「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2017年10月14日土曜日

雨の中の自然探索 The nature exploration on the forest road in the rain.

昨日は、雨の中の丹沢実習であった。雨の中でお昼を食べるためにトンネルがある林道を選んだ。バス終点の宮ケ瀬から宮ケ瀬湖沿いにある林道歩きをした。お昼は汁垂隧道の中で食べた。
雨に濡れた林道山側の石垣に多数ついていた小さな昆虫(赤線で囲う)
この虫、5、6ミリくらいで濡れた石垣の表面を歩き回っている。
シミの仲間かと思ったが、少しまるまちい。チャタテムシの仲間?
恐らく、これで成虫だと思うが、これまで全く気が付いたことがなかった。学生が見つけたものだ。何を食べてるのかな?
大きなミミズだ。イイズカミミズというようだ。

これは上の巨大なイイズカミミズを丸呑みして食べるキバビル

これはヒダリマキマイマイ。
多くのマイマイが右巻きであるのにこれは左巻きだ。

ムモントックリバチの卵を産む巣
このトックリバチの巣はどうもまだ完成していないようだ。ぼくらが来たからこの場から離れてしまったのかもしれない。これから卵を一個産んで天井から吊り下げ、中に幼虫の餌となる芋虫などを数匹、容れて蓋を閉じて、周囲の状況と同じような色と模様をつけるようだ。YouTubeに巣作りからの一部始終が早送りで見られる。
https://www.youtube.com/watch?v=BjXMNoAeCTc

ジョロウグモのメスの巣
側に小さな♂がいると思って探したが見つからなかった。

雨が降っているから傘を差すと気持ちが良いし、ザックも濡れないのに!
何かを見つけた学生たち
汁垂隧道内で昼食後、MSRストーブを囲む学生たち。
お湯を沸かしコーヒーを飲む

2017年10月12日木曜日

キンモクセイの季節だ! It's the season of Fragrant orange colored olive.

昨日、夕刊を取りに玄関を開けた。ん?何?この良い香り?知っている匂いだ。キンモクセイだOsmanthus fragrans var. aurantiacus!キンモクセイの花が咲いているんだ。この辺りでキンモクセイがあるのは我が家の庭だ!隣の隣接するところに植えているキンモクセイを見た。薄黄色の小さな花が咲いている。 今朝、朝日が当たるのを待って撮った。もう、木の下にキンモクセイの花がおが屑のようになって落ちている。2、3日前から咲いていたんだ。
ラン鉢を部屋に取り込んでからは、庭に面したガラス戸を閉めたままだったので、キンモクセイの花が咲く季節になった事に気がつかなかった。戸を開けていると編み戸越しに良い香りが入ってきて、すぐ気が付いたのに、、、、。残念としか言いようがない。でも、今は、吊り下げているラン鉢越しをずらして戸を開けたので、部屋がキンモクセイの香りに満たされ非常に幸せだ!

明日は、久しぶりの丹沢実習だ。今回は宮ケ瀬にあるヤビツ峠・鳥屋・やまびこ大橋の三叉路から丹沢方面への登山路を歩く予定だ。三叉路から東峰(本間ノ頭)・丹沢山は登山者が少ないので、動物たちに逢えるかもしれないし、また、フィールド・サインも多く見つけやすいだろう。しかし、明日の天気予報は雨だ!どの程度の降りになるのか?本降りでは、雨を避けてお昼を食べる場所が予定のルートではない。お昼頃にトンネル(隧道)に辿り着くルートにしなければ!

2017年10月11日水曜日

カズオ・イシグロの「浮世の画家」 ”An artist of the floating world" of Kazuo Ishiguro

今年のノーベル賞は日本人は受賞しなかったが、両親が日本人で長崎生まれの日系英国人のカズオ・イシグロが文学賞を取った。ノーベル文学賞が発表された翌日から我が町の本屋さんに直接当たったが、在庫が無いという。8日は版元の早川書房に注文しているがいつ届くかは判らないという。

昨日は、1・2時間目の専門学校の授業があった。帰りに葛西駅に近くの本屋で、「ノーベル賞を取ったカズオ・イシグロの本がありますか?」っと聞いた。この本屋さんには、学校帰りにしばしば立ち寄って電車の中で読むための文庫本を買っている。店番の女性は苦笑いしながら、あれ以来(ノーベル文学賞の発表)注文しているが注文を受け付けてくれないようだ。その位、カズオ・イシグロの本の注文がどこも品切れ状態のようだ。

ならば、やはり、帰宅途中の大手町から丸の内側の東京駅北口の大きなショッピング/アウトレット・モールのOaZoにある、丸善に立ち寄った。店の左にあるエスカレーターで3階まで登り、すぐ女店員に聞いた。彼女は文庫しかないんですよ!っと言いながら早川文庫が置かれている書棚までぼくを案内してくれた。「わたしたちが孤児だったころ」、「浮世の画家」と分厚い「充たされざる者」3冊が平積みにされていた。ぼくは、その三冊を取り、すぐ会計で4000円を払うと566円の釣りがきた。

あー、ぼくは何というミーハーなのだ!

東京から座れたのでカバーをかけて「浮世の画家」を読み始めた。ん?何だ?時代や舞台設定は終戦直後の日本であり、出てくるのは日本人だ!何となく違和感を感じながら今日のお昼過ぎに読み終える。最初から最後まで高名な画家(わたし)が一人称で話していく、、、、。わたしはもう絵を描くのを止めて隠居生活をしており、お見合いをする娘や孫息子との会話、画業仲間やわたしの先生やわたしの弟子との会話が大半を占め、最後の1949年11月になって、娘や画業仲間や弟子などとのわたしの会話の意味が判る。

読み終えたので、境川まで散歩にでる。クサギが実をつけていた。


2017年10月8日日曜日

カナヘビが早くも越冬していた。  A grass lizard has already gone to overwinter.

部屋の縁側よりの窓近くのラン鉢を置くところを整理し、外に置いているオンシジュームとパフィオペディラム、セロジネの鉢を部屋に取り込むために、鉢の中に落ちている木の葉や枯れかかった葉や株、古くなった花茎などを取り去っているとカナヘビTakydromus tachydromoidesが顔をだした。越冬するためにパフィオの鉢の中にいたのだ。頭から背にかけて剥がれた外皮がついている。ん?カナヘビは越冬中に脱皮するのかな?
カナヘビが顔を出している鉢を静かにプランターの所に持っていき、眠っていたところ悪いけれど、さぁー、プランターの方に行って!と追い出した。が、このカナヘビ、眠っていたために状況が良く呑み込めないのか?あるいは寒くて身体が機敏に動かすことができないのか、今度はプランターの縁の上でじっとしている。カメラを持ってきてマニュアルでピントを合わせて撮る。
今日は、午後から気温が上がって温かくなってきた。そのため、庭は再びヤブ蚊が飛び回り、手など数か所刺された。ヤブ蚊にとっては飛び回れる温かさだが、カナヘビにとっては動き回れないようだ。それでもこのカナヘビはプランターの縁からいなくなっていた。

七ツ木神社の祭りと名月 The festival of Nanatsugi shrine and the harvest moon.   

昨夕は、知人の家に行き、そこで連れ合いたちが今夏の北京の紫禁城・万里の長城・西安の兵馬俑などの中国旅行で大変世話になった中国人のお医者さん夫婦を連れ立って知人が氏子である高倉の七ツ木神社のお祭りを見にいった。
七ツ木神社入り口
参道には、昔懐かしい綿飴を作って売っている露店や何故かイカを丸ごと焼いて香ばしい匂いを漂わせている店、射的の店などが5、6件が立ち並んでいた。
参道の両側に出たお店(仲見世)
 恐らく、5,60年前ならこの地域の最大のイベントで、多くの人たちがこのお祭りに参加し、遊びに、参拝にやってきたのだろう。が、今は、身近に娯楽はたくさんあるので、昔の名残りはあって少し寂しい感じもある。
お囃子が始まった。篠笛を吹く若者、和太鼓を叩く人、チャンチキ(鉦鼓)を鳴らす人。毎週のごとく皆公民館に集まって練習をしているようだ。知人の娘さんも小学生の時に練習に通ったようだ。
 舞台の横に七ツ木神社の本殿があり、そこでお参りだ。ぼくは小銭、確か20円を投げ入れた。何も願い事をせずにただ頭を下げた。舞台の左側にはこのお祭りに寄進した人の名と寄進した額が紙に書かれて張られた大きなボードがあった。
本殿
 再び、知人の家に戻る時、東の空にお月様が浮かんでいた。4日に吉林省か来日したMさんからお土産に大きな箱に入った月餅を頂いた。彼らを駅まで送って楽しい会は終わった。ぼくは、帰宅し風呂に入ってすぐベットだ。
この時季に行われるお祭りは当然収穫祭なのだ。農作物の収穫を祝って地域の人たちで祝ったのだ。きっと、お囃子をバックに人々は踊ったであろう。黙って、椅子に座って見ているなんていうことは無かっただろう。若い男女の出会いや求婚も生まれただろう。楽しかったであろう昔の事を考えながら寝入った。
お月様が出ていた。

2017年10月6日金曜日

テンは秋の味覚を楽しんでいる! A marten is enjoying the taste of the autumn!

今回は尾根道に枯れ葉が積もっている場所が多く、食肉目の糞を見つけづらかった。それでもテン糞4個拾えた。
4個のうち、2個の糞からサルナシを食べた種子や果皮が出てきた。また、2個からエノキやエゾエノキの種子や果皮が出ており、しかもエノキやエゾエノキを食べた場合は他の果実の種子や動物質の物が出てこなかった。これは、エノキやエゾエノキの果実を食べるときは果実がたくさん木についているためにそれだけで十分満足なのだろう。今回もテン糞③の内容物に見られるようにムカデを食べていた。砂礫が含まれたのは地面を這うムカデ食べる時に砂礫を一緒に飲み込んでしまったのだろう。
11:06 テン糞①
サルナシ果肉付き果皮4個・種子、アケビ種子12個、昆虫脚

11:10 テン糞②
エノキ種子15個・果皮

11:23 テン糞③
ムカデ6センチ強2匹外皮・脚、2-6ミリ砂礫10個、サルナシ種子22個

11:49 テン糞④
エゾエノキ種子19個・果皮
今回のルートでテン糞が見つかったのは、地図の①~④の場所である。
今回のルートで見つけたテン糞①から④の地点
これからは、さらにケンポナシやマメガキなどが食べられ、そしてキブシの果実と移っていくのだろう。

2017年10月5日木曜日

テン糞4個を見つけて満足 Finding 4 scats of martens satisfied me.

10月2日の続き:大沢分岐から梅ノ木尾根を通って、日向山、見城山、広沢寺温泉駐車場まで
大沢分岐からの梅ノ木尾根は3、4メートルの細尾根があり、ちょっとだけアルペン的な雰囲気を楽しめる。そこのザリザリした岩場に小さなアキノキリンソウがあった。
9:58 アキノキリンソウだ!今回のルートではアキノキリンソウはこの一株だけだった。 
10:01 スギの皮の巣材の量が少ないからムササビではなくモモンガ?
10:26 道標
 美味しそうなキノコを見つけた。が、同定できない。このキノコの名前は?毒キノコでは無いことが判るが、傘の一部は食べてみたが、キノコの味がするだけ!1日置いたら、傘のヒダの部分が胞子で白色から黒褐色に変色した。傘の色も白から褐色になった。
 10:36 落ち葉の中にキノコをみつける
傘の下のヒダを覆うツバがある。ハラタケ科のキノコ?。
このキノコ調べきれなかった。食べられると思って5個持ってきた。
胞子紋は褐色だ!
今年の東丹沢の林道にも尾根道にもドングリがたくさん転がっていて、林道では気の毒にもビシ、ビシと底の硬い登山靴で踏み潰しながら歩かざるを得ない。
10:44 今年はシラカシ、コナラ、ミズナラのドングリが多いかな!
 10:58 弁天の森キャンプ場へ行く三差路
ようやく、テン糞を見つけた。これほどテン糞を見つけてうれしく思ったことは無いほどだ。今回は、尾根道にも落ち葉が多いので糞は見つけられないと思いながら歩いていた。
11:06 テン糞①
ちょっと下ってまたテン糞だ!雨に洗われて古くなっているがゲットだ!
11:10 スギの切り株のテン糞②だ!
11:21 弁天の森キャンプ場と日向薬師・坊中、日向山への十字路の鞍部だ!
11:33 新鮮なテン糞③
11:40 日向山山頂だ!
11:49 テン糞④
12:06 見城山頂
見城山頂を2,3分下った所に、横浜・新宿などが一望できる見晴らしの良いところで休憩する。買ってきたソーセージとオニギリを15分くらいかけてゆっくり食べる。携帯のアンテナが立っているので、連れ合いにもうすぐ帰ると下界を撮って連れ合いに送ると、「見晴らしが良いね。曇りなのが残念!」とすぐレスが来た。
12:55 この道標からは最後はなだらかな斜面を下るだけだ。
13:02 このシカ柵のゲートを開いてすぐだ!
13:06、厚木市の広沢寺温泉駐車場に着く。駐車場に入った左手に流し場があるので、そこで手と顔を洗い、水も飲む。トイレに行くとここでも山ノ神隧道手前のトイレ破壊についての張り紙があった。歩いた全行程は13.3キロであった。4個のテン糞を見つけて満足だ。今の時季のテンたちは何を食べているかな?

2017年10月4日水曜日

もう、スズメバチは越冬に入ったようだ!  It seem that the queen of Hornet/Wasp has already overwintered.

10月2日(月)の続き:山の神隧道から大沢分岐を経由して梅ノ木尾根・日向山・見城山と続くルートは昨年暮れの29日にも歩いている。このコースは梅ノ木尾根に入ると大山に登る人と出会うが、他ではあまり出会わないので、静かに山を探索することができる。
下の、サルノコシカケの仲間も昨年暮れに撮っていて、その時は、釣鐘のような感じだった。横に広がってきているが、1年後はこれがどのようになるのかちょっと楽しみだ!
9:08 サルノコシカケ科のキノコ
 
触ると表面が湿っぽく柔らかい感じ
2016年12月29日に撮った時のサルノコシカケ科の形
9:14 マルバダケブキだ。大半の花はもう殆ど終わっていた。
9:19 この標識は鞍部にあり、沢の方に下ると弁天の森キャンプ場だ。
一度、下ってみたが、とても道が判らず、10分もしないで引き返す。
この鞍部までシカ柵沿いに下ってきたが、間もなく東屋だ。一度、この東屋に泊まってみたいと思うが、夏なら、ヒルと蚊に襲われるだろう。秋・冬なら風の通り道なので、寝袋に寝袋カバーが必要かな。
9:27 東屋の前で
9:30 東屋の天井にスズメバチの巣があった。
昨年暮れの東屋
この東屋でしっかり休もうと思っていたが、天井のスズメバチを巣を見つけた。でも、スズメバチはいないようだった。かなりこの場所では涼しかったので、もう働き蜂たちは死に絶えて、女王はどこかの枯れ木に潜って越冬しているのだろう。
間もなく、ざらざらした細尾根を登ることになる。新たな青いザイルがあった。ぼくは、どうしても他人がつけた物を利用することができない。木の根や岩の出っ張りを掴んで3点確保で登ることになる。2本のストックをどちらかの手に握りながら登れるくらいだ。
9:41 トラロープは前からあったが、今回は青いザイルがさらに長く張られていた。
この道は下りには使いたくないが、一度60歳以上の男女7,8人のパーティが下りて行くのに出会った。ぼくは、下りはイヤだ!
9:47 大沢分岐着だ!
大沢分岐まで、これまでなら、テン糞やタヌキ糞を拾うのだが、今回は一つもまだ拾ってない。

2017年10月3日火曜日

警戒音をださなくなったシカ! The sika deers who do not utter their alarm calls.

此の処、2,3年シカに逢わなくなったし、シカ糞も少なくなった。その第一要因はシカが季節を問わず害獣として駆除されているからだ。第二要因はシカが警戒音を出さなくなったからだ。以前、シカを見つけるのはシカがぼくらを見つけて警戒音を出すので警戒音をした方を見て、シカを発見することが多かった。
つまり、シカは警戒音を出してくれるからぼくらは見つけることができるのだ。シカのような大型哺乳類であろうとも、警戒音を出さなければなかなか見つけることができないのだ。大抵、対岸の斜面で採食しているシカにこちらの方が先に気が付いて隠れていると飽きる程シカを観察し続けることができる。しかし、シカに警戒音を出されると、シカを観察できるのは10数秒であり、林の中をシカの警戒音だけが移動していく。
9:04 小鹿や母ジカが休んだと思われる場所、アナグマが匂いを嗅ぐようにして休息場の匂いを嗅ぐ。ぼくらヒトでも匂いでシカ、カモシカ、イノシシの区別もできる筈だ!匂いは判らなかったが、シカ毛を見つける。
今回、偶然に走り去るシカの集団(2~4頭のメスグループ)を2度見つけた。2度とも
シカたちは警戒音を出さないのだ。

丹沢では、このところ年中、シカが森の中で害獣としてハンターたちに射殺されている。シカは警戒音を出すとハンターや勢子や猟犬に見つかってしまう。このため、最近のシカは人を見つけても警戒音を出さなくなることを学習したのではないかと考えている。どうだろうか?