2020年1月31日金曜日

仏果山のテン糞の内容物  The contents of a marten's scat in Mt.Bukka

今日は昨日とは打って変って寒い日だ。テレビではコロナウィルスついてやっている。ぼくは喘息持ちなのでインフルエンザやこのような病気が流行る時期は電車に乗るのが気が引ける。先週の火曜日、始発電車に乗って座って間もなく咳が続けさまに出た。前の咳の中年女性が立ち上がってぼくに飴を手渡そうとした。ぼくが女性の顔を見ると「咳をしていたから、、、」と云って渡してくれた。ぼくは一瞬遅れて「ありがとうございます」と貰った。咳をしていて飴を貰ったのはもう7,8度近くなるかな?全て中年の女性からだ。インド系の女性からも貰ったことがある。飛行機では喘息にはこの薬が効くと薬をくれた隣の席の人もいた。喘息持ちの人は風邪の咳か喘息の咳か判るようだ。もっともぼくはいつ咳が出ても良いようにすぐ口を覆えるように厚手のタオル地のハンカチを持っている。

庭の水道栓で仏果山で拾ってきたテン糞(図1)を洗った。寒いので熊の縫い包みのようなモコモコした上着を着て洗った。
図1.唯一見つけたテン糞 キブシの種子が浮いて見える
洗い終わって茶漉しに残った物をプラスチックの花鉢受けに空けた(図2)。薄い黄茶色に見える種子はキブシだ。さらに、サルナシの種子と果皮付き果肉があり、黒っぽいのはキブシの果皮である。さらに、二つに切れた7センチくらいのムカデ、2種類の昆虫の脚と甲虫の外骨格と内羽の小片である。
図2.茶漉しに残った残差をプラの鉢受けに
このテンはキブシの果実を主に食べ、干乾びたサルナシを1個食べ、ムカデと昆虫を食べたのだ。

2020年1月30日木曜日

久し振りの山歩き・仏果山  Trekking /Mt.Bukka after a long time!

このところ、山へ行こう行こうと思っていて、朝早く起きても車に乗り込むまでにはいたらない日が続いた。昨日学校の帰路の電車の中で明日こそ山へ行こうと決心した。9時半にはベットに入った。今朝4時に目覚めたがトイレに行って再び寝た。また、目が覚めたのが5時だ!勢い良く起きた。昨夜寝る前に用意していた衣類を身に着け、すぐ階下へ行き顔を洗い、ザックを点検し出発だ!車のライトを点け、50メートルも走らない内にGPSを忘れたことに気づいたが、戻らずに車を走らせた。
①不動尻から唐沢峠に登る、②土山峠から堤川林道を詰め、ハタチガワ沢林道に下りて、下って清川トンネルを潜る、③伊勢沢を詰める、④仏果山に登る、⑤谷太郎林道を歩き三峰山に行くっとあれこれ考えていたが、結局④となった。
大棚沢駐車場に車を置き。出発だ!すこし肌寒いが何だか春らしい陽気で、湖岸は霧というか靄がかかっている(図1)。「春はあけぼの ようよう白くなりゆくやまぎわ」が口が出て来る。
図1.7:15 宮ヶ瀬湖岸の宮ヶ瀬尾根にかかるモヤ
バス停仏果山登山口の階段を登ると、昨年9月に道志村のキャンプ場で行方不明になった少女の小倉美咲ちゃんを探すポスターが貼られていた。
図2.7:19 小倉美咲ちゃんを探すポスター
モヤが立ち込めて湿っぽい。ヒヨドリが猛禽に襲われた跡かな?(図3)
図3.7:50 ヒヨドリの羽根が散らばっている。
図4.8:28 テン糞だ!黄褐色の種子が見える。
見つけたテン糞は昨日の物のようだ。まだ、柔らかい。キブシの他に何を食べているかな?洗うのが楽しみだ!
宮ヶ瀬越で真っ直ぐ仏果山に行くか高取山に寄るか迷うが、今日は先ず仏果山だ!
図5.8:43 宮ヶ瀬越え 
9:20頃に仏果山に辿り着く。鉄塔の土台のコンクリートの上に糞が無いか先ず登って見回る。誰かが食べたカラスウリがあった(図6)!これは誰の仕業だろう?カラスウリの果皮が破れて種子がまとまってある。鳥の仕業ではないだろう。サル?、、、、誰の仕業だろう?
図6.9:22 見晴らし台の鉄塔の土台のコンクリートの上にカラスウリ
鉄塔に登り、大山・丹沢山・蛭ヶ岳・焼山の方面を見渡す。大山山頂から丹沢の稜線は雪に覆われている。仏果山ではところ処に雪が残っていた。一応、6本爪のアイゼンを担いできたが、仏果山まではまったく凍っていない。道も泥だらけにはなっていない。
図7.9:25 正面は本間の頭かな?その左に丹沢山、右に蛭ヶ岳
図8.9:26 大山山頂のアンテナが見える
鉄塔の上でも風が穏やかで寒くない。春だ!今日来て良かった!カメラを鉄の手摺の上に置いて自動シャターで!
図9.仏果山鉄塔の展望台で!顔の右に蛭ヶ岳だ!
鉄塔から下りてパンを食べていると僕位の年齢の単独行の男性が来た。挨拶をして鉄塔に上がっていく。彼が下りて来る前にぼくは仏果山を下り、高取山を目指すことにする。下りて間もなく中年の少し太った男性が登ってくる。互いに「お早うございます」と言葉を掛ける。宮ヶ瀬越から真っ直ぐ高取山を目指す。糞目状態となるが、糞は見つからず。あきらかにぼくよりもずーと上の年齢の男性とその連れ合いと思われる女性が高取山から下りてくる。元気なので年齢を知りたかった。高取山に着く。ストックを置いて、鉄塔を登る。ここからの方が蛭ヶ岳が近くに見える。展望台で写真を撮っていると若い男子のパーティがやってきた。大きな声で話すので何名かな?っと思っていたが3名だった。
ぼくが鉄塔を下りて行くと彼らが「こんにちは!」と声を掛けてくれる。登山靴の紐を締め直して下る。が、膝が痛い?怠い?兎も角ゆっくりだ!彼ら3人の話し声が聞こえてきたので、少し、急いで宮ヶ瀬越を曲がる。ゆっくり下りていると単独行の女子がザックを整えていた。
図10. 蛭ヶ岳山荘が見える
図11. 宮ヶ瀬湖を望む
膝が本格的に痛くなると歩けないので、膝を伸ばしてストレッチしたりしてだましだまし歩く。12時に登山口バス停まで500mの道標のところまできたので、さらにゆっくりゆっくり歩く。
久し振りの山歩きは膝が痛くなったが、体重が75キロもあるんだから当然膝に凄い負担がかかった訳だ!

2020年1月26日日曜日

雑感 Miscellaneous thinking

 昨日、久しぶりに引地川沿いを散歩した。TVでは安倍首相が演説していた。丁寧に誠意をもって説明するっと云っているのは口先だけである。どうしてあのように質問をはぐらかし、好い加減な答弁をできるのか。もう、この頃は安倍首相がTVの画面に出てくるだけでぼくはチャンネルを変える。同じように米国のトランプが出てくるともうTVをを見たくなくなる。ぼくは二人とも好きではない。しかし、彼らは45%以上の支持が絶えずあるのだ。と云う事はぼくの周りの二人に一人は彼らを支持しているのだ。地球温暖化問題、貧富の格差社会を真剣に考えようとしない姿勢を支持できない。

長引いた口内炎も治り、山へ行きたい。ガソリンは満タンにした。しかし、何かにつけ足が出ない。1ヶ月以上も山歩きをしていない。雨模様だ、朝が暗い、などと何かに理由をつけて引き籠っているのだ!暗くても現地に着く頃には7時半くらいで明るくなっているのに!ダメだ!呑み会の誘いもそうだ!夕方からはイヤだ。お昼頃からの時間にして欲しい!などと云って断っている。出不精・引き籠りになっているのだ。
家にいるとTVや新聞で見たくもない記事を見聞きすることになる。

さて、引地川沿いの散歩では、植栽されている河津桜の蕾が大きく膨らんでいる(図1)。一輪咲いていた(図2)。
図1.膨らんできた河津桜の蕾 
図2.2輪だけ開花していた
田圃の畦道にオオイヌノフグリが青い花を空に向けていた。お日様の光が欲しいのだ(図3)。大きなネコが枯草の中に隠れるようにして休んでいた(図4)。まだ、カエルやトカゲは出てこないだろうが、何か狙っていた。ネズミか!
図3.オオイヌノフグリの花が陽の光を求めていた
図4.ネコ君は草むらに休んでいる
 ツバキが満開(図5)で、たくさんの花が木の下に落ちていた。我家の庭にあったツバキやサザンカは夏のチャドクガの幼虫がたくさん出てくるので、根元から切ってしまった。
図5.ツバキが満開だ!

2020年1月20日月曜日

クサボケの蕾 The buds of Chaenomeles japonica

 今日は温かいので散歩に出ようと思っていたら、釧路の妹から雪掻きをして疲れたとLineがあった。どうも穏やかな関東とは違って道東地方は降雪のようだ。庭に出たら、もうかなりウメの蕾は膨らんでいる。そしクサボケの蕾が膨らんでいる。こちらはもう春だ!
このクサボケはここに引っ越して来た時からあったが、蕾を見たのは初めてだ。すぐ側を走る小田急線の線路沿いの土手にも毎年真っ赤な花が見られるので、もともとこの土地に根付いていたものだろう。
この土地に根付いていたものにジエビネやヤマユリもあるが、ヤマユリはまだ線路沿いの土手に見られるがジエビネはもう見られない。
宅地開発によって我々が移り住んできたが、もともとあった植物は消えていく。以前は真夏の夜はクサキリのジーっと鳴く声が聴かれたものだが、そのような線路沿いのヤブはもうない。
人は生きているだけで自然を破壊している。
クサボケChaenomeles japonicaの蕾

2020年1月16日木曜日

ウサギのような齧歯目のチンチラ  Chinchilla of Rodentia like Lagomorpha

14日、15日の火・水と今年初めての学校があった。温かいのか寒いのかどうもはっきりしない気温だ。外歩く時はマフラーやコートが必要だが、室内や電車内はコートは必要ない。その調節が面倒だ。

南米チリの北部のアンデス山麓に生息しているチンチラChinchilla lanigeraという一見するとウサギの仲間かと見間違うような動物を見たことがあるだろうか?是非ネットでもご覧いただきたい。見た目はウサギみたいだが齧歯目(上下に一対の無根の切歯を持ち、犬歯が無い)である(図1)。昨日、学校の飼育室でチンチラを見せてもらった。もう、かなりの年寄りのようであって、眠たいのかなかなか目を開けてくれなかった。大きな耳と大きな可愛い目をして、フサフサしたリスような尾をもっている。木製の木箱は周りが齧られており、ウサギのような顔や身体だが、木箱を齧るのでネズミだと云うことが分かる(図1)。
図1.専門学校で飼われている老齢のチンチラChinchilla lanigera
正月に齧歯類の頭骨を整理していたらチンチラの頭骨があった。ラベルを見ると、2001年8月にチンチラの死体を貰って、頭骨標本を作っていたのだ(図2~5)。
図2.チンチラChinchilla lanigeraの頭骨正面から
正面から見ると眼窩下孔が眼窩くらい大きい。
図3.チンチラの頭骨上面から
頭骨上面からは頭頂骨の後ろ左右、外耳孔の上に丸く膨らんだ骨がある。これは乳様骨(多くの哺乳類では外耳孔の後ろにある乳様突起となる)と云うようだ。前頭骨からの後眼窩突起はまったく欠如している。
図4.チンチラの頭骨左側面から
側面から見ると外耳孔は大きく、聴胞も大きく膨らんでいる。
図5.チンチラの頭骨底面から(左)と下顎(上面から)
図5からチンチラの歯式は1・0・1・3/1・0・1・3である。咬面は横に山と谷がはいっている。多くの哺乳類でそうであるが、下顎の臼歯は上下左右に動く杵に相当するため、上顎の臼歯よりも下顎の臼歯の方が擦り減っている。

齧歯目は小さなシカに似たマーラやこのウサギのようなチンチラやカピバラや滑空するムササビなど多様な動物たちがいる。さらに食肉目にはネコやイヌような動物からアザラシ、セイウチのような海生の鰭脚動物までと幅広い。更にさまざまな動物たちが入っているのは鯨偶蹄目だ。クジラやイルカのような鯨類からカバやシカ、イノシシまで同じ仲間だ。我々ヒトが属する霊長目は多様性が無い。同じようにウサギ形目や翼手目も多様な動物が含まれてはいない。これはどうしてだろうか?かっては存在したが絶滅してしまったのだろうか?それとも動物系統分類の問題だろうか? 滑空するサルの仲間や海を魚のように泳ぎ回るサルの仲間がいたら、さらにはヒトでも多様な生態・行動・生理をもった人種がいたらどのような世界を作り上げていただろう?

2020年1月13日月曜日

散歩に出た!  Went for a walk!

風邪は治り、口内炎も昨日からもう食べたり飲んだりしても痛くは無くなった。なんと暮れからだから3週間近くも家に籠ったような有様だった。食べて飲んで寝て過ごしていたので、体重が自己最高の75キロになった。明日から学校が始まるので、境川沿いの遊水地公園まで約7キロを1時間半かけて散歩してきた。
左側のカヤバにいる野鳥を長いレンズを三脚につけたカメラマンたちが狙っていた
やはり、屋外は気持ちが良い!今年は温かいのだ。冬芽もいつもより膨らんでいる感じだ。境川沿いの道路は、サイクリングする人たち、ジョギングする二人連れ、散歩しながら小さな子の自転車を押している若い母親、、、。

2020年1月12日日曜日

日本生息の齧歯目の頭骨による科の同定3) Identification of families by skull of Rodentia living in Japan3)

日本生息の齧歯目4科の中で、ヌートリア科とリスはもう誰もが同定できる。残っているのはネズミ科とヤマネ科である。両科とも後眼窩突起がない小さな頭骨であり、頭骨を上から見たらネズミ科かヤマネ科か区別は難しい。が、歯式が両科では異なる。
ネズミ科は上下とも前臼歯が無く臼歯が3対であり(図1、2&3)、歯式は1・0・0・3であるが、ヤマネ科は前臼歯が1対あり(図4)、歯式は上下とも1・0・1・3である。つまり、ネズミ科とヤマネ科の違いは前臼歯が1対あるかどうかである。臼歯の歯冠の形状もネズミ科とヤマネ科では違う。ヤマネの臼歯の噛面は図4に見られるように独特だ!
図1.アカネズミの上顎臼歯(左)と下顎臼歯(右)
図2.アカネズミの上顎の臼歯
図3.アカネズミの下顎の臼歯
図4.オオヤマネGlis glisの上顎の歯式 
from Animal Diversity Web
これで、日本に生息する齧歯目の科の同定ができた。次にそれぞれの科の属の検索・同定をしていきたいが、、、、、、。
ヌートリア科はヌートリア属のヌートリアの1科1属1種であり、ヤマネ科も1属1種である。リス科がリス属、タイワンリス属、シマリス属、ムササビ属、モモンガ属の5属生息する。ネズミ科はネズミ亜科6属とハタネズミ亜科4属に分類され(阿部永著「日本産哺乳類図説」)数が多い。
これら2科の属までの検索・分類はぼくの今の手持ちの標本だけでは無理である。

2020年1月11日土曜日

日本生息の齧歯目の頭骨からの同定2)リス科  Identify of Rodentia's skull in Japan2) Sciuridae

日本に持ち込まれた齧歯目のヌートリアは容易に同定できた。残りはリス科Sciuridae、ヤマネ科Gliridae、ネズミ科Muridaeの3科である。この中でリス科だけが明確な後眼窩突起を持つ(図1の赤丸部分)が他の2科(図2&3)は不明である。
図1.SciuridaeムササビPetaurista leucogenysの後眼窩突起 
頭骨上面から
図2.ネズミ科MuridaeアカネズミApodemus speciosusの頭骨
後眼窩突起がない
図3.ヤマネ科GliridaeオオヤマネGlis glisの頭骨 
後眼窩突起がない
日本産のヤマネのテン糞から出てきた臼歯や切歯は標本としてあるが、頭骨標本は持っていない。欧州に生息するオオヤマネもヤマネ科なのでAnimal Diversity Webの写真を拝借した。

以上のように、齧歯目で後眼窩突起があるのはリス科だけであり、他の3科には無いのだ。つまり、少なくとも日本産の齧歯目4科においてはリス科が他の3科よりも視覚に頼っていることが解かる。
尚、リス科の上顎の歯式は1・0・2・3であり、下顎は1・0・1・3である。上顎の前臼歯は2であるが最初の前臼歯は内側にありゴマ粒状に小さい(図4)。
図4.ヒマラヤシマリスTamiops mcclellandiiの最前位の前臼歯(赤い←)この頭骨は山西省の知人よりプレゼントされる。

2020年1月10日金曜日

日本産齧歯目の頭骨の同定1)ヌートリア科  Identify of Rodentia's skull in Japan1) Myocastoridae

今年はネズミ年なので、しばらく齧歯目の骨についてアップしたい。日本に生息する齧歯目はヌートリア科Myocastoridae、リス科Sciuridae、ヤマネ科Gliridae、ネズミ科Muridaeの4科である。齧歯目は上下の切歯が無根であり、上下の犬歯がなく、前臼歯が1か0であり、臼歯は3対だ。
移入種のヌートリアは大阪以西の中国地方に生息するだけだが、これらの頭骨(死体)を見つけた場合、これら4科の頭骨での同定は簡単だ!ヌートリア科は、頭骨基底長(全顎骨の先から後頭骨)まで10センチ以上あり、しかもガッチリした骨をしている。さらに、下眼窩孔(図1の←の部分)が眼窩と同じくらいの大きさをしている。
図1.ヌートリアMyocastor coypus(岡山県高梁市産)右側面
図2.ヌートリア上面から
ヌートリア科はリス科と違ってネズミ科やヤマネ科のように明らかな後眼窩突起がない。
           
図3.ヌートリア底面から
歯の太さも直径5ミリ以上もある。そのような齧歯目は日本にヌートリアを除いて生息しない。
歯式は1・0・1・3だ!

2020年1月7日火曜日

キャッシュレスは便利だが、、、 Cashless is convenient, but,,,,,

口内炎も改善の方向に向かっているので、お昼前に近くのユニクロに散歩も兼ねて買い物に行ってきた。驚いたというよりも、年寄りはどんどん今の時代のシステムに取り残されてしまうかな?っと思った。それは品物を持ってレジに向かったがレジらしいものがない。ウロウロしているとこちらと店員が指図してくれた。目の前には銀行のATMのようなボックスが、書かれている文面を読んでいると「品物はこちらに置いて下さい。現金ですかカードですか?」と女店員がやってきて言う。云われるままに現金を挿入しお釣りを取った。「品物は後ろの紙袋に容れてお持ち帰り下さい!」っとまた女店員の声。
今日は、混んでなかったからまだしも、混んでいたらぼくのようなものはおろおろして立ち止まっただろう。でも、先にレジを行う客がいるので、その人のやり方を見ていれば良いが、それでもとまどいそうだ。
近くのスーパーでは支払いはレジの横でやはりATMのようなボックスの前でレシートを置いて現金orカードで支払うシステムがある。レジが混むのを避けるためだ!
今回の欧州旅行では手持ちのユーロが無くなってから、ウィーン・ブタペストとカード支払いした。クリスマス・マーケットの屋台のような店でもカード支払いが可能であり、欲しい物を手に取って「カード」と云う無線の携帯のようなカード読み取り機が差し出され、それにカードを挿入して、OKっとなった。コーヒーやホットワインを飲んだ店でもカード支払いした。帰国してネットでカードの支払い・請求を見ると正しく記録されている。小銭はホテルの枕銭として必要なのでそのために現金化したくらいだ。日本のキャシュレス化が遅れていることを痛感した。
しかし、キャッシュレスは味気ない。

2020年1月6日月曜日

水仙が咲いている  The flowers of narcissus bloom.

だいぶ風邪も良くなってきたので庭に出てみた。スイセンが咲き、ウメの蕾が膨らみ、ショカツサイの葉が青々とした葉を伸ばし、カヤランの花茎が伸びていた。寒いのに植物は外気温には関係なく自分の1年の生活を始めている。ぼくは北海道釧路生まれなので1月に、雪は堅い根雪となり、地上には木々の芽は硬い冬芽となって寒さに耐え、草は氷のような冷たい雪の下でひっそりと生きている。それでも雪に覆われているからフクジュソウもタンポポもオオバコも生きていれる。それが、ここ関東では雪が無く寒くても植物たちは成長する。この植物の営みの凄さ、不思議さには今さらながら驚かされる。
こちらはちょっとしたことで風邪をひき、口内炎ができてしまう。植物たちの寒さに耐える力強さを身に着けたいものだ。

2020年1月5日日曜日

ネコの仲間の脛骨と腓骨⑧ Tibia and fibula of cat

もう、1月5日。新年を迎えても風邪は治らず、口内炎となり好きなウィスキーも口内炎に触らない左唇を僅かに開いてチビリチビリと呑んでいる。2日からは専門学校の後期の試験問題作りを行い、ようやく完成し添付ファイルで送付し、ホッとしている。何故か、両方の上腕の二の腕が寒く感じ昨日からその部分にホッカイロを貼り付けている。もちろん首にはハンカチを巻いている。外に出るのは駅にあるポストに年賀状を出しに行くだけ。家に閉じ籠りで、本を読むが集中できず、骨を眺めてもダメ。部屋の窓際に吊り下げたラン鉢に霧吹きで水をやるくらい。が、昨日から葛根湯を飲み始めたら、今朝は少し口内炎が良くなってきた。明日か明後日までには風邪を治したい。15日の週からは学校が始まるし、歯医者の定期健診はあるし、週末には横浜中華街で小学校のクラス会がある。年初の出だしの体調は今の日本を含む世界の政治状況と同じように不調で悪いが、これからは次第に良くなるっと思っている。

昨年から引き続いて哺乳類の脛骨と腓骨についてアップする。前回は食肉目のイヌ上科の動物たちの脛骨と腓骨であった。イヌ科の動物では腓骨は細く頼りなかったがイタチ科では太く丈夫になっていた。
今回はネコ上科のネコ科のネコとジャコウネコ科のハクビシンとマングース科のジャワマングースの脛骨と腓骨をアップする。
図1.ネコの右脛骨と腓骨(上下逆)

図2.ハクビシンの脛骨と腓骨 上:左 下:右

図3.マングースの脛骨と腓骨 上:左 下:右

ご覧のように、ネコ、ハクビシン、マングースの何れもイヌ上科の動物たちとは比較にならなりほどがっちりした腓骨をしている。イタチ科の動物たちの腓骨に似ている。