「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2013年2月13日水曜日

河津桜は来週かな? The Kawazu cherry will bloom within the weekend of the next week?

ぽかぽか陽気なので河津桜の様子を見に行ってきた。
ちょっとまだのようだ。来週末には咲きそうだ。
 
このような河津桜の木が引地川沿いに6、7本植えられている。
まだ、まだ桃色のぼんぼりが灯るような様子ではない。
帰路、公園の紅梅を見にいった。大半が満開であり、この木だけがまだこれからだ。
車椅子の人がきて梅の花を見あげていた。 
公園の白梅はまだまだなのに、我が家の白梅はもう満開だ。 
河津桜の蕾はTake隊員から教わったように、ファインダーを見ながらピンを合わせ、全部で30枚くらい撮った。数撃ちゃーどれかがピンが合うし。ディスプレー画面で合わせるよりも、ファインダーを覗いた方ががブレナイように思った。それは、両肘がきちっと体側で固定できるからだ。
 
まだ、膝が痛い。来週の22日まで予定がないので、釧路に行こうかな?


2013年2月12日火曜日

パフィオペディラム

携帯から
これはパソコンから
 

ハタネズミ、ヒミズ、バイカルトガリネズミの尺骨 The ulna of vole,shrew mole and shrew.

昨日アップしたテン糞の内容物としてネズミ科の動物の
尺骨が混じっていた。それは②の尺骨である。
①はハタネズミ(霞ヶ浦産)、③はヒミズ(丹沢産)、④はバイカルトガリネズミ(北見産)
の尺骨である。
この写真ではちょっと判別がつきづらいが、さまざまな角度から眺めまわしてみると、
②の尺骨は、①のハタネズミの尺骨(橈骨が付着)がもっとも類似していた。
その糞の中には下の②の上腕骨もあった。
①はハタネズミの右の上腕骨であるので、②は右であると思われる。
①と②は似ているが、②はアカネズミのものかもしれないし、カヤネズミのものかもしれない。
あるいは、ハタネズミの個体差なのかも全くわからない。
②の尺骨と上腕骨は同じ糞中から出てきたので、尺骨も右のものであろうと推定した。
このような同定をするには、標本を50くらい集めなければとても物を言えないのかもしれない。
 
学生の時、逗子市新宿にある大きな一軒家を5、6人で借りて住んでいた。
その中に、森林のネズミ調査している先輩がいた。
彼は、1日に10頭以上の個体をパンチュートラップで捕獲し、剥皮、徐肉し、標本として計測していた。徐肉するために鍋で煮ていたのを思い出した。
 
ここにアップした④の尺骨はトガリネズミからバイカルトガリネズミに修正します。


2013年2月11日月曜日

冬の防寒着  Winterized wear in winter season

この写真は1月20日の「丹沢サル観察し隊」で大山初詣登山に行った時の
丹沢山塊と富士山である。
これは、2月8日の専門学校の野生動物保護専攻のワイルドライフガイドの実習である。
皆楽しそうだ。ここで二手に分かれるのが辛かった。 
一昨日、横浜で専門学校の卒業生で今はイギリスの大学の修士課程で学んでいる31歳になったものや3人目の子を妊娠している女子等とお昼を食べた。
今日はケニヤのヒヒ調査の手伝いに行くことになった専門学校の卒業生の29歳の女子に会う。
この子たちはぼくの云う事を聞いてくれた学生だった。
 
実は、今朝2時半に夢で目覚めた。
先日の大山実習の時の夢だった。
もっともっと防寒装備を完全にしてくるように注意すべきだった。
 
何人かが手袋がなかった。また、ズボンの下にはタイツをつけていなかった。
アイゼンよりも手袋無しの学生のことで目が覚めたのだ。
ぼくの手袋を貸してあげて、ぼくは布袋を左手にはめて、右手は首に巻いていた薄手の布を巻くと良かったのだ。なぜ、そうしなかったのかを悔やむ夢だった。
 
ぼくは北海道生まれなので横浜の大学に入ったとき、9月下旬には早くも股引をはいた。そのため、体育授業の時は汗をかいたものだった。それでも9月下旬には股引をはき続けた。志賀高原の冬のサル調査に行ったとき、一緒に調査に参加している人から「フクダさん、こちらでもそのようなラクダの股引をはいている人はいませんよ」とタイツを勧められた。
以来、タイツだが、今でも冬山は登山具店で買った厳冬期用の上下の下着をきていくし、手袋も厚手の毛のヤツだ。耳掛けだってしないが持っていく。
寒い時の辛さ恐ろしさを知っているからだ。暑かったら上着を脱げばすむ。下着さえしっかりしていればあとは上下の雨具さえ持っていれば防風になるので、寒さから身を守ることができる。
 
薄着の若者は歩いている時も上着をとらない。休むとすぐ寒がる。
1日中真冬に外遊びをしたことがないからだ。
そんな外遊びで一番寒いのが釣りだった。
アカギレ、シモヤケ状態の素手で針に餌を付ける、じっとしているので足が凍ってしまうかのような無感覚になる。当時は毛糸の靴下を履いて長靴だった。それでも釧路の岸壁は寒かった。

テン糞の内容物としての骨片の同定 The identification of bones in marten scats.

ここでは、2月8日に大山実習と2月4日に土山峠で見つけたテン糞の内容物を紹介したい。 
 
8日、見晴台に着く前にMatsushima君がみつけたテン糞だ。
日曜日、天気が良いので、庭の水道栓で洗った。
始めはマメガキかな?と思った。
が、種子は含まれてない。果肉付き果皮を見てオオウラジロノキの果実だとわかった。
長十郎などの梨の果皮にあるようなつぶつぶがある。
このテンは林床に落ちているオオウラジロノキの果実を拾い食いしたんだ。
 
戻るが2月4日の土山峠で見つけたテン糞
 
12時1分
雪の降る前の古いテン糞が雪融けとともにあらわれた。
これは、キブシの種子、ネズミ科の毛と寛骨や大腿骨の一部骨片が含まれていた。
寛骨と大腿骨の骨片ではネズミ亜科かハタネズミ亜科か区別できなかった。
12時20分
これはもちろん右の新しいものを拾った。
内容物はサルナシの種子と果皮 
12時27分
これは、ネズミ亜科かハタネズミ亜科の動物の
尺骨や上腕骨の一部の骨片などと毛が多数含まれていた。キブシの種子もあった。
歯の部分が見つからないので、亜科の区別はできなかった。 
歯を以外の骨が糞の中に混じっていても、
それが、指骨、肋骨、脊椎骨の一部であることが解っても、
ぼくの知識や手持ちの標本と照らし合わせても同定することが難しい。
それには、それぞれの動物たちの標本を全てもっていないことに起因する。
 
厳冬期になり、林床は氷雪で覆われるので、この季節は落ちている果実食いは少なくなりネズミの仲間を狙っていることがわかる

2013年2月10日日曜日

大山の植物 The plants of the Mt.Ooyama

日向薬師から大山山頂、山頂から阿夫利神社下社、男坂と下りてきた。
その途中で出会った草木をアップしたい。
先ず、登山道入り口近くで、何だ?と思った木である。
判ったかな? 
そう、ヒイラギである。
ヒイラギは大きな木になると葉の特有の刺さるようなギザギザがなくなる。
歳をとると角がとれて柔らかくなるようだ。
九十九曲りから雷ノ峰尾根に登り付くと大きなお地蔵さんがある。
その側に、ミツマタだ。
これから見晴台までゆったりした登りが続く。見晴台では数組の登山者が休んでいた。
風もないので、気持ちがよかった。
これから男坂を下ってほっとするまで歩くだけで精いっぱい。
途中で古色蒼然としたスギの木があったが、写真に撮っていない。
両膝が痛くて痛くて階段を下るのが拷問のようだった。
男坂を下り終えて、仲見世通りに入る前に、何だこの花は?
このサクラに似た花は、1月20日の時にも咲いていた。
開花期間が長いのだ。
これは、〇〇桜とも云うべき桜なのだろうか?
まだ、膝の痛みが取れず、筋肉痛もあり座ったら立ち上がるのが一苦労だ。
子供の頃は、身体のどこかに擦り傷や切り傷があり痛かった。
風呂に入るとそんなところがひりひりするので嫌だった。
今は、膝、足首、腰などが痛い。
風呂に入るとホットする。
擦り傷、打ち身、切り傷があっても外遊びが楽しかった。
足首、膝が痛くても山歩きが楽しい。

2013年2月9日土曜日

卒業前の大山登山 Climbing Mt.Ooyama before graduation.

昨日、卒業式前の最後の丹沢実習で、大山を登った。
日向薬師まで伊勢原からバスで行き。
登山口から登った。今回は、見晴し台で早めのお昼を食べ、二手に分かれた。
アイゼンがあるグループはここでアイゼンをつけ大山山頂を目指し。
アイゼンがないグループは、阿夫利神社下社を目指してもらった。
下は全員での集合写真
アイゼングループの途中の集合写真
しかし、この中に女子1名と男子2名はアイゼンなしだ。 
また、手袋なしもいた。
不動尻からの稜線との出合の辺りは吹雪状態で、
装備が不備な学生がいたので不安に駆られる。
それでも、アイゼンなしの女子は降雪の中をVサインだ!
山頂で登頂記念の集合写真だ。 
今回は、学生たちの装備のことで不安であった。
最悪の事態を考えて装備が不備な学生を連れていくのをしっかり断わらなければ
リーダーとしては失格だ。事故があってからでは遅い。
装備が不備だった学生も反省をして欲しい。
 
下社でぼくの尻皮を付けた学生が、この尻皮をバスの中に忘れてくる。
それが、今日、見つかった。バス会社から電話だ!バンザーと叫びたい。
尻皮を外したら尻が寒々と感じた。
尻皮は防寒にも役立っているんだ。

2013年2月7日木曜日

白梅が咲いた White plum bloomed

近くの紅梅がどうなったかな?と思って散歩がてらに見に行った。
満開だった。我が家の白梅も10個くらい咲き始めた。
今年は、蕾の数が多い。例年の倍以上のような気がする。
この梅の木は、毎年夏になると新枝がアブラムシだらけとなり、薬掛けを何度もしなければならない。薬を掛けるのは何故か嫌なので、結局、アブラムシにおおわれた新しく伸びた枝を剪定する。昨年は酷かったので、何度となく、自分に「桜を切るバカ、梅を切らぬバカ」と言い聞かせながら切る。木を切るのも何となく抵抗があるのだ。
 
この梅の花のピントのあった写真を撮るのに15枚ほど撮った。
どうも、マニュアルでピントを合わせようとすると、身体が前後左右に揺れてピントをあ合わせるのが難しい。動かないものでもこうなのだから動き回る小鳥が難しいのは当たり前だ。
 
明日は、大山登山なので、アイゼンをもっていない学生に貸すためにもう30年以上前に使っていた十字状の4本爪アイゼン、紐掛けが練習しないとできない10本爪アイゼンを整備し、
さらに、スパッツを二つ洗い、シカ皮で尻皮を作った。
このシカは、もう35年以上前に男体山山麓のシカ調査を手伝った時に、餓死したシカの皮を剥いで、塩をまぶして持ち帰り、平塚の剥製業者に3万円でなめしてもらったものだ。当時としては高かった。しかし、タヌキやイヌの尻皮が5千円から1万円で登山具店で売っていた時代だ。
シカ皮は毛を採らないと毛がぼろぼろ落ちるので、毛を採ってなめそうかと業者に云われたが毛付きのまま鞣してもらったのだ。虫が食って、ぼろぼろになっているかな?と思いきや大丈夫。
毛が取れてしまうまで尻皮として使ってみよう。
このように裁断するのにも部屋中毛だらけだ。
 
今は、尻皮をぶら下げている登山者や山仕事をしている人を見なくなった。
ぼくは、白いイヌの尻皮をぶら下げていた。
丹沢と限らず全国でシカが増えすぎて、森の草木を食いつぶしている。
故郷の釧路ではシカ肉を食べさせてくれるレストランがいくつかある。
アメリカ産やオーストラリア産の牛肉を食べるなら、
ニホンジカを食べることが、日本の森林を守ることにつながるだろう。

2013年2月6日水曜日

スノーシューを購入  Bought a pair of snowshoes

1月20日に「丹沢サル観察し隊」の皆さんと、大山に登ったとき、上部は50センチ近くもの
雪があった。久しぶりの銀世界に浸り。すっかり童心にかえった。
かんじきのワカンではなく、スノーシューを履いて登ってきた登山者がいたのだ。
ワカンは、ぼくの体重が50キロくらいの時でも10センチくらい雪に潜った。
ぼくもスノーシューをつけて雪の上を歩いてみたいと思うようになった。
学校が終わったら、釧路でスノーシューを履いて歩いてみよう。
そんな風に思ったらすぐアマゾンでスノーシューを調べた。
即、注文した。すると1週間か2週間で発送されるというのが、2日後の一昨日送られてきた。
早速、靴に合わせてみた。
長さは635mmあり、重さは1.9キロくらいだ。まぁー、山スキーに比べたら、
短いし、軽い。これで山スキーのように滑られるようにしたらまだ楽しめるのにと
靴をつけながら思った。
裏側には8本爪のアイゼンが付けられているのと同じだ。
このアイゼン部分が外せて、スキーのように下りは滑ることができたらよいのに!
 
下は、ワカンである。これは木曽や信州、下北のサル調査で使ったものだ。
裏に爪(右側は裏変えしている)がついているので、一応の滑り止めにもなっている。
2つを見比べてみて、丹沢山塊は北海道の山と違って、険しいので、雪の斜面を歩き回るならワカンかな?と思い始めた。スノーシューはアメリカインディアンが使っていたものなので北米のようなサラサラの雪原なら有効かもしれない。丹沢の雪は湿雪ですぐしまるので、ワカンが適当かな?
 
今朝は雪が積もっているかな?と楽しみにカーテンを開けたら、何だ!
雨がしとしと落ちているだけ。がっかりだ。それでも大山山頂付近は雪になっているかな?
ライブカメラでみても遠方からなのでわからない。
明後日は後期最後の専門学校の丹沢実習で、雪の大山登山なのだ。
アイゼンとワカンを持っていこう。
 

2013年2月5日火曜日

フィールドサインとしての食痕、糞、足跡 Feeding signs, droppings and footprints/

 昨日、林道から堤川へ下りると、その河原に幹や枝を無残に食べられた木があった。
 どうも、この木はアブラチャンのようだ。
 シカの歯型がついている。
青物は、オオバイノモトソウだ。この辺りで今頃シカに食べられずに残っている下草は、これだ。
経路を目指して斜面を登っていると、カモシカ糞だ。
どうも、ここはカモシカのトイレになっているようだ。新旧の糞がたくさんある。
カモシカはシカと違って狭いナワバリをもって、他の同性がきたら追い出すので、糞も同じところですることが多い。ナワバリを宣言するサインポストの意味があるのかもしれない。
 これは、テン糞だ。しかし、雪に埋もれていた糞なので、ゲットせず。
 ネズミがこの場所でオニグルミを食べたようだ。
ぼくが拾い集めてまとめたようにみえるが、そうではなくあったままだ。
このうちの2個をチャレンジキャンパスの生徒さんようにに持ち帰った。
これはリスだ。ここは急斜面だ。こんなところでカリカリ齧っていたら、猛禽に狙われるだろうに。
片側半分をカリカリ齧ったらパカット割れたようだ。丁度ぴったり合うので、これもお持ち帰りだ。 
経路の下りの終点となり、堤川の石をひょいひょい飛んで渡って、林道までの斜面を登り切ったところに、カーブミラーだ。サルの足跡だ。 
他にも、古いサル糞やシカ糞、さらにはシカかカモシカか同定できない足跡が多数あった。


2013年2月4日月曜日

小鳥を撮った   Took photos of small birds.

風のない穏やかな日差しの中、堤川沿いの経路を下っていると、
突然、つむじ風が起こったのかと思うように、小鳥たちが堤川の沢沿いの木々に
停まって、何かをつまんではすぐ飛び立っていく。落ち着かない。
take隊員に伝授されたように、iso800, f/5.6にして狙った。
動きが早くてピントを合わすことができない。仕方なく、マニュアルではなくオートにした。
2、30メートルも離れているので、オートで合ったとしてもダメだ。 
調べたら、これがウソという鳥なんだ!
やまぼうしさんのブログから考えると、
このウソたちは、冬芽や蕾を啄ばんでいたことになる。 
立ってカメラを構えてこのウソを狙うと自分の呼吸でも、レンズが動き、ピンを合わせられない。
息を止めて、狙う。
大変だ。皆さんはこうやって小鳥の写真を撮っているんだ。

道がある!   The path can be seen clearly when the slope covered with snow

1月28日、土山峠に動物たちの足跡を観察しにいった。
 雪の積もった堤川林道を歩きながら、東側の辺室山方面の斜面をみた。
斜面の雪の中に道がくっきり浮き出ている。
以前、空木岳から木曽駒までのサル調査をしたことがある。
冬になり雪が積もると、山の中に歩いたことがない道が浮き出た。
木曽古道や昔の杣道などだ。
近くにいくと、草木が生い茂っていて判然としない。
しかし、7,80メートル離れて斜面をみると一本の道が雪の斜面に浮き上がってみえるのだ。
今日は、堤川林道を歩いていて、突然上の道を歩いてみようと思う。
もちろん、上の道は水源林の見回りの経路である。
林道から堤川に下り、斜面にとりつく。
立派な経路であるが、維持管理をしないと2、3年経ったら、使えなくなるだろう。
このように立派だ、ハイキングコースのようでもある。 
辺室山方面に向かおうと思ったが、突然、車をロックし忘れたのではとの不安に駆られ
下るコースをとる。これが結構長かった。
GPSの軌跡が大きくブレテいるのは、そこだけが崖となっておりロープを頼りに歩く。
車のキーはやはりロックしてなかった。
そのまま湖岸林道を歩き、清川トンネルへの経路を歩く。
すっかり、手入れされて新しくなり、まるで登山道のようだ。
しかし、ここからは道は水の中なので、山側斜面をトラバースしなければならない。
今日も、春のような天気で、雪もかなり融けた。
今回、堤川林道では見つけられなかったが、
トンネルへの経路で新しいテン糞をようやく見つけた。

2013年2月3日日曜日

白梅咲きそうだ! The plum is likely to bloom!

昨日の温かさで、梅のつぼみが急速に膨らんだ。
明日には咲きそうだ。
昨日の温かさは、びっくりだ。
が、嬉しい。
こうやって温かい日、寒い日と交互にやってきて春が来るんだ。
今日は、久しぶりの専門学校の高校生向けのチャレンジキャンパス。
どんな生徒がくるかな?
ぼくが受け持つのは「野生動物保護専攻」を希望するひとたちだ。
屋外で野生動物を見たことがあるかな?
それよりも、野生動物専攻を目指してやってくる若者たちの多くが、
子供の頃に野山を駆け巡って遊んだことがないことだ。
日本の野生動物は山にいる。
平地は人が住んでいて、動物たちは野山に追い上げられている。
その野山を歩くのを好きになってもらいたい。
 
それにしても故郷の釧路でまた大きな地震だ。

テン糞ではない! Not marten's scats!

30日の土山峠で:
湖岸沿いの林道でを歩いていて、ようやく動物の糞を見つけた。
雪が降る前のものだろうか?日当たりの良い舗装道路上にあった。
雪の水分を含み異様に柔らかく、この見えている形のまま拾うことができなかった。
この時は連れ合いにテンの糞だと説明したものの、ちょっとおかしい糞だ。
雪に埋もれていたからかな?っと思ったのだ。
何はともあれ、茶漉しで水洗いだ。 
洗えば、洗うだけ茶漉しのメッシュの網から流れ出ていくので、適当なところでやめた。
すべて植物質のものだ。が、果実を食べたものではない。
このまま乾かして、今日までおいていたが、何をたべたか分らない。
で、拾ってきた糞はテン糞ではないのではないだろうかと考えなおした。
上の写真でも見てもわかるように、一様な円筒形である。
む、むむぅー、これは?
昨年、箱根・白銀山で行われた「小田原山守りの会」で知り合った郡淳子さんから質問があった糞で、同じ集まりで知り合った伊豆川哲也さんがヒドリガモの糞ではないかと云っていたものではないだろうか?
他のカモ類の糞もこのような円筒状をしているようだ("Animal tracks and signs" Oxford univ.press)。
 
いずれにしても、節足動物の脚や外骨格の欠片も出てこないのは、水辺の草などを啄ばむ
カモ類の糞であって、哺乳類の糞ではないようだ。

2013年2月2日土曜日

小鳥を撮るのは難しい  It's difficult to take a picture of small birds.

30日の続き
この日は始めっから普通のカメラには100-300のレンズを付け、足跡や食痕などはもっぱらチビカメラで撮っていた。
小鳥たちが突風に流されたかのように飛ぶ。
そんな小鳥たちの姿をしっかり目に焼き付けることができない。
そんな中で、このスズメくらいの大きさの鳥が10メートルくらい先のブッシュの中を飛び回っている。風がなく温かなので飛び回っている小さな虫を食べているようだ。
連れ合いが聞いてくるが、ぼくは鳥痴なのでもちろん名前はわからない。
枝に停まったので、全てオートでパシャパチャパシャと3枚連続で撮った。
偶然にピントが少し合っているようだ。
 
帰宅して、「山野の鳥」(日本野鳥の会)の図鑑を見て、スズメくらいの大きさで見ていくとヒタキ科のジョウビタキのオスだと分かった。
忙しく飛び回る鳥を撮るのは大変だ。
 
子供の頃は小鳥の巣を見つけるのが得意だった。
卵からヒナが孵るのを観察したり、
少し大きくなったヒナを持ち帰って育てることだった。
でも育てられなくて殺してしまったものだ。
 
当時の春の遊びというと、
山菜やスズラン狩り、
川や沼での釣り、
ヒバリやアオジなどの小鳥取りだった。

2013年2月1日金曜日

枝を齧った二つの食痕 Two feeding signs on the branch.

 30日の土山峠で、堤川林道の斜面から林道上に木が倒れていた。
28日には気が付かず。
この木、幹の樹皮から枝の樹皮まで食べられている。
A
 横に張り出た枝は横から剥ぎ取られている。
しかし、太い枝は縦に剥ぎ取られている。????どうして?樹皮を齧り取ったのは誰だ?
B
 枝が真横から齧ったのはシカだ!幅広の歯型がある。
C
これは、幅広と細いのが混在している。
D

となると、主幹を縦に齧ったのは、10円玉の直径に4、5条の歯型がついている。
カモシカなのだ。
今朝、シカとカモシカの下顎の切歯部分を10円玉を置いて比較してみた。
左:カモシカ              右:シカ
カモシカが正面を向いて樹皮に下顎の切歯を当てたら、左右の第一、第二切歯の跡が付き、その幅は23ミリ前後、シカならば幅広の第一切歯の跡が付き左右で20ミリ前後となる。
これが、左右のどちらか片側だけ歯を当てたとしたら、
カモシカは同じ幅の歯型が4条つき、シカなら同じ4条でも一条だけが幅広になる可能性がある。
サルなら、正面で噛んだり、右だけで噛んだりとさまざまだ。
上のDでは、幅広の間に細い跡もある。
これは、シカが斜めに噛んだことを示しているのだろう。
Bはの幹に並行に細い筋が何本もあるのはカモシカが齧ったものだろう。
この木はネムノキです。

サルの冬場の主食は、越後湯沢でisa隊員が撮っているように沢沿いに生えているヤマグワの冬芽や樹皮、さらにはコウゾ、カジノキやニセアカシアやネムノキの冬芽や樹皮であり、これらの小枝はそのまま食べられてしまう。シカやカモシカもネムノキが好きなんだ。きっと彼らにとって美味しい匂いがするのだろう。

いずれにしても、シカやカモシカが実際に樹皮を剥ぎ取って食べているところを見たいものだ。