「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2020年3月25日水曜日

鐘ヶ嶽北尾根を歩く!  Walked on the north ridge of Mt.Kamagatake!

今朝、家を7時半に出る。山へ行くのは止めようと思ったが、この数日ずーっと鐘ヶ嶽の北尾根歩きを地図を見て考えていた。谷太郎林道の鳥屋待沢に架かる橋のところで谷太郎を渡り、後は鐘ヶ嶽から走ってくる北尾根に辿り着けば後は尾根を南に向かって登るだけだ。っとベットの中でも地図を見ていた。地図にある古い山道が残っていればすぐ尾根に辿り着けるのだが、、、、。
車を谷太郎林道の終点に置き、鳥屋待沢に架かる橋のところまで戻る。橋の手前から沢に下る道を探す。それらしき踏み跡を下り、沢に出る。靴を脱いで素足になって歩きたくはないので、右岸に渡れそうな飛び石を見つけて渡る(図1)。っと新しい祠が目に飛び込む(図2)。祠があると云う事は、この辺りに地図にある古い山道があったんだ。
図1. 9:42 渡って来た石を振り返る。
図2. 9:43 石を切って作ったばかりの祠
 祠を過ぎてすこし上流に歩き、斜面の登り易そうな箇所を探して登る。
尾根まではすぐそこだ。杉林の中なので間伐材や枝打ちの枝が落ちており歩きづらい。小屋がある。今でも使っているようだ(図3)。ともかく、尾根を目差す。すると昔は随分使っていたような道が現れた(図4)。
図3. 小屋がある。中を覗いてみなかった!
図4.9:54 古い杣道だ!
 きっとこの道は尾根まで続くだろうと思い、杣道に下りる(図5)。なかなか歩きやすい。沢のどこからきているのか知りたいものだ。シカ柵がある(図6)。道に沿って歩いているとフデリンドウだ(図7)。日が当たると開花するのだろう。この辺りは、別所温泉方面、新屋敷方面、291.4ピークを通って根岸方面に行く道が入り組んでいる。兎も角、南へ向かう尾根道をとる。シカ柵の扉を潜る(図8)。
図5. 10:00 山道を行く
図6. 10:15 シカ柵だ!
 図7. 10:27 フデリンドウだ!
図8. 10:39 シカ柵扉を潜る
テン糞だ(図9)。尾根道がしっかり踏み跡がついている。おータヌキのタメ糞だ(図10)。もう少しで、小ピークだ。11時を回っているので、この小ピークでお昼を食べようと思ったが、自撮りの写真(図11)と水とスポーツ飲料を飲む。尾根道は仕事道になっていて、ところどころにしっかり階段まで作られている。歩きを妨げる倒木などはなく。ハイキング気分でピーク420を目指す。このピーク420は福神山という名前のようだ(図12)。
図9. 10:57 テン糞だ
図10. 11:23 タヌキのタメ糞
図11. 11:35 小ピークで自撮り
図12.11:51 ピーク420(福神山)着
この福神山から10分程歩いてタヌキ糞2(図13)だ!ここを過ぎてから少し鞍部になっており谷太郎川に下りるような道らしきものもある。この辺りもも古い道が入り組んでいる。昔の人たちはこのような鞍部を通行の要にしていたんだ。この鞍部を過ぎてから尾根には仕事道用に階段にはなっているが、登りは急で、ゼイゼイ言いながらストックを使い腿を上げる。来た北方を振り返ると煤ケ谷方面の街が見える(図14)。
図13.12:01 タヌキ糞2
図14. 12:29 北方を振り返る
シキミの花(図15)の匂いを嗅ぐ。うん!良い匂いだ!この辺りはざらざらして滑るような道だ。なかなか山頂の鐘ヶ嶽につかない。スギの植林地帯に入り、道が解らなくなるが、高い処の南を目差して歩く。杉林が途切れて山頂の休み台や道標が現れた(図16)。やはり、ほっとする。すぐ、お湯を沸かして、カップラーメンとオニギリをたべる。浅間神社から二人のパーティがやって来たので、休み台に広げていた荷物を整理し、座ってもらう。彼らもお湯を沸かす。これから大山に向かうようだ。同年齢くらいだが、強い!もしかししたら一回り若いのか?少し気になる。13:10に彼らからの気をつけてと云う言葉を背に山頂を発つ。登ってくる男1、女2のパーティに出会う。若いだけに早い!マメザクラが満開(図17、18)だ!今度は中年女子二人の登山者とすれ違う。何だか登山姿が眩しいくらいファショナブルだ。ぼくらの世代とは大違いだ!ぼくらは汚れても良いものを着てくるが、若い世代は違う。山歩き用の全てを整えているのだ。
図15. シキミの花
図16. 12:43 鐘ヶ嶽山頂着
図17.13:35 マメザクラが咲いている
図18. マメザクラが満開だ!
この下りでテン糞があるのだが、大抵見つけるところには見当たらず。ちょっと残念、鞍部に着いた(図19)が、ここでもテン糞を見つけられず。
図19. 13:40 鞍部着
ここからゆるゆかな下りの道をいく。林道に出るとバードウォチャーと出くわす。鐘ヶ嶽は見晴らしが良いですか?っと訊かれたのだが、何を云われたのか分からず訊き返す。 モミジイチゴの花がもう咲いている(図20)。今は3月だ! 不動尻の手前で一人でぶらぶら歩いて来る女性に出会う。きっとゲートのところに車を置き、そこからぶらぶら歩いてきたのだろう。不動尻(図21)からは沢沿いの細い山道だが、何だか自分として妙に慎重になって歩いている。つまり、滑って沢の方へ落ちることを心配しているのだ。何だか、自分で情けない。バランスが悪くなっているのだ。
図20.13:57 モミジイチゴの花が咲いている。 
図21. 14:08 不動尻の道標 
図22.14:11 タチツボスミレ
 
図23. 14:14 このスミレは?花が大きい。
図24. 14:14 ケマルバスミレ
スミレを撮っていたら、60代くらい夫婦が後ろから来たので先に行ってもらう。彼らは早い、すぐ姿が消えてしまう。煤ケ谷のバス停まで4.6キロの道標だ(図25)。林道終点までは3キロくらいだろうか?おー!ハナネコノメだ(図26)。でも、もう終わりだ。
図25. 14:24 煤ケ谷のバス停まで4.6キロ
図26.14:27 ハナネコノメ
図27. 14:50 またもや谷太郎に丸太の橋が架かっている
丸太の橋を幾つか渡って、最後の丸太橋を渡ると林道終点で、先ほどぼくを追い抜いていった夫婦が川で登山靴を洗っていた。15時前に車に到着だ。帰りの車の中ではもうビールを飲む事しか考えていなかった。帰宅して風呂、缶ビールのコースだ!
図28.歩いたGPS上のルート
①~㉗は本文中の図の番号

2020年3月22日日曜日

テン糞から出てきた小さなカエルの骨と不明な種子  Small bones of a frog and unknown seeds in marten's droppings

見城山・日向山・大沢林道歩きで、見つけ拾ってきた3個のテン糞を洗った。
図1. 11:00
ムカデ大小2匹、カエル骨片(図2)
図2. ヤマアカガエルの骨より二回り小さい
カエルの骨で間違いない筈だが、手持ちのヤマアカガエルの骨に比べると一回りも二回りも小さい。何ガエルだろうか?
3/22に上記のようにアップしたが、手持ちのヤマアカガエルの骨を比較してみると、ヤマアカガエルそのものの骨であることが解った。
図3. 11:17 
不明種子多数(図4)、植物繊維
図4. 種子の周りに薄い膜が覆っている
洗って机の上で、見た時はおー、久しぶりのヒサカキの種子だ!っと思った。鈴木庸夫、他著「草木の種子と果実」を見たが違う。標本にしているヒサカキの種子を見た。もちろん、全く違う。鈴木さんらの図鑑を1回だけそれらしい種子を探したが、ギブアップだ!こんな小さくて大量に種子が入っている果実は何だろう?どなたかアレじゃないか?っと思い当たるものがあったら教えて下さい。
このテン糞2を見つけた地点は、見城山へ登りかけた途中である。ここは、七沢温泉にも近いので、まさか園芸品種かな?
図5. 14:12 
キブシ種子・果肉・果皮、腐葉砕片、ムカデ1匹、膜翅目翅

図6. ルート上でテン糞を見つけた地点①、②、③

2020年3月21日土曜日

日向山・大沢林道歩き  Waliking in Mt.Hinata & Ohsawa forest road

昨日、久しぶりに「丹沢サル観察し隊」の自然探索歩きを行った。集まったのは8名。伊勢原駅北口前の3番バス停前に集まり、8時40分発の七沢行に乗り、広沢寺温泉入口までの約40分間をバスに揺られた。バス停から明るい春の日差しの中を歩き、広沢寺温泉無料駐車場の隣の愛宕大権現の所から登った。
図1. 10:36 出発前の集合写真
神社の横を登り始めてすぐシカ柵のゲート開ける。ここからずーと登りだが、すぐ尾根に着く。
図2. 10:52 尾根の道標
図2'. 道標から見城山頂へ向かう 写真はTさんより
見城山頂への平な道を行く。木の根が出ていて、ちょっと歩きづらい。尾根を進むと登りになる。ぼくは、シロダモをストックで指して、この木はシカが食べないから蔓延っている。さらに花が咲いているオニシバリを指してこれもシカがたべないと云う。
図3. オニシバリ
まだ、身体が慣れてないので、結構キツイ。昨年の台風19号で家の屋根を吹き飛ばされた鴨川で農業をしているIさんが冗談半分に「これはハイキングではない!」っと叫ぶ。
木の根の間にテン糞を見つける。皆に先に行ってもらう。
図4. 11:00 テン糞1
図5. 11:17 テン糞2
見城山頂の手前の見晴らしの良いところで休んでもらう。天気が良くて暑いくらいだ。皆が休んでいる奥の方にボケのような赤い花が咲いている。が、白い蕾もある。同じ園芸植物のようだ。この木は何だろう?
図6. 11:38 元気なIさん
図7. 気になった花木
図8. 休憩する 温かくて気持ちが良い!
たっぷり休憩して出発。すぐ、見城山で、日陰なので少々風が冷たいのですぐ離れる。日向山まで歩き。そこでお昼とする。ぼくはお湯を沸かしてインスタント味噌汁とオニギリを食べる。13時になったので出発することにする。ケニヤでサバンナの動物のガイドしているKさんがスマホで全員の集合写真を撮ってくれる(図9)。
図9. 日向山で昼食後、全員の集合写真
日向山で身体が冷えてしまったが、歩き始めて温まる。Iさんがヤママユガの繭玉を見つける(図10)。
図10. ヤママユガの繭
日向山を下りて、梅ノ木尾根との鞍部で、日向薬師からの道との出合になっている道標があるところで、二人連れが道を訊いてくる。坊中の方へ戻りたいが、道が滑りやすいので、キャンプ場の方へ行けるかどうか不安なようなだ!「大丈夫です。ただ、沢までの下りがジグザグで少し滑るかも知れない」と云う。凄く丁寧な言葉遣いでお礼を言われる。坊中への道が滑りやすい?そんな筈はない筈だと思うが、、、。何だか、彼らの事が心配になり、梅ノ木尾根を登らないで彼らと同じ道を行くことにする。斜面に沿ったトラバースの道が続く、ハイキング気分だ。沢に下りるジグザグの道の所で二人連れがいる。彼らは沢の上流へ行こうとしているので、「道はこっちですよ!」と声を張り上げる。
沢を渡り、間もなく道は二手に分かれる。二人連れは上の舗装道路を行くと云う。結局、ぼくらも陽が当たり温かい舗装道路を行く。
図11. 陽が当たって輝くキブシの花
図12. 大沢の右岸の土手のミヤマシキミの花
大釜弁財天に着く。皆、大岩の中にある弁財天を覘く。弁財天の道路際にコンクリートの上にテン糞3を見つける(図13)。
図13. 14:12 テン糞3
ロッククライミングの練習場となっている所にやってくる。尾根歩きで人には会わなくてもここはいつもロックをする人たちで賑わっている。
図14. 14:20 ロッククライミングを楽しむ人々
 黄色のヤマブキの花が2輪さいていた。また、マメザクラも咲いていた。大沢沿いではシートを広げてお昼を食べながら楽しんでいる人々もいる。
図15. 下向きに咲くマメザクラの花
広沢寺温泉無料駐車場の前のソメイヨシノは何ともう5、6分咲きだ。朝はまだ、数輪しか開花していなかったのに、日中の温かさで満開近くなったのだ。トイレに行って、さぁーバス停まで行こうと思ったら、男性のハイカーがバス停は何処でしょうかと訊いてくる。話しているとバスがやってくる。何と、そのバスは広沢寺温泉に入って行く。ぼくは初めてその道を行く。バスが停まっており、バス停には15時10分発とある。バスに乗り込む。
本厚木駅前の「餃子の〇〇」に入り、2階に上がり、席を二つに分けてもらい、呑む4人と呑まない4人で座る。呑む方は、夫婦とも医者で、Tさんは熱帯医学を研究しPNGやマダガスカルに出かけている、奥さんのMさんは精神科医だ。ぼくはもちろん呑む方で隣はIさんだ。3人ともビール4杯飲み、Mさんが2杯だ。あまり疲れてもいないし、すきっ腹でもないのに、餃子、ニラレバ、麻婆豆腐、エビチリ(Tさんは甲殻類のアレルギーでエビ、カニが食べられなのを忘れていた!ゴメン)、春巻きを食べる。満足!呑む席は一人当たり3千円、呑まない席は700円とのことだった。呑むと食べる量も勢いが出て食べてしまうようだ。
ちょっとぼくとしては物足りない歩きだったが、皆満足してくれただろうかか?次回は、夏前にヤリタイ。それも鴨川のIさん宅に泊まり、イノシシ鍋だ!
朝の山が敗れたことを帰宅してから知った。残念!
図2. 歩いたルート GPS上では8.6キロ

2020年3月18日水曜日

サクラが咲く  Cherry flowers bloom!

昨日、少し離れた引地川沿いを散歩してサクラの状態を見てきた。このところ寒い日が続いたが、それでも開花している木が少しあった。温かい日がくればイッキに満開になりそうだ。
図1. オオシマザクラだろうか白い

図2. ソメイヨシノはまだ
今、先ほど昨日と同じルートを連れ合いと二人で歩いてサクラの状態を見てきた。
図3. オオシマザクラは幾つも咲いている
図4. オー、ソメイヨシノが咲いている
  
図5. まとまって咲いている
 スーパーで夕食の買い物をして、我家の近くの公園のサクラを見上げれば、幾つも咲いている。サクラの見頃は来週だ!
今週は、明後日「丹沢サル観察し隊」の皆さんと軽い山登りだ!
図6. 我家の近くの公園のソメイヨシノ

2020年3月17日火曜日

ジネズミだった! It was a Dsinezumi shrew!

  3月11日の焼小屋沢左岸尾根歩きの往復で、拾ってきたテン糞3の中に毛と骨片や歯や爪が含まれていた。毛が柔らかく10ミリ前後の長さから小哺乳類のものであることがすぐ判った。テンが食べる丹沢の小哺乳類とはトガリネズミ目か齧歯目である。C、D、Eの歯からこれは齧歯目の歯ではないことが解る。それは、Fの爪からもネズミではない。つまり、トガリネズミ目のものだ。Eはトガリネズミ科の上顎第一切歯であることが明白だ。丹沢山塊で、トガリネズミ科はジネズミとカワネズミだ。赤い線で囲った以外の骨片は頭骨の部分のものである。Aは脛骨と腓骨の部分であり、Bは橈骨の部分であり、Cは第二・三切歯か、Dは左下顎第一切歯(手持ちのジネズミの標本と照らし合わせて)。この小哺乳類はジネズミである。
あー、カワネズミの死体が欲しい。2度沢で見つけた事があるが、白い空気の塊りが水中を移動するような感じであった。
図1.テン糞3に含まれていたジネズミCrocidura dsinezumiの骨や歯

2020年3月16日月曜日

テンはタヌキと違って今の時季はキブシを必ず食べる!  The marten is different from racoon dog, and eats always the fruits of Kibushi during this season.

温かい日が続いて寒い日がくると庭の水道栓で拾ってきた糞洗いするのが手がかじかんで嫌であるが、水道水が温かく感じられる。週末にかけて温かくなりそうだ。まるで三寒四温のようである。
世界中に新型コロナが蔓延ってしまった。若者は罹患しても症状無しのようだ。ぼくのような喘息持ちは若者と会うのが恐ろしい!早期の終息を願うばかりだ。

3月11日の焼小屋沢左岸尾根の往復で見つけたテン糞は3個であった。3個の糞全てにキブシの種子たくさん含まれていた。テンは木についている干乾びたキブシの実を探して食べており、腐葉砕片も含まれていることから、テンはタヌキと違って腐葉に混じっている昆虫を含む土壌動物を選んで食べていると考えられる。また、タヌキと違って羽毛やトガリネズミ科の動物を食べていたが、やはりテンはタヌキと違ってシカなどの腐肉は食べずに生きているものを狩猟して捕まえ食べていると云える。
10:12  テン糞1
キブシStachiyurus praecox種子、腐葉砕片、羽毛、砂泥
10:23 テン糞2
キブシ種子、腐葉砕片、昆虫翅・外骨格・肢
13:47 テン糞3
キブシ種子・トガリネズミ科毛・頭骨部分・上顎切歯・第一前臼歯(上顎)・脛骨腓骨・爪
テン糞3の内容物のトガリネズミ科の動物に歯や骨に対しては次回に詳しくアップしたい。