「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2010年12月2日木曜日

丹沢唐沢宿泊実習4)

物見沢沿いの登山道が崩壊しているので、スギ林を登り唐沢林道に出る。
なんとなく”ほっ”とした気持がただよう。
これがサルナシの蔓だ!と説明していたら。
Ueno君がサルナシを発見。
皆で蔓をひっぱり、ゲット。うまい!
(これは皆遠慮して残ったもの) 
物見隋道までの道沿いはリンドウが、しかし陽が当たってないので閉じている。
隋道を過ぎた日向でお昼にしようと思って近づくと、長径50センチもありそうなスズメバチの巣。
ハチが出入りしているのが見えるので、ここから静かに退却。 
10月に坂尻から辺室沢沿いの旧道を歩いてきて、経路に辿りつき、林道に出たが。
その場所が陽だまりなので、お昼にする。
座った目の前に萎んだキノコを見つける。
怪しいので持ち帰る。エノキダケだった!
ウドンの御汁に入れて食べる。 
ここからの経路まっすぐそのまま下り降りれば幅2メートルちかくもある旧道だ。
この道はしっかり石垣で作られている箇所もある。
昔は清川村から物見峠・札掛までの重要な道だったのだろう。
10月はヒルだらけだった。

2010年12月1日水曜日

丹沢唐沢宿泊実習3)

二日目、6時起床だが、ぼくは5時に起きる。
7時半に食パン2枚、ハム、チーズ、ミソスープの朝食。
8時半にキャンプ場を後にする。
唐沢を遡上し、山の神社で裸足になって渡渉、
物見沢に沿って消えかかった旧登山道を行く。
スニカーの女子二人にはちょっと厳しい道だ!
再び渡渉し、唐沢林道直下の斜面につけられた旧道を行く。
突然の崩落場に出くわす。昨年のように林道に上がることに決定。
(クリックすると拡大)
林道に出て、ほっと一息だ。
サルナシを一人一個ずつくらいは食べる。
「おいしい!うまい!」との声が上がる。
物見隋道まで長く感じた。
途中林道下で鍋物をして楽しんでいるパーティがいた。
大きなスズメバチの巣を避けてお昼にし、辺室沢に沿った旧道を行く。
坂尻付近で小走りし、バスにドンピシャで間に合う。

2010年11月30日火曜日

丹沢唐沢宿泊実習2)

唐沢キャンプ場にザックを置いて、
お昼や水や筆記用具地図をもって下記のGPSの軌跡を歩く。
1年生の女子二人がスニカーだ。
古い吊り橋を過ぎて、目的の尾根を目差そうとルートを探す。
唐沢の浅瀬を狙って、皆で石を投げ込み飛び石とする。
登る途中で、尾根歩きと経路歩きの二パーティに分かれる。
尾根に取り付いて間もなくリンドウだ。 
カモシカ糞が塊状になっている。 
経路歩きのパーティに尾根に登ってきてもらい、合流する。
細尾根を過ぎて、12時半ちかくになっているので、お昼にする。
GPS軌跡では尾根の一番上である。
岩のコケの上にハクビシンの糞がある。
ゲットしてくる。暇な時に水洗いだ! 
昼食後、巻いて南の尾根に出ようとしたが、
ブッシュが酷いので諦め元の尾根に戻る。
唐沢に架かって橋を男たちが頑張ってどうにか対岸まで引き寄せる。
沢に浸かっているYamazaki君の利他的精神の力が大だ! 
スニーカーの女子をエスコートするYamazaki君。 
彼の靴は翌朝までに乾いたようだ。
夜はYuuki君のサトイモが抜群に美味しい豚汁だった。
兎も角、始めての1、2年生合同の丹沢実習が始まった。

2010年11月29日月曜日

丹沢唐沢宿泊実習1)

先週の土・日と一泊二日のTCA専門学校の宿泊実習があった。
三叉路・唐沢・山の神社・物見隋道・坂下のコースをとった。
中津川を背に元気な学生たち。
このうちの4人は先日、鍋嵐に登った。
その時、サーモを山頂から落としたのをぼくが拾いにいった。
その記載がウソであると抗議されたので、ここで誤りを訂正する。
ぼくがサーモを拾いにいくからと学生たちを押し留めたようだ。
改めて、4人の1年生には謝りたい。

2010年11月24日水曜日

11月12日のクマ糞の内容物

    谷太郎林道から尾根を歩いてクマに出逢った時に見つけた下の糞は既にアップした。                          
水に浸けていても形が崩れないので、棒で突付いて崩し、水洗いした。
種子は一つもない。
ドングリを食べたものだと判る。
しかし、全く特定ができない。
ドングリやクリを作るブナ科仲間の種子はデンプンや脂質を大量に含んだ胚乳が大きくて、ヒトや動物たちの食物になるのだが、クマでは何故このように消化されないで、ただ大雑把に噛み砕いたような状態で排出されてしまうのだろう。
リスやネズミやサルならもっと細かく噛み砕くから、このようなツブツブがたくさんあるような状態では排出されないだろう。
ヒトなら、生では食べず、蒸したり、煮たり焼いたりして食べるので、胚乳部分のデンプンが熱せられて分解消化された形の糖分になって口に入るので、糞として排出される時は、
クマ糞は全く異なった状態で出てくることになる。
火を使えないクマを含む動物たちのドングリ摂取の仕方は非常に効率が悪く気の毒だ。

2010年11月23日火曜日

忘れてしまっていた!

今年も我が家のユズがたくさん実をつけてくれた。
肥料もやらない、手入れをしないで、ただ徒長枝を選定するくらいだ。
帰省する直前に思い立って実を枝につけたまま40個くらい釧路に持っていった。
妹たちは大喜びで、一周忌にきてくれた人たちに配りたいと言う。
可能な限り、葉がついたユズの実を2個ずつに剪定鋏で切り取り、子袋に容れて名前を書いた。
お寺での法要も終わり、会食の席で枝と葉がついたユズを配った。
珍しい物を頂いたと皆さんに喜んでもらえた。

釧路の人たちの気持を忘れていた。
神奈川県に住み着いて45年経った。
子供の頃、どれほど緑多い「内地」の景色に憧れたことか。
ミカンやカキが実際に生っているのを見たことがなかった。
時々、葉がついたミカンがあると、それが玄関の下駄箱の上に大事そうに飾られた。
そんな釧路にいた時の気持を忘れてしまっていた。

2010年11月22日月曜日

こんな所に、早くもフキノトウ!

これは、釧路で、アスファルトを突き破って出てきているフキノトウだ!
これは1メートル以上にもなる大きなフキである。
いくつも顔を出しているからもぎ取ろうとしたが、びくともしない。
アスファルトを突き破るくらいだから簡単には取れないのも納得し、諦めた。
これから零下20度近くなるので、死んでしまうだろう。

2010年11月21日日曜日

釧路の冬の濃霧

朝7時の濃霧の状態
外へ出るとあらゆるものが濡れている。
100メートル先が見えない。
車はランプをつけて走っている。
葉が落ちてしまい、ヒメリンゴやナナカマドの萎びた赤い実がまだついている。 
今日は、これからお袋の一周忌。
あっという間の1年だった。
この頃の流れるような年月の移り変わりに戸惑っている。
子供の頃はお正月や夏休みが大変待ち遠しかったのに、今はすぐやってくる。
それだけ子供の頃は充実した毎日を過ごしていたということなのだろうか?

2010年11月20日土曜日

冬の濃霧!

7時半釧路空港についてバスに乗る。
始めは車内の人息れで湿度が高く窓ガラスが曇っていると思っていた。
が、運転手さんが見ている正面からも街全体が曇っている。
ガスっているんだ。冬なのに珍しい。
海水が温かく、寒気が入り込んでいるための現象かもしれない。
外気温は3、4度Cのようだ。
もう、街路樹の葉も一枚もついてない。
妹に聞くと、今朝からガスっているようだ。
車の運転は、気をつけなくてはいけないようだ。
夏は釧路沖で暖流と寒流がぶつかり合うので濃霧が発生して、晴れることがすくない。
冬に濃霧とはこれも温暖化なのか?

社会の幼児化!

このところ、ぼくの目につくものの一つ!
小中高の生徒ではない、ハタチを過ぎたオトナの男が自分のバックや、携帯、その他に縫ぐるみのお人形をぶら下げている。
下の写真は電車内での1コマ。
男性に気がつかれないようにしながら、
カメラの画像を見ているようなふりをしながら撮った。
先日は、ノートパソコンのキーを叩いている20代前半と思われるサラリーマンが前の席にいた。
パソコン専用のケースにはドッチボールくらいありそうな縫ぐるみのクマさんがぶら下がっていた。

オトナの男も女も携帯に縫ぐるみの可愛いお人形をぶら下げている。
何だ!一体!皆、子供になったのか?
癒しなどと世間では言っているが、縫ぐるみのクマさんやウサギさんで癒されるのは、、、、
母親とのスキンシップが足りない幼児ではないの?

どうも、社会全体が幼児化していると思われる。
コミックのスヌピーにはいつも毛布を持っているライナスがでてくるが、
人々は縫ぐるみのクマさんを抱えて政治を哲学を語る。
身体ばかりでなく、心もネオテニー化で進化していくのだろうか?

2010年11月17日水曜日

谷太郎川沿いの秋

橋から手が届きそうなところにビナンカズラの真っ赤な実がたくさんついていた。
こんなに大きなビナンガズラの蔓を見たのは始めてだ。
ビナンカズラのすぐ近くにアオツヅラフジの真っ青な実がたわわについていた。
この種子は巻貝のような形をしていたっけ! 
オナモミの実である。
これは衣類に素晴らしくよく引っ付く。
云わずとしれたカラスウリ。 
秋が、どんどん深まってきた。
今日のこの肌寒さと冷たい小雨は何だ!
この寒さで、ますます、シカやサルは発情の真っ盛りを迎えることだろう。

2010年11月15日月曜日

「丹沢サル観察し隊」の自然探索会

13日の土曜日に「丹沢サル観察し隊」の自然探索会が行われた。
土山峠から宮ヶ瀬尾根の617の猿ヶ島、宮ヶ瀬尾根を北上し堤川林道とハタチガ沢林道の出合いの尾根へ、北西に走る尾根を伝ってハタチガ沢林道へ、林道からハタチガ沢へ、ハタチガ沢を遡上し経路を伝って宮ヶ瀬尾根と熊の爪を結ぶ尾根に出て、林道の出合いに戻り、堤川林道は下りる。
堤川林道へ降りる、コース上で植林の枝打ち作業をしていたので、道を外れたため、枝打ちされた枝を跨いだり、押し潰したりして降りる。最大の難所だった。
猿ヶ島で記念撮影
フラッシュを焚かないで物見峠方面をバックに
紅葉が鮮やかだった。
30分以上早く、着いたので、カヤネズミの巣探しをする。が、見つからず。
アワコガネギクが綺麗だった。 

2010年11月14日日曜日

Takeshita君のクマの写真

谷太郎林道から登山道まで一緒に登った、Takeshita君の撮ったクマ
慌てていたのだろう。ピントが合っていない。
でも、これで十分だ。
こちらに向かって来たときの対応、逃げず、動かずと話していたので、皆、余裕を持って見たようだ。しかし、やはり、緊張していたのだろう。ボケている。
このクラスは、サル、シカ、カモシカ、クマ、ムササビを見て、ハクビシンの死体、テン、イタチ、タヌキ、リス、イノシシのフィールド・サインを見つけている。
今度はイノシシを見つけようと意気込んでいる。

クマさん出会いコース

谷太郎林道から、人家が途絶えたところから尾根に取り付いた。
不動沢と鳥屋待沢に挟まれた尾根だ。
登り始めて最初の415ピークで一休みし、再び歩き始めてまもなく、前方に
黒い塊、動く。クマだ!
腰を低めて後ろに下がり、学生たちに小声で知らせる。
学生たちがクマを見ようとして少し声を立てたり、写真を撮ったので、クマは逃げる。
クマがうろうろしていた場所にいくと、一週間くらいたったような古い大きな糞がある。 
10数分後、今度は小熊2頭が鳥屋待沢方面は走っていく後ろ姿を見る。
林道からこの尾根を登り始めて約2時間で物見峠・三峰の登山道に出る。
「凄い達成感に満たされた気持ちがする」とTakeshita君。
皆で、今日はクマを見ようと思って見たのだからスゴイ! 
この学年はほんの数名だけなので、静かに歩くことができる。そのためだろう。
1ヶ月に1・2度くらいの丹沢歩きで、丹沢に生息する動物たちに会えている。

イワシャジンが少し終わりかけていた。 

2010年11月12日金曜日

また、クマさんに遭う!

谷太郎林道から物見峠・三峰間の登山道まで三つの尾根が走る。
遅れてきた学生に阿弥陀籤を引いてもらい、コースを決める。
コースは後程お知らせする。
今日は、クマを見つけるぞ!と話す。
歩いて、登って、間もなく、黒い物、動く、「クマだ!」とぼくは声を潜めて腰を低め後ろに下がる。
ストックを下ろして、カメラを取り出し撮る。
学生たちは、「え?どこ?」と ぼくから横の方にずれて確認しようと進む。
クマさんは、ぼくらに気がつき走り去る。
皆、興奮して話し合う。
「本当にクマを見た」
「あんなに真っ黒だとは思わなかった!」
クマが何かを漁っていたあたりを、何をやっていたのか痕跡を探す。
大きな2、3日前くらいのクマ糞がある。

しばらく、登っていくと再び出逢う。
コグマが2頭、可愛げに斜面を走っていく。
学生たちの満足度は十分だ!

煤ヶ谷の秋

今日は丹沢実習
学生を一人待っている。
谷太郎林道から三峰に登る計画だ。

2010年11月11日木曜日

カラスウリと、、、

手の平に乗せているのは寒くなって色付いたカラスウリの果実だ!
先日の煤ヶ谷のチャの木に絡み付いていたのを教材用に失敬してきた。
この種子、自然の造形の不思議ともいえる形状をしている。
左:キカラスウリ 右:カラスウリ
4、5年前の12月に房総丘陵で採ったものを比較したものである。 
キカラスウリの実は丸くスイカ状の模様があり、真冬近くまで緑色をしている。
一方、カラスウリは上のウリ状の形だ。
晩夏のサル糞の中に大きな種子を見つけて、”これはキカラスウリの種子だ!”
と仲間に説明して鼻を高くしたことがあった。

キカラスウリの緑色の果実を房総、箱根、臥牛山のサルは夏頃から食べる。
しかし、カラスウリを食べるのを確認したことがない。
カラスウリを食べるとしたら、まだ種子が大きくなっていない頃の初夏に食べるから糞の中にも見つからないのかな?と思っている。
本当はどうだろうか?

2010年11月10日水曜日

子供の時に外遊びを!

この写真は昨年11月3日の鍋嵐山頂から蛭ヶ岳(正面)を遠望したものである。
鍋嵐の山頂は狭い
先日、学生有志4人とともに堤川林道から能の爪の尾根を詰めて鍋嵐に登った。
お昼を山頂でとった。このときA君がサーモを落とした。サーモは山頂から斜面を転がっていった。
サーモがうまい具合に木の根元にひっかかるように止まったようだ。
学生たちがサーモが見えると云っている。
ぼくは、彼らとは背中合わせに座ってオニギリを食べているのでサーモがどのようになっているのか状態が判らない。
ぼくは彼らがそれを取りにいくものと思っていたが、諦めたようなので、食べ終わったら見てみることにした。
熱いカップ味噌汁とオニギリのお昼に満足し、彼らのところに行き、彼らが指差すサーモを確認した。
何?何だ!すぐそこにあるではないか!
4,5メートルも離れていない直下の木の根元にシルバーに光るサーモがある。
すぐ、右側に回りこんで少し下り、そこから木をつかみながらトラバースして4、5メートル先にあるサーモを取って戻った。

サーモを落としたA君はバランスが良いし、彼らの誰もがぼくがやったように取りに行けた筈である。彼らの方がぼくよりも柔軟で身も軽い。
それなのに何故、落としたサーモを諦めてしまう気持ちになったのか?
子供の頃の野山や川原での外遊び不足だ!

屋外での野球やサッカー、テニスでは培われないものが、外遊びにあるのだ。
ぼくは、イラクやアフガニスタンに米軍などや〇〇軍が軍隊を送り込んでもゲリラたちを押さえ込めないのは、先進国の若者による軍隊は野山を駆け巡ったことのないオボチャンたちの集まりでしかない。到底勝ち目は無いことをそろそろ認識すべきである。
もっとも、権力を握る者たちはそのような認識をもてるとは思えないが、、、。

2010年11月8日月曜日

え? こんな近くに!

物見峠を過ぎたのが午後2時を過ぎていた。
暗くならない内に煤ヶ谷へ降りることに決める。
学生たちにアブラチャンやキブシ、シロダモと木の名前を教えながら下る。
小走りで歩いたこともあり、十分明るい内に煤ヶ谷にでる。
休耕田にセイタカアワダチソウやススキ、オナモミが生えている。
と、Yamazaki君がぼくを呼んでいる。
上の写真の左側に側溝がある。
その中に大きな黒っぽい糞塊がある。
クマじゃないですか?とYamazaki君。
ぼくは下に飛び降りて確かめる。クマだ!人家までは100メートルも離れていない。
何を食べているか調べるために少し取ってくる。 
茶漉しに容れて水洗いしてみると、サルナシの果肉が分厚くついた果皮と種子であった。
見た目は、カキを食べた糞かなと思っていたが、そうではなかった。
こんな人家近くまで今年はクマが出てきているのだ。
このクマさんは、まだまだ山中を餌を求めて歩き回っているのだろう。
うまく、お腹を満たして冬篭りしてくれれば良いが、、、、。