「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2010年9月3日金曜日

続)早戸川に涼を求めて!

これはヤマシロギク?なんだか懐かしいようなほっとするキク科の花だ。
左右の斜面が険しくなり、まるでV字谷のようになってくる。
大きい岩がゴロゴロしている。
これは、オトギリソウ科のオトギリソウそのもの?
ひらひら舞うアサギマダラを見つける。
1130メートル前後右が早戸川の本流。
いよいよ険しさを増してくる。
浮石が多くなり、大きな岩でもぐらぐら揺れたのにはびっくりだ!
沢登りの人たちなら左の沢を這い上がっていくのだろうか?
GPSは持ってきているが地図を忘れたので、ここで引き返す。

早戸川のような奥の深い沢を歩くのは盛夏の山歩きとしては涼しくて、
冷たい水を飲めるし良いかもしれない。
だが、雨が降ったら恐ろしいところだ。
岩や倒木でせき止められた水が、鉄砲水や土石流となって流れてきたら
ほとんど逃げようがないだろう。

シカなどの死骸やテンやイタチの糞は見つけられたが、哺乳動物には遭えなかった。
イタチやテン、あるいはタヌキやキツネ、アナグマにとっては
沢は棲みづらいところなのだろうか?

2010年9月2日木曜日

早戸川に涼を求めて!

今日は、久しぶりにYabeさんと丹沢である。
6時半頃、梅ノ木トンネル付近で轢死体を見つける。
若いハクビシンのメスだった。頭が潰れている。
歩道に引き上げ写真を撮る。早朝にぶつかったのだ。
丹沢の東山麓にはハクビシンが山中で繁殖しているということだ。
伝道の朽ちた造林小屋を過ぎる。
ここには、7月下旬に身体を休めるため厄介になった。
早戸川を遡上する。
前回は、岩を飛び越えながら行ったが、今回は沢沿いの斜面を歩く。
オスジカの死骸だ。右の角が前頭骨の一部もろともなくなっている。
再び、シカの骨格の一部だ!
しばらく、登っていくと再び死骸、これもシカだ!
なんと、メスジカの頭骨が下顎骨とともにある。
メスジカの頭骨は、ぼくのコレクションでは1個だけであるので、嬉しい。
しかも、二つの小さな犬歯まで残っている。
アナグマ?の骨格の一部だ。
左右の骨盤と大腿骨がある。まだ、若い個体のようだ。
というわけで、今回は同じコースを辿ったのに、まるで骨探し、死骸探しのようであった。
GPSの記録では1150m前後まで遡上したようだ。
お昼を食べ終えた後、1時間くらい昼寝した。
寝ていて、寒くなってくる。お日様が木陰から顔を出すと「あー、温かい!」、
お日様を求めて少しずつ移動する。

丹沢は高くても1500~1600メートル前後の山ばかりだが、沢の水は冷たく、
滝壷に身体を5分も浸していると凍えてしまいそうだ。

夏休みには伝道から雷平までの山道を家族連れも歩いているので、子供たちの事故が起きる前に朽ちた橋をなおしてもらいたい。が、、、。ハイカーが多くなるとそれだけ自然が壊されていくので、このままでも良いかな?などとも思っている。
朽ちた橋がある場所は、少し遠回りしてでも自分でルートを開拓すべきとも言える。
ナタとノコをいつも持ち歩くようにしたい。

2010年8月31日火曜日

カラスの頭を齧ったのは?

29日(日)、専門学校にゆーゆーさんがカラスの頭骨を持ってきた。
これは、大阪から送られてきたもののようだ。このカラスの頭骨は線路の踏み切りの付近でみつけられたとのことで、その現場の写真も送られてきていた。
頭骨上部の前後に穴が開いている。
とくに後頭部の穴は一列になっていて、野生動物に噛まれてできたものであることが分かる。
現場の状況から、カラスを噛んだのはノイヌ、ノネコ、タヌキがすぐ思い浮かぶ。
後頭部の穴の大きさと数と全体の長さから、先ずタヌキの上顎をあててみた。
うん、ぴったり合う。
後頭部の噛み穴は以下のようでほぼ直線だ。
待てよ!と思いなおし、次に下顎をあててみた。
下顎の方がぴったりだ。
犬歯、小臼歯の尖がりが正確に一致する。
前面の傷跡である。
二つの穴があいているが擦れている。
結論として、下記のようにして、このカラスはタヌキに齧られたようだ。
恐らく、弱って動けなくなったようなカラスをタヌキが見つけて頭に齧り付いて止めを刺したものと思われる。
持っているのは、ゆーゆーさんである。
写真はぼくの新しい携帯で撮った。
これをアップしていて、否、上下が逆だったかもしれない!
上顎は噛んだ物をしっかり抑えるので、前頭部に噛んですべったような跡があるので、下顎の方が前頭部を噛んでいたのかもしれない。

法医学なんていう分野があるが、それに比べるとぼくはその足元にも及ばない。

2010年8月30日月曜日

この頭骨は?

昨日、ゆうゆうさんからこの頭骨の同定をもとめられた。
今朝、早起きして下顎をボンドで接着し、歯を挿入して、出来上がったのが
下の頭骨だ。
専門学校でペットとして飼育されていたものであるようだ。
頭骨の大きさはヌートリアくらいで、齧歯目なのがわかる。

幅広い鼻骨と前頭骨
大きな眼窩下孔
この中を内側咬筋が通る。
聴胞が大きい
上顎・下顎の歯とも4対
アフリカ生息の齧歯目トビウサギ科のトビウサギであることが判明した。
現地では食料にされ、少なくなっているようだ。
ペットとして売られてもいるようだ。
11月頃まで借り受けた。

2010年8月29日日曜日

早戸川上流部でフジアザミ

27日に早戸川本流を遡上した。
途中で、大きくがっしりしたフジアザミに出会った。
さらに登っていくと、今度は花が終わりイガグリ状態になっていた。
この亜高山性のアザミは標高の高いところから先に咲き終わるのかな?
最後に休み、オニギリを食べたところに、キク科のハハコグサの仲間かな?と思ったものだ。
帰宅して調べたが同定できず。
大きな石だらけの広い川原の真ん中に咲いていた。
近寄って見るよりも離れて見た方が綺麗だ!
カワガラスが川原スレスレにひっきりなしに上へ下へとビィビィビィと啼きながら飛んでいた。

今日は専門学校のチャレンジキャンパスで、水曜日から9月が始まり、金曜日から授業をしなければならない。夏が終わるのだ。早く涼しくなって欲しい!

2010年8月28日土曜日

涼しい早戸川上流と綺麗な花

早朝、家を出て7時51分には早戸川林道終点の早戸大滝登山口の伝道につく。
ここでGPSをオンにする。
ショートカットの道を行き、8時10分に伝道造林小屋を過ぎる。
このような朽ちた木の橋をいくつか渡る。早くなおしてもらたいが、、、、。
いよいよ、川に架かる最初の橋が眼下に見える。
毎年、この橋は流されるのだが今年はそれほどの増水はまだない。
2度目の橋である。この橋も今年は大丈夫だ。
8時50分に雷平を過ぎて、早戸大滝の方へ向かう。
大滝の水量が多いようだ。クリック!
今回の目的の一つは、涼みを兼ねて鈴木庸夫さんからプレゼントされたアナグマの頭骨があった場所を確認し、できれば残りの骨の採集だ!
岩場が多い、地下足袋を持ってきているが、登山靴を履いたままだ。
上流部に雲がかかり始めている。
鉄砲水がいつきても良いように、可能な限り斜面よりを歩き、休んでいる時も、増水した時に走って逃れやすい斜面や木立があるところを見定める。
このところ雨が降ってないので、岩肌は乾いて滑らない。
水は冷たく、頬や胸にあたる風も爽やかだ!
何度か口を沢の水で濡らす。
岩だらけの拾い川原についた。集中豪雨だと前面に水が流れるのだ。
10時25分、ここで休んで買ってきたオニギリを2個食べる。
上流部の雲行きが怪しいので、下ることにする。
往きはスイスイ遡上するように登って来れたのに、下りはそうは行かず。
なんと、往きでは目にとまらなかった綺麗な花が群生している。
ナデシコ科の仲間とはわかったが、、。帰宅して調べる。ビランジである。
あまりにの美しさにしばしザックを背から下ろし、いろんな位置から写す。
このような水際で咲いているなんて、もう花が終わって種をつけているのもあるし、まだ小さい蕾もある。あとしばらく花を楽しめそうだ。
やまぼうしさんによると、ビランジは東丹沢では珍しいようだ。

伝道の林道終点について、川原に下りて、上半身裸になり、時計もメガネも外し、上半身だけ川にうつぶせなり、腕や顔、胸を水に浸す。3、4分で二の腕が冷たくなる。頭もすっきりだ。
アナグマの骨がある場所までは辿り着けなかったが、綺麗な花に出会えたので満足だ!
最後に、対岸からもう一枚!

2010年8月27日金曜日

半谷林道のテン糞の内容物は?

先日の半谷林道でクマ糞の他にテン糞も見つけた。
左から古いもの、右のものが新しい。
新しい塊を持ち帰った。クリックすると拡大します。
もう一つ、これはサクランボウの種子のようなものが混じっていた。
上のテン糞の内容物は:
昆虫の翅、足が解る。他はキチン質の物、大半がアリンコの外骨格のよううな物?
節足動物をよく知らないのでお手上げだ!
もう一つ、大きな種子の塊の糞では、
果皮と種子だ。この種子大きさはソメイヨシノの果実の種子くらい。
見たことあるような、、、、。
方眼紙の上で写さないと大きさが明確でないが、、、。
種子を一つ一つ、綺麗に洗わなくてはダメかな?

2010年8月26日木曜日

ムラサキヤマドリタケと身辺整理!

この黒紫色の傘をもつイグチの仲間がムラサキヤマドリタケです。
傘の大きさは5センチくらいでした。おそらくもっと大きくなることでしょう。
下から見上げると傘の裏はイグチの仲間特有のスボンジ状となっていて、黄色でした。
ナメクジがそのスポンジを食べておりました。ナメクジが食べるというのもイグチの仲間のキノコに良くみられます。
これはダンドボロギクです。
このようなキクの仲間は難しいので、やまぼうしさんに聞きました。
クリックすると拡大しますが、右の花が終わった後の種子ができた頃の綿毛をボロと見立てたのでしょうということです。ダンドは愛知県の段戸山(1152m)からきているようです。
もう、このダンドボロギクは覚えました。
今年に入ってから、論文や本の整理をしている。
必要なくなった書類を資源ゴミに出せるようにホチキスを取り外したりしている。

友人の一人が大学を定年で辞める時、ぼくに解剖学関係の本をくれた。
欲しい本は持っていって欲しいとまで云われた。
彼は、学会も辞めた。90歳まで生きたとしても後30年。
自分の論文や本は自分が保管していなくても、今では論文は電子化されていて誰もが読める。本もその内そうなるだろう。
ゴミになるような物を残して死ぬ訳にはいかないようだ。
彼は、身辺を綺麗に整理して第二の人生に向っている。

しかし、ぼくは彼のように身辺を綺麗にできない。
一つ論文を手にとると、これは霊長類研究所の図書館でコピーしたものだ。
これは、何度も読んだものだ。この論文から勇気付けられた。この論文は難しくて読みきれなかった。この論文は〇〇先生の研究室を訪ねた時、もらったものだ。
大半が英文のもので海外の研究者から送られてきたものも多い。
英語の論文を読まざるを得なくて苦労した。

一つ一つの論文には自分の思い出が一杯だ。友人たちが書いた物もある。
ホチキスは外したが、やはり捨てる気にはなれない。
なぜ、捨てる気になれないのか?今日も暑くなり始めた部屋で考えている。

2010年8月25日水曜日

2010年8月24日火曜日

半谷林道のクマ糞の内容物

8月22日にアップした半谷林道のクマ糞の内容物:
一つは形が俵状の物:それは現場でも大体分かったが、水洗いして乾かす。残渣を方眼紙に載せた。オニグルミの殻だけであり、大きい殻は7ミリくらいで、1ミリくらいに砕かれているのもある。しかし、果皮は見当たらない。水洗いしながら上澄みを捨てたことによるだろう。

クマは、果肉のついたクルミを丸ごとガリガリと2、3度齧って、飲み込んだようだ。
5、6度齧っていればもっと細かな破片に砕かれたろう。
これは、全体が牛糞状の形(前日にやまぼうしさんが見つけたときは、メロンパンのような形状であったようだ)で、佃煮海苔のように黒紫色であった。
これは水洗いするのに苦労した。すでに、蛆虫が3ミリくらいに成長していたのと、茶漉しが目詰まりしてなかなか濾せなかった。
それで、このへんでよいだろうと「エイ、ヤ!」と決めて、鉢受け皿に空けて天日に干した。
3、4センチの毛が数本あり、さらにクルミの小さな殻の破片、海苔状の物は皿に付着している。それは、水洗いしている時にはクズの葉の繊維かな?と思った物だった。あるいはクルミの果肉の部分と果皮の部分かなと思える。さらに、点々と黒く光る1ミリ以下の丸い物がある。これは、潰してみたが、昆虫のキチン質のようだ。甲虫の卵で、後で虫が卵を産んだものだろう。

クマばかりでないが、ウンチは食べた物の順番に糞として排出される。宮城で拾ったクマ糞はカモシカの毛と骨の塊の次がブナの種皮の塊だった。HPの「野生動物発見!ガイド」の説明としてカラー写真を載せる。http://members2.jcom.home.ne.jp/fumio.fukuda/natureOK.html

食べた物の順番に糞として排出されるとしたら、このクマはクルミの果実を木に登って食べた後、クズの葉を手当たりしだいに口に押し込んで食べたのかもしれない。
クズの葉はニホンザルにとっても食物の一つだ。

2010年8月23日月曜日

半谷林道で!

昨日はやまぼうしさんの案内で半谷林道を歩いた後、ぼくらは早戸川大滝登山口の伝道の川原でお昼を食べ、ぼくはisa隊員やk-ta隊員等を残して山を下る。

下は、半谷林道で:ミヤカラスアゲハのオスが吸水しているところ。
吸水しながらお尻から水を出しているとやまぼうしさんが双眼鏡で実況報告!
これも半谷林道で:木の枝から一本のクモの糸にぶら下がっていた。
セミヤドリガの幼虫ということがネットを検索して判明。
なんと、コヤツはセミの腹部などの寄生して5度も脱皮を繰り返すようだ。クモの糸ではなくコヤツ自身が出している糸とのことだ。成虫は地味なガである。
伝道の早戸川の川原で:
オオイタドリの雄花の花粉を舐めていたチョウ?
日本に生息するチョウの科は割に簡単に推定できるのにこのチョウ?科さえ同定できず。
チョウではなくガかな?
クマ糞を水洗いし、縁側で干している。
牛糞状の糞は大半が細かな植物繊維である。