「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2012年12月5日水曜日

また、ハクビシンの糞だ! Scats of a masked palm civet,again!

昨日は、専門学の授業はお休みだった。
雨模様であったが、お昼を過ぎてからお日様まで顔を出したのでカメラを持って庭にでた。
こんな街にはモズのハヤニエなどないよなと思いながら庭木を見ていた。
フウランの鉢につけたカヤランの様子を伺った。
もう大丈夫だろう。これで来春は花が見られるかな?
その下にあるスイレン鉢をみた。
先日は、キンギョモを採ってグーッピーの水槽に容れてやったのだ。
え?まただ!ハクビシンの糞だ!
柿の実を食べたのだ。
カキの木は、我が家にはないが、道路一つ隔てた前の家の庭にある。
 
北海道生まれのぼくにとっては、カキは本州や四国を代表する日本の秋の果実である。
本当はこっそり盗りたいくらいだ。だが、写真を撮るだけで我慢している。 
しかし、何故こうも我が家にハクビシンが来てウンチをするのか?
このところベランダに足跡がつかないので、アメリカハナミズキを剪定したために、
ベランダには来づらくなったかなと考えていた矢先のことだ。
 
前の家のカキを食べたのか見に行った。
駐車場に張り出している枝を見上げた。
② 
③ 
④ 
ハクビシンのカキの採食の仕方がわかった。
彼らは、細い枝先では、恐らく前足と後足で枝に逆さにぶら下がって、カキを食べるのだ。
枝に上に四足で立って食べて、滑り落ちるような危険なことはしないのだ。
①と②の食痕は下からかぶりついていることを示している。
細い枝を渡る時は尾を上手にバランサーとして使って歩き、
後足で木をしっかりつかみ、尾を木に絡ませて、ぶら下がりながら食べているのだろう。

2012年12月4日火曜日

仏果山の展望台からの山並み The Ranges from the belvedere of Mt.Bukka

仏果山の展望台から丹沢の山並みを遠望
山に名称を入れたが合っているだろうか?
大好きな鍋嵐が尖っているのは、実際に登った感じと同じだ。
しかし、これも南や北から眺めたら、こう尖っては見えないだろう。 
丹沢山の左側の稜線に見えるピークは、何て云う山かな?
南東を見ると、横浜みなと未来やスカツリーが見える。
この美しい山並みが巨大地震によって崩れることもあるのだ。
 
それにしても、笹子トンネルの天井落下は、
日本という国そのものが劣化してきているのではという印象をもった。
建造物、社会、人間そのものも、、、。
昨日テレビを見ていたら、ドイツのトンネルは100年間はメインテナンスをしなくても維持できるような作りになっているようだ。そのくらい、最初の建設に対して費用を掛けるということを名古屋大?名誉教授が話していた。
日本は梅雨があり台風がありの湿度が高い、さらに地震が頻発する国である。
トンネル、橋、高速道路、原発施設でさえも100年間、そのままで持ちこたえることはできない。
もう、建造物に対する考え方を根本的に変えなければダメなのだろう。
古くなれば作り変える。それは木や紙の建造物ならたやすいことだ。

2012年12月3日月曜日

秋色の高取山・仏果山 Mt.Bukka & Mt.Takatori in fall colors.

もう、12月も3日になった。
11月29日の続きです。
高取山の展望台から山頂付近が真っ白の甲斐駒が見えた!
でもちょっと靄につつまれている。
白いのは雪なのだろう。もう、40年以上前に登った記憶が甦る。
摩利支天付近の砕いた大理石のような斜面にキツネの糞があったのだ。
この時の仙丈ヶ岳は酷い雷と雨に打たれて、落雷に遭わないように這って下ったのだ。
この時、目の前に表われたオコジョの可愛い姿はまだ目に焼き付いている。
そう、この山行は、サルの生息調査が目的だった。
紅葉が見ごろな季節になった。
ここでは紅葉は少ないが、このように木の葉が茶褐色に変るのも
秋の山の景色だ。 
足首を完治させて、テントを担いでまたどこかの山を登ってみたい。
甲斐駒を登った旧友の顔が浮かんだ。


2012年12月2日日曜日

テン糞   The scats of martens

11月29日仏果山の帰路見つけた4個のテン糞の位置
 
9時29分
不明な物と、タヌキ?毛6本
10時9分
ほんの少しの土砂だけ
11時7分
サルナシの果皮2個分、種子64個
11時39分
サルナシの種子17個、ゲジゲジ一匹分、土砂少し
今年は、ケンポナシやマメガキの種子が出てこない。あるいはエゾエノキの種子が出てこない。
動物たちがそれらの果実を食べるのはこれからだろうか?
それとも今年は山の木の実生りが良くないのだろうか?
清川村内のカキはたくさん実をつけている。
マメガキとカキとは違うのか?
 
昨日は、八重洲の居酒屋で高校の時の同級生7名が集まった。
皆、年齢相応の容貌になった。写真をみるとこれがぼくか?と思ってしまう。
いつも若い学生ばかりを見ていると、写真で見る自分が別人のようだ。
まだ、歳をとった自分の顔に馴染んでないのだ。
 
 


2012年12月1日土曜日

イヌビワの種子だった!  Seeds of Ficus sp.

10月20日に我が家の2階のベランダの花鉢にあったハクビシンの糞のことをアップした。
11月29日にisa隊員に会った時に、イヌビワの種子をもらいました。
ハクビシンの糞に入っていた種子と比べました。
左:isa隊員からもらったイヌビワの種子  右:ハクビシンの糞に混じっていた種子
良く似ている。しかし、ちょっと小さ目で色が黒褐色過ぎる。
ハクビシンの消化管を通ってきたからこのように黒っぽくなったのだろうか?
10月20日にアップした時のものだ。
isa隊員からもらったものとほぼ同じ色だ。
これを見て、確信した。 
我が家のベランダに表われるハクビシンはイヌビワを食べてやってきたのだ。
この辺りにイヌビワが生育しているところは?
と考えて、1キロくらい離れた小学校だとあるかもしれない。
ここで、待てよ!
イヌビワはイチジクと同じクワ科だ。イチジクの種子は?
「草木の種子と果実」鈴木他著を見た。載ってない!
我が家にイチジクジャムの残りがまだある筈だ。冷蔵庫を見た。
やったー!イチジクが安く出回る季節に毎年イチジクジャムを作っているのだ。
ジャム瓶の中に箸を入れて、一粒一粒取り出し、茶漉しに入れて水洗いした。
ん?そっくりだ!イチジクか?
しかし、10月中旬にはイチジクが生っているだろうか?
やはり、ヤマグワの種子か!
それに、このイチジクの種子はグツグツと煮たものだ。
生のイチジクの種子を見たいものだ。来年の夏まで待とう!


マダニだ! A tick!

29日の高取山・仏果山・土山峠の続き:
11時前の早いお昼を、仏果山から土山峠・経ヶ岳へ向かう最初の休み台で食べる。
ぼくはガスでお湯を沸かしインスタントラーメンだ。
インスタントラーメンの中に容れようと思ったキノコ類は全くなし。
それでも寒い時の暑い汁物は身体が温まりひときわ美味しい。
オニギリを食べているShirokaze君が、台の上に何か歩いているのを見つける。
マダニの仲間だ!キチマダニ?
 昆虫は頭部・胸部・腹部があり、脚は3対で胸部から出ている。
しかし、ダニはクモの仲間だから胸部はなく、脚は腹部からでている。
裏返して脚を見る。
これが血を吸うと何倍にも腹部が膨れるのだ。
食べ終わり、下る。4、5人のパーティが上がってくる。
テン糞を見つけたり、フクロウのぺリットを見つけたりして下っていると、
Shirokaze君がキノコを見つける。
ぼくが、シイタケだ!と云っても、彼は自分が知っているシイタケとは別物だと云う。
野生のシイタケだ!ニオイを嗅ぐ、もちろんシイタケの匂いだ!
栽培物のシイタケの何倍も旨いものだ。
養殖ウナギと自然物のウナギの差と同じだ。
コンロで焼いて醤油を付けて食べるか、バター焼きでも旨い。
彼は一昨夜の夕食に、きっと食べてくれたことだろう。
 
 


タヌキ糞とテン糞の内容物の違い The differences obetween scats of racoon dog & marten

23・24日の丹沢実習の続き
唐沢キャンプ場から物見隧道までの行程で
タヌキ糞(タメ糞)を2ヶ所で見つけ、テン糞を1ヶ所で見つけた。
10時11分:タヌキ糞
 ①は下の地図上の位置だ。
タメ糞の中から一番新しいと思われる物を拾った。
洗うと、イノシシ(多分)の毛が大半で、大きな動物の骨を齧り取ったような3~5ミリの破片が
3個、及び、土砂が混入していた。
11時23分:タヌキ糞
タメ糞の中で10円玉の左上の糞塊を拾ってきた。
イノシシの毛多数、キブシの種子多数、一匹分のミミズの外皮、
節足動物の外骨格の破片少し、脚が1本あった。 
12時57分:テン糞
ぼくが、ビッコをひきながら歩き、遅れること30分。
学生たちがお昼を食べて待っていた。
そこで、Matushima君がテン糞を教えてくれる。
見ただけで判るような、サルナシの果皮と種子よりなる糞だ。 
上の糞があった地点(GPSより)
はタヌキ糞、③はテン糞があった地点。
①と②のタヌキのタメ糞の位置は1キロくらい離れている。
②の糞ではキブシの種子が入っているが、①ではまったく入っていない。
①と②が違うタヌキのコミュニティであったとしたらならば、
①と②の集団の行動域の重複地域にある同じイノシシの死体を食べたのだと思われる。
さらに、テン糞③はサルナシだけを食べたものだ。
 
タヌキは隣接し合った集団間では、少し食べ物が異なる場合があるようだが、
タヌキとテンでは全く違うものを食べていることがわかる。
③のテンはタヌキたちが食べているイノシシの死体の場所は知らないだろう。
これが、①、②の付近にテンが生息していたならば、イノシシの死体に当然触手が動かされた筈であると考える。でも、この時季にテンは何よりもサルナシの果実が大好物なのかも知れない。
 
 
 


2012年11月30日金曜日

雪虫だ! That's an aphid species called snow bug!

昨日の丹沢、土山峠の6時頃は寒かった。
霜が降りて、宮ヶ瀬湖の湖面からは水蒸気が上がっていた。
仏果山に登ると、稜線ではユキムシが飛んでいた。
道理で寒いわけだ!
木にの幹に停まった。
これが飛ぶと間もなく雪が降る(道東の釧路の場合)。
ファファと飛ぶ様子は、まるで雪のようだ。
アブラムシ(カメムシ目ヨコバイ亜目アブラムシ上科)の仲間のようだ。
何故、寒さが厳しくなった時に飛び回るのだろう。
虫たちは寒くなると動けなくなる筈なのに、どういう生理的機能を持つのだろう。
 
同じ尾根に多くのリュウノウギクが枯れかかっていたが、
この花一輪だけが頑張って咲いていた。 
霜が降りたが、霜柱はまだできていなかった。
だから、午後、温かくなったが、道はさらさらだ。
昨日の仏果山登山は天気も良く気分良い1日であった。
 


2012年11月29日木曜日

土山峠・高取山・仏果山へ    To climb the Mt.Bukka

今朝、いつものように4時半に起きる。
朝刊を見ながらコーヒーを飲んでいたら、もう5時半。
バタバタと丹沢へ行く用意をして、車を出したのが6時。
慶應湘南藤沢キャンパスの前のコンビニでShirokaze君を乗せ、清川村へ向かう。
尾崎の交差点が6時55分なので、そのままisa隊員のアトリエに向かう。
台所の窓に人影が写っている。
玄関の戸を叩く、isa隊員が出てくる。
三脚を渡し、「越後湯沢に行きますね、ジャー又」と別れる。
車を2、3メートル走らせたら、隊長!という声。ン?
isa隊員が慌ててアトリエに入っていく。奥さんの実家?故郷?の新米をもらう。
それにモンダイのイヌビワの種子が入ったビニールの小袋も。
新米にありがとう!イヌビワの種子に対して感謝!
車を走らせながらShirokaze君にisa隊員の事を話す。
土山峠に車を置いて、仏果山登山口まで歩きだす。
大棚沢駐車場に車を置いて、帰りは土山峠から歩いて戻ることをやめて、
土山峠に車を置いて仏果山登山口まで歩く方を選んだのだ。
 
これが大正解だった。
 
しばらく歩いていると、ぼくらの横を通り過ぎた乗用車が止まり、助手席のドアが開く。
しかし、運転席から出てきたのはSakaiさんだ。
なんと登山口まで、彼女の車に乗せてもらったのだ。
ダム湖の温度よりも気温の方が冷たいようで、湖面から霧が立ち上がっているくらい、
歩いていても寒かったので、嬉しかった。
登山道を登りながら、Sakaiさんの事とisa隊員、そしてtake隊員の呼びかけによる
「野生生物探検隊」の事を話す。
 
登り始めたらすぐ身体が温まり、上着やセーターを脱ぎ、スポーツシャツの腕をまくる。
今日は、定年退職者の単独行が多かったが、男女4、5名のグループ登山もあった。
Shirokaze君は、兎のようにぴょんぴょん登る。身が軽い。
ぼくは一足一足、ゆっくりもったいぶって登る。
彼は、シカのメスグループに出逢い、リスが目の前を横切るのを見たようだ。


「大山を歩こう」 Let's walk and climb up Mt.Ohyama.

一昨日の専門学校の帰りの東西線の電車の中で:
葛西駅で電車に乗り込んだとき、いつも週刊誌の記事が載っている
宙吊り広告に目がとまる。
 
車内が空いているせいもあって、ゆったりした気持ちでシートに座った。
宙吊り広告を見上げて、「エ?大山?千葉にも大山ってあるのかな?」
立ち上がって見た。
神奈川県の丹沢だ。小田急線の広告だ!
写真を撮る。
山ガールが増えているから、彼女等を大山へも来てもらおうという案内かな?
 
今日の丹沢はどこへ行こう。
まだ、先週の実習のタヌキ糞の処理途中のままだ。
今日は、寒いので仏果山・高取山を登ろう。

2012年11月28日水曜日

アカネズミ?ヒメネズミ?

丹沢実習の続きです。
K君が23日の夕食後にシャーマントラップをかけて24日の朝見ると、
このネズミが入っていたのです。
見た時はK君にアカネズミと云ったが、その直後に否、ヒメネズミかなとも思う。
トラップの入り口を開けて見ていたら、出てきて、ぼくの腕を伝い、肩に上がり、背中へ回って、落ちて走り去り大きな岩の隙間に入ってしまった。
今、この子の写真を見てもヒメネズミではなかったのか?
と思っております。
しかし、こういう状態で一目でアカかヒメを区別することは難しい。
 
アカネズミなどの森のネズミを捕獲するには、
狩猟免許と捕獲許可がなければ違法ということになる。
ネズミが逃げてくれて良かったというべきかもしれない。
 
しかし、ぼくが学生時代、先輩は卒論のために逗子市の山に毎回50個近くのトラップ、
しかもパンチュウトラップでネズミを捕まえていた。
ぼくも何度か仕掛けと見回りを手伝だった。
何十匹も捕まえて、計測し、皮を剥いて、調べていた。
今の大学生が卒論でネズミを調べるとしたら、捕獲許可を取ってからということになるのかな?
もっともっと自由にできないものだろうか?
 
若者が外に目を向けないというが、内向きにしている社会の仕組みに欠陥がある。
 

2012年11月27日火曜日

親子のムササビの糞 Scats of flying squirrel’mother & children

丹沢実習の続き:
夕食を食べた後、ヘッドランプを持ってナイトウォチングをしようと呼びかけた。
7、8人の学生がついてきた。
キャンプ場の施設の壁に直径5、6センチの穴が開いている。
その周りが汚れている。
学生たちに、大きな声で云う。

ムササビが出入りしているかもしれないから、
穴の下にムササビの糞を見つけよう!
ムササビの糞は征露丸状の大きさで黒っぽいヤツだ。

見つけた!これそうですか?
 
そうだ。これがムササビの糞だ!

と皆に見せる。
 
ここにもある。ここにも!と皆ヘッドランプの明かりで見つける。
 
板の上に置いてみると、大きいのと小さいのがある。
大きいのは親のもので小さいのは子供の糞だということになった。
それにしても一回りも二回りも大きさが違う。
明朝、5時半に起きて、採食から戻ってくるムササビを観察するように勧めたが、
M君が見ていたようだが、戻ってきたかどうか判らなかったようだ。

2012年11月26日月曜日

ムラサキシメジなのに! It's a eatable mushroom, is it?

丹沢宿泊実習続き:
2日目の朝、9時を過ぎて雨が上がってきた。
集合写真を撮ってもらい、出発だ。
女子は雨もあるので、宮ヶ瀬ビジターセンターまで歩いてもらう。
男子は登山道を通って、物見峠まで歩くことにする。
黒岩までのコースは平坦な山道である。が、木の橋が滑る。
黒岩から、唐沢林道に直接登る班と、崩壊した登山道を歩く班に分かれる。
林道直下のスギ林斜面の登山道が大きく崩壊しており、ここで登山道を歩きを諦める。
この斜面を登るのに、学生たちとの体力差・年齢差を感じる。
這うようにして登る。っとここで黒岩で別れた班と合流する。
 物見隧道横の階段路を登って物見峠に出て、煤ヶ谷へ向かう。
学生たちは早い早い。こちらは、左足首をかばいながら少し変な歩き方をしたせいか
膝まで痛くなる。ストックをつきながらゆっくりゆっくり歩く。
学生たちが待っている。ぼくが降りて来なくても煤ヶ谷でバスが来たらそれに乗れ!
っと学生たちを行かせる。
 
ダブルストックでゆっくりゆっくり歩く。
K君がぼくを待っている。否、何かを見つけたようだ。
このキノコだ!
昨日、彼はアラゲキクラゲをレジ袋一杯に採り、それを野菜炒めに入れて食べた。
地面から直接出ている。
二人で一本づつ採り、調べために持ち帰る。
帰ってきて、持ち帰ったキノコの写真を見て「ムラサキシメジ」だと判る。
現場では、このような紫色に見えず、茶褐色に見えたのだ。
色覚もおかしくなったのか?
昨年、キンランを見ても金色に見えなかったことがあった。
疲れると色の判断もできなくなるのか?
 
K君はぼくを振り返りながら先に行く。
ときどき彼がぼくを待っている。
ぼくの姿を見ると、彼は消える。
まるでハンミョウが飛ぶようにして彼はぼくの様子を伺っているのだ。
自分が情けない。
 
もう、20歳前後の学生たちと一緒に争うように歩くのは無理なのだ。
一人だと、自分のペースで歩けるが、若者の歩く速度は速い。
ぼくが学生たちよりも優れているのは、ただ山、自然を知っているということだけだ。
学生たちはそれを上回る若さがある。
左足首の捻挫が治らず、とうとう膝も痛くなり、なんだか陰鬱な気持ちになる。
 
昨日は、「野生生物探検隊」の集まりが真鶴であった。
膝が痛いから、疲れているからと断ろうと思ったが、
自分を奮い立たせなければいけないと、真鶴駅前のお店へ!
take隊員、isa隊員、k-ta隊員、やまぼうしさん、Sakaiさんが笑顔で迎えてくれる。
take隊員の還暦だという。やまぼうしさんはバイクで後ろから車に追突されて怪我をしたようだ。
8時過ぎに終わり、駅に走る。
これからも、できるだけ長く楽しい集まりを続けて行きたい。

2012年11月25日日曜日

冷雨の丹沢  Cold rain in the Tanzawa.

前もって雨の予報が出ていたが、丹沢宿泊実習を決行した。
バスから降りてキャンプ場まで歩く
キャンプ場でお昼を食べ、夕食の支度をする人たち、2つのコースから高畑山を目指した。
高畑山山頂で落ち合い、熱いココアを飲む。 
雪が少し舞い、皆、感嘆の声をあげる。
寒いのですぐ後片付けして下ることにする。
高畑山から尾根道を歩いて県道へ、だが途中で、一本尾根を外してしまい、途中で戻る。
こちらは、左足首をかばいながら歩くので、これだけでヘトヘトになる。
県道から鍋嵐方面は雨が上がったようでガスっている。 
中津川渓谷にもまだガスが漂う。 
雨に濡れた焚き木を拾い、燃やす。
夕方から雨が完全に上がったようだったが、翌朝は9時頃まで冷たい雨がしょぼつく。
しかし、そんな中を黒岩・物見峠の古い登山道を捜しながら歩き、物見峠から煤ヶ谷へ登山道を下る。


2012年11月23日金曜日

テンはサルナシが大好き? Martens love to eat the fruits of Actinidia arguta!

15日のゴジラ尾根・鍋嵐・ハタチガ沢林道の続き:
テン糞についてである。
①~⑩は18日にアップした地図のテン糞の位置と対応してます。
⑧、⑨、⑩はほとんど同じ場所なので⑨、⑩は地図ではありません。
7時34分①
8時10分② 
13時55分③
13時55分④ 甲虫の脚、外骨格、外羽
14時3分⑤
14時7分⑥ムカデの外骨格、脚
14時23分⑦ 
14時32分⑧ 
15時3分⑨
15時6分⑩  

以上、10個のテン糞を採集してきた。一目でサルナシだけを食べたものだろうと思うものもあったが、思い込みは間違いを導くことになる。これら10個を拾ってきた。
④と⑥は節足動物の脚や外骨格だけであり、他の物は含まれていない。
他の糞は全てサルナシの種子と果皮である。①と⑩には果柄もl入っていた。
 
テンがサルナシを食べて排泄したばかりの糞は、②のものであり、次が①となる、
サル糞と同じように、排泄したばかりの糞の色は果実や食べたものの色がそのまま出ているが、すぐに、黒くなり、そのご褐色になっていく。