「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2016年2月1日月曜日

フィールドサインと氷景色2)  ②Field signs and ice scenes.

30日の辺室山歩きの続きです。
今日も肌寒いので拾ってきた糞洗いは中止して、風呂場で登山靴やアイゼン、スパッツをタワシで洗った。
10:26、⑩タヌキ糞
10:30、⑪ミヤマシキミがかなり食べられている。カモシカだろう。
10:35、⑫昨夜のカモシカの2条の足跡を見るHashimotoさん。
上の足跡をカモシカと判断した理由は、第3、第4指の爪の後ろに第2、第5指の副蹄の跡がハッキリついているからだ。さらに深くはっきりと逆ハ状に広がっていればイノシシだ。
どうもオトナのカモシカが2頭移動したようだ。
10:50、⑬これは、床林から2メートルくらい上の木の枝や幹の樹皮を綺麗に食べている。
サルなら、樹皮が剝れていたりするので、齧歯類のリス?ムササビ?ヤマネ?あるいはハタネズミ亜科のスミスネズミが齧ったものと思われる。
枝の水滴に見えるのはバッチリ凍っている。前夜の雨が明け方に冷えて凍ったようだ。
11:36、⑭登るTsukaharaさんとHashimotoさん。いつもはこの辺りでは汗だくになるのだが、
今回はさらに着込んだ。
11:43、⑮辺室山手前の登りきった所で!
辺室山でアイゼンを着けたのが大正解だった。
12:28、モミの枝は氷の上に氷が着き重たく垂れる。
 
12:31、⑯常緑広葉樹のシキミの葉に着氷しているのは何だか不思議な感じ!
12:32、着氷した枝を潜り抜けても氷が落ちない。
12:36、⑰まるで雪が積もったように見えるが、木々の枝に降った雨が氷結している。
不思議な氷の世界!
13:00、⑱祠の峠に着いたが、お昼は物見峠でとることにする。無風状態なので快適だ!
ここから物見峠までは10分位だ。
13:22、⑲唐沢林道の物見隧道で昼をとるつもりであったが、風が無いので物見峠の休み台でお昼だ。
Hashimotoさんがストーブで温めたウィンナーをぼくらに2本ずつくれる。これが美味かった。
ぼくはコンビニで買った赤飯オニギリにカップラーメン(小)を食べる。
ここで、3人で記念写真をまたも撮り、三峰山方面の登山路を登ることにする。
13:59、⑲出発しようとしてテン糞を見つける。
14:25、⑳ここから煤ケ谷への登山路を下る。
 14:33、㉑大きな山の神様の祠、ここは煤ケ谷の人たちが手入れをしている。
上の場所を過ぎてから気温が緩んできたようで、樹木の枝や葉についていた氷が解け始める。
まるで、小雨の中を歩いている感じ。物見峠からの登山路の合流地点で、アイゼンを外しザックカバーを掛ける。しばらく歩いて、二人を先に行かせる。ぼくは小便をし、沢筋の少しぬかるんだ所で追いかけようとして滑り転びそうになるのを踏ん張ったのが良くなかった。左の太腿が攣る。
スポーツ飲料を飲み、痛みが治まってきたので、そろりそろりと歩き始める。完全に痛みがなくなったので普通に歩き始める。またも、窪んだぬかるみでそこを1メートルくらい登らなければならない。ステップとなるような岩あるので、そこに右足をかけストックで堪えながら左足を持ち上げたら、再び同じ太腿が攣る。
強烈な痛みで、転びそうになるが、水を飲むと痛みが治まり、再び歩き始める。
シカの防護柵の扉を閉めると、煤ケ谷の集落が見えてきた。
TsukaharaさんとHashimotoさんが待っていてくれた。っと糞を見つけた。
15:52、㉒ん?テン糞だ!
糞を拾って、ビニールの小袋に容れる。拾う時屈むので腿が攣りそうになる。舗装された道をバス停を目指して歩く。歩いていてバスの時刻が毎時5分頃だと思い出す。
二人に走るように声を出す。バスは16:04だった。間に合った。
バスを朝と同じように貸し切ったようにぼくらだけだった。座席に座った途端、攣る。
この左足太腿の攣り、今日も危険な状態だ。今週の山行きは止めだ!

2016年1月31日日曜日

足跡や食痕、角砥ぎなどのフィールサイン1) ①Animal field signs of tracks, feeding signs, scats,and scraping.

昨日の辺室山は積雪が深いところでは20センチくらいあった。
雪の表面は凍っているため、一歩一歩足を雪面に乗せる度に一度は体重を支えてくれたかのように思うのだが、ガクッと落ち込む。初めの頃はそれを楽しんでいたが、、、、。
途中からはなるべく積雪が浅い所や無いところをあるいた。

今日は、見た動物たちのフィールドサインを時間をおってアップする。
9:40、①先ず、シカの足跡だ!
今朝、2、3頭のメスグループが歩いたようだ。
 9:43、②雪がない吹き曝しの尾根上にタヌキ糞だ。タヌキたちのトイレだ。溜め糞になっている。
色の褐色のが新しいようなのでそれを拾ってきた。
これらの糞は氷ついているので登山靴の先で蹴とばして、一塊を拾いあげた。
10:01、③カモシカの足跡(第三指の爪と第四指の爪が広がっている。
10:01、④ミヤマシキミがカモシカに食べられている。
 10:11、⑤カモシカの角砥ぎの痕だ!
 10:13、⑥なんとシロダモが食べられている。初めての観察だ!カモシカだろう。
 10:19、⑦テン糞だ!もちろん拾う。
 10:24、⑧カモシカの足跡だ!どうもこの辺りにオスとメスの2頭のカモシカが重複した行動域を持っているようだ。
 10:25、⑨ヒイラギが食べられている。カモシカだろう。
シカは主に草食でカモシカは葉食が主だろうから、このような判断をしている。今は猟期だから、丹沢で撃たれたシカの胃の内容物についてはとうに調べられているだろう。シカはどのくらいの割合で樹皮や木の葉をたべているのだろうか?草食だけなら、丹沢の冬では食べるものがほとんど無い。
上記のフィールドサインの確認地点を下図のGPS上のルートの①~⑨である。
今回歩いた距離はGPS上で8.2キロであった。
これだけでも、帰路もうすぐ煤ケ谷の集落に着くというところで左脚の太腿が攣り、
今日高校生向けの体験授業があって専門学校に行った帰り、同じところが攣ったので驚いた。

2016年1月30日土曜日

雪景色!  Snow scene!

 「丹沢サル観察し隊」で、今日、辺室山の雪上の足跡観察会を行った。
日程を決めたのは昨年であったので、今日参加予定がぼくを含めて8名だったが、
昨日になって5名取り止めとなった。
不参加になったのも当然だ。
都心は大雪予報で、清川村の天気予報も雨か雪か曇りかはっきりしなかった。
しかし、夕方の予報では明け方まで雨か雪だが、その後は曇りの予報だった。
ぼくが決行を決めてメールで流したが、5名の人たちは全国の予報をテレビで見て取り止めたのだ。

本厚木発宮ケ瀬行きのバスはぼくら3人だけ。
バスが出るまでは冷たい雨が降っていたが、ぼくは「土山峠に着く頃には雨は上がる」とTとHに言い放つ。
雨の上がった土山峠に下りたTとHの二人。既に、スパッツは付けているので、ストックを持って出発だ。
辺室山までは登りの連続で汗だくになる筈だが、寒いくらで着込むくらいだ。
前夜からの雨まじりの雪が氷となって木の枝についている。樹氷となっているのだ。
寒さがゆるんで枝の氷が落ちるかと思ったが、美しく凍った木々が綺麗で、何度も立ち止まって写真を撮る。3人で「来て良かった、良かった」と言い合いながら自然と笑顔になる。
丹沢の氷の女王が 出てくるような感じだ。
登りは登山靴で雪を蹴ってステップを作り、一歩一歩登る。
辺室山山頂でアイゼンを装着する。
アイゼンが気持よくザック、ザックと氷雪に突き刺さる。
物見峠でお昼にしたが、13時を回っていた。
ぼくはもうすぐ煤ケ谷の集落に着くというところで、滑りそうになりそれを堪えたために左の太腿が攣り
ほとんど歩けなくなる。先に行った二人を水を飲みながら一歩一歩追う。
16時4分の煤ケ谷発のバスに運良く間に合う。
今日は素晴らしい日だと、本厚木駅前で3人だけの懇親会をやる。

2016年1月28日木曜日

北海道を開発・開拓した「常紋トンネル」と「赤い人」から

昨年、11月にお袋の三回忌で帰省した時に、お袋の部屋に寝た。帰省するときは機内では機内誌を見ている内に釧路に着くし、実家ではお袋や親父が見ていた本が片付けられずにそのまま本箱に納まっているので、それを読むことにしている。ただ、帰路の便は同じ機内誌になることが多いので、実家から1、2冊持ってきたものを読む。
司馬遼太郎の「街道をゆく:北海道の諸道」を持ってきた。

この本の中で北海道の開拓のための道路工事や鉄道工事の為に身を粉にして働かされた囚人労働者や騙されて内地から北海道に連れて来られたタコ労働者について書かれた本があることを知った。
刑務所に収監された囚人労働者についての吉村昭の「赤い人」とタコ労働者についての小池喜孝の「常紋トンネル」を司馬遼太郎は読み終えた後、しばらく呼吸ができないほどの胸の痛みを覚えたような事を書いていた。ぼくはこの2冊の本に興味をもった。

正月に入って、アマゾンで「赤い人」と「常紋トンネル」を注文した。「常紋トンネル」は絶版のため文庫本でも1500円くらいした。先ず、「赤い人」を読み、続いて「常紋トンネル」を読んだ。赤い人は1日で読んだが、常紋トンネルは読む途中で何度も休んだ。間を置かないと当時の労働者たちが牛馬のごとく扱われる様子が目に浮かび、苦しくなり、暗澹たる気持ちになってとても続けて読めないのだ。

囚人の赤い人も、周旋屋に騙されて連れて来られたタコ労働者も、氷のような固まった雪原の上を裸足で働かされる。食事は凍ったご飯に漬物だけだ。現在のぼくらには俄かには信じがたい状況の描写の連続だ。人柱として何人もの病気なって動けなくなった者たちを埋葬もせずに埋める。逃げる者たちは捕まると見せしめのためにリンチを受け殺される。警察も行政も見て見ぬふりをする。

肉体労働者の人権が改善されたのは、戦争に負けてGHQがタコ部屋制度を廃止させたからだ。それまでは、朝鮮人や中国人も騙されて半強制的に炭鉱やトンネル工事などで人権無視の強制労働がされていたようだ。

北海道は、屯田兵、囚人、タコ労働者、朝鮮・中国からの強制労働者によって開発・開拓されたのだ。

ぼくが子供の頃のバス遠足は釧路から阿寒湖や摩周湖だった。その道はマリモ国道と呼ばれ難工事であったため、多くの人たちが犠牲になったということを聞いていた。それが、赤い人やタコ労働者だったのだ。

ぼくが学生の頃の肉体労働の仕事は早朝の桜木町駅前で手配師が日雇いの者たちを集めて工事現場や貨物船にマイクロバスで連れていく。日雇いの人たちの中には、ぼくのような学生もいれば中高年の衣類や顔が汚れてまだ飲んだくれている者たちもいた。
手配師は、「兄ちゃん俺の100円出すからこの仕事やってくれない!」なんて言ってぼくらを誘う。ぼくらは船底に潜って小麦をモッコに積み入れたり、道路工事や地下工事の土方作業をやらされた。

手配師から出された100円は当然ぼくらの金をピンハネしているお金だ。戦後までいた周旋屋は北海道まで送り届ける交通費、食費、宿泊代などを前貸したようにして抜け出せなくしている。

周旋屋は手配師に、今では名前を代えて派遣業として労働者を搾取し、派遣された会社・工場は今はブラック企業と云われる。

労働に応じたお金が流れているわけでなく、働いても貧困から抜け出せない。お金の大半は仕事を持ってきた政治家と元受企業が搾取し、残りを下請けや孫請けが取り、労働者はほんの僅かの金だけだ。戦前のタコ労働の世界が現在でも続いている。

日本の建設を含む労働業界は、今も昔も変わらない縦社会の搾取構造をもっている。ゼネコンと云われる大企業が仕事を受注して、下請け、孫請け、さらなる下位の業者が実際の仕事を行う。そんな綻びがたくさん出てきている。原発に直接関わる仕事の労働者、マンションや道路建設の労働者、全て孫請けなどの下位業者の搾取されて低賃金でも働かざるをえない人たちだ。

2016年1月26日火曜日

パフィオペディラムが咲き始めた。  The flower of Paphiopedilum has begun to bloom.

今日は、専門学校の後期試験だった。
1時限目、2時限目と動物行動学の試験をやり、答案用紙を採点のために持ち帰った。
帰宅したのが2時過ぎで、コーヒーを沸かして、採点に取り掛かった。
白紙に近い状態で提出した学生が2名いた。
また、100点満点もいた。
このTCA専門学校は入学試験はないので、入りたい者を全て受け入れるので、さまざまな者たちが入学してくることになる。勉学に問題がある者から大学を卒業してきた者、休みがちな者、朝起きられなくて遅刻する者、夜遅くまでバイトをしている者、犬、猫以外にデグーのような小動物を飼っている者、イグアナを飼っている者など賑やかだ。誰もが動物が大好きなことは間違いない。
試験はできなくても、フェレットの事なら何でも知っているし、次々に子供を産ませることができる。

動物行動学の試験の採点は10点だと通常は不可の評価Dとなるところだ。
が、評価は試験の結果だけでつけるのではない。

パヒオペディラムが2個咲き始めた。
 あと、一クラス分の採点が残っている。頑張らなくてはならない。

2016年1月24日日曜日

ランの花の香り! The orchid flowers sending forth incense.

11月に入ってから部屋に取り込んだ洋ランの花たちが、あるものは蕾を膨らませ、あるものは花を開き
芳香をぼくの部屋中に放っている。
セロジネの花の匂いが一番強いので、ファレノプシスやカトレアたちは匂いに負けてしまう。
セロジネ
 下のファレノプシスはぼくがラン好きなので連れ合いがもう何年も前に買ってくれたものだ。
他のランたちは毎年株が増えていくが、ファレノプシスはなかなか株が増えてくれない。
これは、どうやって株が増えるのか不思議でもある。
 ファレノプシス
このカトレアも我が家の環境にあっているのか、株が増えるので知人に貰ってもらっている。
 カトレア
今、花芽をつけて来週にも咲きそうなのがパフィオペディラムだ。こやつも株が増えて困るくらいである。
ぼくが好きなデンドロビュームはまだまだ蕾も小さいので、2月になってからだろう。
屋外には、小豆島で買ったフウランや丹沢山麓で拾ったカヤランや沢に落ちていたヨウラクランなどが寒さに耐えるかのように葉を引き締めている。カヤランは数本も花枝を伸ばし温かくなるのを待っている。


2016年1月21日木曜日

初氷でも梅の花!   In the first freezing, plum blossom.

今朝庭の睡蓮鉢を見たら氷が張っている。
いよいよ寒さが本格的になってきた。
今日は、大寒なのもうなづける。
このところ日が長くなってきているが、日の出はまだ6時半頃だ。
早く、6時前の日の出になって欲しい。
それは、早起きしてもまだ暗くて朝の散歩も楽しめないからだ。
そんな訳で目覚めても外が暗いとまだ寝てよう!と思ってしまう。
まるで、冬ごもりするクマの気持が判るような感じになる。

睡蓮鉢の氷もお昼過ぎには全く融けてしまった。寒さはまだこれからだ!
それにしても、梅の花は不思議だ!こんな寒い時に毎年花を開くのだ。
この花はどうやって花粉を雌蕊に運ぶのか?虫などほとんど飛んでないのだから、虫媒花ではない、風なのかな?じゃーどうしてこんなに素敵な白い花弁になったのかな?甘い蜜に誘われてメジロやヒヨドリが来て花を啄むから、鳥かな?毎年、ちゃんと果実を実らせるから不思議だ。きっと、風がメインなのだろう。
4日の追突事故の事で保険屋さんから電話があった。ぼくが追突した車に乗っていたご家族には今のところムチ打ちなどの症状が出ていないようだ。有難いことだ!向こうには小さな子供も乗っていたのでまだまだ安心はできない。事故後、こちらの車も修理に出し、戻ってきたが、丹沢に行くのにまだ車を使っていない。
何となく、怖いのだ。
ぼくは、直線道路を走っていて2度、車の真横に追突されている。一度は娘を乗せて走っていて、横の細い道から出てきた車に追突された。もう一度はバイクで走っていて十字路で右折車がバイクにぶつかってきた。一度目は、こちも娘も怪我無しだったが、二度目は一ヶ月半の入院だった。
どちらの場合も、ぼくの車に気が付かなかったようだ。
バイク事故以来、四輪車でも十字路を直進するのがしばらく怖くなったことがある。
バイクは事故の時、大破したのでそれを機会に家族に止めさせられた。
また、乗りたくなっている。丹沢に行くには、バイクが手頃だし、追突事故なんて起こさないと思うからだ。

2016年1月20日水曜日

テンはマメガキばかりを食べている。    The marterns are eating only the date plum.

先週15日の丹沢実習の続きで、見つけたテン糞の内容物です。

9:56、テン糞①
マメガキ種子・果肉・果皮、昆虫脚
10:33、テン糞②
マメガキ種子・果肉・果皮、
 11:16、テン糞③
マメガキ種子・果肉・果皮
 11:23、テン糞④
マメガキ種子・果肉・果皮、昆虫脚・翅
11:40、テン糞⑤
マメガキ種子・果肉・果皮、昆虫外骨格・脚
11:54、テン糞⑥
マメガキ種子・果肉・果皮、カマドウマ脚
12:46、テン糞⑦
マメガキ種子・果肉・果皮、
13:05、テン糞⑧
バッタ脚・腹部外皮
13:12、テン糞⑨
オオウラジロノキ種子・果肉・果皮、キブシ種子・果肉・果皮、サルナシ種子、昆虫脚・翅
13:48、テン糞⑩
サルナシ種子・果肉・果皮
 14:43、テン糞⑪
マメガキ種子・果肉・果皮、昆虫脚・産卵管
 14:47、テン糞⑫
マメガキ種子・果肉・果皮、
 15:02、テン糞⑬
マメガキ種子・果肉・果皮、サルナシ種子・果肉・果皮
  15:04、テン糞⑭
ケンポナシ種子・果柄

上の14個の糞内容物を表にして、見やすくした。
表1.テン糞①~⑭に含まれていた内容物
表1.でも示したように、テン糞14個の内10個の中にマメガキの種子や果肉・果皮が含まれていた。
前回アップした5個のタヌキ糞の4個からマメガキの種子が出てきている。
この時季のテンやタヌキたちの主な食物はマメガキであるといえよう。
タヌキ糞では5個中3個からサルナシの種子も見つかったが、テン糞では⑨,⑩、⑬の糞からサルナシの種子がでてきた。⑩ではサルナシだけを食べたものであった。
糞⑨にキブシの種子や果肉・果皮がでてきた。マメガキやサルナシ、ケンポナシなどが残っている内は、キブシの実食いはその辺りにマメガキが無くなった場合になるのかもしれない。

どうも、この5年間の1月のテンやタヌキの食物としてのサルナシ、マメガキ、キブシ、ケンポナシ、エゾエノキ、オオウラジロノキなどの果実を見ると年変動が大きいということが分かった。
それぞれの豊作の年が違うので、テンやタヌキは全ての果実に対応してどれも食べているんだ。
Fig.1 ルート上のテン糞①~⑭の位置

ルート上の見つけたテン糞の位置から考えると、テンはこのルートでは標高や尾根沿い・沢沿いを問わず、生息しているようだ。