「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2009年6月18日木曜日

カヤネズミの巣ではなかった!

5月30日の「雨の丹沢:巣の中??」
でアップした下記の巣の写真は、カヤネズミのものとは違うという指摘を受けました。
何故か、指摘されるまでカヤネズミの巣と思い込んでいたことをお詫びします。
指摘してくれたのは、神奈川県立宮ヶ瀬ビジターセンター学芸員の青木さんです。
以下、青木さんの指摘です。
写真を見たところ、カヤネズミ巣では無いように感じました。
理由: 
1.巣材の葉が割かれていない。 
2.中の空間が大きすぎる。 
3.中の素材が荒すぎる。 
4.入口の縁の作り方が立派・丈夫すぎる。
また、巣内に赤黒く見えているのは卵ではないでしょうか(子どもであればもっとピンク色になるように思えます)。巣の作り方、卵の色などを考えるとウグイスの巣のように思えます。一方向からの写真だけの判断ですが、僭越ながらメールをした次第です。

という訳で、皆様に謝ります。
青木様、
御指摘有難うございます。
これからも宜しくお願いします。

シカの糞分析の権威の麻布大学教授の高槻様からもメールで指摘を受けましたので、コメントに載せました。


盛者必衰の理をあらわす花!

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり
舎羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす
奢れる者は久しからず、ただ春の夢の如し
猛き者も終には滅びぬ、ひとえに風の前の塵に同じ
遠く異朝を訪えば、、、、、、亡じにし者どもなり
平家物語や、方丈記の「行く川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず、、、」とか、徒然草や枕草紙「春はあけぼの、、」の冒頭の文章の口調や人生観が好きだった。
中学の時声を出して読まされたのが、不思議に今になっても口からでる。

高校の修学旅行で京都の平安神宮?の前庭で「舎羅の木」を教えてもらった。
この木の花が「盛者必衰の理を表す」のかと花を見たいと思っていた。
大学に入って、箱根・湯河原のサルを追うようになってヒメシャラの木を知った。

我家の狭い庭に2メートルに満たないナツツバキを植えたが、20年以上たつと上部を毎年、切り落とす。根回りはぼくの腿くらいの太さだ。
このナツツバキ(シャラノキ)=舎羅双樹ではないようだが。
ナツツバキの花は開いた翌日には花弁が透き通るようになって落ちる。
この花がすぐダメになってしまうことから、盛者必衰の理を表すと考えたのかな?

2009年6月17日水曜日

エゾリスだ!

専門学校で飼育されているエゾリスだ!
学生の云うことを聞いてたので写真を撮る。どんな飼育許可が出ているのだろうか?

日本に生息する動物はすべて保護獣だ!

さまざまな抜け道があるのだろう。
しかし、ぼくの肩に乗ったりするので可愛い。
しかし、やはり大自然の中で逢いたいものだ!

2009年6月16日火曜日

動物たちが棲める住宅を!

庭がなにやら騒がしい。
巣立ったヒナのスズメが親を呼んでいる。
なんだかスズメを見るのも久しぶりだ。
スズメよりもシジュウカラの方がよく見かけるようになった。 今の新築住宅はスズメが巣を作れるような場所がない。 以前なら、屋根と壁の隙間などが空いていて、屋根裏にスズメが巣を作れたし、コウモリも、ネズミも棲めたのに今の住宅はダメだ。

これからは、河川の土手ばかりでなく個人の住宅なども野生動物が一緒に暮らせるような構造にしなければいけない時代がきている。

2009年6月15日月曜日

マーラ!?

学生たちに聞くと、専門学校に5月から飼われているマーラだ。
南米に生息する。

ゲッシ類だ。南米にはチンチラといい一見するとネズミの仲間とは思えないヤツがいる。
チンチラはウサギみたいだし、このマーラは偶蹄類の顔みたいだ。
だから、頭骨が欲しい。

2009年6月14日日曜日

サイクリングロードで!

昨日、晴れていたので、自転車に乗ってでもサイクリング道路へ行こうと思ったのは、
このクワの実が目的であった。
思っていた以上に大きく、長径2センチは有に超える大きさである。
木の下にはたくさん実が落ちている。
手の届きそうなところには無い。
それでも、枝を引き寄せて二粒採り、味わう。
ヤマグワのジューシーなものとちょっと違っている。
ボソボソとは云わないまでも、、、、期待したものとは違っていたのでがっかりだ。
この木はトンネルのすぐ横に生えており、トンネルの上を通る車の排気ガスや土埃のために味やジューシーさに欠けるのか、今、一つ判らず。

トンネルを過ぎたすぐ脇にシデムシが集っている。
小さなヘビ、ジムグリ?の死骸に群がっているのだ。
左足の脹脛の肉離れが早くなおりますように!
山に行けなければ、デスクワークもはかどらない。

2009年6月13日土曜日

この匂い:クチナシの香り!

左足のふくらはぎが肉離れ状態なので、自転車でゆっくりとサイクリングロードへ。
ん!この匂い!
素晴らしい香りが街中に漂う。
クチナシだ!
よその庭のクチナシをアップで撮る。
クチナシを我家の狭い庭にも欲しくなる。
今なら、挿木ができる。
クチナシの季節をすっかり忘れていた。
匂いで自分を主張する。

若者の季節:誇示行動

もう、今日は自転車に乗ってでも外気を吸わなくてはと思い境川沿いのサイクリングロードを目差す。
中学生か高校生のグループ15名くらいが、橋の上から飛び降りそう。
ぼくがカメラを向ける。
と、次々に歓声を上げながら飛び降りる。
回転で! せっかくのパフォーマンス!
女の子が見ていないのが彼らにとって気の毒だ!
最後は二人一緒に!
Vサインを出している子がいるのが判るかな?
このような川遊びをどんどんやって、川の楽しさ、水の怖さを味わってもらいたい。
ぼくは、このような男の子たちが好きだ。

2009年6月12日金曜日

ヤマユリの香りのカサブランカ

カサブランカが咲き出した。
今年は花が10個咲きそうだ。
このユリはヤマユリを原種として品種改良されたものなので、
ヤマユリの匂いを少し薄めて高貴にしたようだ。
昼間も夜もこの匂いを漂わせている

匂いといえば、5月29日にハタチ沢林道で折り取ったバイカウツギはまだ匂う。

2009年6月9日火曜日

暗闇と音の世界!

ピアニストに感動「第13回ヴァンクライバーン国際ピアノコンクール」
 辻井伸行氏 優勝!

ヒト、現世人が地球上に誕生してからまだ、数万年しか経っていない。
サルがヒト化への道を歩み始めてのは500万年前、
サルの祖先のプレシアダピスが木に登り始めたのは5500万年前、
さらに、哺乳類が出現したのは中世代三畳紀後期の2億5千万年前だ。
哺乳類が生まれてからおよそ1億9千万年の間は恐竜の世界であり、
哺乳類たちは恐竜を恐れて夜中の暗闇の世界で活動していた。
恐竜たちが絶滅して6500万年前に哺乳類の時代の新生代を迎える。
が、この1億9千万年の間に、哺乳類の目は衰え、
色の区別をできない色覚障害となり、
鼻と耳だけを頼りに生きてきた。
そこで、木に登ったサルの祖先は次第に目を回復させてきた。
が、長い歴史的背景のお陰で今でも、視覚障害に苦しむ。

ぼくは、生まれてから両親を見たことがない20歳の青年が
超一流のピアニストとして、優勝をしたことを知り、
暗闇の世界に生きていても、
過去のぼくらの祖先の哺乳類の匂いと音の世界の鋭敏さ
を発揮したことに凄い感動だ!

2009年6月8日月曜日

バイカウツギの香り(匂い)の持続性

先月、29日の春の丹沢観察で、ハタチ沢を歩いた時に、林道沢側の崖っぷちで咲いていたバイカウツギの花枝を折り取った。
皆でその香りを楽しみ、スイカズラの匂いと比較した。
ぼくは、バイカウツギはその花の美しさと香りから「丹沢の女王」と名付けている。
机の上のパソコンの横に置いてあるが、まだ、匂いを漂わせる。
この萎れた花に鼻を近づけて嗅ぐと、「丹沢の女王」が香りで生きている。
決めた、来年はもう少しバイカウツギの花を集めて小瓶に詰めてポリプにしょう。

しかし、もう既にカリカリに枯れた状態なのにどうして匂うのか?
バイカウツギにとってはもういくら匂いをだして、虫たちを誘ったとしても意味がないのだ。
それともこの匂いには別の機能があるのだろうか?匂い、香りの持続性って不思議なことだ。

2009年6月7日日曜日

チャレンジキャンパス

専門学校のチャレンジキャンパスがあった。参加学生は千葉県出身の女子高生一人である。
2時間を少し休み時間をとって話しを続ける。
野生動物保護専攻のクラス。
毎年、学生数が減少し今年の一年生はわずか4人だ。
来年もこの程度なら、この専攻がつぶれる。いきおい、来てくれた高校生には驚くようなお客様扱い。
こちらも首にならないように、高校生のご機嫌を損ねないようにしなければいけない。

この頃思う。衣食足って礼節を知る。というのは衣食足らない人が満ち足りた人への希望であるのか?

2009年6月5日金曜日

挿木の季節

これから8月までは挿木の季節だ。
下のアジサイは、もらった花を、花が萎れた後、葉を二枚だけ残して鹿沼土に挿木したものだ。
山のノイバラも、スイカズラも挿木で鉢植えにしている。
観葉植物に凝っていた時は、欲しいものがあれば、大抵挿木で増やした。
挿木の方法は、小学生の時に祖父より教わったものだ。
菊は春になると折って挿したものである。
そうそう、山のリュウノウギクも我家のベランダに二鉢もある。

バイカウツギを挿木で増やそうと思ったが、その年に伸びた若枝ではダメだった。前年の枝からだと大丈夫だろう。

挿木も、植物を育てるのも、熱帯魚を育てるのも、小鳥を飼うのも、同じだ。相手が何を望んでいるか分かろうとすることである。

2009年6月4日木曜日

ドクダミの花の白さ

この梅雨空のような重苦しい雨曇りの下で、庭のドクダミが白い花を咲かせている。
この白い花、暗いところでもまるで白いドレスをまとったバレリーナーのように華やかだ。
ドクダミ科ドクダミ属ドクダミで、ハンゲショウもドクダミ科である。
の匂いがあって嫌う人もいるが、解毒作用があり昔は年寄りがお茶代わりに飲んでのんでいたようです。

このドクダミの葉を天麩羅にしてもイケマスし、茹でて味噌和えにしても美味しいです。さらには、茹でたものを細かく刻んで炊き込み御飯にしてもほのかな香りがあって美味しいですよ。但し、御飯の色が少し黒ずみます。これらは、こちらに来てから覚えたのです。


2009年6月3日水曜日

忘れ物!

先ほど、学校から帰ってきて、鉢植えのカサブランカの蕾を見たら、ぼくを見て隠れるヤツがいる。
そっと見るとクモ君がごちそうを捕まえて今まさに食べようとしている。
「ゴメンゴメン、でも写真を撮らせてね、すぐ戻るから!」と云って撮ったのがこれだ。
雲山さんに教わったやり方で少しじっとしていてもらった。

今朝、家から出た時には、あ!携帯忘れた!と気がついた。
駅近くになって、あ!財布も忘れた!と慌てて戻る。
少し、小走りで戻り、靴を脱がずに土足のまま我部屋に入り、携帯と財布をとり、小走りで駅へ、、、。
が、左の脹脛が痛い。肉離れ?
2時限目の「動物行動学」の授業を終え、戻ってきた。
慶應日吉校舎は駅から3、4分のところであり、助かった。
しかし、痛い。こんなことで肉離れになるなんて、がっくりだ!登山靴ではなく、運動靴なら、きちんと走っていたはずだ。ほんの小走りのような走りで肉離れ!あー、信じられないが、現実だ。先月25日に63歳になった。あと、7年生きると70歳を越える。もう、いつ死んでも良いとは思わない。まだまだ、動物観察を、花の香りを、山歩きを、お酒を、人生を楽しみたい。が、何だかこのところ少し疲れている。

ユウスゲ(キスゲ)の芳香

ユリ科ワスレグサ属のユウスゲが咲いた。
当初、一株だけだったが、今は六株となった。
夕方に咲いて、スズランの香りにも似たほのかな良い匂いを漂わせ翌日の昼過ぎに萎れる。
1日だけの花だが、つぎつぎに咲いて匂いを振りまく。
花の芳香は、青春の香りだ。一時だけ遠い日を想いだす。
キンシコウの調査地の秦嶺山脈の山麓の農家の周りにも咲いていて、新芽は炒め物に、蕾や花も油炒めで食べた。我家では新芽を酢味噌和えで食べている。
湘南台付近にはこのユウスゲがたくさん自生している。
これからヤマユリも咲いてくれるだろう。
昔は普通にあった野原が線路沿いの斜面にのこる。

2009年6月2日火曜日

花は香りが必要!

ナルコユリ
ヤマボウシ
ヤマツツジ

雨模様の中の丹沢自然観察会であった。

ナルコユリは長者屋敷キャンプ場近くで、他の木の花は高取山山頂付近で。

ぼくの大好きなスイカズラの高貴な香りが湿った空気の中を漂い。

イボタノキも強烈な匂いを漂わせていた。

さらに、丹沢の女王のバイカウツギの豪華な香りを楽しむことができた。

バイカウツギ10センチくらい枝を折り取ってきたが、

三日目なのにまだ豪華な香りを楽しめる。

5月が過ぎると、生まれ故郷釧路のスズランの香りを思い出す。

この時季は原野のスズランの匂いばかりでなく、

摘んで持ち帰ってコップに挿したスズランの花が、

学校の教室や各家庭の部屋に清々しい上品な香りを漂わせていた。

2009年6月1日月曜日

春の丹沢:シカの足跡

ハタチ沢を歩いていると、シカ!
警戒音も出さないでメスジカが2頭、崩壊地をかけ上っていく。
赤い↑:シカがこちらを向いている。
写真をクリックしてみて!
彼らが登って行った足跡。
わりと二つの爪が開いている。
沈まないように開くのだろう。
舗装された林道の上に彼らの泥足の跡が、、、。
傘の先の方へ移動。
こんなにも蹄が開いているんだ。
今まで、このように開いた蹄跡は、カモシカの足跡と考えていたこともあった。
これで、またまた足跡でのシカ、カモシカが難しくなった。

スローロリス

霊長目原猿亜目キツネザル下目ロリス上科スローロリス
専門学校の飼育室でかわれている。
自然状態だと昆虫食だが、ここでは人工食が与えられている。
ワシントン条約に問題となる動物だ。

雨天予報だったが、、、

30日・31日と一泊二日の春の丹沢自然観察会?が行われた。
昨秋までは、サル調査を目的として二人一組で各コースを歩いていたが、
今回は皆一緒にノンビリと林道を歩いたり、高取山までのハイキングを行った。
雨天であったが、時々小雨がパラツク程度で酷い雨にやられることはなかった。
最初の日は、やまぼうしさんが来てくれて花や木の解説をしてくれた。
夕食は、採集した葉や草の山菜天麩羅と豚汁であり、
山菜天麩羅が好評!
オオバアサガラ(エゴノキ科)の花が咲いていた。
ハタチ沢林道の散策から長者屋敷キャンプ場に戻ってきて、記念写真!
上は参加者全員である。
出合った動物はメスジカグループだけであり、
二日目はヒルに悩まされもしたが、楽しい二日間であった。