「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2020年11月7日土曜日

サツマイモ掘り  The Sweetpotato Digging

今朝、9時に知人のNoboruさんの家に寄って、夫婦でやっている畑に行った。曇り空で何だかいつ雨が降ってきても可笑しくない空模様だ。畑に着いて、サツマイモ畑の方に行った。縦横10mx10mの広さに9畝があり、数種類のサツマイモが植え付けられている。新種のバレンタインスウィート、シルクスウィート、安穏芋、アヤムラサキなどだ。
結構広いサツマイモ畑なので、3人ではお昼過ぎまで掛るなと考える。Noboruさん夫婦は我家の近くに住んでいていつも野菜を貰うばかりでなく、作りたてのお総菜を持って来てくれたりする。
サツマイモ畑に足を踏み入れると、トノサマバッタが弱弱しく跳んだ。飛んだわけではなく、跳んだのだ。気温は20度Cくらいかな?もっと低いかな、トノサマバッタは難なくぼくに捕まり家のなかに放された(図2)。この個体は大きいのでメスのようだ。
図1. サツマイモ畑
図2. トノサマバッタLocusta migratoria
このトノサマバッタが大発生をして北海道を含む世界各地で農業に大被害を出している。イナゴの仲間なのでもっと食べたい。

マハレ山塊国立公園(タンザニア)ではシロアリの分巣する羽アリたちを捕まえて食べた。山で食べるので、ビールを飲みながら食べたいと思った。旨い。フライパンでアブラ少しと塩少しで炒る。翅はフッっと息を掛けると炒っている時に飛んでしまう。残ったシロアリをクンビクンビ(確かそう言った)と云って、村の市場でも売られていた。でも、売られているのは炒ってから少し日にちが経っているので、味は落ちるが旨いのだ。日本で食べるイナゴは甘辛く煮た佃煮であるが、単に塩と食用油で炒めただけのが旨いかもしれない。一度、試してみたいが、イナゴを見なくなった。

2020年11月6日金曜日

寒空に一匹のイトトンボが舞う  One damselfly fly in the cold sky.

庭に出たらふわふわと力無く飛ぶ虫がいた。見ていると、ウメの木の先端に停まった(図1)。イトトンボの仲間だ!逆光なので色が良く判らない。位置をずらして撮った(図2)。ピントが合ったかどうか判らない内に飛びあがり、ふわふわと隣の2階の屋根を越えて消えてしまった。イトトンボの仲間は田圃や湖水などの水辺で見かけるものだ。まさか、我家の庭の睡蓮鉢があるからやってきたわけでもあるまい。11月に入って寒くなってきたのに、まだ生存しているとはどういうことだ!成虫で越冬する訳はないだろうし、しかも、ふわふわと二階の屋根よりも高く飛び上がるなんて不思議だ!
図1.左右の複眼が大きくとび出ているイトトンボの仲間
図2.これはイトトンボの仲間の誰なのだろう?
手持ちの昆虫図鑑では、イトトンボの仲間を調べきれなかったので、ネットで調べた。何と、Wiekipediaによると日本ではオツネントンボSympecama paedisca、ホソミオツネントンボIndolestes peregrinus、ホソミイトトンボAciagrion migratumの3種類のイトトンボの仲間が成虫で越冬するようだ。図2の写真のイトトンボは胸部が少し青いようだからオツネントンボではない。ホソミオツネントンボかホソミイトトンボかもしれない。

TVでアメリカの大統領選挙の開票状況を流している。郵便投票は一つの投票手段として認められているのに、大統領は不正が行われていると選挙前から言ってる。アメリカという国はトランプ大統領になってから、民主主義の国ではなくなった。まるで、民主化が遅れた途上国の選挙を見ているようだ。

2020年11月4日水曜日

秋のタテハチョウ!-ウラギンヒョウモンー  The Angle-wing in Autumn -Fabriciana adippe-

先日の大倉のキャンプ場下見でみつけたタテハチョウ科のウラギンヒョウモン?が舞っていた。
ウラギンヒョウモン
キャンプ場のバンガローを借りて、一泊二日の丹沢実習の予定であったが、寒くなってきた今、新型コロナの感染が心配になってきている。狭いバンガーに男子1・2年生11名、女子1・2年生8名を別々であるが、一緒に宿泊させる。窓を開け放す予定だが、心配している。ウィルスは寒気と乾燥に強く蔓延るようだ。だから、冬にインフルエンザに罹るのは寒くて罹るのではなく、寒さと乾燥でウィルスが元気に活動するからのようだ。
学生たちは楽しみにしていた宿泊だが、誰が感染のクラスター源になるか判らない。日帰りの丹沢実習に切り替えよう!っと思う。

2020年11月2日月曜日

キャンプを楽しむ人たち  The people who were enjoying to camp

Hさんからのメールが届いたので、戻ることにする。気持ちは急ぎたいが、脚が云う事を効かず。それでも1時間くらいかかると思っていたのに、50分くらで大倉バス停についた。二人で滝沢園キャンプ場へ向かう。
図1. 大倉バス停前の広場と店とトイレ(右)
トイレのもっと右に行くと秦野ビジターセンターがあり、センター前から風の吊り橋を渡って左側の階段を下りてキャンプ場へ
図2. 風の吊り橋
吊り橋を渡って左に下りて舗装道路を滝沢キャンプ場と戸台林道へと続く
図3. 滝沢園のキャンプ場受付
滝沢園キャンプ場は日曜日のせいか、大勢のキャンパーがテントを張りキャンプを楽しんでいた。女子の単独キャンパーも多く居た。皆、地面にテントを張り、持ち込んだ自分用のストーブで様々な方法でお湯を沸かし、肉や野菜を焼き、キャンプそのものを楽しんでいた。
図4. テントサイト
ソロキャンパーが多いのは、こうやって1日なり半日なり自分の仕事から抜け出したいのだろう。しかし、このような場でキャンプしても周りに見知らぬ人たちがいるので息抜きにはならないだろう。っと思うが、、、。
図4'.  テントサイト
図5. バンガロー
男子が泊まる予定のバンガロー
図6. 調理場
おー、男子学生?たちが食器を洗っていた。このような調理場が複数ある。
図7. トイレも複数あり、洋式・和式がある。
図7. 女子が泊まる予定のバンガロー
図8. 綺麗なログハウスもある
バンガローに一泊する、男子11名、女子と8名で一部屋で過ごすことになる。コロナ禍の中なので、窓を開け、風遠しを良くしなければいけない。寒くないように寝る時は厚着をして寒さに耐えなければいけないだろう。
図9. 西山林道の二股の1.5キロくらい手前から戻る
この日はGPSでは10.8キロも歩いたことになる。帰路急いだせいか筋肉痛だ!

2020年11月1日日曜日

大倉下見   The preview of Ookura area

 今日は、小田急渋沢駅からバスに乗って大倉に行ってきた。大倉にある滝沢園というキャンプ場や大倉周辺の下見だ。大倉バス停でHさんと落ち合う予定だったが、車のHさんはまだ東京のようだ。渋沢からの大倉往きのバスは満員で小学生の団体までいた。もちろん、皆、スタイルや持ち物はバッチリ決めている。大倉でぼくはHさんが来るまで、少し林道を歩いてみようと思い、鍋割山に登る手前の二股を目差した。どんな花が咲いているか?また、どんなフィールドサインがあるか?ぼくとしてはテン糞1個でも拾えれば万々歳だ。何組、何人もの登山者に追い抜かれる。まー、ショウガナイ!こちらは歩くのが遅い上に、周囲を見ながら写真を撮っているからどうしても遅れる。二組ものトレイルランのパーティも軽やかに追い越していった。ぼくも4,50代の頃は山を走れたのだ、、、、。

図1. 8:46 チャの花
図2. 8:56 追い抜いていった女子二人のパーティ
図3. 8:59 二股まで50分掛かるようだ
図4. 8:59 このキク科は下部の葉がハート型をしているから
シラヤマギクだ!
図5. 9:04 おー、リュウノウギクだ!今年初めてだ!
図6.9:05 シロヨメナ?
図7. 9:05 ほぼ直滑降のように下りてきたイノシシ道
図8. 9:07 少しトラバースするかのようなイノシシ道
図9. 9:07 コウヤボウキ
図10. 9:08 ヤクシソウ
図11. 9:09 トリカブトの仲間
図12. 9:20 お地蔵さんを覆っていた社の屋根や壁が飛んでいる
9時半、っと、左胸ポケットの携帯が震える。Hさんからだ40分には大倉に着くと云う。エ?戻らざるを得ない。ぼくの脚では今から1時間後に大倉に戻ると返信する。それにしてもメールが届くのだ。アンテナが2本立っている。
図13. 9:45 イノシシ爪跡
図14. 10:08 おー、メナモミだ!久しぶりだ!さきほどオナモミもあったが、写真を撮ろうとしてもスイッチが入らなかった。このカメラ(Sony Cyber-shot)、このところヤバイ。先日の丹沢実習の時は自動シャターが使えず。
今回の大倉周辺の下見は、主に滝沢キャンプ場の下見である。11月20・21日の金・土に専門学校の野生動物専攻の学生たち1、2年生一緒の宿泊実習があるのだ。

2020年10月31日土曜日

質問に応えない政権  The administration that never reply to a question

 菅首相は日本学術会議が任命した会員6名を理由を示さないままに拒絶した。どんな理由なのかも曖昧模糊としたものだ。

ぼくは、論文を書いて論文誌に投稿したことがある。が、一回の投稿ですぐ受理されたのは皆無だ。2回、3回とreject(拒絶される)。その度、○○のデータについてその取得の方法が、methodsの項に一切記載されていないので方法を記載せよとか、○○の考察は提出されたデータではそこまで読み取れないとか、受理されなくて送り返された論文に編者がウルサク書いてくる。そのコメントに応えてようやくOK受理となり、論文誌に掲載されることになる。菅首相は、任命拒否の理由が曖昧である。理由になっていない屁理屈を述べているだけだ。

時々、論文のデータをあたかも自分で取ったかのように、あるいは投稿論文のデータが事実ではないのに事実であるかのように書く研究者がいて問題になる。データの偽造である。これは論文においては有ってはならない問題である。同じように議事録の改ざんもあってはならない問題だ。だが、安倍政権時代には森友問題で財務省がデータを書き換えた。つまり、偽造である。このことで苦しんで自死した赤木俊夫さんまでいるのは周知の事実だ。この時も当時官房長官だった菅氏は、まるで何事もなかったかのような応え方をしている。つまり、数百年後までも残る国の歴史を語る文書を作り変えても良いと考えているのだ。

これでは、いけない。

たたき上げ・庶民派!しかし、考え・思想は右翼反動である。

是非、イタリア学会の学術会議6名の任命拒否についての声明を是非読んでもらいたい。下をコピーして貼り付けて!ダメな場合は、イタリア学会で検索して下さい。

http://studiit.jp/pdf/%E5%A3%B0%E6%98%8E%E6%96%87%EF%BC%88%E7%90%86%E7%94%B1%E4%BB%98%E3%81%8D%EF%BC%89.pdf

各学会、大学、研究機関も任命拒否反対の声明を出してもらいたい。

2020年10月29日木曜日

オオセンチコガネ -体節の不思議- Family of Scarab -Strange Metamere-

 昨日、学校へ行ったら先週丹沢実習で辺室山を歩いた昆虫に詳しいT.K君から「先生、オオセンチコガネ!」っと云って図1の糞虫が手渡された。タヌキのタメ糞にいた糞中ではないらしい。彼は朽ち木を崩したりして昆虫を探していたから、そうやって見つけた糞虫の仲間だ。センチコガネと云う名だけでもうタヌキのタメ糞やアナグマ糞に寄ってきて糞の中に入りこみ糞を地中に運んでいるヤツだろう。

写真を見て?ん?ん?どうして?っと思った。それは昆虫は頭部・胸部・腹部の三個の体節に分かれ、3対の脚は胸部から出ていると思っているからだ。しかし、図1のオオセンチコガネの2本目の脚と3本目の脚は翅で覆われた腹部からでている。これはオカシイっと思い腹側から見た(図2)。

図1.オオセンチコガネPhelotruptes auratus
うん、やはり腹部から2対の脚が出ている。で、ネットで甲虫の身体の構造を調べた。何と、前脚が出ている体節を前胸部、2本目が出ている体節を中胸部、後脚が出ている体節を後胸部と云うようだ。何だかスグに納得できない。目によって体節の数も違うようだ。もっと、学生に教えてもらわなければ!
糞虫が集まっているのはタヌキのタメ糞やアナグマ糞で、テン糞にはハエやアリが寄ってきているが糞虫の甲虫類が集まっていることは少ない。それは量が圧倒的に少なく、さらに臭いがタヌキやアナグマの糞は強烈だが、テン糞は臭いとは感じない。量よりもニオイ(臭い)の差に因るのと考えられる。
図2. オオセンチコガネを腹側から

2020年10月27日火曜日

センザンコウとアルマジロの大きな違い The big difference between Pangolin and Armadillo

 ぼくが先日プレゼントされたセンザンコウは頭から尾までぼくらの爪と同じケラチン質の大きな硬い鱗に覆われている。外耳はない(図1)。センザンコウは台湾やフィリピンを含む東南アジア・中国・インドからアフリカまで生息している鱗甲目である。一方、よく似たアルマジロは南米から北米かけて生息する。こちらの身体を覆う鎧も硬いケラチン質から出来ている。外耳ある(Wikipedia, 図2)。

この両者は全く異なった起源である。哺乳類は先ずカモノハシなどの単孔類とオポッサム、カンガルーの仲間の有袋類とイヌやヒトなどの胎盤を持つ有胎盤類に大きく分けられる。

有胎盤類はアフリカ獣類と異節類、北方真獣類の三つに分けられる。センザンコウはこの北方真獣類でありイヌ、ネコなどと近縁だ、しかし、アルマジロは異節類になる。

両者が似ているのは似たような生活環境にいたための収斂進化Convergenceの結果である。水中で生活する動物たちが、鯨偶蹄目のクジラやイルカが前脚が鰭上になり、また、食肉目のアザラシやイルカの前脚も鰭上になったことと同じだ。

図1. パラワンセンザンコウ
図2. Nine-banded Armadillo from Wikipedia

骨格を比べた。Wikipedia に骨格が載っていた。センザンコウ(図3)とアルマジロ(図4)の上肢・下肢ともガッチリしており、写真からは肩甲骨や椎骨も大きな差は見つけられない。センザンコウは木に登るから下肢の脛骨と腓骨ともしっかりしているが、同様にアルマジロも脛骨と腓骨がしっかりしているのは、図2のように下肢で立ち上がる姿勢や穴を掘る事と関係しているかもしれない。
図3. Pangoline(センザンコウ) from Wikipedia

図4. Armadillo(アルマジロ) from Wikipedia

頭骨を比べた。先ず、図5と図6底面からの頭骨を見て欲しい。センザンコウには頬骨弓がないが、アルマジロには横に張り出たガッチリした頬骨弓がある。さらにセンザンコウには歯が無いが、アルマジロには9対もの歯が並んでいる。しかし、全ての歯の歯冠の表面は平らのようで同歯性に見える。センザンコウの口蓋骨は細いがアルマジロは幅広い。
図5. パラワンセンザンコウ頭骨底面から
図6. 9-banded armadillo 頭骨底面から from ADW
ADW:Animal Diversity Web
両者の下顎骨も大きく異なる。センザンコウは歯がなく、まるで割り箸状に細い。が、アルマジロの下顎骨は歯があり、下顎枝は前後に幅広く、関節突起や筋突起、さらには角突起はしっかりしており、下顎体も上下に厚く、頬歯が9本あるように見える(図8)。しかし、下顎骨を上から見ると歯は11対あるようだ。哺乳類の基本的歯式は3・1・4・3の切歯・犬歯・前臼歯・臼歯を合わせると11対あるので、アルマジロの下顎骨には全部の歯が揃っていることになる。切歯3本と犬歯と第一前臼歯は臼歯と異なっているように見える。
図7. パラワンセンザンコウの側面からの下顎骨
図8. 9-banded armadillo 下顎骨側面から from ADW
図8'. 9-banded armadillo下顎骨上から from ADW

異節類のアルマジロには歯があり、北方真獣類のセンザンコウには歯が無いのは、センザンコウの方がアリやシロアリ食いに特別に分化したのだろう。南米ではアルマジロと同じ異節類のアリクイがアリ食いに分化したので歯が無いがアルマジロはアリも食べるが爬虫類や根菜も食べる雑食の方に向かったのだ。

2020年10月25日日曜日

辺室山塊での食肉目の糞  The Scats of Carnivora in the Mt. Henmuro

ー丹沢実習でー
先日の土山峠・辺室山・唐沢峠・煤ケ谷間の行程12キロで、見つけられた糞は3地点でタヌキ糞、1地点のテン糞であった(図6)。
図1.8:59 タヌキ糞1
マメガキ種子が見えている。
マメガキ種子・果皮、多数サルナシ種子・果皮、エノキ種子
図2. 12:37 タヌキ糞2
サルナシ種子、多数甲虫外骨格・脚・翅、砂泥
図3. 12:47 タヌキ糞3
サルナシ種子、マメガキ種子、ムベ?種子、ヤマボウシ種子、カマドウマ脚、砂泥
アケビの種子よりも一回り大きく褐色のムベの種子?と思われる物が5個あった。しかし、神奈川県植物誌2001では清川村にはムベは生育していない。
図4. 13:30 テン糞
サルナシ種子、アケビ種子が見える
サルナシ種子・果肉・果皮、アケビ種子
図5. タヌキ糞3の内容物の種子(左ムベ、中上マメガキ、中下ヤマボウシ)とテン糞からの種子(右アケビ)
タヌキ糞3を水洗いした直後はムベの種子としたものはもう一回り大きかったが、丸1日たって乾くとアケビの種子とそう変わらなく見える。ということはムベではなくアケビなのかな?
図6. 歩いたルートと糞発見位置
①~③:タヌキ糞 :テン糞

2020年10月24日土曜日

齧られたサツマイモ  The Sweet potatoes that were bitten!

知人のNさんの畑は藤沢市菖蒲沢と云う所にある。500坪くらいの土地を借りて畑を作ったり庭木や花を植えたり、池まで作って金魚を飼い、ハス、水蓮、オモダカなどを植えつけている(図1)。今年の夏のトマトやナス、キュウリは我家はほとんどNさんからのもらい物であった。ナスは10月上旬まで毎日のように持ってきてくれた。さらに、ゴウヤ、ズッキーニ、ピーマン、シシトウ、ホウレン草、モロヘイヤ、長ネギ、玉ネギ、人参、スナックエンドウ、ソラマメ、ラディシュ、ジャガイモ、ショウガ、落花生、そして大根や蕪などのオロヌキなどありとあらゆる根菜類だ。
毎年、ジャガイモやサツマイモの収穫時には掘り起こすのを手伝っている。
図1.2017年11月のNさんの畑
もうすぐ、サツマイモの収穫かな?っと思っていたら、誰かに齧られ食べられたサツマイモをNさんの奥さんが持ってきてくれた(図2)。誰が食べたのだろうか?周りの畑ではハクビシンやアライグマが捕獲されている。ノウサギもいるようだ。そうすると、テンやタヌキ、アナグマもいるだろう。
では、図2のサツマイモは誰が齧ったのだろう。今日は小雨が降っていたので、Nさんは畑に出かけていないだろうと思って電話した。案の定、在宅だ。で訊いた。この齧られたサツマイモは地上に出ていたのか?地中か?地面から15センチくらい中のようだ。Nさんが話してくれたことで興味深いのは地面に穴が開いていてトンネル状になっていて、その穴を30センチ位入ったとこにこの齧られたサツマイモがあったという。
サツマイモに残された歯型は幅が1~3ミリまであり、乾いているので実際よりも縮小しているだろう。いろいろ動物たちの生態・行動を考えた。これはアカネズミであろう。トンネルもモグラではなくてアカネズミが掘ったものだろう。
図2. 誰かの歯型が付いたサツマイモ
図1の畑の様子を見ても判るように一番近い人家からも100メートルは離れている。そんな訳で野生動物たちは餌場ができたようで喜んでいるのかも知れない。野菜の病害虫対策を含めて野生動物からの食害対策を考えなければいけない。ぼくにとっては興味深いが、野菜作りが楽しみなNさんにとってはできるだけ被害を少なくしたい。

2020年10月23日金曜日

丹沢実習の記録  The Record of Tanzawa out door Excercize

 丹沢実習で、本厚木駅発7時40分の宮ヶ瀬行きのバスに乗った。が、Mさんが寝坊して送れたのでH担任がバス停で待つことになった。ぼくら10人はバスに乗り込み土山峠で下りて、8時35分に出発した。始めの予定は地図上にプロットした地点に到着したら「ここがA地点です」地図と磁石を使って云ってもらいたかったが、地図読み実習はいつの間にか飛んでしまい。林床のフィールドサインや落ちている葉に気持ちが入ってしまった。皆、何かを見つけようと自然探索の目に変わっていった。

①8:40 葉裏の丸い虫こぶ 
この虫こぶ、この葉が何の木なのだろう?
どなたか教えて下さい。〇〇タマバエの虫瘤なのかな?
この虫こぶが付いた葉が随分多く見られた。
②8:57  タヌキのタメ糞痕
糞虫たちが糞を地中に運んだ5ミリくらいの穴がいくつも空いている。
③8:58 コウヤボウキ
②の側にあったコウヤボウキ
④8:59 タヌキのタメ糞1
②の端の方に新しく柔らかい糞があった。マメガキの種子が見える。
⑤9:01 カシワバハグマ
キク科のコウヤボウキの仲間のカシワバハグマ
⑥9:06 この虫こぶは?
⑦9:07 サルノコシカケ
⑧9:11 シカの角砥ぎの痕の側に立つN.Sさん
⑨9:35 弱ったスズメバチ
⑩9:36 カモシカの角砥ぎの痕
シカの角砥ぎとカモシカの角砥ぎの
違いを見てもらうことができて嬉しい。
⑪9:44 ミヤマシキミの実と種子(上)とアズキナシの実と種子(下)
⑫9:44 ミヤマシキミの果実
⑬9:50 ナナフシを手の平に乗せるY.Mさん
弱ったナナフシをこの時季に見つける事が多いのはどうして?
⑭9:51 羽毛
尾羽や他の羽毛を落ちており、キセキレイが猛禽かテンに襲われたと云う事になった。
⑮9:53 ヤスデの仲間が丸まった
⑯10:49 子供のシカの糞を見つけたI.S君
ぼくが動物糞を探しているものだから、I.S君が見つけてくれた。
⑰10:50 クマ剥ぎの痕だ!
⑱10:50 別のクマ剥ぎの側に座って写真を撮るS.Iさん
⑲10:59 シカの足跡
⑳11:05 アナグマの堀跡 ミミズか節足動物でも探したか?
㉑11:56 お昼を食べる学生たち、何と焼き肉をやるT.K君とY.S君
㉒12:23 昼食後の集合写真
笑い声の堪えない女子たち。
㉓12:37 タヌキのタメ糞2
㉔12:47 タヌキのタメ糞2
㉕13:30 テン糞
先を歩いていた学生たちが全員待っていて、テン糞を教えてくれた。ぼくとS.Iさんで半分づつ拾う。
㉖13:36 物見峠で
㉗13:54 ガレ場に作られたような崩れる道を行く
㉘14:04 途中で呼び止める この後カモシカに出逢う
この辺りからヒルに取り付かれ始める。何度も立ち止まってはヒル取りする。ぼくはもちろん、そのままだ。ズボンを靴下の中に入れスパッツを着けていたためか学生たちに殆どのヒルが誘われたせいか靴の上にいる小さなヒルを一匹バス停で見つけただけだ。
歩いたGPS GL-770で記録されたルート12.0km 
①~㉘は図の位置 記録時間8:27~15:35

帰りは煤ケ谷のバス停に40分以上も前に着いたので、役場・道の駅前のバス停まで歩いた。ぼくは道の駅で清川村で採れたキノコを探したが、置いてなかった。道の駅には街のスーパーには置いてない地元の物を置いて欲しい。
最後は、早い学生たちを追いかけるように歩いたせいだろう。久しぶりに太腿と脹脛が攣り始めた。午後からはちょっと怪しい天気になったが、晴れて良かった!