「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2014年5月21日水曜日

初めてのオノエラン  Orchids for the first time.

5月17日(土)の丹沢の続き:
アオフタバランだとFuさんが教えてくれる。
これは初めてのランだ!
花茎が出かかっている。
これはキンランのように大きなギンランだ。
ギンランは、草丈が10センチに満たなく、花の数も多くても3個の
小さなギンランもあった。
これはオノエランだ。
箱根・湯河原でサルを追っていた時、
オノエランは双子山の山頂付近にあるという情報があった。
しかし、見たことがなく、図鑑だけで知るオノエランだった。
それが、これを見た時は、ランの図鑑をながめて楽しんでいた当時の記憶が甦り
オノエランに似ていると思ったのだ。
Fuさんからオノエランだとメールがあった。
これはこれから花茎が出てくるのだろうか?
図鑑でみていた白い花を見たいものだ。
今日は、生き物たちにとっては恵みの雨だ。昨日、連れ合いが庭で緑色の大きなカエルを見たという。あのヤマアカガエルは水鉢に棲んでいるし、別のカエルもいるんだ。嬉しくなる。
19日に拾ってきたテン糞やタヌキ糞をまだ洗っていない。
今日は午前中は学校で、午後から横浜の友人宅で呑み会なので、
糞を洗えるのは明日になるかな?

2014年5月20日火曜日

オオミズアオ Actias artemis

17日の帰路、もうすぐ沢に着くところの尾根上だった。
オオミズアオが静かに停まっていた。
いつもコヤツを見て思うことだが、左右の前後2枚の羽に一つずつある水滴模様に触りたくなる。
本物の水滴のように見えませんか?
この水滴模様はどんなカモフラージュなのだろう。
オスもメスもこの水滴模様を持つのはどのような意味があるのだろうか?
この水滴模様があるからこそこの仲間は生存し続けているのだと思う。
つまり、意味がない水滴模様ではないと考える。
捕食者(外敵)に対して意味があると考えられる。
同種の仲間ではないだろう。だって、ガを含む昆虫類は視覚よりも嗅覚だ。
となると捕食者の鳥向けの模様と云える。
これが鳥にはどう見えるのか?

動物の模様は人の理解を超えるものが多い。
オオミズアオは、今頃と夏の2回成虫の蛾が飛び回る。
が、この成虫になった蛾は口が退化しているため、食べることも飲むこともできないようだ。
気の毒としか言いようがない蛾だ。でも、概して昆虫の仲間には成虫になると交尾相手を見つけて交尾して産卵して死ぬものが多い。
幼虫はサクラ、ウメ、モミジなどの葉を食べるようだ。
道理でどこでも見かける。
こやつの羽根の上縁はまるでなめし革のような光沢だ。
こやつは触覚が幅広いのでオスのようだ。
オスはメスの腹部末端から出す生フェロモンの匂いに魅かれて相手と巡り合うのだが、風が強かったり、雨だったりしたら出逢えないでエネルギーを使い果たして死んでしまうのかな?
このオスは羽化して間もないのだろう。静かに停まっていた。
あれから3日過ぎたが、果たしてメスに出逢えたかな?

このところ何故か気持ちに余裕がない。
いつもやらなければいけないと思う事を抱えている。
どうしてこのような気持ちになっているのか自分でもわからない。
命の先が見え始めてきたことが原因なのかな?
そうすると、ぼくの世代は皆そうなるが、、、、。

2014年5月19日月曜日

丹沢のヤマシャクヤク Peonia in the Tanzawa mountains.

先日、ヤマシャクヤクを求めて丹沢山塊を麓付近から山頂まで歩いた。
麓では、花がすでに終わっていたが、登るにつれて花を見ることができた。
どうも、もうすぐ開く頃に遅霜にあったようで、花弁に一つ初々しさが欠けていた。
山中では、時々人声やイヌの声が聞こえていた。
その時は、尾根付近の登山道からだろうと思っていた。
帰路、首に発信機をつけた猟犬2頭がしばらくぼくらについてきた。
下りてくると猟友会の人たちが大勢いた。
一回発砲した音を聞いた。シカの個体数調節の為の猟だったのかな?
土曜日で渓流釣りの人たちや登山者やぼくらのような自然観察者が山に入っている。
シカやイノシシに間違えられずに撃たれなくて良かった。
しかし、動物たちも怖いだろうが、恐ろしい。
猟期以外に猟をする場合は、誰もが判るような告知をしてもらいたい。

2014年5月18日日曜日

対馬のムササビ A flying squirrel in Tshushima Island.

専門学校でカメラの先生から下の頭骨を16日にいただいた。
この頭骨はツシマヤマネコが生息する対馬で拾ってきたとのことだ。

その日は学校が終わったあと幕張で高校の同級生と呑み、翌日は朝4時半に家をでて
丹沢へ向かった。そのため、いただいた頭骨を眺める時間がなかった。

下は前方上からみたその頭骨である。
ピンがずれているが赤褐色の切歯が判るだろう。
底面からの写真だ。
切歯が一対で犬歯がなく、左右の臼歯が弧を描くように並んでいる。
もう、ここまでくるとこれは齧歯目だと同定できる。 
でも、後眼窩突起があるので、ネズミ科やヌートリアのカプロミス科、ヤマネ科ではない。
日本産の齧歯目はカプロミス科、カヤネズミやハタネズミのネズミ科、
リスやムササビのリス科、ヤマネのヤマネ科の4科に分けられる。
これは、残りのリス科だ。
臼歯が4or5対あるので、間違いない。
リス科は前臼歯2、臼歯3となっているが、歯が抜けてしまっているので、
前臼歯が2本なのか1本なのかこれだけでははっきりしない。
下は、上面からのものである。
立派な後眼窩突起である。
もう、ぼくの頭の中では、リス科のムササビ以外ありえないと結論づけた。
兎も角、嬉しい。欲しい欲しいと思っていたムササビの頭骨だ。
下顎が無いのが残念だが、これだけでも嬉しい。
写真を撮ったので、水に浸けた。洗って少し綺麗にしたい。
右の第二と第三臼歯および左の第一臼歯が残っているので、これが何よりも嬉しい。

巨木の森とシロヤシオの季節 The forest of big trees and the season of Rhododendron quinquefolium.

昨日は、FさんとIさんの3人で、大山より100メートル以上高い山頂を目指した。
好天気であり、登山者にも出会った。
彼らは、ヒルを恐れて長靴だったが、ヒルは出てこなかった。
ぼくは彼らをヤマシャクヤクをの花園の場に連れていかなければならない。
目的地についたが、ヤマシャクヤクの花は終わっていて、花弁が落ちていた。
まだ花が咲いている標高の高いところを目差しながら登った。
この尾根は巨大なモミやツガがあり、ブナも大きく、
昨年の殻が林床にたくさん落ちている。種子の入っているものもある。
大きなブナに引っ付いて伸びている手前の木はツルマサキだ。ぼくの太腿以上太い。
こんなツルマサキがこの一本だけではない。
クマ剥ぎだ。いくつかの木がクマ剥ぎにあっていた。
ここには歯型がついていた。
ピーク近くではミツバツツジとシロヤシオの競演であった。 
 Fさんがシロヤシオのトンネルと叫んだほど、回りはシロヤシオの満開の花。
目的のヤマシャクヤクの花はま沢沿いの方にたくさいていた。
ぼくは、いままで毎年1、2回歩いているのに、ヤマシャクもシロヤシオとミツバツツジが咲いている時がなかった。ましてシロヤシオがこんなにあるなんて驚きだ。
帰路、往きに拾わなかったタヌキ糞を拾い、無事山から下りた。
しかし、Iさんの家の近くで脱輪し、いろいろあって最後にレッカー車で上げてもらい帰宅する。

2014年5月16日金曜日

テン糞からでてきた歯の持ち主は?    Whose teeth are these? A Shrew or a Mole?

5月9日の丹沢実習の続きです。
⑥のテン糞にはキブシの種子やミズキの蕾がでてきたが、
さらに齧歯目以外の小哺乳類の骨片・歯がでてきた。

 これがその骨片と歯である。
右下の赤線で囲んだCは爪である。
歯とともにあるのは上二つの大きいAは上顎骨で下のBは下顎骨である。
当初、この顎骨と歯に目が移り、トガリネズミ目か小翼手亜目かどちらかだと考えた。
が、爪の形状で小翼手亜目ではないと結論づけた。
手持ちの乾燥標本のアブラコウモリとユビナガコウモリの足の爪はカギ状になっているからだ。
標本を見るまでもなかったかもしれない。
コウモリたちは足の爪で岩穴の天井などにぶら下がるんだ。

では、トガリネズミ目にはモグラ科とトガリネズミ科が生息しているが、
これも手持ちの乾燥標本(ヒミズとジネズミとトガリネズミ)を見た。
ジネズミとトガリネズミの足の爪はカギ爪状だ。右下の爪の形状ではない。
もう、これはモグラ科のモグラ亜科か、ヒミズ亜科の動物だ。

歯をみても、AとBに挟まれる臼歯やBの臼歯から小翼手亜目の歯ではないことが解る。
モグラ科とトガリネズミ科の歯の最大の違いは上顎の第一切歯が形状がトガリネズミ科ではカギ状になっているが、モグラ科ではまっすぐ伸びている。
Aの右は左の前額骨と上顎骨で、まっすぐな歯が解る。
これからヒミズ亜科の動物であることが解る。
Aの右側の左顎骨部分を下から(口内から)拡大した。
第一切歯がヘラ状でなく尖っているのでヒミズと同定される。
上の写真の左前額骨と上顎骨の部分は手持ちのヒミズ2個の頭骨と比べた。
顎骨も第一切歯も一回り小さいのだ!う~ん、ではこれは誰だ?
幼体のヒミズと結論したがどうだろう?
ヒミズとしたならば、これで糞から出てきたのは、2度目?3度目?だ 。

2014年5月15日木曜日

スイカズラの良い匂い    Good flavor of the honeysuckle.

 我が家のスイカズラが咲き始めた。
これは、丹沢から蔓を持ってきて挿し木したものだ。
これから、7月まではほぼどんな木でも挿し木が容易になる時季だ。
鉢植えしていたが、庭に置いていたらそのまま根付き、ナツツバキの木に絡まっている。
トルコのホテルやレストランでは、このクレマチスを蔓バラを仕立てるように
アーチに仕立てて出入り口を飾っていた。
そのようにしたいが手間がかかるので、わが部屋からすぐ見えるこのままにしておこう。
 スイカズラは匂いが良い。
花を採ってジャムの入っていた空き瓶に容れておくと、良い匂いを閉じ込めておくことができる。
 ぼくは、できれば春に死にたい。
良い匂いのする白い花がたくさんあるので、それで埋めてもらいたい。
英名がHoneysuckleと知ってなるほどと思った。
甘い蜜をたくさん含んでいそうだ。子供の頃ならチュウチュウと花を抜いて吸ったかもしれない。
でも、試してみよう。
今年は何本も蔓が伸びているので、一本を切って花瓶に挿し、花のお尻から蜜を吸ってみた。
甘い!しっかりした甘さだ!昨夜の雨粒も混じっているのに甘い。
ますます好きな花になった。
うーん、部屋の中も甘い香りで一杯だ。
昨日の慶應の授業が終わった時、学生が3人やってきた。
3人ともぼくの授業への要望だった。
Power Pointのスライドの交代が早くて書き取れないので、もっと時間を掛けてから交代して欲しいというものだった。ぼくがスライド交代をすると10名前後の学生が写真を撮る。
あー、書き取れない学生たちが写真を撮っているんだと思っていた。
しかし、そうではないのだ。
以前専門学校の学生からは同じことを指摘されたことがあったので、
ゆっくりと説明し全体を見回して書いている人がいればスライド交代をしないようにしている。
しかし、慶應ではそのような注意・要望がなかったので
ぼくの話しが終われば大概次のスライドへ移った。

日本では学生との対話形式の授業は、なかなかできない。
教室にたくさんの(現在慶應では250名)学生が座り、一方的にこちらの話しを聞くだけだ。
学生たちにとってはテレビ画面と同じことだろう。ただ、それが生身の教員が話しをしているだけだ。この授業形式は聞いている方でもイヤになるだろう。話す方もイヤになることが多い。
しかし、この形式の授業がこれからも続くのだから、
来週からはせめて文字スライドの交代は十分時間をとることにしよう。

テン糞の内容物  The contents of marten's scats.

5月9日の丹沢実習のつづき:テン糞の内容物です。
赤○は脊椎動物の骨片が混じっていたものです。
9:00①
ムカデ長さ3-5センチ4脚、殻。キブシ種子9個
9:06 ②
ムカデ一匹7センチ、
9:21
羽毛1センチ5、骨片(脊椎骨5個、他)
9:33④
マメガキ種子3個、オオウラジロノキ果肉・果皮、ムカデ外皮、腐葉葉片
9:35
キブシ種子17個、ムカデ1匹、小哺乳類毛・骨片、
9:06
キブシ種子多数、ミズキ蕾、小哺乳類毛多数骨片臼歯
これについて別にアップします。
⑦これ拾った筈だが、紛失した。
14:48
ムカデ1匹尾部殻脚、カマドウマ脚産卵管、羽毛羽毛軸骨片
14:57
羽毛骨片、ムカデ殻脚
糞分析できたのは8個のテン糞である。
このうち、5個に脊椎動物の毛や骨片が見つかった。
他の3個も含め6個からはムカデを食べたことがわかった。
また、今回は4個からしか秋の実の残りであるキブシなどの種子がでてきた。
特筆すべき内容物として、⑥からはミズキの蕾がでてきたことである。
どうも、これまでミズキの蕾は見落としていた可能性が強い。
テンも冬の秋の残りの果実食から動き回り始めたムカデなどの節足動物を食べ、
さらには鳥のヒナなどの脊椎動物を食べられるようになったことがわかる。

尚、⑥の糞からは齧歯目でない小哺乳類の毛や歯・骨片がでてきた。
今日、それを調べたい。次回アップした。

2014年5月14日水曜日

タヌキ糞とアナグマ糞の内容物 The scats' contents of racoondog and badger..

丹沢実習の続き:タヌキ糞とアナグマ糞の内容物についてです。
11:52、①
キブシ種子多数、甲虫外羽1外骨格肢、環形動物外皮、羽毛5ミリ
12:40、②
ムカデ胴部最大7ミリ長さ4センチ、脚、外骨格、腐葉土
13:00、③
羽毛6本、単子葉6本4-6cm、土壌動物外骨格、ムカデ脚2本
13:28、④
土砂、腐葉の細切れ、土壌動物の外骨格脚少し

13:32、アナグマ糞
ハチ腹部羽根3、ムカデ幅4ミリ長さ6センチ、幅2ミリ、長さ1センチ、腐葉土
4個のタヌキ糞や1個のアナグマ糞は彼らの冬の糞とどこが違うのか、
それは、冬季はまだ地面を漁ればキブシ、マメガキ、ケンポナしなどの秋の果実の種子が糞中に混じっていた。しかし、今回はキブシがタヌキ糞①に混じっていただけで、他は
殆んどが腐葉土にいる土壌動物を漁ったものだ。
また、羽毛が糞①と糞③から出てきたが、これは巣内にいる鳥のヒナを食べたものと考える。
親鳥のように機敏に動き飛び回るものをタヌキが捕まえられないだろう。
巣内にいてまだ親からの給餌が必要なヒナが餌食にあったと思うが如何だろうか?
しかも、夜間に狙ったのではないだろうか?

しかし、アナグマもタヌキの食事内容は貧弱なものだ。
枯葉が落ちて溜まっているところがあれば、そこを臭いを嗅いで何かいたら枯葉事、土砂ごと胃の中に放り込んでいるんだ。アナグマは大半が土である。植物が根か腐葉土の栄養分を吸い取るようにアナグマは腐葉土そのものからも栄養を摂取している可能性もある。
アナグマやタヌキにとって、丹沢のように林床の草本が無くなった地域での生活は
節足動物も少なくなっているだろうから、厳しい生活を強いられているのだろう。

2014年5月13日火曜日

4種の食肉動物の糞   The different scats of four carnivora species.

9日の実習の続き、
食肉目の5種類(イタチ、テン、アナグマ、タヌキ、ハクビシンはすでにアップしたここでは除外)の動物のフィールドサインとしての糞をゲットしてきた。
先ずそれぞれの形状と大きさと見てもらいたい。
色が黒っぽいのは、糞の中に環形動物や節足動物、あるいは脊椎動物などの動物質の
ものが含まれている場合の糞は何故か黒っぽくなるんです(これは何故か教えてください。何を見れば判るでしょうか?)
単一の植物質のものであれば、そのものの色になります。
これからだとモミジイチゴなら橙色、ニガイチゴなら濃赤色、ヤマグワなら暗黒紫色、
秋のサルナシなら緑色の糞ですよ。臭いも果実のニオイです。

イタチ糞は沢沿いや沢中の岩の上で見つけやすい。
イタチWeasel
イタチ糞とテン糞の違いは太さである。
両者ともScentMarking匂い付けとして糞を利用するので、
切り株や杭の上、橋の欄干の上で見つけやすい。
林道では沢側の路肩の上、砂防堰堤の上などの彼らの通り道に見られる。
テンMarten
アナグマ糞やタヌキ糞は、いつも腐葉土の中のミミズやムカデあるいは昆虫などの土壌動物を食べているため、親指くらいの太さでほとんど黒っぽい糞だ。
アナグマの場合は半分くらいが土砂が混じる。
タヌキも腐葉土に含まれる枯れた腐った葉の破片だ。
で、アナグマは排泄するときに少し穴を掘ってそこにする場合が多い。
タヌキは彼らの共同トイレにするのでタメ糞となる。
アナグマBadger
サルを調査・観察し始めた頃はタヌキ糞とサルを間違えたこともあった。
それは、太さが同じくらいであるのと、カキの果実を食べた時は種子が同じように
入っていて、黒っぽいのだ。しかし、臭いが違う。
サル糞はチンパンジーもキンシコウもゴリラも同じ臭いである。タヌキ糞の臭いとは異なる。
だから、糞は臭いでも覚えることができ、違いを識別できる。
タヌキRacoon dog
下は1ヶ月くらい経過した古いサル糞ですが、春のサル糞は始めは新芽の緑色だ。
その後、表面は黒っぽくなるが、中は緑色。さらに経つと表面は茶色になるが、中は黒い。
これ、中はまだ黒かった。
ニホンザルJapanese macaque
拾ってきたタヌキ糞やテン糞は10個を越えたが、春の糞となっていた。
内容物については次回にアップする。

2014年5月12日月曜日

実習つづき:自然探索  Continuation of Tanzawa practice:Natural Search

先週9日の丹沢実習の続きである。
学生たちがオトシブミを見つけた。
ヤマカガシのチビを見つけたのも学生たちだ。
大勢なので多くの好奇心溢れる目で辺りを探しまわる。
天気が良かったのでアオダイショウも飛び出した。
皆で、臭いを嗅ぐ。「クサーイ!」。これがアオダイショウの臭いだ。
イノシシがミミズなどの土壌動物を探し回って腐葉土を掘り起こした跡を見る。
宮ケ瀬尾根で猿ヶ島のピークで集合写真を撮って、歩き始めて間もなく。
アリの塊だ!このアリの名は?
何しているのか?分巣したところ?
このようなアリ団子を以前にもみた。
http://tanzawapithecus.blogspot.jp/2013/05/what-is-route-as-working-waterhead.html
ムネアカオオアリなんだ。違うトゲアリだ!
ネットをみるとこのアリをペットとして飼うマニアもいるようだ。

2014年5月11日日曜日

5月の白い木の花 White tree's flowers in May.

実習の続きです。
ミツバウツギ(ミツバウツギ科)
土山峠の辺りはミツバウツギの花がいっぱい。
ガクウツギ(ユキノシタ科)
堤川林道を歩いていくと右の山側斜面の沢沿いにガクウツギが咲いている。
コバノガマズミ(スイカズラ科)
これも晩秋になればガマズミ同様に赤い実となって、食べられる。
おー、酸っぱい!
ヒメウツギ(アジサイ科)
我が家には園芸用の高さ30cmくらいのヒメウツギが鉢で咲いている。
ウツギはまだ蕾だった。
ツクバネウツギ(スイカズラ科)
そう云えば、ツクバネウツギの大きな木は高取山の手前の登山道にあったネ。
この木は昨日アップしたハクビシン糞があった細尾根の宮ケ瀬湖側にあった。
これはズームアップして撮った。
ウワミズザクラ(バラ科)
ちょっと、花が終わりかけている。上のツクバネウツギの近くにあった。
ホウノキ(モクレン科)
これは、清川隧道・土山峠分岐から下ってきてまもなく右手の沢にある大きなモクレンである。
秋になるとこの付近の尾根や斜面はホウノキの大きな葉で覆われる。
今の季節の丹沢山麓をもっともっと散策したい。
春の山麓は気持ちが良い。