「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2017年8月20日日曜日

釧路湿原の花  The flowers in the Kushiro Swamp.

今夏は8月9日から17日まで釧路に滞在したが、ほとんどが曇りか霧雨模様だった。道東地方の夏の午前中は釧路沖合で発生する濃霧の影響で早朝は霧が発ち込めることが多いのだが、今夏はちょっと違った。午後になっても霧雨模様で寒く、2度ストーブを焚いたくらいだ。そんな低温の影響で花もまだ咲いていることを期待したのだが、やはり、8月上旬の草花は晩夏から初秋の状態だった。
バラ科のホザキシモツケの真綿のような花穂

ホザキシモツケの群落は釧路市近郊でも見られる

これはキンポウゲ科のエゾトリカブトではなく、コカラフトブシの可能性が高い。2メートル近い草丈だ。

これは、キク科のコウゾリナの仲間と思うのだが、、、、。一つ一つじっくり花や葉や茎などを観察するクセがついていないから草姿だけで同定はできない。

ツリフネソウ科のキツリフネだが、草丈は1メートルを有に超える。

ツリフネソウ

キク科のヒヨドリバナ

セリ科のシシウドではないドクゼリだ!

ヒルガオ科のヒルガオだ!

フウロウソウ科だが、エゾノミツバフウロウなのかな?

マメ科のクサフジ

タデ科のミゾソバ

釧路湿原のフィールドサイン The fieldsigns in the Kushiro Swamp

恩根内ビジターセンターまで湿原を歩くことができる散策路である。道の上には砂利が敷かれ、両側が掘られて湿原の水を排水して、散策路をスニーカーでも歩けるようになっている。しかし、霧雨模様で湿っているのでスニーカーではグショグショに濡れてしまう。

 排水溝側が崩れてエゾジカのヌタ場になっていた。足跡もはっきりしている。

 2本の道ができて、散策路を横切る。どうして、2本なのだろうか?

 排水溝のミズバチョウの葉が根本付近まで食べられている。エゾジカのしわざだろう。ミズバショウはサトイモ科なので、ぼくらが里芋の茎を干したのを芋茎と云って美味しく食べるように(ぼくは大好きだ!)、エゾジカにとっても葉や茎もきっと旨いのだろう。
サルルン展望台に登った時、稜線に作られた散策路の両側のササが一面に繁茂しているのを見て、丹沢のシカと比べて不思議に思ったが、どうも、エゾジカはササよりも他の草本が好みのようだ。釧路の春採湖付近では植栽したチュウリップが花ごと食べられる被害がでていたり、近郊の牧草地の草がシカたちに食べられて秋には牧草を収穫できないようだ。市街地にメスグループで出てくるくらい釧路地域のエゾジカも増えているようだ。

二つのミズバショウの株が根元まで食べられているが、新たな新葉が出てきている。塘路湖のサルルン展望台に行った時はシカの食害に気が付かなかったし、また、雌阿寒岳でも気が付かなかった。

ヒグマ糞は既にアップした。晴れたら糞洗いをしようかな? 糞を昨日洗った、たくさん種子がでてきたが、まだ、それを同定できていない。

散策路から湿原展望台へ向かう木製道の上に糞!エゾタヌキではなくキタキツネだろう。この糞はヒグマ糞に感動して拾わなかった。

2017年8月19日土曜日

この花教えて! Tell me this flower's name or family name?

釧路湿原で撮ったこの花が気になっている。バラ科シモツケソウ属でもないし、ユキノシタ科のチダケサシ属でもないし、やはり、バラ科を調べている。葉の羽状複葉だからすぐ判ると思っていた。草本ではなくて木本のようにも見える。ナナカマドは羽状複葉だが、、、。アワブキの花に似ていないこともない。でも葉が全くちがう。
やまぼうしさんやk-ta隊員なら、ルーペで花を観察するだろうが、ぼくは全体の草姿だけで判断し、調べようとする。
お手上げです。どなたか教えて下さい。


釧路湿原の花とチョウ  The flowers and the butterflies in the Kushiro Swamp.

 8月14日の釧路湿原は霧雨がかかったり、止んだり、小雨になったりの天気であった。それでもチョウたちは霧雨が止んだ時は、短い夏を謳歌しようと飛び回っていた。
今回釧路の持っていったカメラはLUMIX GF5のチビカメラで14-42のレンズであったので2メートル以上離れていると小さなチョウを写すのは難しかった。が、チョウを含めて湿原全体の様子が解るように周りをカットせずに撮った画面そのものをアップするため特大サイズにした。
花の蜜を吸水するタテハチョウ科のフタスジチョウのオスで北海道特産のようだ。
この花バラ科ではないのかな?白い花のホザキシモツケのようだが、葉が羽状複葉だ。丸一日、調べたが不明だ。どなたか教えて下さい!

キンポウゲ科のエゾトリカブトの花の蜜を吸う アゲハチョウ科カラスアゲハの夏型のオス

 キク科のハンゴンソウの花の蜜を吸水するタテハチョウ科のヒョウモンチョウの仲間

キク科のヨブスマソウの葉の上で休憩するセセリチョウ科のチョウだが、翅を広げていないのでダメだぁー。何故かセセリの仲間は可愛い幼稚園の子供のような感じがする。何故だろう?飛び方かな?翅が小さいのに頭が大きいからかな?

他にシロチョウ科のスジグロチョウやモンキチョウや小さなシジミチョウ科のチョウが飛び回っていた。しかし、しっかり撮るには1メートル以内に近寄らなければならないので、とてもこのチビカメラでは無理だった。しかし軽いのでこのところもっぱらこれだ!

2017年8月18日金曜日

雌阿寒岳で見た花と実  The flowers and fruits which I saw in the Mt.Meakan.

昨日釧路から戻ってきた。往復ともJALのシルバー割引であった。往きの羽田では一席が空いていただけであり、帰りの釧路では五席が空いていたが、20分後にすぐ満席になった。どれも朝一番の便だった。羽田・釧路間は片道の普通運賃が46390円であるが、65歳以上からのシルバー割引では半額以下の18490円だ。このお盆時期の繁忙期でも一人旅なら必ず乗れると確信した。今回は飛行機発着時間の2時間前に空港に行ったのが良かったようだ。このシルバー割引用の空席は残念ながらネットで搭乗券を取ることができなく、あくまでも空港で手続きしなければならない。空港カウンター前にある搭乗発券機でも自分の生年月日の手続きをしているJAL MILEAGE BANKカードを持っていればシルバー割引の搭乗券を取れる。しかし、2時間も前だと受付カウンターは空いているので、そこで頼むと優しく綺麗な女性が親切に手早く処理してくれる。自分が発券機で戸惑いながらボタンを押すのとでは速さも確実性も違う。ANAはシニア割引でANA MILEAGE CLUBカードがある。二つ持っていると、乗れる確率が倍にアップする。今回も釧路空港についてすぐANAのカウンターに行って申し込んだら、空席待ちの番号札をお渡ししますと云われたので、それを断り、すぐJALの方に行く。ANAは9時55分発で、10時25分発のJALより30分早く出る便なのでもう満席だったのだ。手続きしたのは8時45分だった。そのJALも9時には満席になったと館内放送があった。

では、雌阿寒岳で見た花や実をアップする。既にアップしているがここではGPSのウエイポイントで撮った位置が特定できるのでそれを下の地図にそれぞれの撮った花や実①~⑭で位置を示した。
①ゴゼンタチバナの果実
下の二つのツツジ科の実、面白い円筒形をしている。
②実のお尻が凹んでいるのでウスノキだ!
ウスノキやスノキの実は食べると甘酸っぱい

③シラタマノキ

④イワブクロの8割方の花が終わっているが、まだ花が咲いていた。

⑤ガンコウランの黒くて甘い実

⑥コケモモの果実、ガンコウランの実に比べると甘さが劣る。

⑦メアカンキンバイ

⑧メアカンフスマ

⑨マルバシモツケ

⑩ヒメイワタデ

⑪イワブクロ

⑫コマクサ
下は20080728に阿寒富士の山頂で撮ったコマクサ

⑬シラタマノキ

⑭これはイワギキョウだった。
ゴゼンタチバナは登山口付近に多く、ガンコウランやコケモモはもう少し登ったあたりに出てきて、マルバシモツケ、ヒメイワタデ、イワブクロは山頂付近となる。植物によって微妙な環境がその生育適地を決めている。しかし、ぼくが子供の頃は海岸沿いにハマナスととともにコケモモ、ガンコウランが群生していた。その為だろうか、各家庭の平たく浅い植木鉢にはコケモモ、ガンコウランが植えられて放置されていた。
GPSによる①ゴゼンタチバナの実から⑭イワギキョウの花の地点
次回は、釧路湿原で拾ったクマ糞や新釧路川で見つけたミンク糞かキツネ糞、あるいは雌阿寒岳で見つけたキツネ糞を内容物か、湿原の花をアップしたい。

2017年8月17日木曜日

山頂からオンネトーまで  From the top of Mt.Meakan to Onnetou.

10時半に山頂に着いたが、とてもそこで食事をする気にならないので、すぐオンネトーへの火口に沿った道を歩く。もう、登らなくても良く、平地のような道なので足も何となく軽やかに踏み出せる。向こうから単独行の人が霧の中をやってくる。阿寒富士に登ったどうか訊くが阿寒富士は登らなかったようだ。阿寒富士には雌阿寒岳とは違ってコマクサや他の高山植物があるのだ。
小石混じりの道なので、時々滑りそうになる。ストックを長くしてしっかりついて歩く。若いカップルとすれ違う。やはり、阿寒富士に行ったかどうか訊くがこの天気なので行っても見晴らしがよくないので止めたようだ。
10:46 9合目の道標だ。何だか、膝が痛くなりそうだし、滑るのでそろりそろり下る。しっかりとした足取りで登ってくるぼくと同世代の単独行者Mさんに出遭う。阿寒富士には行かなかったようだ。
 10:58 そのまま下るとオンネトーで左に行くと阿寒富士だ。ここで阿寒富士に登るべきかどうか迷う。が、無理をしない!と自分に言い聞かせ、このままオンネトーに下ることにする。
イワブクロがまだ咲いている。
何とコマクサまで少し萎れているが、咲いていた。寝そべって撮ることができなかったのでピンボケだ。
11:15 7合目だ。オンネトーから登ってくるとここで阿寒富士と雌阿寒山頂ルートに分かれる。
おー、チシマギキョウ(これはイワギキョウだった)までまだ咲いているのがあった。カメラのレンズが曇っている。阿寒富士まで行かなくても良かった!
11:32 6合目だ。
 このキノコはイグチの仲間だ!
採って裏を見るとやはりヒダではなくイグチ科特有の管孔がたくさんある。
12:11 ここで腰を下ろしてメロンパンと梅干し1個を食べる。歩きだすと後ろから足音がする。振り返るとあのMさんだ!彼はオンネトーのキャンプ場の駐車場に車を置いてピストンをしているという。ぼくは野中温泉に車を置いて居ると話すと、野中温泉まで車で送ってくれると云う。有難いが、ぼくは足が遅いからと断る。が、彼は野中温泉に行くので、駐車場で待っていると云って飛ぶように下っていく。膝が痛くないのだ。羨ましい限り!ぼくもできるだけ早く下ろう思う。もう辺りを探索しながら歩く訳にはいかない。
12:33 大学生くらいのカップルが登ってくる。彼らなら、簡単に往復できるのだ。そのカップルを見送る。早い早い、すぐ視界から消える。
13:00 2合目だ。写真を撮っただけ!
13:09 1合目だ!着いたも同然だ!
13:21 登山口に着いた。どうにか膝が持ちこたえてくれた。膝に感謝!
駐車場でMさんは着替えをしているところだった。ぼくを見て随分早いじゃないですか!と云う。急いで下りたのは着替えばかりでなく、助手席にぼくが乗れるように整頓するつもりだったのだ。彼は、札幌から来ていた。
下は今回歩いたルートである。Mさんの車に乗せてもらわなければ破線のコースを歩くことになる。Mさんは翌日は雄阿寒岳に登ったようだ。もう、凄い!としか言いようがない。