「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2020年5月13日水曜日

筋肉が引き攣る   Muscles twitching

さて、8日の山歩きの続きです。
大沢分岐(図1)を過ぎて、テン糞1を拾い。10分くらい歩いて今度はタヌキ糞2だ。古い糞塊ばかりだが、図2の手前の白い塊を拾う。さらにテン糞2だ(図3)。どうも、ムカデを食べたようだ。
図1. 大沢分岐の手作り標識
図2. 12:34 タヌキ糞2
図3. 12:40 テン糞2
ちょっとしたピークにさしかかかったら左に巻く道があるので、その道を使う。これが間違いだった。図5の↑のところだ。グルッと巻いてしまい、その尾根を下りかけた。ウン、違う。この尾根ではない。エ?っと思い。地図を出し、コンパスを見る。ぉーおー!やったね!完全に尾根を踏み間違えている。東方への尾根を下らなければならないのに南南西方向の尾根を下ったのだ。見晴台Bからは全く地図も磁石も見なかった。バカダネェー!ピークに戻り(図4)、サーモの熱いウーロン茶を飲む。
今まで南方に向かっていた稜線がこのピークから方向が90度以上変わるのだ。気をつけなければダメだ!
図4. 13:03 このピークだ!
図5. 歩いたルートの↑のところで南の方に行く
図6. サルノコシカケの仲間だ!
 だらだらした下りを歩いて膝が痛い。ストックを前に突き出すようにして歩く。
14時01、弁天の森キャンプ場への道標があるところにきた。すぐ、下る。もう、あまり使われていないようだ。かって作られた階段の跡が残る。おー、また、道標だ(図8)。まもなく、朽ちた木の階段跡にクワガタソウが咲いている。この花は、このような湿った日陰になるようなところが好みのようだ。
図7. 弁天の森キャンプ場への道標
図8.道標がある
図9. 14:10 クワガタソウ
図10.14:19 道標だ!すぐ下は沢
すぐ下に大沢が見える。おー、最後の道標だ!沢までの道を探しながら下り、大沢の狭いところを跳び越える。3月20日に「丹沢サル観察し隊」で来た時に皆で歩いた道に出て、舗装道路の大沢林道に出る。そこで、大沢分岐で遇った単独行の身軽な男性に出会う。互いに嬉しくなり、大声で語り合う。コロナが無かったら近寄って話し合った事だろう。それにしてもアノ崖の道をこの速さで下ってきたとは、、、、。
帰宅して、直ぐ風呂に入り、出てから缶ビールとテーブルにあったパンを食べる。夕食後8時半頃、もうベッドに潜り込む。が、1時間くらいして、両足の脹脛や太腿の筋肉、腹筋、二の腕の筋肉が引き攣り、痛くて起き上がる。這うようにして蛇口の所に行き、水をコップで2杯飲む。落ち着く。連れ合いや娘がどうしたの?っと二階に上がってくる。「カルシューム不足の軽いテタニー症だ!」っと話す。
タイワンザルの調査で山から戻ってきて旅館でなった時が初めてだ。テタニー症と云うものを知る。その後、湯河原でサルを追い続けていた時に、アパートに戻ってきてからもなり病院へ。
スポーツドリンクを飲むと全身の指先まで精気が戻ってくる。今回はスポーツドリンクを持って行かなかったのだ。

2020年5月12日火曜日

スイカズラが満開   Honeysuckle is in full bloom

庭のスイカズラが今まさに満開になろうとしている。当然、ぼくはこの花茎の二枝を切り取って、一つは今の花瓶に一つはパソコン横のコップに挿した。凄くいい匂いだ!この匂いをパソコンからアップできたら素晴らしいのに!っと思って考えた。
ヒトは鼻の嗅覚よりも、目や耳の視覚や聴覚が凄く大事な感覚だ。ぼくらが見ることができないコロナウィルスだって映像で見せてくれるし、はるか遠方の月だってぼくらは望遠鏡ですぐ側に見ることができる。音だって遠方の人たちと電話で話しができる。しかし、香、匂いに関しては離れた所にいる人達に匂いを嗅がすことはできない。
このスイカズラ、花が終わったら殆んど枝という枝を切り落とす。が、春になるとシュートが次々に出てその新しく出た枝に花が咲く。だから、春はまるでヤマアラシのように新しい枝が飛び出すが、6月には暑苦しいので剪定することになる。
陽が射してきたので庭に面した窓を開ける。
さぁー、これからまた動画編集用ソフトの勉強だ。しかし、動画編集用ソフトを作る人の感覚とこちらの感覚にズレがあり、どうも巧くいかない。早く、慣れることだ!

2020年5月11日月曜日

見晴広場Bまでは大変な急場! The very steep route up to the MiharashiHirobaB!

小弁天の小ピークの辺りは見晴らしが良く(図1)、広く平でここで早めのお昼にしようかな?っと思った気持ちの良いところだ。このピークの手前でタヌキのタメ糞の中に凄く新しい糞の塊りを見つけて(図1)、授業用の動画まで撮ったのだ。
図1. 小ピークからの眺め
図2. タヌキのタメ糞
ピークから鞍部に下りて行く途中に、ヤマツツジが咲き(図3)、急なガレ場のような登りに片側にはヒメウツギが咲き(図4)、ツクバネウツギが咲いている(図5)。それらを両膝を着いて撮ったりしながら、木の根と掴んだり、岩の出っ張りに靴を乗せたりしながら右足を一歩上げては左手で木の根を探って掴んで、左足を木の根元に掛ける。伸ばした右手でロープを手繰り寄せて引っ張る。大丈夫そうだ。でも、ロープに体重の半分くらいでも掛かるのが怖い。そうやって、ようやくピークの弁天広場に辿り着いた(図6)。
図3.ヤマツツジ
図4. ヒメウツギ

図5. ツクバネウツギ
図6. 10:43 弁天広場着
ここでようやくスポーツドリンクを飲む。この場で昼寝でもしていきたいような良い天気だ。ザックを置いて辺りをうろつく。ん?虫こぶだ(図7)。これは、コナラの木かな?そうするとこれはナラメリンゴタマバチが作ったコナラメリンゴフシと云うことになる。ここにもツクバネウツギが咲いている(図8)。
図7. コナラメリンゴフシ
図8. ツクバネウツギがここにも!
11時4分、見晴らし広場に辿り着く(図9)。この手前の道もロープがあるが、頼るのは怖いので、ロープを掴まずに木の間を登ってきた。
図9. 見晴らし広場
ここからは、大沢分岐手前の東屋でお昼を食べることだけを考えて歩く。正面に大山山頂がちらほら木の間から見える(図10)。以前はこの辺りでもガスストーブでお湯を沸かしてインスタントラーメンを食べたことがある。でも今は東屋へ向けてあるく。おー、この辺りはマルバダケブキが多いのだ(図11)!このキク科の植物は黄色い大きなタンポポのような花を夏につける。葉が柔らかそうなのでラーメンの中に容れよう。リスの巣材となったものが落ちている(図12)。
大きなサルノコシカケ(図13)があったので、手で押したがビクともしないので座ってみる。おー、座れる。本当に座れるんだ!サルが座っていたので名付けられたのは本当だろう。
図10.大山山頂が正面に
図11. マルバダケブキの葉
図12. リスがスギの樹皮を巣材にしたものだ

図13.11:27 座れる大きなサルノコシカケ

図14.メギの花が咲いている
東屋の近くの鞍部にやってきた。広場の低地に水溜まりがあるので、オタマでもいるかな?あるいは誰かのヌタ場になっているかな?っと思ったがただ水が少し溜まっているだけだった。白いムラサキサギゴケが幾つか咲いていた。
図15. ムラサキサギゴケ
11時52分、東屋がない!取り払われている。どうしてだ?2,3年前に唐沢峠のところの東屋も取り払われてしまったし、まだまだ使えそうだったのに残念だ!降雨の時は東屋に座ってお昼も食べられるし、ありがたかった。
図16. 東屋が取り払われた
図17. 県の自然保護センターが解体したのだ
もう、がっかりでお昼の時間だが、素通りだ!大沢分岐に至るロープが架かる急な登りにやってきた。何だ?幼蛇だ!ジムグリだ!頭や背の模様が鮮やかだ(図18)!この幼蛇を撮っていると、上から誰か下りてくる。向こうもこちらの存在に気が付く。ぼくは立ち止まって彼が難なく下りれるように場を空ける。彼は、スイスイと降りて来て、ぼくと顔を見合わせてニッコリし、少し離れてから「弁天広場に向かう」と云う。ぼくは大声で、「ぼくはそこを登ってきました。気をつけて!」
図18.12:02 ジムグリのコドモ
12時17分、大沢分岐に着く。今日は、昼抜きだ!このまま梅ノ木尾根を下ろう!歩きだして間もなくテン糞だ(図20)。この続きは次回にします。これから動画編集だ!今朝、KingsoftのPresentationに動画を挿入するには、動画の拡張子を*.mp4から*.wmvに変換したらOKだった。嬉しい。もう、やったーという感じ!
図19. 大沢分岐で自動シャターで
図20.テン糞1 まだ、柔らかい

2020年5月9日土曜日

シカ柵沿いの尾根道 The ridge path along deer preventing fence

今朝は5時に起きて、ご飯を食べた時間を除いてはほぼ午後6時過ぎまで専門学校の授業用の動画作りに取り組んでいた。まだ、動画の間に他の動画や静止画像を取り込むやり方が分からない。

さて、昨日の山歩き、山で会ったのは一人だけだ。梅ノ木尾根から大沢分岐を下ってくる中肉中背の40代くらいの身軽な男性に会い、ぼくが梅ノ木尾根から弁天キャンプ場に下りて、大沢林道を歩いているとなんとその男性にまた会ったのだ!
図1. 倒れたジャケツイバラから側枝が伸びて開花
車を採石場跡の碑がある側の廃屋の前に置く。7時ちょい過ぎで、既に2台の車が止まっていた。広沢寺温泉無料駐車場はコロナの為に閉鎖だ!そこまでする必要があるのか!山登りは三密のどれにも当てはまらない。山でも街でも事故はある。厚木市は県の言いなり、県は国の言いなり、国の専門家委員会で何だ!御用学者の集まりだ。曲学阿世の輩と思ったが、そうではない。学そのものが無いのだ。馬鹿なアベは学がない馬鹿な学者の意見を鵜呑みだ!
 
採石場跡の碑の近くにジャケツイバラが咲いている(図1)。
二ノ足林道を山神隧道の方に歩く、ゲートを越えてシカ柵の扉を潜り沢の右岸沿いに歩く、途中から沢を渡らないで尾根を登る。ここを登るは3回目か?初めは急斜面で木の根を握ったりして、ぼくとしてはストックが邪魔だが、楽しい登りだ。2,30代の時ならボルダリングの選手の若者のようにスイスイと登れるだろうにと思いながらハーハー、ゼイゼイ息をしながら登る。途中の平なところで休憩だ(図2)。食パン一枚にバナナ一本をサンドにして食べる。10分間の朝食だ!8時30分に立ち上がる。出発だ。立ち上がって2、3歩歩いてフデリンドウが5,6株あった(図3)。
図2. 朝食をとった場所から上がってきた方を撮る
しばらくスギ林の中を歩いていると、メガネが土に埋もれていた(図4)。尾根に沿って水源涵養林の杭があるので、その山仕事の人たちのものだろう。木の枝に掛けてきた。太い尾根に出た。尾根沿いのシカ柵があり、脚立が架かっている(図5)。しかし、このシカ柵を越えないで柵に沿って尾根を登る。
図3. フデリンドウだ!
図4. 8:41 メガネ
図5. 8:46 シカ柵
立派な尾根道(図6)で歩きやすい。シロダモがカモシカかシカに食べられている(図7)。横浜方面が見える(図8)ところにきた。お!足元には可憐な花が咲いている(図9)。
図6. 8:56 歩きやすい尾根道、しかし長くは続かない
図7. シロダモの食痕
図8. 9:06 見晴らし良い、霞んでいるが横浜が見える
図9. ヒメハギが咲く
尾根のシカ柵に沿って反対側にも踏み分け道がついている。動物も人もシカ柵が邪魔だと感じながら歩いているんだ。シカ柵に穴が空いている(図10)。動物も人も潜って通っているんだ。
図10. 9:11 タヌキやアナグマ、ヒトも通れそうだ!
上弁天と云うP515と書かれた水源涵養林の杭のところにやってきた(図11)。ここはP515ではない。以前は、ここからP515を通って弁天の森キャンプ場方面に下りていったんだ。
図11. この上弁天の小ピーク575mくらいか!
この小ピークから見晴広場Bまでは一旦10mほど下って鞍部にでるが、それからの登りが急で、ガレ場でロープが架かっているが、そのロープには頼れない感じだ。木の根を掴み、時には膝を着き、見晴広場Bには11:04に到着だ。400mそこそこの距離を何と1時間20分も掛かっている。次回は図11の上弁天の小ピークから。
図12. 歩いたGPSの軌跡

2020年5月8日金曜日

山は花盛り! The mountains are in full bloom!

今日は、専門学校の動画作りを止めて山へ行ってきた。
二の足林道から見晴台に行き、大沢分岐を回って梅ノ木尾根を下って、キャンプ場に下りて戻ってきた(図3)。歩いた距離は12キロちょっとだった。
山はヒメウツギが咲きほこり、さらにミツバウツギも咲き、ヤマツツジが咲き(図2)、ジャケツイバラも(図1)咲いていた。
図1.ジャケツイバラが咲いている
図2. ヤマツツジ、ここより標高が高いところはまだ蕾
図3.歩いたルート

2020年5月7日木曜日

スイカズラが咲き始めた! A Japanese honey-suckle has begun to bloom!

今朝も4時半に起きて授業用の動画をギガファイル便にアップロードし、これが20分も30分も掛かる。だから、机から離れて庭に出た。いつもいる人を信じていない表情のネコがこそこそ逃げていく。アッ!この匂い香り!大好きな匂いだ!
スイカズラの花が咲き始めている。まだ、枝を切り離すのは可哀想なので、部屋にもどりカメラを持ち出して撮る。昨夜の雨に濡れている。
スイカズラは、キンシコウの調査で入った秦嶺山脈にも、旅行で行ったトルコにもあった。学名L.japonicaとなっているが、日本から中国やトルコに持ち込まれたのではないだろう。最初に研究者によって報告されたということか!
図1. スイカズラLonicera japonica
アップロードはまだまだ。録画編集ソフトはまだまだ難しいし、時間が無いので、撮ったままをアップロードしている。

2020年5月5日火曜日

イモカタバミの極相状態 The climax state of Oxalis articulata

我家の庭は、赤紫色のイモカタバミで覆われている。一時はドイツスズラン、シラン、ドクダミ、ホタルブクロが蔓延っていたが、今、スズランは影が薄い。イモカタバミの状態がこの2、3年続いている。もしかしたら、我家の庭の下草の極相状態なのかも知れない。

庭のウメの木がアブラムシだらけだ。枝にぶら下げていた洋ラン類を他に移す。このウメの木のアブラムシは毎年だ。薬を噴霧しても効果薄なので、いつもアブラムシだらけになっている枝を切り落とす。あー、また生け垣の剪定をしなければならない。以前は剪定は楽しかったが、今は仕方なく嫌々ながらやっている。ウメの木はこの時季が最悪だ!
しかし、アブラムシはどうしてこうも凄い繁殖率なんだ。いくら単為生殖で真社会を形成する動物だと云っても、、、。行動を調べる気もない!先ほどアブラムシの塊りが付いている枝を選定していたので、なんだか首筋がむずむずすると思ったら、アブラムシだ。腕にもいる。
図1.イモカタバミOxalis articulata ホタルブクロはまだ見られる
図2. スズランやドクダミが消えて行く

2020年5月4日月曜日

クレマチスの花  The flower of Clematis

テッセン(クレマチス)の季節が来た。クレマチスが咲き始めた。今年は2輪だけだ。日陰になってきたからだ。ハナミズキが覆っているのだ。そのため、今年はアメリカハナミズキの花がたくさん咲いている。
図1. クレマチスの花 
大変だ!授業用の動画を作るのが、、、、。簡単に考えていたが、イザやり始めると、電池が持たない、動画作成中に電池切れになる。もう、そこで溜息がでる。動画を撮れる一眼レフカメラを3台も持っているのに、AC電源から直接カメラにつなぐコードを持っていない。だって、そうだろう。自分の部屋で20分に渡って動画二つも三つもを撮る必要があるなんて今ままで考えた事も無かった。もう、コロナに腹が立つ。
ただ、自分が今までしてきた授業が、一枚のスライドに5分も10分も話していたが、どうもオンラインではそうも行かない。それぞれの話しをしっかりスライドで見せなければいけないのだ。今まではジェスチャーを含めたお話しで授業をしてきたことになる。一つ一つの横道の話題のスライドを作ってオケーとなり、動画を撮ると電池切れだ。あー、今日は止めよう。

2020年5月2日土曜日

オンライン授業に向けて  For online classes!

専門学校の授業開始が18日からとなった。教室での授業は三密に当たるので学生たちに向けてのオンライン授業となった。こちらは、非常に安易に考えていたと云うよりも、Webカメラを使ってオンラインで遊んでみたいなぁー!っと思っていたくらいだ。Webカメラが無いので4月17日に通販で注文した。が、まだ届きそうもない。その後、一眼レフのデジカメでもPCとカメラを繋ぐ2万円くらの器具を購入するとWebカメラとして使えることが分かった。しかし、もう遅い。
今までPowerPointを使って授業をしていたから、これを動画でぼくの声とともに流せば良いのだっと思っていたら、今使っているのはKingsoftのPresentationだ。これはPPと互換性はあるが、スライドショウでぼくの音声を取り込む機能がついてない。がっかりだ!PowerPointを含むOfficeのソフトはパソコンを修復したり、学校に持っていくノートパソコンにも取り込むと5回しか使用できない。それで、Kingsoftの買い替えた訳だ。これがアダになった。

で、ぼくが話をする動画はカメラで撮れるが、どうやってスライドをその中に取り込み、また編集するか始めての事なので困っている。
今、携帯が鳴り響く、緊急情報だ!地震か?っと思ったら「神奈川県から出るな!自宅から出るな!」と云う内容だ。脅かすな!

引地川沿いを散歩した。
フジが見事だ!
ミズキが咲いている
大きなクワの木だ!果実がまだ青い!
さぁー、今日か明日にはオンライン用の動画を作らねば、、、。あー、山に行きたい!

2020年5月1日金曜日

どうしてタヌキは病気にならないのか? Why do racoon dogs catch a disease even if they eat carrion?

新型コロナの事とタヌキ糞の事からいろいろ思いを膨らませている。

20歳の時の5月、南アルプスの生物調査と称して先輩たちと南アルプスの千枚岳、荒川岳、赤石岳の荒川三山を登って椹島に下りてきた時、キスリングの中の豚肉やサバの干物は臭っていた。それでも腐っている肉や魚でも犬は食べるっと云って食べた。全員が下痢になって帰る日を延ばした。
それから、15年くらい後の事、奥湯河原のサル調査にベルギーからの留学生であるJ.Burtonさんが加わった。彼は腐って固まった牛乳はザルで漉してヨーグルト状になった固形物をパンに乗せて食べた。また、腐ってネバネバするようになった豚肉をニンニク、コショウ、玉ねぎ、塩などと一緒に細かく叩いて、パンを千切って混ぜ込みハンバーグにしてフライパンで焼いた。小屋の中は悪臭が立ち込め彼を除いて皆外へ出た。皆が止めるのも聞かず、彼はそのハンバーグを食べた。ぼくも食べた。腐ったような臭いだったが、食べると旨かった。

タイワンザルの調査で台湾の基隆港に着き、その日は基隆の宿に泊まった。5人の隊であった。先輩二人がお腹をこわした。どうも水か生野菜に当たったようだ。そんなことが東南アジアやアフリカ、さらには中国のサル調査でも生水を飲むと下痢になるからと沸かした白湯しか飲めない調査者がいた。ぼくは台湾でもアフリカでもサルを探して歩き疲れた時に沢があれば飲んだ。お腹を壊したことはなかった。村人の家に寄って素焼きの大きな水瓶に入った冷えた水を貰って飲んだことも何度もある。乾季のじりじり焼けるような太陽の下を歩いてくると、この水はすぐに身体中に染み渡った。ただ、マハレ国立公園の家ではインド製の素焼きでできた浄水器の中に容れた川の水を飲んだ。

どうも、ぼくらは過去に慣れてきた水がちょっと異なればお腹を壊したり、食事経験によって、腐った牛乳や肉は食べられないと思ってしまう。しかし、水は日にちが経つうちに慣れてしまう。一方、漬物にしても、飯寿司にしても、クサヤにしても、あるいは味噌、醤油、納豆やチーズ、ヨーグルトにしても腐らせたものだが、その腐った物を食べてもお腹を壊さない。それどころか旨いし、腸内細菌が働いて身体に良いことが多い。

さて、丹沢に生息する野生動物で腐肉食のものはツキノワグマ、タヌキ、アナグマ、イノシシ、アカネズミなどだ。テンやイタチなども死肉は食べるだろうが、タヌキたちのように腐って臭うような腐肉は食べないだろう。では、どうしてタヌキやイノシシたちは腐葉層の中の節足動物を腐葉と共に食べても、あるいは腐肉を食べてもお腹を壊さないのだろうか?

一つ言えることは、幼い時から腐った肉や腐葉を食べているので身体の中に免疫を持っているのは間違いないだろう。

現代社会は食物はもちろんのこと、履物までさまざまな抗菌グッツに囲まれている。販売されている食物には賞味期限までが書かれている。
我々の身体は外からも内からもさまざまな多様な生物的環境の中で生存している。しかし、現在の人たちはその多様な環境を壊し取り除いてきた。恐らく、狩猟採集を続けていた時代の人たちはインフルエンザ、新型コロナ、エイズ、エボラなどのウィルスにも耐える免疫を持っていたかも知れない。っと考えている。