「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2014年5月12日月曜日

実習つづき:自然探索  Continuation of Tanzawa practice:Natural Search

先週9日の丹沢実習の続きである。
学生たちがオトシブミを見つけた。
ヤマカガシのチビを見つけたのも学生たちだ。
大勢なので多くの好奇心溢れる目で辺りを探しまわる。
天気が良かったのでアオダイショウも飛び出した。
皆で、臭いを嗅ぐ。「クサーイ!」。これがアオダイショウの臭いだ。
イノシシがミミズなどの土壌動物を探し回って腐葉土を掘り起こした跡を見る。
宮ケ瀬尾根で猿ヶ島のピークで集合写真を撮って、歩き始めて間もなく。
アリの塊だ!このアリの名は?
何しているのか?分巣したところ?
このようなアリ団子を以前にもみた。
http://tanzawapithecus.blogspot.jp/2013/05/what-is-route-as-working-waterhead.html
ムネアカオオアリなんだ。違うトゲアリだ!
ネットをみるとこのアリをペットとして飼うマニアもいるようだ。

2014年5月11日日曜日

5月の白い木の花 White tree's flowers in May.

実習の続きです。
ミツバウツギ(ミツバウツギ科)
土山峠の辺りはミツバウツギの花がいっぱい。
ガクウツギ(ユキノシタ科)
堤川林道を歩いていくと右の山側斜面の沢沿いにガクウツギが咲いている。
コバノガマズミ(スイカズラ科)
これも晩秋になればガマズミ同様に赤い実となって、食べられる。
おー、酸っぱい!
ヒメウツギ(アジサイ科)
我が家には園芸用の高さ30cmくらいのヒメウツギが鉢で咲いている。
ウツギはまだ蕾だった。
ツクバネウツギ(スイカズラ科)
そう云えば、ツクバネウツギの大きな木は高取山の手前の登山道にあったネ。
この木は昨日アップしたハクビシン糞があった細尾根の宮ケ瀬湖側にあった。
これはズームアップして撮った。
ウワミズザクラ(バラ科)
ちょっと、花が終わりかけている。上のツクバネウツギの近くにあった。
ホウノキ(モクレン科)
これは、清川隧道・土山峠分岐から下ってきてまもなく右手の沢にある大きなモクレンである。
秋になるとこの付近の尾根や斜面はホウノキの大きな葉で覆われる。
今の季節の丹沢山麓をもっともっと散策したい。
春の山麓は気持ちが良い。

2014年5月10日土曜日

これは何だ?糞だ! What is this? Scats of a Masked Palm Civet !

昨日、土山峠から堤川林道、宮ケ瀬尾根と歩いたコース(GPSの軌跡):
堤川林道終点とハタチガ沢林道終点との出会い(○地点)の宮ケ瀬尾根から
一度、南下して不思議なミズキ、熊ノ爪を目差したが
途中の鞍部で引き返す。
「岩のピーク」でお昼を食べていると単独行の登山者がやってきて、
若者たちが大勢いるので写真を撮って行った。
猿ケ島で集合写真を撮った後、先頭を行く、Sa君とOo君らは北西に行くべきところを誤って北東尾根に行ってしまったので、「ホォ、ホォー」と呼ぶと下から「ホォー」と声がして
登ってくる。尾根歩きは簡単だが、踏み間違えるとトンデモナイ方へ行くことになる。
初めての道は絶えず地図と磁石で確かめないといけない。

清川隧道・土山峠の分岐の手前の細尾根で奇妙な下の写真のものをSa君が見つける。
何だ、これは?
糞なのかそれとも、口の中で咬んで水分を吸って吐き出したものか?
で、誰の仕業なのか?
ぼくはハクビシンの糞だとSa君に云った。
彼はどうしてそんな風に断定できるのか疑問のようであった。
先ほど、静かに水洗いし、残渣をプラスティックの鉢受けに空けた。
上の状態の時には、よく判らなかったツブツブ状のものが何であるか解った。
鉢受けの中央左下につぶつぶ正体が解るものを取り出した。
上の写真でつぶつぶに見える緑色の物は花の蕾だったのだ。
下の写真である。
これだと、take隊員から丁寧に写真を撮れ!と怒られる。
接写レンズをつけて絞り9であとは自動で撮った。
もちろん水分はティッシュで吸い取った。
ガクが4枚あり、雄蕊が4本で、先に大きな二つに分かれた花粉塊が付いている。
さらに、下の3個の蕾の様子から判るように、どうも三個や4個の花がまとまってつく
集合花のようになっているようだ。
今の時季に一つ一つの花が1センチくらいで集合花となってのは?
今、蕾か咲いている花で、この花は何だろうか?
大きさからしてウワミズザクラだ!と確信して図鑑を開いたら違う。
え?もうわからない。
教えて下さい。
それにしてもハクビシンは蕾をまとめて口に含んで食べたは良いが、
ほとんど消化していないようだ。

2年生初めての丹沢実習

昨日、TCA専門学校の丹沢実習があった。
絶好の山歩き・自然探索日和であった。
堤川林道終点から宮ケ瀬尾根に登り、尾根を北上してから
宮ケ瀬湖に出て、土山峠に戻った。
新緑が目に飛び込み、ミツバウツギ、ヒメウツギ、コバノガマズミ、ツクバネウツギなどの
白い花が咲き乱れ、気持ちが良い自然探索を楽しんだ。
ただ、Kさんが山歩きが辛いようなので、途中からアシスタントのMa君と一緒に戻ってもらった。
残った学生たちは皆、元気が良い。
宮ケ瀬尾根617ピークの猿ケ島で集合写真。 
宮ケ瀬湖に下りてくると
クワガタソウが咲いていた。
先頭を歩いていたSa君とOo君は宮ケ瀬尾根上で不思議なものを見つけた。
これは後程アップします。
テン糞、タヌキ糞、アナグマ糞、イタチ糞、サル糞をを見つけ、20個近く拾ってきた。
これから水洗い分析が大変だ。

2014年5月6日火曜日

シランが咲き始めた。 Bletilla has began to bloom.

シランが咲き始めた。
これはどんどん毎年バルブが増えていく。
我が家のシランは富津市宇藤原のSさんから3株もらったものだ。
それが今ではシランが蔓延っている。
このシラン、花が咲いている時は振り返られるが、他の時季には引っこ抜かれてしまう。
そんなのが、我が家では、ドイツスズランとピンクのカタバミとホタルブクロだ。
それらが我が家の庭の下草となっている。
昨日は、グッピーを20匹くらい睡蓮鉢に容れてやった。
今朝、みたら元気よく泳いでいる。
隣の小さな水鉢にはヤマアカガエルが顔を出している。
顔を出して、飛んでくる虫でも取って食べているんだろう。
一匹だけなので可哀想だ。ヤマアカのオタマでも取ってきてやると、来年は受精卵を産んでくれるかもしれない。それも可哀想か!

今日は、これから専門学校だ。チャレンジキャンパスの授業をしなければいけない。
「野生動物の行動学」という学校から与えられたタイトルの授業をしなければいけない。
昨日から話す順番をパワーポイントにいれたので、パソコンに挿し込んであるUSBメモリーだけをもっていけば良いのだが、高校生の様子を見て内容を臨機応変に変えなくてはいけない。
そのための、材料として、頭骨、骨、エビフライなどのフィールドサインを持っていかなくては!
本当は、野山を歩きながらチャレンジキャンパスの授業をしたい。

2014年5月5日月曜日

クレマチス咲く The flower of Clematis has bloomed.

クレマチスが咲いている。
クレマチスが好きでこれまでに何鉢かを購入して、挿し木して増やしたりしたが、庭に残ったのは結局この平凡な薄紫の花だ。最初の数輪は大きな花となるが、これは直径が15センチを越える。
しかし、光をもとめて2メートル以上のところで咲いているため、真上から花を見るには2階のベランダから見下ろすことになる。
庭のジンチョウゲ、アジサイ、ユキヤナギも頂いた花を花瓶に挿した後に、挿し木したものだ。
ウィスキーを飲むのに毎日レモンを使っているので、レモンの種子を植えてもう3年になるが、
50センチにも伸びていない。そろそろ地に植えてやらなければいけない。どこからかレモンの枝をもらってきて挿し木した方が早く実を採れるかな?

そうそう、あのカヤランの花が終わり、今は最初に咲いた花の子房が膨らんできております。
花粉を飛ばすのは夏なのかな?

2014年5月4日日曜日

2種類の脊椎動物を食べたテン  A marten that had eaten two kinds of vertebrates.

5月1日の続き。

9:06、二の足林道の山神隧道付近でテン糞
このテン糞の大半はネズミの毛とキブシの種子であった。
動物毛があるときは水洗いした後、茶漉しに残った物を白いプラスチックの鉢受けに空けて、
水を少し加えて、全体を揺らしながら先ず毛や糞の表面に付着していた枯れ葉や小石などをピンセットで摘み取りだす。その時見つかった大きな骨や歯も取り出し、ティシュペーパーの上に丁寧に並べる。そうやって、毛や果実の果柄や大きな果肉を摘み出す。
最後に、鉢受け表面に浮いている毛や細かな浮遊物を捨てる。
この細かな毛や浮遊物を捨て去る作業は鉢受けに水を加えては全体を揺らして軽いものは浮かせて洗い流すようにすてる。
そうすると、今回はキブシの黄色っぽい種子と細かな骨片や歯などの
水に浮かない物が残ることになる。
最後に残った物を乾燥させて、ティッシュに取り出していた物と一緒にした物が
方眼紙上に並べた下の写真だ。もちろん、毛やキブシの種子などは取り除いている。
上顎切歯、臼歯2本、上顎骨臼歯2個、肋骨、頸椎骨、脊椎骨、骨片
カエル歯、骨片がある。橙色の線の上部がカエルの骨片であろう。
下部がネズミ亜科の動物の骨片であると考える。が、カエルのものも混じるだろう。
カエルの歯であろう。カエルの種類が同定できない。
この歯が見つかったのでカエルを食べたと特定できたのだ。
もうすこし他の骨片でも判断できるようになりたい。
哺乳類の骨でないことは解るのだが、カエル、トカゲなどを判断できない。
ネズミ亜科の動物のaが左右の上顎骨と臼歯である。bが尺骨である。
aとbの間に左の上顎の切歯と左の下顎の切歯がある。
この切歯はアカネズミのものに比べ物にならない程小さく薄い。
ヒメネズミかカヤネズミの可能性が高い。
ネズミ亜科の動物の頸椎骨、脊椎骨や肋骨である。
左右の上顎骨に埋まっている臼歯は第二臼歯m2である。
上部が前方である。
この動物の上顎骨のm1の歯根は4本であることがわかる。
散らばっている右の臼歯は歯根が二本なので下顎のm2だろう。
また、横倒しになっている臼歯の歯根も2本だが、写真の上顎のm3に当たるかもしれない。
昨日、専門学校の高校生向けのチャレンジキャンパスを終えて、帰宅するとポストにアマゾンに注文していた「ネズミの分類学」金子之史著が入っていた。
見ると、今西錦司、森下正明、徳田御稔、可児藤吉などの懐かしい人々の写真があった。
ぼくにとっては初めて見る写真だ。日本の生態学勃興の時代の人々だ。
金子之文さんの先生徳田御稔はネズミの動物地理学の大家であり、
可児藤吉がいたからこそ今西の「棲み分け理論」が生まれたと云われている。
森下正明は土壌中のミミズの数が分ればイノシシの数が分るとまで云った理論生態学の大家だ。
酒を呑みながら議論し、歩くことで考えた。
つまり、机上の学問ではなく自分の足でフィールドを歩きデーターを取り、考えた。
「ネズミんの分類学」はぼくが期待した内容のものではなかったが、
これから電車の往復の間に読む本としてしばらく楽しむことになりそうだ。


2014年5月3日土曜日

遅い春  Delayed spring!

5月1日の続きです。
川向こうにウワミズザクラだ。
まるでコップを洗うブラシのようだ。
林道上に花穂が落ちているところがあったので、見上げたらウワミズザクラだ。
帰路、この花穂を10個くらい摘んでくれば良かった。
コロモつけて天婦羅にしたら美味いのではないだろうか? 
ハルユキノシタが咲き終わりかけていた。
この葉は山菜天婦羅としてイケル。
これはオサムシだ!動きが早い!
この日はトカゲをしばしば見た。
やはり、温かかったからだろう。 
 イワタバコがあった。
 ウワバミソウだ。この茎の皮を剥いて叩きにすると粘りがでて大変おいしいようだ。
奥湯河原の旅館「室蘭荘」の女将が天昭山に採りにきていたのを思い出した。
もうずいぶん前の話だ。
ぼくはこれはお昼のインスタントラーメンの具にするくらいだ。 
 ヒトリシズカが咲いていた。 
 これはホトトギスの仲間だ。
 マンネングサ(ベンケイソウ科)の仲間
え?これはトリカブトではなくてニリンソウなのかな?
ウサギ以外の誰かが葉を食べている。
 チドリノキ(カエデ科)の花が咲いていた。
春は山菜の季節だ。
どの葉もおいしそうだ。イタドリがあったが、手が届かないので諦めた。
やまぼうしさんから教わったレシピでイタドリを酒のツマミにしたい。
今回は見つけた糞はテン糞1個だけであった。
これには2種類の脊椎動物の歯が入っていた。次にアップします。
今日は、お昼までに専門学校に行かなければいけない。
高校生向けのチャレンジキャンパス。
高3や高2になったばかりの生徒がやってくる。
ぼくが高卒の時でもはっきりと何になりたいという思いは無かった。

2014年5月2日金曜日

三峰・唐沢峠間の初めての尾根歩き The first ridge walking between Mitsumine and Karasawa-Pass.

昨日は、不動尻から三峰山へ登っていき、尾根に出た。
11:12、そこは休み台があったので、小休憩しようと思ったが時間がない。
下の道標があった。
地図と磁石で位置を確かめる。この場所からは大山は見ることができなかった。
ここからほぼ南に走る幅広尾根を行く。
まるでハイキングコースのように歩きやすい。先人たちが歩いているので道がついている。
時々、赤いテープもある。
大山山頂が正面に見え、まるで大山を登るみたいだ。
11:41、三つ目のピークで、ハタと戸惑ってしまう。
歩いてきた感じで、行こうと思う進行方向にロープが張ってあるのだ。
磁石と地図を取り出し、位置と方向を確認する。ロープの方は西になり、唐沢の支流に下りてしまう。南に進まなけれならない。急斜面のような感じがするが。ちゃんと先人たちの道があった。
下っていくと細尾根になり、ふたたび太い幅広の尾根となる。
先日、見た道標の場所にやってくる。
11:52.唐沢峠だ。
先日、シイタケがあったところまで行ってみるが、その場所が分からず。
ここで、スポーツドリンクを飲み、コンビニに買ってきたオニギリを1個食べる。
12:33、簡易トイレがある手前の道標に辿り着く。
急いで下りてきたので、膝が痛く、ここから広沢寺温泉駐車場まで足をひきづるようにしながらも急ぐ。
13:22、駐車場に辿り着き。車に乗り込み、連れ合いに3時までは10分くら遅れるかもしれないと電話する。が、車の流れはスムーズで帰宅は14時15分くらいだった。
全行程、16.7キロだが、10キロちょっとが二の足林道の往復であった。
以前は、自分が迷いそうなところに赤布を下げたものだが、GPSを持ち歩くようになってから、現場ではGPSから指針を得られないが、帰宅してからGPSの軌跡を見て「あ!ここがあの細尾根!」とか「あ!このピークが磁石を見て、遠方の大山山頂の位置を確かめた場所か!」ということが分かるので、2010年からは赤布や黄色ビニールテープは持ってはいるが、それらは動物の死骸を隠した場所などの目印に使うようになった。

2014年5月1日木曜日

ウツギだ!5月だ! Deutzia! It's May!

今日、広沢寺温泉駐車場に車を置いて、歩き出したのが8時を過ぎていた。
山神隧道を過ぎると朝日を浴びたウツギの白い花が光っている。
近いところで咲くウツギを撮る。
もう、ウツギの季節だ。5月だもの当然か!
これからこのアジサイ科の仲間が白い花を咲かせる。 
うん、うん少し匂う。
この「二の足林道」ではどこであの「丹沢の女王」が咲くのだろうか?
今日は、午後3時から訪問者があるので、焦ったが悠々2時チョイ過ぎには帰宅できた。
昨日は空振りだった。日吉に行ったが、水曜日のぼくの授業は無かった。