「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2015年2月24日火曜日

ガスの中の黍殻避難小屋  The Kibigara mountain refuge in the fog.

 今日、伊勢沢林道を探索するつもりが、水沢を遡上し、登山道にでて黍殻避難小屋まで行ってきた。帰路は大平から奥野林道を歩いてきた。
帰宅は6時近くだった。

水沢から鳥屋・焼山の登山道に出たのだが、途中、倒木やガレ場や雪が深いところもあり、
アイゼンを持たなかったので、途中で引き返すことができずかなり難儀した。
曇りというよりは少し霧雨のように全体が湿っぽい日だった。
ガスの中に避難小屋が見える。
 避難小屋の壁にかかっている立派な名札?
引き戸を開けて入ると、10人くらいで囲めるようなテーブルとイスがあり、
10人は優に寝袋に入って寝られるような板の間がある。
テーブルの上には宿泊簿というか日記帳が置かれてあった。
このテーブルの上でガスストーブを点火させて餅を入れてインスタントラーメンを食べて20分くらい休んだ。ビールでも飲みたい感じだ。
以前の黍殻避難小屋にはストーブがあったが、改築されたものには無い。
その代わり大きなテーブルとイスがついた。
椅子に座って入口の引き戸の方を見る。この引き戸は鋼鉄?製で重く、鍵はないが
しっかりと隙間なく絞まる。
泥靴で入って泥の塊を落としたので、壁にかかっている箒と塵取りで泥ととった。 
トイレは男女兼用のようだ。開けてみたが、土足で上がるため、泥で汚れていた。
水洗トイレであるようだ。
姫次・焼山の登山道から小屋を見る。
窓にはカーテンなどない。
以前のこの避難小屋には専門学校生と3度泊まり、他に1度泊まったことがある。
夜は動物たちの音で目が覚める。

2015年2月22日日曜日

唐沢の谷間の風景  Valley landscape of the Karasawa river.


先週2月16日の石尊沢河原から唐沢沿いに少し下った唐沢の雪で覆われた河原です。
春になるとこの辺りも水が流れるのかな?その様子を見に来たい。
木の枝が1メートルちょっとの辺りで折れたり、何者かに噛み取られております。
これは、南方をつまり石尊沢方向を撮ったものです。
お分かりですか、細く、背丈が低い灌木状の木が点在している。
樹高1メートルちょっとの灌木の疎林のような状態になっています。
一つ一つの灌木は下の写真のように食べられております。
この木には、カモシカの食痕(歯型)が残っておりました。
谷間なので、雪が積もるとシカやカモシカが食べたいが食べられなかった枝先の柔らかい樹皮まで食べることができます。
唐沢の両斜面でシカたちが警戒音をあげて逃げていきました。
ノウサギのフィールドサインを探したのですが、食痕も糞も見当たりません。
シカはこのところのポピュレーションコントロールによって減ってきたかな?という印象をもちます。しかし、シカやカモシカの増加によって、下草が無くなったためでしょう。ノウサギの姿はほとんど見なくなり、雪上に残される筈の足跡さえも東丹沢では非常に少なくなりました。

先ほど、慶応日吉の追試の答案が送られてきた。
ほとんど勉強しないで受けたようだ。出来悪い!
評価をWeb入力した。これで完全に慶應の仕事は終わった。
さぁー、今夕は中華街で「丹沢サル観察し隊」の遅れた新年会だ。
その前に早めに鴨川で農業をやり始めたIさんやMさんと合流して横浜で呑む約束だ。

2015年2月21日土曜日

河津桜の蕾が膨らんできた。 The buds of Kawazu cherry blossom have become to swell.

引地川沿いの近くの大学裏の一角に5、6本の河津桜が植えられている。
昨日、散歩がてらに蕾の様子を見にいった。
寒いのに蕾がかなり膨らんできている。
ここは川縁なので風通しが良いので、寒風が吹きぬける。
日溜まりのところに植栽されていればもう咲いているのかな?
近寄って撮ろうとしたが、ピンが合わせづらい。
マニュアルにするとかえって合わせづらい。
オートで何度か撮ったものの一枚だ。
「河津桜開花情報」では、もう伊豆では4分咲きになっている。
ぼくの部屋のデンドロは満開だ。
このデンドロビュームの品種名は確か舞子だか桜でなかったかな?でもネット検索したら違っていた。不明の品種になってしまった。
確かこれは10数年くらい前だったかな?東名の静岡県内のインターで衝動買いしたものだ。
日本産のセッコクと交配したものなので、茎も細くて丈も20センチくらいだ。
小さいので気に入っていたら、今は4株になった。

2015年2月20日金曜日

テン糞④の臼歯はネズミ亜科ではなくヤマネであった。 Molars in marten's scats④ are not Murinae, but Gliridae.


下図の16日のルートで見つけたテン糞④(↓の位置、標高850m)を水洗いして、
当初はネズミ亜科の切歯や臼歯が出てきたと思った。
テン糞④は10円玉の左右両方を拾ってきた。
水洗いすると大半が小動物の毛であった。小動物の毛があるときは、鉢受けに濾過した内容物を空けてから、水を少しくわえて、ピンセットで少量の毛をつまんで毛を細かく揺らして毛玉の中に含まれていると考えられる歯や骨片を鉢受けの中に落とし、固形物を落とした思ったらピンセットで摘まんで骨のように堅いものが無ければ毛だけを鉢受け外に出すという少々、否、かなり辛気臭く根気がいる作業である。 
上は、鉢受けにのこった骨片と歯である。
Mは臼歯であり、Iは齧歯目の切歯であることが分かる。
当初、Mはネズミ亜科の動物のものだと考えたが、咬合面がどれも平らに近い。
ネズミ亜科の臼歯に見られるような突起や谷がみられない。
Iは齧歯目の切歯であることは間違いないので、Mはヤマネの臼歯の可能性が高いとみて
過去に出てきたヤマネの臼歯と比較した。
I,Mはヤマネの歯で間違いなさそうだ。さらに、Iの下の穴が開いたような骨片は下顎骨の一部であることが分かった。
以下の過去ログを見て確認してください。
このブログ内検索で臼歯 ヤマネとキーワードを打っても見ることができます。
http://tanzawapithecus.blogspot.jp/2012/05/bone-teeth-of-dormouse-from-marten-scat.html
http://tanzawapithecus.blogspot.jp/2012/12/the-molars-of-dormouse-were-included.html
http://tanzawapithecus.blogspot.jp/2014/04/whose-teeth-are-these-muridae-or.html

 で、Nのカギ爪状の骨はヤマネの第一指骨でここにカギ爪が覆うということも判った。

リスやムササビなどのリス科の動物とヤマネはカギ爪をもつから
垂直の木の幹を登れるんですね。
いずれにしても、東丹沢一帯にはヤマネが結構な密度で棲んでいるんですね。

2015年2月19日木曜日

沈丁花が咲き始めた。 The flowers of winter dahpne has come to bloom.

日差しが強くなったので、庭に出てみた。
庭の壁際に植えている、赤い沈丁花がいよいよ咲き始めている。
可哀想だが、この一株を切って居間のテーブルに飾った。
今日の日の光が射し込んで部屋の中は昨日とはうって変って春だ。
花に鼻を近づけると匂うが、まだ香りが薄い。
 

テンは根茎を食べる?  Analyzed the contents of marten's scats. Japanese marten eats rhizome?

16日のルートで拾ってきたテン糞を水洗いして調べた。

①:ハグロケバエ幼虫7匹、膜翅目胸部腹部翅

②:ツバキの雄蕊のような植物質のものが、0.5ミリメッシュの隙間から全て流れ落ちた。
これは、大型水鳥の糞だったようだ。


③:キブシ種子果肉、長ネギの葉茎状の2~6センチの植物質(下の写真の半透明の茶色のもの)、橙色の果肉or根茎状のもの(左上部のもの)、昆虫の脚
水洗いした結果の上の鉢受け内の内容物を見るとテン糞ではなくて他の動物の可能性もある。
テンは草本の根茎は食べないと思われるし、またササの葉茎のような部分も食べないとおもうのだが、厳冬期にはテンは腹を満たすためにこのような植物質のものを食べるのだろうか?

④:ネズミ亜科&?の毛、臼歯、切歯、骨片
これは、まだ分析中である。分かったらアップしたい。

⑤:イノシシの外毛、内毛、骨片
 イノシシの太い毛とやや細い毛とさらに細い毛がでてきた。 

⑥:キブシ種子、果肉

⑦:イヌツゲ種子、ハグロクロバエ幼虫

⑧:小動物毛のみ

草食性の大型水鳥の糞②もテン糞を見誤った。
まだまだ、難しいものだ。
また、糞③は昆虫の脚が一本入っているだけで、残り全てが上の鉢受けの中身で、全てが植物質で、しかも果実ではないものであった。テンが果実以外の根茎の類を食べるのだろうか?
もっともクマは植物のほとんどすべての部分を食べるので、テンが食べてもそう不思議ではない。
ハグロケバエの幼虫の外皮が入っている糞が2個あったが、降雪前に食べて排泄したものだろう。
それとも、雪を搔き分けて腐葉土の表層にいるハグロケバエの幼虫を食べたのだろうか?
糞④から出てきた、臼歯はネズミ亜科のものだが、もしかしたらヤマネ?モモンガのものかも知れない。また、歯根が一本の臼歯と鍵爪も出てきているので、詳しい分析結果は次回にする。

いずれにしても、糞はそろそろ卒業かな?と思うとまたまた不思議な糞が出てくる。
再来年くらいには拾い分析した糞の個数が1000個になるだろう。
千の大台を越せばもう少し分かるかな?

2015年2月18日水曜日

日向キャンプ場駐車場・梅ノ木尾根・ネクタイ尾根・大山・見晴台ルートのテン糞の中身は? What are these marten's scats contents?

2月16日の下図のルートで見つけ拾ってきたテン糞

昨日は外は雨がしょぼついているので、水洗いできないので、税務署に確定申告してきた。
来年の確定申告はソロソロe-taxかなと思い始めている。

それは、ともかく糞はそのまままだ水に浸けている。

8:13、①
おー、さい先いいぞー!何を食べたものだろう。昆虫と、、。

 9:18、②
トラバースの経路を行って、再び尾根を登っていて見つける。
これは、あまりにもコールタール状なので、テン糞ではないかな?
というのは50センチも離れてないところに、同じ形状の同じ色のものがあった。
指で摘まんだらやわやわで指に汚物がついたので、雪で指を拭った。
それでもしばらく臭かった。
食べたものは何だろう。

9:46、③
梅ノ木尾根の霜柱で地面が盛り上がっている上にあった。
これは、キブシと昆虫を食べた?

10:12、④
10玉の左右の糞は凍っており、アイゼンの刃で掘り出した。
これは、雪が降った上に下ものだが、日が当たって雪の中に沈んだんだ。
種子状のものも見えなかったが、、、。

 12:04、⑤
ん?キツネの糞と思ったくらいであった。
小哺乳類を食べたものだ。細い方に毛がとび出ているように見えるが、、、。
こういう、小哺乳類を食べたかな?と思われる糞はちょっとわくわくする。

 13:08、⑥
これも雪に埋もれていたので、アイゼンの刃を当てて掘り出す。
キブシの種子があった。他になにか入ってるかな?

 13:27、⑦
北尾根で見つけたもので、この糞の右側10センチくらい離れたところに古い糞もあった。
何の果実を食べたものか?

 15:26、⑧
九十九曲りで見つけた風雨・風雪に曝されたもの、小哺乳類の毛だったので、
骨か歯が入っていないか拾ってきた。

何故か、自分の部屋でパソコンに向かっていると、窓側の壁から冷気を感じる。
こうなると、とても庭に出て糞を水洗いする気にならない。
今日も寒そうだ。山は歩くだけなので、休んでいる時以外はいつも身体は熱い。
しかし、家にいるといつも寒い。

2015年2月17日火曜日

日向キャンプ場・急坂尾根・梅ノ木尾根・唐沢峠・ネクタイ尾根・大山・見晴台ルート

家を出たのが6時半、朝の渋滞に巻き込まれる一歩手前だった。
日向キャンプ場に車を停めたのが8時ジャスト。
車から出てすぐGPSのスイッチをオンにして、点灯するのを待って歩き出す。
今日は、西沢ノ頭への登り口を探し、すぐ見つかればそれを登る予定だった。

キャンプ場を過ぎて、右の道を通り急坂(仮称)尾根を目差す。
8:15、モノレールの小屋の前に車が2台とまり小屋が開いている①。
尾根にとりつき、9:00、日向キャンプ場(急坂)と書かれた手作り道標のところにくる②。
ここから西斜面につけられた経路をいく。
気持ちの良いトラバースの経路であったが、写真の先のところから尾根を登ることになる③。
テン糞?のようなものを見つけこちらに足を向けたことが正解だった。
しかし、この尾根を登るとすぐ何のことはない急坂尾根と出会い梅ノ木尾根④にでた。
10:07、雪が硬くなり、滑るようになったので、雪が融けてないところでアイゼンをつける⑤。
登っていると、登山者がやってきた。4,50代の男性だ。
登山道に着き、雪に埋もれたテン糞をゲットしそのまま10:34、唐沢峠に来る⑥。
風が穏やかなので、ベンチに座ってサーモのウーロン茶を飲みながらコンビニで買ってきたパン1個を食べていると、先ほどの単独行の男性がやってきた。4、50代ではなかった。
ぼくと同じくらいの年齢だった。定年退職して毎日が日曜日のようだとのこと。日向薬師の駐車場に車を置いて、梅ノ木尾根を歩いてきたようだ。ぼくがアイゼンを付けているので、彼もつけたようだ。彼はチェーンであり、チェーンは雪が硬いと滑ると云っていた。
不動尻に下りて日向薬師に向かうようだ。かなり歩くことになる。
ぼくは、石尊沢の河原に下りて、堰堤下に下りる。
有名になった古いストーブ?のような鉄板製の遺物(昔の発電機?)がある⑦。
ここから、次の堰堤下に下りるため左側のシカ柵に沿って下る。
向こう側に見える尾根を登ると西沢の頭になるのかな?
と思ったがミズヒの頭に続く尾根のようだ。
シカ柵に沿って河原を歩いたが途中で西沢ノ頭に登ることを諦めた。
雪が深く、膝まで埋まるので、北斜面は雪が多いので今の時季はぼく一人でラッセルしながら歩くのは大変だ。周囲を眺めて戻ることにする。
11:13、河原や北斜面は雪に覆われている⑧。
 河原に一見白樺かと見間違うような木があった⑧。何の木かな?
11:24、沢の右岸に回って遡上していると、ミズキ?(しっかり見てこなかった)の幹に黄テープに唐沢・不動尻という案内。
 11:29、沢にはシカのトレースがあった。その跡をそのまま遡上する。
堰堤に登るには左岸の方から。右岸の方が雪なく登りやすそうでもあった。
11:50、ネクタイ尾根の登り口から、ゆっくり登り始める。
またもテン糞を見つける。
両手にストックを持って登るせいか、足が疲れるのではなく、二の腕がだるくなる。山登りでこんなことは初めてだ。雪の上にキブシを食べたテン糞を見つけ写真を撮っていると、上部から大勢の声とくに女性のはしゃぐ声が聞こえてくる。すると、トップが老齢男子で中に中年女性が10名くらいを引き連れ、ラストに中年男子のパーティが下りてくる。
先頭の老齢男子の首にはキンメダイと書かれた新しいネクタイが占められている。
賑やかな一行が過ぎてから、雪がないところに座り、しばらく休んでスポーツドリンクを飲む。
13:11、歩き始めてすぐキンメダイと書かれた今つけたばかりのような真新しいネクタイが下げられているのを見つける⑨。きっと彼らがつけたんだ。
キンメダイ登山愛好会?
13:18、モノレールが見えた。着いた。
 北尾根にも登山者の踏み跡が付き、道になっている。
13:57、大山山頂は、泥沼だ。
すぐ、山頂を後にする。4、5歳の子供を連れて下っている夫婦がいた。
泥んこ道で気の毒だ。
追い越していくと、下から若い男たちの叫ぶ声が響く。
彼らは、運動靴に靴下も踝までしかないものだ。泥んこと雪で滑るので、ぼくは追い抜いた。
見晴台で休んでいると若者たちがやってきた。彼らはロープウェーで下るようだ。
あの道も泥道だろう。
大きなお地蔵さんを過ぎてから林道まで長かった。
15:51、林道に出る⑬。
林道から登った急坂尾根を撮る⑭。
あるいたGPSの軌跡で①~⑭は写真である。
帰宅して、すぐ風呂に入り、缶ビールが今日も旨い。