「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2011年12月22日木曜日

魚や餌を捕れない鳥たち

昨日、久しぶりにカメラを持って引地川沿いを歩いた。
オナガモが引地川へ落ちる家庭排水が流れるところ出口でコケを漁っていた。
何故、ここにいるの?
カモたちが泥水のような川にいる。
ん?何?と思って横をみたら、歩道から2メートルも離れていなところにカワセミが!
じっと、こちらの下の方を見ている。 
カワセミは、家庭排水が流れてくる排水溝を眺めているのだ。
カワセミがどこにいるか分かるかな? 
コサギが泥水の中を一心に見ている。
が、すぐに位置を変える。この泥水では小魚を見つけるのは難しい。
どうして、こんな泥水になっているのか?
ぼくは、親水公園まで行くことをやめ、泥水の原因追究へと上流に足を向けた。
やはりというかシャベルカーが川床の土砂を掻き集めてダンプカーにその土砂を運びいれていた。
川床はコンクリートでできており、その上に積もった土砂を運びだしているのだ。
工事の看板がでている。毎年、このような土砂さらいをしなければ引地川は土砂で埋まるようだ。
あーー!と溜め息が漏れてしまった。
これだも、イタチがいないわけだ。
「年内いっぱいは土砂さらい工事が続くので他の川へ移動した方が良いよ!」
と鳥たちに教えてあげたいくらいだ。

冬至、柚子湯、お汁粉にカボチャ

今日は、冬至である。このところどんどん日没が早くなり、夜明けも6時過ぎてもまだ明るくならない。
今日を境に日、一日と日が伸びていく。
昨日、連れ合いが、庭の柚子を採って、近所に配っていた。籠の中のものを撮る。
4、5日前にはぼくが柚子を取って釧路へ段ボール箱で送った。
釧路では柚子などは珍しいので、葉や枝がついていた方が喜ばれる。
今夜はこれを風呂に容れての柚子湯だ。
まだ、木には柚子が残っているようだ。
今年は、ユズの木を剪定したので生った実が少なかったが、どれもみな大きい。
我家のユズの木は肥料も与えないし、ほったらかしなので、気の毒でさえある。
樹高、2メートルちょっとの小さなユズの木であるが、この時季に庭に金色の輝きを与えてくれる。粗末にしないで、少し、寒肥でもやってみようと思っている。
今夕は、柚子湯だ。カボチャも食べよう。
子供の頃は、柚子湯はなかったが、カボチャはたくさんあった。収穫して縁側などで干していたカボチャはポクポクして美味しかった。こちらの小さくてジメッとしたカボチャは好きでない。
我が家では、何故かカボチャをお汁粉で食べるのが冬至であった。


2011年12月21日水曜日

イノシシの頭骨のオスとメスの違い Sexual Dimorphism of Wild Boar'Skull

先日のtake隊員のコメントに応えようと思って、イノシシの頭骨を撮っていたら。
これまで見つけることができなかったイノシシ頭骨の性差が分かった。
まず、このことをアップしたい。
オス頭骨(♂)
メスの頭骨(♀) 
こうやって見ると、一目瞭然だ!オスは左右の眼窩の間の前頭骨部分が鼻骨にかけて急激に落ち込んでいるが、メスの前頭骨から鼻骨にかけてはほぼ直線だ。

誰もが指摘しているイノシシの性差は犬歯の大きさと犬歯部分の歯槽部分の骨(〇部分)である。
もちろん、左はオス(♂)で右は(♀)だ。 
ちょうどオスとメスのブタの頭骨をいただいていたのでアップする。
この性差は明らかであり、さらに、眼窩間の前頭骨部分の落ち込みを見つけることができた。
♂のブタの頭骨
メスのブタの頭骨 
眼窩間の前頭骨部分の性差は、資料数が乏しいので個体差だと考えていたが、
2個体しかないブタ(標本♂1、♀1)でも、同じことが言えるということは、
イノシシ類の性的二型の一つであることはまちがいないだろう。
この性差がどのような要因で形成されるのかこれからの課題である。
また、イノシシとブタを比べるとブタでは口吻部分が短くなっている。
歯式は変わらないのだ。これも興味深い。

2011年12月18日日曜日

岡山県、臥牛山のサルの糞内容物

先週15日、会議が終わった後、僅かの時間であったが、臥牛山のサルの群れを探しに行った。
会えなかったが、2週間くらい前のものと思われる古い糞や15日の朝のものと思われる新鮮な糞を拾ってきた。
今の時季のサルたちは、秋の実りを追い求めて遊動生活を楽しんでいる。
どんな種子が出てくるか楽しみであった。
 
上の新旧の糞の内容物はほぼ同じ3種類の種子が出てきた。
それは、下の写真の上部の豆状のもの、その左のサルナシの種子、右の草本の種子だ。
中央の円形のは、ケンポナシの種子である。これは上の古い糞から出てきた。
下方の物は、上部の豆状の種子の種皮である。
どうも、この種子の胚乳を食べたようだ。
新しい糞の色は、この胚乳を食べた色ともいえる。 
豆状の種子の大きさ 
左側の5個は割れていないもの、右側の6個は胚乳部分が無い。
この種子は?
これは、先日k-ta隊員によってしらされたケンポナシのものだ。
下はイノコズチのようないくつかの草本の種子をしごいて食べたと思われるが、、、。 
丹沢のサル糞には、このところ全く注意を払っていなかったが、あらためてテンやタヌキ以上に多様な食物を食べているサルに注目しなければならない。


江戸時代の骨が語る

江戸時代の人々の骨
昨日の朝日の夕刊の記事「江戸を語る人骨1万体 小柄な体・栄養失調・伝染病」
http://www.asahi.com/national/update/1217/TKY201112170155.html
の記事にはかなり驚いた。
今まで描いていたと云うか知らされて思い込んでいた江戸時代のイメージと全く異なる民衆の生活だ。是非、クリックしてみて!
文化爛熟の時代で人々の生活も豊かだと思っていた。
栄養状態が悪く、平均身長が男で150センチ台で、女が140センチ台だったようだ。
落語の熊さんや大家さんが出てくる長屋の生活はスラムだったようだ。
表面の華やかな江戸文化を知らされてきたが、貧しい人々の生活は想像以上に酷かったのだ。

2011年12月17日土曜日

アナグマの頭骨から、、、Skull of Badger

12月9日の丹沢実習で、谷太郎林道から鳥屋待沢の左岸を歩いていて
アナグマMeles melesの白骨死体を見つけたことはアップした。
このアナグマ、左右の下顎骨が縫合・癒着して、左右の境目がまったく
分からない状態に合体している(下写真)。
「頭骨コレクション」に載せたアナグマの頭骨は、
老齢のために左右の下顎骨の合体が生じたと考えた。
下写真の新たな頭骨を見ると、歯の摩耗があるのは、下顎の左の3本の切歯が
摩耗したのか折れて落ちたのかわからないが、この部分だけである。
拾い集めた歯を見てもひどく摩耗しているわけではないことは写真をみても分かる。
つまり、老齢のために左右の下顎が合体したわけではないようだ。

このアナグマの頭蓋骨を含めて、イタチ、テンなどのイタチ科の頭蓋骨は多くは、
前頭骨、頭頂骨などの縫合部分がまったくわからない、
当然だが、左右の前頭骨、頭頂骨の縫合部分も不明になっている。

まだまだ標本数が少ないのではっきりしたことは言えないが、イタチ科の仲間の中でも
アナグマは生後2年も経てば左右の下顎は合体するのではないかと疑っている。
サルは胎児の時に、イノシシはウリボウの時期に左右の下顎が合体することから
食物の食べ方と咬筋の付き方、さらには下顎骨との関節の形状が
左右の下顎骨を合体させやすくしているようだ。
いずれにしてもこれからの課題だ。

2011年12月15日木曜日

臥牛山のサル

臥牛山のサルには会えなかった。
委員会の後、臥牛山の以前の餌場に行った。写真は餌場の前を流れる高梁川と対岸の山だ。
全国に7箇所ニホンザルの天然記念物指定地域がある、下北半島脇野沢、千葉県高宕山、大阪府箕面、岡山県勝山と臥牛山、大分県高崎山、それと宮崎県幸島だ。昭和30年代から40年代にかけて各地でニホンザルがが餌付けされた。
社会教育、自然教育と云うことであった。修学旅行でサルを見に行った。
サルの付加価値を付けてお客を呼ぶ工夫が凝らされた。その一つが天然記念物指定だった。
町や市がこぞって文化庁に働きかけた。
今ではサルがお荷物になり、指定を解除してもらいたいと考えている。しかし、文化庁は住民の勝手は許さない。
農作物に被害を及ぼしても有害鳥獣で捕獲は出来ない。保護管理をしなければいけないのだ。

2011年12月14日水曜日

備中高梁へ

明日、8時半から天然記念物臥牛山生息のニホンザルの保護管理委員会だ。
明日の始発では間に合わないので、この時間に行かなければならない。
もう若い研究者にバトンタッチするために5年位前に岡山県内の大学に勤務する人に来てもらった。
しかし、何故か辞めさせてもらえない。
ぼくが行くことで交通費が三万ちょっと掛かる。税金の無駄遣いだ。
ぼくが辞めたいと思っているのは他にもある。それは文化庁や市の姿勢だ。
10数年前に報告書を作った。が、中身が全く伴わない。
保護管理に実際に携わるねが、定年退職した人たちだ。
臥牛山のサルの保護管理をしっかり考えていける若者に道を提供すべきだ。
まるで天下りのような枠があり、それも地方の活力を失なわせる一因だ。

新幹線の中から

2011年12月13日火曜日

丹沢実習:GPSの軌跡、

9日の雪の日に歩いたGPSの軌跡
ウエイポイントは写真を撮ったところ。
谷太郎林道から物見峠・三峰の稜線までの尾根は、6年前に比べて道がはっきりしている。特に稜線沿いはササヤブでひどかったが、ササが枯れかかっており、道が明確だ。
標高600メートル以上からは雪がしっかり積もったが、それより下ではすぐ融けてしまった。
残雪となれば、朝、夕は雪が凍るので稜線歩きは4本爪以上のアイゼンが必要だ。
サルの足跡は標高800メートル近い稜線を超えていた。
なお、軌跡上では歩いた距離はジャスト10キロだった。

2011年12月12日月曜日

この種子は?タヌキのタメ糞から、、、

先週の丹沢実習で採取したタヌキのタメ糞
谷太郎からの尾根の途中で見つけたタメ糞 
クリックすると拡大する
唐沢林道から上煤ヶ谷へのショートカットの道で、見つけたタメ糞
いずれの場合も、同じ種子が入っていた。
マメガキの種子とサルナシの種子、さらに上の写真でも
下の写真でも散らばってみえる茶褐色の種子
この種子、円盤状で平べったい。
タヌキは林床に落ちたカキやサルナシの果実、さらにこの種子の果実を食べたのだ。
見たことがある気がするが、思い出せない。
円盤状で直径5ミリくらいだ。
マメ科の種子だとすると、タヌキは鞘を食べた?
それとも、ウリ科かな?ウリ科だとすると、、、、。

2011年12月11日日曜日

ナメコの収穫

唐沢林道を下ってきて、途中からショートカットしたところにAme君やMu君が
ナメコのようなキノコがあると教えてくれる。
ナメコそのものだ。図鑑で照らし合わせないうちに、連れ合いと二人で味噌汁で食べた。
いつもはぼくの採ってくるキノコは食べないのにナメコだというと納得し、食べる。
美味いねぇー、うん、旨いと汁を飲みながら声がでる。
1991年8月の下北半島脇野沢村の山中で、ナメコをみつけサブザックいっぱいに採って民宿に持ち帰ったことがある。その時は、翌年のサル年に向けてのフジテレビの番組取材で、A2-84群という天然記念物に指定されている群れを追っていた。
1年をかけてその群れを追跡取材した。プロデューサーは「福田さん、番組の山や谷が欲しいねぇー」といつも僕に言う。「自然番組は、できる限り多くの時間をカメラを回すことです」
当時の群れは発信機も取り付けておらず、若かった(でも45歳)ぼくは山の中を重い三脚を持って駆け回ることができた。
たくさん歩き回ることで、十分時間をかけてサルを追跡撮影することで「北限に生きる」が生まれた。サル年の正月に向けて放映するために、大晦日に打ち上げという日程だった。
そんな中で、下北の山中を駆け回っていた時に、大量のナメコを収穫したのだ。
今、考えると不思議な感じがする。その時、ぼくはナメコを野外で見たのは始めてだ。が、ナメコだと確信して収穫し、民宿に持ち帰った。
ナメコは4、5日間、朝食、夕食にでた。ぼくらテレビスタッフとその時民宿に泊まっていた電気?工事の作業員の人たちも食べた。感謝されたが、毒キノコだっていうこともあった訳だと考えると恐ろしい。

2011年12月10日土曜日

動物たちは雪で喜ぶ?Animal's tracks on Snow

物見峠・三峰の登山路に着く頃には雪が止み、お日様が顔を出す。
温かい日射を受けて森の中が霧に包まれる。
森の中は、動物たちがこれほどいたのかと思うほど、雪の上に足跡が残っている。
テン?の足跡と思われるもの。ごめん!これは間違い!
リスだ! 
リスの足跡 
サルの後ろ足のものだ。
4、5歳の単独オスのものだ。
このようなコドモザルが生まれた群れから離脱して単独で移動している途中だ。
足跡は煤ヶ谷方面から札掛方面へ向かっている。 
冬眠をしない多くの動物たちは、雪が降ると寒くてじっとしているのではなく、動かなければ寒いのでぼくらのよう歩き回ることになるのだろうか?
このことには、少し興味深い問題を含んでいそうだ。

2011年12月9日金曜日

雨、ミゾレ、雪の谷太郎林道・物見峠ー三峰・唐沢林道

煤ヶ谷で下車
雨の中で、スパッツやレインギアを着てもらう。さらに傘を差す。
煤ヶ谷の民家がなくなったので、昨年クマにあった尾根を目指す。
ミゾレ混じりの冷たい雨が降っている。
元気の良い若者に押されるように,
始めは鳥屋待沢の左岸沿いの道を歩く。
途中でアナグマの白骨死体を見つけゲットしてくる。
途中から尾根に取り付く。ミゾレ混じりの雨がいつのまにか雪になる。
雪で歓声を上げる学生たちは元気だ。
主尾根に辿り着き、集合写真。
ここから、しばらくして雪中行進となる。
鳥屋待沢側の雪景色、雪がサワサワと落ちる。
もう、この頃は軍手はビショビショに濡れている。それでも歩いているから暑い。
こんな状態である。鹿児島生まれの学生もいる。学生たちはまだ雪山の怖さを知らない。
休んだところに双眼鏡を忘れてきた者がでて、急遽一緒に降りる班と登って登山道を目指す班とに分かれる。
シカの足跡の他にイノシシ、テン、リス、サルの足跡が新雪上に残されている。
登山道についてから、物見峠・唐沢林道に降りる。この頃はすでに降雪は止んでお日様が出ている。日の当たる林道で立ったまま食事をして、熱く甘い甘いココアを飲んで温まる。
帰路、タヌキのタメ糞をゲットし、ナメコもゲットする。
雨・ミゾレ・雪・晴れの大変な天気の一日だった。
学生たちにもぼくにとっても大変有意義な一日であった。
身体が冷え切っているので、本厚木でラーメンを食べて帰る。

2011年12月8日木曜日

ヒグマ糞の内容物

サルルン展望台からの尾根を歩いて、見つけたクマ糞である。
この中で一番太い一つを待ち帰ってきた。
今朝、庭の水道栓のところで、茶漉しに糞を容れて水洗いした。
どんな種子が出てくるのか?
あるいは、哺乳類の毛か骨か、歯でも出てこないか?

どんどん、洗い流されて、5ミリメッシュの茶漉しの網目から洗い流され、
とうとう下の写真のものが残った。
ほぼすべて植物質のもので、動物質のものは何も含まれていない。

植物質のものもどの部分の何なのか、まったく同定できず。 
しかし、36枚撮りのフィルム缶と同じような太さの糞の大半が、
茶漉しのメッシュから流れ去ったことと、わずかに残った下写真の
物に目を凝らしながら考えた。
食べた植物質のものは、ドングリではないか思う。1、2ミリから2、3ミリの光沢のある堅いものが無数にあるが、ミズナラなどのドングリの種皮ではないかと考えられる。
以前、ブナの実(種子)を食べたツキノワグマの糞を洗ったことがあった、
この糞はブナの殻斗がたくさん出てきたのでブナを食べたことが分かったのだ。
おそらく、ブナの実食いの時は、林床に落ちている実ばかりでなく、
ブナの木に登って食べるのだろう。
釧路では、10月を過ぎるとドングリの実は落下するだろう。
釧路で落下したドングリを食べるのは、ネズミ類、エゾリス、シマリス、モモンガ?そしてヒグマだろう。さらにはエゾジカも採食しているだろう。

昨夜、教え子から原発30キロ圏内の動物たちの保護活動に参加する予定で、
四輪駆動車のタイヤも冬タイヤに変え、出発しようとしていたが、
今になって気持ちがぐらついていると電話があった。
「やめなさい、若者が行くところではない」と押し留めた。
募集する団体もボランティアの年齢を考えて、活動の仕方を変えるべきだ。

2011年12月7日水曜日

エゾジカが多いのに裸地とはなっていない!

サルボ・サルルン展望台への案内板
周りにはササやアシが繁茂している。
案内板からすぐ、登りの木道がある。
この斜面は南斜面なので、春一番にアイヌギが採れるようだ。
また、フクジュソウも出るところでもある。 
 尾根道の遊歩道には砂利が敷かれている。
それでも雪解けの時には、ぬかるみの道となる。
シカ糞が落ちている。 
シカの警戒音が聞こえたので、サルルン展望台からさらに尾根道を行くと、
下のような遺跡あることを知らせる掲示板が笹薮の中にあった。 
尾根道となっており、シカやクマの獣道となっている。
シカが休息していた場所やクマ糞があったのもこの尾根道だ。
そのためだろう。この辺りはクマザサの丈が短いし、また、まばらである。 
この尾根を歩くと、シカ糞がたくさん、、、、

これは古いシカ糞だ! 
尾根道から少し離れるとクマザサの丈が高くなり、しかも密生している。
下の湖と斜面との間には釧網線の線路が見える。 
塘路湖方面をみれば、斜面はササで覆われ、平地はアシの枯草で覆われている。
釧路地方のエゾジカの個体数もかなり増加していて、農家では牧草地や農耕地の食害に困っているようだ。
しかし、このようにシカ糞がたくさんあるような所でも、下草が無いのは尾根道だけであり、斜面や平地は土が剝き出しになってはいない。

一方、丹沢では尾根ばかりでなく斜面も下草が生えていない。
釧路地方では、丹沢と比べて面積当たりのシカの頭数は圧倒的に少ないということなのだろうか?
シカに出会う機会や見つかる糞の割合は丹沢もこの塘路湖付近も変わりがないように思う。
やはり、丹沢の下草が無いのはシカの食害も含めて、大気汚染による影響があるのではと考えてしまう。

2011年12月6日火曜日

冬鳥たち

12月3日釧路の続き
塘路湖周辺のサルルン・サルボ展望台で付近で
動きの速い小鳥を撮るのは難しい。
2、30羽のキツツキの仲間が、ぼくの周りの木にやってきた。
しかし、とてもピントを合わせられない。
これはコゲラだ。
これは、アカゲラだ。
もう、たくさんのキツツキの仲間がぼくの周りの木々の幹をトントンやってはすぐ飛び立つ。 
サルボ展望台から、塘路湖を見ると凍った氷の上にオジロワシだ! 
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さらに、左下の方には、白鳥たちとカモだ。 
皆、氷の上で休息している。寒いだろうと思うが、キツネなどの外的から防衛するにはこれが最善なのだろう。
この鳥たちの光景を見ながら、こんな童話があったことを思い出した。
それは、カモたちが寝ている間に水が凍り、飛び立てなくなり猟師にやすやすと捕まる話しだ。
たしかそんな童話があったよね!

もう師走。月日は百代の過客にして 行き交う年もまた旅人なり、、、
の芭蕉の奥の細道の序文が出てくる。
今夕は高校時代の同級生と二人での呑み会。
早くも忘年会が始まる。