「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2013年9月8日日曜日

塔ノ岳からの帰路、出遭ったシカたち。 A female group of Sika deer.

塔ノ岳の帰路、シカのメスグループに出会った。
初めは若いオスとチビの2頭だったので、オスグループ?と思ったのだが、、、。
しばらく見ていると、大きなメスがいてさらにそのミルクを飲む小鹿がいた。
計、5頭の集団だった。
この動画には若いオスと2頭のチビが採食しているのが分かる。
ぼくが声を出しても気にしないで採食だ。
このあたりは禁猟区なので、ハンティングされないことを知っているかのようだ。

2013年9月7日土曜日

塔ノ岳に登る Climbing the Mt.Tounodake!

昨日は、専門学校の丹沢実習で、大倉から塔ノ岳を往復した。
台風の余波を心配する必要がないくらいの快晴であった。
大倉でバスから降りて、すぐ出発。
8:40、左側の舗装道路を登る。 
8:56、最初の道標だ!
9:15、ようやく「雑事場の平」に着く。
ここで、10分間休憩、皆、汗だくだ!
9:21、見晴茶屋に着く。素通りする。
9:41、ここは一本松という道標がある。
10:00、駒止茶屋着
学生たちが駒止茶屋で、待っていてくれた。
彼らは、身が軽く早い。こちらは、ゼイゼイ息を切らして登る。
10:27、堀山の家着。学生たちとぼくと最後の女子たちの間に差がつく。
ぼくは一人で素通りだ。
ヘリコプターのエンジン音が大きくなりバリバリと接近してくる。
10:52、止まるように指示される。ヘリによる救助訓練のようだ。
学生のNiwaさんがうずくまっている。
ヘリが遠ざかったので、登っていくと、訓練の隊員たちが10名近くいた。
御苦労様と声をかける。
11:48、花立山荘に着く。もう、ここで登るのを止めてしまいたいと思う。
しかし、休むと涼しいというよりも寒さを感じるので、歩く。
12:10、鍋割山からの分岐の道標だ。
一歩一歩階段を登って立ち止っていると、上から降りてきた単独行のぼくよりも歳上と思われる
おじさんやおばさん登山者から「もうすぐですよ、一歩でも歩かなければ着きませんよ」
と声を掛けられる。
自分では、どうも心臓が弱くなっているのかな?という思いが強くなる。
ぼくよりも遅れている、女子二人が登ってくる。
12:36、着いた!塔ノ岳山頂だ!
ガスっているので、視界が悪い。残念だが、達成感はある。
既に登っていた、学生たちは雨具を着ていて寒そうだ。
ぼくも急いでお昼を食べるが、食欲がなく、なんと半分以上も残す。
こんなことは初めてだ。
13:00、塔ノ岳にきたら、この場所での集合写真と決めていた。
ガスっているのが時々雨粒となってポツポツ落ちる。
同じ、コースを戻ることにする。
学生たちは早い早い、アッと云う間に視界から消える。
4時45分に大倉のバス停に到着し、休む間もなくバスに飛び乗る。
学生たちは1.5時間近くも待っていてくれた。
ぼくは、登りは4時間かかり、下りは3時間45分かかった。
何故、ぜいぜいと息苦しくなるのか?Matushima君に健康診断を勧められる。
今回は、帰路、シカの5頭のメスグループに出合った。
先に下りていた学生たちも同じグループに出合ったようだ。
構成は、1頭のオトナメス、2頭のバンビ、1頭の角が短い若いオスだった。

2013年8月31日土曜日

サナギになっていた! It has become a pupa!

8月23日に早戸川沿いを歩いた時、
伝道までの林道で、大きなオトシブミ?を見つけ持ち帰ったことを8月25日にアップした。
中には、頭部がしっかりした幼虫が一匹入っていた。
持ち帰ってパソコンの横に置いていて、いつサナギになるのか見ていた。
が、幼虫君はぼくが開けると潜って行き、そこでじっとする。
28日までは毎日様子をうかがっていたが、一昨日、昨日とそのままにしていた。
巻いている葉も、この暑さでからからに乾いている。
先ほど、思い切って破ってみた。
黒い糞塊状のサナギになっていた。
長径が17ミリ、短径が6ミリの円筒状で、その表面はイボ状の突起で覆われている。
乾いた葉がサナギにくっついて剥しづらい。
このサナギは誰なのだろう。
どなたか教えてください。
 
明日から9月だというのに、朝から暑い。
冷たい筈の釧路沖では、マンボウやクロマグロが獲れるようだ。
地球の温暖化がどんどん進んでいるようだ。
そのため、氷河が溶けて海水面が上昇し、
満潮時になると道路や床下が海水に覆われるサンゴ礁の島々が多くなっているようだ。
一方、寒冷化で氷河期の時代は、高緯度地域や高標高地域は氷河で覆われるので、
海水面が低くなる。
温暖化と寒冷化どちらが住み良いだろうか?
 
地球温暖化は、欧米諸国の化石燃料高騰に歯止めをかけるためだ。というロシアの学者の見解もあるようだ。彼らによると、2013年以降は太陽活動の低下で、数十年間の気温が低くなり
プチ氷河期にはいるというんだ。
 
 

2013年8月30日金曜日

食肉目の動物の糞の内容物 The contents of carnivores.

28日の宮ケ瀬尾根・湖岸林道で拾った食肉目の動物たちの糞
堤川林道終点から鍋嵐が見える宮ケ瀬尾根の稜線近くで
9:00、イタチ糞Weasel
内容物はサルナシの種子と果肉つき果皮であった。
この石の上に何度も排泄している。
9:31、宮ケ瀬尾根の猿ヶ島の40分手前でハクビシン糞Masked Palm Civet
サルナシ種子、アオハダ種子、オアハダ果皮で、大半がアオハダの種子であった。
クマが大好きなアオハダをハクビシンも食べているんだ。
10:18、宮ケ瀬尾根の清川トンネルと土山峠の道標近く。
ここには、いつもタヌキRacoon dogのタメ糞があるが、
糞虫たちが運んだようで地面にたくさん穴が開いている。
 12:03、湖岸林道に下りてきたら、橋の上にテン糞だMarten。
サルナシの種子と果皮、およびクマヤナギの種子と果皮、昆虫の脚1本
ここで、水洗いして残った左:アオハダ、右上:クマヤナギ、右下:サルナシの種子である。
アオハダである。
サルナシも一応アップする。
表面がぶつぶつした突起がでている。ピンが甘い。

さらに、クマヤナギの種子(左)、ここでは、この時季にやはり動物たちに食べられるヨコグラノキの種子(右)を比較参照してもらいたいのでアップした。
土山峠付近での動物の糞内容物のアップはこれで辞めたいと思います。
もう40数年も前のこと、サル糞にヨコグラノキの種子が入っていたときは、サルは水田に侵入して米を食べたものだと勘違いしたことがあった。ヨコグラノキの名前すら知らなかったのだ。
アオハダの種子ばかりでできたクマ糞を見つけた時、クマの好物の一つがアオハダの果実であることを教わった。
ニガイチゴやモミジイチゴ、クマイチゴなどのキイチゴの種子の種皮の表面がどれも同じような紋様に覆われているのを知ったのは糞を洗うようになってからだ。
テンたちがムカデをあれほど食べ、食肉目の動物たちなのに、冬季はキブシの実を食べていることを知った時は驚きだった。
イタチ、テン、タヌキ、アナグマという動物たちでも、日常食べているのが果実と土壌動物と云われる節足動物で、脊椎動物を食べる(食べることができる)のは稀であることを知った。
さらに、テンたちの糞内容物に、ネズミやモグラなどの小哺乳類、さらには両性・爬虫類
の骨が入っていた場合、歯によってある程度同定できる喜びを知った。
テン糞の中にヤマネの歯を2度見つけた時は感激した。
 
今までの食肉目の糞内容物の分析をまとめ上げてみたいものだ。

これは誰がやった? Who did it?

28日の続きである。
宮ケ瀬尾根の土山峠・清川トンネルの道標から湖岸へ走る尾根を下る途中に、
大きなモミの球果が落ちていた。
風が強くて落ちたのだろうか?それとも動物が齧り落としたものだろうか?
モミの球果がついていたと思われる果柄の葉が、先をのぞいて全て丁寧に毟り取られている。
これは誰が何をした跡になるのだろうか?
恐らく、この場に座って、小枝の葉を一つ一つ齧り落としたのだ。
何のため?
球果の先の部分はこのようにえぐられている。
恐らく、果柄の葉を毟り取ったヤツがこのようにしたのだろう。
しかし、コヤツは種子を食べたようでもない。何をしようとしたのか?
それとも地面に落ちた時、石にでもぶつかってとれたのかな?
果柄を球果から切り離したのは、果柄の葉を一本一本処理するためには、
球果が重くて邪魔だから切り離したのだろう。
これは、ハタネズミの仕業だ。
2012年4月8日にモミの小枝の葉のことでアップしている。

2013年8月29日木曜日

泣いているモミ A fir tree which is crying!

地面から高さ1メートルくらいまで樹皮が剥され、樹液が流れ落ちているモミの木があった。
流れ落ちた樹液で根元が白っぽく泡状になっている。
裏側の樹皮も剥されている。シカかカモシカが剥したのだろう。
樹液が剥されたすぐ上の樹皮の傷口からだけでなく、さらに上の方からも流れ落ちている。
まるで、モミの木全体でこの剥された部分を修復しようとしているようだ。
高さ1メートルにもわたって根元の樹皮を剥されてしまったこのモミは快復できるのだろうか?
それともこのまま枯れていくのだろうか?
 
堤川林道の水飲み場のところで、スミナガシがじっと水を飲んでいた。
3メートルくらいまで近づいたら逃げられた。アワブキが食草のようだから、東丹沢にはアワブキは結構目に留まる。今年は3度目のスミナガシだが、Wikipediaによるとスギなのど植林の影響でいなくなってしまった県もあるようだ。

2013年8月28日水曜日

もう、堤川林道や湖岸林道は歩けない! We will not able to walk the tsutsumigawa and the lakeside forest roads.

今日、土山峠に車を置いて、堤川林道から宮ケ瀬尾根に登り、猿ヶ島で小休憩し、
清原トンネルと土山峠の道標の所から湖岸林道へ降りて歩いてきたら、
警察官に呼び止められた。
車を土山峠に駐車したことと、湖岸道路を歩いてたからのようだ。
土山峠の駐車した場所は、公共の共有地なので駐車はダメであるとのこと。
さらに、湖岸道路は立ち入り禁止区域なので、ダメとのことだ。
 
朝日を受ける鍋嵐
猿ヶ島の不思議なハリギリの幹にまたがり一休み。 
宮ケ瀬尾根は涼しく、気持ち良い尾根歩きだった。
風が冷たく感じる時もあった。
猿ヶ島からさらに宮ケ瀬尾根を北上すると、立派な道標(右:清川トンネル、左:土山峠)
がある。今日は、清川トンネルに行かないで、土山峠への尾根を下る。
山道を下ってくると、湖岸林道に道標(県道70号線と土山峠を示す)
今日は、家に引き籠っていると足がすぐムクムようになったので、脹脛の筋肉ポンプを使うために歩いた。
 
車と一緒に写真を撮られ、登ったところを指示したところを写真に撮られ。
厚木署まで同行しなければいけなくなった。
本署と電話でやり取りしていた上司と思われる太っている警察官は、今日は湖岸林道をただ歩いていただけなので許してやる。しかし、ここは公共の共有地なので駐車はダメだ。
が、駐車違反切符を切られるわけでもありません。
その場に、駐車禁止のマークがあれば、駐車はしません。
これは一体ぼくは何を咎められたのか一つはっきりしません。
 
本間ノ頭や丹沢山に登る時に、塩水橋付近の公共の共有地に車を止めて、ゲートは閉まっているので、横からすり抜けて入っていくが、これも本来は許されない?
 
いずれにしても、もう土山峠付近の歩きは止めなければならないだろう。
丹沢を始めた頃のように水沢林道か奥野林道の周辺にするかな?
それとも早戸川?

2013年8月27日火曜日

初めて見たフクオウソウ Asteraceous plant which the first time I have seen.

この草本、早戸川沿いの登山道で見つけた。
キク科のコウモリソウ属の葉に似ていると思い、図鑑を調べたが当たらない。
カシワバハグマの葉にも似ている。が、ダメ。
っと見つけたクサヤツデというものだ。
しかし、神奈川県植物図鑑によると県内ではもう絶滅したようだ。
困った。やまぼうしさんに聞いてみようと、メールに添付ファイルした。
フクオウソウだと思うとのレス。
あらためてお礼です。ありがとう!
 フクオウソウにしても、ぼくにとっては初めてだ。
植物の同定って難しい!
いずれにしても9月になったら花を見に行かなくては!
誰か一緒に行きませんか?

2013年8月26日月曜日

湖岸林道のイタチ糞 Scats of a weasel on the Kogan forest road.

8月23日の続き:
土山峠から湖岸林道を歩いて橋の上で見つけたイタチ糞
ヨコグラノキの種子が一つ、落ちている。
これを水洗いした。残渣というか全てが下の写真だ。
わかるだろうか?
大きな種子はヨコグラノキかクマヤナギのものだ。
その下の5個の種子はサルナシのものだ。
真下の大きな果皮はサルナシの果皮で、種子と果肉が詰まっている。
まだ、固い果実を食べたのだ。
右はヨコグラノキかクマヤナギの果柄と果皮だ。
大きい三つの種子の内、右二つはヨコグラノキの種子かな?左の一つはクマヤナギのものかな?
手持ちのヨコグラノキの種子とクマヤナギの種子の標本で、比較した
何のことはない。標本が入っているビニール袋から取り出すまでもなかった。
1)ヨコグラノキの種子はピーナッツの豆のように先がV字状に大きく欠けている。
しかし、クマヤナギは良く見ると同じようにV字状になっているが、
上の写真のように明らかではない。
さらに、
2)ヨコグラノキの種子は長径が7ミリ以上あるが、クマヤナギの種子は大半が5ミリ前後だ。
 
クマヤナギは土山峠付近にあり、今回も果実を撮っている。
もう食べごろの黒く熟している実がある。
ヨコグラノキも土山峠の湖岸林道付近にあるのだ。
今、はっと気が付いた。湖岸林道に乾いたサル糞がたくさんあった。
このサル糞はヨコグラノキの種子よりなっていると言っても言い過ぎではない。
持ち帰らなかったが写真だけは撮ってきたので、拡大してみた。
これらのサル糞は前回7月30日に落ちていたものが乾燥したものだと思っていた。
が、7月30日のサル糞は、サルナシやクマヤナギやエビガライチゴの種子だった。

夏場のサルの群れは1日3キロも移動するが、イタチの移動は大きく見積もっても
1キロも無いだろう。
発信機をつけた多摩川河川敷のイタチの調査(1988、東英生)では、
春季の26日間の行動域は35haになるようだ。
河川敷と土山峠では植生環境が大きく異なるので、簡単には言えないが、
この土山峠の湖岸道路近辺にヨコグラノキがあることは間違いないだろう。

2013年8月25日日曜日

これもオトシブミ? Is this some kind of leaf-rolling called in Japanese"Otoshibumi"?

早戸川林道のヘアーピンカーブから伝道まで歩いていく途中、
2カ所で巨大なオトシブミ?を拾った。
大きなオトシブミの中には?
これは、葉が裏返されて丸められている。
これは、表側がでるように丸められている。
なんじゃこれは????
 オトシブミはゾウムシによく似たオトシブミ亜科の昆虫の成虫が葉に卵を一個産んで
その葉を巻いて揺籃として木からその葉を落とす。
あるいは、チョッキリの仲間が作ったものだろうか?
上の巻いた葉の中にはウジ虫状のやつがいたので、閉じて家に持ち帰る。
下のは、空っぽであった。
上のヤツは持ち帰ってから丸二日経つが、開けるとうごめく。
どんな昆虫になるか楽しみだ。
 
我が家付近にもショボショボとようやく待望の雨が降ってくれている。
庭の木々や吊っているラン鉢もいきいきとした感じだ。
そのため、窓を開けていると部屋の中が湿っぽくなる。
 
昨日、生まれて初めてカイロプラクティックなるものに30分間身を任せた。
もともと固い身体だったし、ストレッチをやろうやろうと思っていたが思いだけで
まったく実行したことがなかった。
それが、一気に激しくストレッチをやったようで、身体が軽くなった。
が、昨日は夕食後すぐ寝てしまった。
今朝、股関節や膝関節などが少し痛い。

2013年8月24日土曜日

シカによってつくられた植生 The vegetation that is made by the sikadeer.

土山峠の湖岸林道で:
ダンドボロギクが早くも白い綿毛になり、タネを風で飛ばす。
大半はまだ花が咲いたばかりの状態だ。 
 林道の両側はダンドボロギクがいっぱいだ。 
ここでは、両側はレモンエゴマで埋め尽くされている。

ここで見られる下草は、シカに食べられないダンドボロギク、レモンエゴマ、
さらにマツカゼソウやオオバイノモトソウである。
アフリカのサバンナを「火入れによって人に「作られた野生の王国」ということをかって述べた
アフリカでは乾期になるとカラカラに乾いた森林に火を入れる。
火に弱い植物は死に、火に強い植物だけの多様性の少ない単純な植生になっている。
ここ丹沢では、シカが食性を変えて単純化させている。

ガマの頭骨と造林小屋 The skull of toad and the forestry hut.

昨日は夕方から雨の予報だったので、お昼頃までなら大丈夫だろうと思い。
もう一度早戸川に行ってきた。
伝道で上流方面の山を見ると早くもガスに覆われている。
取り敢えず行けるところまで行き、ポツリとでも雨粒が落ちてきたら戻ろう。
通常のルートを登り、途中から造林小屋にでるショートカットの道を登る。
ん?ガマの口だ!とすぐ思った。
手に取ってみた。ガマだ!猛禽にヤラレタ?
ガマだ!
ナンテことだ。昨日は、カエルを含む両生類の骨が欲しい、歯が見たいと思っていたのだ。
神は望む物を与えてくれた、、、、と妙に信心深い気持ちになった。
が、歯を確かめようとしたがよく判らない。
帰宅してからルーペでみた。小さく短く鋭くない歯が並んでいる?
しかし、一つ明確ではない。
急斜面を登る途中で、たぶんこのガマの腰椎と思われる8個連なった脊椎骨を拾う。
造林小屋に出る。
ここから12、3分で早戸川に丸木橋が掛かっているところだ。
雨粒はまだ落ちてこない。しかし、雷がゴロゴロとなっている。
丸太橋で、一服し、顔を洗い、水を飲む。
上流はかなり暗くなってきた。ときどき稲光が光る。
下流を見て、戻ろうと決心する。青空がまったくない。
勇気ある撤退だ!と自分に言い聞かせる。
ゴロゴロが鳴り響く。
帰路、雨粒がまだ落ちてこないので、造林小屋の中の様子を探ってみた。
入口、とは言っても戸が無い。以前はあったが燃やされたか朽ちたのだ。
庭箒が2本とノコギリが壁に掛けてあり、剣先スコップがあった。
土間には囲炉裏?を囲んで長椅子が一つあり、もう一つはブロックと板で椅子が作られていた。
囲炉裏で焚き火をするとしたら、小さな小さな焚き火だ。
窓や戸が無く、裏の壁板も剥がれて開いており、冬は相当寒いだろう。
入口がある隣の部屋に入ってみた。
ここは、造林小屋として使われていた時は、寝室だったのだろう。
板の間になっていて、まだ使える。
否、現在使っている人が一人いるようだ。
銀マットがたためられており、懐中電灯、ラジオ、その他があった。
思わず、辺りを見回したが、、、、。
ここをベースキャンプとして利用しているのだろう。
土曜日の夕方に来て一泊し、日曜日の朝に丹沢山や蛭ヶ岳を登り、午後3時には魚止め橋に戻ってこれる。あるいは、タクシーで魚止め橋まで送ってもらい、一泊し、翌日、蛭ヶ岳、丹沢山、塔ノ岳と表尾根を下りていくことができる。
 
ヘヤーピンカーブの所に車を置いていたが、車まで全く雨が落ちてこない。
歩き足りないので土山峠で湖岸林道を歩いてみることにする。
イタチ糞を1個みつける。あとは、以前のサル糞とカモシカ糞だ。
そうこうする内に雨粒が落ちてきた。車に戻った途端、雨だ。
良かった。雨が降って、植物も動物も大喜びだろう。
なによりも宮ケ瀬湖の水位が上がるだろう。
こんなに低くなって底が見えていたのだ。