「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2020年9月15日火曜日

ヤマボウシやサルナシの実が食べられ始めている。秋だ!   The fruits of kousa dogwood & hardy kiwi have begun to be eaten. It's autumn!

先週11日に奥野林道からガタクリ峰に登った時、尾根上でアナグマ糞を2ヶ所で拾い、帰路、水沢橋を過ぎてからテン糞1個を拾った。それぞれの糞には、秋を象徴するような果実のサルナシ、ヤマボウシ、エビヅルの種子が入っていた。更にアナグマ糞ではカマドウマと他の昆虫の摂食の痕跡としての翅があった。
図1. 11:48 アナグマタメ糞
サルナシ果皮・種子(図1)、土砂、カマドウマ脚・腹部外皮・卵
図1. サルナシActinidia arguta種子

図2. 11:52 アナグマ糞
ヤマボウシ種子(図2')、カマドウマ脚・外皮・卵、昆虫翅(図2'')・肢
図2'. ヤマボウシBenthamidia japonica種子
図2''. 昆虫の翅(誰の?)
この翅を持つ昆虫はどんな昆虫だろうか?糞の中には甲虫の硬いキチン質の外骨格は無かったので、甲虫の内翅ではないと考える。しかし、普段は折り畳んでいるようにも思われる。大きな翅だ!
図3.16:44 テン糞
ブドウ科エビヅル種子(図3')・青黒い果皮
図3'. エビヅルVitis ficifoliaの種子
丹沢山麓にはブドウ科のエビヅル、サンカクヅル、ヤマブドウ、ノブドウ、ヤブガラシが生育するが、ヤブガラシを除いて、ブドウ科の種子はどれも似ている。標本を比べてみてもなかなか区別がつかない。鈴木庸夫、他著「草木の種子と果実」(成文堂新光社)で上記のブドウ科の種子を見てもはっきりした違いを見極めるのは難しい。図3'の種子をエビヅルとしたのは、ノブドウなら果皮の中に淡い青色があるだろう。ぼくが登った尾根付近にはヤマブドウが無い、サンカクヅルは花季が5,6月なので実はとっくに無くなっているだろう。それと、手持ちのエビヅル標本を照らし合わせてエビヅルとした。どうだろう?

随分涼しくなった。ようやくあの蒸し暑さが通り過ぎた。でも、まだ、扇風機はそのままだ。専門学校の前期の試験週が始まっている。今回は動画の授業やらで、学生たちは勉強はできたのだろうか?画面に集中するのは学校で授業に出るよりも大変だ。成績のつけ方は配慮しなければいけないだろう。
大坂なおみ選手が全米オープンテニスで2度目の優勝をした。彼女は毎試合、理不尽に殺された黒人の名前をマスクに書いて黒人差別に抗議した。彼女は自分のテニスの場で差別に抗議したのだ。
スポーツの場であろうとなかろうと、自分の考えを明確に示すことを多くの人たちは躊躇し、黙っていることが多い。黙っていることは黙認である。自民党の新しい総裁として菅がなり、野党の立憲民主党の党首に枝野がなった。与野党も代わり映えしない。が、ぼくら国民は来るべき選挙で自分の意志を明確にしなくてはならない。

2020年9月14日月曜日

マタタビの果実の大半が虫瘤  Most of silvervine fruits are galls

11日に奥野林道からガタクリ峰に登った帰路、水沢橋を過ぎてからは5月下旬に見たマタタビを探した。その時は蕾をたくさんつけていた(図1)ので、実がついているかどうか確かめたかったのだ。実があれば種子を取ろうと思う。
図1. 5月29日の白い蕾のついたマタタビActinidia polygama
(クリック拡大)
何と、マタタビのあの薬莢のような実などなく、親指の爪ほどの小さなカボチャ状の虫瘤しか見当たらない(図2&2')。どうもマタタビの果実の全てに虫が卵を産んだようだ。アブラムシの仲間?何の虫だ?
図2. マタタビの果実の虫瘤
図2'. マタタビの虫瘤
虫瘤になっていない正常な果実はないか探す。あった!5,6個が固まってある(図3)。ここだけは無事だったんだ!
図3. マタタビの薬莢状の果実
虫瘤と正常な実を一個ずつ採ってきて、ナイフで縦に切った。正常な実には種子がちゃんとできている(図4.の左)。しかし、虫瘤には種子が見当たらない。
この虫瘤はマタタビミタマバエが卵を産み、中に幼虫の部屋があるようだ。Wikipediaによると、タマバエと云うが、ハエよりもカに近い仲間タマバエ科Cecidomyiidaeで、成虫の体長が1-3ミリ程度のようだ。
図4. 果実と虫瘤を縦に切る
尚、このマタタビの虫瘤は木天寥(もくてんりょう)と云って薬効があり、干してマタタビ酒を造るようだ。また、この虫瘤は通信販売される程人気?があるようだ。

2020年9月12日土曜日

ガタクリ峰に登る  Clibmed the Mt.Ggakuri-hou

 車を奥野隧道口(鳥屋側)のスペースに置く。水沢橋方面には車両通行禁止になっているが、ロープを外して車を入れている人がいる。今日は!と声掛けられる。「通行止めがここになったので車を止めるスペースがありませんネ!」と話しかけると、ニコニコしてそうですね!と応えて車はぼくを追い越して行ってしまった。アノ車は林道ゲート前の水沢橋の前の駐車場に置くのだ!何と要領が良い人だ!通行止めになっているのは県が水沢橋の前の道が崩壊しているので、危険だからという案内であって、その案内を無視して車を乗り入れた場合には自己責任ですよ!っと言うことだ。そうは判っているが、なかなか通行止めを無視して車を乗り入れることはできない。それを彼はやったのだ!っと思いながらゲート前に着いたが車は無い。ん?彼は工事関係者だったんだ。

伊勢沢林道を工事し始めているのかな?あるいは奥野林道の土砂崩れ取り除く工事かな?っと思いながら歩く。松茸山口だ(図1)。ここまで舗装された林道を喘ぐようにして登ってきた。7時半に車から離れてから、何と1時間半もかかっている。頭の帽子をとりさりヘアバンドだ。これだと汗がオデコから鼻を伝って滴り落ちない。

        

図1.8:32 松茸山口
ん?カヤの実の食痕だ!誰が食べた?(図2&2')。現場ではリスの食痕だ!っと思っていた。しかし、帰宅して図2と図2’と持ち帰った図2’の実を見ていてリスではないと考えた。リスなら食べ方食べる部位が決まっている。この食痕は果皮・果肉が種子から剥がされていたり(図2.右上と左下)、果肉の一部が齧られていたり(図2.左上&図2')、さらには果皮が一部縦に引きちぎられている(図2.右下)。このような好い加減な食べ方、齧り方をするのはサルだ。
図2.8:45 カヤの実or種子を食べたのは?
図2'. だれが齧った?
8:50 ぼくを追い越していった車が止まっていた。奥野林道と早戸川林道との斜面の伐採をしているのだ。重機が通る広い道ができている。っと、林道を地下足袋に軽やかな山仕事用の服装をしたスタイルの良い40代くらいの人がやって来た。こんにちは!っと声を掛け合う。
9:10 これから尾根に入ろうとする場所にキャタピラをつけた重機が停まっており、伐り出された杉の丸太が積まれている。丸太に座って、スポーツ飲料を飲み、スパッツを着けていると、先ほどの地下足袋の男性がやって来て、重機に乗り、これから何処へ?っと訊く。ここから尾根を登って姫次ぐまで行きます!っと云うと、そうですよね、舗装された林道を歩くと飽きますよね!っと云って重機にエンジンをかけ山をジグザグに登っていく。凄いものだ。左右のキャタピラを逆回転させて方向転換し、ジグザクに走れるのだ。通常の4輪車では考えられない。
9:16 さぁー、ぼくも登るとする(図3)。重機の道を歩く。6月3日に伊勢沢側から登ってきた時はヒルにやられたし、クマ糞があったのだ。
図3. 尾根への登り口
稜線に着くと、重機の道は伊勢沢側へ、ぼくは尾根を求めて歩く。急な登りなのでイッキに汗が吹き出す。シャツを脱ぐかな?っとも思うがそのままで登る。
9:28 下を見ると青い先ほどとは違う重機が停まっている(図4)。だいぶ登ったつもりだが20mも登っていない。伊勢沢側ではチェンソーの音と重機の音が聞こえる。植林地を登る。下は柔らかいので足の踏ん張りが効かない。ようやく、植林地から二次林地に抜け出す。時折の下からの涼風が気持ち良い。まるで、その涼しい風を求めて登っているよう。ヒルが2,3匹頭をもたげていたがやり過ごす。ヒル除け用の飽和食塩水は靴下に噴霧はしてないが大丈夫だろう。が、やはりヤラレテいた。
9:59 登山者が付けたと思われるテープがある(図5)。もう、この辺りでは尾根と云うよりも奥野林道と伊勢沢の間の稜線を歩いているという気持ちになる。
図4. 9:28 下を見る
図5.中央の太い木の右の細い木に赤テープ
10:48 カモシカ糞だ(図6)!813のピークだ。ここで小休憩しているとカモシカのらしき枯れ枝を折る音が聞こえ、ぼくに気が付いたのか慌てて逃げた音が聞こえた。その場に行くと新しいしたばかりの糞があった。
図6.カモシカ糞
11:01 鞍部に非常に奇妙なカエデ科の木の枝がある。どうぞここに腰掛けて下さいと感じた。少し腰掛けたが高すぎる(図7)。
図7. 不思議な横枝のカエデ(イロハモミジかな?)
「カエデの腰掛け」から60mくらい上がたPeakにカモシカの角砥ぎの痕がある(図8)。さっきのカモシカが角砥ぎしたのだ!カモシカは♂にも♀にも角があり、両性とも同性とは別の行動域を持ち、眼窩線から出る匂を木の枝に擦り付けたり、同性の他個体と争うために角を鋭くするために細い木を角砥ぎに使う。シカの角砥ぎは角がある♂だが、カモシカの角砥ぎは両性ということでOKかな?しかし、どうもぼくには角砥ぎは♂で、♀はあまりやらないのではという偏見を持っている。
図8. 11:21 カモシカ角砥ぎの痕
カモシカの角砥ぎがあったPeakは860以上で870以下だ。実は、ぼくはここがガタクリ峰だと思っていた。が、次の860ジャストがガタクリ峰になっている。それは兎も角、ぼくはもう姫次ぐどころか登山道まで行くことを諦めてた。暑い中無理して登ることもあるまい。もう、休むようなペースで歩いている。
11:48 アナグマのタメ糞だ。
図8~9. アナグマのタメ糞 
写真上に古いタメ糞があり、糞虫に運ばれて穴だけ開いていた
アナグマのタメ糞場から10mくらい上にハエの集るアナグマ糞
12:10 ガタクリ峰に着いた。立派な標識がある(図9)。そして、ポーズ(図10)。ここで40分近く休む。コンビニで買ってきた唐揚げ棒を食べるが4個中2個しか入らない。食べなきゃ力が出ないと思い、オニギリではなくクリームパンを食べる。地図を見てコンパスを合わせ、スマホのGeographicaで現在地を見る。で、決める。次の鞍部を少し過ぎたところで、南に走る小尾根があり、それを辿ると旨く奥野林道に下りられそうだ。もう、このルートしか無い。
図9. 12:10 ガタクリ峰着
図10. 12:26 暑苦しい上下と手袋にスパッツだ
どうも、今風の短パンに半袖というスタイルにはなれない。
でも、それだと涼しいだろうねぇー!
タイワンザル調査でもチンパンジーでも長袖長ズボンだった。
12:50 奥野林道に下る尾根に着く。地図を見、磁石で方向を決める。Geographicaで現在地が間違いないことを確認する(図11)。始めは、なだらかだがすぐ急直下のような岩場がある尾根になり、ん?間違った?Geographicaで現在地を確かめる。地図には岩場は無い。尾根をそのまま下るのは急過ぎて無理なので、沢沿いの方に行き、尾根と沢沿いをジグザグに歩き、岩場を越す。立ち木を捉まりながら下り両腕が疲れるので、小休憩を何度も繰り返す。最後は、上手い具合にイノシシ?シカ?獣道があり、そこを伝って林道に下り立つ(図12&12')。
何と、この尾根(150mの高低差、直線距離約250m)を下るのに1時間以上も掛かっている。急だったので、立木に捉まりながらそれだけ慎重に下ったのだ。
図11. 12:54 この尾根を下る
図12. 13:55 林道に下り立つ
図12'. 降りた林道の場所 左側から下りた
下りる尾根から沢砂防堰堤に水が溜まっているのが見えたので、沢の水で手拭を浸し、身体を拭く、チョー気持ちイイー!手を10秒以上浸けていられない程冷たい。ペットボトルの水を入れ代える。ヘアバンドも何度も洗い絞り、頭につける。シャツも水洗いし絞って着る。
スパッツを外す。外しただけで気持ち良い。左足首にヒルが2匹もいて干乾びて死んでいる。しかし、靴下が血で汚れている。ヒル除け用に飽和食塩水を噴霧して来なかった。が、2匹だけでおさまった。尾根は全国各地で雨被害をもたらしているのに、ここ東丹沢では雨が少ないようだ。山は乾いている。長ズボンの裾をまくり上げる。
図13.ここで手拭を絞って身体を拭く
帰路は膝が痛くならないように、ゆっくりゆっくり歩いて、奥野林道を下った。もう、伐採の人の車は無かった。自転車でもあればすーっと下れるだろうに、小さくて軽くて持ち運び易い自転車のようなブレーキの利く乗り物があればどんなに楽だろう。
車に辿り着いたのは16:36であった。歩いた距離は15.5キロで、9時間も歩いていたことになる。この頃はもの凄く歩くのが遅い。それは学校へ行く時に東京駅から大手町まで歩くとサラリーマンの歩く速さに驚かされる。以前はぼくも歩くのが早かったのに!
図14. 歩いたルートの一部 ②~⑬は図の番号


2020年9月8日火曜日

ターメリック(ウコン)の花  The flowers of turmeric

ジンジャーの花をアップしたので、同じショウガ科の我家の庭のミョウガも花が咲いているので食べている。ターメリックCurcuma longaも同じ時季に花がさくのだろう。境川沿いの横浜市側の畑のターメリックを見に行った。
この花もミョウガのようにオイシイのかな?
この蕾から花の出方がショウガ科特有のものなのかな?
ターメリックの畝
2、3日前知人のN.Kさんから畑で採れた新鮮なショウガをいただいた。新ショウガに生味噌をつけて食べるのが大好きだ。もったいないので一塊りだけを折り取り、今朝も食べた。しかし、この根茎を食べるショウガ生姜の花は見たことがない。今度、知人に花が咲いたら教えてもらおう。

昨年の強風を伴う台風があった時、初めて台風を怖いと思った。二階の窓には雨戸が付いてないので、今春、雨戸の設置を頼んだ。設置業者は我家の窓は全て編み目状のワイヤーが入った強化ガラスなので網戸を着ける必要がない。強風で物が飛んで来てぶち当たったら、突き破るでしょう?っと訊いたらそのような場合には網戸をしていても網戸を突き破ると云う。こちらが網戸の設置を頼んでいるのにも係わらず、業者からは「フクダさんは、二人とも心配性ですか?」とまで言われた。今の、ガラスはビルの建物の大きな窓でもシャッターなど必要ないくらい強化されているらしい。でも、心配だ!と言うと内側から厚手の透明ファイルを窓に貼る工法があるようなので、それをお願いした。1日で工事は終わった。見た目は何も変わらない。透明なので不安なのだ。

2020年9月6日日曜日

コロナ禍&台風接近の中の散歩 Walk in the covid-19 and the Typhoon approach

今日は台風が奄美・鹿児島地方を襲っている中を引地川沿いを散歩した。
帰宅してからザーと一雨きた。
この小さなセミの抜け殻は誰?図1~1''
図1.
図1'.
図1''.
引地川の石の上にカメたちが集まって甲羅を干している。今日は、カメラを持たないでスマホで撮ったので、アカミミガメかどうか判らない。
図3.甲羅を干すカメたち
ネズミモチの葉に4センチくらいの真っ白の毛虫がいた。スマホのカメラを合わせている内に葉の裏に隠れた!これS.Aさんに訊いてみよう。無理かな?
図2.ネズミモチの葉を食べる白い毛虫
水田の1.5メートルはある畦道を歩いた。バッタ、イナゴもいたのかな?や黒っぽい小ガエルが飛び出した。下のカエルは誰だろうか?
図3. 可愛いカエル
ぼくは散歩の時も含めて、屋外を歩く時はマスクは持つが使用しない。他人と会釈を交わす時は口にタオルを当てる。しかし、大半の人たちは自転車に乗っていてもマスクをしている。マスクは他人にうつさない為だから、只、歩いたり自転車に乗っていたりする時はマスクは必要ないだろう。人混みや電車、バスの中では他人の目を気にしてマスクをする。

2020年9月4日金曜日

クリスマスホーリ(西洋ヒイラギ)  European holly

先日、境川沿いをヒサカキを求めて散歩した時に、下の写真の木を見つけた。休耕田の畔に生け垣のようにして植栽されている。
葉を見るとヒイラギのようでもある。ヒイラギも若い木はギザギザの葉だが歳をとるにつれてギザギザがとれて丸くなる。どうもこの木もそのようだ。
結局判らないので、やまぼうしさんにメールで訊いた。西洋ヒイラギ(クリスマスホーリ)Ilex aquifoliumと教えてくれた。冬になるとこの青い果実は赤くなるようだ。ん?じゃー、クリスマスツリーに飾るにはヒイラギではなくてこの西洋ヒイラギなんだ!12月にまた見に来よう!
ヒイラギのようでヒイラギとは違うクリスマスホーリ
ヒイラギはモクセイ科だが、クリスマスホーリはモチノキ科だ!実が赤くなるのも納得だ。アオハダ、ソヨゴ、モチノキはモチノキ科で赤い果実が生る。丹沢ではアオハダの実はクマが大好きだ。

 

2020年9月3日木曜日

昆虫の同定は難しい! It's difficult to identify insects.

もう、秋風が吹き晩夏である。境川沿いを歩いていて、シジミチョウの仲間が多く飛び回っていた。シオカラトンボやカワトンボも水田で飛んでいた。チョウの仲間の科の分類同定は、大体見た目で判る。しかし、停まった時の翅の広げ方などでタテハチョウ科であることが判っても種までなかなか同定できない。見てすぐ判る人たちはぼくと違った見方をしているのだろう。下はキタテハの仲間だと判っても、、、、お手上げである。
図1.シータテハ?
図1'.  シータテハ?
下のハラビロトンボは、ちょっと変わったシオカラトンボがいるなーっと思って撮った。ハラビロトンボ♀だと分かった。しかし、ショウジョウトンボの♀とも良く似ている。結局、判らない。骨もそうだが、手に持って眺めていないからだ。昆虫マニアが捕虫網を持って山中を走り回る筈だ!
図2.ハラビロトンボ?♀
図3のバッタをショウリョウバッタ♂とした。我家の庭にはオンブバッタがたくさんいて、シソの葉を食い散らしている。姿・形はオンブバッタとショウリョウバッタは良く似ているが、このショウリョウバッタの♂は6、7センチもあろうか?こんなに大きなオンブバッタはいない。
図3. ショウリョウバッタ♂
昨日、境川沿いを歩いて撮った昆虫ではっきり判ったのはショウリョウバッタ♂だけである。これがそうだと分かったのは毎日オンブバッタを見ているからだ。

先ほど、早戸川林道から戻ってきた。6時40分頃、国際マス釣り場の辺りに着いたのだが、強烈な雨で、車から外へ出ることもできず。雨を予想して傘を持っていったのだが、木の枝が折れるのではないかと思うような雨であった。7時まで車の中で待機したが、土砂崩れなどを考えて帰ることにした。が、戻り始めてまもなく小降りになり、晴れ間も出た。が、また土砂降りだ。もう、今日は止めて真っ直ぐ帰ろうと思った。宮ヶ瀬の辺りでは雨は止み、晴天になった。仕方が無い、コンビニで買ったアメリカンドックを食べながら帰宅だ。

2020年9月2日水曜日

ショウガの仲間 Company of ginger

昨日、境川沿いを歩いていて、ん?何?この良い匂い!辺りの見渡すとこんもりと草丈2メートルもありそうなショウガかターメリックのような単子葉に大きく白い花がたくさん咲いております。この花が甘い香りを漂わせていたのです(図1)。
花はか弱いユリのようでもあるが、ターメリック(ウコン)やミョウガの花のようでもある(図2、図3)。
図1.良い香りが漂う
図2.ジンジャーの花
図3.ターメリックやミョウガの花の様
調べたら、ジンジャーHedychium coronariumということで根茎を食べるショウガZingiber officinaleとは別種のようだ。ターメリックもミョウガもこのジンジャーも皆ショウガ科だ。道理で花のつき方が似ている訳だ!
 
あー、今朝も丹沢へ行きそびれた。台風の影響を恐れているのだ。仕方がない、今日も散歩だ。安倍首相が病気で退陣するが、安倍内閣の下でいくつかの悪政が行われてきた。公文書を書き換えは国の体制の基本に関わる問題である。ほおっては置けない。新しい首相がそのあたりの事をどのように対応していくかを見ていきたい。

2020年9月1日火曜日

ヒサカキの種子のイボイボが見えない。 I do not see a lot of small projection on the surface of Hisakaki seeds.

 今日、午前中にヒサカキHisakakiEurya japonicaの木を散歩がてらに探しに出掛けた。もう、何年も前に境川沿いの鯖神社の側にヒサカキの生け垣があったのを憶えていたからだ。それが鯖神社の参道(図1)であったかな?っとも思い参道の周りの木々を見ながらゆっくり歩いた。が、無い。神社から出て直ぐの家の生け垣がヒサカキだった(図2、2’)。果実もつけていた。が、汚れた黒紫色ではなく緑色だった(図2)。まだ、完熟していないようだ。

図1.今田鯖神社 何かすっかり雰囲気が変わった
先ず、写真を撮り、その図2の実を左手で採った(図3)。帰宅して実を割って、種子を調べた。興味深い事に大きい実には種子が17個(図4)、小さい実には種子が5個あった。しかし、種子の大きさは果実の大きさに関係なく同じ大きさであった。ぼくは小さい果実には未熟な実が入っているだろうと思っていたのだ。
図2. ヒサカキEurya japonicaの実

図2'. ヒサカキの実
図3. 採ったヒサカキの果実
種子の色は褐色ではなく、また種子表面もイボイボ状態ではなかった。しかし、Do-Nature STV-40Mで観察すると種皮を通してイボイボが見える。恐らく、乾くか動物の腸内を通ると種皮表面の薄皮が剥がれてイボイボが突出するのかもしれない。
図4.ヒサカキの種子