとる。
コンビニで朝食用に買ってきたアメリカンドックにかぶりつく。喉が詰まりサーモに容れてきた熱いウーロン茶を飲む。朝陽を背にして、ここは陽だまりとなっており温かい。
食べ終わったら、脚が攣らないようにエベリン塩酸塩錠をスポーツ飲料で飲み下す。
さー、霜が融けない内に梅の木尾根の大沢分岐まで行きたい。
大沢分岐の直前にマメザクラの木がある滑りやすい急斜面があるのだ。
地図を見る、300メートルくらいだ。
Fig.20 9:27、東屋だ!

これから、町内で建て替えている家の問題についての集まりがある。
2時間で報告会が終わったが、何故、屋根ができるまで3階になると皆に知らせないのか?
建てる前ならいくらでも互いの事をおもんばかった建物にすることができたのに、、、。
施主は出席しなかった。

東屋以降は、次回にアップします。
今回は、テン糞、タヌキ糞、イノシシ糞を拾ってきた。
拾ってきたものは水洗いの為、今、水に浸けている。

2016年12月29日木曜日

歩いて一回り Walking and Made the circuit from the parking lot.

今朝、6時10分前に家を出た。
今日は、広沢寺温泉無料駐車場に車を置いて、山神隧道手前から大沢分岐に行き、
そこから梅の木尾根に出て、日向山・見城山を通って駐車場に戻ってこようと云うものであった。
山神隧道から大沢分岐までは、冷たい風が強く吹き、身体が冷える感じなので早く身体が温まるように歩いた。
手袋も軍手から毛糸のものに何度から替えようと思ったが、最後まで軍手だった。
Fig.1 7時10分、新しくできた堰堤越しの朝日

山神隧道から大沢分岐までの細尾根上は4、5センチの霜柱が立っており、平坦な所はサクサク歩けて気持ちが良いが、急斜面はアイゼンを持ってくるんだったと何度も思った。 
Fig.2 大沢分岐までの尾根上は4,5センチの霜柱が続いた。

大沢分岐は風が強く、ここでゆっくり休む予定だったが、とても寒くてスポーツドリンクを飲んだだけだった。
Fig.3 10時2分、大沢分岐

日向山を過ぎる頃は膝が少し痛くなり、ゆっくりゆっくり駐車場まで下りてきた。
歩いた距離はGPS上は12、6キロ、6時50分から13時20分までの6時間半の歩きだった。

大沢分岐までは滑らないように慎重に歩き、それ以降は足首や膝をかばって歩き、
その歩きのため昼前に帰る予定が随分遅れた。

2016年12月28日水曜日

デンドロを室内へ  Getting dendrobiums into the room!

連れ合いと約束していた網戸と窓を洗った。
散水用のノズルをつけたホースで網戸を取り外すことなく水洗いしたのだ。
散水用のノズルは、①シャワー、②ジョウロ、③ストレート、④霧となっているので、③ストレートにして網戸をや窓を洗った。途中で、壁の汚れも落ちることに気づき、一階部分の半分を強烈な水力で埃などの汚れを洗い落した。

その後、5度C以下の低温に当てたデンドロビュームの仲間のラン類を部屋に取り込む。フウラン、カヤラン、ヨウラクランはそのまま屋外だ!低温に当てるとと葉の反対側に花芽が膨らんでくるのだ(Fig.1)。もう、十分に花芽が膨らんでいるので、OKだ!
Fig.1 花芽が膨らんできたデンドロビュームを部屋に取り込む。

これで、水遣りが多すぎるとこの花芽が葉芽になってしまうので、デンドロはセッコクと同じ着生ランなので、水遣りは控えなくてはならない。
10月中旬に取り込んだ、カトレアは一回咲き、再び、花芽のシースが膨らんできている。
パフィオは1月の3,4日頃咲きそうだ(Fig.2)。
Fig.2 10月に取り込んだパフィオペディラム

セロジネも花芽が膨らんできているし、オンシジュームやファレノプシスも花茎が伸びて花芽が膨らんできた(Fig.3)。
Fig.3 10月に部屋に取り込んだファレノプシス

これらは、もう40年以上も前から育てている洋ランたちだ。始めは冬は室内のフレームに容れ、フレーム内は暖房し、手間が掛かったが、今は、家の構造も温かくなっているし、なんせ温暖化のために全く暖房など使っていない。かえって、ラン類や植物を部屋に取り込むとエアコンは使わなくなる。エアコンを使うと部屋が乾燥してしまい。植物たちに良くないからだ。

庭のカヤランも何本も花茎が伸び花芽がつきだしている。ヨウラクランの葉も分厚く飴色になり、越冬の準備OKだ!フウランは夏よりもさらに固い葉になり充実している。
昨年、デンドロの仲間のギンギアナムの一鉢を縁側に出しっ放しにしていたが、全て死にはしなかったが二回りも小さな草丈になった。今冬は昨年よりも暖かそうなので、可哀想だがこのまま出しておいてみよう。

2016年12月26日月曜日

カモたちの引地川 The Hikichi river where ducks swim.

先週から、2軒南にある家が建て替え工事をしている。
そのため、不規則な音がして本も読む気にならないので、久しぶりに引地川まで散歩してきた。
歩き始めは例によって右足首のアキレス腱の辺りが鈍い痛みがあったが、10分もしないうちに痛みは薄れてまったく痛みを感じなくなった。いよいよ治ってきたのかな?

引地川には10羽以上のコガモたちが河原で休息していた(Fig.1)。
泳いでくれないので、痺れを切らして移動だ。
Fig.1 たくさんいたコガモ

100メートルも下らない内に、今度はカルガモたちが思い思いに川の流れに逆らうように泳いでいる(Fig.2)。一瞬、ぼくはカモは美味しいだろうなと思う。カモ捕り権平の話しだとかカモに似た味のカモシカやガンモドキの話しを思い出す。
さらに、木曽のサル調査をしている時に、ヤマドリを貰って一人で鋤焼きにして食べたことまで思い出す。今夜は、ケンタッキー・フライド・チキンを食べよう!
Fig.2 流れに逆らって泳ぐカルガモ

コサギがじっと水面を見て獲物を狙っている。コヤツは美味しくなさそうだ。
Fig.3 じっと水面を見つめるコサギ

ん?何だこのカモメは(Fig.4)?まるで自信の無い女子中学生のようだ。
カモメはまるで恐竜のように恐ろしい目をしているが、このカモメの目はそうではない。
ユリカモメということが判った。
Fig.4 ユリカモメを初めてじっくり見る

今朝、4時半に目覚めたら丹沢に行くつもりであったが、目覚めたのが5時半だった。
この時間だと、もう朝の通勤ラッシュに巻き込まれるので出かけるのをあきらめた。
昨夜はスパッツやストックの手入れをし、さらにアイゼンの様子さえ見たのだ。
明日は建て替えている家の事で町内会の有志が集まるので、山は行けない。
網戸の掃除や窓拭きを請け負っているので、年内はもう行けないかな?

2016年12月25日日曜日

テン糞から出てきた羽毛    The feathers which were included in marten's dropping.        

12月21日に鐘ヶ嶽に登った時に拾ってきた5個のテン糞の中にテン糞④の中から羽毛の軸と思われるものがサルナシやキブシの種子などと共に出てきた(Fig.1)。
3本出てきた1本はライターの火で焼いてみてその焼け方と臭いから羽毛であることを確認した。
Fig.1 テン糞④から出てきた羽毛

2008年5月からこれまでに拾ってきたテン糞772個の内、鳥を食べたと思われる証としての羽毛が糞の内容物として出てきたのは僅か29個であった。1年を春(3~5月)、夏(6~8月)、秋(9~11月)、冬(12~2月)の四季に分けると、春:13個、夏:4個、秋:3個、冬:9個であり、冬・春:22個、夏・秋:7個であり、夏・秋よりも冬・春の方がテンたちは鳥を食べる傾向が強いと言える。特に春は、他の季節に比べるとテンは鳥を食べている。

春に鳥がテンに食べられるのは、鳥の繁殖期でまだしっかり飛び回れない幼鳥たちが狙われていることは理解できる。しかし、冬季は、鳥たちは俊敏に飛び回っている。
だから、冬に鳥が食べられるのは、シカ柵などに衝突して怪我した個体が捕まるのだろうと思っていた。今回出てきたFig.1の羽毛はちょっと様子が違うので、鳥の専門家で、鳥の訳本をたくさん出しているT.Maruさんにこの羽毛についての意見をお願いした。

すると、この羽毛は、成長期の鳥のものであり、カモ類のエクリプス羽から冬羽になる個体のものかも知れない。或はまた、キジバトは真冬でも繁殖することがあるので、キジバトのヒナかも知れない。ハト類はピジョンミルクをヒナに与えるので親が食べられる木の実や草の実があれば冬でも繁殖できると教えてくれた。

なるほど、そういう訳で冬場もテンは鳥の幼鳥を狙えるんだ!
しかし、木の実は鳥や哺乳類の冬場の大事な食物ですね。

2016年12月24日土曜日

補聴器 Hearing aid

10月3日から補聴器をつけている。
Starkeyというアメリカの会社のものだ。
耳穴に入れるタイプのものではなくて、外耳の外側の上に乗せてイヤホンを耳穴に差し込むタイプだ。前の音を拾うのではなく、上や後ろの音を拾う形式だ。
風呂に入る時と寝る時に外すが1日中つけていても苦にならない。
ぼくの室内では、このパソコンを打つ音、パソコンのファンの音、居間では水道の水がシンクに落ちる音、箸やスプーンが食器とぶつかる音、
トイレでは水の流れる音、自分の小便の音、ドアを閉める音がガンガン響いっていた。
が、今はもうそのような生活音は慣れてしまった。

外を歩くと、車の音、ヒヨドリの鳴き声、自転車の音、革靴の音などが響いた。
Fig.1 ぼくように合わせた補聴器だ。2016.10.24

高い周波数の音が聞こえ辛くなっていると気が付いたのは、アフリカから帰国してからだ。
知人たちと道路を歩いていて、「福田さん危ない!」と袖を引っ張られることが初めだった。
後ろからチリンチリンとベルを鳴らしながら近づいてくる自転車に気が付かなかったのだ。
その後しばらくして秋になっても賑やかに思う程庭で鳴いていたコオロギの声が聞こえなくなり、
アオマツムシの声が聞こえているので、連れ合いに「今年はコオロギが鳴かない!」と云ったら、「何云ってるの?たくさん鳴いているじゃない!」云われ、愕然とした事だ。
さらに、テレビの自然番組の中で、小鳥が鳴いているシーンでその鳴き声が聴こえないので、
家族の者に、「今、鳥が鳴いている?」と聞くことが多くなったのだ。

補聴器を買うことにしたのは、鳥や虫の声が聞こえなくなったことと、学校で質問する女子学生の声が聞こえづらくなったことだ。

補聴器をつけて学校へ出かけたし、高校の同期会の集まりにも行った。
ただ、この補聴器の構造的欠陥ともいうべきことが分った。
騒がしい場所では、目の前の人が話し声が聞こえ辛いのだ。
耳穴タイプのものだと前の音が自分の外耳で捉えてくれるが、外掛けタイプだと目の前の人の声は、耳穴はイヤホンで塞いでいるので聞こえ辛くなるのだ。
今は、人と向かい合って話しをする時は、片方の補聴器を取り外す。

春の鳥の囀りや秋の虫の声を聴いてみたい。山を歩いて鳥や虫の声に耳を傾けてみたい。
山を歩くと耳もとを過ぎる風音がビュービュー聞こえる。枯れ葉を踏む音もガサコソ聞こえる。
動物たちの枯れ葉踏む足音やサルの鳴き声を試してみたい。

10月24日、自分の補聴器(Fig.1)を買った。前方180度まで聞こえるように調節したものだ。今までの貸し出して3週間つけていたものもぼくの左右の耳に合わせてくれたが、合わせるのもパソコンに取り込んだぼくの耳のデータから補聴器にそれを電気的に送り込むだけのようだ。でも、付けていると不具合が出るようなので、月に一度は機械の調整をするようだ。

帰りは、街の音を楽しみながらゆっくり歩いてきた。
帰宅して、CDでショパンを、2、3年振りに聴いた。
この補聴器の最上位機種だと、音楽鑑賞もできるようだが、
それだとまるで車を一台買うような値段なので、CDで聴くクラシックもやはり聞こえ辛い高い波長があるところが判ったが、しばらくはこれで我慢しよう。

この補聴器をつけると新たな世界が開けて、自分がサイボーグになったような感じがする。
今も以前好きだったチャイコのピアノ三重奏曲 イ短調 作品50を聴いている。

2016年12月23日金曜日

テンが食べている物とサルが食べている物 It is not big difference for foods between macaques and martens are eating.

厚木市の広沢寺温泉無料駐車場からFig.6のルートを通って見つけ、拾ってきたテン糞が5個で、サル糞が1個であった。
カモシカ糞もあった(Fig.1)が、調べても植物繊維質の物が大半なので拾ってこなかった。

今の時季はサルもテンも殆んど同じ果実を食べているだろうと思っていたが、
それがまさしく当たっていた。
先ずはそれぞれの内容物を水洗いして調べたので見て欲しい。
Fig.0 カモシカ糞Serow

Fig.1 テン糞①Marten
内容物:マメガキ果肉果皮種子

Fig.2 テン糞②Marten
内容物:マメガキ果肉果皮種子

Fig.3 テン糞③Marten
内容物:サルナシ種子果皮、キブシ種子、昆虫脚

Fig.4 テン糞④Marten
内容物:サルナシ種子、キブシ種子、大型甲虫外羽脚腹部末端部、鳥羽根毛根?3本

Fig.5 テン糞⑤Marten
内容物:サルナシ果皮種子、ケンポナシ種子2個

Fig.6 サル糞Macaque
内容物:マメガキ果肉種子、サルナシ果肉種子、樹皮繊維?

以上のように、テンはマメガキ、サルナシ、キブシにケンポナシの果実を食べさ、さらに昆虫や鳥まで食べていた。一方、サルもマメガキ、サルナシを食べていた。恐らく、キブシやケンポナシの果実も食べているだろう。しかし、テンは甲虫などの昆虫を食べており、サルよりもバラエティに富んだ食事をしているようだ。