日曜日も学校だった。
このところ専門学校では、土・日と高校生向けのチャレンジキャンパスが行なわれている。
高校生向けに話しをしなければならない。
子供の数が減少してきているので、学校関係は必死に生徒や学生を確保しようとしている。
チャレンジキャンパスにやってくる子供たちはいろいろだ。
学校の様子を見にきただけ、友人についてきただけという者から、
先生の話し方教え方を見て考えよう、学校の雰囲気をみて考えよう、
中には、この学校のこの専攻に決めているという者までいる。
反応の良い子供ならば、話しているだけで楽しくなり、時間を忘れてしまう。
花も育てたことがない。金魚やメダカも飼ったことがない。
野山をハイキングしたことがないという者も多い。
さまざまな住宅事情、家庭環境で育った子供たちだが、共通していることがある。
それは、木に登ったことがない、野山を駆け巡ったことがない、川で雑魚獲りをしたことがない。
それは、公園や学校では「木に登るな!」、近くの川や湖では「危険につき入るな!」とい看板があり、それを学校や家庭でも指導している
そのために子供たちは野外遊びができなくなっているんだと思っていた。
しかし、そうではない。
「禁止」の看板のせいだけではないのだ。
最も大きいのは「おしっこ」を野外ですると「犯罪だ!」
という意識が子供にあることだとわかった。
今の学生たちのほとんどは「連れション」や「立ちション」をしたことがない。
「連れション」から生まれる仲間意識を知らない。
「立ちション」から生まれる開放感を知らない。
仲間と一緒に並んで野原でオシッコすることは「違法」で「犯罪」だ考えている。
どうだろうか?
小学生までは屋外での「立ちション」を認めてやったらどうだろうか?
どこでも「立ちション」ができるとなれば、川遊びも野山での遊びももっともっと増えてくる筈だ。
子供たちに断崖から谷底に向かってオシッコをする気持ちの良さを味合わせてあげたい。
あるいは、真っ白な雪の上にオシッコで字や絵を描く楽しさを開放感を味わってもらいたい。