「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2011年5月25日水曜日

テイカカズラが咲いた!

テイカカズラが匂っている。
これはゼラニュームが植わっていた鉢にテイカカズラの4、5センチくらいの蔓を頭だけちょこんとだして植え込んだものだ。もう元のゼラニュームは消滅してしまったが、こいつは乾燥に強く、気がついた時にザバット水をかけてやるくらいだ。

子供の頃はスズランやライラックの匂い、菊の花の匂いがきだった。
ここ神奈川は、初春のジンチョウゲに始まり、
秋のキンモクセイまでいつも良い香りが街中に漂う。
匂い、香りによって花が咲いていることに気がつく。
目よりも先に鼻が季節の変わりを教えてくれる。 
ぼくらヒトやサルは視覚の動物で、他の哺乳類は嗅覚の動物だと授業では話しているが、
新たな匂いにはすぐ気がつく。いつも同じ匂いを嗅いでいると気がつかなくなる。
見ている風景もそうだろう。
今回の大震災の津波の映像は日常とはあまりにも異なる物として脳裏に焼きついている。

2011年5月24日火曜日

タヌキの死骸

実習の続き:
清川トンネルの手前の林道山側で、先ずAmemiya君がタヌキの前脚部分(肩甲骨から手指骨まで)
の干からびた皮付き骨を見つけた。
学生たちに他の部分を探すように指示する。まもなく、Yamashiroさんが林道の真ん中辺りで下記の残りのほぼ全ての部分を見つける。目が多いと発見も早い!
右から頭と首ともう一方の前脚部分、中央に肋骨、胸骨、腰骨と尾の部分、左に後脚部分が見える。
肋骨が齧られていたくらいで、他は綺麗に残っている。
タヌキ死骸を写真に撮る。 
死後少なくとも一ヶ月以上は経っている。
死因は不明である。林道沿いの山側のコンクリートの崖から滑落したものと推定したが、、、。
若者ではなく大人個体であった。
骨に興味を持つAmemiya君が喜んで持ち帰る。

2011年5月23日月曜日

シカが休んだ場所でダニを探す

清川トンネルから登り始めて
シカのメスグループが数頭で休んだ場所があった。
先ず、シカの毛を見つけ、次にシカの血を吸ったダニを探させる。
2匹のダニが見つかる。
裏返して腹側から撮る。下の地図は2万5千分の1の地図。
大きさは大豆くらいもある。
血をたっぷり吸ったようで腹部がパンパンになっている。
この後、カッターナイフでお腹をチヨンギル。
どろどろした黒ずんだシカの血がでる。 
マダニ科の仲間です。このダニは東丹沢一帯のシカやカモシカ、イノシシのヌタ場や休息場でこのように血を吸った状態のを見つけることができます。
学生たちの身体についていないように!

2011年5月22日日曜日

もうこれからは登山道・ハイキングコース以外は無理だ!

TCA専門学校野生動物保護専攻のクラス
昨年の2年生は5名だった、今年は15名、来年は29名になる。
これまでのように山歩きの楽しさや苦しさを含めた、動物たちの観察やフィールドサインの発見を主にした山歩きはできなくなる。
大勢で歩くこと自体がもう植生破壊につながる。
野生動物たちは決められた登山道を歩くわけではない。どうしても野生動物の生活を知るためには、登山道ではない、尾根道を歩いたり、斜面をトラバースしたり、沢を詰めたりする必要がある。
車に乗って、罠を仕掛けて捕獲し発信機を装着して動物を追うことも一つの野生動物の調査・観察の方法だが、動物たちが棲んでいる谷間の植物や昆虫たちを知り、ヒルやダニに食いつかれてこそ野生動物たちを知ることができる基本的な手段であると考えている。
しかし、10名以上の人数を連れての山歩きはそれ自体が最早野生動物観察とは言いがたい。

10名を越えるとさまざまな体調や能力の人たちがいる。また、さまざな要求・希望がある。
できるだけ、困難であるが多くの事を伝えたい。
今回は二班に分かれた。
学校側の希望は事故を無くしたい。そのために付き添いが来る。
学生たちの中には4年生の大学を出た人たちが何人かいる。
大学では他の分野を専攻してきた人たちである。
また、専門学校卒業後4年生大学の3年から編入する人も多い。
学びたい、勉強したい若者の気持ちを生かしてやりたい。

が、高卒の若者たちに付き添いが必要なのだろうか?
ぼくがやっている実習は海外旅行ツアーと同じようなレベルなのだろうか?
全てお任せのツアー客のような学生には育ってもらいたくない。
社会の流れは何もできないような人を作ろうとしているかのようでもある。

電気が無くてはご飯も美味しく炊けない!

20日・21日と丹沢宿泊実習
体力がある人も無い人も、山歩きに慣れた人もそうでない人も
今回の大震災に遭った人もそうでない人も!
登山靴を履いている人もそうでない人も登った、歩いた。
初夏とは言え茹だるような暑さだ。回りの緑が目に沁みる。
高畑山への林道に着いて集合写真!
今回の実習は、学生が12名だった。
野生動物観察が目的である。
山を歩く人数としてはこれ以上の人数は無理だろう。
自動車道路を歩いていてサルを見つけ、
夜間観察では、シカの集団に出会い、感動!
ムササビの穴観察では、そこから顔を出したのがミミズクだった。
タヌキの死体を拾い、シカのメスグループが休んだ場所でシカ毛やシカの血を吸って膨らんだダニを見つける。
何もなかったようだが、たくさん収穫があった。

その収穫の一つに思い知らされたことがあった。
いずれも反省だ!以下愚痴である。

それは、電気釜が無ければご飯を美味しく炊けない。
夕食も朝食も一斉に「いただきます」という事をしないうちに、自然発生的に食事が始まっていた。
ムササビを含め野生動物は動物園の動物たちは違う、山の静けさの中で生活している動物たちだ。お喋りをしていたら、隠れてしまう。
今の子供たちにとっては、薪でご飯を炊くことも、家族全員が揃って食事することも、野生動物を追いかけることもほとんど経験していないことだ。ましてや野山を駆け回ることも!
経験していないことはしっかり教えなければダメ!
せめて、高校を卒業するまでには、電気が使えなくなった時のための事を考えた生活の仕方を教えて欲しい。

2011年5月21日土曜日

昨夜の地震!

昨夜、長者屋敷キャンプ場で寝ている時、今まで経験したことが無い地震にあった。
3、4秒初期微動があったかと思うと、いきなりドスンと奈落の底に突き落とされるかのような地震であった。
当初は、キャンプ場近くを流れる中津川に鍋嵐方面の巨大な岩がいきなり、転がり落ちたのかと思った。
我が家ではそれほど極端ではないにしても、やはりドスンと落ちるようなものだったようだ。
いずれにしても不思議な感じの地震であった。

ジャケツイバラの黄色の爽やかな花が咲き誇っている。

2011年5月20日金曜日

初夏の丹沢実習

気持ちが良い。
緑がまぶしい。
爽やかな風
今日から一泊二日の丹沢実習だ。
学生たち15名は東京からバスだ。
渋滞に巻き込まれて遅れている。
こちらは吹風トンネル手前の休み場で昼寝。
途中でザルを見た。
大型動物に会いたい。
今夕は先ずムササビだ。
皆の喜ぶ顔が見たい。

2011年5月19日木曜日

ネズミ(齧歯目)とジネズミ(トガリネズミ目)の見分け方

写真は先日、植物写真家の鈴木庸夫さんからもらったネズミである。
ネズミ状の動物は齧歯目のネズミ類とトガリネズミ目のジネズミやカワネズミ類がいる。
両目の見た目の違いに①毛皮の色と質感の違い、②口吻部の長さの違いがある。
①:トガリネズミ目の動物たちは背も腹側も毛並みがビロード状で黒っぽい、野山の齧歯目では背側が茶褐色であり、腹側は白っぽい。
②:口吻が尖っているのがトガリネズミ目であり、齧歯目は尖らない。
クリックすると拡大できます。
さらなる、違いは③齧歯目のネズミはウンチをする孔とオシッコをする孔、つまり大便と小便をする孔は別々だが。トガリネズミ目の動物たちは魚や鳥のように排泄する孔は一つだけだ。
これは、その部分を毛を分けて探せばわかる。
もう一つの違いは④歯である。齧歯目のネズミたちは上下に一対の切歯があり、切歯の後には犬歯がなく臼歯まで大きく隙間がある。
下の写真のように切歯の後に尖った歯(↑↓単尖歯)をもつ齧歯目の動物はいないのだ。
尚、日本産のトガリネズミ目にモグラ科とトガリネズミ科がいる。トガリネズミ科は頬骨弓がなく下記の4属が生息する。
トガリネズミ属、ジネズミ属、カワネズミ属、ジャコウネズミ属
トガリネズミ属は歯の先端が赤褐色、カワネズミ属以外は写真のように白い。
上顎の単尖歯が5本:トガリネズミ属、4本:ジャコウネズミ属、3本:カワネズミ属とジネズミ属
となる。カワネズミ属の歯の先端は真っ白ではない。

2011年5月18日水曜日

「こども自然公園」で出会った脊椎動物

ウン? アオゲラだ!
タイワンリスを探したり、木の幹の食痕を探していたら見つけた。
近づくと少し移動する。
突付いて虫か幼虫を食べているようだ。 
バーベキュー・ガーデンもあるので、そのオコボレにあずかろうとカラスが多い。
このカラスはまだ子供かな? 
この公園は大池公園とも言い、ちょうど山の谷間にある。
5,60年前なら沼とか湿地だったのだろう。
捨てられた、アカミミガメが日向ぼっこをしていた。 
何か、小魚の動きだ。メダカだった。今では珍しい。
真ん中に頭を上にしているのが分かるかな? 
ここは、我が家から電車で16分で二俣川駅、そこから歩いて15分くらいのところにある。
ガマズミ、ヤマボウシ、コゴメウツギの白い花、赤やピンクのニシキウツギ?や赤い大きな花のプレジデントというシャクナゲが咲いていた。

2011年5月17日火曜日

タイワンリスによる樹木への食害

今日は、横浜市旭区のこども自然公園に行ってきた。
やまぼうしさんが写真を撮ったヒノキはどこにあるのか?
公園管理の方にタイワンリスについて尋ねた。
公園内にはどこにでもいるとのこと。「え!そんなにたくさんいるんですか?」
食害について「アノ木も、この木も、、、」と指差して教えてくれる。
ともかく、樹皮剥ぎが見られる箇所を写真に撮った。
ここにも!
これは、ヒノキだ新しい。 
これは、なんだか枯れていたかな?樹種をしっかり見てこなかった。 
管理の方が言うには、サクラやツバキの樹皮も齧られるとのこと。
タイワンリスの樹皮齧り、剥がしは何のため?
形成層部分を食べるだけでもなさそう。
ニホンリスのように巣材だけならスギの表面の皮だけの方が柔らかい。
前歯が伸びるため、すり減らすため?マサカネ!
齧って剥がすのが遊びのようなもの?

タイワンリスの死体を拾うためにもこれからも公園に行かなければならない。

タイワンリスによる樹皮剥ぎの残骸

やまぼうしさんから写真が送られてきた。
タイワンリスがヒノキの幹を齧り剥がして落とした樹皮の状態を撮ったものだ。
今年の5月5日、横浜市旭区の「こども自然公園」とのこと
幅が1センチくらいの短冊状になっている。
12日に東丹沢の御殿森ノ頭付近にあったスギの幹が剥がされた地面を
見て来なかった。タイワンリスがやったのならスギも同じような残骸が落ちているだろう。

森林施業や森林保護に関わっている野良こねこさんからも心配するメールをいただいた。
神奈川県のタイワンリスは以前から鎌倉に逃げた?ものが生息している個体群がある。
今は鎌倉と接している横浜や藤沢にも分布を拡大している。

キタオポッサムはカリフォルニアに分布していたが、10年後にはカナダ国境付近まで進出している。動物たちの分布域の拡大は、個体数を増やして少しずつ拡がっていくのではなく、少数個体が一気に遠方にまで移動して、飛び石状に拡がり、後で間の地域が埋められていく。

カリフォルニアとカナダ国境は1000キロもある。鎌倉と丹沢の間は50キロくらいなものだ。
自動車道路がタイワンザルの分布域拡大には大きな障壁となるだろうが、時間の問題だ。
鎌倉、横浜、藤沢のタイワンリスを取り除かなければならない。

2011年5月16日月曜日

5月12日のアナグマの糞の内容物

御殿森ノ頭付近の尾根道で泥の塊のようなアナグマの新鮮な糞があった。
もちろんゲットしてくる。
内容物は、多くの土砂、枯れ葉と節足動物の外骨格や脚、触覚とミミズやムカデの仲間の脚や外骨格である。
アナグマは土壌動物を食べる時には、匂いと触覚でつかまえて舌や唇で舐め取っているのだろう。
ミミズだけをムカデだけを洗って食べることができないので、一匹のミミズを食べるとミミズについている土砂や枯れ葉を一緒に胃袋に納めているのだろう。 
アナグマやタヌキやテンなどの野生動物たちは、食物を洗って食べるわけではない。
ミミズやムカデや小さな虫たちや枯れ葉や土砂などを一緒に食べてもお腹をこわすわけでもない。
きっと彼らは枯れ葉や土砂を一緒にお腹に容れることで、それらからビタミンは無論のこと栄養も摂取しているのではないだろうか?
ぼくらヒトからみると汚物の糞であっても糞虫などが利用する。
枯れ葉や土砂の中には得たいの知れない様々な細菌類がたくさんいるだろう。それらの細菌類が動物たちのお腹の中で、食物の消化・分解も含めてさらなる栄養となる、あるいは身体を丈夫にする何かを作り出しているのではないだろうか?

ぼくらヒトはヨーグルト、チーズや納豆、醤油、醸造酒、あるいはパンや漬物については細菌の力を借りている。野生動物たちは、一見土砂や枯れ葉の混じった汚い物を食べることでそれらに含まれる細菌を利用し、あるいは細菌に利用されて共生しているのではないだろうか?

多様な生物には動物や植物ばかりでなくアメーバーや赤痢菌も含まれる。
悪さをする赤痢菌もこの小さな地球という惑星の生き物だ。
清潔ということで、さまざまな細菌類を寄せ付けないような生活をしている結果が、鳥インフルエンザや口蹄疫などの細菌が蔓延り、負けてしまうことに繋がってはいないだろうか?

いずれにしても、野生動物たちは今のヒト以上に細菌類を利用しているのだろう。

2011年5月15日日曜日

樹皮剥ぎ、まさか、タイワンリス?

12日の続き
スギ林で、このように皮が剥かれている木を何本か見つけました。
根元を見るとシカが齧ったような歯型があります。
しかし、上の方までシカは齧ることができませんし、皮を引き剥がすこともできません。
この写真で中央の一本とその右の木の真ん中辺りが少し、左の木も皮が剥かれている。
タイワンリスは樹皮剥ぎをするようなので、
今度、晴れた時にでもしっかり食痕を確認したいものだ。
だが、東丹沢にタイワンリスが入り込んできているんだろうか?
我が町の藤沢市湘南台にもタイワンリスが確認されているので、
東丹沢にタイワンリスが侵入してきてもおかしくない。

帰路、道路を歩いていたら、ミヤマクワガタがいた。
死んでいるが、どうしたことだろう。 
今日は良い天気、きっと丹沢は車が一杯だろう。
来週は金・土で泊りの丹沢実習だ。
どうも、またまたパソコンが重たくなっている。
二つのパソコンをネットにつないでいるが、このXPとVistaが重くてひどい。
とくにこのブログに文章を打つのに変換が遅く大変時間がかかる。

2011年5月14日土曜日

オオイタドリとアミガサタケの料理

一昨日の丹沢で、ゲットした春のキノコのアミガサタケ
冷蔵庫にオオイタドリの茎と一緒に容れていたのを取り出し洗う。
やまぼうしさんに教わったオオイタドリの俺流料理法:
①オオイタドリの皮を小型ナイフを用いて剥く。
②①を洗って、4、5センチにきりボールに容れる。
③②に熱湯をかけ、ひたひたに20秒前後浸す。
④③のお湯を切り、冷たい水に浸ける。
⑤④の水を2,3度取り替えて、水を切る。
⑥中華ナベに油を引き、適当に切ったアミガサタケを炒める。
⑦⑥に水を切ったイタドリを容れて炒める。
⑧⑦にトウガラシ、醤油、砂糖、日本酒を適当に入れて炒める。
⑨オオイタドリがしんなりしたらOKだ。 
ちょっとトウガラシを入れすぎた、連れ合いはご飯のオカズに良いという。
こちらは、ウィスキーのツマミにしたかった。

オオイタドリの食べ方として、①~⑤をやった上で自分好みにすると良いだろう。
やまぼうしさんの胡麻油を使ったものはシナ竹のようで旨かった。
アミガサタケは大きめにざっくり切った方が良かっただろう。
これから毎年春の山菜料理としてオオイタドリを使うことになるだろう。
今まで、生食か茹でてから皮を剥いて、マヨネーズをかけて食べていた。
茹でたものは缶詰めのアスパラのようで柔らかく、酸っぱかった。

小雨の中の丹沢

一昨日、やまぼうしさんとisa隊員を誘って、雨の中の丹沢をあるいた。
ツクバネウツギが溢れんばかりの花をつけ、辺りを明るくしている。
西側斜面にヤマツツジが咲いていたが、、、 
同じ尾根の東斜面のヤマツツジはまだ蕾だ。
西と東の場所による違いなのか、個体によって開花時季がズレルのか?
平地のエビネは終わっているのに、ここでは咲いていた。

ガクウツギが、、 
やまぼうしさんやisa隊員からぼくの知らない植物をたくさん教わり、
さらに、やまぼうしさんからはオオイタドリの料理とヨモギ団子を頂き、isa隊員からはヒミズとジネズミをもらう。

2011年5月12日木曜日

初夏の丹沢実習続

三叉路から塩水橋方面に歩くと、すぐ湖側にウワミズザクラがある。
もう、花は終わりでこれだけがまだ花弁が残っていた。
近くに、オニグルミの花がぶら下がっている。 
アワブキはまだ蕾だ! 
高畑山頂上のウグイスカグラは花をつけていた。 
長者屋敷から高畑山への尾根の途中で、いくつか落ちていた。
花弁が取られてオシベが残っている。
これは誰の仕業なんだろう。
哺乳類ではないことは確実だ。昆虫か鳥か? 
落ちていたものを拾ってまとめて撮った。
今日も雨模様であるが、雨にけぶる丹沢を見たい。

2011年5月9日月曜日

クマ糞ではない!

653ピークから北西に走る尾根を下ったところに、
キランソウの仲間のジュウニヒトエが!
ジュウニヒトエではなくツクバキンモンソウ(コメント2を参照)
2)パーティで拾ってきた「クマ糞」を昨日洗った。
8割以上が土であり、0.5ミリメッシュの茶漉しに残ったものは、
たくさんのキブシの種子、
ミミズやムカデの外骨格、
さらに両性・爬虫類の頭骨の破片と一個の頚椎だ。

途中でクマ糞ではないイノシシかな?と思い始める。
糞を採集した雨宮君から、撮った写真を送ってもらう。 
アナグマの家族がしたタメ糞だ!
糞を拾った場所にはアナグマの古い糞があったのだ。 
写真左は、ムカデたち、中央上は多分頭頂骨、その下には頚椎、中央下はムカデ以外の環形動物、他に昆虫の足や触覚、さらにはキブシの種子や果皮があった。
たくさんの新鮮な糞がビニール袋に入っていて
「クマ糞」だと見誤ったのだった。

2011年5月8日日曜日

初夏の食べ物?

丹沢実習で:
ウツギはまだ蕾なのにヒメウツギが咲いていた。
晴れていれば香っていただろうに!
昨日の2)のパーティが登山道の付近で見つけた、クマ糞のところに
古いアナグマ糞、さらに新しいテン糞があった。
テン糞を撮り、ピンボケだ。ゲットする。 
ちょっと驚いた。内容物はキブシの種子(中央のつぶつぶ)とムカデの仲間の外骨格である皮膚である。黒いのはキブシの果皮や果肉。
どうも、テンはまだキブシの黒く干からびたような果実を探して食べているのだ。
気の毒としか言いようがない。 
この糞、誰の糞?前日か二日前くらいのもの。上の一塊をゲット。
アライグマかな?でも尾根上だ。アナグマ? 
何とトカゲの手(中央)が出てきた。他は、ウロコと何故か砂利である。
クリックすると拡大 
全部拾ってきたら、頭や足も出てきたかな?ちょっと残念!
砂利が出てきたのでアライグマではないのかな?
クマ糞は大きな一塊なので、今日これから庭の水道栓のところで洗う。
ヤブツバキの落ちている花を見ながら歩いたが、花芯を食べたヤツはいないようだ。

2011年5月7日土曜日

初夏の丹沢実習

昨日は、専門学校の丹沢実習だった。
三班に分かれて高畑山を目差した。
1)宮ヶ瀬の丹沢登山口から、2)清川村「平成の森」の碑から尾根歩き、御殿森ノ頭経由で、3)長者屋敷キャンプ場から尾根歩きで、
ぼくらは、3)であった。トランシバーの交信を30分おきに行い、皆、無事に高畑山山頂で合流。
ぼくらの3)コースではクマ?が尾根を横切るのを見る。
2)コースで新しいクマ糞を拾ってきた。
高畑山からのGPSの軌跡である。
同じコースを戻りたくないという女子の声で、653ピークから尾根を下る。
学生実習では2度目の6年ぶりのコースである。
3)コースにあったクマが木から下りてきた爪跡:この跡(昨年のもの?)を見つけるまえにクマ?と思われる動物が尾根を横切った。 
653ピークで、下りる前の元気な学生たち! 
宮ヶ瀬金沢林道に下りた。
落石で怪我をした男子がいた。
この辺りにはヒルが出始めている。 
いろいろ反省させられた実習であった。
一つのパーティで尾根を下るには人数が多すぎた。
多いため、どうしても先頭と後ろが距離が広がり、皆を把握できない。
山歩きの経験が少ないので、浮石を踏む者が多く、落石の危険が大きい。
人数が多いため、お喋りや足音のため動物を追い払いながら歩いている。
学生たち個々の山歩きのレベルを知ることができたので、それぞれ合わせた山歩きをしながらの動物観察方法考えなくてはならない。

ヒメウツギやミツバウツギ、コバノガマズミ、マルバアオダモの白い花が咲き、ヤマツツジやウツギはまだ蕾だった。モミチイチゴやウワミズザクラは花が終わり小さな実をつけていた。
新しいテン糞や、もらったクマ糞の内容物を調べたい。