「特定秘密保護法反対」
「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!
自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。
原発不要・核廃絶
2016年4月11日月曜日
テンの糞中の毛玉とスゲ Fur ball (and/or hard mass of fur) and carex in the scats of marten.
下のテン糞は9日にアップしたリスの臼歯が含まれていたものだ。
この糞にはリスの毛と思われるものが多く含まれていた。
その中で、2個の毛の塊があった。
2つの毛の塊も石のように固く、とても毛だけで出来ているとは思われないような固さだ。
ピンセットで崩そうとしても固くてなかなか崩すことができない。
まるで、石か骨を芯にして毛がしっかり巻き付いたような感じだ。
でも、丁寧に崩していくと毛だけでできたものであり、芯になるようなものは見当たらない。
このような糞の中の固い毛の塊(毛玉)は、このテン糞ばかりでなく、タヌキの糞でも、哺乳類を食べたと思われる糞の中には多数の毛の他に直径5ミリ以上の毛玉が見つかることが多い。
たいていぼくは、この毛玉の中に動物を同定できる歯がないか毛玉を崩すのだが、必ず毛だけでできた塊なのである。
この毛の塊は、テン糞ばかりでなくタヌキ糞やアナグマ糞にも見られる。
ネットで、「糞 毛玉」で検索すると飼いウサギ、飼いネコ、飼いイヌに見られるようだ。
ウサギやネコはセルフグルーミングで自分の身体を舐めた時の自分の毛が毛玉となって排出されるようだ。
野生動物のテンやタヌキは自毛ではなく食物となった哺乳動物の毛である。
どのような理由によって石のように固い毛玉が作られるのだろうか?それが知りたい!
ウサギ、ネコ、イヌでは毛玉症という症状まであるようだ。
それを防ぐために猫草(イネ科植物)が売られているようだ。
イネ科植物を食べたネコは毛玉を糞として排出する。
この糞中に毛玉と一緒にスゲ類の葉が混じっていたのは、毛玉を糞として排泄するためだったのだ!このことは、野生動物は整腸作用としてのスゲ類を利用といえる。
たいていぼくは、この毛玉の中に動物を同定できる歯がないか毛玉を崩すのだが、必ず毛だけでできた塊なのである。
この毛の塊は、テン糞ばかりでなくタヌキ糞やアナグマ糞にも見られる。
ネットで、「糞 毛玉」で検索すると飼いウサギ、飼いネコ、飼いイヌに見られるようだ。
ウサギやネコはセルフグルーミングで自分の身体を舐めた時の自分の毛が毛玉となって排出されるようだ。
野生動物のテンやタヌキは自毛ではなく食物となった哺乳動物の毛である。
どのような理由によって石のように固い毛玉が作られるのだろうか?それが知りたい!
ウサギ、ネコ、イヌでは毛玉症という症状まであるようだ。
それを防ぐために猫草(イネ科植物)が売られているようだ。
イネ科植物を食べたネコは毛玉を糞として排出する。
この糞中に毛玉と一緒にスゲ類の葉が混じっていたのは、毛玉を糞として排泄するためだったのだ!このことは、野生動物は整腸作用としてのスゲ類を利用といえる。
2016年4月10日日曜日
渡辺尋志 作品展 2016.4/9(土)-4/24(日) 湘南くじら館 Watanabe,Hiroshi Works Exhibition
知人の彫刻家の渡辺尋志(わたなべ ひろし)さんが、我が家からそんなに離れてないところで
作品展を行ったので、お昼過ぎに見に行ってきた。
実は、早朝の散歩の時も「湘南くじら館」ってどこだろうと探しながらやってきたのだ。
http://www.shonanfujisawa.com/~kujira/
https://www.facebook.com/shonankujirakan
その時に、「湘南くじら館」の上の看板と下の渡辺さんの作品展の案内ポスターを確認した。
入り口前に馬の怪物のようなものが椅子に座っている。朝には無かったものだ。
ドアは開いており、中に入ると周りに作品が展示されている。
これは白い石を彫ったものだ。
「コンニチハ」という題の狸だ!
これを入り口の横に置いて置きたいと思った。
2016年4月9日土曜日
タヌキはテンよりも薬草を利用する。 Racoon dog eats the grasses as medecine more often than marten
昨日は高畑山から下りて、大棚沢駐車場から吹風トンネル手前のところの駐車場に車を置いた。
そこから三叉路まで歩いていく途中の歩道で見つけた2個のテン糞を見つけた。
その内の1個についてお話ししたい。
水洗いして0.5ミリメッシュの茶漉しに残った物は、
4-8センチのスゲの仲間の単子葉5本、小哺乳類毛大半(この毛の中に1センチ位の石のように固まった毛玉2個:この毛玉については後日アップしたい)であった。
この糞で、興味深い内容物が二つある。一つは単子葉の葉の混入である。
これまで単子葉植物(スゲの仲間)の葉が糞中に混入していたのは6個の糞で見つかっており、
この内、タヌキ5個、ハクビシン1個、イノシシ1個であり、テン糞では初めて出てきたことになる。
但し、この記録は2014年3月7日からのものだ。それ以前にも糞の中に混入していたと思うのだが、糞を拾う時に間違って取り込んでしまったか、あるいは動物が地面に落ちている果実や節足動物類を食べる時に一緒に取り込んでしまったと考えていて、記録されていない。
2014年3月7日から現在(2016年4月8日)までに拾った糞の数は、
518個(タヌキ:99、テン:387、アナグマ:21、その他:11)である。
518個(タヌキ:99、テン:387、アナグマ:21、その他:11)である。
99個のタヌキ糞の中から5個に単子葉植物の細長い短冊状の葉が出てきたのだ。
これはタヌキ糞の5%がスゲの葉状の単子葉植物が数本混入していたことを物語っている。
一方、テン糞387個からは1個(0.26%)だけだ。
これらの単子葉植物はその量(7,8センチも長いものが1本から、3、4センチのものが3~7,8本)からしてタヌキやテンが無意識に食べてしまったのではないと考えられる。
飼い犬が散歩していて路傍の植物を噛み取って口に入れるのはしばしば見ることである。
これは、整腸作用の為と考えられている。さらに、M.ハフマン博士がマハレ山塊国立公園で発見したチンパンジーの薬草利用はあまりにも有名である。
イヌもチンパンジーも薬草を利用しているなら、タヌキやテンが利用しない筈がない。
タヌキ糞やテン糞から見られるスゲ類の葉の混入は、これらの野生動物たちが
イヌやチンパンジーと同じように薬草としてスゲ類の葉を利用していると考えざるを得ない。
タヌキの方がテンよりもスゲ類の草本を利用する割合が圧倒的に高い。
これは、タヌキの方がテンよりも体調が悪くなることが多いことがうかがえる。
タヌキの方が、テンよりも不衛生な物を食べていることと関係しているのだろう。
これはタヌキ糞の5%がスゲの葉状の単子葉植物が数本混入していたことを物語っている。
一方、テン糞387個からは1個(0.26%)だけだ。
これらの単子葉植物はその量(7,8センチも長いものが1本から、3、4センチのものが3~7,8本)からしてタヌキやテンが無意識に食べてしまったのではないと考えられる。
飼い犬が散歩していて路傍の植物を噛み取って口に入れるのはしばしば見ることである。
これは、整腸作用の為と考えられている。さらに、M.ハフマン博士がマハレ山塊国立公園で発見したチンパンジーの薬草利用はあまりにも有名である。
イヌもチンパンジーも薬草を利用しているなら、タヌキやテンが利用しない筈がない。
タヌキ糞やテン糞から見られるスゲ類の葉の混入は、これらの野生動物たちが
イヌやチンパンジーと同じように薬草としてスゲ類の葉を利用していると考えざるを得ない。
タヌキの方がテンよりもスゲ類の草本を利用する割合が圧倒的に高い。
これは、タヌキの方がテンよりも体調が悪くなることが多いことがうかがえる。
タヌキの方が、テンよりも不衛生な物を食べていることと関係しているのだろう。
2016年4月8日金曜日
ミツバツツジを見に高取山へ Climb to Mt.Takatori in order to see azalea "Rhododendron dilatatum".
今日は、鳥関係の訳本を数多く出しているT.Maruさんとミツバツツジを見に高取山へ行ってきた。
バス道路沿いの清川村の家々ではミツバツツジが咲き乱れているが、
山ではまだまだ蕾の状態だった。
来週末くらいには高取山や仏果山のミツバツツジも咲くことだろう。
ミツバツツジはまだ蕾だったが、マメザクラは丁度満開だった。
これは携帯で撮ったもの、、、。そう何とカメラを忘れたのだ。
一緒に行ったT.Maruさんに写真を託した。
宮ケ瀬越えから高取山への登山道の木の幹が地上から1メートルくらいのところまで擦られて樹皮が剥けている。カモシカの角砥の痕だ!
汲沢へも行ったがダメ!キクザキイチゲの花弁は落ち、子房が膨らみ始めていた。
ミヤマカタバミが花弁を開いていた。
T.Maruさんは鳥に詳しいので、色々教えてくれるが、何せぼくは難聴だ。特に鳥の声、虫の音は耳を澄ましても聞こえない。しかし、今日はシジュウカラの警戒音、アオゲラの地鳴きの声などぼくにでも聞き取れる低い周波数の声を教わった。囀り(さえずり)の声は高い音なので聞こえづらいが、同じ鳥でも聞こえる鳴き方の音声があることを知った。
2016年4月7日木曜日
テン糞から出てきたリスの臼歯 Molars of squirrel which were found in scats of marten.
一昨日の伊勢沢歩きは、行きも帰りも霧雨模様だったが、行きにテン糞①を帰路にテン糞②を見つけ拾ってきた。
テン糞①9:12
ツバキ葯多数、トカゲorカナヘビ骨片・爪、リス骨片・臼歯
下は、糞から全ての骨片部分だけを取り出したもの。但し、臼歯は除いている。
爪がいくつか見られるが、これはトカゲorカナヘビのものだ。また、それらの骨片も混じっている。
哺乳類の骨片と両性・爬虫類の骨片との違いは、哺乳類の骨は密で頑丈であるが、両性・爬虫類のものはスカスカである。
赤丸をした骨片は頭蓋骨の一部なので、頭蓋骨が含まれていると、歯を念入りに探すことになる。
下の歯を見た時は、ヤマネの臼歯と思ったが、、、イヤ待てよと思い
阿部永著「日本産哺乳類頭骨図鑑」を調べる。
ヤマネの上顎臼歯ではない。シマリスの臼歯に似ている。
が、丹沢にシマリスは生息していないのでホンドリスということになる。
しかし、鈴木庸夫さんから貰ったリスのものに比べると少し小さめだ。
右端は歯根が2本あり、下顎の一本ある前臼歯だ。
左2個は歯根が3本だ。しかし、まだオトナになってない個体だったようで3本の歯根の末端部が
欠如している。
そうすると、リスのワカモノ個体ということになる。
ということはこの食べられたリスはいつ生まれたのかな?
ホンドリスSciurus lisに詳しいtake隊員お願いします。
もう一つのテン糞も毛でできたような糞だった。骨片を期待したが、、、、。
テン糞②12:12
小哺乳類の毛多数と砂礫
東丹沢山麓でテン糞を拾い始めて10年経つが、内容物として、リスの臼歯が出てきたのは初めてである。ヤマネは6回もあるが、リスはリス?を含めて4回ある。
ヤマネの6回は全て臼歯による同定であり、リスの4回は大腿骨などのアカネズミより明らかに大きい骨をリスとしていた。しかし、確かなものではない。
そのため、臼歯が出てきたのはすごく嬉しい。
2016年4月6日水曜日
霧雨の中の伊勢沢③ The Isezawa valley in misty rain.
伊勢沢沿いのミヤマトリカブトがもうこんなにも大きくなった。
柔らかくて美味しそうだ!
トリカブトは小学4、5年の時猛毒だと知った。夏休みの宿題で植物標本を一つ作って出さなければいけなかった。それで、作った標本がトリカブトだったのだ。
エンレイソウがちらほらあった。葉だけであり、花をつけるのだろうか?
ミヤマキケマンだ!
これはヨゴレネコノメだ!
ヒトリシズカもずいぶんあった。
2016年4月5日火曜日
霧雨の中の伊勢沢① The Isezawa Valley in the misty rain.
昨日の天気予報では今日は昼頃から雨が上がるということだった。
21日に鍋嵐に行ってから2週間余り丹沢山麓を散策していないので、
今日は、少々の雨模様でも行くことにしていた。
5時に起きたが、雨なので持ち物にあたふたとしてしまい、結局家を出たのが6時5分であった。
伊勢沢林道のゲート前の水沢橋の駐車場に着いたのが8時であった。
今日の目的はキクザキイチゲを見つけることだ!
しかし、この雨曇りだ。キクザキイチゲもこのような曇りだと花が開かない。
林道口近くのミヤマカタバミを見た。この子はどの花もしっかりと閉じてしまっている。
白い花が開いていると園芸品種のように大きく綺麗だ!
スミレたちは開いている。モミジイチゴの花も開いている。
林道の終点からは沢沿いに歩くことになる。
ヤマトリカブトは大分大きくなった。
お!あった!キクザキイチゲだ!しかし、まったく花が見当たらない。
これは花が終わったのかな?もう少し、探してみよう。
帰路は、来た道と違う側を歩く。
あった!これ一輪だけだ!
白っぽくなく、薄紫色をしている。花が開いていないがこれで良しとしよう。
とにかく探していたものが見つかったのでホッとする。
2016年4月2日土曜日
タヌキ糞の内容物 -土山峠・鍋嵐・物見峠・煤ケ谷ルート- The contents of scats of raccoon dogs.
先月下旬の土山峠・鍋嵐・物見峠・煤ケ谷のルートで見つけ拾ってきたタヌキ糞の内容物です。
このルートではタヌキ糞をここにアップした9ヶ所以上で見つけ、鍋嵐からの帰路は
見なかったことにする!と他の二人に言って素通りするくらいでした。
取り敢えず、水洗いした結果を載せます。
10:11、タヌキ糞①
マメガキ種子果肉果皮
11:15、タヌキ糞②
マメガキ種子、腐葉砕片
マメガキ種子、腐葉砕片
11:19、タヌキ糞③
キブシ種子、マメガキ種子、ケンポナシ種子、節足動物甲殻類カニ外皮脚、小哺乳類毛
キブシ種子、マメガキ種子、ケンポナシ種子、節足動物甲殻類カニ外皮脚、小哺乳類毛
12:44、タヌキ糞④
キブシ種子果肉果皮
12:48、タヌキ糞⑤
マメガキ種子果肉果皮、直翅目産卵管
13:03、タヌキ糞⑥
キブシ種子、マメガキ種子1個、昆虫外骨格脚
13:06、タヌキ糞⑦
マメガキ種子果肉果皮
13:16、タヌキ糞⑧
キブシ種子、腐葉砕片、ムカデ尾部、節足動物外皮脚、土砂
14:10、タヌキ糞⑨
キブシ種子果肉果皮
以上のように、マメガキの種子が6個にキブシの種子が5個に含まれており、両方が含まれていたのは9個中2個だった。他にケンポナシの種子があり、腐葉土を漁って果実や節足動物を食べていることが判る。タヌキ糞③からは小哺乳類の毛が混じっていたのは、タヌキが地面を鼻面をこするにようにして歩いていて、たまたまヒミズかジネズミの死体にでも出くわしたのだろう。
ヒミズやジネズミは噛みつかれた時は嫌な臭いを発するが、死後しばらく経つとその臭いも消えるのだろう。
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