「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2024年12月10日火曜日

しかし、どうしてアナグマの顎は?         But, why do the jaw of badger not dislocate?

哺乳類の殆どが下顎窩の後ろに下顎窩後突起があって、また、その代わりになる側頭骨鼓室部(聴胞)の壁がある(図1~3)。また、下顎窩の後ろの壁が無いウサギやネズミの仲間がいた(図4)。

図1.サバンナモンキーChlorocebus aetiops頭骨底面から
○:下顎窩 ←:下顎窩後突起(以下、図2~4)も同じ
図2.タヌキNyctereutes procyonoides頭骨底面から
図3.シカCervus nippon頭骨底面から
図4.ヌートリアMyocastor coypus頭骨底面から
上記のこれらの動物では下顎(あご)外れる事がある(下顎頭が下顎窩から外れる)。しかし、どうしてアナグマの下顎骨は死んで骨になっても上顎の下顎窩から外れない(図5)構造になっているのか?
図5.アナグマの下顎は死んでも下顎窩から外れない
それは、アナグマの下顎窩は前後の突起に囲まれており(図6)、この中に下顎頭が水車の車の軸のように入るからであった(図7)。そのため、アナグマの下顎骨は年を取ると左右が癒合合体するので、上顎骨から死んでも外れないのだ。
図6.アナグマ頭骨底面からの下顎窩の構造
下顎窩後突起が後ろから下に回っている。
サルやシカたちに無い前突起→がある。
図7.アナグマの頭骨側面からの下顎窩と下顎頭が関節する構造○
前突起→がある。

何だか、イタチ科を含む食肉目の他の動物たちの顎関節の構造が知りたくなった。

2024年12月9日月曜日

コウモリの下顎窩はどうだ?         How about maxillaris Fossa mandibularis of bats?

日本産の動物の目Orderでまだ翼種目が残っている。手持ちのユビナガコウモリの下顎窩を見た。小さなちいさな頭骨なのにちゃんと下顎窩後突起がある(図1)。しかも下顎窩が凹んで見える。これでは顎は外れないだろう。
ウィキペディアに因ると、
翼種目Chiropteraは陰翼手類Yipterochiroptera陽翼手類Yangochiropteraのコウモリに分けられている。日本に生息するコウモリはオオコウモリ科とキクガシラコウモリ科、カグラコウモリ科も含めて全て陰翼手類で、ヒナコウモリ科とオヒキコウモリ科が陽翼手類のようだ!へー、オドロイタ!
          
図1.ヒナコウモリ科ユビナガコウモリMiniopterus fuliginosusの頭骨底面から
○:下顎窩 →:下顎窩後突起
熱帯病を研究している友人のTT氏がパプア・ニューギニアから持ってきてくれたオオコウモリの頭骨を底面から見た(図2)。果実食であろうと飛んでいる虫を食べるユビナガコウモリのように下顎窩後突起が出ているのがわかる。まぁー、同じ翼種目だ。

図2.PNG産のオオコウモリ科オオコウモリのPteropodidae頭骨底面から
○:下顎窩 →:下顎窩後突起
何だか、疲れた今日は昼前からずーっと翼種目の分類をネットで検索して見ていた。あー、ちょっと散歩だ!

プラタナスの葉だった!            It was a leaf of Plane tree!

昨日、TVの囲碁番組を見てから散歩に出た。天気が良かったが北西からの風が冷たかった。今回は4千歩のルートをとった。線路沿いに歩き、途中から左に折れて信号を渡り、又信号を待ちをして渡り。湘南台大橋に立った。目の前に富士山の山頂域がビルの上に見えた。え?ここで富士山が見える。この日はカメラを持ってこなかったのを悔んんだ。
橋の上は風が強い。橋の反対側の歩道を3,4歳の女の子が幼児用のペタルがついていない小さな自転車で両足でブレーキをかけながら走っている。後ろにお父さんが両手をポケットに入れて小走で追いかけている。ぼくは女の子がちょっと危ないかな?っと思いながら見る。
ぼくは橋を左に折れて、高校のグランドの処でまた左に折れて今度は右に曲がって歩く。信号が青になったが、急いでも今の僕の足では渡れないので、そのままのペースで歩く。50mくらい手前で赤になる。ここの信号は長い。出た汗でちょっと冷える。高校生等と信号を渡り、柳橋を渡って円行公園の横の坂道を自分としては急いで登り、公園の角で右におれてすぐ左に折れて信号を待つ。ここの信号機には高齢者用の専用ボタンがあるが、押すとどうなるのだろう?
道路を渡って、右に折れてクリエイトの前を通って、家に戻ってきた。
家に着く前の道際に我が家の玄関前にあった大きな葉が落ちている。その葉をようやく屈んで拾う。原谷公園だ。見上げるとプラタナスの木が茶褐色の葉をつけている。木の幹にプラタナスという名の札が掛けてあった。
図1.プラタナスの三つの葉の形状
プラタナスの葉を拾ってきたので、玄関前に置いてカメラを持ってきて写真だ(図1)。ごめん!やまぼうしさんプラタナスでした。プラタナスの葉の形は鋸歯がたくさんあるものとそうでないものがありますね。

しかし、家から120mしか離れていない公園にプラタナスがあったのを知りませんでした。大きなソメイヨシノが2本あったのが、何故か昨年根元から切られてしまい。今年はサクラを引地川沿いまで見に行かなくてなりませんでした。枯れ葉の問題?それとも毛虫?周辺の人たちから苦情が出たのかな?枯れ葉をサクサクと踏む楽しみもあるのに、、、、。

この日は、4332歩だった。

2024年12月8日日曜日

ハムスタの顎も外れる-さまざまな上顎の下顎窩(2)          Hamsta also has mandibles dislocated-Various shapes of Maxilary Fossa mandibularis(2)

ウサギの下顎が外れやすいとアップした。が、ネズミもウサギと似たような下顎窩だ(図1)。ネズミの下顎も外れやすいのだろうか?
齧歯目のハムスタやモルモットで今度は「ハムスタの顎が外れる」でググった。ハムスタは顎が外れる個体が多いようだ。モルモットでも顎が外れた例が載っていたよ。ググってみて!
図1.ラットRuttus norvegicusの頭骨底面からの下顎窩↓
で、ハムスタの下顎窩をみた(図2)。うん、ウサギの下顎窩より前後に長いが後ろは遮る骨がない。これでは外れることがあるだろう。
図2.ゴールデンハムスタMesocricetus auratusの頭骨底面からの
下顎窩↓
では、モグラではどうなっているのかな?モグラの下顎頭を後ろで押さえる下顎窩後突起は無いが側頭骨鼓室部(図3の↓先の円形の骨)が後ろに行かないようにしている。
図2.アズマモグラの頭骨底面からの下顎窩↓と側頭骨鼓室部

今日も天気が良い。囲碁を見たし、これからでも散歩に行こう。学生時代の15名にクラス会をやろうと呼びかけた。何名参加できるか楽しみだ。

同定できない大きな葉                A unidentified large leaf

昨日3時過ぎに散歩に出た。始めは4千歩のルートを行こうと思って線路に沿って北上した。が、天気が良いし風も無いので途中から5千歩のルートにして引地川下土棚遊水地管理事務所の前を通って、遊水地公園を左に見ながら戻ってきた。指の出る手袋をし、薄手のセーターを着ていたので少し汗ばんだ程度で気持ちよかった。1時間1分で5721歩であった。帰宅したら玄関前のたたきの上に大きな枯れ葉が一枚あった(図1)。
プラタナスの葉?イヤ違う。少し厚い葉だ。カクレミノの葉かな?でも何だか葉柄が短い。それに、常緑樹のカクレミノの葉が秋に落ちるかな?Googleの写真検索をしたが、判断できない。
図1.玄関前のカクレミノの葉のようだが、、、
帰宅したら、連れ合いが今夜は餃子だよっとキャベツを千切りにしていた。そう、連れ合いが作る餃子は旨いのだ。皮は市販のモノだが、それに具を乗せ皮の縁半周りに指で水を付けて具を包み込んで縁を指で押し付けて3,4か所にくびれを入れる。この作業は家に居る者全員参加だ。昨夕は水餃子だった。皮にヌメリがありツルとしてアツアツ、フウフウしながらタレにつけて食べる。バランタインのオンザロックも旨かった。

2024年12月7日土曜日

ウサギの下顎は外れやすい--さまざまな上顎の下顎窩(1)      Hare has mandibles that are easily dislocated--Various shapes of maxilary Fossa mandibularis (1)

年寄りのアナグマの下顎は上顎の下顎窩から外す事ができない事をアップしたが、この下顎窩の形状はさまざまだ。

サルの下顎窩は以前老ニホンザル♂の下顎骨のことでアップしたが、ここでもう一度アップする。ニホンザルの下顎頭が上顎骨と接する下顎窩は左右からゆるやかに凹んでいる(図1)。

図1.ニホンザルMacaca fuscataの頭骨底面から♂左と♀右
〇:下顎窩 →:下顎窩後突起
キツネの下顎窩は下顎窩後突起からわずかながら前方に坂になっている(図2)。
図2.キツネVulpes vulpesの頭骨底面から
〇:下顎窩 ←:下顎窩後突起
カモシカの下顎窩は平で下顎窩後突起も1ミリほどの高さしかない。サルやキツネには明白な下顎窩後突起が突き出しているのに、カモシカでは殆ど用をなさないような下顎窩後突起であり、聴胞(側頭骨鼓室部)の壁が厚くなってその役目を果たしている(図3)。
図3.カモシカCapricornis cripusの頭骨底面から
→:下顎窩後突起
ノウサギの下顎窩は側頭骨と側頭骨頬骨突起に挟まれた左右に長く前後に短い切り通し状態だ。ウサギでは下顎窩後突起のような後ろへの移動を妨げるものはない。これではウサギの顎が外れる事があるのではないかな?
図4.ノウサギLepus brachyurusの下顎窩〇 頭骨底面から
何と「ウサギの顎が外れる」ってググってみたら、動画でもありました。試してみて! でも自分で骨を見て思った事が実際に生じているなんて嬉しい。

今日も4千歩くらいは散歩しよう。このところ歩き出すと両足が自分の足でないようなピコピコした感じで大腿部の筋肉が引き攣る感じだ。2千歩を超えてくると足の動きがスムーズになる。あー、歳なのだ。知人が59歳で教え子が41歳で亡くなった。有名な中山美穂は50代で逝った。こちらは78歳にもなって馬齢を重ねている。しかし、学生時代の仲間とクラス会をやろうということになった。身体は弱ったが元気に笑って皆に会いたい。

2024年12月6日金曜日

イチョウを見に散歩       A walk for seeing ginkgo trees

今日昼前に辻堂に居る義姉のところに先日の卒寿祝の写真を持って行った。帰路の道の両側の街路樹のイチョウの黄色の葉が見事だった。我が家の近くにもイチョウの街路樹があったので、昼過ぎの散歩はイチョウの街路樹を見る事だった。やはり、あった。が、車に乗っていれば両側のイチョウが見れて綺麗なのかもしれないが、今一つだった(図1&2)。

図1.イチョウの街路樹西に向けて
図2.イチョウの街路樹東に向けて
湘南台橋を渡り左に折れて引地川沿いの遊歩道を歩く。ん?この黄色になった葉の木は?葉が落ちたサクラの木の間にある。エノキかな?
図3.引地川沿いの散歩道で
おー、紅く染まったカエデの葉に似たモミジバフウだ。落ちている紅い葉がないか探したが見つからなかった。コヤツの実はプラタナスのように丸い球状でトゲ状のものが出ている。
図4.引地川沿いの散歩道で
亀井神社の境内の中に大きなイチョウがあるが、ここもまだ黄色になっていなかった。5721歩だ。まぁー、まぁーの散歩だ。

顎が外れないアナグマ               Badgers that can't get their mandibles off

アナグマの左右の下顎骨は歳をとると癒合・合体し、そのため上顎の関節窩から外すことが出来なくなる。そのため以下のようなアニメ画像が簡単にできる(図1)。*ぼくのブログで用いられる下顎窩後突起と云うような用語は、動物解剖学or人体解剖学で使われているものではない。人体解剖と動物解剖の用語では異なるし、用語が無いものもある。ぼくが勝手につけた用語である。

図1.アナグマMeles melesの下顎骨が外れない
図2.左右の下顎骨が癒合・合体している
このように下顎頭が上顎の下顎窩から外れないのは、老アナグマの左右の下顎骨が癒合合体していることと、下顎頭はおさまる上顎の下顎窩の前後の突起が下顎頭が外れないように前後・上下からおさえている(図3、図4&図5)。
図3.アナグマの下顎頭がおさまる上顎の顎関節
〇:下顎窩後突起 △:下顎窩前突起
図4.下顎頭を支える下顎窩前突起△
図5.アナグマの下顎頭を支える下顎窩後突起〇と前突起△
上顎骨の下顎頭が接する下顎窩の前後に突起が張り出て、しかもさらに横長の下顎頭を下から支えている(図4&5)。左右の下顎骨が癒合して一体化しているので、さらに外れないくなっている。
このように下顎骨が上顎の下顎窩から外れなくなっているのは手持ちの頭骨では年寄りのアナグマだけである。

あー、昨日は一歩も外に出なかった。家に籠って骨を見たり、学生時代の仲間とクラス会の打ち合わせなどで陽が暮れた。

2024年12月5日木曜日

釧路の雪から                 From the Snow in Kushiro

釧路の妹からLINEで初雪が積もったっと庭の雪景色の写真が送られてきた(図1)。いつもは初雪は12月中下旬だが、今年は早くしかもこんなに降るなんてとまだ降っているようで積もりそうだとのことだ。雪景色は綺麗だが、今だとグシャグシャになり歩くのも車も大変だ。
図1.雪景色
地球温暖化で、世界中が災害に見舞われている。時期米国大統領トランプは温暖化には無関心だし、今もっとも化石燃料を使っている中国、インドも途上国の立場でしか発言しない。確かにG7などの国々が多くの炭酸ガスを排出してきた責任はあるが、現在の中国、インドの排出量はとてつもない量だ。あー、地球はヒトの行為によって壊れていくぅー!

上から見た下顎頭の形            The shapes of Caput mandibulae viewed from above

日本産動物7目の下顎骨の筋突起の側面から見た形状をアップしてきた。今回は下顎頭(下顎の上顎と接する関節突起)の形を上からみる(図1~7)。ニホンザル、カモシカ、アカネズミ、アズマモグラ、ユビナガコウモリの上から見た下顎頭をアップする。

下顎頭は上顎の関節窩と接して、顎を上げたり下げたり、左右に動かしたりする支点となっている。サル、キツネ、カモシカ、アズマモグラ、ヤマコウモリの下顎頭は横長である。が、ノウサギのは縦長であり、アカネズミは少し縦長豆状のものになっている。

サルでは下顎頭の内側が外側より長く、キツネでは外側が、カモシカでも内側が長く、アズマモグラは差がなく、ヤマコウモリでは内側の下顎頭が長い。これらの違いは上顎の蝶形骨翼状突起(図8)から出る翼突筋が下顎頭の内側か外側に着くか事と関係している。

図1.ニホンザルMacaca fusucataの下顎骨・第三臼歯と上から
a:筋突起 b:下顎頭 c:下顎角
図2.キツネVulpes vulpesの下顎骨・第三臼歯と上から
a:筋突起 b:下顎頭
図3.カモシカCapricornis crispusの下顎骨・第三臼歯と上から
a:筋突起 b:下顎頭 c:下顎角
図4.ノウサギLeus brachyurusの下顎骨・第三歯と上から
a:筋突起 b:下顎頭 c:角突起
図5.アカネズミApodemus speciosusの下顎骨上から
a:筋突起 b:下顎頭 c':角突起
図6.アズマモグラMogera woguraの下顎骨上から
a:筋突起 b:下顎頭 c':角突起
図7.ヤマコウモリNyctalus aviatorの下顎骨上から
a:筋突起 b:下顎頭 c':角突起

図8.キツネの底面からみた頭骨
→&←:翼状突起(サルでは外側板と内側板がある)
キツネのような下顎頭からノウサギのような下顎頭を見てきたが、これは当然納まる上顎の関節窩の形が違う。これは又、次回に取り上げる。

今朝は5時に目が覚めたが起きる気になれず。ベットの中でウトウトしながら、トランンプやプーチンの事、韓国の戒厳令の事、動物たちの下顎頭や関節窩の事、クラス会の事など取りとめもない話題を行ったり来たりしていた。っと、目覚めた。カーテンから外の明かりが洩れてきている。6時半だ!起きた。夏は4時半に起きていた。外はまだ暗いがすぐ明るくなった。今は5時でも暗い。

2024年12月4日水曜日

ハイラックスの下顎骨が面白い                  The mandible of hylax is interesting

タンザニアのマハレ山塊国立公園でチンパンジーの人付けを試みていた時にアルーシャ在住のドイツ人の若者のグロスマンが手伝ってくれた。彼からハイラックスの頭骨3個をプレゼントされた。その内の一つがイワハイラックスで下顎骨も備わっていた(図1)。
図1.イワハイラックスの頭骨左側面から
この下顎骨の筋突起aが前にすごく傾いているようだが、歯を水平にすると少し前のめりに傾いている位だ。下顎頭bから下顎角cまでの下顎骨後縁が伸びた事によるだろう。これは上顎の後頭骨頚静脈突起から出る顎二腹筋が付着して、顎を後ろに引き寄せるために下顎骨後縁が発達したのだろう。
図2.イワハイラックスの下顎骨
a:筋突起 b:下顎頭 c:下顎角
尚、ハイラックスの下顎骨はサルやヒトの仲間、ゾウやイノシシ、果実食のコウモリの仲間と同じように左右が生まれながらに合体している(図3)。
図3.左右のイワハイラックスの下顎骨は生まれながらに合体

この頃、朝起きるのが遅くなった。6時だ。5時には目覚めるのだが、ベットの中で少し明るくなるのを待っている。時々我が家に寄る連れ合いの友人が逝っていた事が判った。息子夫婦が彼女の死を見つけたようだ。今年2月頃来た時にはランが好きのようだったので小鉢のカトレアをあげたのだった。屋久島のサル調査の時も連れ合いと来たり、釧路にも遊びに来たのに!69歳は若い!

2024年12月3日火曜日

横からみた下顎骨の違い              The differences of mammals mandibles from laleral view

ここで、日本に生息する陸生動物の
霊長目Primatesニホンザル、
食肉目Carnivoreキツネ、
鯨偶蹄目Cetatiodactylaカモシカ、
兎形目Lagomorphaノウサギ、
齧歯目Rodentiaスミスネズミ、
真無盲腸目Euliptyphlaヒミズ・モグラ、
翼手目Chiropteraユビナガコウモリの7目の下顎骨をアップする。
図1.ニホンザルMacaca fuscataの下顎骨左側面から
a:筋突起 b:下顎頭 c:下顎角
図2.キツネVulpes vulpesの下顎骨左斜め上方から
a:筋突起 b:下顎頭 c':角突起
図3.カモシカCapricornis crispusの下顎骨右側面から
a:筋突起 b:下顎頭 c:下顎角
図4.ノウサギLepus brachyurusの下顎骨左から
a:筋突起 b:下顎頭 c':角突起
図5.スミスネズミEothenomys smithiiの下顎骨左斜め上方から
a:筋突起 b:下顎頭 c':角突起
    図6.ヒミズUrotrichus talpoides(上)とアズマモグラMogera wogura(下)の右下顎骨内側側面から
a:筋突起 b:下顎頭 c':角突起
図7.ユビナガコウモリMiniopterus fuliginosusの右下顎骨内側側面から
a:筋突起 b:下顎頭 c':角突起
日本産哺乳類7目の下顎骨を横から眺めて、どう感じただろうか?知っているけれど、こうやって並べて比較すると随分違うものだ。カモシカとノウサギは植物食なので、似ているかと思うが大きく異なっている。特に筋突起の部分がノウサギでは異常とも思うほどだ。ヒミズやモグラとキツネの筋突起、下顎頭、角突起がこんなに似ているとは思わなかった。サルとユビナガコウモリの筋突起と下顎頭の間の形状がそっくりだ。カモシカやスミスネズミの筋突起と下顎頭の間の深く切れ込んでいる。
いずれにしても、これらは全てそれぞれの動物たちの食物を食べる時の下顎の動かし方の違いを反映しているのだ。

さぁー、散歩4千歩を目差して歩いてこよう。

シーバス・リーガルの味         The taste of Chivas Regal 12Y

昨日は、昼間に横浜でタンザニアで知り合った元青年協力隊員の3人と飲食し、午後5時半からは藤沢で義姉の卒寿祝で飲んだ。何と、半月振りのアルコールであったが、昼間の生ビールも夜のシーバス・リーガルも期待していた旨さはなかった。この2,30年間、殆ど1日も休んだ事なくウィスキーを飲んでいたので、16日振りのシーバス・リーガルのストレートに期待していたのだ。もっと手足の先まで痺れる程の快感が起こると思っていたのだ。昔、タバコを吸っていた時に半年くらい吸わなかった事があった。が、半年振りに吸った時はニコチンが手足の隅々の末端の神経まで伝わるような一瞬の快感を得た事があった。そのような快感がアルコールでも起きると思っていたのだ。
図1.藤沢駅南口前のロータリ
藤沢の目的の店にまで行くには、30分以上も時間があったので、藤沢駅南口前のロータリーの通りをゆっくり一回りし(図1)、それから卒寿祝の店まで下の通りを歩いた。British Pubが通りに面してあるので、立ち止まって見た(図2)。
図2.British Pubがあり、覗いた。
昼間に生ビールを飲んだが、ウィスキーを飲みたいと思ってメニューをみたら、スコッチ以外にバーボンも置いてある。シーバス・リーガルが目にはいった。シングルで700円だ。
図2.British Pubの飲み物のメニュー
っとすぐ目的の店に着いた。まだ15分も早い。がまだ誰もきていない。が、入った。魚料理専門の店で、日本酒が並べていたが、ウィスキーを訊いたら、なんとシーバス・リーガルがあると云うのでストレートを頼み飲んでいたら、連れ合いや義姉たちがやってきた。

2024年12月2日月曜日

タヌキの下顎骨の角突起の形状         The of "Proceus coronoideus" shapes of mandibles in racoon-dogs

産地が明らかな8頭のタヌキの下顎骨を側面から見比べた。
図1.左側面からのキツネの下顎骨
↑:筋突起
a:湯河原白銀林道 b:千葉市緑区 c:丹沢 d:清川村 e:清川村 f:町田市鶴川 g:奥多摩湖畔 h:長野

 どうだろうか?筋突起部分の幅がaとbは狭いが、他は幅広に見えないかな?aとbの幅は9ミリ内だが、他は11ミリを超えるのだ。湯河原aのタヌキと千葉市bのタヌキが同じなんて興味深い。
伊勢沢林道の幼体タヌキの下顎骨の筋突起の形状はc、d、eの丹沢、清川村のタヌキのもの似ている。
図1に並べたa~hのタヌキの側面からみた下顎骨で地域変異が見られる。下顎骨の筋突起は側頭筋などの咀嚼する筋肉が着いているが、それぞれの地域のどのような特性でこのような変異になっているのか全く見当がつかない。

図2.清川村伊勢沢林道の幼体タヌキの下顎骨
サル類、キツネ、タヌキと側面から見た筋突起の形状をアップしてきたが、この形状は哺乳動物の目Oderごとに大きく異なることを次にアップしたい。
さぁー、横浜に行く支度をしよう。

2024年12月1日日曜日

台湾の友人YNからのチョウ               Pretty psyche from friend YN in Taiwan

台東近郊にいる友人のYNから珍しいチョウの写真を送ってきたので、アップする。沖縄以南に生息するクロテンシロチョウと云う可愛いいチョウだ。台所に入ってきたのでスマホで撮ったようだ。
今年の台東はつい先日まで台風が次々にやってくるのでその後始末に大変なようだ。それでも能登の地震&水害に遭った人々よりマシだと云ってる。それでも又か!っとイヤになるようだ。

可愛いクロテンシロチョウLeptosia nina
このクロテンシロチョウはシロチョウ科でモンシロチョウやスジグロチョウ、モンキチョウなんかと親類のようだ。翅を広げたものがネットに載っている。モンシロチョウに似ている。

キツネの下顎骨の角突起の形状              The "Processus coronoideus" shapes of mandibles of foxes

 5個体のニホンザルで下顎骨の角突起の形状が他個体と異なるものがあった。キツネVulpes vulpesの下顎骨をみた(図1)。

図1.キツネの左側面からみた下顎骨の角突起
左から茨城産、山梨産a、山梨産b、丹沢産a、丹沢産b
図1.キツネの右側面から見た下顎骨の角突起
左から丹沢産b、丹沢産a、山梨産b、山梨産a、茨城産

茨城産、山梨産a、丹沢産aの角突起は三角状にやや尖っている。が、山梨産bと丹沢産bは角突起の部分が少し平である。この角突起の形状の違いはどういうことなのだろうか?但し、丹沢産bは親から分散した直後の個体だ。単なる個体差なのかな?
タヌキの頭骨の方が多く持っているし、チビのタヌキの頭骨もあるので見てみよう!