「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2014年9月24日水曜日

ほとんど果実を食べているイタチやテン    A weasel and a marten eat mostly some kinds of furuits.

2014年9月20日:伊勢沢林道で拾ったイタチ糞やテン糞についての内容物

イタチ糞①
アケビ種子、膜翅目翅足
  テン糞①
アケビ種子、ウワミズザクラ種子果皮、サルナシ種子果皮
テン糞②
テン糞3と50センチくらい離れていただけなので、
テン糞2とテン糞3は一緒にまとめて持ち帰った。
カヤ種子、ウワミズザクラ種子果皮、アケビ種子、サルナシ種子、
昆虫脚羽毛軸、小哺乳類(アカネズミ?)毛骨片
 
 テン糞③
 テン糞④
サルナシ種子果皮
 テン糞⑤
サルナシ種子果皮、アケビ種子、昆虫脚外骨格
 テン糞⑥
アケビ種子
 テン糞⑦
アケビ種子
 テン糞⑧
サルナシ種子果皮、ヤマボウシ種子
 テン糞⑨
ウワミズザクラ種子果皮
 テン糞⑩
ウワミズザクラ種子果皮
テン糞⑪
ウワミズザクラ種子果皮、サルナシ種子果皮、アケビ種子
 イタチ糞②
アケビ種子、サルナシ種子、昆虫脚外骨格
 テン糞⑫
サルナシ種子果皮、ムカデ足外骨格、カマドウマ脚産卵管
 テン糞⑬
サルナシ種子果皮、アケビ種子、ウワミズザクラ種子果皮
今回の前15個の糞の内容物表
植物名は糞内容物としてその種子が入っていたことを表す。
アケビとサルナシの種子が3分の2の糞に入っていた。次にウワミズザクラが半数近くの糞に見られた。果実としてはヤマボウシやイヌガヤも食べていることが判る。
動物食としてはイタチ糞全2個とも節足動物の外骨格や足などが混じっていた。
テン糞②と③に鳥の羽軸とアカネズミと思われる毛や骨片が入っていた。
イタチやテンたちは果実食で生活しているようなものだ。

今日は、これから慶應(日吉)の秋学期の授業が始まる。
もっと、関係した話題のビデオを見てもらい、パワーポイントのスライド切り替えは十分時間をとり、
ゆっくり話しをしていくようにしよう。
これは、これまでの学生たちが答案用紙などに書いてきた要望だ。

日本の大学での大教室での教養の授業は、
教員が一方的に切れ目なく話すことによって成り立っている。
授業中でも学生から質問が出るような授業、
あるいは教員から学生たちに質問できるような授業
一つの問題に皆で考えられるような授業をしたいが、、、、、。

2014年9月23日火曜日

自然探索

先日の伊勢沢歩きで目にしたさまざまな自然物

イイヅカミミズ?
ドブなんかでうようよしているイトミミズってのは知ってるが、ミミズの種類って?
伸びると40センチ以上はある。
鳥の羽毛が散らばっていた。歩いているところを林道上で襲われたのか?
でも、誰の羽根なのかな?
これはシカの第三指と第四指の中手(or足)骨が合体したものだ。
ヌルデの虫瘤だ。
割ると中にヌルデシロアブラムシがいっぱい入っている。
この虫瘤を乾燥させて、染色剤として使われているようだ。
そのうち、一度やってみたいものだ。
コヤツ、割と早い歩きである。
時々見てはいるが、名前を調べたことがなかった。
イラガ・幼虫・緑とやったら、ドンピシャで出てきた。
ヒメクロイラガの幼虫のようだ。

今日は、「秋分の日」だ。
今日からお日様が出ている昼間の長さが日が沈んでいる夜の長さより短くなる。
これから、目に見えるようにどんどん夕日が沈む時間が早くなる。
山歩きでは林道に下りてくる時間を4時にしなければいけない。

サルやシカの発情季が始まるゾ!


2014年9月22日月曜日

白骨化したヒメネズミをもらう   I got a small Japanese field mouse (Apodemus argenteus) that was skeletonized.

先週の金曜日に葛西のTCA専門学校で、
動物写真家の久田雅夫氏からヒメネズミの死骸を貰った。
彼からは今年の春に長崎県対馬で拾ったというムササビの頭骨も貰っている。

奥多摩の不老林道の小屋の中に置いていたネズミ取り器に
何年も入ったままでいたようだ。
そのため、このような状態になったようだ。

頭部はほぼすべての肉が無くなっている。
胴体部分に外皮が残っているが毛はほとんどない。
小さな虫やその幼虫たちが食べ尽くしたのだろう。
 関東の山林に生息するネズミ亜科の動物は、カヤネズミ、ヒメネズミ、アカネズミだ。
小屋があるとハツカネズミも入り込むので、これら4種類のうちのどれかである。
ハツカネズミは切歯孔の後端は、第一臼歯の中央くらいまで達するが、
カヤネズミやアカネズミ属は第一臼歯のはるか前方である。
さらに、ハツカネズミは上顎の切歯後面に切れ込みがあるが、カヤネズミ属やアカネズミ属ではそのような切れ込みはない。
このネズミはカヤネズミ属かアカネズミ属であることが分かる。
頭骨基底全長が23.8mmなので、17mm以下のカヤネズミ属ではなくアカネズミ属だ。
歯隙長は第一臼歯直前の吻の高さよりも圧倒的に長いからもうアカネズミ属が確実だ。
アカネズミの頭骨基底長は27mm以上なので、もうこれはヒメネズミだ。
また、後足長は最大に伸ばしたとしても19mm以下なので、21mm以上のアカネズミではない。

以上、阿部永「日本産哺乳類図鑑」北大出版会と金子之史「日本産ネズミ科の検索表」(「日本の哺乳類」東海大学出版会)を参考にした。

ヒメネズミの頭骨の前頭骨・頭頂骨・後頭骨の頭蓋はこんなに丸い。

この日は、O君から葛西の公園の草叢で拾ったというイヌと思われる寛骨もプレゼントされた。
が、これはネコの寛骨だった。

2014年9月21日日曜日

哺乳類が食べない果実はどれ? Which fruits do mammals never eat?

昨日の伊勢沢林道は、時々雨がパラツク曇りの天気だった。
早歩きしてもザックを背負う背中は汗が出てくるが、他は汗ばみもしない。
林道上には枯葉が落ち、秋が一段と急ぎ足でやってきていることが判る。

道路上にもイタチ糞やテン糞が転がっており、その内容物も秋のものに変わってきているのだ。

動物たちが、好みそうな果実がいくつか熟していた。

アオツヅラフジの黒紫色の実だ!まるで小型のべりーAのブドウのようだ。
 ウワミズザクラの果実だ、美味しそうだ!
黒っぽいのが甘そうだが!
 キブシの青い実、真冬には干からびた実がぶら下がっていることもある。
 クマノミズキの実だ。クマノミズキはどの木もこのように果実がチラホラとしかつかない。
同じミズキ科のヤマボウシの実はぼくは食べる。
 クロウメモドキ科のケンポナシの実だ。齧ってみるとナシのように甘い味がする。
さて、この中でサルやテンを含む哺乳類がまったく食べない果実はどれだろうか?
もちろん、ぼくのこのブログを見ている人たちにとっては、あまりにも簡単過ぎるね。
答えはコメントにしました。

2014年9月20日土曜日

轢き殺されたタヌキ A racoon dog that was killed by car.

今朝、伊勢沢林道に行ってきた。
「虹の大橋」を渡る手前の下り道で隣の車線に死んでいるタヌキが目に入った。
早速車を左に寄せて、タヌキの様子をみた。
登り坂で轢かれたようだ。
タヌキの顔面から下顎骨が付きだしており、タヌキの背側に回って写真を撮る。
轢き殺されて、2、3日は過ぎているようだ。腐敗臭がする。
まだ若者のオスだ。オトナよりも身体が一回り小さい。

このままここに放置していると顔ばかりでなく身体もズタズタにされてしまう。
撮り終わったので、両後足を持って、ブッシュの中に放り投げる。

帰路、彼岸花(曼珠沙華)が咲いていた。丁度交差点の信号が赤なので、撮った。

2014年9月19日金曜日

宅急便で送られてきたリス   The squirrel that has been sent by courier seravice.

isa隊員こと植物写真家の鈴木庸夫さんから長野県の奥志賀林道で拾ったリスが
宅急便で送られてきた。
まるで、今死んだばかりのようだ。
頭胴長は192mm
尾の付け根から鼻先までの長さだ。
背側から見る。
 腹側から見ると、オスだ!クリック拡大するとペニスや睾丸の膨らみが判る。
切歯、上顎の左切歯が少し長めだ。
4時間くらいかかって、剥皮し、解体し、内臓を取りさり、徐肉し、熱湯に浸す。
この個体、一見全くどこも外傷が見られなかったが、剥皮すると、右脇腹に穴が開き
大腸まで穴が開いていた。その大腸は穴と云うよりもそこから腸内容物が出てしまっていた。
また、何故か胃の中は空だった。
さらに、下顎骨が折れているようであった。解剖中血液もほとんどでない。

このリス君は、猛禽に襲われて捕まったが、空中でこのリスを巡っての猛禽同士の争いがあり、
林道上に落とされてしまったようだ。
その時にisa隊員が通りかかりリス君を見つけたというのが、ぼくの考えだ。
上顎の切歯もちょっと長さが違うのは前顎骨も崩れているのかな?
いずれにしても骨になるまでのお楽しみだ。

ネズミやウサギ、モグラたちは下肢の脛骨と腓骨が足首の方で合体している。
それは彼らは足首をほとんど左右に回転しない生活をしているからだ。
シカやカモシカでは前後にしか踵から下の部分を動かさないから、
脛骨と腓骨が完全に合体して一つの骨になっている。
足首を左右に動かさない生活をしている動物は脛骨と腓骨が合体しているということだ。
ぼくらがパソコンのキーボードの上に置いた手を裏返すことができるのは
橈骨と尺骨という二つの骨があるからだ。
シカやカモシカの前足の橈骨と尺骨は回転することがないので、
二つの骨は、ほとんど合体したように重なっている。

リスは木に登ってさまざまな動きをするので足首を回転させることだろう。
そのためリスの脚の脛骨と腓骨が合体しているか、それとも別々に離れているかが知りたかった。
ネットで、リスの骨格をみてもその辺りがはっきりしなかった。
上野の科学博物館に行って見てこようと思っていたところだったので、
isa隊員からのこのリスのプレゼントは非常に有り難い。
で、下肢の徐肉をしながら見ると、どうも脛骨と腓骨は分かれているようだ。
踵の部分がはっきりしないので、しっかり骨になったら、皆さんにお見せしたい。

2014年9月18日木曜日

調査捕鯨に反対  The opposition to the research whaling of Japan!

今、スロベニアに行われている国際捕鯨委員会総会で、
日本の調査捕鯨は反捕鯨国の反対にあっている。

クジラを伝統的に捕獲し食べ利用していたのとしても
捕鯨そのものが時代遅れの感がまぬがれない。

クジラは野生動物であり、しかもぼくらと同じ哺乳類だ。

動物園ではEnviromental enrichiment(環境エンリッチメント)の考えのもとに、野生動物は野外生活とできるだけ同じような生活環境のもとに生活してもらおうと努力が払われている。
しかし、何故か海に生息する哺乳類に関しては、
動物福祉はもとより生活環境を改善するような努力が見られない。

相変わらず、オットセイやアザラシなどの鰭脚類は狭いプールで泳ぎ回るだけ、
あるいは、イルカやシャチなども女性トレナーと一緒に芸をする見世物となっている。
上野動物園でゴリラやライオンにサーカスに見られるような芸をさせたらどうなるだろうか!
動物福祉の考えに逆行していると非難されることだろう。
しかし、海獣類は狭いプールで泳がせ、芸をさせている。
ゴリラやライオンやシカと同じ野生哺乳類なのだ。

海の動物たちに対する古い考えがそのまま出ているのが
日本の調査捕鯨だ。
クジラは海に棲んでいる野生哺乳類だ。

上の写真の「くじらすく」は先週兄嫁から御土産としてもらったお菓子だ。
このお菓子の説明書に
かって釧路は全国最大の捕鯨基地であり、1960年代までは鯨肉の消費量が
多く、歴史ある鯨の街釧路だと書かれている。
でも、今ではチョコレート味のクッキーとなって、クジラは名前についているだけだ。

2014年9月17日水曜日

学生が持ってきてくれたジネズミ  A shrew that my student brought me

昨日、TCA専門学校の2時間目の授業の時、野生動物保護専攻のクラスのYa君から
ジネズミををもらった。腐敗していて臭うので詳しくは見れなかったが、ジネズミだと思った。
Ya君に歯は白かったか聞くと白いと云うので間違いないだろう。

16時20分に授業が終わり17時半に帰宅し、すぐ洗って身体をみる。
ん?半分に千切れている。Ya君にところでは飼い猫がいるのかな?
ネコが悪戯して家に持ってきたのだろう。
明後日また学校は行くので詳しく聞くことができる。
下半身が無いのが判る。
切歯が分かりやすいように口を開けた。
 側面からだ。
 口をアップして切歯を浮き出して撮る。
トガリネズミ科には、ジネズ属、トガリネズミ属、カワネズミ属、ジャコウネズミ属の4科が
日本には生息しているが、Ya君は埼玉県在住?なので、
これはジネズミ事jかトガリネズミ属のどちらかである。
ジネズミ属とトガリネズミ属は歯の先端が茶褐色色ならばトガリネズミ属なので、
もう、これはジネズミ属ということになる。
 側面から下顎切歯を撮る。
ジネズミ属には沖縄を除く全国にいるジネズミと
奄美大島以南のオナガジネズミと対馬のコジネズミの3種いる。

今日は、お袋の土地の遺産相続ということで法務局に行ってきたが書類不備だった。
お袋の「生涯」の戸籍謄本除籍書を計3通取らなくてはならない。
生まれた戸籍から除籍したこと、親父と結婚して福田の戸籍に入り、そこから親父と二人で新しい戸籍を作った(これだけを持っていった)。
何故、こんなにも多くの公的書類が必要なのかと思うほどだ。

2014年9月16日火曜日

テン糞、タヌキ糞、アナグマ糞の位置と内容物   The scats' location & contents of marten, racoondog and badger.

先々週の丹沢実習:土山峠・宮ケ瀬尾根・熊ノ爪・鍋嵐・物見峠・上煤ヶ谷間で
拾った糞をようやく洗った。
黒丸で囲った数字はテンmarten糞
緑丸はアナグマbadger糞
赤丸はタヌキracoon dog糞の位置である。
テン糞①②③④は堤川林道であり、他は物見峠近くの登山道上である。
アナグマ糞やタヌキ糞は尾根道上である。

テン①
ウワミズザクラ種子果皮、ヤマボウシ種子3個
テン②
ウワミズザクラ種子果皮
テン③
ウワミズザクラ種子果皮
テン④
ウワミズザクラ種子果皮
テン⑤
ウワミズザクラ種子果皮、サルナシ果皮種子
タヌキ①
ヤマボウシ種子果皮
タヌキ②
ウワミズザクラ種子果皮
アナグマ①
大半腐葉小切片砂塵クマノミズキ種子1個
アナグマ②
ウワミズザクラ種子果皮
アナグマ③
腐葉小切片、膜翅目翅脚産卵管、マメガキ種子1個、両性・爬虫類の脊椎骨

上記のテン糞、タヌキ糞、アナグマ糞の内容物を表した。
ウワミズザクラの種子がテン糞やアナグマ糞、タヌキ糞の計7個の糞に含まれており、
テンは木に登って果実を食べ、アナグマやタヌキは林床に落ちている果実を食べたものだろう。
さらにヤマボウシがテンとタヌキが食べているが、先週、先週もヤマボウシの果実が林床に落ちているので、タヌキはそれを食べたものだろう。
テンはサルナシの固い実を早くも食べ始めている。
また、アナグマ糞③には爬虫類の椎骨(尾骨かな?)が複数見つかっている。
それにしても、アナグマの糞には腐葉土を漁って落ちている実を食べるせいか
腐葉の切れ端や土砂が半分以上を占める。