「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2023年7月13日木曜日

側頭骨頬骨突起と頬骨側頭骨突起の関係  The relationship between Processus zygomaticus and Processus temporalis

 今年に入って日中は専ら骨を整理して眺めている時間が多くなった。山歩きが出来なくなったら集めた骨を眺めようとと思っていたが、それが10年くらい早くなっている。散歩しても痛くて思うように歩けないのだ、次第に散歩の距離や時間も短くなっている。

ぼくの右肩が肩鎖関節脱臼になっていて、鎖骨が浮き上がっている。それもあって、このところ肩甲骨と上腕骨、それに鎖骨を眺める事がおおくなった。左右の肩甲骨の見分け方について7月7日アップしたが、誤りだと気が付き、昨日その誤りを正した(左右の肩甲骨の見分け方)。サル類には立派な鎖骨があるが、イヌ・ネコにはないのだ。それが肩甲骨の肩峰・肩甲棘・烏口突起に関係しているのだ。

上野の科学博物館の哺乳類展で撮った写真を見ていて、ん?どうして?ぼくはまた早とちりしていたかな?っと思った。それは、図1のネコの頬骨弓は頬骨側頭突起◎が伸びるが、側頭骨頬骨突起△の下部に入り込む。しかし、両者が接した部分から頬骨前頭骨が上方に伸びる(図1)。

この頬骨側頭突起◎と側頭骨頬骨突起△の関係で、??と思ったのである。

図1.ネコFelis catusの後眼窩突起(前頭骨頬骨突起)〇と頬骨側頭突起◎、側頭骨頬骨突起△
◎と△が結合して頬骨弓となる
図2は、イノシシの頭骨だ。やはり、頬骨側頭骨突起◎と側頭骨頬骨突起△がぶつかったところで、頬骨は側頭骨頬骨突起の下に潜るのと頬骨前頭骨突起が上に伸びる。

図2.イノシシSus scrofaの後眼窩突起と頬骨弓
シカやカモシカでは前頭骨頬骨突起(後眼窩突起)〇が伸び、頬骨前頭骨突起と結合して眼窩輪(眼窩を囲む輪)が形成される。
図3.若いシカCervus nippon♀の眼窩輪形成と頬骨弓
もちろん、霊長目のカニクイザルでも頬骨弓側頭骨突起◎は側頭骨頬骨突起△の下に潜るが、頬骨前頭骨突起は上に伸びて前頭骨頬骨突起(後眼窩突起)〇とぶつかり眼窩輪を形成する(図4)。
図4.カニクイザルMacaca fascicularis♀の眼窩輪形成と頬骨弓
キツネの頬骨側頭骨突起◎と側頭骨頬骨突起△がぶつかり、頬骨側頭骨突起が側頭骨頬骨突起の下に潜る。が、後眼窩突起〇の真下にある◎と△はほぼ同じ高さになっている(図5)。
図5.キツネVulpes vulpesの頬骨側頭骨突起◎と側頭骨頬骨突起△
ホッキョクギツネを見ると、◎よりも△の方が上になっている(図6)。
図6.ホッキョクギツネVulpes lagopusの頬骨側頭骨突起◎と側頭骨頬骨突起△の位置は△が上になっている。

2010年5月に国立科学博物館に大哺乳類展を見た時に撮ったニホンオオカミの頭骨の側頭骨頬骨突起△が頬骨側頭骨突起◎の上にあることに気が付いたのだ。
図7.ニホンオオカミCanis lupusの頬骨側頭突起◎と側頭骨頬骨突起△の関係
△が上だ!上野国立科学博物館大哺乳類展20100528
、、、と他の動物たちの頭骨も気になり、トイレ前の廊下の頭骨棚に置いている頭骨を一つづつ手に取って眺めてた。するとノウサギの側頭骨頬骨突起△が頬骨側頭骨突起◎の完全に上に乗っていた(図8)。
図8.ノウサギLupus brachyurusの頬骨側頭骨突起◎と側頭骨頬骨突起△の関係

頬骨側頭骨突起と側頭骨頬骨突起が癒合して頬骨弓が形成されるが、頬骨弓は下顎骨を上に引き上げるための咬筋が付着するために大事な骨である。虫を主に食べるような無盲腸目の仲間やアリクイ、センザンコウでは頬骨弓は無いかあっても頼りない物だ。さらに、視覚で食物を探すか外敵を探すような動物は、頬骨前頭骨突起が発達し前頭骨頬骨突起(後眼窩突起)と結びついて眼球を守る眼窩輪が形成される。
ニホンオオカミやホッキョクギツネの側頭骨頬骨突起が頬骨側頭骨突起の上になるのは、どのような要因でそうなるのか全く分からない。また、ノウサギの場合は発生の時の眼窩の作られ方が、イヌ、ネコと違うと云う事しか分からない。

2023年7月12日水曜日

一昨年買ったデンドロビウム・フォーミディブルに花が咲いた!     Dendrobium formidible that bought two years ago has bloomed

真夏に咲くデンドロビウム・フォーミディブルが一輪咲いていたので、部屋に鉢を取り入れた。
このデンドロは2年前の夏に近くの花屋さんで捨て値で売らていたので、持っていないランだったので買ったものだ。昨年は買った年に新茎が出ていたが花が咲かなかった。昨年はその茎から40センチを超えるような茎が出ていたので、いつものように5月ごろ油粕の塊を一つ鉢に乗せていた。それが、今年の6月下旬頃に3つくらい蕾が出てきていたが。咲いたのは一つだけだ。
香りがないと残念に思っていたら、今朝4時半に起きて自室に入るとほのかな甘い香りがする。カーテンを開ける時に花に近づいて匂いを嗅いだ。うん、このフォーミディブルからだ。花は大きなカトレアの花くらい大きい。

 ゼレンスキーのNATO批判は当たっている。NATOの弱さを物語っている。さぞかし、ウクライナ国民もNATOの対応にはイラついているのだろう。

今、部屋の窓を開けると庭からの冷気が入ってきた。で、寒暖計をみた。何と28度もある。それでも涼しくかんじる。

2023年7月11日火曜日

蚊が多かったくわくわ森 There are many mosquitoes in KuwaKuwa Grove

先日のくわくわ森では、長袖長ズボンだったが、蚊に顔や手をやられた。山では沢沿いであっても蚊に刺されるなんてないのに、やはり都会地の森だ。我が家の庭も蚊が多いので庭に出る時は首筋、顔、手元に虫除けを塗る。しかし、くわくわ森で蚊に刺されるとは、、、。
ハグロトンボ(図1)がいて、ぼくの小指の爪くらいのアマガエルのチビがいた。蚊が多いのも当たり前だ。モンシロチョウの他にシジミチョウの仲間がいたがなかなか近くに停まってくれず、結局撮れなかった。
図1.ハグロトンボ 
図2.アマガエル
図3.モンシロチョウ
九州や西日本の各地で大雨による土砂崩れや川の氾濫が報道されている。こちら関東地方はもう梅雨が終わったのではと思われるような猛暑がつづいている。インドや中国や欧州やアメリカでも大雨による川の氾濫や猛暑が報道されている。シベリアやアラスカの北極圏では永久凍土が溶けている。今は、地球全体が異常な温暖化による気候変動に晒されている。
本来ならば世界各国が一致してこの地球が置かれている危機的状況に対応していかなければならない。

2023年7月10日月曜日

秦嶺山脈のリス科の動物  A animal of squirrel family in Qinling Mountains

2002年2月に秦嶺山脈の山麓でキンシコウ調査をしていた時、猛禽類に襲われたと思われる頭骨の一部と腰椎と骨盤、尾椎と右大腿骨と脛骨、腓骨(多分あるだろう)そして右足、及び左下肢全部が、一部に毛が残って落ちていた。当時は齧歯目リス科であることは頭骨の切歯と臼歯からすぐ判った。が、西北大学の研究者に訊いても種は同定できなかった。
山へ行けないので骨を眺める機会が多くなった。それで箱を開けている内にこの骨に気が付いたのだ。左右の大腿骨や脛骨があるが、腓骨が見当たらない。食べられたとは思われない。脛骨などを水に浸けて腐らそう。はっきりしたまた、この場でアップしたい。
図1.2002年2月、秦嶺山脈のリス科の仲間の骨
日本のムササビの頭骨と並べて大きさを比べた(図2)。明らかに1センチくらい大きい。1・0・2・3の歯式だ。間違いなくリス科だ。 
図2.秦嶺リス科(左)とニホンムササビ(右)の底面からの頭骨比較
秦嶺リス科の大孔の周りの後頭顆の形状がおかしいと写真を見て気づく。何のことはない、第一頸椎の環椎がそのまま付着しているのだ。ニホンムササビの頭骨と比較したが、ぼくがキンシコウ調査で入った場所には大型のリスやムササビの仲間がいる。リスかムササビか?

このリス科の仲間が猛禽に襲われて食べられたと考えたのは、食肉獣が襲って食べたら、足や背骨の骨も一緒に丸飲みしてしまうだろう。が、このムササビは後肢や骨盤、腰椎が肉だけ剝ぎ取られている。

安倍前首相が斃れてから1年が経った。彼の祖父の代からの旧統一教会と自民党の結び付きは、今どうなっているのか?首相が斃れて旧統一教会の問題がクローズアップされ、旧統一教会へ文科省は質問権を行使した。適切でない場合は解散命令となる。しかし、何だかこのところ曖昧模糊となっている。国民は注視している。

今朝の空は雲一つ無い青空だ。真夏の空だ!何だか、青空の中に飛んでいけそうそうだ。気持ちが浮ついてくる感じだ。

2023年7月9日日曜日

ヤマユリを見て来た!  I went to see Gold-banded lily in KuwaKuwa Grove

昨日、境川向こうの「くわくわ森」にヤマユリを見に行った。ぼくが見ようとしていたユリはまだまだ蕾であった。森の上にある休み台で持ってきたペットボトルの水を飲んでいたら、女の人が一人思わぬ方から来た。こんにちは!っと挨拶をしたが、何だこの人はと不審者を見るような目で無視された。山とは違うんだ!彼女の来た方を見ると白っぽい物が見える。もしやと思い立ち上がって「落葉の道」を歩く。うん、やはりヤマユリだ(図1)!しかし、この位置からはダメなので、再び戻って正面から見える位置までやってくる距離は20メートル以上あるが、このアマゾンで中古で買ったLUMIXは60倍までのZOOMになるので、問題ない。
図1.あったヤマユリ!
ブレないように両足を広げ、カメラをしっかり持ち、撮る(図2&3)。嬉しさが込み上げてくる。あの女の人が来なければこの咲いているヤマユリは見なかった筈だ。ここにヤマユリを見にきたのもやまぼうしさんが奥野林道のヤマユリをアップしたからだ。
図2.くわくわ森のヤマユリ
残念ながら懸案の香を嗅ぐことができなかった。それでも満足だ。
図3.花粉が一杯こぼれ落ちている
帰路が大変だった。余りにも足腰が痛く疲れたので途中の雲昌寺の境内に入り休ませてもらう。帰宅したら4時を少し回っていた。昨年までは30分で往復できたのに2時間以上もかかった。疲れたため、シャワーを浴びて缶ビールを飲むのが精一杯で、早めの夕食を食べ、すぐ寝た。連れ合いが来てお茶を置いて行き、遠くまで散歩したの?っと訊くからイヤと応えた。返事が面倒だった。今も足首、膝、腰、背、肩が痛い。また、「手もみ」行って揉んでもらおう。

2023年7月8日土曜日

オニユリが咲き始めた    Tiger lily has begun to bloom

今日は朝からの曇り空だ。が、庭のオニユリが咲き出している。花弁を全部上へ反り返させるが、まだ一つ残っている(図1)。っと今庭を見たら残りの一つも反り返っている。暑い夏に咲く。この雄蕊の花粉も肌や服に付きやすい。ユリの雄蕊は大きくて、それがユリの花のアクセントにもなっている。
英名を調べたら、Tiger lilyとは成る程だと思ったが、花弁の斑点はトラよりもヒョウに似ている。そうなるとLeopard lilyになる。
図1.庭の日当たりの良い一等地に咲くオニユリ
福島原発の処理水が希釈されて、海に流される。汚染水が全て処理水になった訳ではない。タンク内の水の7割が未だに処理仕切れていないのだ。トリチウムだけを問題にしているが、他の放射性物質はいまだに国の基準を上回っている。これをどう処理していくのか東電は曖昧だ。

2023年7月7日金曜日

左右の肩甲骨の見分け方  How to distinguish between right and left scapulae

肩甲骨を拾って、その肩甲骨が左右どちらのものか区別できるだろうか?図1には左の大きなシカの肩甲骨その上にサルとアカネズミがあり、シカのすぐ右下にはウリボウ、その上がネコ、タヌキとなるが、これらの肩甲骨は左右どちらのものか区別できるだろうか?
手に取った時にすぐに左右どちのものか判断できる。それは図3のように肩甲棘がある方を上側にして関節窩から肩甲骨を見ると、烏口突起が右にあるならば右側の肩甲骨である。烏口突起がはっきりしない場合は肩甲棘が少しでも左側に曲がって(傾いて)いれば右の肩甲骨である。これは真無盲腸目のモグラやヒミズでも確認できた。
図1.シカからアカネズミまでの外側か見た数種の肩甲骨
図2.外側からみたアナグマの右肩甲骨
①:肩甲棘 ②:肩峰

図3.肩甲棘を上にして関節窩からみたアナグマの右肩甲骨
①:肩甲棘 ②:肩峰 ③:烏口突起 ④関節窩
20230711記
上記の結論は誤りであることに気が付いた。ノウサギ、ニホンザル、リスさらにはスローロリスでは当てはまらない。明確に言える事は、食肉目の動物や有蹄類のように鎖骨を持っていない動物には当てはまる。が、霊長類のように鎖骨を持っている動物は、烏口突起も肩峰・肩甲棘も同じ方向を向く。つまり、右の肩甲骨は烏口突起も肩峰も肩甲棘も右に向く。

2023年7月6日木曜日

夏の花、ノウゼンカズラが咲いている!  Flower in summer, Chinese trumpet vine is in bloom !

近くの医院の壁際に毎年ノウゼンカズラの花が咲く。この花をみると50年前を思い出す。その頃の住宅の庭には夏になるとノウゼンカズラのツルが二階のベランダまで覆い、この橙色の大きな花が我が物顔に咲き誇っていた。ノウゼンカズラの蔓で日陰になった縁側でスイカのタネを吐き出している家族を羨ましく覗き見たものだ。恐らく当時はその家の人たちはノウゼンカズラの花を誇っていただろう。が、ノウゼンカズラのツルが余りにも暴れて蔓延るせいだろう。根元から切られて次第に花を見なくなった。今では、探さないとノウゼンカズラが植わっている家を見つけ出せない。同じ様にザクロもそうだ。ついこの間まであんなに真夏になるとザクロの真っ赤な花を見かけたのに、このところザクロの花は殆ど見なくなってしまった。ザクロはどうして植えられなくなったのだろう?
庭木や植栽される花には流行りがある。ぼくはダリアが好きで小学校の頃はよく写生していたものだ。今ではそのダリアがめったに見なくなった。タンザニアに行った時にアルーシャのホテルでダリアが植えられているのを見て懐かしく思ったものだ。キンセンカやフリージアも今では見なくなった。

2023年7月5日水曜日

左右の脛骨の違い   The differences between right and left tibiae

後肢は寛骨と大腿骨、下腿の脛骨や腓骨がある。 脛骨の外側に腓骨がある(図1&2)。ぼくらの足首の内側の踝(くるぶし)は脛骨の内果で、外側の踝は腓骨の外果である(図1)。

図1.前方からのタヌキの左右の脛骨と腓骨
左:左脛骨・腓骨 右:右脛骨・腓骨
:前縁 :内果 ○:外果
図1から見て判るように、左脛骨の前縁は左側(内側)に曲がり、右脛骨の前縁は右側(内側)に曲がる。
図2.後方からのタヌキの左右の脛骨と腓骨
左:左脛骨・腓骨 右:右脛骨・腓骨
脛骨と大腿骨が接する関節面を上から見ると、長趾伸筋、第三腓骨筋の起始腱が走る伸筋溝(図3、4、5、6)の凹みがある。右の脛骨の伸筋溝は関節面の右側にあり(図3&5)、左の脛骨の伸筋溝は左側にある(図4&6)。

図3.斜め上後方かた見たタヌキの右脛骨の大腿骨との関節面の伸筋溝(
図4.斜め上後方から見たキツネの左脛骨の伸筋溝(
図5.斜め上後方から見たシカの右脛骨の伸筋溝(
図6.斜め上後方から見たカモシカの左脛骨の伸筋溝(
以上のように、脛骨の前縁が前から見て左外側に曲がれば左の脛骨であり、最遠端の外側に内果がつく。これはほぼ全ての哺乳類で当てはまりそうだ。しかし、脛骨と大腿骨の関節面の伸筋溝に関しては、手持ちの標本では、アナグマ、イタチ、マングース、ハクビシン、アライグマ、ネコ、ニホンザル、スローロリス、齧歯類、イノシシでは明確ではない(でも、じっくり見れば伸筋溝の凹みを見つけられる)。だから、伸筋溝で左右の脛骨が判断できるのはシカ、カモシカとイヌ科の動物くらいなものかな?

2023年7月4日火曜日

ハンゲショウやマタタビの葉はどうして白い?  Why are the leaves of Chinese lizard's tail and silvervine white?

昨日の散歩で、見つけたハンゲショウ! ハンゲショウの葉を見てマタタビActinidia polygamaを思い浮かべた。今の時季はマタタビも半分白くなった葉を森の中にひらめかせている。
どうして、ハンゲショウやマタタビの今頃の葉は白カビが生えたようになるのだろう。いずれの場合も花が咲く時季だけだ。ハンゲショウはこの時季だけ葉緑体ができない葉があって白くなるようだ(https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1350194298)。マタタビは葉の表面に空気が入る事で白くなるようだ(https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=3301)。
図1.ハンゲショウSaururus chinensis
 何だか、俄かには信じがたいが、いずれの場合も葉が白くなって虫たちに花の存在を教えるようだ。

真夏の暑さになってきた。庭にはオニユリが伸び蕾も橙色になり大きくなってきている。我が家のオニユリは暮れにスーパーで茶碗蒸しに容れるユリ根を買いその小指の爪ほどの一片からである。今では、ムカゴが散らばり庭に置きっ放しの鉢からも出ている。今、ちょっと部屋から庭のオニユリ数を数えてみたら13,4本はある。今年の暮れには我が家の庭のユリ根を食べてみたいものだ。それには根本に目印をつけなくては?

2023年7月3日月曜日

郷愁をそそるオシロイバナ   Nostalgic the marvel of Peru and/or four o'clock flowr

以前歩いていたコースを散歩した。黄色いオシロイバナだが、ちょっとピンク色が染み出ている(図1)。子供の頃したように花を抜いて蜜を吸ってみる。ん?何の甘味も感じない。
図1.黄色のオシロイバナ
隣にピンクの地に黄色が滲み出ている花がある(図2)。 
図2.ピンク地に黄色が出ている
おー、ピンクの以前からあったオシロイバナがある(図3)。わー、一杯咲いている(図4)。一つ、二つと花を抜いて蜜を吸う。ウン!これはちょっと甘い!今の子供たちもオシロイバナの蜜を吸っているかな?娘たちは飯事(ままごと)でこの花を摘んで刻んでいた。もう、40年も前の事である。オシロイバナは郷愁をそそる花だ。
図3.ピンクのオシロイバナ
図4.オシロイバナが満開だ!

2023年7月2日日曜日

橈骨では?   How about radius?

 左か右かの尺骨が判ったのだから、橈骨でもすぐ見て判る左右の違いがないかどうか?左右の尺骨・橈骨が揃っているので眺めた。

図1.左からキツネ、タヌキ、ハクビシン、アナグマの前から見た右の橈骨
上端は橈骨頭で尺骨の鈎状突起に接する。橈骨下端には内側茎状突起がある。前面から見ると少し右に内側茎状突起がある(図2)。
図2.図1の下端部を拡大
は内側茎状突起
ノウサギの尺骨・橈骨はボンドで着けている。それで右の前面から橈骨を見た(図3)。やはり、内側茎状突起を少し右側にある。
図3.ノウサギの右の橈骨と尺骨
は内側茎状突起
シカの右橈骨の下端の内側茎状突起はやはり少し右側にある(図4)。
図4.シカの前方からの右橈骨の下端の内側茎状突起
この例も骨端が軟骨のままで剥がれている未成熟個体には応用できない。

今年は2月1日に高取山に行って以降、全く山を歩いていない。1時間弱の散歩で精一杯なのだ。この左足を上げることができたら、また、左足の膝を抱えることができたら、山歩きができるのだが、、、、。
ウクライナでは原発を巡り依然としてロシアの脅威が高まっている。原発や核を脅しに使うプーチン・ロシアの存在の為に、世界秩序が不安定になってきている。ベラルーシがロシアの核を配備してから、その隣国ポーランドが核配備をNATOに申請した。政府の沖縄の島々へのミサイル基地の建設。日本は防衛と云う名のもとにキナ臭さを増長させている。

2023年7月1日土曜日

左右の尺骨の区別   The discrimination of right and left ulnae

脊椎動物の身体は左右対称である。そのため、拾った骨の身体のどの部分の物かは解かるが、左右どちらの骨か判断に迷う場合がある。上腕骨や大腿骨、脛骨は左側か右側のものかの区別はつけやすい。しかし、尺骨はどうだろうか?
図1.キツネf、ネコc、タヌキr、ノウサギhの尺骨
左半分は左側の尺骨で、右半分は右側の尺骨
は滑車切痕
上のように左右の尺骨を並べることができたのは、尺骨と上腕骨が滑車のように接する肘に当たる部分の滑車切痕(図1の部分)の肘突起と鈎状突起(図2)が左右の尺骨では違うからだ。
図2. 尺骨の滑車切痕と肘突起①と鈎状突起②
どのように違うかと云うと、尺骨を真後ろから滑車切痕部分を見ると(実際は真後ろからは見えない)、肘突起①と鈎状突起②が左側に突き出して見えるのが左の尺骨(図3)だ。右に出ているのが右側の尺骨だ(図4)。
図3.左の尺骨(左キツネと右ネコ)は肘突起と鈎状突起が左側に出ている

図4.右の尺骨(タヌキ)は肘突起と鈎状突起が右側に出ている
この左右の尺骨の違いは、食肉目や霊長目、兎形目及びシカ、カモシカ、イノシシには適用できる。しかし、ジネズミやモグラなどの無盲腸目やネズミ、リスなどの齧歯目には適用できない。さらに、骨端がまだ軟骨状態の未性成熟個体には難しい。

今日は、朝からショボショボと雨が降り続いている。植替えしたフウランたちには良い雨だ。二日前から尺骨を眺めている。それは台湾の友人から食べた骨の鑑定があったからだ。

2023年6月29日木曜日

ヤマユリを見に「くわくわ森」へ  To "KuwaKuwa Grove" in order to see the gold-banded lily.

今日は昼過ぎに数日振りに散歩に出た。このところ、足の状態が思わしくないので取りやめていたのだ。スポーツドリンクのペットボトルをザックのサイドポケットに容れ、カメラを持って出かけた。案の定暑い。Tシャツではなく薄手の長袖にすれば良かったかな?っと思う。今日も丁度一週間前と同じようにヤマユリを見に横浜市の「くわくわ森」を目指す。
左足を思うように動かせない。しかし、他人がぼくを見ても普通に足を運んでいるように歩く。だから余計なところに力が加わる。下り道は小走できる。これだと足も痛くない。
家から40分は掛かったかな?ようやく「くわくわ森」の入口に着いた。ここからちょっとした登りだ。これが今のぼくには大変だ。左足を上げると痛いので、階段は右足を上げて登り、左足は後から運ぶ。でも、こうやって歩けるのだ。
図1.13:32、くわくわ森の入口に着く
図2.入口から歩いてきた湘南台方面を見る
図3.13:37 ハグロトンボだ!
図4.ムラサキシジミだ!

図5.13:49 ヤマユリは6・22の時の代わりない
図6.13:52 休み台に座って目の前のミズヒキを撮る
家とくわくわ森の最短距離をピストンした。9385歩だ。ヤマユリは7月の第2週くらいかな咲くのは?その頃また来てみよう。
帰宅後、すぐシャワーを浴び、缶ビールの飲む。旨い!


2023年6月28日水曜日

フウランの植替え  The repotting of Vanda falcata

 フウランを株分けした。一株ずつ丁寧に植替えしたかったが、そうすると17個も素焼きの小鉢を用意しなければならない。連れ合いは鉢を増やさないで!と云う。まー、仕方がない。それだけ面倒見るのに大変になるからだ。前に使っていた鉢をそのまま使い、他に3鉢を用意してまとめて植え直した(図1&2)。それぞれの鉢に3株以上ある。

図1.右の3個は植え替えた鉢 真ん中は植え替えしてないフウランバチ
図2.植え替えた花付きの一株
図1のラン鉢に水遣りをしていたら、スイレン鉢の水面でシオカラトンボ
の♀が尾を上下に振っている。産卵しているんだ。でも、ちょっと麦わらトンボより小さい感じなので、保育社の昆虫図鑑で調べるとハラビロトンボであった。来年はヤゴを見る事ができるかな? っと楽観していたが、スイレン鉢の水の中はグッピーが泳ぎ回っている。ハラビロトンボが産む卵を一つ一つ食べたかもしれない。でも、二度やってきて尾先を水に浸けていたので、1個でも孵化してヤゴになってもらいたい。

2023年6月27日火曜日

初めて手に取って眺めたニイニイゼミ     The Cicada which I pcicked up and looked at for the first time.

今朝、庭でフウランの株分けをやっていた。もちろん、蚊に刺されないように蚊取り線香を点けて煙を出し、さらに長袖を着て首筋や手元は虫除けを吹き付けて塗っていた。ぼくが作業する周りは8時間有効という虫除けまで噴霧した。もう、完全だ!っと、ぼくの横にゴキブリが落ちてきた!っと思った。がそれは小さなセミの♀であった。捕まえて見ると他のセミたちとちょっと違う。それは内翅がまるで紋付を羽織っているように黒い(図1)。さらに外翅に不思議な模様が入っている(図1,2,3)。頭の先から外翅の先まで35ミリと小さい。実はこのセミを捕まえた時は????何だこのセミはっと思ったのである。ずんぐりむっくりしていて小さいし、外翅の模様は他のセミでは見たことがないし、内翅の紋付というかチョッキが黒くて面白いと思ったので、手持ちの保育社の昆虫図鑑で調べたのだ。初めてじっくり手に取って見たニイニイゼミであった。
図1.黒いチョッキのような内羽
図2.翅を閉じると内翅は見えない
図3. 内翅が見える
フウランの株分けは大変だった。お昼を食べてからまた始めて、ようやく鉢から株全体を引き抜いた。それからがまた、大変だった。終わったのが午後3時過ぎで、ヘトヘトに疲れた。もう一鉢あるが、もう株分けはしたくない。あれは新しい根が株を覆わないように注意するだけにしよう。

2023年6月26日月曜日

数年間手入れをしなかったフウラン     Neofinetia falcata that I did not care for a few years.

この数年間、強風の時や嵐の時はは室内に取り込むものの、このところはそんな天候の時でも庭の梅の枝にぶら下げたままで、しかも以前は鉢を手に取って眺め回し、伸びてきた花茎や新株が太い根に押しつぶされないように根を横に曲げたりしたものの、このところはホッタラカシ状態だった。
何と、今年伸びた花茎は1本だけで、他の数本は太い根が覆いかぶさってそのまま枯れている。それは花茎だけではない、新株も伸びれずに枯れているのがある。もう一つの鉢はカヤランやヨウラクランと一緒だが、カヤランは気にして良く状態を見るが、昨年も今年もホッタラカシだった。ヨウラクランは花を付けていたがカヤランは花茎が伸びたのに花は枯れたし、フウランは一つも花茎が出ていない。
植物は目を掛ければかけるだけ期待に応えてくれる。今、このフウランは香りを楽しむために部屋に取り込み、どの株を剥がして株分けしようかな?っと思って眺め回し小さな鉢とミズゴケを用意した。明日の午前中にやろう。
手入れをしなかったフウランNeofinetia falcata
この鉢には16個の株があった。
 今日は、先日の4ヵ月ごとの定期健診で虫歯が見つかったのでその治療だった。歯茎を麻酔され、キーン、キーンとあの機械が動く。ぼくは身体を強張らせる。力を抜いてと云うがそうはいかない。妹や兄貴はどうして定期健診をしないのか?っと云うが、同じ兄弟でも歯質が違うんだ!妹はぼくは子供の頃から歯医者によく通っていたよねとLINEで云われるくらいだ。ぼくはこの歳になっても歯医者(歯ではない)に苦しんでいる。歯医者の方法は半世紀前どころか70年前と大差ない。歯医者さん、少し術方を患者が苦しまないようい恐ろしくならないように改良して欲しい。
連れ合いは小さな治療済みの虫歯があるくらいだが、義姉は入れ歯が合わないと苦しんでいる。歯の質の良い人は1日朝、晩の歯磨きだけで問題無しだ。しかし、ぼくは3食後、間食後に歯磨きだ。それでも虫歯になる。