「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2019年9月13日金曜日

熊ノ平(721ピーク)へ! To the peak of Kumanodaira!

今朝、3時半頃目が覚めたので起きて、専門学校の採点の成績付けを行う。5時に終わったので、山へ行くことにする。山行の準備は昨夜寝る前にしていたので、ザックやバックをそのまま持つ。
6時半前に水沢橋の車置き場に到着する。ドアを開けるとかなり涼しい。コオロギの声が賑やかなだ!伊勢沢林道のゲートを横から越えて歩いていると、足元にテンが大好きなムカデだ!7、8センチはありそうだ。テンがムカデを食べると写真の形の外骨格がそのまま糞として出てくる。触覚や脚が外れる場合もある。
図1.ムカデだ!M.Tさんのコメントを見てください。
橋を渡って、林道右側の柵越しにピンク色の花?が見える。オオイタドリだが、、、どうしてか?ピンク色だ!オオイタドリではないのか?
図2.オオイタドリの花と果実
曇り空で、どことなく重苦しく湿った空気。今日、ここに来たのは台風15号の影響の様子を見にきたのだ。結論を言うならば、大きな木が倒れて林道を塞ぐような被害は見当たらなかった。
図3.林道上に積もった枯れ葉や枯れ枝
7:28 ヤマアカガエルがとび出てきた。
図4.ヤマアカガエル
歩くのが遅くなっている。その原因は足を交互に出すペースが若者に比べて鈍いのだ。東京駅から大手町駅までの地下街を歩くのに、サラリーマンたちと同じスピード歩くには、こちらは半分小走りしないとだめだ。歩幅はOKだが、若者は次々と足を回転させる。そのような歩きをしようと歩くと汗っぽくなる。
音見沢橋を渡らずに直進する。
7:29 道の路肩の上にテン糞だ!サルナシを食べたようだ。
図5.テン糞1
7:40 ヘアピンカーブの所で、休憩&朝食とする。ここから尾根を登ってぼくが「熊ノ平」と名付けている721ピークを目指す。
だめだ!眠い!一寝入りする。続きは後で!

2019年9月9日月曜日

徳島新聞より 「オオカミの頭骨」   "The skull of Japanese wolf" from the Tokushima newspaper

徳島新聞9月8日
徳島市国府町の民家の神棚の奥に「狼頭入」と書かれた木箱に収められていたニホンオオカミの頭骨が見つかったようだ(図1)。
鼻先から頭の後まで約23センチ、頬骨の幅が約13センチで、歯が2本外れていたようだ。
図1.神棚の木箱に収められていたニホンオオカミの頭骨
図1の左側面からの写真を見る限りでは、左上顎の第1前臼歯と左下顎の第4前臼歯が無いが、歯が2本外れているとはこの2本かな?矢状隆起が大きく発達していて、Full adultの個体に見える。が、歯の摩耗が見られないので、まだ4、5歳の個体か?
しかし、左右の頬骨の幅が約13センチなんて、凄い!カイイヌの頭骨には見られない大きくて頑丈な頭骨だ!

それにしても、昨夜の台風の風は強かった。風圧で西側の窓が割れるのではないかと恐れたくらいだ。部屋に取り込まなかったパフィオペディラムの鉢が倒れていた。吊り下げていたのはそのまま風に耐えたようだ。玄関前の牛乳・ヨーグルト箱はひっくり返っている。隣家の屋根のテレビのアンテナが倒れている。隣の庭のパーゴラが横倒しになっている。道路を隔てた有料自転車置き場の自転車も倒れている。こんな強風の台風は初めてかな?

2019年9月8日日曜日

部屋の中で虫の声! The sounds/voices of a criket in my room!

今夜、台風が通り過ぎると云うニュースをTVでやっており、我が携帯にも注意警報が入ったので、庭の木々に吊り下げてていたカトレアやファレノプシスを自分に部屋に取り込んだ(図1)。一部のデンドロやセロジネ、オンシジュームなどは鉢台に置いたままだ。もちろん、日本土着のフウランやカヤランなどはそのままだ。
今、部屋の中で1、2匹のコオロギの鳴いている。部屋に取り込んだ鉢についてきたんだ。雨戸を閉めたので、コオロギの鳴き声が部屋に響く。ぼくとしては何だかすごく満ち足りた気持ちだ!
図1.取り込んだカトレア類

テンは昆虫をどうやって感知して食べるのか?  How do martens find insects and eat them?

昨日の二の足林道から鐘ヶ嶽への一回りのルートで見つけたテンorタヌキ糞を水洗いした。「今の時季は昆虫が多くいるので、昆虫食が多くなっているだろう。」っと水洗いする前は考えていた。

しかし、昆虫が内容物の大半を占めたのはテン糞1だけで、テン糞2ではテンがエゾエノキの木に登って果実を食べ、タヌキ糞1と2では、タヌキが落ちているまだ熟していないカキの実を食べ、さらに腐葉層に混じっていたサルナシやクマノミズキの果実を食べたようだ。

図1.テン糞1
内容物:サルナシ種子3個、直翅目脚・外皮・産卵管・触覚、甲虫外骨格・脚・外羽・内羽

図2.タヌキ糞1
内容物:サルナシ種子、カキ種子1個、腐葉砕片、カマドウマ脚・外皮、砂泥

図3.テン糞2
内容物:エゾエノキ果皮・果肉・種子16個

図4.タヌキ糞2
洗うまで図4の糞がテン糞かタヌキ糞か判らなかったが、その臭いからタヌキ糞とすぐ判った。動物糞はテン、アナグマ、タヌキの臭いが違う。
内容物:カキ果肉・果皮・未熟種子、クマノミズキ種子1個、腐葉砕片、甲虫内羽・外羽、土砂

テンはまだ堅いサルナシやエゾエノキの実を食べ始めている。いよいよ秋の果実食いに入り始めたようだ。さらに、盛んに活動している甲虫類も彼らの餌食となっている。タヌキは相変わらず落ちた果実や腐葉層を漁っている。
気になるのは、テンもタヌキも食物は匂いで見つけている筈なのに、タヌキは腐葉層を漁っている時に枯葉などの隙間にいた昆虫を見つけて食べている筈だが、その発見方法は匂い?それとも動くのでその口吻のヒゲで感知するのだろうか?同じように、テンは甲虫などの節足動物はどうやって感知して食べるのだろうか?テンは腐葉層をタヌキやアナグマのように漁っているわけではない。カメムシのように独特の匂いを出すのはムカデくらいなものだ。だからムカデが多いのは理解できるが、他の昆虫はどうやって感知して採食しているのだろう?

図5.テン糞①・③とタヌキ糞②・④の位置

2019年9月6日金曜日

鐘ヶ嶽へ   To Mt.Kanegatake!

今朝5時半に家を出て、広沢寺温泉無料駐車場に車を置き、二の足林道を歩いて、山神隧道のところから山道を登り、鐘ヶ嶽に行って、浅間神社の参道を下ってきた。このコースを逆ルートで歩いたのは初めてだ。
6:52 新大平橋を渡って間もなく、ん?テン糞だ!まだ、朝が早いから糞が虫たちに分解されずに残っていた!もちろんゲットする。
図1.テン糞1
7:00 橋を渡る前からしつこく頸筋や腕に停まって刺そうとしていた大きなギンバエより一回りを二回りも大きなアブがが陽が当たる道路にいる。静かに寄って撮り、悪いけれど踏み潰す。コヤツ(ウシアブ)の仲間に刺されると痛く、腫れていつまでも痒いのだ。しかし、コヤツは首筋や腕に停まって刺した瞬間、痛い!っと思った瞬間に叩きころせる。しかし、アフリカのツエツエバエは痛い!っと思った瞬間ででも叩きころせない。もちろん、刺されたところは腫れて痒く、さらに眠病を媒介し、時には死ぬ場合もあるのだ。このツエツエバエはスワヒリ語でンドロボーと云うので、このドロボウめ!っと叩くが、殺せたことは少ない。その点、ウシアブは叩き殺せるので可愛いほどだ!
        
図2.ウシアブ、これよりさらに一回り大きな赤いアカウシアブはさらに痛く、大きく腫れる。
7:02 クワカミキリだ!
図3.クワカミキリ
 7:05 また、カミキリだ!飛び立とうとしている。こんなに判りやすい模様があるのに名前が解からなかった!
図4.このカミキリは
図6.飛び立った!
 7:18 ゲートを過ぎて、トカゲを見ているとストック1本の半ズボンのぼくよりも年上と思われる男性が通り過ぎる。 
図7.トカゲ
7:25 山神隧道の左手から山道にはいる。このルートはテン糞があるので、目を凝らすが、ダメ!
7:45 稜線に登り着く。風が気持ち良い。ここで、スポーツドリンクを飲みながら、大沢分岐を目指すか鐘ヶ嶽を目指すか迷っていたが、楽な方に決める。 
図8.稜線の道標
 7:56 ん?タヌキ糞が糞中たちに運ばれている。でもまだ糞が残っているので、拾う。
図9.タヌキ糞だ!
 8:28 鐘ヶ嶽に着く。ここから下の入り口まで50分かかるようだ。ぼくの足なら1時間半かな?ここでもスポーツドリンクと水を飲む。
図10.鐘ヶ嶽山頂の案内板で
浅間神社で柏手を打って、参拝だ!どこのどんな神社でも、いつもそうだが、何も、願い事を祈らず。ただ、お辞儀だ!
8:45 石の階段の上にテン糞だ。が、すでに昆虫たちに分解されている。しかし、残っている糞を拾い集める。
図11.分解されたテン糞
 9:34 ん?これはテン糞?それともタヌキ糞? 食肉目の動物たちの大半は夜行性なので、夜から明け方にかけて排泄された糞が、夜も動き回る糞虫たちによってバラバラに分解されて運ばれてしまう。夏場のフィールドサインとしての糞は昆虫たちが多いので見つからないのも当然か!
図12. 糞虫に分解された糞
登ってくる、短パン半袖の単独行の男性とすれ違い、互いに挨拶を交わす。
 9:46 シカ柵ゲートだ。ここでぼくは左にガードレールが見えたのでそちらに行ってみる。舗装道路にでたが、ゲートはカギがかかり、左右のどちらの隙間からも入り込めないように金網が張られている。戻る。
図13. シカ柵ゲート
シカ柵ゲートから5分くらいで浅間神社への階段をなる。
9:57 ヤマカガシの子どもがぼくに慌てて逃げようとしている。 
図14. 浅間神社参道まえの石垣でヤマカガシ
 10:02 ん?ヤブミョウガの実がついている。花も咲いている。この花を見て、ヤブミョウガはショウガ科ではないことに気が付き、帰宅してネットで調べる。何と、ツユクサ科だとさ!
図15. ツユクサ科のヤブミョウガの果実と花
コンビニで、アメリカンドック1本、お握り2個、パン1個、サンドイッチ1個を買ったが食べたのはアメリカンドックだけ、11時半に帰宅し、シャワーを浴び、冷たい缶ビールトとマトを食べる。

2019年9月1日日曜日

ウラギンシジミ Cuetis acuta paracuta

昨日の境川遊水地公園一回りの散歩で、ウラギンシジミのペアが休息していた(図1)。チョウやトンボが交尾しているペアで連なっているとこは結構見る。が、今この時季に最後の夏とばかりに鳴いているアブラゼミなどのセミのペアを見ることはほとんどない。これはどうしてだろうか?もっとも、二匹が連なっては飛べないからだろう。チョウやトンボならペアになっても飛べる。

今年の夏は初めてバテた。それは昨日の散歩でバテたのだ。今夏7、8月は丹沢山麓を9回歩き回っていて、戻ってきてシャワーを浴び、缶ビールを飲みながら冷えたトマトを1個食べるだけで生き返ったものだ。しかし、昨日の散歩は缶ビールを飲まなかったせいかバテたまま夕食を迎えた。夕食時前からウィスキーのストレートと氷を入れた水を代わるがわる飲むのがこの夏の定番だが、夕食に出た2、3センチ角のステーキを5個食べたらバテた感じが消えていった。が、夕食後、すぐベッドに横たわった。どうも、今夏、少しエアコンもつけず頑張ったことが現われたようだ。
図1.ウラギンシジミCuretis acuta paracutaのペア
アメリカ大統領にトランプがなってから、世界の首脳たちは他国の事は思いやらず自国の事だけを考えるようになってしまった。勝手に条約などの国同士の約束事から脱退・破棄する。これは酷く野蛮な事である。まさかと思うが第三次世界大戦に突入するのではないかと恐れる。

2019年8月31日土曜日

ウコンの花と胡麻の花   The flowers of turmeric and sesame

9時半頃、境川沿いの遊水地公園まで散歩してきた。我家からぐるっと回って約7キロの行程だ。午後から歩くと暑くなると思って午前中に出たのだが、日差しが強くて暑かった。でも、時々吹く風は爽やかな秋のものだ。
遊水地公園を通り過ぎてから横浜市側に作られている畑に珍しい花が咲いていた。ウコンが植えられている中に一株だけ花が咲いていた。
この花の咲き方、ミョウガも変わらない。ショウガ科の独特の花の咲き方だ(図1)。
図1.ウコンturmericの花が咲いている

境川を渡る白鷺橋の手前で、まるでジギタリスの花とそっくりな胡麻の花だ(図2)。花の下は果実の胡麻の鞘が連なっている。
ウコンは無理そうだが、ゴマならプランター植えでも花が見られそうだ!
図2.胡麻sesameの花

電線は地中に!   An overhead wire moves to underground!

昨日、夕方6時頃、散歩に出た連れ合いから「北東の空に虹が出ている」とメールが入った。2階のベランダから見まわしてみても見当たらない。すると、連れ合いが戻ってきて、玄関から「虹が見える」と叫ぶ。ぼくは二階から「見えないよ!」と叫ぶ。下りて来いと云うので、外へ出て、連れ合いが指さす方を見ると確かに虹だ!でも、それは南東方向だ!彼女が始めに見た時は北東の空にあったそうだ。
それは、ともかく、ぼくは空を見上げてまたもや電線が気になった。「街の電線がなければ空はもっと綺麗になるのに!」っと思ってしまう。
電線や電話線などを下水道やガス管、水道と共に地中に埋没したら、街中はどんなにすっきり綺麗になるだろうか!
電車の架線や電線越しに見える虹


2019年8月28日水曜日

尾根歩きと旧道歩き  The ridge climbing and the old path walking

昨日は桃ノ木林道から焼山沢に架かるコンクリートの橋を渡った所から尾根に取り付く。しばらく尾根沿いに朽ちたシカ柵が張られている。登り始めは急登だが、一歩一歩ゆっくりと時には両手をつきながら歩く。
始めは、この尾根歩きは初めてだっと思っていたが、どうも初めてではなく、いくつかの細尾根や岩尾根を少し巻くことになり、2度目のようだ。過去のデータ(2年前の4月5日)を見たら、以前は焼山沢を歩き途中から尾根に取り付いたのだ。
図1.歩いたルート
7:31 焼山沢に架かる橋を渡ると山仕事の人たちの車が3台停まっている。伐採作業が行われているようだ。看板(図2)の横にヒオウギの株が幾つかあり、二株から花茎が伸びていた(図3)。
図2.伐採作業の看板

図3.ヒオウギの花
ヒオウギの花の写真を撮り、看板の裏から登り始める。ヒル対策として靴下は念入りに飽和食塩水を噴霧してきている。
8:16 ちょっと水飲み休憩だ。時々吹き上がってくる涼風が気持ち良い。汗だくで、額や鼻から汗が落ちるので、頭に手拭を巻く。風が気持ち良く感じるからこの暑さの山歩きも楽しいのだ。スマホのジェオグラフィカで現在地を見てもまだ半分も登っていない。この頃の足の運びは非常に遅くなっている。普段の歩きでもそうだ。
図4.杉林の中で休憩
8:31 ん?タヌキ糞の跡だ!(図5) 夏は糞を分解する動物たちがたくさん活動しているから糞が見つかりづらいのだ。何と、今回も一つも見つけられなかった。
尾根の右側の谷からはチェンソーの唸りが響いてくる。
図5.糞虫がタヌキ糞を地中運んだ穴
図6.図5の下に古いクマ剥ぎの痕のスギの幹
9:31 ノバラの蔓を除け、アセビの枝を握り、岩を巻いて、770を超えるピークに達する。ここはもう、ぼくの下りには使えないと思う。もう、このピークから東方に745ピークが見える。平戸・焼山の旧登山道は下ったすぐそこだ。伐採作業は歩いてきた尾根と745ピークの間に谷間で行われている。
図7.東方に見える745ピーク
9:50 旧登山道に着く。まだ、道標が残っている(図8)。休み台も残っていたのでバランスを取りながら座る。ここで、朝食代わりにコンビニで買ってきたサンドイッチを食べる。
図8.焼山・平戸を指す道標
サンドイッチを食べながらその辺りをうろつく。道志側方面に下りていく道(図10)があるのは以前から知っていたが、向こうに下りると今のぼくの体力では戻って来られない。ただ、いつも見るだけだ。
図9.休み台が残っていたが、辛うじて座れる。

図10.休み台がある処から道志川方面に下りて行く古い道がある。
10:10 出発だ!旧道を平戸方面に下ることにする。焼山にはもう10年ちかく行ってない。
旧道を歩いていると急に整備されているようになり、「森林伐採の為、通行注意」相馬造林という看板がある。道に掛かる倒木も通りやすいように切られている。っと、斜面の下で座っている作業員を見つけ、まもなく、道路上で二人の作業員が腰を下ろしている。二人ともこちらを怪訝な顔付きで見るので、こんにちは!っと声を掛ける。50代らしき人からは焼山の帰りですか?っと声を掛けられたので、はい、そうです!っと応える。道が悪いので気を付けて!と云われ、途中で水沢へ降りるあなた方の作業路を下りますと応える。
道を整備するための鍬が途中で放置されていた。さらに、トラロープが架かっていたり、歩きやすいことこの上ない。相馬造林に感謝だ!
旧道途中から水沢へ降りる仕事道も整備されていた。なんだか帰路は覚悟していたのに簡単すぎた。
11:20 登り口に辿り着く。ヒオウギの花が開花(図12、図13)していた。
図11.登り口に着く
図12. ヒオウギの花が開花
図13. 別の花にクロアリが集り、蜜を吸っている。
今回は、ヒル対策をしっかりしてたとは云え、ヒルを見なかった。どうしてだ?

2019年8月27日火曜日

マタタビの虫こぶ The gall of silvervine

今日、水沢橋のところに車を置き、桃ノ木林道から焼山沢左岸の尾根に取り付き、平戸・焼山の登山道の廃道に出て、廃道を下って柏原ノ頭の手前から仕事道を下り、再び桃ノ木林道に出て戻ってきた。
焼山沢の手前でマタタビActinidia polygamaがあったので、実があれば種子を見るために採ろうと思ったら、果実は虫こぶになっている。正常な果実は見当たらなかった。残念!でも、この虫こぶを採ってくるんだった。
マタタビの果実の虫こぶ
この虫こぶはマタタビミバエやマタタビアブラムシが卵を産んだようで、マタタビミフクレフシと云うようだ。しかし、2種類の虫とはちょっと信じられない。本当のところはどうなのだろう?これで作った果実酒を木天蓼酒と云って薬効があるようだ。
マタタビの実の虫こぶ

2019年8月22日木曜日

林道歩きで見つけたフィールド・サイン  The fieldsign that was found in the Isezawa forestroad.

今朝は曇っていて涼しい。昨夜は雨も降ったようだ。

20日の伊勢沢林道では、蒸し暑くガスっている中をミンミンゼミがウルサイほどに耳に届く。そのため補聴器の音量を1~4に下げた。それでも耳元で鳴いていると思われるほど響くので左の補聴器を外し、バックにしまう。っと、ガスっている沢の方からシカの警戒音が2声し、数頭のシカたちが走り去る音がした。
図1.オオバアサガラの果穂がぶら下っている
図2.クサギの花だ!
フサザクラの倒木が道を塞いでいたが、ちょっと屈むだけで通りぬけられた。
図3.k-ta隊員から教えてもらったナガバヤブマオ(マオウではなく、マオなんだ!)
この仲間から繊維をとり、衣類や紙にもしていたようだ。どうやって、繊維を取り出すのか?綿が出回る以前は全国でこのイラクサの繊維で作った衣類を来ていたようだ。ふーん!何だか涼しそうな衣類だ!
図4.ヘクソカズラの花
ヘクソカズラの花がこんなに可愛いいとは思わなかった!
図4.コウゾの葉を丸めているハマキガの仲間の幼虫が巻いている
図5.少し明るくなったかな?
7:57 少し明るくなった。それでも凄い湿気だ!ミンミンゼミに加えてアブラゼミも鳴き始めた。もう、頭がわーんわーんする感じなので、右の補聴器も外す。うん、これで静かな林道歩きを楽しめる。
図6.アカメガシワが実をつけている
音見沢橋を過ぎ、焼小屋沢橋を過ぎる。とても尾根には入っていけない。草木の露が凄い。焼小屋沢橋を過ぎて少し勾配のある道を登って、振り返る。8:28 やはり、今日は焼山方面は見えない。
図7.焼山は見えない
8:30 ヘアピンカーブのところで休憩だ。スポーツドリンクを飲み、チョコを食べる。っと何だか腹が空いた感じ、ここで座ってお湯を沸かして持ってきたカップ蕎麦を食べたいが、止める。首にヒルがついていたのだ。湿っている林道に座りたくないので、橋の欄干の上でお湯を沸かそうっと思い、下ることにする。ん?2匹の動物が林道を走って沢の方へ隠れる。一瞬、テン!っと思ったがヤマドリだ!
焼小屋沢橋にきたが、通過だ。音見沢橋も通過。まっすぐ戻ることにする。
9:19 ん?シカの食痕だ!なんと往きに写真を撮った時には気が付かなかった。ナガバヤブマオがシカに食べられている。
図8.ナガバヤブマオのシカの食痕
帰路、土山峠の辺りでサルの群れに出逢った。車を停めて写真を撮ろうとしたが、サルたちは湖の方へ下りていったので姿が見えなくなった。久しぶりにサルを見たが、車の中からだったので、すごく残念だ!

このルートはいつもたくさんのテン糞を見つけられるのだが、今回はゼロだ!夏場に動物糞が見つかりづらいのは、糞虫たちの活動が活発なことを物語っているのだろう。