前回はハヌマンラングールの頬骨に癒合する骨を見てもらった。
図1はマハレの焼け野原で見つけたセンズイ(トングエ名、Cane rat)と高梁市の農家で撲殺されたヌートリアです。彼らの頬骨はどこの部分の骨かわかりますか?ヌートリアは死体をそのまま送ってもらったので、頭骨はかなり崩れていた。そのため、何か所もボンドで接着したので、難しいと思います。
自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。
原発不要・核廃絶
前回はハヌマンラングールの頬骨に癒合する骨を見てもらった。
図1はマハレの焼け野原で見つけたセンズイ(トングエ名、Cane rat)と高梁市の農家で撲殺されたヌートリアです。彼らの頬骨はどこの部分の骨かわかりますか?ヌートリアは死体をそのまま送ってもらったので、頭骨はかなり崩れていた。そのため、何か所もボンドで接着したので、難しいと思います。
それぞれの動物たちの脊柱の骨や肋骨は誰が見てもそれが脊柱の骨か肋骨の骨かは見定める事ができる。が、上下肢の骨になると少し難しくなる。一方、頭骸骨そのものはどこの骨が明白だ。しかし、頭蓋骨を形作る個々の骨になると少し違ってくる。後眼窩突起(前頭骨頬骨突起)を見比べていて、頬骨の形状に大きな違いある事が見えてきた。
先ず、頬骨を見てもらおう。
霊長類の後眼窩突起は頬骨前頭突起と癒合して眼窩輪を形成し、直鼻亜目真猿型下目では眼球の回りが骨で覆う眼窩が形成される(図1&2)。つまり、真猿型下目のサルの眼球は骨で出来た眼窩と云う壺に納まっているのだ。
アナウサギやアマミクロウサギの頭骨に見られる眼窩上突起(がんかじょうとっき)は、眼球やその周辺の筋肉を保護する役割を果たしています。一方で、ナキウサギ(ピカ)にはこの眼窩上突起が発達していない、あるいは欠如していることが知られています。その理由には以下のような生態的および進化的な要因が関係していると考えられます。
ナキウサギは主に高山や寒冷地帯の岩場に生息しています。これらの環境では、開けた草原に住むアナウサギやアマミクロウサギのように、肉食動物から頻繁に追い回されるリスクが低いと考えられます。そのため、眼窩上突起を必要とするほどの眼球の保護機構が進化的に発達しなかった可能性があります。
ナキウサギは、主に鳴き声や音によって仲間とコミュニケーションを取ります。視覚よりも聴覚が重要な役割を果たしているため、眼窩上突起が発達する必要性が低かったのかもしれません。
ナキウサギは捕食者に対して隠れる戦略をとります。岩場や隙間に素早く隠れることが防御手段として効果的であり、眼球の物理的保護を高める構造が進化的に重要視されなかった可能性があります。
ナキウサギに眼窩上突起がない理由は、彼らの生息環境や生活様式に適応した進化的特徴と考えられます。捕食圧の低さ、聴覚重視のコミュニケーション、そして隠れる戦略などが要因として挙げられるでしょう。
今朝、GPT-4にアナウサギに眼科上突起が無い事を訊いた。驚いた!ぼくよりも優れている!この答えを5秒もしないで出してくる。考える事の面白さを奪われるから、安易にチャットGPTに答えを求めない方が良いネ!
翼種目の後眼窩突起を見ると、齧歯目のように後眼窩突起が無いものと有るものがいる。果実食のオオコウモリの仲間には後眼窩突起があり、もう少しで頬骨前頭突起と接して眼窩輪が形成されそうだ(図2)。しかし、エコーロケーションしていると思われるユビナガコウモリたちには後眼窩突起がない(図1)。オオコウモリはエコーロケーションしないで夜に飛び回ることができる。哺乳類は一部のサルの仲間を除いて大半が夜行性だ。月明かりの白黒の世界だが視覚で識別できるのだ。モモンガやムササビが夜中に木の間を滑空するのと同じだ。
もう、1月8日だ。何故か新年から子供の頃飼っていたエスの事を思い出す事が多く、イヌの頭骨を見ることが多くなった。
ここでは、後眼窩突起についてアップしたい。後眼窩突起とは前頭骨から出て頬骨に向かう突起である(図1)。そのため前頭骨頬骨突起とも云われる。
今日の昼過ぎに近くの亀井神社に初詣に連れ合いと行ってきた。空いていた(図1)。二礼二拍一礼をした。が、何も願わなかった。100円払ってお御籤を引いた。小吉であった。連れ合いも同じ小吉だった。