「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2022年12月6日火曜日

上顎の歯式は1・0・4・3の動物  Animal whoes upper dental fomula is 1・0・4・3

 クロアチアにPK戦の結果破れた。仕方がないが、日本の若者は凄い!

棚の頭骨を見ていて、ん?これは面白い!っと思ったものがあった。これはアフリカにいる時にチンパンジーの人付けを手伝ってくれたアルーシャ在中のドイツ人の若者F.G.から貰ったものだ。

歯式は1・0・4・3/2・0・4・3である。つまり上顎も下顎にも犬歯がなく、上顎の歯式だけを聞くと、”切歯が一対で犬歯が無いので、ん?齧歯目?”っと思ってしまう。

こやつの頭骨は下の写真のようである。

図1.左から側面から、正面から、後ろから、上から
この頭骨は、、、そうです。ハイラックス(イワハイラックス)です。ハイラックスの上顎の歯(図2)で、1・0・4・3です。下顎の歯式は2・0・4・3(図2)です。
図2.イワハイラックスの歯 左:上顎 右:下顎
イワハイラックスの頭骨の下顎骨はサルやイノシシ、ゾウのように左右が癒合合体し(図2)、下顎枝は幅広い(図1)。歯を見ても判るようにイワハイラックスは草・葉・樹皮などの植物食であるのが判る。

2022年12月4日日曜日

野生のエノキダケを食べる! I ate the wild mashroom, velvet shank "Flammulina velutipes"

2日に見城から日向山への登りの途中で見つけ、採ってきたキノコ(図1,図2)がエノキダケではないか?っと云う思いに取りつかれて手持ちの5冊の図鑑のエノキダケの記載を読み、ネットでエノキダケをググっていて、エノキダケだと同定するに至った。
①傘裏のヒダが白っぽい(図2)、 ②茎が褐色だ(図2)、③茎が空洞(図3)、④ツバがない(図2)、⑤ヒダと茎の間が少し離れている(図2)、⑥茎に極小の微細な毛がある、⑦僅かな鉄サビの匂いがする、 ⑧12月2日という晩秋から冬にかけてあった
図1.登りの木で作られた階段から出ている
図2.ヒダは白いが褐色の茎で微毛あり
図3. 茎は空洞だ!
キシメジ科であることは図1,2から判断できる。さらに上記の8つの事からエノキダケとした。決めては鉄サビの僅かな匂いだ!

先ほどお昼に向けてエノキダケを大根おろしを入れた味噌汁にして食べた。ぼくが食べているとキノコ好きの連れ合いが汁を飲ませてと云うので汁はお椀半分くらいまだ残っているからそれをすすめる。連れ合いは「出汁が美味しいねぇー」と喜ぶ。ぼくは採ってきた6個を食べる。満足だ!

2022年12月3日土曜日

霧雨の中の日向山  Mt.Hinata in the drizzle

 霧雨だ!娘はスマホを見て40分後には雨は上がると云うので8時を回ったので出発する。雨具は持っているが、着るまでもないが、ザックカバーだけはつける。駐車場すぐ側の神社の階段を登る。濡れている落ち葉で滑りやすくなっている。シカ柵扉を開けて、娘を先に行かせる。登るのを止めるかな?っとも思うが娘の姿はもう視界から消えている。

稜線までの登りがキツイ!いつも散歩は早歩きで頑張っているのに、足の筋肉は鍛えられていないようだ。早くもフウフウハァハァと息が荒くなる。最初の道標が見えてホッとする。これから良く整備された平らな道だ。

図1. 8:18 最初の道標だ!
図2. 8:27 七沢温泉への道だ、帰りにこの道を登ってきた!
この七沢温泉への道標があるところから木の根が浮き出ていて平坦だが歩きづらい。次第に登りになり、再び息が荒くなり始める。そう、見城まで登りなんだと思い見上げる(図3)。この階段道も登り易いようにと小さな段差を新たに付けてくれている。左の方は海が見えるが木立が邪魔している。ようやく海が良く見えるところまで登ってきた(図4)。見城についても休み台は濡れているし、ザックも置けないので、スポーツドリンクを飲んだだけで、日向山へ向かう。
図3. 8:45 登りの階段道だ!
図4. 8:54 左に見えるのは三浦半島 
図5. 9:06 見城から 
見城からの下りは割りと急だが、整備されているので歩き易い。日向山との鞍部に出る。道標があり亀石とあるが、帰路その亀石なるものの側に寄ってきた。
図6. 9:21 亀石0.7キロの道標 
鞍部から登り始めて間もなくして階段の木から美味しそうなキノコが出ている(図7)。傘裏はこうだ(図7’)。ツバは無く、襞が茎と離れている。調べても同定できない。茎がちょっと古い感じ。食べたいが、、、、。
図7. 9:40 このキノコが同定できない
図7’. 傘の裏 茎が枯れたようで二つに分かれている感じ
日向山山頂の休み台の上に雨で雫が溜まっている箇所もあり、外したザックカバーで上を拭く。で、持ってきたクッションを置いて腰かけ、ガスボンベにコッフェルをかけインスタントラーメンだ。40歳代の上から下までばっちり決めた登山者が来たので休み台を開けるがうろうろして地図を広げて見ていたが見城の方に降りて行った。
娘はパンやオニギリを食べ、ラーメンを半分鍋に分けてやる。こちらは半ラーメンとオニギリ一個だ。30分くらいブランチを食べていたら霧もすっかり消える。
図8. 9:48 日向山山頂着
図10. 10:24 日向山からの下り道のヤブツバキ
日向山から下って道標のある鞍部に着く(図11)。薬師林道の方へ下りることにする。以前は専門学校丹沢実習で、坊中から何度もこの道を上がってきている懐かしい道だ。ここで、娘がテン糞を見つけてくれる(図12)。
図11. 10:34 日向薬師への道標
図12. 10:52 テン糞だ!サルナシかヒサカキの種子が見える
図13. 10:52 紅葉が綺麗と思ってファイダーを除いたら周りが曇っている
レンズが湿気で曇っているので、拭く。線香の匂いが漂ってくる。舗装道路に日向薬師の駐車場があり、その上には梅林があり、休み台が並んでいる。大きな紅葉の木があった(図14)。
図14. 10:58 大きな紅葉
ぼくは、薬師林道をそのまま行こうとしたら、娘が日向薬師を見て行こうと云う。パンフに載っていたようだ。無料の大きなトイレがあり、休憩所もある。日向薬師ってこんな神社だったんだ!参拝者?ハイカー?が3,4人いる。
図15. 11:07 日向薬師の本堂
日向薬師を後にして薬師林道を七沢方面を目差して歩く。途中に立派な林道展望台があり、階段を上がって遠望する(図16)。
図16. 11:39 林道展望台から
図16'. 薬師林道展望台 一階部分は雨避けにもなり休み台もある
展望台から下りて林道を歩いていると車が1台通り過ぎていく。その車が停まって、中年夫婦が出てきた。ん?どうした? っと、亀石のある場所だ!彼等が上がっていくので、ぼくらも行く。すぐ、亀石だ!どう見たら亀に見えるのか?石(岩)に下に何故かたくさんの木の枝が立てかけてある。何のお呪いなのだろう?
図17. 亀石 11:50 下ってくる娘
再び、舗装された薬師林道を歩く。広沢寺温泉方面への左側に入る道がある筈だと探しながらあるく。七沢温泉に着き、ん?ここから山越えできそうだという階段を見つける。っと娘が見城までの行けるようだと案内版を指す(図18)。
その登り口の狭い階段横の石垣にあの小林多喜二が1ヶ月くらい滞在した福元館の離れの平屋が石段を登ったところにあると書かれている(図19、19')。何と、バカな事にその平屋を見なかったのだ!
図18. 12:07 見城山頂1キロへの道標
図19. 12:08 この細い階段を登る 石垣に「小林多喜二滞在の離れ」
多喜二は官憲によって殺されたが「蟹工船」や「党生活者」を今読んでも感動する。
図19'. 小林多喜二が滞在した離れについて
階段を登ると左側にシカ柵扉があり、それは横開きになっていて不思議っと思った。何故か受付はこちらという案内があり、明かりの点いた小屋がある。辺りはアスレチックガーデンのようになっている。ぼくらは小屋の前を行く。っと上から白人男性に呼び止められる。ここはTreeCrossAdventure内で、ミジョーへ行くハイキングコースは向こうだと教えてくれる。シカ柵扉近くに「見城山頂へ」という案内があった。判りづらい。
まー、ともかく山越えの近道であるので、尾根を登る。尾根登りだけにまたまたふぅーふぅー、ハァハァと息が荒くなる。娘は途中で待っていてくれた。登り口判りづらいね!云う当にその通りだと思う。まー、こちらはGeographicaを見ながら歩いているから判ったものの、初心なら薬師林道からの素通りしてしまうだろうし、細い階段を登ってシカ柵扉を開けたところで混乱してしまう。それはアスレチックガーデンの案内ばかりが目に着くからだ。
登ってしばらくして「見城への道標」が出てきた(図20)。ここから割りと急な坂道になり、階段を登るのもストックが無ければ大変だ。が、娘は稜線で待っていて冷えたようだ。
図20. 12:35 七沢温泉と見城間の尾根の道標
図21. 12:48 稜線着
図21の道標には広沢寺温泉約20分とあるが、駐車場の車に着いたのは13:09だった。ぼくとしては急いだつもりだったが、道標に書かれている通りだった。今回は普段の一人での山歩きでは行かないような場所に足を運んだ。娘の歩きに引っ張られるように歩いたからだ。

2022年12月2日金曜日

薬師林道から山越えで広沢寺温泉へ  From the Yakushi forest road to the Koutakuji hot spring over the moutain crossing

今日は、5時に起きてサッカーの日本・スペイン戦を見て、6時過ぎに家を出る。東海大病院の前を通る時はフロントガラスは霧雨のような雨粒がつく。広沢寺温泉前の無料駐車場に車を置くが、外に出ると傘が欲しいくらいだ。今日は日向山を目差す。娘が貰ったパンフに載っているのだ。やはりパンフに載っている日向薬師にも行ってみる。薬師林道を歩いて展望台に上がり、亀石まで行く。最後は七沢温泉の狭いコンクリートの階段を登り、山越えして車まで戻ってくる。GPS状の距離は9.8キロで11397歩歩いた。

2022年12月1日木曜日

ギンナンを取り出す    Took out the ginkgo nuts

拾ってきたギンナンをどうやって果肉を取り除くか、ネットで調べても特別な方法はないようだ。これまで、タヌキの溜め糞(図1,2としてのギンナンはそのまま沢で洗ったり、持ち帰って庭の水道栓で、タヌキ糞やテン糞の糞洗いをするように洗った。
図1.2004年11月 奥湯河原で
図2.2017年11月 榛ノ木丸で
これまで横浜の友人Mが家の周りで拾ってきてくれた果肉付きギンナンを土に埋めてから掘り出して果肉を取り除いていたが、それも面倒だった。今回は連れ合いが使っている庭仕事用の厚手のゴム手袋をして、それで一つ一つ、皮つきの粒を右手に持ち、親指と他4指で挟んで中のギンナンを押し出して左手で取り、果肉・果皮をそのままボールに捨て左手に残ったギンナンを園芸用のフルイに容れた。これが簡単だった。テン糞を洗うように水道栓の前に座って行った。最後にフルイに入ったギンナンを洗った(図3)。5,6個割れていたが、60個はありそうだ。こんなにたくさん拾ってきたなんて、、、。残った果肉・果皮などは庭に穴を掘って埋めた。
図3. 果肉・果皮から絞り出して洗ったギンナン

2022年11月30日水曜日

モグラやアナグマが顆上孔をもっているのは前足の爪で穴を掘るからだ!  Mole and badger have foramen supracondylare, it means to dig burrows with their front nails!

リスやサルは木登りが上手だ。しかし、両者の間には木登りの仕方に大きな違いがある。リスは爪を幹や枝に引っ掛けて登るが、サルは幹や枝を指や両手で挟んで登る。つまり、表面がつるつるした登り棒にはリスは登ることが出来ないが、サルは問題無く登れる。

リスのように爪を引っ掛けて木登りするネコ、ハクビシン、マングース、イタチ、テン、クマなどの食肉目(但し、イヌ科のイヌ、タヌキ、キツネを除く)の動物たちの上腕骨の内側に顆上孔という小さい穴がある(図1)。この顆上孔の有る動物が木登りする動物だけでなく、モグラのような地中で穴掘りをする動物にもある。

図1. 右上腕骨の顆上孔Foramen supracondylare(糸を通す)
左からタヌキRacoondog(下部の穴は滑車上孔)、ジャワマングースJava mongoose、イタチWeasel、アナグマBadger、ネコCat

 この数日、モグラ、ヒミズ、トガリネズミ、ジネズミなどの骨を眺めている。モグラ科ばかりんでなくジネズミやトガリネズミの上腕骨に顆上孔があることが分った(図2)。

図2. *真無盲腸目Eulipotyphlaの上腕骨の顆上孔(糸を通す)
左からアズマモグラSmall Japanese mole、ヒミズJapanese shrew mole、オオアシトガリネズミLong clawed shrew、ジネズミDsinezumi shrew
モグラやジネズミはもちろんの事木登りなどしない。しかし、彼等にも顆上孔がある。これは恐らく前足の爪で掻き分けるようにして土を掘ることと結びついているのだろう。それはイタチ科のアナグマは木登りなどしないのに前足の頑丈な爪で穴を掘るために顆上孔が存在する(図1)ことを説明している。
*真無盲腸目Eulipotyphla
あー、ぼくは気が付かなかった!
モグラやトガリネズミの仲間は、ぼくが学生の頃から少なくとも20年くらい前までは食虫目Insectivoraと命名されていた。それがトガリネズミ形目Soricomorphaに変り、今は無盲腸目Eulipotyphalaとされている。

尚、ぼくの持っている標本では霊長目のスローロリス、有袋類のフクロモモンガやピグミーオポッサムの上腕骨にも顆上孔がある。
ぼくが今知りたいと思っているのはアフリカの土中に穴を掘るツチブタ、木にも登るしアリ塚を前足の爪で壊すアリクイ、さらには中南米のナマケモノにも顆上孔の存在を知りたい。また、今畑に埋めているアライグマは木に登り、サルのように長い指をもっている。アライグマには顆上孔があるだろうか?来春になったら判る。
しかし、前足の爪使用と上腕骨の顆上孔の存在はどのように結びついているのだろうか?

2022年11月29日火曜日

ギンナンを拾う!   Picked up the gingko nuts!

今日は午後から雨降りの予報なので、午前中に散歩に出た。いつもと違うルートで早めに切り上げようと思った。小学校の校門付近の坂道にくるとあのギンナン特有の臭いがしてきた。下の方まで来ると道路の側溝沿いにたくさんギンナンが落ちている。早速、ポケットからコンビニのデジ袋を出して素手で摘んで容れた。小さなデジ袋は散歩中にネズミや小鳥、トカゲなどの死体が落ちていたら持ち帰るためにいつも持っている。久しぶりに役立った!
右手だけで摘む。小学校から子供たちの何やら歓声が聞こえてくる。坂道を走る車が道の方にも転がり落ちたギンナンをプチプチと圧し潰していく。ぼくは黙々と拾うが、すぐ腰が痛くなる。40個くらい拾ったのでOKだ!来た道を真っすぐ戻る。帰宅して歩行数を見たら2167歩だった。
採って来たギンナンを庭の水道栓のところにある金盥に空けた(図1)。4度も5度も石鹸をつけて手を洗う。ぼくはギンナンの腐った果肉に触ると被れるのだ。明日にでも周りの果肉を落とし、ギンナンだけにしよう。あー、これで旨い茶碗蒸しが食べられる。
図1.拾ってきたギンナンの実

 

2022年11月28日月曜日

トガリネズミは地中生活もしているのではないか?  Don't shrew also live underground?

 昨日はモグラ科とトガリネズミ科の座骨(寛骨と仙骨)の違いをアップした。が、読み直してみて同じ文章が連なってあるのが判ったり、云い足りない事があったので、ここで再度モグラ科とトガリネズミ科を問題にしたい。以前(20160616)にモグラ科Talpidaeのヒミズ、トガリネズミ科Soricidaeのオオアシトガリネズミ、ジネズミ、齧歯目ネズミ科のハタネズミの上腕骨を比較している(図1)。

図1. 後ろから見た上腕骨Humerus
左からヒミズUrotrichus talpoides, オオアシトガリネズミSorex unguiculatus, ジネズミCrocidura dzinezumi, ハタネズミMicrotus montebelli
図1の上腕骨を見てもトガリネズミ科のオオアシトガリネズミはジネズミのものよりもヒミズのものに似ている。また、昨日アップした座骨では、モグラ科では寛骨と仙骨が癒合合体しているが、オオアシトガリネズミやジネズミでは寛骨と仙骨が分離している。しかし、オオアシトガリネズミの仙骨は細長く、モグラ科の仙骨と似ている。が、ジネズミの仙骨は短くアカネズミに似ている。
オオアシトガリネズミの上腕骨はジネズミよりもヒミズに似ており、仙骨もヒミズに似ている。
この事からオオアシトガリネズミはジネズミよりもヒミズのように地中生活も行っていると云える。

2022年11月26日土曜日

モグラ科とトガリネズミ科の座骨の違い  Defference between pelvises of Talpidae and Soricidae

ほぼ一生を地中で生活するモグラは他の哺乳類と違うところがいくつもある。例えば、モグラの仲間は総排泄孔を持ち、尿も糞も一つの穴から排泄する。これは他の脊椎動物の魚類、両性爬虫類、鳥類も同じである。
図1.上から見た寛骨と仙骨 左:アズマモグラ 中:ヒミズ 右:アカネズミ
アズマモグラやヒミズなどのトガリネズミ目モグラ科の動物たちの寛骨は仙骨と癒合合体している(図1)。しかし、ジネズミやトガリネズミなどのトガリネズミ科の寛骨と仙骨は図1のアカネズミのように分離している(図2)。 
図2.上から(背側)見た寛骨と仙骨 左:オオアシトガリネズミ 右:ジネズミ
図3.アズマモグラ(上)とヒミズ(下)の骨盤(寛骨と仙骨が癒合)
上:左側面からアズマモグラ 下:左斜め側面からヒミズ
アズマモグラの仙骨は7個以上の仙椎から、ヒミズは5個以上の仙椎からなり、アズマモグラでは全ての仙椎が寛骨を癒合しているが、ヒミズでは3個の仙骨が寛骨を癒合している。
図3.腹側からのアズマモグラの骨盤
日本に生息するトガリネズミ目はモグラ科とトガリネズミ科の2科である。この2科の頭骨にも違いが認められる。トガリネズミ科の頭骨には頬骨弓が無いが、モグラ科は糸状の細い頬骨弓(細い糸状)を持ち、トガリネズミ科の切歯は大きなカギ爪状であるが、モグラ科はそうではない。そうそうモグラ科には外耳が無いが、トガリネズミ科には外耳が見当たらない。

2022年11月25日金曜日

黒地に白い斑点の毛虫  Caterpilar that has white spots in black

散歩から帰ってきて、部屋の中が暑いので庭に出ると、伏せて置いてある花鉢に5センチはありそうな頭と尻が橙色で、黒地に節目のところに白い楕円形の模様の毛虫がいる。触ると動きを停めたので、早速カメラを取って戻る。が、ヤツは動いているので、触って動きを止め、撮る(図1)。これどちらが頭か判りますか?右?左? 左なんです。
余りにも、はっきりした模様の毛虫なので、「黒地に白い斑点の毛虫」でググった。
ハマオモトヨトウ(ヤガ科)の幼虫であった。どうして我が家の庭にいるのかと思ったら、コヤツの食草はヒガンバナやスイセンだった。我が家との境の隣家には白いヒガンバナが列状に植えられているので、この葉を食べて育ったんだ!
図1.ハマオモトヨトウBrithys crini criniの幼虫
図2.ハマオモトヨトウの幼虫 頭は右上
岸田内閣の大臣はどうしてこうも普通の秩序を守れないのだろう。野党も仕方なく不正を行っている大臣を追及することになる。本来ならもっと国政に関わる本源的課題に対して議論してもらいたい。ロシアは相変わらずウクライナ全土へのインフラ施設への爆撃を行っている。そのためウクライナの人々は水道、電気は使えず寒く、暗い夜に耐えている。ウクライナもモスクワなどの大都市に爆撃したらっと思ってしまう。そう出来ない事を知ってプーチンはウクライナの人々を苦しめている。

 

2022年11月24日木曜日

アカネズミとハタネズミの骨盤の違い  Differences between the pelvis of Apodemus speciosus and Microtus montebelli

モグラの仲間の骨盤(寛骨と仙骨)を見ていて、ネズミの仲間のものと見比べていたら、齧歯目ネズミ科のアカネズミApodemus speciosus(ネズミ亜科)とハタネズミMicrotus montebelli(ハタネズミ亜科)の骨盤に明らかな違いがあることが判った。それはアカネズミの仙骨は2個の仙椎からなるが、ハタネズミの仙骨は4個の仙椎からなり、しかも仙椎の幅が狭い。ネズミの分類は金子之史著、日本産ネズミ科検索表「日本の哺乳類」東海大学出版会による。
図1.骨盤を背側から L:アカネズミA.speciosus R:ハタネズミM.montebelli
ヒトの場合は仙骨は5個の仙椎、しかし、ニホンザルでは3個、ネコ、イヌやタヌキでは3個、ノウサギは4個の仙椎、イノシシも4個の仙椎、シカやカモシカでは5個の仙椎で仙骨となる。ネズミ(ネズミ科)の仲間でこんな違いがあるなら、同じ齧歯目のリス科ではどうだろうか?ニホンリスでは2個の仙椎だ!ヤマネの骨の標本を持っていない。

テンやタヌキなどの食肉目の動物糞の内容物として骨盤が見つかったことは今までないが、フクロウなどのペリットには骨盤の一部が出てきている。骨盤からもネズミ亜科かハタネズミ亜科のネズミを食べたかあるいはリスを食べたかを明らかにできることが判った。

あ、動物糞では食べた動物の歯は消化されないで糞内容物として出てくる。ネズミ亜科とハタネズミ亜科は歯では簡単に区別できる。

ところでハタネズミの細長い仙骨はモグラの仲間のものに似て細い。しかし、モグラの仲間は仙骨と寛骨が癒着合体している。

昨夜はいつものように9時前に寝たのでサッカーワールドカップの日独戦は見ていないが、今朝起きたら、ネットのニュースはもちろんの事、TVでも日本がドイツに逆転勝利したことで持ち切りだ!凄い!日本の若者は大谷翔平と云い世界で活躍している。

これをアップ後、ネットサーフィンをして、Microtusの骨盤を調べていたら、図1でアップしたハタネズミはオスであることが判った。メスのハタネズミは仙骨がアカネズミのように仙椎が2個からなり短い。雌雄で違うんだ!驚き!(2022.11.25)

2022年11月21日月曜日

壁紙をよじ登れないクモ  Spider which can't climb on the wallpaper

連れ合いが居間で呼んでいる。クモがいるようだ。我が家の居間にいつもいるピョンピョン跳びはねるハエトリグモではないようだ。見ると大きい。アシダカグモの子供?いや違う。頭が違うし、アシダカグモのように毛むくらじゃらでない(図1)。しかし、よく見ると剛毛がある。壁紙を登るのも下手だ。広告紙の上に乗せたが、その上で転んでひっくり返る。尻から糸を出す訳でもない。「尻から糸を出さない 部屋にいるクモ」で調べてもハエトリグモの仲間やアシダカグモは出てくるが、図1のクモは見当たらない。ハエトリグモのようにピョンピョン跳ぶなら踏み潰す事は無いが、コヤツは少し動きがとろいので踏み潰すかもしれない。そのため、庭に放り出した。
図1.居間にいた体長約1cmのクモ
何方かこのクモの名前を教えて下さい。

2022年11月20日日曜日

秋晴れのサツマイモ掘り  Digging sweetpotatoes in good autumn weather

一昨日、いつも野菜をもらう知人Kさんの畑のサツマイモ掘りを手伝った。秋晴れの素晴らしい日である。10時過ぎに現場に集合した。Kさんが借りている畑は凄く広く、サツマイモ畑だけでも3,40坪ありそうである(図2)。従姉の土地のようだ。ぼくがアライグマを剥皮・解体し埋めた場所(図1)まで50メートル以上離れている。
図1.アライグマを剥皮解体し埋めた周りをKさんが杭を挿した
図2.サツマイモ畑 この左端にキジの巣がある
サツマイモ畑の横にキジが卵を抱いていたが、卵が2個取られた後巣を放棄したようだ。そう、この畑にはモグラ、アカネズミ、ノウサギの他にアライグマやハクビシンがうろうろしている。モグラが掘ったトンネルを利用してアカネズミが根を齧るようだ。アライグマやハクビシンには電気柵を設置してから野嵐しされなくなったようだ。さらに、ヒヨドリやカラスからも電気柵は有効らしい。
図3.キジの巣と卵
卵は重たいのでヒナになりかけていたのかな?
図4.キジの卵
お昼までに3畝を掘り起こした。もう腰・背が痛くてまっすぐ立ち上がれない。左右に身体を曲げ前後にも曲げるストレッチをする。昨年は1月に腰部脊柱管狭窄症と診断されたのでジャガイモ掘りやナスやキュウリの収穫も含め畑仕事は一切手伝わなかった。しかし、今年はこの症状に対して腰や背の筋肉のストレッチが有効であるので、椅子に座っていても時々体側を左右に曲げている。
図5.3畝のイモを掘り起こした
Kさんが40センチ以上もある大物を掘り出した(図6)。
図6.40センチ以上ある大きなイモ
持ち寄ったものでお昼だ。ぼくら夫婦はコンビニでかったカップ面だ。13時に団らんをしながらの昼食を終え、もう一畝を掘り起こす。8畝あったので半分を残した。来週だ!
帰りに食用ギクの花を積み、白菜やカブやラディシュ、ショウガ、サラダ菜、そして掘り起こしたサツマイモを貰う。
図7.畑の間の道でお昼にした。Kさんは芯が赤いグレープフルーツを切っている。

Kさんはぼくより二つ上だが、昨日も畑に行ったようだ。ぼくら夫婦は畑仕事に慣れていないので、今日も身体のあちこちが痛い。山歩きなら一晩寝れば身体は元に戻るが、、、、。

先ほど、町内会のゴミ掃除があった。原谷公園の内外の掃除である。主に落ち葉を掃き集めてゴミ袋に入れることであった。何と、竹箒で落ち葉を掃き集めるだけで、直ぐに右肩が痛くなり、屈んで落ち葉をゴミ袋に入れることで腰が痛くなった。40名は集まっただろうか?ぼくを含む高齢者が7割くらいもいたので、今頃は身体の節々が痛いと云っているだろう。帰りに参加者にゴミ袋が渡された。