「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2016年12月28日水曜日

デンドロを室内へ  Getting dendrobiums into the room!

連れ合いと約束していた網戸と窓を洗った。
散水用のノズルをつけたホースで網戸を取り外すことなく水洗いしたのだ。
散水用のノズルは、①シャワー、②ジョウロ、③ストレート、④霧となっているので、③ストレートにして網戸をや窓を洗った。途中で、壁の汚れも落ちることに気づき、一階部分の半分を強烈な水力で埃などの汚れを洗い落した。

その後、5度C以下の低温に当てたデンドロビュームの仲間のラン類を部屋に取り込む。フウラン、カヤラン、ヨウラクランはそのまま屋外だ!低温に当てるとと葉の反対側に花芽が膨らんでくるのだ(Fig.1)。もう、十分に花芽が膨らんでいるので、OKだ!
Fig.1 花芽が膨らんできたデンドロビュームを部屋に取り込む。

これで、水遣りが多すぎるとこの花芽が葉芽になってしまうので、デンドロはセッコクと同じ着生ランなので、水遣りは控えなくてはならない。
10月中旬に取り込んだ、カトレアは一回咲き、再び、花芽のシースが膨らんできている。
パフィオは1月の3,4日頃咲きそうだ(Fig.2)。
Fig.2 10月に取り込んだパフィオペディラム

セロジネも花芽が膨らんできているし、オンシジュームやファレノプシスも花茎が伸びて花芽が膨らんできた(Fig.3)。
Fig.3 10月に部屋に取り込んだファレノプシス

これらは、もう40年以上も前から育てている洋ランたちだ。始めは冬は室内のフレームに容れ、フレーム内は暖房し、手間が掛かったが、今は、家の構造も温かくなっているし、なんせ温暖化のために全く暖房など使っていない。かえって、ラン類や植物を部屋に取り込むとエアコンは使わなくなる。エアコンを使うと部屋が乾燥してしまい。植物たちに良くないからだ。

庭のカヤランも何本も花茎が伸び花芽がつきだしている。ヨウラクランの葉も分厚く飴色になり、越冬の準備OKだ!フウランは夏よりもさらに固い葉になり充実している。
昨年、デンドロの仲間のギンギアナムの一鉢を縁側に出しっ放しにしていたが、全て死にはしなかったが二回りも小さな草丈になった。今冬は昨年よりも暖かそうなので、可哀想だがこのまま出しておいてみよう。

2016年12月26日月曜日

カモたちの引地川 The Hikichi river where ducks swim.

先週から、2軒南にある家が建て替え工事をしている。
そのため、不規則な音がして本も読む気にならないので、久しぶりに引地川まで散歩してきた。
歩き始めは例によって右足首のアキレス腱の辺りが鈍い痛みがあったが、10分もしないうちに痛みは薄れてまったく痛みを感じなくなった。いよいよ治ってきたのかな?

引地川には10羽以上のコガモたちが河原で休息していた(Fig.1)。
泳いでくれないので、痺れを切らして移動だ。
Fig.1 たくさんいたコガモ

100メートルも下らない内に、今度はカルガモたちが思い思いに川の流れに逆らうように泳いでいる(Fig.2)。一瞬、ぼくはカモは美味しいだろうなと思う。カモ捕り権平の話しだとかカモに似た味のカモシカやガンモドキの話しを思い出す。
さらに、木曽のサル調査をしている時に、ヤマドリを貰って一人で鋤焼きにして食べたことまで思い出す。今夜は、ケンタッキー・フライド・チキンを食べよう!
Fig.2 流れに逆らって泳ぐカルガモ

コサギがじっと水面を見て獲物を狙っている。コヤツは美味しくなさそうだ。
Fig.3 じっと水面を見つめるコサギ

ん?何だこのカモメは(Fig.4)?まるで自信の無い女子中学生のようだ。
カモメはまるで恐竜のように恐ろしい目をしているが、このカモメの目はそうではない。
ユリカモメということが判った。
Fig.4 ユリカモメを初めてじっくり見る

今朝、4時半に目覚めたら丹沢に行くつもりであったが、目覚めたのが5時半だった。
この時間だと、もう朝の通勤ラッシュに巻き込まれるので出かけるのをあきらめた。
昨夜はスパッツやストックの手入れをし、さらにアイゼンの様子さえ見たのだ。
明日は建て替えている家の事で町内会の有志が集まるので、山は行けない。
網戸の掃除や窓拭きを請け負っているので、年内はもう行けないかな?

2016年12月25日日曜日

テン糞から出てきた羽毛    The feathers which were included in marten's dropping.        

12月21日に鐘ヶ嶽に登った時に拾ってきた5個のテン糞の中にテン糞④の中から羽毛の軸と思われるものがサルナシやキブシの種子などと共に出てきた(Fig.1)。
3本出てきた1本はライターの火で焼いてみてその焼け方と臭いから羽毛であることを確認した。
Fig.1 テン糞④から出てきた羽毛

2008年5月からこれまでに拾ってきたテン糞772個の内、鳥を食べたと思われる証としての羽毛が糞の内容物として出てきたのは僅か29個であった。1年を春(3~5月)、夏(6~8月)、秋(9~11月)、冬(12~2月)の四季に分けると、春:13個、夏:4個、秋:3個、冬:9個であり、冬・春:22個、夏・秋:7個であり、夏・秋よりも冬・春の方がテンたちは鳥を食べる傾向が強いと言える。特に春は、他の季節に比べるとテンは鳥を食べている。

春に鳥がテンに食べられるのは、鳥の繁殖期でまだしっかり飛び回れない幼鳥たちが狙われていることは理解できる。しかし、冬季は、鳥たちは俊敏に飛び回っている。
だから、冬に鳥が食べられるのは、シカ柵などに衝突して怪我した個体が捕まるのだろうと思っていた。今回出てきたFig.1の羽毛はちょっと様子が違うので、鳥の専門家で、鳥の訳本をたくさん出しているT.Maruさんにこの羽毛についての意見をお願いした。

すると、この羽毛は、成長期の鳥のものであり、カモ類のエクリプス羽から冬羽になる個体のものかも知れない。或はまた、キジバトは真冬でも繁殖することがあるので、キジバトのヒナかも知れない。ハト類はピジョンミルクをヒナに与えるので親が食べられる木の実や草の実があれば冬でも繁殖できると教えてくれた。

なるほど、そういう訳で冬場もテンは鳥の幼鳥を狙えるんだ!
しかし、木の実は鳥や哺乳類の冬場の大事な食物ですね。

2016年12月24日土曜日

補聴器 Hearing aid

10月3日から補聴器をつけている。
Starkeyというアメリカの会社のものだ。
耳穴に入れるタイプのものではなくて、外耳の外側の上に乗せてイヤホンを耳穴に差し込むタイプだ。前の音を拾うのではなく、上や後ろの音を拾う形式だ。
風呂に入る時と寝る時に外すが1日中つけていても苦にならない。
ぼくの室内では、このパソコンを打つ音、パソコンのファンの音、居間では水道の水がシンクに落ちる音、箸やスプーンが食器とぶつかる音、
トイレでは水の流れる音、自分の小便の音、ドアを閉める音がガンガン響いっていた。
が、今はもうそのような生活音は慣れてしまった。

外を歩くと、車の音、ヒヨドリの鳴き声、自転車の音、革靴の音などが響いた。
Fig.1 ぼくように合わせた補聴器だ。2016.10.24

高い周波数の音が聞こえ辛くなっていると気が付いたのは、アフリカから帰国してからだ。
知人たちと道路を歩いていて、「福田さん危ない!」と袖を引っ張られることが初めだった。
後ろからチリンチリンとベルを鳴らしながら近づいてくる自転車に気が付かなかったのだ。
その後しばらくして秋になっても賑やかに思う程庭で鳴いていたコオロギの声が聞こえなくなり、
アオマツムシの声が聞こえているので、連れ合いに「今年はコオロギが鳴かない!」と云ったら、「何云ってるの?たくさん鳴いているじゃない!」云われ、愕然とした事だ。
さらに、テレビの自然番組の中で、小鳥が鳴いているシーンでその鳴き声が聴こえないので、
家族の者に、「今、鳥が鳴いている?」と聞くことが多くなったのだ。

補聴器を買うことにしたのは、鳥や虫の声が聞こえなくなったことと、学校で質問する女子学生の声が聞こえづらくなったことだ。

補聴器をつけて学校へ出かけたし、高校の同期会の集まりにも行った。
ただ、この補聴器の構造的欠陥ともいうべきことが分った。
騒がしい場所では、目の前の人が話し声が聞こえ辛いのだ。
耳穴タイプのものだと前の音が自分の外耳で捉えてくれるが、外掛けタイプだと目の前の人の声は、耳穴はイヤホンで塞いでいるので聞こえ辛くなるのだ。
今は、人と向かい合って話しをする時は、片方の補聴器を取り外す。

春の鳥の囀りや秋の虫の声を聴いてみたい。山を歩いて鳥や虫の声に耳を傾けてみたい。
山を歩くと耳もとを過ぎる風音がビュービュー聞こえる。枯れ葉を踏む音もガサコソ聞こえる。
動物たちの枯れ葉踏む足音やサルの鳴き声を試してみたい。

10月24日、自分の補聴器(Fig.1)を買った。前方180度まで聞こえるように調節したものだ。今までの貸し出して3週間つけていたものもぼくの左右の耳に合わせてくれたが、合わせるのもパソコンに取り込んだぼくの耳のデータから補聴器にそれを電気的に送り込むだけのようだ。でも、付けていると不具合が出るようなので、月に一度は機械の調整をするようだ。

帰りは、街の音を楽しみながらゆっくり歩いてきた。
帰宅して、CDでショパンを、2、3年振りに聴いた。
この補聴器の最上位機種だと、音楽鑑賞もできるようだが、
それだとまるで車を一台買うような値段なので、CDで聴くクラシックもやはり聞こえ辛い高い波長があるところが判ったが、しばらくはこれで我慢しよう。

この補聴器をつけると新たな世界が開けて、自分がサイボーグになったような感じがする。
今も以前好きだったチャイコのピアノ三重奏曲 イ短調 作品50を聴いている。

2016年12月23日金曜日

テンが食べている物とサルが食べている物 It is not big difference for foods between macaques and martens are eating.

厚木市の広沢寺温泉無料駐車場からFig.6のルートを通って見つけ、拾ってきたテン糞が5個で、サル糞が1個であった。
カモシカ糞もあった(Fig.1)が、調べても植物繊維質の物が大半なので拾ってこなかった。

今の時季はサルもテンも殆んど同じ果実を食べているだろうと思っていたが、
それがまさしく当たっていた。
先ずはそれぞれの内容物を水洗いして調べたので見て欲しい。
Fig.0 カモシカ糞Serow

Fig.1 テン糞①Marten
内容物:マメガキ果肉果皮種子

Fig.2 テン糞②Marten
内容物:マメガキ果肉果皮種子

Fig.3 テン糞③Marten
内容物:サルナシ種子果皮、キブシ種子、昆虫脚

Fig.4 テン糞④Marten
内容物:サルナシ種子、キブシ種子、大型甲虫外羽脚腹部末端部、鳥羽根毛根?3本

Fig.5 テン糞⑤Marten
内容物:サルナシ果皮種子、ケンポナシ種子2個

Fig.6 サル糞Macaque
内容物:マメガキ果肉種子、サルナシ果肉種子、樹皮繊維?

以上のように、テンはマメガキ、サルナシ、キブシにケンポナシの果実を食べさ、さらに昆虫や鳥まで食べていた。一方、サルもマメガキ、サルナシを食べていた。恐らく、キブシやケンポナシの果実も食べているだろう。しかし、テンは甲虫などの昆虫を食べており、サルよりもバラエティに富んだ食事をしているようだ。


2016年12月22日木曜日

久しぶりの一人歩き Trekking by only myself after long time.

昨日は、8月25日に日向キャンプ場の駐車場から大山に登って以来、実に4ヶ月振りに一人で丹沢山麓の山を歩いてきた。
歩いたのは鐘ヶ嶽である。9月の頭に散歩していてちょっとジョギングをしたら、右足アキレス腱炎となり、以後、これまで月一回の丹沢実習で山麓を歩くだけであった。
9月9日に雨の中の塔ノ岳実習がアキレス腱炎をこじらせる元となった。
それと、整形外科で処方された錠剤を飲まなかったことも良くなかった。

それが、10月や11月に処方された薬を飲み、貼り薬を貼り、痛くならないように歩いていたら、快復していった。12月16日の丹沢実習では折角治りかけたのをまたダメにしたかと思ったが、もう、以前のような足裏の痛さは無い。
それで、今日、取り敢えず、足慣らしという意味で鐘ヶ嶽まで歩いてきたのだ。
少し右足をかばった歩き方をしたが、それは当然だ!

天気も良く久しぶりの自分のペースで歩くことができる山の空気に触れて気持ちを新たにすることができた。
7時半、広沢寺温泉無料駐車場(Fig.1)に車を置き、トイレで用を足し、
気持良いほど肌寒い中を歩く。
Fig.1 厚木市の広沢寺温泉無料駐車場、左にあるのは車椅子用もあるトイレ

 浅間神社への入口(Fig.2)までは、住宅の間を縫うように進む。散歩をする住民と挨拶を交わす。
Fig.2 鐘ヶ嶽(浅間山)登山口、浅間神社への入り口にある看板

入り口は見上げるような階段(Fig.3)だ!
このような石のしっかりした階段があるのは、登り口のこの場所と、あとは、神社直前10分位前からかなり急で踏み場も狭い階段が続く。
Fig.3 入り口の階段、左にFig.2の看板がある。

登り始めて、20分、テン糞を見つけゲットする。
左右に、様々な姿の石仏や神社への寄進者の石碑が並ぶ急な坂道が続くので、暑くなり帽子を取り、スポーツシャツ一枚になって登る。
8時24分、鐘ヶ嶽0.7Kmの道標があるところで眼下に広がる街並みを見る(Fig.5)。
 Fig.4 道標
Fig.5 ようやくホットする

8時32分、ちょっと古いがカモシカ糞だ(Fig.6)!
Fig.6 古いカモシカの糞が道の上にあった

8時34分、鐘ヶ嶽まで20分の道標(Fig.7)、ここでザックを下し、スポーツ飲料を飲み、江の島方面(Fig.8)や大山(Fig.9)を撮る。
ここは、大きな岩場があり、そこでじっくり休みたいが、、、じっとしていると冷えてくる。
 Fig.7 道標

20分で山頂と書いてあるが、ぼくの歩き方なら30分だろう。学生たちなら15分?
この日は、午後2時半から町内の集まりがあるのでお昼前に帰らなくてはいけない。

Fig.8 大きな岩場に立って江の島方面を撮る

Fig.9 大山山頂がすぐそばに見える

9時6分浅間神社に着いた(Fig.10)。
ここで、新宿やスカイツリーを見ながらスポーツ飲料を飲む。
鐘ヶ嶽山頂までは、ここから60mとすぐだが、山頂は見晴しが良い訳ではない。  
Fig.10 浅間神社

9時19分、鐘ヶ嶽の山頂だ!
ここから山の神隧道の方面へのなだらかな下りの道となる。杉林から射し込む木漏れ日を浴びて気持が良い。
9時47分、テン糞を拾ったりしながら十字路となる道標の場所(Fig.11)に来る。
ここは、まっすく進むとすぐ急な細い崖の登りで梅の木尾根へ出て大山へ向かうルートだ。
Fig.11 十字路となる道標

十字路の道標がある鞍部から広沢寺温泉方面の日当たり斜面の下りを行く。
干からびたテン糞があった。もちろんゲットする。
Fig.12 乾いたテン糞を見つけた

10時にトイレのところに下りてきた。
浅間神社に着いてから約1時間の行程だった。
これから広沢寺温泉の駐車場まで40分くらいだ。
Fig.13 山の神隧道手前にあるトイレ

堰堤工事が終わっており、その路肩にサル糞が幾つも落ちていた(Fig.14)。1ヶ月前にサルの群れが通り過ぎたようだ。サル糞は臭いが、何を食べているか調べるためにゲットした。
Fig.14 サル糞だ

10時35分、車に到着。途中、15、6名の中高年男女の登山者が不動尻方面に向かい、もう一組の中年ペアの登山者とも行き交う。
歩いた距離はGPS上では7.6キロ(Fig.15)、約、3時間の道程だった。
テン糞5個とサル糞1個を持ち帰ってきた。
Fig.15 広沢寺温泉駐車場から歩いた鐘ヶ嶽ルート

これから糞洗いでもしようかなっと思ったら既に雨が降っている。
20日(火)で、ぼくは15日間の冬休み突入だ。何となくウキウキする。

2016年12月21日水曜日

丹沢実習で見つけた糞の内容物  The contents of droppings that were found in Tanzawa outdoor exercise.

先日16日の丹沢実習で拾った糞は6個であった。
1個は写真記録が無いテン糞だった。その糞の写真を撮るために、10円玉と一緒に写す木の葉を探したこを覚えている。沢から再び宮ケ瀬尾根に戻ってきて間もなく見つけたものだった。

まー、兎も角、イノシシ、テン、タヌキの今の時季の食べ物は以下のようなものだった。

①イノシシ糞 
土砂と大半が5~30ミリの樹皮繊維かな?
土砂が多く混じっていたので木の根などの樹皮を食べたようだ。
Fig.1 ①イノシシ糞
②テン糞
カマドウマの脚、 マメガキの種子3個、ケンポナシの果柄と種子3個、サルナシ果皮、種子多数
マメガキ、ケンポナシ、サルナシなど今の時季のテンの食べ物だ!これらが見つけられなくなると何を食べるようになるかな?
Fig.2 ②テン糞
③タヌキ糞 
5~40ミリの硬い白毛多数、キブシ果肉、種子多数、マメガキ種子1個
キブシか!もう真冬に食べるキブシ食いになっている。神奈川県では11月15日から猟期に入っているので、白毛は解体したシカの死骸の残りでも食べたのかな?
Fig.3 ③タヌキ糞
④タヌキ糞
5~40ミリの硬い白毛多数、キブシ種子多数、マメガキ果皮付き果肉、種子8個、
これもたくさんの白毛だ。近くの沢(堤川か?)で解体されたシカの死骸があるのだろう。
Fig.4 ④タヌキ糞
⑤タヌキ糞
小昆虫脚、外骨格、節足動物脚、外骨格、キブシ種子多数、マメガキ種子3個
コヤツは腐葉を漁って、小さな節足動物を食べ、さらに林床に落下したキブシやマメガキの果実を拾い食いしたようだ。
Fig.5 ⑤タヌキ糞
写真記録がない物
テン糞
ムカデ4センチ1匹、キブシ種子多数、サルナシ種子多数
このテンは大好きなムカデを食べ、木に残っているキブシやサルナシの果実を見つけて食べたんだ。

今朝、久しぶりに丹沢山麓を歩いてきた。歩いたのは鐘ヶ嶽だ。右足のアキレス腱炎はかなり回復した。家に閉じこもっているよりも痛くても歩きたい。テン糞を5個拾ったよ!
            

2016年12月19日月曜日

丹沢実習で見つけた糞  Droppings which were found in Tanzawa Outdoor Exercisze.

16日は、身体を温めるために堤川林道に入って間もなく尾根に登った。
尾根に出る前の斜面の途中(Fig.6)で、Tsuruta君がイノシシ糞(Fig.1)を見つけ教えてくれる。
このイノシシ糞は3、40センチ四方に広がっていた。
Fig.1 8時39分 ①イノシシ糞

それからしばらくは、10時8分に「岩のピーク」に出るまでブッシュを掻き分け、シカ柵を越えたり潜ったりしながらの急傾斜の尾根登りで、
登るだけで精一杯でフィールドサインには気が付かなかった。

宮ケ瀬尾根に辿り着いてから、楽な平坦なコースを歩き、10時19分に堤川林道とハタチガ沢林道の終点からの出会いの地点に付き、休みを取らずにそのまま尾根を南下した。
すると、新鮮なテン糞だ(Fig.2)!大きいのでオスのものだろう。何となく嬉しい!
久しぶりの丹沢のテン糞だからかな?
Fig.2 10時33分 ②テン糞

沢に下りるが、再び宮ケ瀬尾根に戻ってきてタヌキの溜め糞だ(Fig.3)。
ここはもう、10年近くタヌキの溜め糞がある。
Fig.3 10時40分 ③タヌキ糞

細尾根を登っていく途中でまた、タヌキ糞だ(Fig.4)!
Fig.4 11時36分 ④タヌキ糞

不思議なミズキの辺りで、1時間のお昼休みとして、熊の爪を過ぎ物見峠の手前で再びタヌキの溜め糞だ。この辺りは数か所に溜め糞があったが、1か所だけの糞(Fig.5)を採取した。 
Fig.5 13時49分  ⑤タヌキ糞

外が寒いので糞分析は午後からだ。
Fig.6 12月16日のルート沿いで見つけた糞の位置
①イノシシ糞 ②テン糞 ③、④、⑤タヌキ糞

2016年12月18日日曜日

葛西の学校のハクビシン糞から出てきた不明の種子 Unknown seeds in the scats of masked palm civet in special school near Kasai station.

葛西の専門学校にハクビシンが糞をしていたので、一度は取り除いて野生動物専攻2年生が糞分析をしたら、ほとんど全てがカキの果実を食べたものであった。
12月9日に再び、糞を取り除いて、糞は野生動物専攻の1年生一人一人に1個ずつ渡し、内容物を調べる冬休みの宿題とした。

残った糞はぼくが持ち帰った。
水洗いによる糞分析をしたところ、大半がカキの実を食べたものであることがわかった。
細切れにされた種子や果肉と共に齧られたが崩れてない種子が2個出てきた(Fig.1)。
葛西のハクビシンだから、種子まで噛み砕いてたべるのだろうか?
丹沢山麓のハクビシンはマメガキの小さな種子をそのまま排泄し、カヤの実の大きな種子も噛み砕かないでそのまま排泄する。
葛西では、カキの種子も噛み砕いて食べなければいけないほど彼らの食料が不足しているということなのだろうか?
Fig.1 カキの果肉の他に、5-8ミリくらいの破片にされた種皮の他に齧られた種子

これらの糞とは別に黒っぽい糞には、1ミリ前後の種子がたくさん出てきた(Fig.2)。
種子の大きさから庭木にされているコムラキの種子かと思ったが、
手持ちの標本と比べると小さい、
形状はどちらかと言えばキブシの種子タイプだが、キブシよりも小さい。
ヤマグワの種子を小型にしたような感じでもある。

何だ?この種子は?
葛西のような都会にある街路樹?庭木?の果実を食べたのだ。
この時期にまだ実が木についているものは?
お判りの方、あるいはアレでは?と思う方、教えて下さい。
Fig.2 長径1.5ミリ、短径1ミリの茶褐色の種子

今日は、これから野菜を届けてくれるN.Kさんの家で、海外旅行仲間の4家族が集まっての収穫祭を兼ねた忘年会だ。昨日は、イカ4杯を買ってきて、身は刺身とし、ゲソを塩辛に、チーズをスモークにした。これに、N.Kさんの作ったジャガイモをフライパンに油をたらして、ニンニクとコショウ、塩で味付けたもの。これは、昨日、N.Kさんの奥さんがわざわざジャガイモを持ってきてぼくに頼みにきた。これはぼくの得意な簡単料理、ビールなどの摘まみとしても旨いよ!出掛ける直前に作る。酒は安いスコッチのホワイトホースを買った。ぼくの持ち物はこれでOK! 連れ合いは今、何かやっている。
できれば、さらに漬物を作りたかった。各家族が飲み物、食べ物を持ち寄る。

2016年12月17日土曜日

丹沢実習 Tanzawa Outdoor Exercise

昨日は1ヶ月振りの丹沢実習で、ぼくにとっても久しぶりの山歩きだ。
11月下旬に匿名さんのコメントを貰ってから、医者から処方された薬をしっかり飲み終え、貼り薬を毎日貼り変え、痛くならないような歩きをしていて、8、9割は治ってきた。

7時40分発の宮ケ瀬行きのバスに乗り、土山峠で下りる。
思っていた以上に冷えている。
今日の目的は鍋嵐から唐沢林道に出てサルナシを見つけることなのだ。
4,5センチ以上の霜柱が立っている。水溜まりは氷がバッチリ張り、踏むと気持ち良く割れる。
幸い晴れており、風は、無い。
しかし、後ろを歩いている学生たちの姿を見て、
斜面を登って、身体を温めようと決意する。

ここを登ると宣言して、女子たちが無理無理と騒ぐのを無視して、ぼくは登り始める。
男子が続き、意を決した女子たちも登ってくる。
こうなると学生たちは早い。
ぼくは、尾根まで出たらそこで待っていろ!と叫ぶ。
あー、これでまたアキレス腱が伸びてしまうと思いながら、急斜面を両手を使って登る。
尾根に出て、ここはどこの尾根かを地図と磁石で調べさせる。
もちろん、林道から斜面を登ってきた尾根なので皆、自分たちの位置が判る(Fig.10の①)。
途中から尾根に設置された古いシカ柵沿いに歩く。
シカ柵に囲まれた場所で、シカ柵を乗り越える。
もう、この時は身体が温まってきている。
Fig.1 シカ柵越えの脚立をおりるKamikoくん

Fig.2 シカ柵越えを待つ

Fig.3 脚立の上でVサインのSatouくん

Fig.4 脚立の上のYoshidaさん

Fig.5 脚立を支える

皆がシカ柵を越えるのに10分ちかく掛かる。
9時34分、今度はシカ柵を潜る。ズボンを破ってしまう学生も!

Fig.6 破れた鉄条網を広げて通りやすいようにする。

10時7分、宮ケ瀬尾根の「岩のピーク」に出る(Fig.10の②)。
この尾根は最後の詰めはいつも息が切れる。
宮ケ瀬尾根をどんどん南下して、「熊のピーク」との鞍部で西の沢に下りる(Fig.10の③)。
予定では、沢に下りてからすぐ西に張り出ている斜面を登って「祠の峠」と鍋嵐を結ぶ稜線上にある719ピークに出る尾根に出る予定であった。
が、宮ケ瀬尾根から沢に下りる、学生たちの歩き方を見ていて、再び方針を変える。
11時5分、宮ケ瀬尾根に戻る!と叫ぶ!
途中で、持ってきたザイルを下して登りやすいようにする。
11時20分、全員が宮ケ瀬尾根の細尾根に登ってくる。
ここから、しばらく登り、「不思議なミズキ」に辿り着き、12時ちょい過ぎにお昼にした(Fig.10の④)。
風も無く、陽だまりで温かいので、ぼくは、積もった枯れ葉の上に寝転び、空を見上げて、
久しぶりの丹沢を味わう。
顔を東に向けると、横浜のみなと未来や新宿のビル群が見える。
Fig.7 昼食後、寝転んで見上げた空と葉が落ちた木の枝

学生たちが、ミズキの大きく横に張り出た枝に飛びついて騒いでいる(Fig.()。
Fig.8 ミズキに登って元気なNmaiさんとHotateさん

13時になったのでミズキを囲って集合写真だ。
Fig.9 集合写真

もう、鍋嵐行きは止めて、熊のピーク・祠の峠・物見峠と歩き、煤ケ谷のバス停を目差した。
14時20分頃、煤ケ谷まで2キロくらいのところで太腿が急激に攣る(Fig.10の⑦)。
とても歩けない。学生たちに先に行ってもらい、Naitou担任にバスが来たら学生たちを乗せて欲しいとお願いする。
Matsushimaアシスタントは、あのアミノバイタルを飲んだらと勧める、水不足なのだ。持ってきた500ミリリットルのスポーツ飲料の4分の1くらいしか飲んでいない。
アミノバイタル一袋をスポーツ飲料と共に飲む。スポーツ飲料をほとんど飲む。
うぉー、間もなく太腿の痛みがとれ、そろそろ歩く出すことができるようになる。
途中からもう普通に歩くことができる。

煤ケ谷のバス停に15時10分に着いた。
学生たちは、15時4分のバスに乗れたようだ。
ぼくらは清川村役場前の道の駅の2階で休憩しながらバスを待ち、1時間遅れのバスに乗る。
今日来れなかった学生は、山仕事のための重機の免許を取るもの、横浜緑の協会の試験を受けるものたちだった。いずれも合格することを祈る。

今回は、イノシシ、タヌキ、テンなどの動物糞の存在をほとんど学生たちに指摘される。
学生たちよりぼくの方が久しぶりの山歩きで周りのフィールドサインよりも
歩くことに気を使っているんだ。
Fig.10 歩いたルート
①堤川林道から登った尾根 ②宮ケ瀬尾根との出会いの「岩のピーク」 ③沢に下りる
④不思議なミズキ ⑤祠の峠 ⑥物見峠 ⑦太腿が攣った地点