「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2014年7月7日月曜日

フクロウのペリットから出てきた骨:6、これは誰の下顎? The bones that came out from the pellets of Ural owl:6, Whose mandible is this?

今日こそ丹沢に行こうと思ってたが、外の小雨模様を見てヒルが目の前に蠢き、山行中止とした。もっとも、起きたのが4時なので、もう30分寝ようとおもったのが間違いだった。
起きたのは6時近くだった。

一昨日、ペリットを洗い、昨日乾いた骨を方眼紙に並べて、写真を撮る(Fig.1)。
Aは、ネズミ科の肩甲骨で、Bはアズマモグラの上腕骨3個とネズミ科の上腕骨、Cはアズマモグラの肩甲骨、Dの上はアズマモグラの寛骨で、その下の二つはネズミ科の寛骨の一部、下の塊はアズマモグラの仙骨と左右の寛骨である。Eは大腿骨で、Fは脛骨、Gは環椎と軸椎、Hは橈骨と尺骨だが、上はアズマモグラの橈骨、IはFig.2に載せ忘れた切歯などだ。Jはアズマモグラの爪(左2個)とヒミズの爪(右2個)、KとMは不明骨だが、Kの?や棒状の骨も軽いので鳥のものか?板状のものは厚くでしっかりしている。鳥の竜骨突起の部分かもしれない。Lは頭蓋骨の一部と肋骨であり、Mは尾骨と手(足)根骨の一部を含む。
Fig.1

下のFig.2は頭部の骨や歯である。
Leftの左は左下顎骨で下はスミスネズミのもので、他はネズミ亜科のものだ、右は右下顎骨である。上はヒミズのもので他はネズミ亜科のものだが、、、、赤線で囲ったものが、、、違うかな?Middleは上顎や頭蓋の一部の骨である。
右上の底面からみた頭蓋骨はスミスネズミのものだ。
Righの上は臼歯であり、左4つがスミスネズミのもの、右がネズミ亜科のもの。
真ん中に齧歯目の上顎切歯を並べた。一番大きいのはリスのもので、先日出てきたものの対になるものだろう。
下はネズミ科の下顎の切歯である。
Fig.2

なんと、Fig.2の赤線で囲った下の下顎がネズミ亜科のものではない、臼歯の咬面だった。
Fig.3

Fig.3の下顎を立てて木工ボンドで固定した。
咬面がネズミ亜科のものと全く異なる。
誰の下顎骨だ?
Fig.4

Fig.4の下顎骨、臼歯の大きさはアカネズミと変わらない。Fig.3も参照。
Fig.4の臼歯がネズミ科のものならば、右が第一臼歯で、左が第二臼歯だろう。
リス科やヤマネ科だと頬歯が4本になるので、右が最後位の前臼歯になる。
リスだともっともっと大きい。ヤマネだと咬面の溝が横にはっきりつくし、臼歯を真上からみたものは
Fig.4のように前後の長さが左右の長さの倍以上とはならない。

そんな訳でネズミ亜科のものだが、、、。

同じくらいの大きさをもつヤマネの歯としっかり見比べた。やはり全然違う。
丹沢で5月にテン糞からでてきたもの。
http://tanzawapithecus.blogspot.jp/2012/05/bone-teeth-of-dormouse-from-marten-scat.html
その年の12月にやはりテン糞から出てきた。
http://tanzawapithecus.blogspot.jp/2012/12/the-molars-of-dormouse-were-included.html

Fig.4の下顎の臼歯の咬面は老齢化したアカネズミの歯でもないだろう。
Fig.3を見ても分かるように咬面までの高さは変わらない。
となれば、この下顎骨の持ち主は誰なのか?
齧歯目の歯に詳しい方、宜しくお願いします。

2014年7月6日日曜日

モグラの第三の親指  The third thumb of a mole.

白銀林道のフクロウのペリットに含まれていたFig.1の骨は、ほねやさんやゆーゆーさんのコメントによってアズマモグラの手の親指側についている「鎌状骨」という名の骨であることを知りました。
Fig.1

以下は、2009年12月にTCA専門学校のYさんからアズマモグラの腐敗中の死骸をもらったものを骨にしたものです。この死骸もすぐ処理できないので一週間くらい冷凍していました。
そのため、手足がバラバラにならずにすみました。

この鎌状骨はこのように付いています。
右手の内側から↑で示したものです(Fig.2)。
Fig.1の鎌状骨の左は右手のもので、右は左手のもので、
それぞれ親指側から撮ったことになります。
Fig.2

 正面から鎌状骨や指骨の並びを見たものがFig.3です。
Fig.3

全体を浮かせて小指の骨も見えるように撮ったのFig.4です。
Fig.4

裏返して手の平側から撮ったのFig.5です。
↑はFig.1~Fig.3までの右手の鎌状骨です。
左手の鎌状骨←はこんな位置で固まっていますが、当然本来の位置ではないことが判ります。
Fig.5

さて、この鎌状骨、Fig.5でも判るように、親指の骨などとしっかり連結しているものではありません。
つまり、親指の外側にあって、親指の手の平に当たる中手骨や手根骨を覆うかのようにあります。

モグラと云わず、ぼくらヒトもそうですが両手で土を掻き出すときには、親指側を下にして掻き出す。つまり、平泳ぎの時の手の動かし方になります。
その掻き出す時に、ツメは正面の土を崩し、親指の「鎌状骨」がある側で土を掻き出すことになります。ぼくらなら、そこがいつも土で擦れるので皮膚が厚くなってタコとなるでしょう。
でも、タコが厚くなったとしても、まるで靴擦れのようにタコごと剥がれて
怪我をしてしまうかもしれない。

地中でそんなトンネル堀生活をしている内に、分厚くなったのが皮膚ばかりではなく、
骨を新たに加えることによって厚みのあるグローブ状の手を進化の過程で作り上げたのではないでしょうか!

モグラ科の動物は上腕骨Bの形も肩甲骨Aも他の哺乳類には見られない形状です(Fig.6)。
全て、トンネル堀に適して形になっているのでしょう。
 Fig.6


2014年7月5日土曜日

フウランが咲いている! Orchids are in bloom.

フウランが咲いている。
高貴な香りを漂わせている筈だが、雨のせいか窓を開けても部屋には入ってこない。
二日前は、3個の花だけだった。 
梅雨の時期は植物たちが甦るように元気になる。
狭い庭の木の枝はまるで暴れているように伸びてきた。
梅雨が明けたら剪定をしなければならない。

キタリスとリスの上顎の切歯の違い The difference for upper incisor between Sciurus vunlgaris and S.ris.

ゆーゆーさんからの指摘で、ぼくのズサンな標本管理が明らかになりました。
それは、ぼくがリス(ニホンリスSciurus ris)だと思っていたものが、
キタリス(S.vulgaris)だったことです。

1997年夏に大雪山登山をした教え子から登山道で拾ったというリスの死体をもらっていたのです。この頃、ぼくはアフリカから3年振りに帰国したばかりで、こちらの生活に逆カルチャーショックを受けていた時でした。当時は、アフリカに帰りたい、帰りたいと思っていたのです。

そんな精神状態の時にもらったキタリスの死骸が、いつの間にかリスをもらったことになっていたんです。ニホンリスなのかキタリスなのかをしっかり調べていれば良かったんですが、
頭骨最大長が45mmなので、ただそれだけでニホンリスと思い込んでしまったようです。

ぼくのリス(キタリス)の切歯の切れ込みを横からみる。
 切歯の切れ込みを左に白銀林道のフクロウのペリットから出てきた切歯を貼り付けて比較する。
明らかに、キタリスの方が切れ込みが深いのが判る。 
ニホンリスの切歯は横からみても切れ込みが浅い。
ゆーゆーさんありがとう。コメントで書いてくれたことに感謝します。

リスとして拙著「頭骨コレクション」(築地書簡)に載せたのが下の写真だ。
下顎も合わせて5か所で写真を載せる。
幸い、上の切歯に関係した話題は取り上げていない。
リスをキタリスと訂正したい。

2014年7月4日金曜日

フクロウのペレットから出てきた歯や骨    The teeth and bones which came out from the pellets of the Ural owl.

 リスの上の切歯がでてきたフクロウのペリットの内容物
Fig.1のAとBは左の下顎骨である。Aはヒミズの下顎(上)とモグラの下顎骨。Bはアカネズミの下顎骨(下)と上二つはネズミ亜科の下顎骨。アカネズミのものより非常に小さいのでカヤネズミの可能性あり。
Cはハタネズミ亜科スミスネズミの下顎骨で、Dはスミスネズミの上顎骨だ。Eはネズミ亜科の上顎骨。FとGはネズミ科の上の切歯(F)と下の切歯(F)。F、Gの上のものは他と比べて非常に小さい、カヤネズミのものかもしれない。
Hはネズミ亜科の臼歯、Iの歯はモグラの歯で左上の尖っているのは犬歯で、他は臼歯。Jはスミスネズミの臼歯。 Kはリスの左上の切歯。
Fig.1:歯や歯を含む顎骨

Aは肩甲骨で、右二つはヒミズで左二つはモグラのもの、Bは寛骨の一部で、右端の大きなのはリスの可能性がある。Cは上腕骨、Dは尺骨、D'は橈骨、Eは大腿骨、Fは脛骨と腓骨、Gは鎖骨?、Hは肋骨、Iは仙骨に接する尾骨?、Jは環椎、軸椎などの頸椎と脊椎骨、左の二つは尾骨だ。
Kは始めは小鳥の爪だと思っていたが、違う。哺乳類のものだ。こんなカギ爪をもっている小哺乳類って誰だ?モグラやネズミたちのものではない。リスかもしれないと思い始めている。
Fig.2:頭骨以外の骨

Gは同じものが一対ある。鎖骨だと思う。リスの鎖骨なのかな~?
何だか、リスの切歯が見つかってから不明な大きな骨はリスと考えるようになってしまった。

ペリットから出てきたリスの切歯  A incisor of squirrel which came out from the pellet. 

 白銀林道のフクロウのペリットからでてきた齧歯類の切歯。
右上の切歯である。
 
 下は、リスの切歯の先端である。切れ込みが深い。
ペリットからでた切歯は切れ込みが浅い。 
 ペリットから出てきた切歯を糊で張り付けてその厚さを比較する。
 張り付けた切歯と下から切れ込みを比較する。
リスの頭骨は一つしか持っていないが、ペリットから出てきた齧歯類の切歯は
リスのもので間違いないだろう。
この頭骨から切歯を引き出せないのがちょっと残念。
その内にリスの大きな臼歯が見つかるかな?

2014年7月3日木曜日

フクロウのペリットから出てきた骨:5、リスの切歯! A incisor of squirrel!

月曜日に白銀林道のフクロウのペリットを水洗いして歯や骨を選り分けていた。
それを方眼紙上に並べていて、?????う?これは?
と思う上顎の切歯が見つかった。
下のDの上顎の切歯を並べた個所の橙色の線で囲ったものだ。
スミスネズミやアカネズミの切歯の倍以上大きい。
ドブネズミかな?っと思ってドブネズミ(ラット)の上顎の歯と比べた。
ドブネズミはこれよりも1.5倍の厚さがある。これは薄いのだ。
で、エゾシマリスの歯と比べた。エゾシマリスのものより一回り大きい。
パソコンの上にあるムササビと比べた。ムササビの切歯は太く大きい。
何故か、リスそのものの頭骨が見当たらない。
中国のリスと比べた、似ている。
あった!リスの頭骨あった!ホオジロの骨と一緒にしていた。
厚さ、カーブほぼ間違いなくリスだろう。
でも、上の切歯の先の切れ込み(下の↑部分)が少し浅いのだ。
個体差なのかも知れない。
他の詳細はもう少し、綺麗に並べてから次回にアップする。
白銀林道のフクロウはtake隊員が追っているリスをも食べているんだ。


風呂に入る。


昨日は日吉から巣鴨に行き、それから四ッ谷で飲んで四ッ谷に泊まった。
巣鴨は登山靴店の五郎に行った。今履いているのと同じ靴はなかったので出来上がりしだい送ってくれることになった。
特に今すぐ必要な靴ではないので郵送料は五郎持ちなので重い靴を持ち歩かないで得した感じ。
巣鴨で中華を食べた。青島ビールが目に入り頼んだ。頼んだ冷やし中華が出来上がるのが遅かったのでもう一本頼んだらほとんど同時にきた。
なんと冷やし中華の他にチャーハン小盛りと杏仁豆腐がついてきた。量が多すぎた。
17時半から四ッ谷で飲み会だが、3時間余りある。上野で博物館か動物園に行こうかな?と思ったがまっすぐ四ッ谷に行き、風呂屋に入る。
番台のおばさんに時間潰しに来ましたと言うとどうぞゆっくりしていってください、と言われ、様々な湯船に入る。
一時間ちょっとを過ごした。
これから時間潰しは風呂屋かな?と思う。
今、早朝の小田原線だ。久し振りの朝帰り、がらがらだ。でも座らずに立っている人めいる。なんだか皆朝帰りみたいだ。
オ、もう町田に着いた。次で乗り換えだ。
今日の丹沢行きはとりやめだ!明日は行こう!

2014年7月2日水曜日

ゴマダラカミキリだ!  Long-horned beetle!

 今朝、庭をみるとユリの蕾にカミキリだ!
ゴマダラカミキリだ。
こやつは花カミキリの仲間ではないのにユリにとまっている。もっともこのすぐ横にはユズの木があるので、ユズの木にでも卵を産み付けにきたのかもしれない。
甲虫類でカミキリだけを集めているという愛好家を二人知っている。
そのため、ぼくもカミキリの名前を知るようになった。
カミキリは捕まえると動くと頭部と胸部との間で擦れてギシギシと音がでるが、コヤツだめだ。
寒いのか触っても動かない。
 すぐ、部屋に戻ってカメラを向けた。
コヤツの目ではぼくがどのように見えているのか?
今日は、これから日吉の授業。終わったら四ッ谷に向かわなければならない。
会議で上京するかってのサル仲間たちとの呑み会だ。
今回は軽くおさめようということになっている。
この仲間だと楽しくて、ついつい飲み過ぎて怪我までしてしまう。
昔の学生時代の飲み方になってしまうのだ。
もちろん、ぼくは明日こそ丹沢へ行きたいから、早く帰るつもりだ。

2014年6月29日日曜日

何故、腐らないの? 教えて!  Why don't they rot? Teach me, please!

昨日、乾燥したアズマヒキガエルを水に浸けて腐らして、骨をゲットしたことをアップした。
そのアズマヒキガエルを水に浸けるよりも2ヵ月半前に
腐らすために水に浸けているものがある。
下記のプラスチックとビンに入った小哺乳類のカヤネズミとヒメヒミズだ。
両方ともやまぼうしさんからプレゼントされたものだ。
冷蔵庫(間違い、冷凍庫)から取り出して、お腹を裂いて内臓を出し、下のように水に浸けた、1週間目で腐って毛が剥がれてきているので、丁寧にピンセントで毛を取った。
毛を取り去る作業時に水を取り替えた。
しかし、まったく腐敗が進まないのだ。だから、腐敗臭がしない。
早く、カヤネズミの歯や骨を見たいのに、一向に腐ってくれない。
一週間前からはフタを取り外してハエなどに卵を産んでもらって、ハエのウジに
肉を食べてもらおうと思っているのだが、ハエも卵を産んでくれない。

土に埋めたために、死蝋化して腐敗しなくなったことはあったが、
水に浸けたことで腐敗しなくなった原因が分からない。
動物性蛋白質を腐らす細菌が繁殖できない状態なんだと考えられる。
でも、どうしてだ。

子供の頃、釧路湿原で魚釣り、小鳥の巣探しなどを含めて何百匹、何十羽という動物たちを殺してしまったせいか?今、カエルやイモリ一匹の骨が知りたいのに生きているカエルを捕まえて、イモリやトカゲを捕まえて殺して解剖することができなくなってしまった。

「一寸の虫にも五分のの魂」という諺がすぐ思い浮かべる。
研究者としては失格だろう。
自分は殺しをしないで、死体をもらって、腐らしている。
半年前は学生の解剖実習で業者から、モルモットやハムスタの死体を買っている。
これでは、ダメだ!
自分で殺して、調べてこそ動物という生命を知る意義があるだろう。
っと、自分に言い聞かしているのだが、、、、、。

2014年6月28日土曜日

アズマヒキガエルの骨  The bones of Japanese toad.

6月12日に、k-ta隊員から郵送されてきた乾燥したアズマヒキガエルをガラス瓶の水に浸けた。
27日に完全に腐っていたので、水洗いして汚物を捨てた。
下は、12日の水に浸けた状態。
このカエルは代々木のk-ta隊員の家の近くのお寺にあったようだ。
どうも、カラスにやられたようで左のは腹部が無かったし、右のは頭だけだったようだ。
左のは足はあるが腹部ばかりか手の部分もない。
上のカエルを骨にした。
Left部分のA,B,Cはそれぞれ、対になっている。頭部が2個あるので、AとBとCは頭骨の一部だろう。Cは後頭骨だと分かった。
さらにJも同じものが2対あるので、上顎骨かな?Mの左4つが下顎骨なのかな?
しかし、JやMの骨には歯らしきものがまったく見当たらない。
Center部分のE,E'は腸骨でE,E'の下部の凹みは大腿骨が付く。
F、F'とG、G'が大腿骨と脛骨だ。
脊椎骨がこんなに少なくその並びが分からない。
一番下の脊椎が仙骨かな?
Oは何と尾てい骨にあたるようだ。
Right部分のHは大きな塊でこれは、なんとEとE’とが接する、恥骨と坐骨にあたる事が分かった。
Iは下肢の骨だと思うし、Kは頭蓋骨の一部だろう。
Lは哺乳類の鼓胞に似るが1個だけだ。
Nの3個は間接部分と思うがどこの部分のものか検討がつかない。
で、骨を並べてみた。脊椎や頭骨部分は好い加減だ!
カエルの骨は、例えアズマヒキガエルのような大型のカエルでも大腿骨などの骨髄部分は空洞となっている。つまりスカスカだ。もし、イタチやテンが食べたとしたら、どの骨もバラバラの破片となるに違いない。脊椎骨がそのまま排出された場合に、他の脊椎動物と区別するには、
一緒に排出された毛、羽毛、鱗状の外皮、しばしば手足の先が消化されずにそのまま排出されるので、それらを含めて総合的に考えなければいけないだろう。
AやB、さらにはE、F、GやH、J、Mがそのまま出てきたならば同定できる。
でも、ネズミのような小哺乳類がテンに食べられた時は、歯か上下の顎骨しか決めてにならない。

ペリットならば骨がそのまま出てくるだろうが、糞として排出された場合は、歯が出てこないようなカエルは決めてに欠けるかな?
土曜日の6時間以上をカエルの骨の整理に費やした。
肋骨や前肢の骨がないものの、カエルの骨は哺乳類とは比べものにならないほど少ない。

ヤマユリが咲いた! The gold-banded lily has bloomed!

5年以上前にヤマユリの種子を家の周囲にばら撒いた。
2010年に芽生えを数本確認したが、その年の雑草取りとともに抜かれてしまった。
が駐車場脇の球根は残っていたようで、翌年再び芽がでてきた。
そのヤマユリが芽生え、今年は初めて4個もの蕾をつけていた。
そのうちの一つが咲きだした。急に頭が重くなったようだ。
すごく嬉しい。
この場所は表面に5、6センチの砂利が敷き詰めれれていて、その下には黒いビニール状のシートが敷かれている。そんな所から育っているので、草丈は90センチあるが茎が細い。
栄養状態が悪いだろうと思うが、丹沢の奥野林道では法面に吹き付けたコンクリートの窪みに溜まったほんのわずかにしか腐葉土がないようなところからもヤマユリが咲いている。
葉や茎がもう少し大きくなるように油粕でも離れたところに埋めこんでやろう。
球根は黒いシートを突き破って下の土に潜り込んでいるようだから、まだこのままでも良いかな?
今日は、久しぶりの休日という雰囲気。
雨が降っているので、丹沢行はきっぱりと諦めた。
昨日、学校から戻ってからk-ta隊員から送ってもらったカエルが十分腐ったので、骨を洗った。
乾いているようなので、骨を並べてみよう。

2014年6月26日木曜日

アナグマ、イタチ、テン、タヌキの糞内容物 The scats contents of badger, weasel, marten,& raccoon dog.

20日の丹沢実習の続きで、糞の内容物についてです。
昨日、学校から戻ってから、まだ洗ってなかった糞の水洗いをした。

アナグマ糞
土壌動物(昆虫外骨格脚触覚、ムカデ脚)、腐葉破片
非常に柔らかな糞だったので、初夏らしい何かを食べているかと思ったのですが、
大半が土砂と腐葉破片でした。
アナグマの食物はあまり季節に左右されないということかな?
イタチ
ヤマザクラ種子1個、昆虫外骨格
テン糞①
ヤマザクラ種子果皮
テン糞②
ヤマグワ種子、果柄つき果実
テン糞③
ヒミズ?毛、ムカデ外骨格脚
どうも、10円玉をテン糞②のところに置き忘れてきたようだ。
財布には10円玉がないので、これだ。
テン糞④
節足動物外骨格、脚
タヌキ糞
何とこの糞塊を拾ってこなかった。
アナグマとタヌキのこの季節の食べ物の違いを見たかった。
イタチやテンだけが木に登れるので、まだ木についているヤマザクラの果実やヤマグワの果実を食べることができる。
それにしてもあんなに柔らかいヤマグワの実を食べても果実の塊に果柄がついたままのほとんどそのままの状態で糞として排出されて彼らはどの程度、糖分を分解・消化しているのだろうか?
栄養になっているから彼らも食べているのだろう。
動物たちの食物となる果実や昆虫などの消化・吸収について書いてある本orサイトを教えてもらいたい。


ユリの花 Liliy’s flower!

強烈な香の花に、ヤマユリの花がある。
我が家のヤマユリは明日か明後日にでも咲きそうなくらい4個の蕾が大きく膨らんでいる。
このユリの球根は新聞販売店から昨年の暮れにもらったものだ。
これもヤマユリとの交雑種なのだろう。
匂いがヤマユリそのものだが、花弁がわずかにピンク色だ。
頂いても植える場所がないので、これは壁際の沈丁花の根元に植えたので、
水遣りをかかせない。
あー、ちょっと庭に出ただけなのにヤブ蚊に刺される季節になった。
今日も雨かな?
丹沢ではヤブ蚊に刺されることはないのに、我が家の庭は狭いのにどうして蚊がいるか?
睡蓮鉢にもグーピーが泳ぎ回っているしので、ボーフラは見当たらない。
ボーフラが発生しそうなところはないのだが、、、、。

2014年6月25日水曜日

ヨウラクランの果実 The fruits of the orchid, Oberonia japonica.

5月17日に清川のIさんの家の横を流れる辺室沢の河原に
今年の大雪で折れたスギの枝にヨウラクランやカヤランが着生していた。
それをヤマボウシさんとIさんから頂いた。
ヨウラクランが花が咲き、今、こんな果実を付けている。
 さらに、大きくなるのか、このままで熟すのが見守っていきたい。
我が家の二鉢のフウランの株も急に花茎を伸ばし初めてきた。
カヤランが咲いた時も、まったく花茎が出ていなかったので、
不安になって昨年の花の時期を調べたくらいだ。
今、部屋の窓際にはサンショウバラの挿し木の鉢を置いてあり、
毎日のようにビニール袋を外してその状態を見ている。
6センチくらいの枝を1センチくらいの5つの枝に分けている。
6月2日に折り取ってきてから、もう3週間は経つ。
新芽が伸びてきたので、根が生えたかもしれない。
もうビニール袋を外しても良いかな?
こんなことがストレス解消になっているようだ。

フクロウのペリットの分析のために! In order to identyfy the bones in the pettets of omen owl

白銀林道沿いの林の中のフクロウの巣穴となっていた樹洞から溜まっていたペリットを
採集してきたのは6月2日のことであった。
http://tanzawapithecus.blogspot.jp/2014/06/the-peritto-of-owl.html
少しづつ内容物を分析しようとした。
それよりもぼくはフクロウはおろか鳥のことについては殆んど知らない。
で、フクロウのペリットについて、調べていたら、興味深いサイトを見つけた。
http://www.pelletsinc.com/collections/catalog
フクロウのペリットを何と教材として販売し、しかもペリットから出てくる骨が同定できるように
ポスターまで売り出している。
で、輸送費が半分くらいかかるがポスターを注文したら、昨日、送られてきた。ビニールでコーティングされた立派なものだ。ネズミ、モグラ、トガリネズミ、小鳥の頭骨、下顎骨、肩甲骨、上腕骨、尺骨などが描かれている。一目で解るのだが、大きい。学校の教室に貼るならOKだ。
写真を撮って、小冊子にしてすぐぺらぺらめくって見られるようにしよう。
しかし、カエルや両性爬虫類の骨が無いということは、どういうことだ!
フクロウはカエルや両性爬虫類は食べない?
そんな訳はないだろう。
カエルや両性爬虫類は同定することが難しいから載せてないのかな?
日本では、アサガオの種子と鉢と土と肥料がセットになったものが小学生の教材用として売られている。しかし、日本では、フクロウのペリットを教材として使って、モグラやネズミや小鳥の骨を調べさせることができる小学校の教員がどのくらいいるだろうか?
欧米の動物学・博物学のすそ野の広がりと厚みを感じる。
しかし、ペリットが教材になるなら、テン糞やキツネ糞、タヌキ糞などの糞を教材として売っているところもあるかな?

写真はわざと綺麗に撮りませんでした。悪しからず!

2014年6月24日火曜日

ミゾホオズキを教えてもらう! A student taught me about the plant name!

20日の丹沢実習の続きです。
テイカカズラが咲いていた。
ここは毎年コマツナギの花を見られる場所だ。
一度、種子を植えて鉢植えにしたことがあったが、山では小さく見えても我が家の狭い庭では伸びてしまい。結局切ってしまった。
林道沿いの水溜りの側にミゾホオズキの花が咲いている。
 学生のYocchanに教えてもらった。
この実の状態からホオズキと名前をもらったようだ。
ハエドクソウ科に含まれるようだ。初めて知った科名だ。