「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2024年12月23日月曜日

踏切から踏切一回りの散歩        A walk from crossing to crossing all the way around

12月に入ってから毎日の習慣が少し変わった。それは娘が図書館から借りてきた本を読むことが、骨見と散歩に加わった。本読みも骨見も興に乗っている時は話しかけられるのがイヤだ。それで、部屋の戸を閉めて自分だけの世界に没頭する。4,5日前からはコンビニで買ってきた板チョコを時々齧る。そして少しだけブランデーを舐める。骨見は写真を時々撮らなければならない。それがちょっとした気分転換になる。持ってきた骨を棚に戻す。
一区切り着いたので、散歩に行ってきた。出て間もなく買い物に出かけた連れ合いが両手に重そうに布袋を提げている。連れ合いはぼくと一緒の買い物がイヤなのだ。ちょっと散歩してくると云って駅の方に歩く。4千歩にするか?6千歩にするか?と考えを巡らしていたら駅だ。ヨシ、今日は踏切から踏切を一回りするこにしよう。
図1.藤沢発新宿行きの電車 
図2.電車が行き過ぎて遮断機が上がる
六会方面を見る

図3.湘南台駅方面を見る
この小田急の線路沿いに北上し、踏切を横切って今度は南下して再び踏切を渡って少し北上して散歩は終了だ。39分の4129歩であった。今日も風が冷たい。それで、5度C以下の低温に4,5日は当たったデンドロの鉢を部屋に取り入れた。

複数の眼窩下孔をもつサルの仲間②      Monkey associates with plural infraorbital foramina

 コロブス亜科や広鼻小目(中南米のサル)の眼窩下孔は?

図1.アカコロブスPiliocolobus badius頭骨正面からの眼窩下孔
図2.ハヌマンラングールSemnopithecus entellus頭骨正面からの眼窩下孔
図3.キンシコウRhinopithecus roxellana頭骨正面からの眼窩下孔

図4.リスザルSaimiri sciureus頭骨正面からの眼窩下孔
図5.クロクモザルAteles paniscus
狭鼻下目オナガザル科コロブス亜科のサルたちや、中南米棲息の広鼻下目オマキザル科のサルたちも複数の眼窩下孔を持つようだ。図4のリスザルの眼窩下孔は一つの大きな孔となっているが、独協大医哺乳類頭蓋の画像データベースのリスザルの正面からの頭骨を見ると眼窩下孔は複数の個体もいる。
しかし、不思議だ!ネコやイヌの食肉目の眼窩下孔は、アライグマを除いてどれも一つで大きい孔なのに、サルの仲間になると小さな複数(多いのでは5個の孔まで数えられた)になるのはどうしてだろうか?

2024年12月22日日曜日

サルの眼窩下孔 ① ①Infraorbital foramen of Primates

霊長目は曲鼻亜目と直鼻亜目に分かれる。曲鼻亜目には、マダガスカル島に生息する全てのサル(キツネザル科)とアフリカに棲むロリス科のガラゴの仲間、そして東南アジアに生息するロリスの仲間である。今回は先ずこの曲鼻亜目のサルたちの眼窩下孔をアップしたい。が、この仲間の頭骨はスローロリスしか持っていない。
図1のロリス科のスローロリスも図2のキツネザル科のワオキツネザルも眼窩下孔は1個だけだが、獨協大学医学部の哺乳類頭蓋の画像データベースで見ると、2個持つ個体がいる。
図1.スローロリスNycticebus coucang頭骨正面からの眼窩下孔
図2.ワオキツネザルLemur catta頭骨正面からの眼窩下孔哺乳類頭蓋の画像データベースから
直鼻亜目はメガネザル下目と真猿下目に分類される。先ずメガネザルを見よう。
図3.メガネザルTarsius syrichta頭骨正面からの眼窩下孔
真猿下目はアジア・アフリカに生息する狭鼻小目と中南米に生息する広鼻小目に分かれる。狭鼻猿の眼窩下孔は複数の小さな孔である。
図3.カニクイザルMacaca fasicularis頭骨正面からの眼窩下孔
図4.ニホンザルMacaca fuscata頭骨正面からの眼窩下孔
図5.タイワンザルMacaca cyclopis頭骨正面からの眼窩下孔
図6.サバンナモンキーChlorocebus aethiops頭骨正面からの眼窩下孔
図7.キイロヒヒPapio cynocephalus頭骨正面からの眼窩下孔
どうもサルの仲間の眼窩下孔は一つだけとは限らないようだ。小さな孔が複数あると云える。

今日は、晴れてはいるが風が冷たい。下土棚遊水地公園の周りを歩いて戻ってきた。今日は、実に久しぶりに以前しばしば会っていた四輪車を押して散歩する女性と出会った。何故か、彼女とは一度も挨拶をしたことがないから不思議だ。でも、しばらく会わなかったので、もしかしたらと思っていたので彼女の姿を見て嬉しくなって戻ってきた。6千歩コースな筈なのに5703歩だった。

2024年12月21日土曜日

イタチ科の大きな眼窩下孔 Big Infraorbital foramen of Mustelidae

 日本にはイタチ科Mustelidaeの仲間イタチ属Mustela、テン属Martes、アナグマ属Meles、カワウソ属Lutra、ラッコ属Enlydraと棲息する。イタチ属にはイタチ、チョウセンイタチ、イイズナ、オコジョ、ミンクなど5種もいるが、2種は移入種だ。ここではイタチをアップする。

図1.イタチMustela itatsi頭骨正面からの眼窩下孔↓

図1’. イタチ頭骨左側面からの眼窩下孔→

図2.テンMarter melampus頭骨正面からの眼窩下孔↓
図2’. テン頭骨左側面からの眼窩下孔→
図3.アナグマMeles meles頭骨正面からの眼窩下孔↓
図3’. アナグマ頭骨左側面からの眼窩下孔→
図4.ラッコEnhydra lutris頭骨の正面哺乳類頭蓋の画像データベースからの眼窩下孔↓
図4’.  ラッコ頭骨左側面哺乳類頭蓋の画像データベースからの眼窩下孔→

イタチ科の仲間はどの4種も大きな眼窩下孔をもっている。その中でもアナグマの眼窩下孔は飛びぬけて大きい(図3)。こんなに大きな孔では、血管や神経の他に故有事: アナグマの大きい眼窩下孔には内側咬筋が通る      The medial masseter muscle passes through the large infraorbital foramen of the badgerと考えた。でもこれは事実とは違うかも知れない。生きの良い死骸さえあれば確かめられるだろう。

昨日は、散歩を兼ねて正月用の日本酒といつも買うバランタインより少し高い物を買った。しかし、何故か正月は日本酒だ。

2024年12月20日金曜日

左手欠如の若いオスザルの大移動     Big migration of a young male Japanese macaqu with no left hand

 左手の手首から先が欠如しているサルが、福島から関東各県を巡り、現在は静岡県の小山町までたどり着いたようだ。ざっと見積もっても300キロは有に移動していることになる。これは、ニホンザルのオス個体が移動した距離では最長であろう。

ぼくらが奥湯河原の天昭山神社野猿公園で、入れ墨した個体が3頭、伊豆半島南端の波勝崎の群れに加入しているのを確認した。奥湯河原から波勝崎までは60キロくらいなものだ。

話題になっている左手欠如のサルは、千葉に行ったり、東京に行ったり縦横無尽に歩き回っている。


この個体が歩き回っているのは交尾相手のメスがいる群れを求めているのだ。今は、ニホンザルの交尾季の最盛季でもある。東京から神奈川を横断して静岡まで行ったのだが、エサとなる食料も求めているのでどうしても市街地近郊を動かざるを得ないのだろう。丹沢山域を通れば群れに出遭えるはずだ(ちょっと気になるのは人に対する歯を剝きだした威嚇は随分人馴れしていることだ)。

そのため、このサルは農耕地に仕掛けられた違法な針金で作られたくくり罠かトラバサミにかかって手首から先が落ちてしまったことは疑いがない。このサルが最初に目撃された地域の農耕地に彼の左手首が落ちている筈だ。

秋から冬は屈強なオスがメスを求めて群れに接近しているので、このオスがメスがたくさんいる群れに接近したとしても、群れの周りにいるオスたちに挨拶し、強いオスのご機嫌を伺ってグルーミングをしなければだめだ。この左手欠如オスザルが、市街地で出没しなくなることを祈る。それは上手く群れに入れたか、あるいは周辺オスたちとの仲間関係ができたことを意味する。頑張れ!

イタチ科を除くクマ下目の眼窩下孔           Infraorbital foramens of Arctoidea except Mustelidae

イヌ型亜目にはイヌ下目のイヌ科とクマ下目のクマ科やイタチ科、アライグマ科さらには鰭脚類が含まれる。

ここでは、クマ科とアライグマ科と鰭脚類のオットセイの眼窩下孔(これは獨協大医の哺乳類頭蓋の画像データベースからの引用)を見てもらう。

図1.ツキノワグマUrsus thibetanus頭骨正面からの眼窩下孔↓
図1’. ツキノワグマ頭骨左側面からの眼窩下孔→
ツキノワグマではイヌ科の眼窩下孔と形状や眼窩の大きさの割合もほぼ同じだ(図1&1’)。が、アライグマでは、眼窩下孔が上下に二つの下孔があり、下の方が何倍も大きい(図2&2’)。このように複数の眼窩下孔があるのは他にサルの仲間だ。
図2.アライグマProcyon lotor頭骨の正面からの眼窩下孔↓
図2’. アライグマ頭骨の左側面からの眼窩下孔→
鰭脚類のオットセイになると、眼窩下孔は眼窩の前下ではなく直下よりに下がり、大きな孔となっており(図3&3’)、上顎骨がその部分だけ薄くなっている(図3’)。
図3.ミナミアフリカオットセイArctocephalus pusillus頭骨正面からの眼窩下孔↓
図3’. ミナミアフリカオットセイ頭骨左側面からの眼窩下孔→

しかし、ミナミアフリカオットセイの眼窩下孔は大きい。神経と血管だけが通っているだけとは思えない。

2024年12月19日木曜日

イヌ型亜目の眼窩下孔、イヌ科            The inftaorbital foramen of Caniformia, Canidae

 ネコ型亜目の眼窩下孔について前回アップしたので、今回はもう一つの食肉目のイヌ型亜目の眼窩下孔についてアップする。手持ちの頭骨では、イヌ型亜目にはイヌ下目のイヌ科のカイイヌ、キツネ、タヌキ、クマ下目のクマ科のツキノワグマ、イタチ科のイタチ、テン、アナグマ、アライグマ科のアライグマのものを持っている。

先ずイヌ科を、、眼窩下孔の位置は裂肉歯の直前から前にあり、縦長の雨垂れ状である。

図1.クロCanis familiarisの頭骨左側面斜め上方からの眼窩下孔
図2.キツネVulpes vulpesの頭骨左側面からの眼窩下孔
図3.タヌキNyctereutes procyonoidesの頭骨左側面からの眼窩下孔

2024年12月18日水曜日

フォーミディブルの花が咲いた         Formidible's flower has bloomed

いつも真夏に咲いていたデンドロビューム・フォーミディブルが今年は咲かなかった。暑すぎたせいか?っと思っていた。デンドロの仲間ではこれだけはカトレアたちと一緒に10月には部屋に取り入れた。
コヤツはデンドロのユキダルマと同じくらい草丈が伸びて大きくなるし、真夏に咲くのであまり可愛がってはいなかった。が、3週間前くらいから茎先から花芽が4個出てきたので、毎朝、霧吹きでシューっと吹きかけていた。花芽の一つは枯れたが、先ず、この花が開いた。デンドロの仲間では凄く大きな花である。せめて草丈が30センチくらいであったらと思うが、50センチ以上伸びている。
図1.何故か今咲いたフォーミディブル
調べたら、夏季以外にも咲くようだ。

ネコ型亜目の眼窩下孔                    Infraorbital foramen of Feliformia

 手持ちのネコ型亜目のネコ科のカイネコ(図1&1’)とヒョウ(図2&2’)、ジャコウネコ科のハクビシン(図3&3’)、マングース科のジャワマングース(図4&4’)の眼窩下孔を見てもらう。どれも眼窩下孔は裂肉歯(第四前臼歯、最後位前臼歯)の前か第三前臼歯の真上に位置する。

図1.カイネコFelis catus頭骨の正面からの眼窩下孔↑

図1’. カイネコFelis catus 頭骨の真上からの眼窩下孔↑
図2.チューイ(ヒョウ)Panthera pardus頭骨の正面からの眼窩下孔↑
図2'. チューイ頭骨の左側面からの眼窩下孔→

図3.ハクビシンPaguma lavata頭骨左側面からの眼窩下孔→
図3’. ハクビシン頭骨正面からの眼窩下孔↑
図4.ジャワマングースHerpestes javanicus頭骨正面からの眼窩下孔↑
左:♂ 右:♀
図4’. ジャワマングース頭骨左側面からの眼窩下孔→
マングースの眼窩下孔は小さい縦長であるが、他の3種はほぼ円形であり、色鉛筆の芯が入るくらい大きい。

2024年12月17日火曜日

偶蹄類4種の眼窩下孔                  Infraorbital foramen of four even-toed ungulates

 図1は子供の偶蹄類の右側面からの頭骨であり、赤←で眼窩下孔を示す。②キョン、③シカ、④カモシカの眼窩下孔の位置は上顎の第一前臼歯付近の上にあるが、①イノシシでは第一臼歯の上辺りになる。②③④の反芻類は口吻部が伸びて上顎の切歯も消失している。草食・葉食に特化したと云える。

図1.子供の偶蹄類頭骨右側面からの眼窩下孔の位置←
①イノシシ ②キョン ③シカ ④カモシカ
眼窩下孔は血管や神経が通って歯茎や頬に走っている。ぼくは転んで机の角に右顔面をぶつけて眼窩下孔が潰れたため、手術したが、20年経ったのに、未だに右上顎の歯茎が痺れたようになっている。
この眼窩下孔の位置、大きさ、数は動物によって異なり、さらには眼窩下孔を通るのは血管や神経ばかりでなく咀嚼筋 も走る動物たちもいる。

2024年12月16日月曜日

台湾の花              Flowers in Taiwan

台東近郊に居るYNから花の写真を送ってきた。こちらは真冬になるというのに、台湾ではサンユウカやニンニクカズラと云う花が咲いているようだ。この二つとも初めて知った。サンユウカはあの良い香りがするプルメリアにそっくりだが、匂いはないようだ。ニンニクカズラがもっと繁茂したら綺麗だろうね。ノウゼンカズラ科の花木のようだ。
図1.白い花がサンユウカで、奥のパーゴラのピンクの花がニンニクカズラ
先程、散歩を兼ねて銀行に行ったが、僅か1200歩だった。

 

では、ネコ型亜目では?     And then, how about Feliformia?

 食肉目はイヌ型亜目とネコ型亜目に分かれる。イヌ型亜目では、イヌ科だけが下顎窩後突起があるが前突起を持たなかった。では、ネコ科型亜目ではどうだろう。ネコ型亜目の頭骨はネコ科のカイネコ、ヒョウとジャコウネコ科のハクビシン、マングース科のジャワマングースを持っている。それらの下顎窩を見てみよう。

図1.カイネコFelis catus頭骨左側面からの下顎窩
→:下顎窩前突起 ↑:下顎窩後突起
この写真では下顎頭がしっかり下顎窩に収まっていない
図2.チューイ(ヒョウ)Panthera pardusの下顎窩
→:下顎窩前突起 ↑:下顎窩後突起
図3.ハクビシンPaguma larvata左側面からの頭骨と下顎窩
→:下顎窩前突起 ↑:下顎窩後突起
図4.ジャワマングースHerpestes javanicusの左側面からの下顎窩
→:下顎窩前突起 ↑:下顎窩後突起
どうだろうか?ネコ型亜目のネコ科、ジャコウネコ科、マングース科の動物たちには下顎窩の前後に突起がある。

食肉目Carnivoraの動物たちはアナグマ(動き回るウサギやネズミでさえ捕まえることは不可能だろう)でさえ、下顎頭が下顎窩と前後の突起にしっかり収まるようになっており、下顎骨を左右に動かしたり、上下に動かせるが前後には動かせない。これは捕まえた獲物をしっかり犬歯を突き刺して殺すために下顎骨の支点になる下顎窩からずれない事を物語っている。
しかし、食肉目の中ではイヌ科の動物では犬歯を突き刺したとしても、シカやイノシシのような大きな獲物に犬歯で突き刺すと顎が前にずれてしまう事が起こり得るだろう。っと考える。
このことがイヌ科は主にオオカミのように集団でハンティングするようになったのかな?

以上で下顎が上顎と接する顎関節部分の下顎窩の前後の突起はイヌ科を除く食肉目が持っていることになります。