「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2022年4月13日水曜日

サルの群れに遭遇! The encounter of macaque troop!

今朝5時半に家を出た。行先は高畑山であったが、途中で仏果山にする。同行者は娘。大棚沢の駐車場に車を置き、仏果山に登った。
何故、あんなに身軽なんだ!っと思いながらこちらはゼイゼイ言いながら登る。登りも下りも軽やかに歩く(図1)。〇〇で待っているようにと叫ぶ。
図1.すぐ見えなくなる娘
多くのパーティに会った。夫婦と思われる二人、ハイキング仲間の男たち、女たち、単独行の男女、高取山ではアンテナを立ててアマチュア無線をやっている人もいた。帰路、清川村を走っているとサルの群れに出会う(図2)。
図2.サルが左の端に写っている(娘が撮る)

2022年4月12日火曜日

タヌキはまだ冬の食物だ! A racoon dog eats still winter foods.

先日、高畑山へ続く稜線の尾根に登った時に拾ってきたタヌキ糞(図1)を洗った。
図1.タヌキ糞
キブシ種子、マメガキ種子、腐葉細片、節足動物外皮・脚、砂泥
キブシやマメガキの種子は厳冬期のテンやタヌキ、アナグマの食物だ。春になってもまだタヌキは冬の食べ物を漁っていることになる。もっとも、春とは言ってもタヌキたちには甘い桑の実もモミジイチゴやクサイチゴの実もまだ全く成っていないから、食べる物が無く、厳冬期以上に耐えがたい季節かもしれない。

冬季に飢えた植物食のサルやシカは冬芽や樹皮や草の根を食べて生き永らえる。しかし、彼らが餓死するのは春だ。サルやシカにとって大好きな新芽が芽生えてもそれを探して食べる体力が残っていないのだ。オイシイ物を目の前にして餓死することになる。タヌキは完全な雑食性なのでサルやシカよりも厳冬期を生き永らえることができる。

2022年4月11日月曜日

八重桜が咲き始めているので、洋ランは外だ! The orchids are out of doors, because the double cherry blossoms are in bloom.

我が家から100メートルくらい離れたところの家には何本もの八重桜が植えられていた。毎年満開になると数人の人たちで花が摘み取られた。それが塩漬けされたサクラの花茶になることを知った。ぼくは道明寺の桜餅も大好きだ。桜の葉の香りが良いので、いつも葉も一緒にたべる。花や葉を天婦羅にしても桜の香りがして旨い。

その八重桜が咲いていた土地の大半がマンションとなり、数本だけ残されているので、咲いているかどうか昼過ぎに見てきた。満開であった(図1)。

図1. 近所の満開の八重桜
八重桜が咲いていたので、我が室内の花が終わった洋ラン類を屋外に出した。八重桜が咲いたらもう霜が降りないようだ。つまり5度c以下の低温にはならないのだ。カトレアもデンドロ、セロジネもファレノプシスも外だ。5月になったら植え替えや株分けをしてやろう。

2022年4月9日土曜日

とうとうミツバツツジを近くで見る   At last I saw the flowers of Mitsuba tutuji very close by

御殿森ノ頭(図1)を出て、春ノ木丸方面に行くかどうかちょっと迷う(図2)。が、そこを素通りして進む。
図1. 14:09 御殿森ノ頭の手前にある道標

図2. 14:14 この道標の裏の尾根を行くと春ノ木丸へ
どんどん歩く。おー、フデリンドウだ(図3)!しかし、陽が当たっているのに花が開いていない。まだ早いのか?10メートルも歩かない内に今度はしっかり開花したフデリンドウだ(図4)!マメザクラもある(図5)。

図3. 14:32 フデリンドウ
図4.14:35 これはしっかり花が開いている
図6. 14:39 マメザクラ
そして、目的のミツバツツジをすぐ側で見つけたのだ(図7)! 斜面を2,3メートル下る。足場を固めてミツバツツジを見る。腰を下ろす。ようやくすぐ側であった初恋の人のような気持ちだ。ソメイヨシノのサクラも良いが、ぼくは初春のミツバツツジの薄ピンクの花が好きだ。尾根から2,300メートル離れた対岸の斜面に咲いていてもピンクのボンボリが灯ったようで良く解る。これからこの花の開花は標高の高い方にしだいに移行していく。
図7. 14:46 ミツバツツジ Rhododendron dilatatumだ!
少し、斜面を降りる。しかし、自分の目でしっかりこの花を見たい。さらに降りてツツジの花が目の前にあるところに来た。座って、ミツバツツジの花を見る(図8&9)。鳥終わった後、立ち上がり今度は直登だ木の枝や幹を頼りに自分を引き寄せすぐ登山道に上がる。すぐ道標がある。宮ケ瀬まで1キロだ(図10)!
図8.ミツバツツジ
図9. 14:48 ミツバツツジ
図10. 14:51 宮ケ瀬まで1.0キロだ!
もうすぐ登山道口だ。ん?これは?ミヤマカタバミだ(図11)。やったね!先日、伊勢沢林道を歩いた時にもこのカタバミを探したが以前あったところの様子がすっかり変わってしまい諦めていた。ここに来れば白い花のミヤマカタバミが見られるんだ!
図11. ミヤマカタバミの花
我が家の庭にはいつの間にかピンクのカタバミが蔓延るため、連れ合いは草むしりに熱心だ。しかし、採っても豆粒より小さな根茎?が残るためカタバミを採っても採っても逆に増えるばかりだ。その為、スズランやシランや黄色のフリージアが絶滅しかかっている。また、連れ合いがカタバミを採り始めたので、もうそのままにして置いた方が恐らく自滅するよ!っと根拠無く云った。除草剤を撒くのはイヤだし、困った!

2022年4月8日金曜日

タラの芽は旨い!  The shoots of Taranoki(Aralia elata)are good taste!

沢から出てしばらく林道を歩き、目的の登る尾根のところにやってくる。見上げる。何だか大変そう(図1)。が、一人だから誰にも気兼ねせずに好きなようにゆっくり登れば良いのだと自分に言い聞かせて図1の中央より少し左側の方から登り始める。図1の右側に巻くと仕事道がある。もちろんそこを歩く。っと大きなスミレだ!これはスミレサイシンの仲間だ!帰宅してやまぼうしさんから貰った「スミレの観察」(都高尾自然科学館)を見てナガバノスミレサイシンだと判る。このスミレが点在している。
図1.11:06 ここを登る
図2.11:13 ナガバノスミレサイシン
図3のシカ柵扉までは仕事道に使っているスギの間伐材が腐って道も途切れていたが、扉を潜ると道の土砂止めの丸太がしっかり残り快適な道になっている。ジグザグの道が続く(図4)。下から工事のブルの音が響いてきた。陽が当たって温かいし気持ちの良い登りだ。以前ならゼイゼイ息を切らしながらでも登ったが、今は一歩一歩ゆっくりだ。
図3.11:41 シカ柵の扉が開いている
図4.11:44 ジグザグに仕事道が続く
ジグザグ道には枯葉がたくさん積み重なっていてフワフワした布団の上を土足で歩いているような感じさえする。素足で歩いたら気持ちが良さそうだ。お!カモシカの糞だ(図5)。周りの立ち木にカモシカの角砥ぎの痕がないか見回しながら登る。おー、今度はタヌキのため糞だ(図6)。そう云えば以前(20200403)ここを歩いた時もタヌキのため糞があったのではないだろうか?っと思いPCのデーターを調べた。するとやはり同じ場所でタヌキ糞を見つけている。するとここのタヌキ家族は行動域を変えずに元気にくらしているんだ!あるいは、この辺りはタヌキにとっては生息環境が良いのだろう。

図5. 11:47 カモシカ糞
図6.11:55 タヌキのため糞
タヌキ糞を過ぎてまもなく陽がさんさんとそそぐ平坦な場所にやってきた。2年前にはここでタラの芽をたくさん採ったんだ。何本かのタラノキがある。しかし、タラの芽はまだ少し早い(図7)。ここで、ザックを下ろし、古い切り株に座って、お昼のインスタントラーメンを食べる用意をする。陽が当たり、暑い!ストーブをセットし、火をつけ、コッヘルに水を入れ採ってきたハルユキノシタやアケビの葉やシュートを入れ、折角だから写真のタラの芽を折り取りインスタントラーメンを半分容れる。すぐ、湯が沸き火を小さくする。暑いので、大きなシキミの木を背にしてお日様を避ける。火を止めてお椀にラーメンを空ける。先ず、ハルユキノシタの葉を口に入れる。ゴワゴワした感じがない。柔らかい。もっと採ってくるんだった。アケビの葉やシュートも柔らかく、もっともっと採ってくるんだった。ラーメンを食べ終わった後、タラの芽を食べる。ほろ苦く、旨い!やはりこれが一番旨い。今日はあれから3日過ぎたからタラの芽は伸びて葉を展開し始めているかな?あー、もったいない!
図7. 12:11 タラノキの芽
40分以上、この陽が当たって暑い場所で休んでいた。片づけてザックに荷物を入れ立ち上がる。シキミの花が目に飛び込んでくる(図8)。今までタラノキばかり探して気が付かなかった!周りのシキミはどれも花が咲いている。
ここからまた登りだ。少し登って休んでいた平なところを振り返る(図9)。しばらく登りが続く、仕事道が途絶え急な登りの箇所もあるが、立ち木があって捉まれるので歩きやすい。尾根から少しそれてシカ柵沿いに踏み分け道が続いている。
図8. 12:58 シキミの白い花
図9. 13:05 食事をした平坦なところを振り返る
稜線に着く。ここは少し風が強い(図10)。この稜線を南西に辿って行けば高畑山だ。登山道はすぐ東側を走っている。北東側に稜線を下れば登山道にぶつかる。2年前はこの稜線を下っていたら捕虫網を持ったチョウマニアのオジサンにあったのだ。今回はここで、ザックを枕に仰向けになって少し寝ることにする。久しぶりにこうやって空を見た(図12)。しかし、なんとなく腰の辺りがジワーっと冷たく感じる。10分くらいで立ち上がる。目を瞑ったが眠れなかった。これなら、ラーメンを食べたあの平坦地で寝るのだった。
図11. 13:32 稜線着
図12.  13:42 仰向けになり空を見上げる。
------大谷が出ているようだ。テレビで放映している。連れ合いは見ないのかい?と声をかけてくれる。------
稜線を北東に降りていくと登山道に出た。道標がある(図13)。なだらかな登山道を行く。見覚えがある御殿森ノ頭だ。ここでは丹沢実習の時に休憩しお昼を食べたりした場所だ。道標の上にカメラを乗せてセルフタイマーで自分を撮ろうとしたが、タイマーが上手く作動してくれないので手持ちで撮る(図14)。
図13. 13:51 宮ケ瀬まで2.7KMの道標
図14. 14:08 御殿ノ森で

2022年4月7日木曜日

春の花々が咲き始めている   Some flowers in Spring are begining to bloom.

宮ヶ瀬バス停近くの駐車場に車を置いて、早戸川林道を歩きだす。モリアオガエルの卵塊が見つかる沢沿いの湿った路肩にヤマネコノメがある(図1)。しかし、ここではないと思うが、早くもヒルにやられたのには驚いた。少々温かくなった日とは云えまだ4月に入ったばかりだ。まー、この温かさでヒルも活動を始めたのだ。次回からはヒル除け用に飽和食塩水を持っていこう。
図1.9:15 ヤマネコノメソウ
湖岸沿いに鉄柵にアケビが絡まっており、ぼくは葉やシュートをお昼のラーメン用に摘みながら歩いた。アケビの花が蕾だ(図2)。我が家の近くのアケビやムベは花が既に咲いている。
図2.9:30 アケビの蕾
モミジイチゴの花も咲いていた(図3)。おー、ヤマブキの花も咲いている(図4)。この花は遠方からも目立つ。あまり目立たないコクサギの花もさいている(図5)。水がはじけ飛んでいる沢の周りにはハルユキノシタが白い花を咲かせている(図6)。この葉も2枚摘む。金沢の対岸にはミツバツヅジが咲いている。しかし、三脚が無いので、ガードレールに固定して抑えてシャッターを押してもブレてしまう。とても1200ミリのズームは使えない。ブレが目立たないところでシャッターを押す(図7)。せっかく見つけたのに対岸なのでどうしょうもない。一昔前なら沢に降りただろうが、今はとてもそんな事はできない。

図3.9:35 モミジイチゴの花
図4.9:36 ヤマブキの花
図5.9:37 コクサギの花
図6.10:09 ハルユキノシタ
図7.10:20 対岸のミツバツヅジの花
おー、いつも気になるシカ柵のドアだ(図8)。踏み分け道がある。ここからはちょっと登るだけで上の稜線までいけそうだ。Geographicaを見る。その内ここを登ってみよう。稜線まで作業路があると良いのだが、、、。この場で立ち止まっていると、再び生コンを摘んだトラックが2台通りすぎる。このトラックは林道の補修工事のために生コンを運び往復している。2度追い抜かされたことになる。っと林道に覆うようにミツバツツジがある(図9)。見上げても3メートルくらい頭上だ。目の前1メートル以内でミツバツツジを見たい。
図8.10:21 シカ柵扉
図9.10:25 林道上のミツバウツギ
3月16日に歩いた沢沿いの道に入る。日当たりにキランソウが咲いていた(図10)。ここでヒルがふっついたのだろう。
図10. 10:31 キランソウ

2022年4月6日水曜日

早くもヒルにやられた!  The leeches got me early!

 今日は温かくなるというので今日こそはと云う思いでミツバツヅジを探しに行ってきた。清川村の家々の庭にはミツバツツジのピンク色の花が咲いている。宮ケ瀬のビジターセンター前の駐車場に車を置いて、早戸川林道・宮ケ瀬金沢林道を歩き、林道の補修工事の手前から尾根に取り付き宮ケ瀬・高畑山の登山道を目指した(図1)。

図1. 歩いたGPS上の軌跡
求めていたミツバツツジは金沢林道沿いで見た。しかし、離れていた。近くで見れたのは帰路登山道を宮ケ瀬方面に歩いている時に御殿森ノ頭を過ぎた西の斜面にあったので2メートルくらい斜面を下って近くで見た(図2)。満足だ!
帰宅して、右足の登山靴を脱いだら靴下が血で染まっていた(図3)。ヒルが入っていた(図4)。連れ合いに見つかるとウルサク騒ぐので、先ずヒルをビニール袋に入れ、靴下を洗う。足の血が止まらないので、絆創膏を巻いた。
図2.ミツバツツジ
図3.血で染まった靴下
図4.靴から転がりでたプリプリにはち切れそうなヒル
ヒルにやられたのは3月16日に歩いた沢をさらに少し歩いたからだろう。沢に沿って仕事道が伸びていた。

2022年4月5日火曜日

もうこんなに大きくなった! They are already so big!

3月25日にヤマアカガエルの卵塊を一握り取ってきた時は丸い卵の下面は白かったが、3日目には卵が発生して少し長広くなった。が、まだ卵塊の中であった。4日目には孵化して卵塊から出たが、幼生たちは卵塊の上に乗っていた。それが、今日10日目の4月5日にはもう完全なオタマジャクシになっている(図1)。
図1.4月5日のオタマジャクシの状態
昨日までは冬に戻ったかのように寒かった。が、今日はお日様も出てスイレン鉢の水も温んでいる。ぼくが見下ろすとオタマ達はフラフラ元気に泳ぎまわって、鉢に着いているコケを食べている。 もうすぐ後ろ足も出そうだ。

昨夜は、ずーっと前に抜いた歯茎がジーンジーンと痛くて眠れなかった。今朝、歯医者に電話したが、明後日の朝に予約になった。起きているときは気を紛らわせることができるので痛さが軽減される。しかし、寝ていると痛さが気になる。ぼくは子供の頃から今になっても歯で悩まされる。歯がない部分の歯茎が痛いなんて!歯を抜いた時に神経を少し残してしまったのかな?

ロシア軍が退却した後に殺された市民が路上に放置されている映像をロシアはウクライナイナ側の西側向けのデッチ上げだとまたも言い放った。どうしてロシアは白を黒と云えるか不思議なくらいだ。まともに交渉できる相手ではないことが判る。

2022年4月3日日曜日

拾ったテン糞の内容物は?  What are the contents of marten's scats picked up?

30日に伊勢沢林道からpeak721の熊の平まで歩いた(図2)。その後、熊の平から東方への尾根を下り、伊勢沢林道から続く林道終点に降り立った。その終点の沢側路肩に黒っぽいテン糞があった。この日唯一の食肉目の糞である(図1)。
図1. テン糞
腐葉細片、甲虫内翅・腹部胸部外骨格・脚、カマドウマ脚・外皮、鳥羽毛、、砂泥

黒っぽい糞なので果実の他に昆虫も食べたのだと思ったが、水洗いしてキブシの小さなタネさえ見つけられなかった。昆虫類と鳥を食べたものだった。しかし、テン糞にしては多くの砂泥が混じっていた。恐らく、枯葉などが溜まった腐葉層の中にいる甲虫類やカマドウマを食べたのだろう。しかし、テンがタヌキやアナグマのような採餌の仕方をするんだ!
図2.歩いたルートとテン糞〇の位置

2022年4月2日土曜日

熊の平ピークまで  Walk to the Peak 721 named Kumano daira

 25分をかけてアジサンドを味わい、立ち上がり、ザックを担ぐ。座っていたところから後ろを見る(図1)。図1の中央に作られた道がある。落ち葉に覆われたここを歩くためにロングスパッツをつけ、ストックを伸ばす。落ち葉が厚く積み重なっており、まるで新雪の上を歩いているようだ。コドモのカモシカの糞がある(図2)。足を下すと落ち葉同士で滑る。落ち葉が吹き飛ばされているとこにカモシカの足跡がある(図3)。蹄(三指と四指の蹄)の間が拡がっている。シカの足跡ではこれほどまで蹄の間が拡がらない。

図1.音見沢左岸に付けられている古い仕事道が見える
図2.カモシカの子供の糞だ!
図3.カモシカの足跡
おー、フデリンドウが咲いている(図4)。やったね!このフデリンドウの花の大きさは1円玉より小さい。帰ってきて図鑑を見るまでハルリンドウだと思っていた神奈川県にはハルリンドウは無い事を知った。
図4.フデリンドウの小さな花
この尾根を登っていても音見沢の方からヤマアカガエルのゲーゲーいう声が上がってくる。そして、対岸の斜面からシカの警戒音が谷間に響く。ぼくの姿を見つけたのだ!警戒音さえ出さなければぼくはシカの存在には気が付かなっかったのにと思いながら登る。暑く汗が出るのでゆっくりだ!
っと、目の前に花が咲き誇っているアセビがある(図5)。まだ、シカが啼いている。
図5.アセビのスズランのような白い花
小休憩しながら対岸の斜面や周りの斜面にピンク色のボンボリがないか見回す。この辺りのミツバツツジは蕾も膨らんでいないようだ。熊の平が見えてきた。20年前のこの辺りは1.5メートルを越すササやカヤで覆われていた。始めてカヤネズミを見つけたのもここだった。今はご覧のような禿山だ!
図6.熊の平と名付けたpeak721
熊の平で立ったまま小休憩だ。焼山の登山道へ続く尾根(図7の中央の常緑樹が連なる)を眺める。もうここから尾根を登って焼山へは歩けないだろう。この尾根の途中に急斜面の細尾根がある。しかし、焼山へは最短だ!二頭のタテハチョウが舞っている。一頭が倒れた古いシカ柵の杭の上に舞い降りた。ヒオドシチョウだ。
図7.熊の平から焼山を見る
図8.ヒオドシチョウが舞い降りた
熊の平から宮ケ瀬虹の大橋が見える。尾根を下る。ミツバツツジがないか尾根の南側を見ながら下る。このまま624peakまで降りて行こうを思ったが、気分が変わり北側斜面を下り、杉林を通って林道に降り立つ。エ!テン糞(図10)だ!
図9.遠方に宮ケ瀬虹の大橋
図10. テン糞だ!
え?何だか、違う。ここは林道が土砂崩れで埋まってから車が通らないため、下草と云うかオオバアサガラやウツギなどの幼木が灌木状に密生していた筈だ。しかし、今は綺麗に伐採されている(図11)。
図11. 歩きやすくなった林道
ぼくが休んでアジサンドを食べたところまでの歩きづらい草や落石も取り払われている。きっと山仕事の人たちがやってくれたんだ。感謝!すると足元の岩の上にルリタテハが停まってくれた。哺乳類ならよしよしと頭を撫でたい感じだ。
図12. ルリタテハが足元に舞い降りてくれた